JP3513944B2 - バックライト - Google Patents

バックライト

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JP3513944B2
JP3513944B2 JP28780094A JP28780094A JP3513944B2 JP 3513944 B2 JP3513944 B2 JP 3513944B2 JP 28780094 A JP28780094 A JP 28780094A JP 28780094 A JP28780094 A JP 28780094A JP 3513944 B2 JP3513944 B2 JP 3513944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型又は、半透過型
パネルを背面より照射するバックライトに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ラップトップ型又は、ブック型の
ワ−ドプロセッサ−やコンピュ−タ等の表示装置とし
て、薄型でしかも見易いバックライト機構を有する液晶
表示装置が用いられている。このようなバックライトに
は、図1に示すように透光性の導光板1の一端部に、蛍
光管のような棒状光源4を併設するエッジライト方式が
よく用いられる。
【0003】このエッジライト方式の場合、図2中6に
示すように、導光板の表面に、光拡散性エレメント例え
ば光を拡散させる性質を有するTiO2 、SiO2 、B
aSO4 などの粒子を含む物質をドット状またはストラ
イプ状に施すか、又は、導光板表面に微小な凹状又は凸
状をドット状またはストライプ状に形成して、その面の
ほぼ全面を光反射シ−ト(図中3)で覆い、導光板の反
対側の面(光の出光面)をポリエチレンテレフタレート
(PET)などの透光性ベ−スフィルム上にTiO2
SiO2 、BaSO4 などの光拡散性物質を施すか、ポ
リカーボネート(PC)などの透光性シ−トをエンボス
加工して光拡散性を付与した光拡散シ−ト(図中2)で
覆うように配置されたものが多い。
【0004】近時、バックライトの消費電力−輝度変換
効率のより一層の向上が望まれており、図3に示すよう
にバックライトの出光面側に、同一面に微細な間隔で直
線状頂稜をもつ凸状部が、前記頂稜がほぼ平行となる状
態で多数有する透光性材料からなるシ−トを配し、バッ
クライトから出光する光に指向性を付与して出光面の法
線方向の輝度を増加させることが提案されている。この
シ−トはこれを1枚配した場合は配さない場合に比較し
て約20% の法線方向の輝度向上させる効果を持ち、2
枚配した場合は配さない場合に比較して約40% の法線
方向の輝度向上効果を持つ(特開平5−119218号
公報中比較例1、実施例1、3参照)。バックライトに
おいて出光面の法線方向の輝度が重視される理由は、バ
ックライトを使用する表示パネルは法線方向近傍から視
認される場合が多く、特に液晶表示パネルの場合には、
パネルのコントラストが良好な範囲が法線方向近傍に限
られているからである。
【0005】しかし、前記したシートを用いる方法で
は、これを用いない方法に比較して輝度は向上するもの
の、それ以上の枚数を重ねても輝度向上は殆ど期待でき
ないのが実情であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
したような直線状頂稜を同一面に多数有する透光性材料
からなるシ−トを用いてさらに高輝度を得るなバックラ
イトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の点
につき種々の検討を行った結果、導光板の出光面側に配
置する透光性材料からなるシ−トである構造のシートを
複数枚用い、これらを適宜組み合わせた状態でもちいる
ことにより一層輝度の向上したバックライトとなること
を見出し本発明を完成した。
【0008】即ち本発明は、光拡散機能を有する透光性
材料からなる導光板の少なくとも一側面端部にこれに近
接した棒状光源を持つバックライトであって、前記導光
板の出光面側に透光性材料からなる少なくとも2種類の
シートが配置されており、前記シートは、同一面に微細
な間隔で直線状頂稜をそれらがほぼ平行となる状態で多
数有し、その頂稜と直交する断面の形状が、二辺の交点
が頂稜部を構成する形状のシートおよび同じく頂稜と直
交する断面の形状が、少なくとも頂稜部が実質的に曲線
で形成された凸状形状のシ−トであることを特徴とする
バックライトに関するものである。
【0009】次に本発明を図面に基づいて更に詳述す
る。
【0010】図は本発明の一実施態様の斜視図であ
り、図はその断面図である。図中1は導光板であり、
その材質は光を効率よく通過させる物質であればよく、
石英、ガラス、透光性の天然又は合成樹脂、例えばアク
リル系樹脂等で構成され、その形状は、厚さが一定ない
わゆる平板形であっても良く、又、厚さが棒状光源から
離れるに従って次第に薄くなるいわゆるクサビ形であっ
ても良い。
【0011】本発明で用いる導光板は光拡散機能(図
中6)を持つがこの機能を導光板に形成するには、光を
拡散させる作用がある物質、例えばシリカ、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、チタンホワイト、ガラスビ−ズ、
樹脂ビ−ズ、気泡等を含んだ塗料、印刷インキ等の光拡
散性物質をスクリ−ン印刷等の方法で導光板面上にドッ
ト状又はストライプ状に印刷する方法、又は、射出成
形、欠削等の方法によって導光板の表面をドット状又は
ストライプ状に粗面化する方法、導光板の表面に小孔を
開けるか小突起を形成する(ストライプ状でも良い)方
法、などの方法がある。ここで言うドット状の光拡散機
能を持つ部分は、例えば、円形、角型などの形状のもの
であり、又、ストライプ状のものは、直線状、曲線状等
に形成したものである。
【0012】また、導光板そのものを屈折率の異なる物
質が微細な間隔で入り混じった状態にすれば、導光板そ
のものが光拡散機能を有している状態となる。
【0013】4は棒状光源で、好ましい態様としては、
棒状光源が、導光板の端部に光が入光するための間隙
(スリット)を有するAg、Alなどから成る鏡面の反
射シ−ト、又はポリエチレンテレフタレート(PET)
にBaSO4 、TiO2 、気泡などで光拡散性を付与し
た光拡散反射シ−トで形成された光反射器5で覆われて
おり、導光板の少なくとも一端面部に近接してその中心
軸が導光板の端面とほぼ平行となるように設置される。
前記棒状光源は、蛍光管、タングステン白熱管、オプテ
ィカルロッド、LED等を配列した物等がある。
【0014】光拡散機能を形成した導光板面のほぼ全面
を、Ag、Alなどから成る鏡面の反射シ−トまたはP
ETにBaSO4 、TiO2 、気泡などで光拡散反射性
を付与した光拡散反射シ−ト(図中3)で覆うように配
置する。
【0015】導光板の、光拡散反射シ−ト(図中3)で
覆った面の反対側の面(光の出光面)は、透光性材料か
らなるシ−ト(図中7、8、以下単にシ−トと記す)を
配置するが本発明ではこのシートを複数枚用いる。
【0016】ここで用いるシ−トの一種は、シートの同
一面に微細な間隔で直線状頂稜がほぼ平行となる状態で
多数有し、その頂稜と直交する断面の形状が、二辺の交
点が頂稜部を構成する形状であるシート(形状Aのシー
トと言う)であり、他の一種は前記頂稜部が実質的に曲
線で形成された凸状形状であるシ−ト(形状Bのシート
と言う)である。本発明はこのようなシ−トを組み合わ
せて用いたことが特徴である。このような形状の異なる
シ−トを組み合わせて配置することにより、バックライ
トの出光面より出光した光の指向性を変化させ、出光面
に降ろした法線方向近傍に対する指向性をより強くする
ことができ、消費電力−輝度変換効率がより高いバック
ライトが得られる。
【0017】本発明で用いる形状Aのシートをさらに詳
述すると、例えば、図8に示したような同一面に微細な
間隔で互いに平行な、直線状頂稜(図中10)を持ち、
この頂稜と直交する方向の断面形状を見た場合、二辺の
交点が頂稜部(頂点)を構成する形状、即ち、光学的平
面を2つ以上持ついわゆるプリズム形状である部分を多
数有するもので、プリズムの頂角(図中12)は好まし
くは80度〜120度、更に好ましくは90度〜100
度の範囲で、この様な範囲の頂角を有することは輝度向
上の観点から好ましいことである。
【0018】本発明で用いる形状Bのシートをさらに詳
述すると、例えば、図9に示したような同一面に微細な
間隔で互いに平行な、直線状頂稜(図中9の点線で示し
た)と直交する方向の断面形状が、曲線で形成された凸
状形状である部分を多数有するもので、この凸状部の形
状は図9に示したような円形の一部で構成されるものに
限定されず、図10、図11に示したような断面形状が
楕円の一部、サイン波のような形状で構成されるもので
も良く、凸状形状が少なくとも曲線で形成されていれば
特に限定されない。
【0019】また、形状A、Bのシートで隣接した直線
状頂稜同士の間隔(図中11)は好ましくは1μm 〜1
000μm 、更に好ましくは10μm 〜200μm の範
囲で、この様な範囲の間隔を有することは用いる液晶デ
ィスプレイとのモアレ現象抑制の観点から、またシ−ト
の製造上の観点から好ましいことである。尚、シ−トの
厚さは、最低限凸状部などの構造部分の形状を機構的に
保持出来る厚さが必要であるが、光線の吸収による輝度
低下、バックライトの薄型化の観点から50μm 〜10
00μm 更に好ましくは100μm 〜300μm の範囲
である。
【0020】前記したシ−トの材質は、光線を効率良く
通過させる物質であればよく、例えばポリカ−ボネイト
(PC)、ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)、ポ
リメチルメタクリレート(PMMA)、エネルギ−線硬
化樹脂などの透光性樹脂、石英、ガラス等である。
【0021】前記したシ−トを成形する方法は特に限定
されるものではなく、例えば熱プレスによる金型成形加
工、エンボス加工、鋳型加工、PET等のベ−スフィル
ム上にエネルギ−線硬化樹脂を用いる方法、化学処理等
の方法で実質的に同形の頂稜を微細な間隔で互いに平行
な状態で多数有するように成形可能な方法であれば良
い。
【0022】本発明で用いるシ−トの配置の仕方は、導
光板の出光面側に、直線状頂稜が外側(導光板と相対す
る面と反対側)になるように配置する。尚、図11で示
した様な断面形状のシートの場合、シ−トの両面に曲線
状凸部が形成されているが、この様な場合は凸部の形状
がより大きい側(図面では上側)を外側(導光板と相対
する面と反対側)になるように配置することが好まし
い。
【0023】例えば、シートが形状Bのシートの場合、
前記したようにこれを導光板の出光面側に1枚配した場
合は配さない場合に比較して約20% の法線方向の輝度
向上効果が得られ、2枚配した場合は配さない場合に比
較して約40% の法線方向の輝度向上効果が得られる
が、3枚配しても輝度は2枚配した場合に比較して殆ど
向上しないが、このシートと形状Aのシートを本発明の
とおりに組み合わせて導光板の出光面側に配すことによ
って、配さない場合に比較して前記した以上の輝度向上
効果が得られる。
【0024】本発明において導光板の出光面側に配置す
る構造の異なるシ−トの配置の状態を以下に更に詳述す
る。本発明では構造の異なる少なくとも2種のシートを
用いることが特徴であるが、これらのシートの配置方法
は例えば次のような方法がある。
【0025】即ち、形状Bのシ−トを形状Aのシ−トよ
りも導光板側になるように配置することにより更に輝度
向上の効果が得られ、後述の実施例に示すとおり導光板
−形状Aのシ−ト−形状Bのシ−トの配置の場合よりも
輝度が数% 向上する。
【0026】本発明の効果である輝度の向上を確実なも
のとするために、導光板とシ−トとの間またはシ−トと
シ−トとの間に屈折率が1に近い物質、例えば空気層を
介在させることが好ましい。勿論、真空空間も屈折率が
1であるので、真空状態で本発明のバックライトを使用
する場合は、導光板とシ−トの間及びシ−トとシ−トの
間が真空状態になれば空気層を介在させる必要はない。
このような、屈折率が1に近い物質の厚さは少なくとも
空気の単分子層、好ましくは0.5μm 以上あれば良
い。
【0027】本発明では、近接する形状A、Bの両シ−
トの直線状頂稜同士が交差している状態が好ましい。そ
の理由は近接する両シ−トの直線状頂稜同士が平行な状
態であると直線状頂稜同士でモアレ現象が顕著に発生し
均一な面状発光の状態を得る上で好ましくなく、また、
直線状頂稜同士が交差している状態は平行な状態よりも
輝度が向上する。直線状頂稜同士が交差する角度の好ま
しい範囲は20〜160度、さらに好ましい角度は90
度で実質的に直線状頂稜同士が直交している状態であ
る。
【0028】シ−トと導光板の間に、シ−ト側が導光板
側よりも粗面である透光性材料からなるシ−トを更に配
することが、更なる輝度向上を果たす上で特に好まし
い。すでに記したように本発明で用いる両シ−トとも導
光板の出光面側に、直線状頂稜が外側(導光板と相対す
る面と反対側)になるように配置する。
【0029】本発明の両シ−ト間には更に光拡散シ−ト
を配しても良いが、このような状態にすると輝度が低下
するので、本発明においては両シ−トの間には屈折率が
1に近い物質以外は存在しない状態が特に好ましい。
【0030】本発明の主要部は、このような構成からな
り、パネル、特に液晶パネルのバックライトとして使用
される。
【0031】
【発明の効果】本発明は、直線状頂稜がほぼ平行となる
状態で同一面に多数有する透光性材料からなるシ−トを
複数枚配した導光板を用いたバックライトに於いて、よ
り高輝度なバックライトとして利用できる。
【0032】
【実施例および比較例】次に比較例及び実施例で本発明
を更に詳述する。図4に示すような、棒状光源側の厚さ
が3mm、最遠部の厚さが1.2mmで棒状光源側の端面部
から中心部方向へ向かって厚さが薄くなる透明なポリメ
チルメタクリレート(PMMA)からなる導光板(外形
210mm× 155mm)の短手の端部に、直径2.6mmの太さ
の冷陰極蛍光管(ハリソン電機株式会社製)を配置し、
導光板に接する部分に2.6mmのスリットを持つAgフ
ィルムを反射面が光源と対向するように配置し、スリッ
トから出光した光が導光板の端部から導光板に入光する
ように配置した。
【0033】一方、導光板の出光面と反対側の面(底
面)には、光拡散性物質(チタンホワイトを含む白色の
塗料)を、導光板上に夫々1mmの間隔を持った交点(グ
リッド)上に、被覆率が最小の地点(光源側)を10%
とし、順次増加させて、最大の地点(光源から最遠部)
で85% となるように円形のドットパタ−ンで印刷して
形成した。
【0034】また、棒状光源の中心軸と平行方向での導
光板面の光拡散物質の被覆率は、棒状光源の長手方向の
中央部分で前記軸に垂直な線を基準にして、光源側から
導光板のほぼ中央部分まで、前記垂直な線近傍で最小と
して両側に向かうにつれて順次増加した値となるように
印刷した。
【0035】導光板の光拡散エレメントを印刷した面を
厚さ0.125mmの光拡散反射シ−ト(ICI社製メリ
ネックス 329)で覆った。さらに、導光板の出光面側に
厚さ0.18mmの片面が粗面のポリカ−ボネイトからな
る光拡散シ−ト(三省物産株式会社製 8B36 )を粗面側
が導光板の出光面とは反対側になるように1枚配置し
た、尚、図4では形状A、Bのシートが表示されている
が、ここで用いた光拡散シ−トはこれらA、Bのシート
の代わりに用いたもので図4にはこの光拡散シ−トは表
示していない。なお、導光板面と光拡散シート面とは完
全密着状態ではなく空気層の存在が確認された。
【0036】冷陰極管に、インバ−タ(TDK製 CXAM-
10 L)より30KHz の交番電圧をかけて一定電流(3.
5mA)で駆動させたときの平均輝度(発光面内100点
均等割りの平均値)を、輝度計(トプコン株式会社製 B
M-8 )により視野角2度で出光面に降ろした法線方向に
対して測定したところ560cd/m2 であった(比較例
1)。
【0037】光拡散シ−トの出光面側に図4中7に示し
たような厚さ100μm のPETフィルム上に紫外線硬
化樹脂を用いて直線状頂稜を持つ凸部(頂稜に垂直な断
面が楕円の一部の形状をなす)がほぼ平行となる状態で
(頂稜間の間隔が110μm)同一面に多数有するよう
に形成したシ−ト(形状Bのシートに相当する)を、前
記凸部が外側(導光板と相対する面と反対側)になるよ
うに1枚配置した以外は比較例1と同一の装置、条件で
操作し測定した輝度は670cd/m2 であった(比較例
2)。
【0038】更に、比較例2で用いた直線状凸部を有す
るシ−トをもう1枚、互いの直線状頂稜同士が直交する
状態に配した(形状Bのシートは合計で2枚配されたこ
とになる)以外は比較例1と同一の装置、条件で操作し
測定した輝度は790cd/m2 あった(比較例3)。
【0039】更に1枚追加しシ−トの直線状頂稜同士が
夫々互いに直交する状態に配した(形状Bのシートは合
計で3枚配されたことになる)以外は比較例1と同一の
装置、条件で操作し測定した輝度は800cd/m2 であっ
た(比較例4)。
【0040】更に追加し、互いの直線状頂稜同士が夫々
直交する状態に配した(形状Bのシートは合計で4枚配
されたことになる)以外は比較例1と同一の装置、条件
で操作し測定した輝度は770cd/m2 であった(比較例
5)。
【0041】更に追加して、互いの直線状頂稜同士が夫
々直交する状態に配した(形状Bのシートは合計で5枚
配されたことになる)以外は比較例1と同一の装置、条
件で操作し、測定した輝度は740cd/m2 であった(比
較例6)。
【0042】一方、光拡散シ−トの出光面側に図4中8
に示したような50μm の間隔で直線状頂稜を持ち頂角
が90度のプリズムが、前記頂稜がほぼ平行となる状態
で同一面に多数有する厚さが230μm のポリカ−ボネ
イトからなるシ−ト(3M社製BEF−90)(形状A
のシートに相当する)を、前記頂稜が外側(導光板と相
対する面と反対側)になるように1枚配置した以外は比
較例1と同一の装置、条件で操作し、測定した輝度は7
90cd/m2 であった(比較例7)。
【0043】比較例2で用いた直線状凸部を有するシ−
ト(形状Bのシ−ト)とプリズムシ−ト(形状Aのシ−
ト)とを互いの直線状頂稜同士が直交する状態にして、
形状Aのシ−トを導光板側に配した以外は比較例1と同
一の装置、条件で操作し、測定した輝度は1120cd/m
であった。(比較例8)。
【0044】比較例2で用いたシ−トで、形状Bのシ−
トを導光板側に配した以外は比較例8と同一の装置、条
件で操作し測定した輝度は1160cd/mであった(実
施例2)。
【0045】更にプリズムシ−トの保護のため、厚さ
0.1mmの透明なPETからなるシ−トをプリズムシ−
トの出向面側(導光板と相対する面と反対側)に配した
以外は比較例8と同一の装置、条件で操作し、測定した
輝度は1120cd/mであった(比較例9)。
【0046】また、導光板の出光面と反対側の面が、各
々1mmの間隔を持った深さが棒状光源から離れるにした
がって次第に深くなる幅0.3mmのライン状の凹部を形
成した導光板を用いた以外は上記した比較例1〜、実
施例と夫々同条件で操作し輝度を測定したところ、前
記した各例と概ね同様な結果を得た(実施例4)。
【0047】形状A、Bのシ−トを用い、両シートの直
線状頂稜同士がほぼ平行となる状態に配した以外は実施
例2と同一の装置、条件で操作し測定した輝度は100
0cd/m2 であった(実施例5)。
【0048】導光板面側に配置した光拡散シートを排除
し、形状A、Bのシ−トを両シートの直線状頂稜同士が
ほぼ直交する状態に配置した以外は実施例2と同一の装
置、条件で操作し測定した輝度は1080cd/m2 であっ
た(実施例6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバックライト例の斜視図
【図2】従来のバックライト例の断面図
【図3】従来の表面が凸状構造を多数持つシ−トを用い
たバックライト例の斜視図
【図4】本発明の比較例のバックライトの斜視図
【図5】本発明の比較例のバックライトの断面図
【図6】本発明の一実施態様のバックライトの斜視図
【図7】本発明の一実施態様のバックライトの断面図
【図8】本発明で用いるシ−ト(形状Aのシート)の一
実施態様の斜視図
【図9】本発明で用いるシ−ト(形状Bのシート)の一
実施態様の断面図
【図10】本発明で用いるシ−ト(形状Bのシート)の
別の一実施態様の断面図
【図11】本発明で用いるシ−ト(形状Bのシート)の
別の一実施態様の斜視図
【符号の説明】
1:導光板 2:光拡散シート 3:光反射シート 4:棒状光源 5:棒状光源を覆う光反射シート 6:光拡散機能 7:形状Bのシ−ト 8:形状Aのシ−ト 9:形状Bのシ−トの直線状頂稜 10:形状Aのシ−トの直線状頂稜 11:直線状頂稜同士の間隔 12:プリズムの頂角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−218911(JP,A) 特開 平7−151909(JP,A) 特開 平6−230228(JP,A) 特開 平6−194651(JP,A) 特開 平5−341132(JP,A) 特開 平5−313004(JP,A) 特開 平5−203950(JP,A) 実開 平7−1427(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 331 F21V 8/00 601 G02F 1/13357

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光拡散機能を有する透光性材料からなる導
    光板の少なくとも一側面端部にこれに近接した棒状光源
    を持ち、前記導光板の出光面側に透光性材料からな
    り、同一面に微細な間隔で直線状頂稜をそれらがほぼ平
    行となる状態で多数有する2種類のシートを配置したバ
    ックライトであって、導光板側に、頂稜と直交する断面
    の形状が、頂稜部が実質的に曲線で形成された凸状形状
    のシ−トを配置し、導光板とは反対の側に、頂稜と直交
    する断面の形状が、二辺の交点が頂稜部を構成する形状
    のシートを配置したことを特徴とするバックライト。
  2. 【請求項2】導光板と透光性材料からなるシ−トの間及
    び透光性材料からなるシ−ト間に空気層を介在させた請
    求項1記載のバックライト。
  3. 【請求項3】光性材料からなる2種類のシ−トが、そ
    の直線状頂稜が互いに交差する状態で配置されている請
    求項1又は2記載のバックライト。
  4. 【請求項4】光性材料からなる2種類のシ−トが、そ
    の直線状頂稜が互いに実質的に直交する状態で配置され
    ている請求項1又は2記載のバックライト。
  5. 【請求項5】導光板と、頂稜と直交する断面の形状が、
    頂稜部が実質的に曲線で形成された凸状形状のシ−トと
    の間に、前記シ−ト側が導光板側よりも粗面である透光
    性材料からなるシ−トであって直線状頂稜を有しないシ
    ートを配置した請求項1〜いずれか記載のバックライ
    ト。
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