JP3122681B2 - トルクリミツタ - Google Patents

トルクリミツタ

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JP3122681B2
JP3122681B2 JP03302637A JP30263791A JP3122681B2 JP 3122681 B2 JP3122681 B2 JP 3122681B2 JP 03302637 A JP03302637 A JP 03302637A JP 30263791 A JP30263791 A JP 30263791A JP 3122681 B2 JP3122681 B2 JP 3122681B2
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magnet
plate
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gap
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克己 栗原
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  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、フアクシミリ、
プリンタ等の給紙部の分離ローラに介在されるトルクリ
ミツタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機においては、給紙トレー上
方に設けた呼び出しローラにより用紙を送り出し、給紙
トレーに隣接した位置に配置された、送りローラと分離
ローラからなるローラ対間にこの用紙を通して、重送紙
があつた場合、分離ローラを逆転して重送紙を給紙トレ
ー側に戻すことにより捌く、給紙分離機構が広く知られ
ている。
【0003】この給紙分離機構において、分離ローラの
内側には、この分離ローラに一定の逆転駆動トルクを付
与するトルクリミツタが介在されており、用紙がローラ
対間に1枚のみ通紙された時は分離ローラは送りローラ
に連れ回りするが、2枚以上通紙された時は用紙間の摩
擦係数が小さいために、トルクリミツタの作用により分
離ローラは逆転して、重送紙を捌くようになつている。
【0004】ここで、トルクリミツタのトルク値は用紙
の分離性能保証の上で重要な要因となる。
【0005】トルクリミツタのトルク発生方式として
は、スプリングクラツチタイプ(スプリングのハブに対
する締付力を利用)、パウダリミツタタイプ(マグネツ
トとヒス板間を磁性粉でつなぎ、連鎖状磁性粉間の磁力
を利用)、マグネツトリミツタタイプ(磁力の強い希土
類のマグネツトを用い、ヒス板との間に発生するヒステ
リシスを利用)等のトルク一定タイプのものと、図2に
示すように、トルクを調整可能にしたものとがある。
【0006】図2において、21はマグネツト、22は
マグネツト21の外周に対向して配置されたヒス板、2
3,24はベアリング、25はネジである。
【0007】このトルクリミツタにおいては、マグネツ
ト21がヒス板22に対し、軸方向に移動し、磁力が生
じる面積(マグネツト21とヒス板22のオーバーラツ
プ量)を可変としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示すトルク調整タイプの従来装置においては、一定磁力
(例えば400〜500gfm)を確保するために、長
手方向に相当のスペースが必要となる不具合があつた。
【0009】本発明は、上記従来装置の欠点を解消し、
ギヤツプ管理部材と第1のヒス板の間に隙間ができない
ように、マグネツトと第2のヒス板の距離を可変とする
ことでトルクを調整することができ、かつ、可変とされ
るマグネツトと第2のヒス板間のギヤツプ量の調整だけ
でトルク調節ができ、非常に安定したものとなるととも
に、小型で大きなトルクを得ることができるトルクリミ
ツタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、マグネツト
と、このマグネツトの近傍に位置するヒス板とが相対的
に回転する時に発生するヒステリシスを利用したトルク
リミツタにおいて、前記マグネツトの両側に第1,第2
のヒス板を配置し、かつ、前記第1のヒス板と前記マグ
ネツトとの間には微小空間を保つためのギヤツプ管理部
材を有し、一対の前記第1,第2のヒス板を、一対の外
枠部材にそれぞれ固定し、前記ギヤツプ管理部材を介在
していない側の前記第2のヒス板と前記マグネツト間の
距離を可変とするとともに、前記第2のヒス板が前記マ
グネツトに最も近づいた時の距離は、前記ギヤツプ管理
部材によつて保つ微小空間よりも大きいことにより達成
される。
【0011】
【作用】第1,第2のヒス板は、ネジ部で螺合される外
枠部材にそれぞれ固定され、第1のヒス板とマグネツト
の間には微小空間を保つためのギヤツプ管理部材が設け
られ、一方、第2のヒス板とマグネツトの間の距離は、
外枠部材の螺合度合を調整することにより可変となつて
いる。ただし、第2のヒス板がマグネツトに最も近づい
た時の距離Lはギヤツプ管理部材の厚さTより大きい
(L>T)ものとする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の実施例に係るトルクリミツ
タの縦断面図である。
【0014】図において、マグネツト1は内側ボス10
に固定され、該内側ボス10は駆動軸7に対してピン8
により回転方向に固定されている。また、円板状の第1
のヒス板2は、厚さTのギヤツプ管理部材4により空間
を保ちながらマグネツト1と対向している。この第1の
ヒス板2は、結合用ボス5bにより第1の外枠部材5に
固定されている。
【0015】一方、円板状の第2のヒス板3は、マグネ
ツト1と所定の距離Lを保ちながら第1のヒス板2と同
様に、結合用ボス6bで第2の外枠部材6に固定されて
いる。第1,第2の外枠部材5および6は、ネジ部5
a,6aにてネジ嵌合されており、それぞれ内側ボス1
0上を軸方向に移動可能となつている。第1の外枠部材
5は、端部5cで分離コロ9と嵌合している。
【0016】マグネツト1と第1のヒス板2間に生じる
磁力により、内側ボス10と第1,第2の外枠部材5,
6間にトルクを生じさせ、トルクの大きさはLの寸法変
化により調節する。Lを最も小さくしたときでも、T<
Lとなるように、ネジ部寸法を形成すれば第1のヒス板
2とマグネツト1間の磁力の方が第2のヒス板3とマグ
ネツト1間の磁力より大きいため、ギヤツプ管理部材4
と第1のヒス板2の間には隙間はできず、L寸法を管理
すれば一定のトルクが常時得られる。
【0017】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、マグ
ネツトの両側に第1,第2のヒス板を配置し、かつ、第
1のヒス板とマグネツトとの間には微小空間を保つため
のギヤツプ管理部材を有し、一対の第1,第2のヒス板
を、一対の外枠部材にそれぞれ固定し、ギヤツプ管理部
材を介在していない側の第2のヒス板とマグネツト間の
距離を可変とするとともに、第2のヒス板がマグネツト
に最も近づいた時の距離は、ギヤツプ管理部材によつて
保つ微小空間よりも大きいため、ギヤツプ管理部材の厚
みよりも、可変されるマグネツトと第2のヒス板間のギ
ヤツプを常に大きく保つようにしたので、ギヤツプ管理
部材と第1のヒス板の間に隙間ができないように、マグ
ネツトと第2のヒス板の距離を可変とすることでトルク
を調整することができ、かつ、可変とされるマグネツト
と第2のヒス板間のギヤツプ量の調整だけでトルク調節
ができ、非常に安定したものとなるとともに、小型で大
きなトルクを得ることができる。
【0018】
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るトルクリミツタの縦断面
図である。
【図2】従来例に係るトルクリミツタの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 マグネツト 2 第1のヒス板 3 第2のヒス板 4 ギヤツプ管理部材 5 第1の外枠部材 5a ネジ部 6 第2の外枠部材 6a ネジ部 7 駆動軸 8 ピン 10 内側ボス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 7/02 F16H 49/00 F02K 49/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネツトと、このマグネツトの近傍に
    位置するヒス板とが相対的に回転する時に発生するヒス
    テリシスを利用したトルクリミツタにおいて、前記 マグネツトの両側に第1,第2のヒス板を配置し、
    かつ、前記第1のヒス板と前記マグネツトとの間には微
    小空間を保つためのギヤツプ管理部材を有し、 一対の前記第1,第2のヒス板を、一対の外枠部材にそ
    れぞれ固定し、 前記ギヤツプ管理部材を介在していない側の前記第2の
    ヒス板と前記マグネツト間の距離を可変とするととも
    に、前記第2のヒス板が前記マグネツトに最も近づいた
    時の距離は、前記ギヤツプ管理部材によつて保つ微小空
    間よりも大きい ことを特徴とするトルクリミツタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、一対の前記外枠
    部材は、一方の内周部に形成したネジ部と、他方の外周
    部に形成したネジ部とが互いに螺合するように構成され
    ており、両者の螺合度合を調整することで前記第2のヒ
    ス板と前記マグネツト間の距離を調整可能としたことを
    特徴とするトルクリミツタ。
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