JPH05119218A - バツクライト - Google Patents
バツクライトInfo
- Publication number
- JPH05119218A JPH05119218A JP3308195A JP30819591A JPH05119218A JP H05119218 A JPH05119218 A JP H05119218A JP 3308195 A JP3308195 A JP 3308195A JP 30819591 A JP30819591 A JP 30819591A JP H05119218 A JPH05119218 A JP H05119218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- sheet
- guide plate
- light guide
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】線状光源を端部に持ち、光拡散性を付与した透
光性材料からなる導光板の出光面側に、直線状山型がほ
ぼ平行となる状態で多数有する透光性材料からなるシ−
トを、凸部が外側になるように、出光面側に配置したパ
ネル用バックライト 【効果】このバックライトは小型で、充分な輝度を得ら
れ、消費電力−輝度変換効率が大なバックライトとして
使用できる。
光性材料からなる導光板の出光面側に、直線状山型がほ
ぼ平行となる状態で多数有する透光性材料からなるシ−
トを、凸部が外側になるように、出光面側に配置したパ
ネル用バックライト 【効果】このバックライトは小型で、充分な輝度を得ら
れ、消費電力−輝度変換効率が大なバックライトとして
使用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型又は、半透過型
パネルを背面より照射するパネル用バックライトに関す
る。
パネルを背面より照射するパネル用バックライトに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近時、ラップトップ型又は、ブック型の
ワ−ドプロセッサ−やコンピュ−タ等の表示装置とし
て、薄型でしかも見易いバックライト機構を有する液晶
表示装置が用いられている。このようなバックライトに
は、図１に示すように透光性の導光板の一端部に、蛍光
管のような線状光源を併設する１灯型サイドライト方
式、図３に示すように透光性の導光板の対向する二端部
に、蛍光管のような線状光源を併設する２灯型サイドラ
イト方式、がよく用いられる。
ワ−ドプロセッサ−やコンピュ−タ等の表示装置とし
て、薄型でしかも見易いバックライト機構を有する液晶
表示装置が用いられている。このようなバックライトに
は、図１に示すように透光性の導光板の一端部に、蛍光
管のような線状光源を併設する１灯型サイドライト方
式、図３に示すように透光性の導光板の対向する二端部
に、蛍光管のような線状光源を併設する２灯型サイドラ
イト方式、がよく用いられる。
【０００３】このサイドライト方式の場合、図２又は図
４に示すように、導光板の一方の広い面に光を拡散させ
る機能を有する光拡散エレメント（例えば、この導光板
材料よりも屈折率が大きい光拡散物質をドット状に部分
的に被覆するか、粗面化するか、小孔を設ける）を、そ
の光拡散エレメントの光を拡散させる機能が線状光源か
らの距離が大になるにつれて大となるように形成し、出
光面のほぼ全面を光拡散板で覆い、出光面以外のほぼ全
面を光拡散反射板または鏡面反射板で覆うように配置さ
れたものが多い。
４に示すように、導光板の一方の広い面に光を拡散させ
る機能を有する光拡散エレメント（例えば、この導光板
材料よりも屈折率が大きい光拡散物質をドット状に部分
的に被覆するか、粗面化するか、小孔を設ける）を、そ
の光拡散エレメントの光を拡散させる機能が線状光源か
らの距離が大になるにつれて大となるように形成し、出
光面のほぼ全面を光拡散板で覆い、出光面以外のほぼ全
面を光拡散反射板または鏡面反射板で覆うように配置さ
れたものが多い。
【０００４】特に近時、バックライトがバッテリー駆動
されるようになり消費電力−輝度変換効率のより一層の
向上が望まれており、線状光源を覆う光反射器に反射率
の高い反射板を配したり、導光板の出光面以外の面に反
射率の高い反射板を配したりすることが提案されてい
る。
されるようになり消費電力−輝度変換効率のより一層の
向上が望まれており、線状光源を覆う光反射器に反射率
の高い反射板を配したり、導光板の出光面以外の面に反
射率の高い反射板を配したりすることが提案されてい
る。
【０００５】しかし、前記したいづれの方法において
も、消費電力−輝度変換効率は向上するものの、未だ充
分でなく、更により一層の向上が望まれている。
も、消費電力−輝度変換効率は向上するものの、未だ充
分でなく、更により一層の向上が望まれている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、消費
電力−輝度変換効率が高く、かつ高輝度が得られるバッ
クライトを提供することにある。
電力−輝度変換効率が高く、かつ高輝度が得られるバッ
クライトを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の点
につき種々の検討を行った結果、一方の広い面に光を拡
散させる機能を有する光拡散エレメントを設けた透光性
材料の出光面側に、直線状凸部を多数有する透光性シ−
トを配したバックライトが、光の指向性がより強くな
り、実質的に出光面に降ろした法線方向近傍に対しては
前記した消費電力−輝度変換効率の高いバックライトと
なることを見出した。
につき種々の検討を行った結果、一方の広い面に光を拡
散させる機能を有する光拡散エレメントを設けた透光性
材料の出光面側に、直線状凸部を多数有する透光性シ−
トを配したバックライトが、光の指向性がより強くな
り、実質的に出光面に降ろした法線方向近傍に対しては
前記した消費電力−輝度変換効率の高いバックライトと
なることを見出した。
【０００８】即ち本発明は、透光性材料からなり、その
表面に光拡散性を付与した導光板、及び前記導光板の少
なくとも一側面端部に、これに近接した線状光源を有
し、前記導光板及び光拡散又は鏡面反射板又はシートが
積層されてなるパネル用バックライトにおいて、前記導
光板の出光面側に、同一面に、その断面が凸状部である
直線状山型が微細な間隔で互いに実質的に平行な状態で
並列する透光性材料からなるシ−トを、凸状部を有する
面が外側になるように少なくとも１枚配置したパネル用
バックライトに関するものである。
表面に光拡散性を付与した導光板、及び前記導光板の少
なくとも一側面端部に、これに近接した線状光源を有
し、前記導光板及び光拡散又は鏡面反射板又はシートが
積層されてなるパネル用バックライトにおいて、前記導
光板の出光面側に、同一面に、その断面が凸状部である
直線状山型が微細な間隔で互いに実質的に平行な状態で
並列する透光性材料からなるシ−トを、凸状部を有する
面が外側になるように少なくとも１枚配置したパネル用
バックライトに関するものである。
【０００９】次に本発明を図面に基づいて詳述する。図
５は、導光板の一端部に光源を持つサイドライト方式の
一実施態様の斜視図であり、図６はその断面図である。
同様に図７は、導光板の二端部に光源を持つサイドライ
ト方式の一実施態様の斜視図であり、図８はその断面図
である。
５は、導光板の一端部に光源を持つサイドライト方式の
一実施態様の斜視図であり、図６はその断面図である。
同様に図７は、導光板の二端部に光源を持つサイドライ
ト方式の一実施態様の斜視図であり、図８はその断面図
である。
【００１０】図中１は導光板であり、光を効率よく通過
させる物質であればよく、石英、ガラス、透光性の天然
又は合成樹脂、例えばアクリル系樹脂等である。この導
光板の表面に光拡散性を付与する方法として、光拡散物
質を導光板面に施す方法があるが、ここで用いる光拡散
物質（図中６）は、導光板の材質に比較して高屈折率を
持ち、かつ拡散反射率が大きい顔料、例えばチタンホワ
イトを含んだ塗料、印刷インキ等である。これらをスク
リ−ン印刷等の方法で導光板面上にドット状に、好まし
くは、光源から遠ざかるに従ってその密度が大となるよ
うに印刷するなどの方法である。
させる物質であればよく、石英、ガラス、透光性の天然
又は合成樹脂、例えばアクリル系樹脂等である。この導
光板の表面に光拡散性を付与する方法として、光拡散物
質を導光板面に施す方法があるが、ここで用いる光拡散
物質（図中６）は、導光板の材質に比較して高屈折率を
持ち、かつ拡散反射率が大きい顔料、例えばチタンホワ
イトを含んだ塗料、印刷インキ等である。これらをスク
リ−ン印刷等の方法で導光板面上にドット状に、好まし
くは、光源から遠ざかるに従ってその密度が大となるよ
うに印刷するなどの方法である。
【００１１】又、光拡散性を付与する他の方法は、導光
板面に小孔を付与するか、表面を粗面とする方法などが
ある。
板面に小孔を付与するか、表面を粗面とする方法などが
ある。
【００１２】４は線状光源で、好ましい態様としては、
導光板の端部に光が入光するための間隙（スリット）を
有する光反射器５で、線状光源の光源面とある幅の間隙
をもたせた状態で覆われており、導光板の少なくとも一
端面部に近接してその中心軸が導光板の端面とほぼ平行
となるように設置される。前記線状光源は、蛍光管、タ
ングステン白熱管、オプティカルロッド、ＬＥＤを配列
した物等があるが、蛍光管が好ましく、省電力の面か
ら、電極部を除く均一発光部の長さが、近接する導光板
の端部の長さとほぼ等しいことが好ましい。
導光板の端部に光が入光するための間隙（スリット）を
有する光反射器５で、線状光源の光源面とある幅の間隙
をもたせた状態で覆われており、導光板の少なくとも一
端面部に近接してその中心軸が導光板の端面とほぼ平行
となるように設置される。前記線状光源は、蛍光管、タ
ングステン白熱管、オプティカルロッド、ＬＥＤを配列
した物等があるが、蛍光管が好ましく、省電力の面か
ら、電極部を除く均一発光部の長さが、近接する導光板
の端部の長さとほぼ等しいことが好ましい。
【００１３】鏡面ないし光拡散反射板（図中３）は光拡
散物質を被覆した導光板の面のほぼ全面を覆うように配
置するが、導光板の線状光源を近接させていない残りの
端面部のほぼ全面を覆うように配置すると光の利用効率
及び均一な面状発光を得る点で更に良い。
散物質を被覆した導光板の面のほぼ全面を覆うように配
置するが、導光板の線状光源を近接させていない残りの
端面部のほぼ全面を覆うように配置すると光の利用効率
及び均一な面状発光を得る点で更に良い。
【００１４】２は透光性材料からなるシ−ト（以下単に
シートと称する）で、同一面に、その断面が凸状部であ
る直線状山型が微細な間隔で互いに実質的に平行な状態
で並列する透光性材料からなり、凸状部を有する面が外
側（導光板と相対する面と反対側）になるように少なく
とも１枚配置することにより、バックライトの出光面よ
り出光した光の指向性を変化させ、出光面に降ろした法
線方向近傍に対する指向性をより強くさせるものであ
る。前記直線状凸部が線状光源の中心軸と平行になるよ
うに配置しても良いし、直角になるように配置しても良
い。
シートと称する）で、同一面に、その断面が凸状部であ
る直線状山型が微細な間隔で互いに実質的に平行な状態
で並列する透光性材料からなり、凸状部を有する面が外
側（導光板と相対する面と反対側）になるように少なく
とも１枚配置することにより、バックライトの出光面よ
り出光した光の指向性を変化させ、出光面に降ろした法
線方向近傍に対する指向性をより強くさせるものであ
る。前記直線状凸部が線状光源の中心軸と平行になるよ
うに配置しても良いし、直角になるように配置しても良
い。
【００１５】尚、導光板面上に印刷されたドット状の光
拡散物質（図中６）のドット状のパタ−ンの識別が不可
能となるように、必要に応じて、前記シ−トと前記導光
板との間に光拡散板（図中２）を配置しても良い。
拡散物質（図中６）のドット状のパタ−ンの識別が不可
能となるように、必要に応じて、前記シ−トと前記導光
板との間に光拡散板（図中２）を配置しても良い。
【００１６】本発明は、前記したように、バックライト
の出光面側に、ある条件を満足する形状を持つシ−トを
直線状凸部が外側になるように少なくとも１枚配置する
ことが特徴であるが、複数枚配置する場合は、直線状凸
部と直線状凸部とはほぼ直交する位置関係に積層するこ
とが好ましい。
の出光面側に、ある条件を満足する形状を持つシ−トを
直線状凸部が外側になるように少なくとも１枚配置する
ことが特徴であるが、複数枚配置する場合は、直線状凸
部と直線状凸部とはほぼ直交する位置関係に積層するこ
とが好ましい。
【００１７】本発明における前記条件を更に詳述する
と、前記したシ−ト（図中７）は透光性材料からなるも
のであれば特に限定されないが、例えばメタクリル酸エ
ステル、ポリカ−ボネイト、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）などのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、繊維素系樹脂、ガラス等である。
と、前記したシ−ト（図中７）は透光性材料からなるも
のであれば特に限定されないが、例えばメタクリル酸エ
ステル、ポリカ−ボネイト、ポリ塩化ビニル、ポリスチ
レン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）などのポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、繊維素系樹脂、ガラス等である。
【００１８】本発明で用いるシ−トの、出光面側に形成
する、その断面が凸状部である直線状山型の形状は図９
にその一例を示したように、いわゆるカマボコ型で、同
一面内には微細な間隔で互いに平行な多数の直線状山型
（図中８）が存在する状態である。
する、その断面が凸状部である直線状山型の形状は図９
にその一例を示したように、いわゆるカマボコ型で、同
一面内には微細な間隔で互いに平行な多数の直線状山型
（図中８）が存在する状態である。
【００１９】又、シートに形成した多数の直線状山型の
分布状態は、表面から出光される光によって直線状山型
の間隔が視認されにくくする上で、互いに平行で隣り合
った直線状山型と山型との間隔は１０〜１０００μｍで
あることが好ましい。又、本発明の効果は直線状山型が
存在することによって得られているので、本発明の効果
を強化するためには、隣り合った直線状山型と山型との
間隔は狭いほうが好ましく、特に好ましくは隣りあった
突起物と突起物が互いに接触している分布状態が良い。
そして前記シ−トの凸部の厚さは、多数の直線状山型を
同一面上に微細な間隔で維持するため（つまり、多数の
直線状山型がバラバラにならないように）の厚さが必要
で、この厚さは光線透過率及びバックライトの薄型化の
ためには薄い方が良いが、製造上の理由及び強度の点か
ら、前記シ−トの直線状山型を含めた総厚は１０〜３０
００μｍ、好ましくは５０〜１０００μｍが良い。ま
た、同一面に形成する凸部は、より効果的には同一形状
のものが良い。
分布状態は、表面から出光される光によって直線状山型
の間隔が視認されにくくする上で、互いに平行で隣り合
った直線状山型と山型との間隔は１０〜１０００μｍで
あることが好ましい。又、本発明の効果は直線状山型が
存在することによって得られているので、本発明の効果
を強化するためには、隣り合った直線状山型と山型との
間隔は狭いほうが好ましく、特に好ましくは隣りあった
突起物と突起物が互いに接触している分布状態が良い。
そして前記シ−トの凸部の厚さは、多数の直線状山型を
同一面上に微細な間隔で維持するため（つまり、多数の
直線状山型がバラバラにならないように）の厚さが必要
で、この厚さは光線透過率及びバックライトの薄型化の
ためには薄い方が良いが、製造上の理由及び強度の点か
ら、前記シ−トの直線状山型を含めた総厚は１０〜３０
００μｍ、好ましくは５０〜１０００μｍが良い。ま
た、同一面に形成する凸部は、より効果的には同一形状
のものが良い。
【００２０】本発明で用いるシートを成形する方法は特
に限定されるものではなく、例えば熱プレスによる金型
成型加工、エンボス加工、鋳型加工、化学処理等の方法
で実質的に同形の直線状山型を微細な間隔で互いに平行
な状態で多数有するように成形可能な方法であれば良
い。また、透光性フィルム（ベ−スフィルム）の上にベ
−スフィルムとは同一材質か、又は、異質の透光性材質
（例えばアクリル系などの紫外線硬化樹脂等）を印刷等
の方法によって直線状山型を微細な間隔で多数有するよ
うに成形しても良い。
に限定されるものではなく、例えば熱プレスによる金型
成型加工、エンボス加工、鋳型加工、化学処理等の方法
で実質的に同形の直線状山型を微細な間隔で互いに平行
な状態で多数有するように成形可能な方法であれば良
い。また、透光性フィルム（ベ−スフィルム）の上にベ
−スフィルムとは同一材質か、又は、異質の透光性材質
（例えばアクリル系などの紫外線硬化樹脂等）を印刷等
の方法によって直線状山型を微細な間隔で多数有するよ
うに成形しても良い。
【００２１】尚、本発明で用いるシートの突起面とは反
対側の面の状態は、製造コストとの絡みもあるが、製造
上可能な範囲で直線状山型と比較して滑らかな面が好ま
しく、特に好ましくは光学的な面の状態が良い。
対側の面の状態は、製造コストとの絡みもあるが、製造
上可能な範囲で直線状山型と比較して滑らかな面が好ま
しく、特に好ましくは光学的な面の状態が良い。
【００２２】液晶ディスプレイは、その表示面に降ろし
た法線方向から視認する角度が大きくなる程コントラス
トが低くなるため、実用上、前記法線方向近傍での輝度
が重視される。更に、ビュ−ファインダ−に至ってはそ
の表示面に降ろした法線方向からしか見ないため、実用
上、前記法線方向近傍での輝度が重視される。
た法線方向から視認する角度が大きくなる程コントラス
トが低くなるため、実用上、前記法線方向近傍での輝度
が重視される。更に、ビュ−ファインダ−に至ってはそ
の表示面に降ろした法線方向からしか見ないため、実用
上、前記法線方向近傍での輝度が重視される。
【００２３】本発明で、前記したように、出光面側が微
細な間隔で互いに平行な多数の直線状凸部を有するシ−
トを、前記バックライトの出光面に配すると、光の指向
性が現われる。即ち、実質的に出光面に降ろした法線方
向でその面より出光した光の輝度を測定した場合、前記
シ−トを配さない場合に比較して、輝度が増加されるこ
と、前記出光面に降ろした法線に対してある角度、例え
ば４０度の方向から同様に測定した輝度が、実質的に法
線方向で測定した時の輝度よりその減少割合が大となる
（例えば、法線方向で測定した時の輝度のほぼ５０％ま
で減少する）こと等から、前記した光の指向性が現れて
いることが判る。
細な間隔で互いに平行な多数の直線状凸部を有するシ−
トを、前記バックライトの出光面に配すると、光の指向
性が現われる。即ち、実質的に出光面に降ろした法線方
向でその面より出光した光の輝度を測定した場合、前記
シ−トを配さない場合に比較して、輝度が増加されるこ
と、前記出光面に降ろした法線に対してある角度、例え
ば４０度の方向から同様に測定した輝度が、実質的に法
線方向で測定した時の輝度よりその減少割合が大となる
（例えば、法線方向で測定した時の輝度のほぼ５０％ま
で減少する）こと等から、前記した光の指向性が現れて
いることが判る。
【００２４】
【発明の効果】本発明は比較的小型で、充分な輝度を得
られ、出光面に降ろした法線方向に対しては消費電力−
輝度変換効率が大なバックライトとして使用できる。
られ、出光面に降ろした法線方向に対しては消費電力−
輝度変換効率が大なバックライトとして使用できる。
【００２５】
【実施例】次に比較例及び実施例で本発明を更に詳述す
る。図５に示すような厚さ２．０ｍｍの長方形導光板
（２２５ｍｍ×１２７ｍｍ）の短手の端部に、直径４．
８ｍｍの太さの冷陰極蛍光管（ハリソン電機株式会社製
ノ−マル管）を配置し、導光板に接する部分に２ｍｍの
スリットを持つ筒型アルミ反射器の内面に光拡散フィル
ムをラミネ−トしたもので覆い、スリットから出光した
光が導光板の端部から導光板に入光するように配置し
た。一方、導光板面上に被覆する光拡散物質（チタンホ
ワイトを含む塗料）は、円形のドットパタ−ンを１．２
ｍｍピッチでスクリ−ン印刷したものであり下記の条件
で作成して用いた。光拡散物質の被覆率が、最小の地点
（冷陰極蛍光管側）で６％、最大の地点で８０％、その
中間ではこれらの比率を順次増加した値となるように作
図した。
る。図５に示すような厚さ２．０ｍｍの長方形導光板
（２２５ｍｍ×１２７ｍｍ）の短手の端部に、直径４．
８ｍｍの太さの冷陰極蛍光管（ハリソン電機株式会社製
ノ−マル管）を配置し、導光板に接する部分に２ｍｍの
スリットを持つ筒型アルミ反射器の内面に光拡散フィル
ムをラミネ−トしたもので覆い、スリットから出光した
光が導光板の端部から導光板に入光するように配置し
た。一方、導光板面上に被覆する光拡散物質（チタンホ
ワイトを含む塗料）は、円形のドットパタ−ンを１．２
ｍｍピッチでスクリ−ン印刷したものであり下記の条件
で作成して用いた。光拡散物質の被覆率が、最小の地点
（冷陰極蛍光管側）で６％、最大の地点で８０％、その
中間ではこれらの比率を順次増加した値となるように作
図した。
【００２６】さらに、導光板の出光面側に光拡散フィル
ム（辻本電機製作所Ｄ−２０４）を１枚配置した。冷陰
極管に、インバ−タより３０ＫＨｚの交番電圧をかけて
一定電流で駆動させたときの面輝度を、輝度計（トプコ
ンＢＭ−７）により視野角２度、出光面に降ろした法線
方向に対して、出光面から輝度計までの距離４０ｃｍで
測定したところ１９２ｃｄ／ｍ２であった（比較例
１）。
ム（辻本電機製作所Ｄ−２０４）を１枚配置した。冷陰
極管に、インバ−タより３０ＫＨｚの交番電圧をかけて
一定電流で駆動させたときの面輝度を、輝度計（トプコ
ンＢＭ−７）により視野角２度、出光面に降ろした法線
方向に対して、出光面から輝度計までの距離４０ｃｍで
測定したところ１９２ｃｄ／ｍ２であった（比較例
１）。
【００２７】前記光拡散フィルムの上に、厚さ５０μｍ
のＰＥＴのベ−スフィルムの上に印刷法によって紫外線
硬化樹脂（アクリル系樹脂）で多数の直線状凸部を、凸
部の底面の直径が５０μｍ、底面から凸部までの高さが
２５μｍ、凸部と凸部の間隔が５０μｍになるように形
成したシ−トを直線状凸部が外側になるようにバックラ
イトの出光面側に１枚配置した以外は比較例１と同一の
装置、条件、で操作し、測定した輝度は２３５ｃｄ／ｍ
２であった（実施例１）。
のＰＥＴのベ−スフィルムの上に印刷法によって紫外線
硬化樹脂（アクリル系樹脂）で多数の直線状凸部を、凸
部の底面の直径が５０μｍ、底面から凸部までの高さが
２５μｍ、凸部と凸部の間隔が５０μｍになるように形
成したシ−トを直線状凸部が外側になるようにバックラ
イトの出光面側に１枚配置した以外は比較例１と同一の
装置、条件、で操作し、測定した輝度は２３５ｃｄ／ｍ
２であった（実施例１）。
【００２８】更に直線状凸部が内側になるようにバック
ライトの出光面側に１枚配置した以外は実施例１と同一
の装置、条件、で操作し、測定した輝度は１６５ｃｄ／
ｍ２であった（比較例２）。更に、実施例１で用いた直
線状凸部を有するシ−トの直線状凸部と直線状凸部とが
ほぼ平行な位置関係になるように、更に１枚配置した以
外は実施例１と同一の装置、条件、で操作し、測定した
輝度は２５４ｃｄ／ｍ２であった（実施例２）。尚、こ
の時、２枚の直線状凸部を有するシ−トのほぼ平行な位
置関係に配置された直線状凸部と直線状凸部によってモ
アレ現象が観測された。更に、実施例１で用いた直線状
凸部を有するシ−トの直線状凸部と直線状凸部とがほぼ
直交する位置関係になるように、更に１枚（前記シ−ト
は合計で２枚配置されたことになる）配置した以外は実
施例１と同一の装置、条件、で操作し、測定した輝度は
２６４ｃｄ／ｍ２であった（実施例３）。
ライトの出光面側に１枚配置した以外は実施例１と同一
の装置、条件、で操作し、測定した輝度は１６５ｃｄ／
ｍ２であった（比較例２）。更に、実施例１で用いた直
線状凸部を有するシ−トの直線状凸部と直線状凸部とが
ほぼ平行な位置関係になるように、更に１枚配置した以
外は実施例１と同一の装置、条件、で操作し、測定した
輝度は２５４ｃｄ／ｍ２であった（実施例２）。尚、こ
の時、２枚の直線状凸部を有するシ−トのほぼ平行な位
置関係に配置された直線状凸部と直線状凸部によってモ
アレ現象が観測された。更に、実施例１で用いた直線状
凸部を有するシ−トの直線状凸部と直線状凸部とがほぼ
直交する位置関係になるように、更に１枚（前記シ−ト
は合計で２枚配置されたことになる）配置した以外は実
施例１と同一の装置、条件、で操作し、測定した輝度は
２６４ｃｄ／ｍ２であった（実施例３）。
【図１】１灯型エッジライト方式のバックライトの一例
を示す斜視図
を示す斜視図
【図２】１灯型エッジライト方式のバックライトの一例
を示す断面図
を示す断面図
【図３】２灯型エッジライト方式のバックライトの一例
を示す斜視図
を示す斜視図
【図４】２灯型エッジライト方式のバックライトの一例
を示す断面図
を示す断面図
【図５】本発明の一実施態様の斜視図
【図６】本発明の一実施態様の断面図
【図７】本発明の一実施態様の斜視図
【図８】本発明の一実施態様の断面図
【図９】本発明で用いるシ−トの斜視図
１：導光板 ２：光拡散板 ３：反射板 ４：線状光源 ５：反射器 ６：光拡散物質 ７：直線状山型を持つシ−ト ８：直線状頂稜部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】７は透光性材料からなるシート（以下単に
シートと称する）で、同一面に、その断面が凸状部であ
る直線状山型が微細な間隔で互いに実質的に平行な状態
で並列する透光性材料からなり、凸状部を有する面が外
側（導光板と相対する面と反対側）になるように少なく
とも１枚配置することにより、バックライトの出光面よ
り出光した光の指向性を変化させ、出光面に降ろした法
線方向近傍に対する指向性をより強くさせるものであ
る。前記直線状凸部が線状光源の中心軸と平行になるよ
うに配置しても良いし、直角になるように配置しても良
い。
シートと称する）で、同一面に、その断面が凸状部であ
る直線状山型が微細な間隔で互いに実質的に平行な状態
で並列する透光性材料からなり、凸状部を有する面が外
側（導光板と相対する面と反対側）になるように少なく
とも１枚配置することにより、バックライトの出光面よ
り出光した光の指向性を変化させ、出光面に降ろした法
線方向近傍に対する指向性をより強くさせるものであ
る。前記直線状凸部が線状光源の中心軸と平行になるよ
うに配置しても良いし、直角になるように配置しても良
い。
Claims (4)
- 【請求項１】透光性材料からなり、その表面に光拡散性
を付与した導光板、及び前記導光板の少なくとも一側面
端部に、これに近接した線状光源を有し、前記導光板及
び光拡散又は鏡面反射板又はシートが積層されてなるパ
ネル用バックライトにおいて、前記導光板の出光面側
に、同一面に、その断面が凸状である直線状山型が微細
な間隔で互いに実質的に平行な状態で並列する透光性材
料からなるシ−トを、凸状部を有する面が外側になるよ
うに少なくとも１枚配置したパネル用バックライト。 - 【請求項２】表面に、光拡散性を持つドット状物、又は
小孔を付与するか、粗面とした導光板を用いた請求項１
記載のパネル用バックライト。 - 【請求項３】隣り合った凸状部と凸状部との間隔が、１
０〜１０００μｍであるシ−トを用いる請求項１又は２
記載のパネル用バックライト。 - 【請求項４】同一材質のシ−トと凸状部とで形成した、
又は、シート上にシートとは異質の材質で凸状部を形成
したシートを用いた請求項１〜３いずれか記載のパネル
用バックライト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308195A JPH05119218A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | バツクライト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3308195A JPH05119218A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | バツクライト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05119218A true JPH05119218A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17978066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3308195A Pending JPH05119218A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | バツクライト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05119218A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4107237B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2008-06-25 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置の境界位置特定方法 |
| JP4107201B2 (ja) * | 2003-08-28 | 2008-06-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像装置 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3308195A patent/JPH05119218A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4107201B2 (ja) * | 2003-08-28 | 2008-06-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像装置 |
| JP4107237B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2008-06-25 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置の境界位置特定方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5442523A (en) | Backlighting device | |
| KR100309850B1 (ko) | 배면조명장치 | |
| US5093765A (en) | Back lighting device for a panel | |
| JPH04356015A (ja) | バックライト | |
| JPH05341134A (ja) | バックライト | |
| JPH05127159A (ja) | バツクライト | |
| JPH07318729A (ja) | バックライト | |
| JP3500725B2 (ja) | バックライト | |
| JPH06308489A (ja) | パネル用バックライト | |
| JP2891591B2 (ja) | バックライト | |
| JP2768082B2 (ja) | パネル用バックライト | |
| JPH08146232A (ja) | バックライト | |
| JPH06250172A (ja) | バックライト | |
| JP3467788B2 (ja) | バックライト | |
| JPH05119218A (ja) | バツクライト | |
| JP3228537B2 (ja) | バックライト | |
| JP3078063B2 (ja) | パネル用バックライト | |
| JP2780633B2 (ja) | バックライト | |
| JPH0876116A (ja) | パネル用バックライト | |
| JP3559910B2 (ja) | バックライト | |
| JP3598531B2 (ja) | バックライト | |
| JPH08101312A (ja) | バックライト | |
| JPH04267222A (ja) | パネル用バックライト | |
| JP3284217B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| JPH0749421A (ja) | 導光板 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20031224 |