JP3032492U

JP3032492U - 薄型の映像用ディスプレーを二個組合わせた映像、音声用出力装置

Info

Publication number: JP3032492U
Application number: JP1996004401U
Authority: JP
Inventors: 清志小川
Original assignee: 清志小川
Priority date: 1996-04-11
Filing date: 1996-04-11
Publication date: 1996-12-24
Anticipated expiration: 2002-04-11

Abstract

(57)【要約】【目的】ビデオゲーム機の出力装置の画面が二画面に
なることで、ゲーム機の改良を促進し、また、それに対
応したゲームソフトができることによって、ビデオゲー
ムの幅を広げ、その楽しさを増す。【構成】逆Ｔ字型の台座１の支柱６に軸１３を設け、
その両側面に軸受け用軸穴１２を設けた二個のカラー液
晶ディスプレーＡ２、Ｂ３を裏と裏を合わせるように台
座１に取り付け、それらはそれぞれ独立させて取り付け
ている。また、それらのディスプレーＡ２、Ｂ３に対応
したステレオスピーカー７、８を台座１に取り付けてい
る。そして、液晶画面Ａ４、Ｂ５に映像を流す機能や、
ステレオスピーカー７、８に音声を流す機能を設けてい
る。【効果】ビデオゲーム機につなぐと、場所を選ばず、
手軽に二画面で対戦型ゲームなどを楽しむことができ
る。プレーヤーは、ディスプレーＡ２、Ｂ３の下方部を
動かすことで、液晶画面Ａ４、Ｂ５を見やすい角度に調
節してゲームを楽しむことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コンピューター及びオーディオ関連機器に係わるもので、特にビデオゲーム機関連機器に係わるものであり、詳しくはゲーム機の出力装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の出力装置としては、おもにテレビなどを利用してきた。

【０００３】しかしながら、一画面であるため、家庭などでカーレースなどの人同士の対戦型ゲームを楽しむときにおいて、一台のゲーム機では、テレビの画面を分割して対戦している。あるいは、二台のゲーム機を対戦ケーブルなどでつないで二台のテレビを使い対戦している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べた中で、一台のゲーム機を使用する場合においては、画面を分割するため、見にくく、楽しさを損なうという問題点を、また、二台のゲーム機を使用する場合においては、二台のテレビを利用するために、場所を取り、手軽にゲームを楽しめないという問題点を有していた。

【０００５】本考案は、テレビのような画面が一つしかない出力装置が有しているこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ビデオゲーム機の出力装置の画面が一画面から二画面になることでゲーム機の改良を促進し、また、それに対応したゲームソフトができることによって、ビデオゲームの幅を広げ、その楽しさを増そうとするものである

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案における出力装置は、カラー液晶ディスプレーなどの薄型ディスプレーの薄さと軽さを利用して、これを二個、裏と裏を併せるように台座に取り付ける。これらのディスプレーは独立させ、その上部を起点にして、その下方部を動かすことによって、画面の角度を調節できるようにする。

【０００７】そして、それらのディスプレーに対応したステレオスピーカーを台座の部分に二組取り付ける。

【０００８】また、台座の部分にビデオ入力用端子をそれぞれのディスプレーとステレオスピーカー用に二組取り付ける。

【０００９】このようにして、これらの二つのカラー画面に別々の映像を、そして、それぞれの画面に対応した二組のスピーカーに別々の音声を流せるようにする。

【００１０】

【作用】

この出力装置に、ビデオゲーム機をつなぐと人同士の対戦型ゲームなどを二画面で楽しむことができる。

【００１１】そして、二個のディスプレーの下方部を動かすと、上部を起点に画面の角度がが変えられるので、画面を見やすい位置に調節することができる。

【００１２】

【実施例】

実施例について図面を参照にして説明する。図１にあるように、逆Ｔ字型の台座１に二個のカラー液晶ディスプレーＡ２、Ｂ３を、裏と裏を併せるように取り付けている。この際、これらのディスプレーＡ２、Ｂ３を独立させる。

【００１３】そして、台座１の両側面に、画面Ａ４、Ｂ５用のステレオスピーカーＡ７、Ｂ８を、また、その片側にビデオ入力端子Ａ９、Ｂ１０を取り付けている。両前面には、ヘッドホン用端子１１を取り付けている。図上には示していないが、このほかに電源装置、また音量調節装置や画質調整装置も取り付けている。

【００１４】液晶画面Ａ４、Ｂ５の角度を調節できるように、ディスプレーＡ２、Ｂ３の側面の上部に、図２にあるように、その形に丸みをつけ、軸受け用の軸穴１２を設けている。

【００１５】そして、図３にあるように、台座の支柱６の上部に軸１３を設けている。

【００１６】ディスプレーＡ２、Ｂ３を台座１の支柱６に取り付けている。（図４（ａ））

【００１７】この際、液晶画面Ａ４、Ｂ５に映像を流す機能、ステレオスピーカーＡ７、Ｂ８に音声を流す機能、また、音量の調節や画質の調整などの機能は、従来の技術を利用する。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の効果は、請求項１にあるように、軽量、薄型のディスプレーを使用し、また、機能を必要最小限に絞っているために、軽量でコンパクトであり、そして、二画面を有しているため、対戦ケーブルなどでつないだ二台のビデオゲーム機につなぐと、場所を選ばず、手軽に二画面を使って対戦型ゲームを楽しめる。

【００１９】ビデオゲーム機の改良が行われれば、ゲーム機一台で二画面を使った対戦型ゲームを楽しむことが可能になる。また、今まで人同士の対戦ができなかった作戦が必要なアメリカンフットボールのような対戦型ゲームをも楽しむことが可能になる。

【００２０】また、ゲーム機とともにバッテリーユニットと組み合わせれば、屋外でも本格的なビデオゲームを楽しむことが可能になる。

【００２１】請求項２にあるように、ディスプレーＡ２、Ｂ３の上部を起点にして、その下方部を動かして画面Ａ４、Ｂ５の角度を調節することができる。これによって、プレーヤーの体の大小にかかわらず、見やすい位置に画面Ａ４、Ｂ５を動かして、プレーすることができる。

【００２２】また、ディスプレーＡ２、Ｂ３の上部を丸くしたことで、二つのディスプレーはお互いが触れ合う事なく、動かすことができるので、ディスプレーＡ側から見て画面Ｂ５が見やすい位置にくるようにディスプレーＢ３を動かし（図４（ｂ））、その画像の上下左右を反転させることにより、対戦型ゲームだけではなく、二画面を利用した一人用ゲームも楽しむことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】出力装置全体の斜視図である。

【図２】ディスプレーＡ、Ｂに両側面に設けた軸受け用
軸穴を示すためのディスプレーＡ、Ｂの部分斜視図であ
る。

【図３】逆Ｔ字型の台座の支柱に設けた軸を示すための
支柱の部分斜視図である。

【図４】出力装置の側面図である。

【符号の説明】

１逆Ｔ字型台座２カラー液晶ディスプレーＡ３カラー液晶ディスプレーＢ４カラー液晶画面Ａ５カラー液晶画面Ｂ６支柱７ディスプレーＡ用ステレオスピーカー８ディスプレーＢ用ステレオスピーカー９ディスプレーＡ用ビデオ入力端子１０ディスプレーＢ用ビデオ入力端子１１ディスプレーＡ用ヘッドフォン端子１２軸受け用軸穴１３軸

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【手続補正書】

【提出日】平成８年７月１５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】二個の薄型映像用ディスプレーを、裏と
裏を併せるように台座に取り付け、また、これらのディ
スプレーに対応させた二組のステレオスピーカーを台座
に取り付ける。これら二つの画面には別々の映像を流せ
るようにし、二組のスピーカーには別々の音声を流せる
ようにした映像、音声用出力装置。
【請求項２】これらの二つのディスプレーは独立させ
て取り付けてあり、それぞれのディスプレーの上部の形
状に丸みを持たせ、その上部を起点にして下方部を動か
すことによって、使用者の顔の位置に合わせて画面の角
度を調節できるようにした映像、音声用出力装置。