JPH05119158A - 固体検出器の製造方法 - Google Patents

固体検出器の製造方法

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JPH05119158A
JPH05119158A JP27915691A JP27915691A JPH05119158A JP H05119158 A JPH05119158 A JP H05119158A JP 27915691 A JP27915691 A JP 27915691A JP 27915691 A JP27915691 A JP 27915691A JP H05119158 A JPH05119158 A JP H05119158A
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JP
Japan
Prior art keywords
scintillator
solid
reflector
state detector
accuracy
Prior art date
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Pending
Application number
JP27915691A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Goto
義美 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、シンチレータの全体の幅、チャネ
ル間ピッチを切込み加工に使用する機械の精度と同等ま
で高めることのできる固体検出器の製造方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 シンチレータ板1に所定厚を残して予め設定
されるチャネル間ピッチで切込みSを入れ、この切込み
Sにリフレクタ3を挿入した後に、当該シンチレータ1
とリフレクタ3とを接着して一体化し、その後にシンチ
レータ1の表裏を研磨して前記残された所定厚のシンチ
レータ1を削除し、さらにこの研磨され規定の厚みとな
ったシンチレータ1の一側面にフォトダイオード7を配
設することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば第3世代X線C
T等に用いられる固体検出器の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる第3世代の固体検出器と
いわれるものに、図7に示すものがある。この図7に示
す固体検出器11は図8に示すように円弧に沿って配設
されて、図9に示すいわゆる第3世代のCT装置に用い
られている。
【0003】以下、図7乃至図9を参照して、第3世代
のCT装置及び固体検出器11について説明する。図9
に示すCT装置は、X線管13と、このX線管13と対
向して配設され、このX線管13から出力されたファン
状X線ビームFが入射される固体検出器11とを架台の
中心を軸として回転し得るように構成される。したがっ
て、固体検出器11は、回転中心の被検体Tを透過した
X線を検出するために、X線管13を射出点を中心とす
る円周上に配列されることが望ましく、そのため限り無
く円に近い多面体状に配列した複数の固体検出器11が
使用される。
【0004】具体的には、その固体検出器11は、図7
に示すように1チャネル分がシンチレータのX線管13
と対向する側にフォトダイオードを密着させてなる固体
検出器単体を16〜24チャネル分、マザーボード表面
に配設して、一組の固体検出器11として構成すること
が多かった。また、各16〜24チャネルの固体検出器
単体は、その出力性能及び特性を均一にする為、幅寸法
を誤差数μmで管理することが必要とされ、また固体検
出器単体を数十本、この場合16〜24本配置して固体
検出器11を構成し、さらにこの固体検出器11を、図
8に示すように円弧に沿って配設して、全体としては概
ね900チャネルとすることから、固体検出器11の外
形寸法としての寸法管理も必要で、誤差数10μm以内
となるように管理することが必要とされる。
【0005】また、固体検出器11のチャネル間、すな
わちシンチレータとシンチレータとの間には、隣接され
るシンチレータとの光のクロストークを無くす為、反射
材としてのリフレクタ(反射板)が嵌装されており、こ
のリフレクタとシンチレータとを接着するための接着剤
も使用されている。すなわち、リフレクタの寸法管理及
び接着剤の厚み管理が必要であることから、部品の精度
向上、及び、組み立て時における組立精度の向上が必要
であった。
【0006】また第3世代X線CTでは、被写体Tから
の散乱線の除去の為、固体検出器上にX線コリメータ1
5を配置する必要がある。このX線コリメータ15は一
体形であることからチャネル間精度は機械精度によって
精密に決定される。さらに、このコリメータが一体形で
あることから、固体検出器11の組付けの際は当該X線
コリメータ15にシンチレータ配置を合わせる必要があ
ることからも、固体検出器11の精度の向上は重要であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように固体検出器全体11としての寸法管理、及びチ
ャネル間ピッチの寸法管理は、シンチレータ1とリフレ
クタ3の組み立て精度及び接着剤5の硬化時の収縮等に
係る制御等に依存し、そのため環境等に影響される寸法
管理を適切に行うことは非常に困難を伴うものとなって
いた。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、シンチレータの加工方式を変更し
チャネル毎1本1本のシンチレータの加工寸法或いはリ
フレクタの寸法等部品の精度を追及する事無く、精度が
向上する所にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、シンチレータ板に所定厚を残して予め設定さ
れるチャネル間ピッチで切込みを入れ、この切れ込みに
反射材を挿入した後に、当該シンチレータと反射材とを
接着して一体化し、その後にシンチレータの表裏を研磨
して前記残された所定厚のシンチレータを削除し、さら
にこの研磨され規定の厚みとなったシンチレータの一側
面に光検出手段を配設することを要旨とする。
【0010】
【作用】本発明の固体検出器の製造方法は、まず予め所
定の外形寸法に切出されたシンチレータ板に所定厚を残
すようにしてして予め設定されるチャネル間ピッチで切
込みを入れる。このチャネル間ピッチの切れ込みのそれ
ぞれに反射材を挿入した後に、接着剤を用いて当該シン
チレータと反射材とを一体化し、その後にシンチレータ
の表裏を、前記残された所定厚のシンチレータが削除さ
れさらに規定の厚みになるまで研磨する。次に、この研
磨され規定の厚みとなったシンチレータの一側面にX線
量に応じて発光される光量の検出用の光検出手段を配設
して、固体検出器を製造する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。
【0012】図1乃至図7は本発明に係る固体検出器1
1の製造方法の概要を示す図である。以下、製造手順に
従って説明する。先ず図1に示すように、ブロック全体
の外形寸法となるようにシンチレータ1を切り出す。こ
のとき、シンチレータ1の縦寸法、横寸法は切出しに使
用する機械の精度で決まるが、常識的に2〜3μmの誤
差に入る。また厚み寸法は、後述するように、最終的に
規定される厚みより若干厚い寸法とされる。
【0013】次に、図2を参照するに、底面から0.2
〜0.3mm位の所定厚を残しチャネル間ピッチ、概ね
1mm間隔で、反射材としてのリフレクタ3を差し込む
幅に切り込みを入れる。この切込み幅は歯厚によって決
まり、後述する接着剤5の入りを良くするためにリフレ
クタ3の板厚より1μm位大きい切込み幅(約100μ
m)で切込まれる。
【0014】次に、図3に示すように、前述した切込み
によって設けられた溝(スリット)Sにリフレクタ3を
差し込む。このリフレクタ3には白色の樹脂板(例えば
東レ製「ルミラ」)が用いられる。また、このとき、こ
のリフレクタ3の表裏両面に予め接着剤5を塗布してお
く。さらに図4に示すように接着剤5を流し込んでシン
チレータ1及びリフレクタ3を接着すると共に全体が一
体となるように硬化させる。このとき、現行技術で必要
にされるシンチレータ1及びリフレクタ3全体を固定接
着する治工具及び熟練等は不必要になる。
【0015】更に、図5に示すように、X線が入射され
る面とフォトダイオード7側を研磨すると共に、底面に
残しておいた0.2〜0.3mm位の板厚部分も研磨に
よって削除することで、図6に示すように各チャネルが
リフレクタ3によって分離し、光のクロストークの問題
が生じることもない。
【0016】上述した作業により、チャネル毎のシンチ
レータ1の加工精度は切り込み時の機械精度によっての
み決定されることになり、またシンチレータの加工寸法
或いはリフレクタの寸法等部品の精度が全体の誤差に影
響を与えることがなくなる。
【0017】尚、上記の実施例では第3世代のX線CT
に適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれ
に限定されること無く、任意の固体検出器の製造方法に
適用することができるのは言うまでもないことである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シンチレ
ータに切込みを入れるだけで、シンチレータを切り離す
ことなく、反射材を組込み硬化させたのちに研磨して、
固体検出器全体を製造するようにしたので、チャネル毎
1本1本のシンチレータの加工寸法或いはリフレクタの
寸法等部品の精度を追及する事無く、チャネル間ピッチ
の寸法精度を極めて高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体検出器の製造方法に従って、シン
チレータを切出したところを示す斜視図である。
【図2】図1に示したシンチレータに切込みを入れたと
ころを示す斜視図である。
【図3】図2で形成したシンチレータの切込みに反射材
を差込む様子を説明するための斜視図である。
【図4】図2で形成したシンチレータの全ての切込みに
反射材を差込んだ後、接着剤を流し込む様子を説明する
ための斜視図である。
【図5】図4で流し込んだ接着剤が硬化した後にこのシ
ンチレータの表裏を研磨する様子を説明するための図で
ある。
【図6】図5で寸法どうりに精密に研磨されたシンチレ
ータを示す斜視図である。
【図7】厚み精度の出されたシンチレータを組み込んだ
固体検出器を示す側面図である。
【図8】図7に示す固体検出器を円弧に沿って並べた状
態を示す図である。
【図9】図7に示す固体検出器を第3世代のCT装置に
組込んだ状態を示す図である。
【符号の説明】
1 シンチレータ 3 リフレクタ 5 接着剤 7 フォトダイオード 9 マザーボード 11 固体検出器 13 X線管 15 コリメータ S 切込み F ファン状X線ビーム T 被検体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンチレータ板に所定厚を残して予め設
    定されるチャネル間ピッチで切込みを入れ、この切込み
    に反射材を挿入した後に、当該シンチレータと反射材と
    を接着して一体化し、その後にシンチレータの表裏を研
    磨して前記残された所定厚のシンチレータを削除し、さ
    らにこの研磨され規定の厚みとなったシンチレータの一
    側面に光検出手段を配設することを特徴とする固体検出
    器の製造方法。
JP27915691A 1991-10-25 1991-10-25 固体検出器の製造方法 Pending JPH05119158A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311142A (ja) * 2001-04-18 2002-10-23 Toshiba Corp X線固体検出器の製造方法およびx線ct装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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