JPH05118345A - トルクリミツタ - Google Patents

トルクリミツタ

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JPH05118345A
JPH05118345A JP30263791A JP30263791A JPH05118345A JP H05118345 A JPH05118345 A JP H05118345A JP 30263791 A JP30263791 A JP 30263791A JP 30263791 A JP30263791 A JP 30263791A JP H05118345 A JPH05118345 A JP H05118345A
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JP
Japan
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magnet
plate
torque limiter
torque
hysteresis plate
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JP30263791A
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Katsumi Kurihara
克己 栗原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で大きなトルクを得ることができるトル
クリミツタを提供する。 【構成】 マグネツト1の両側に円板状の第1,第2の
ヒス板2,3を配置し、かつ、第1のヒス板2とマグネ
ツト1との間には微小空間を保つためのギヤツプ管理部
材4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、フアクシミリ、
プリンタ等の給紙部の分離ローラに介在されるトルクリ
ミツタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機においては、給紙トレー上
方に設けた呼び出しローラにより用紙を送り出し、給紙
トレーに隣接した位置に配置された、送りローラと分離
ローラからなるローラ対間にこの用紙を通して、重送紙
があつた場合、分離ローラを逆転して重送紙を給紙トレ
ー側に戻すことにより捌く、給紙分離機構が広く知られ
ている。
【0003】この給紙分離機構において、分離ローラの
内側には、この分離ローラに一定の逆転駆動トルクを付
与するトルクリミツタが介在されており、用紙がローラ
対間に1枚のみ通紙された時は分離ローラは送りローラ
に連れ回りするが、2枚以上通紙された時は用紙間の摩
擦係数が小さいために、トルクリミツタの作用により分
離ローラは逆転して、重送紙を捌くようになつている。
【0004】ここで、トルクリミツタのトルク値は用紙
の分離性能保証の上で重要な要因となる。
【0005】トルクリミツタのトルク発生方式として
は、スプリングクラツチタイプ(スプリングのハブに対
する締付力を利用)、パウダリミツタタイプ(マグネツ
トとヒス板間を磁性粉でつなぎ、連鎖状磁性粉間の磁力
を利用)、マグネツトリミツタタイプ(磁力の強い希土
類のマグネツトを用い、ヒス板との間に発生するヒステ
リシスを利用)等のトルク一定タイプのものと、図2に
示すように、トルクを調整可能にしたものとがある。
【0006】図2において、21はマグネツト、22は
マグネツト21の外周に対向して配置されたヒス板、2
3,24はベアリング、25はネジである。
【0007】このトルクリミツタにおいては、マグネツ
ト21がヒス板22に対し、軸方向に移動し、磁力が生
じる面積(マグネツト21とヒス板22のオーバーラツ
プ量)を可変としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示すトルク調整タイプの従来装置においては、一定磁力
(例えば400〜500gfm)を確保するために、長
手方向に相当のスペースが必要となる不具合があつた。
【0009】本発明は、上記従来装置の欠点を解消し、
小型で大きなトルクを得ることができるトルクリミツタ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、マグネツト
と、このマグネツトの近傍に位置するヒス板とが、相対
的に回転する時に発生するヒステリシスを利用したトル
クリミツタにおいて、マグネツトの両側に第1,第2の
ヒス板を配置し、かつ、第1のヒス板とマグネツトとの
間には微小空間を保つためのギヤツプ管理部材を有する
ことにより達成される。
【0011】
【作用】第1,第2のヒス板は、ネジ部で螺合される外
枠部材にそれぞれ固定され、第1のヒス板とマグネツト
の間には微小空間を保つためのギヤツプ管理部材が設け
られ、一方、第2のヒス板とマグネツトの間の距離は、
外枠部材の螺合度合を調整することにより可変となつて
いる。ただし、第2のヒス板がマグネツトに最も近づい
た時の距離Lはギヤツプ管理部材の厚さTより大きい
(L>T)ものとする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の実施例に係るトルクリミツ
タの縦断面図である。
【0014】図において、マグネツト1は内側ボス10
に固定され、該内側ボス10は駆動軸7に対してピン8
により回転方向に固定されている。また、円板状の第1
のヒス板2は、厚さTのギヤツプ管理部材4により空間
を保ちながらマグネツト1と対向している。この第1の
ヒス板2は、結合用ボス5bにより第1の外枠部材5に
固定されている。
【0015】一方、円板状の第2のヒス板3は、マグネ
ツト1と所定の距離Lを保ちながら第1のヒス板2と同
様に、結合用ボス6bで第2の外枠部材6に固定されて
いる。第1,第2の外枠部材5および6は、ネジ部5
a,6aにてネジ嵌合されており、それぞれ内側ボス1
0上を軸方向に移動可能となつている。第1の外枠部材
5は、端部5cで分離コロ9と嵌合している。
【0016】マグネツト1と第1のヒス板2間に生じる
磁力により、内側ボス10と第1,第2の外枠部材5,
6間にトルクを生じさせ、トルクの大きさはLの寸法変
化により調節する。Lを最も小さくしたときでも、T<
Lとなるように、ネジ部寸法を形成すれば第1のヒス板
2とマグネツト1間の磁力の方が第2のヒス板3とマグ
ネツト1間の磁力より大きいため、ギヤツプ管理部材4
と第1のヒス板2の間には隙間はできず、L寸法を管理
すれば一定のトルクが常時得られる。
【0017】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
第1,第2のヒス板でマグネツトを挟持する構成にした
ため、小型で大きなトルクを得ることができる。
【0018】請求項3および4記載の発明によれば、マ
グネツトとヒス板の距離を可変とすることでトルクを調
整することができる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、ギヤツプ管
理部材の厚みよりも、可変されるマグネツトとヒス板間
のギヤツプを常に大きく保つようにしたので、可変とさ
れるギヤツプ量の調整だけでトルク調節ができ、非常に
安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るトルクリミツタの縦断面
図である。
【図2】従来例に係るトルクリミツタの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マグネツト 2 第1のヒス板 3 第2のヒス板 4 ギヤツプ管理部材 5 第1の外枠部材 5a ネジ部 6 第2の外枠部材 6a ネジ部 7 駆動軸 8 ピン 10 内側ボス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネツトと、このマグネツトの近傍に
    位置するヒス板とが相対的に回転する時に発生するヒス
    テリシスを利用したトルクリミツタにおいて、マグネツ
    トの両側に第1,第2のヒス板を配置し、かつ、第1の
    ヒス板とマグネツトとの間には微小空間を保つためのギ
    ヤツプ管理部材を有することを特徴とするトルクリミツ
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、一対の前記第
    1,第2のヒス板を、一対の外枠部材にそれぞれ固定し
    たことを特徴とするトルクリミツタ。
  3. 【請求項3】 請求項1、または2記載において、前記
    ギヤツプ管理部材を介在していない側の前記第2のヒス
    板と前記マグネツト間の距離を可変としたことを特徴と
    するトルクリミツタ。
  4. 【請求項4】 請求項2、または3記載において、一対
    の前記外枠部材は、一方の内周部に形成したネジ部と、
    他方の外周部に形成したネジ部とが互いに螺合するよう
    に構成されており、両者の螺合度合を調整することで前
    記第2のヒス板と前記マグネツト間の距離を調整可能と
    したことを特徴とするトルクリミツタ。
  5. 【請求項5】 請求項3、または4記載において、前記
    第2のヒス板が前記マグネツトに最も近づいた時の距離
    は、前記ギヤツプ管理部材によつて保つ微小空間よりも
    大きいことを特徴とするトルクリミツタ。
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