JPH05118555A - 調理器 - Google Patents

調理器

Info

Publication number
JPH05118555A
JPH05118555A JP27602891A JP27602891A JPH05118555A JP H05118555 A JPH05118555 A JP H05118555A JP 27602891 A JP27602891 A JP 27602891A JP 27602891 A JP27602891 A JP 27602891A JP H05118555 A JPH05118555 A JP H05118555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detecting means
output
heating
signal
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27602891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoko Kudo
恭子 工藤
Koji Murakami
浩二 村上
Takayasu Narita
隆保 成田
Sachiko Endo
佐知子 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27602891A priority Critical patent/JPH05118555A/ja
Publication of JPH05118555A publication Critical patent/JPH05118555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、暖め自動調理等において蒸気が出
にくい物を加熱した場合でも過加熱を確実に防止するこ
とを目的とする。 【構成】 加熱室の排気温度を検出して電圧出力をする
温度検出手段20と、温度検出手段20の出力中の直流
成分を検出する直流信号検出手段31と、温度検出手段
20の出力中の交流成分を検出する交流信号検出手段3
2と、交流信号検出手段32の出力に基づいて加熱時間
或いは加熱出力を制御するとともに直流信号検出手段3
1の出力が所定値以上になったときは交流信号検出手段
32の出力にかかわらず加熱出力を停止する制御手段3
3とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子レンジ等の
食品の加熱調理を行なう調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子レンジは家電品の一つとして
一般家庭に普及しており、今後共種々の自動化による一
層の利便性が図られることが予想される。この中でごは
ん、おかず等の暖め自動調理は特に頻繁に行われる調理
である。このような自動調理において食品の加熱状態を
検出するために、ガスセンサ、湿度センサ、赤外線温度
センサ等のセンサが開発されているが、これらのセンサ
は比較的高価なため、トースターレンジ、単機能レンジ
等の低価格の電子レンジには不適であり、低価格のセン
サの使用が望まれている。そして、温度センサとして安
価なサーミスタを用い、温度によるサーミスタの抵抗値
の変化を電圧に変換し、その交流成分を増幅した出力に
基づいて、食品の沸騰状態を検知する蒸気センサが考え
られている。この温度センサは、加熱された食品から発
生する蒸気によりサーミスタ近傍の温度が変動(ゆら
ぎ)することを利用している。そして、この温度変動、
即ち交流成分の出力に基づいて加熱時間或いは加熱出力
を制御することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蒸気センサを
用いた調理器において、使用者の誤使用等により蒸気が
出にくい物を加熱した場合は、所定の交流成分出力を検
出できずに長時間の加熱を行なって過加熱を招くおそれ
があるという問題があった。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
暖め自動調理において、使用者の誤使用等により蒸気が
出にくい物を加熱した場合でも、過加熱を確実に防止す
ることができる調理器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、加熱室の排気温度を検出し該排気温度に応
じた電圧を出力する温度検出手段と、該温度検出手段の
出力中の直流成分を検出する直流信号検出手段と、前記
温度検出手段の出力中の交流成分を検出する交流信号検
出手段と、該交流信号検出手段の検出出力に基づいて加
熱時間或いは加熱出力を制御するとともに前記直流信号
検出手段の検出出力が所定値以上になったときは前記交
流信号検出手段の検出出力にかかわらず加熱出力を停止
する制御手段とを有することを要旨とする。
【0006】
【作用】上記構成において、暖め自動調理の際、使用者
の誤使用等により、蒸気が出にくい物を加熱した場合で
も、排気温度が直流信号検出手段の検出出力により判断
され、その検出出力が所定値以上になったとき加熱出力
が停止される。これにより過加熱が確実に防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図8に基
づいて説明する。この実施例は、電子レンジに適用され
ている。
【0008】まず、図1ないし図3を用いて、電子レン
ジの全体構成を説明する。これらの図において、10は
本体キャビネット、2は食品1を加熱する加熱室、3は
食品1を載せて加熱中に回転するターンテーブルであ
る。4は加熱室2内(庫内)に高周波を放射する高周波
発生手段としてのマグネトロンであり、送風ファン5で
冷却されるようになっている。送風ファン5で外気導入
孔6から本体キャビネット10内に導入された空気は、
マグネトロン4を冷却した後、加熱室導入孔7を通って
加熱室2に入り、食品1からの発生蒸気と共に加熱室排
出孔(排気口)8を通って排気ダクト9に取込まれ、内
気排出孔11から本体キャビネット10外に排出される
ようになっている。また、発生蒸気を含む加熱室2から
の排気の一部は、加熱室天板12の部分に設けられた温
度検出用排出孔13を通り、温度検出手段としての温度
センサ20に接触しながら通過して、温度検出用内気排
出孔14から本体キャビネット10外に排出されるよう
になっている。15は表示部、16は選択キー、17は
扉、18は制御部を含む電子回路ユニットである。
【0009】図4は、温度センサ20を拡大して示して
いる。リード線21の付いたサーミスタチップ22がガ
ラス23で封止され、セラミックの円筒状部材24に固
着されている。円筒状部材24の内部は、リード線21
同士が互いに接触しないように樹脂25でモールドされ
ている。
【0010】図5は、温度センサの検出回路を示してい
る。サーミスタチップ22としてはNTCサーミスタが
用いられている。サーミスタチップ22の抵抗値をRt
hとすると、図中、a点の電位Vは次式で与えられる。
【0011】 V=R・(Vcc−Vee)/(R+Rth) サーミスタチップ22の抵抗値Rthは、負の温度特性
を有するので雰囲気温度が上昇すると減少する。即ち、
温度上昇に対してVの値は増加する。そして、食品調理
時に食品1の温度が上昇してくると、発生蒸気による温
度変化により、Vの値は除々に増加しながら振動するよ
うになる。
【0012】検出回路は、この振動を検出するものであ
り、バッファ26、ハイパスフィルタ27、ローパスフ
ィルタ28、微分回路29及び増幅回路30で構成され
ている。ハイパスフィルタ27及びローパスフィルタ2
8で0.08Hz以下並びに10Hz以上の信号を減衰
させる。直流成分はバッファ26の出力で得られ、交流
成分は増幅回路30の出力で得られる。
【0013】本検出回路の出力を、例えばマイコンとコ
ンパレータを用いて所定の振幅を何回超えたかを判断し
たり、マイコンのA/Dコンバーターに入力して電圧を
直接観察して判断することにより、調理器を制御でき
る。
【0014】図6は、制御系のシステムブロック図であ
る。例えば電子レンジでは、温度センサ20の検出信号
から直流信号検出手段としての直流信号検出部31と交
流信号検出手段としての直流信号検出部32とが各々直
流成分及び交流成分を検出し、それらの検出出力に基づ
いて制御手段としての制御部33がマグネトロン4、タ
ーンテーブル3の駆動モータ、送風ファン5等を制御す
る。
【0015】次いで、本実施例の電子レンジの操作及び
作用を、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0016】電源が投入され、調理コースが選択されて
スタートキーが押されると、加熱前の送風が行なわれる
(ステップ35)。この送風により温度センサ20の冷
却或いは加熱室2内の残留蒸気排出等の効果が得られ
る。その後に交流信号成分の初期値V0 を読込むが(ス
テップ36)、その際、数秒間から十数秒間の平均値を
とるなどして、瞬間的なノイズの影響を軽減することが
望ましい。次に、初期値V0 に検出すべき振幅を加減算
して、基準値を決める(ステップ37)。そしてマグネ
トロン4を駆動して加熱を開始する(ステップ38)。
加熱している間に、検出された交流信号成分と直流信号
成分とを各々読込み(ステップ39)、交流信号成分が
基準値を所定時間間隔内で所定回数超えたら、蒸気検出
とみなしその時までの加熱時間tαに、係数βで重み付
けをして追加熱時間を決定する(ステップ40〜4
2)。この係数βは調理する食品の種類或いは分量によ
って異なるが、調理前のコース選択と加熱時間tαによ
り決定できる。後は追加熱時間だけ加熱を継続してマグ
ネトロンを停止し調理を終了する(ステップ43,4
4)。そして、加熱している間に、読込んだ直流信号成
分が所定値を超えた場合は、交流信号成分にかかわらず
直ちに加熱異常と見なして、表示部5に異常を表示する
とともに調理を終了する(ステップ45〜47)。
【0017】図8は、使用者の誤使用により、無負荷で
加熱をした場合の検出された直流信号成分と交流信号成
分とを測定した特性図である。交流信号成分は基準値に
到達しないにもかかわらず、直流信号成分はほぼ直線的
に増加している。このとき、本実施例によれば直流信号
成分が所定値に達すれば、交流信号成分にかかわらず加
熱を停止させるので、過加熱を確実に防止することが可
能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
暖め自動調理等において、使用者の誤使用等により蒸気
が出にくい物を加熱した場合でも、排気温度の検出信号
である直流信号検出手段の検出出力が所定値以上になっ
たときは、交流信号検出手段の検出出力にかかわらず加
熱出力を停止するようにしたため、過加熱を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る調理器の実施例を一部縦断面で示
す構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1中の温度センサの拡大断面図である。
【図5】本実施例における温度センサの検出回路の一例
を示す回路図である。
【図6】本実施例における制御系のシステムブロック図
である。
【図7】本実施例の操作及び作用を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】本実施例において無負荷で加熱した場合におけ
る直流成分及び交流成分の測定例を示す特性図である。
【符号の説明】
2 加熱室 20 温度センサ(温度検出手段) 31 直流信号検出部(直流信号検出手段) 32 交流信号検出部(交流信号検出手段) 33 制御部(制御手段)
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 佐知子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の排気温度を検出し該排気温度に
    応じた電圧を出力する温度検出手段と、該温度検出手段
    の出力中の直流成分を検出する直流信号検出手段と、前
    記温度検出手段の出力中の交流成分を検出する交流信号
    検出手段と、該交流信号検出手段の検出出力に基づいて
    加熱時間或いは加熱出力を制御するとともに前記直流信
    号検出手段の検出出力が所定値以上になったときは前記
    交流信号検出手段の検出出力にかかわらず加熱出力を停
    止する制御手段とを有することを特徴とする調理器。
JP27602891A 1991-10-24 1991-10-24 調理器 Pending JPH05118555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27602891A JPH05118555A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27602891A JPH05118555A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05118555A true JPH05118555A (ja) 1993-05-14

Family

ID=17563792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27602891A Pending JPH05118555A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05118555A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE31094E (en) Apparatus for controlling heating time utilizing humidity sensing
JP4072579B2 (ja) 電子レンジ及びその制御方法
CA1253933A (en) Heating apparatus with piezoelectric device sensor
CA2146835C (en) Heating time control apparatus and method thereof for microwave oven
JP4746669B2 (ja) 加熱調理器
JP2584175B2 (ja) 電子レンジの料理制御方法
JPH05118555A (ja) 調理器
JPH0325697B2 (ja)
JPH05164329A (ja) 調理器
JP2877435B2 (ja) 加熱調理器
KR100211343B1 (ko) 가열조리기
JPH05149547A (ja) 調理器
JP2525763B2 (ja) 調理器
KR100507039B1 (ko) 전자레인지의 심머요리 제어방법
JPS59175588A (ja) 自動調理器
JP2960580B2 (ja) 調理器用温度センサ
JP2706396B2 (ja) 加熱調理装置
JP2931378B2 (ja) 調理器
JPS63172830A (ja) 調理器
JP2008175497A (ja) 加熱調理装置
KR100239242B1 (ko) 가열조리기
JP2507004B2 (ja) 圧電素子応用センサ装置
JP3055251B2 (ja) 炊飯器の制御回路
JPH04230990A (ja) 加熱調理器
JP2548369B2 (ja) 加熱調理器