JPH0511983Y2 - - Google Patents

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JPH0511983Y2
JPH0511983Y2 JP1986143612U JP14361286U JPH0511983Y2 JP H0511983 Y2 JPH0511983 Y2 JP H0511983Y2 JP 1986143612 U JP1986143612 U JP 1986143612U JP 14361286 U JP14361286 U JP 14361286U JP H0511983 Y2 JPH0511983 Y2 JP H0511983Y2
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【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、工業用ロボツトなどのチヤツクを自
動的に交換するための装置に関する。
従来技術 工業用ロボツト特に組立ロボツトは、部品を把
持し、それを所定の位置に供給する動作に用いら
れるが、その部品の形態などは組立ロボツトの用
途によつて異なり、また同一製造ラインでも多種
多様である。したがつて汎用型の工業用ロボツト
のチヤツクは、その多様性の要求から、必要に応
じて交換できなければならない。
一方、チヤツク交換装置は、工作機械のチヤツ
ク交換装置をはじめ、産業用ロボツトの分野にお
いても各種開発されているが、構造の複雑化ある
いは操作性の難点からまだ実用化に至つていな
い。
そこで、実用新案登録出願人は、チヤツクの自
動交換装置として、特公昭59−44161号公報の発
明を提案した。これは、チヤツクホルダーの往復
上下動およびエアー等を利用したチヤツク離し手
段によつて、チヤツク交換を行うようにしたもの
で、これによつて実用に供するようにしている。
しかしながら、このような構成においては、チ
ヤツク着脱部分の構造が複雑化し、その着脱部分
が重くなるばかりか、組立性も余りよくない。ま
た、チヤツクスタンドがロボツトの作業エリア内
において、上下方向の高さが固定されているた
め、作業の邪魔になるという欠点もあつた。
考案の目的 したがつて、本考案の目的は、上述した欠点に
鑑みなされたもので、チヤツク着脱部分を簡単な
構造とし、チヤツク着脱部分の軽量化、組立性の
向上を図れ、さらにチヤツクスタンドが作業の邪
魔にならないようにした自動チヤツク交換装置を
提供するにある。
考案の概要 そこで、本考案は、ロボツトの先端部下に固定
されたチヤツクホルダーと、このチヤツクホルダ
ーのケーシングに嵌るようにしたチヤツクと、ロ
ボツトの作業エリア内に配置されかつフレームが
上下動するチヤツクスタンドとを備えた構成と
し、チヤツク交換はチヤツクスタンドのフレーム
の上下動を利用することによつて行うようにした
ものである。
実施例の構成 以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を
説明する。
本考案のチヤツク自動交換装置1は、第1図に
示すように例えば工業用ロボツト2に組み込まれ
る。この工業用ロボツト2は、多関節型で、支柱
3にフレーム4を取り付け、このフレーム4に第
1アーム5および第2アーム6をそれぞれ軸7,
8により旋回可能な状態で取り付け、これらをモ
ータ9,10によりそれぞれ独立に駆動するとと
もに、前記第2アーム6の先端位置に上下軸16
および往復軸11を垂直方向に取り付け、これを
シリンダ12で駆動するように構成してある。
そして、本考案のチヤツク自動交換装置1は、
第2図ないし第7図に示すように基本的な部分と
して、チヤツクホルダー13、チヤツク14およ
び工業用ロボツト2の作業エリア内に設けられた
チヤツクスタンド15により構成されている。
チヤツクホルダー13は、第2図および第3図
に示すように、工業用ロボツト2の先端部に位置
する上下軸16の下端部に嵌め込まれかつ止めね
じ17を介して上下軸16に固定される筒状のケ
ーシング18と、このケーシング18のフランジ
部18aより上側の外周は止め輪19を介して嵌
め込み固定されかつエアポート20を有するロー
タリ継手21と、前記ケーシング18のフランジ
部18aより下側の外周に上下動可能に嵌め込ま
れかつ内周下方に下開きの傾斜面22を有するス
リーブ23と、前記ケーシング18のフランジ部
18aとスリーブ23との間に介装され、スリー
ブ23を常時下降付勢するばね24と、前記スリ
ーブ23の傾斜面22と対向するケーシング18
に設けた孔25に嵌め込まれかつロツク手段を構
成するボール26とから構成されている。なお、
本実施例にあつて、前記孔25は、第3図に示す
ように、ケーシング18の内周方向に等間隔おき
に4箇所設けられており、それぞれの孔25内に
ボール26が嵌め込まれた構成となつている。ま
た、チヤツク14は、一例としてエアー駆動式で
あり、これに対応して、上下軸16は、チヤツク
14に空気を送り込めるように、中空となつてい
る。
一方、前記チヤツク14は、上部がチヤツクホ
ルダー13のケーシング18に嵌るよう形成され
かつ外周に前記ボール26が嵌る溝27を設けた
本体部28と、この本体部28の下部側に位置す
る固定爪29、スイング爪30等を備えた構成と
なつている。この本体部28の上部にはキー31
が固定されており、このキー31を介して、前記
ケーシング18との間で回り止めされている。
また、前記チヤツクスタンド15は、第4図な
いし第7図に示すように、工業用ロボツト2の作
業エリア内に設けられたスタンド32と、このス
タンド32に立設固定された2本のガイドロツド
33と、駆動源であるシリンダ34のロツド35
上端に取り付けられたブラケツト36に固定され
かつ前記ガイドロツド33によつて上下方向に案
内される上下動フレーム37と、この上下動フレ
ーム37の底板37aに固定された駆動源である
シリンダ38と、このシリンダ38で駆動される
左右のロツド39の上端に固定され、このロツド
39の動きに追従して上下動するスリーブ上昇用
のクランプ解除ヘツド40とから構成されてい
る。また、前記上下動フレーム37には、第4
図、第5図に示すように、連結駒41がねじ42
によつて固定されているとともに、この連結駒4
1の内部にはブシユ43が内装固定されており、
上下動フレーム37は、これら連結駒41、ブシ
ユ43と一体となつてガイドロツド33に沿つて
上下動するようになつている。さらに、本実施例
にあつては、上下動フレーム37には、クランプ
解除ヘツド40と対応する位置にチヤツク支持
部、つまり前記チヤツク14が嵌る孔44が5個
設けてあり、5種類のチヤツク14の交換を可能
としている。また、この孔44の側壁には、第7
図に示すように、そのロツド45aの先端がチヤ
ツク14の本体部28に設けた溝28aに係入し
て、チヤツク14をこの孔44内に支持するため
に、シリンダによる溝係止部45が設けられてい
る。なお、前記上下動フレーム37には、チヤツ
ク14の有無を検知する光電式のセンサー46が
対向状態で取り付けられている。
実施例の作用 次に、チヤツク交換時の動作を説明する。
前記チヤツクスタンド15は、工業用ロボツト
2の作業エリア内に置かれており、各種のチヤツ
ク14は、チヤツクスタンド15の上下動フレー
ム37に設けた孔44内に溝係止部45によつて
回り止め状態で支持されている。
まず、チヤツクホルダー13がチヤツク14を
つかむときの動作を説明する。チヤツクホルダー
13にチヤツク14が装着されていない状態で
は、ばね24によつてスリーブ23は下方に押し
下げられた状態にあり、ボール26は、スリーブ
23の傾斜面22の小径部に当接している。これ
によつて、ボール26の一部はケーシング18の
内面よりさらに内方に突出した状態にある。
ところで、チヤツクスタンド15の孔44内に
チヤツク14があることをセンサー46によつて
確認してから、その後前記チヤツクホルダー13
を工業用ロボツト2の第1アーム5および第2ア
ーム6の運動によりチヤツクスタンド15の上方
に案内し、受け取るべきチヤツク14の真上に移
動させる。この後、チヤツクスタンド15の上下
動フレーム37をシリンダ34の駆動により下降
状態の待機位置から上昇させ、次にもう1つのシ
リンダ38の駆動によりクランプ解除ヘツド40
を上昇させる。この状態で、前記工業用ロボツト
2の上下軸16を下降させる。すると、まずクラ
ンプ解除ヘツド40がスリーブ23のフランジ部
23bに、当接することになり、このフランジ部
23bを介してスリーブ23自体をばね24の弾
性力に抗して上方へ押し上げる。そして、前記ス
リーブ23の傾斜面22が大径部で、ボール26
に接する位置まで押し上げられたときに、ボール
26は、外側(スリーブ23側)に退出し、いわ
ゆるロツク解除状態となる。したがつてこの後、
ケーシング18内にチヤツク14の本体部28が
嵌り込む。このようにした後、前記シリンダ38
をそのロツド39が下降する方向に駆動させ、ク
ランプ解除ヘツド40を下げる。すると、スリー
ブ23がばね24の弾性力によつて初期位置に押
し下げられ、これによつてスリーブ23の傾斜面
22の小径部がボール26に当接することにな
る。このため、ボール26は、チヤツク14の本
体部28側へ押しやられ、本体部28に設けた溝
27内に嵌り、チヤツク14をチヤツクホルダー
13から抜け止めし、ロツク状態とする。次に、
溝係止部45をチヤツク14の本体部28の溝2
8aから退出させ、溝係止部45のロツド45a
と溝28aとの係合状態を解き、この後、工業用
ロボツト2の上下軸16を上昇させる。これによ
つてチヤツクホルダー13にチヤツク14が装着
され、つかみ動作は完了する。
次に、装着中のチヤツク14を外す場合には、
次のような動作が行われる。まず、センサー46
によつてチヤツクスタンド15の孔44にチヤツ
ク14がないことを確認した後、チヤツクホルダ
ー13を工業用ロボツト2の第1アーム5および
第2アーム6の運動によりチヤツクスタンド15
の空の孔44の上方に案内移動する。この後、チ
ヤツクスタンド15の上下動フレーム37をシン
ダ34の駆動により待機位置から上昇させ、この
上下動フレーム37に設けた空の孔44内にチヤ
ツク14を挿入し、次に、もう1つのシリンダ3
8を駆動することにより、クランプ解除ヘツド4
0を上昇させる。そして、この状態で、前記工業
用ロボツト2の上下軸16を下降させていく。す
ると、まずクランプ解除ヘツド40がスリーブ2
3のフランジ部23bに当接し、このフランジ部
23bを介して、スリーブ23自体をばね24の
弾性力に抗して上方へ押し上げる。そして、スリ
ーブ23の傾斜面22の大径部がボール26に対
応する位置まで押し上げられたときに、ボール2
6は、外側に退出し、いわゆるロツク解除状態と
なる。この後、前記上下動フレーム37に設けた
溝係止部45を前記チヤツク14の本体部28に
設けた溝28aに係入させることによつて、この
チヤツク14を上下動フレーム37の孔44内に
係止固定する。次に、工業用ロボツト2を上昇さ
せる。これによつて、装着中のチヤツク14がチ
ヤツクホルダー13からチヤツクスタンド15に
納められ、外す作業が完了する。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係わる自動チヤ
ツク交換装置によれば、ロボツトの作業エリア内
に設けられたチヤツクスタンドの上下動フレーム
およびクランプ解除ヘツドを、駆動源を介して上
下動させることによつてチヤツク交換を行うよう
にしており、エアー等によるチヤツク離し手段は
特に必要としないので、従来に比べてチヤツク着
脱部分の構造を簡単にでき、したがつてチヤツク
着脱部分の軽量化および組立性の向上を図ること
ができる。また、このようにチヤツク着脱部分の
軽量化を図れることにより、ロボツト自体の速度
および加速度を上げることもできる。さらに、チ
ヤツクスタンドはそのフレームが上下動できる構
成となつているため、ロボツトの作業中に待機位
置にあつて、運動の邪魔になるようなことはな
い。加えて、本装置においては、多種類のチヤツ
クを使用できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は工業用ロボツトに本考案のチヤツク自
動交換装置を組み込んだ状態の側面図、第2図は
本考案に係わるチヤツク自動交換装置の要部でチ
ヤツクホルダーにチヤツクを組み合わせた状態の
断面図、第3図は第2図を−線で切断したと
きの断面図、第4図はチヤツクスタンドの断面
図、第5図は第4図を上方から見たときの平面
図、第6図は第4図を左側方から見たときの左側
面図、第7図は第4図を右側方から見たときの右
側面図である。 1……チヤツク自動交換装置、2……工業用ロ
ボツト、13……チヤツクホルダー、14……チ
ヤツク、15……チヤツクスタンド、18……ケ
ーシング、22……傾斜面、23……スリーブ、
24……ばね、25……孔、26……ボール、2
7……溝、28……本体部、28a……溝、34
……シリンダ、37……上下動フレーム、38…
…シリンダ、40……クランプ解除ヘツド、44
……孔、45……溝係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロボツトの先端部下に筒状ケーシングを固定
    し、このケーシングの外周にスリーブを嵌め、ス
    リーブをばねで下降付勢し、スリーブの内周下方
    を下開きの傾斜面とし、この傾斜面と対向するケ
    ーシングに設けた孔にボールを嵌め、チヤツクは
    ケーシングに嵌る本体部と、本体部に前記ボール
    の嵌る溝とを設け、ロボツトの作業エリア内にチ
    ヤツクスタンドを設け、このチヤツクスタンドの
    上下動フレームに、複数のチヤツク支持部、スリ
    ーブのクランプ解除ヘツド、各チヤツク本体部の
    溝係止部とを設け、2つの駆動源で上下動フレー
    ム、クランプ解除ヘツドを上下動させるよう構成
    したことを特徴とする自動チヤツク交換装置。
JP1986143612U 1986-09-18 1986-09-18 Expired - Lifetime JPH0511983Y2 (ja)

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JP1986143612U JPH0511983Y2 (ja) 1986-09-18 1986-09-18

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JPS6350687U JPS6350687U (ja) 1988-04-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05318365A (ja) * 1992-05-25 1993-12-03 Sony Corp ツールチェンジャー着脱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232881B2 (ja) * 1974-05-14 1977-08-24
JPS5973291A (ja) * 1982-09-20 1984-04-25 ラ・カレ−ヌ・ソシエテ・アノニム 着脱式結合装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232881U (ja) * 1975-08-29 1977-03-08

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JPS6350687U (ja) 1988-04-06

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