JPH01303996A - テレビジョン信号方式変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、標準カラーテレビジョン信号とアスペクト比
の異なる高品位テレビジョン信号を方式変換して、現行
標準カラーテレビジョン受像機で受信できるようにする
テレビジョン信号方式変換装置に関するものである。

従来の技術 カラーテレビジョンの標準方式は画面の縦横の比率であ
るアスペクト比が４＝３になるように構成されてお夛、
走査線の数はＮＴＳＣ方式の場合５２５本、ＰＡＬ、Ｓ
ＥＣＡＭ方式の場合６２５本である。それに対して、次
世代のテレビジョン放送方式である高品位テレビジョン
放送は走査線数を現行カラーテレビジョン方式のおよそ
倍の本数にし、さらに臨場感と迫力を生み出すために現
行テレビシコンよシも横に長い画面Ｍｍをとっている。

たとえばＮＨＫの開発したハイビジョンでは走査線数１
１２５本、アスペクト比１６：９という値をとっている
。

しかし、この高品位テレビジョン放送は、現行放送方式
用のテレビジョン受像機ではそのまま受信することがで
きないため、高品位テレビジョン信号を標準方式信号に
走査線変換して現行テレビジョン受像機で受信できるよ
うにする方式変換装置が必要となってくるが、その際問
題となるのが高品位テレビジョン信号と、標準方式テレ
ビジョン信号のアスペクト比の違いである。そこで、高
品位テレビジョン信号を現行テレビジョン受像機に映す
場合の画面の処理として次の３つの方法が考えられてい
る。第１の方法は第３図Ａに示すように横長の高品位テ
レビジョンの画像の両端をカットして取シ除きアスペク
ト比を４＝３にする方法であシ、第２の方法は同１３Ｂ
に示すように高品位テレビジョンの画像を横方向に圧縮
してアスペクト比４：３にする方法である。そして第３
の方法は同図Ｃに示すように、水平方向のみならず垂直
方向にも画面を圧縮して、はぼもとの高品位テレビジョ
ン画像のアスペクト比のまま４：３の画面の中にはめこ
む方法であシ、この時画面の上下には像はない。

上記３つの方法のうち、ここでは第１の方法について説
明する。高品位テレビジョン信号を現行′　標準テレビ
ジョン受像機に映出する際のブロック図を第４図に示す
。高品位テレビジョン信号を高品位テレビジョン信号入
力端子７に入力し、走査線変換回路８によって走査線数
を現行標準テレビジョン信号と同一にする。そして、そ
の走査線変換された信号をメモリ回路９にとりこんで、
アドレス発生回路１０によって書き込みアドレス、読み
出しアドレスを適当に与えることによシ、第３図Ａの様
な両端のカットされた画像が得られる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上述した３つの方法にはそれぞれ次のよう
な問題点がある。まずＡの方法では画面の水平方向の両
端の情報が欠落してしまうという問題点を有している。

両端であるからそれ程の影響はないが、たとえば野球中
継において得点や回数、アウトカウントなどの表示が両
端に表示される場合もあり、そのような場合には不都合
が生じる。日の方法ではＡの方法のように情報が欠落す
るといったことはないが、画像が縦長になシネ自然であ
る。また、Ｃの方法では元の画像の感じを保ったまま全
情報を表示することができるが、上下両端には画像が無
いために、このような使い方を長い間していると、ブラ
ウン管などの表示装置に型が残ってしまう恐れがある。

本発明は上記問題点に鑑み、高品位テレビジョン信号を
走査線変換して現行標準方式のテレビジョン受像機に映
出する場合のアスペクト比の違いによる画像の情報の欠
落を簡単な方法で補うことのできるテレビジョン信号方
式変換装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のテレビジョン信号方
式変換装置は、高品位テレビジョン信号を入力する高品
位テレビジョン信号入力端子と、高品位テレビジョン信
号の走査線数を標準テレビジョン信号の走査線数に変換
する走査線変換回路と、高品位テレビジョン信号を水平
・垂直方向に圧縮して子画面用信号をつくる水平・垂直
圧縮回路と、上記走査線変換回路の出力と水平・垂直圧
縮回路の出力とを入力とする画面合成回路と、画面合成
回路の出力を出力する変換信号出力端子から構成されて
いる。

作　　用 本発明は上記した構成によシ、標準テレビジョン信号と
アスペクト比の異なる高品位テレビジョン信号を標準テ
レビジョン受像機に映出する隙、高品位テレビジョン信
号と同じアスペクト比で子画面を映出することによシ、
画面の全体を見ることができる。

実施例 以下本発明の一実施例のテレビジョン信号方式変換装置
について図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるテレビジョン信号方
式変換装置のブロック図である。図において１は高品位
テレビジョン信号入力端子、２は高品位テレビジョン信
号を標準テレビジョン信号の走査線数に変換する走査線
変換回路、３は子画面信号をつくる水平・垂直圧縮回路
、４は上記走査線変換回路２の出力と、子画面信号とを
合成する画面合成回路、５は変換信号出力端子である。

以上のように構成されたテレビジョン信号方式変換装置
について簡単に説明する。

高品位テレビジョン信号を走査線変換回路２により標準
テレビジョン信号の走査線数に変換するのと同時に、水
平・垂直圧縮回路３によシ、水平方向、垂直方向に圧縮
した子画面用の信号をつくる。そして前記走査線変換回
路２の出力信号と、水平・垂直圧縮回路３の出力信号を
それぞれ親画面、子画面用の信号として画面合成回路４
に入力する。画面合成回路４では第２図に示すように、
両端をカットしたアスペクト比４：３の親画面の一部に
高品位テレビジョンの横長のアスペクト比（たとえば１
６：９）の子画面を映出するよう２つの信号を合成する
。このように子画面のアスペクト比ヲ高品位テレビジョ
ンのアスペクト比にすることによって、親画面では見る
ことのできない画面両端の情報を見ることができる。な
お子画面はその位置を変えた）、出しなシ消したシでき
た方が便利である。

以上のように本実施例によれば、アスペクト比４：３の
親画面の中に高品位テレビジョンのアスペクト比の子画
面を映出することによシ、従来の欠落した情報を補うこ
とができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、標準テレビジョン信号と
アスペクト比の異なる高品位テレビジョン信号を標準テ
レビジョン受像機に映出する際に７に品位テレビジョン
信号のアスペクト比で子画面を映出することによシ、従
来では欠落してしまっていた画面両端の情報をも見るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるテレビジョン信号方
式変換装置のブロック図、第２図はその表示画面の例を
示す図、第３図Ａ７日、Ｃは従来の表示画面の例を示す
図、第４図は従来のテレビジョン信号方式変換装置のブ
ロック図である。 １・・・・・高品位テレビジョン信号入力端子、２・・
・・・・走査線変換回路、３・・・・・・水平・垂直圧
縮回路、４・・・・・・画面合成回路、５・・・・・・
変換信号出力端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高品位テレビジョン信号を入力信号とする高品位テレビ
   ジョン信号入力端子と、上記入力端子に接続された走査
   線変換回路と、上記入力端子に接続された水平・垂直圧
   縮回路と、上記走査線変換回路の出力信号と水平・垂直
   圧縮回路の出力信号を入力とする画面合成回路と、上記
   画面合成回路の出力端に接続された変換信号出力端子と
   を備えたことを特徴とするテレビジョン信号方式変換装
   置。