JPH0511831Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本案は、ロール状のトイレツトペーパーを予備
保管しておくトイレツトペーパーストツカーに関
するものである。

［従来の技術］ 従来、この種のものにあつては、下記のような
ものになつている。

所定幅の布を側面略Ｕ字状に構成した収納具に
側方からロール状のトイレツトペーパーを挿脱す
るよう構成されている。

［考案が解決しようとする課題］ 従来の技術で述べたものにあつては、下記のよ
うな問題点を有していた。

ロール状のトイレツトペーパーの出し入れに手
間がかかり、かつ、ロール状のトイレツトペーパ
ーの両端面が外部に露出した状態になり体裁がわ
るい。

本願は、従来の技術の有するこのような問題点
に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、上述の問題を解決できるものを提供しよう
とするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案のものは下
記のようになるものである。

すなわち本願のものは、下記の要件を有するケ
ース本体２と、蓋３とから構成されているトイレ
ツトペーパーストツカーで、ケース本体２は前後
壁２Ａ，２Ｂと左右壁２Ｃ，２Ｄをもつて構成さ
れた縦角筒状体２Ｅの下面に底部２Ｆが張設さ
れ、右壁２Ｄの中心部には縦溝状の開口部２Ｇが
開設され、この底部２Ｆには、ごみ排出用の長穴
状の開口部２Ｈが開設され、蓋３は縦角筒状体２
Ｅの上面開口部に開閉自在に取付けられていると
共に、この蓋３の左右縁には右壁２Ｄの縦溝状の
開口部２Ｇに対応するように横向きＵ字状の切り
欠き３Ｂが開設されている。

この場合、開口部２Ｇを左壁あるいは、左右の
壁の双方に開設すると共に、Ｕ字状の切り欠き３
Ｂについては、開口部２Ｇが左方にあるときは蓋
３の左方縁に開設し、また、開口部２Ｇが左右双
方にあるときは蓋３の左右双方の縁に開設するよ
うにしてもよい。

［作用］ 本考案のものは下記のように作用する。

第１図を参照して、 Ａ ロール状のトイレツトペーパー４を収納する
場合。

開口部２Ｇにトイレツトペーパー４の芯とし
て用いられているパイプ４Ａが位置するように
して収納する。

Ｂ 取り出す場合。

矢印Ａに親指を、また、矢印Ｂに人指し指を
差し入れ、そのまま矢印Ｃのように上昇させる
とトイレツトペーパー４は蓋を押し上げること
になり、極めて容易に取り出すことができる。

［考案の実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。

１は木材、厚手の紙、合成樹脂材等でなる本案
のトイレツトペーパーストツカーで、ケース本体
２と、蓋３とから構成されている。

４は収納されるべき公知のロール状のトイレツ
トペーパーである。

ケース本体２は前後壁２Ａ，２Ｂと左右壁２
Ｃ，２Ｄをもつて構成された縦角筒状体２Ｅの下
面に底部２Ｆが張設され、 右壁２Ｄの中心部には縦溝状の開口部２Ｇが開
設されている。

この縦溝状の開口部２Ｇには、ロール状のトイ
レツトペーパー芯に指を入れるためのものであ
る。

この場合、底部２Ｆには収納されるべきトイレ
ツトペーパー４のアールに沿うように断面略Ｕ状
に構成されていると共に、この底部２Ｆには、ご
み排出用の長穴状の開口部２Ｈが開設されてい
る。

また、この開口部の幅は、トイレツトペーパー
４の芯として用いられているパイプ４Ａの直径よ
り少しく短い同寸法に構成されている。

なお、この開口部は左壁に開設しても、左右の
壁の双方に開設してもよい。

２Ｂ１はケース本体２の後壁２Ｂに添着された
接着剤塗布面で、２Ｂ２は剥離紙である。

蓋３は縦角筒状体２Ｅの上面開口部に蝶番３Ａ
を介して開閉自在に取付けられている。

この場合、蓋３は収納されるべきトイレツトペ
ーパー４のアールに沿うように断面略逆Ｕ状に構
成されていると共に、この蓋３の右方縁には右壁
２Ｄの縦溝状の開口部２Ｇに対応するように横向
きＵ字状に切り欠き３Ｂが開設されている。

この切り欠き３Ｂはトイレツトペーパー４の上
部を指で押さえるためのものである。

この場合、蓋３が断面略逆Ｕ状に構成されてい
るから、本案のものを壁に取付けた場合、当該蓋
の重心がケース本体２の後壁２Ｂより前方に位置
することになり、自然に閉まることになる。

なお、このＵ字状に切り欠き３Ｂについては、
開口部２Ｇが左方にあるときは蓋３の左方縁に開
設し、また、開口部２Ｇが左右双方にあるときは
蓋３の左右双方の縁に開設されることになる。

３Ｃは蓋３の前縁に突設した平面略Ｕ字状のつ
まみである。

このつまみ３Ｃは蓋３の開閉時に、指先でつま
んでもよいし、トイレツトペーパー４をケース本
体内に収納する場合、当該つまみにトイレツトペ
ーパー４を下方より引つ掛けるようにして入れる
と、片手で簡単に入れることができる。

２Ｉは縦角筒状体２Ｅの適当個所に設けたスポ
ンサーなどの表示欄で、本願のものを景品として
顧客に提供する場合に使用するとよい。

［考案の効果］ 本考案は、上述の通り構成されているので次に
記載する効果を奏する。

Ａ ロール状のトイレツトペーパーの出し入れに
手間がかからない。

Ｂ ロール状のトイレツトペーパーの両端面が外
部に露出せず体裁が良い。

Ｃ 図示のものは２個のトイレツトペーパーの場
合であるが、縦角筒状体２Ｅの長さを長くする
ことにより希望する個数のものを収納できる。

Ｄ 接着剤塗布面２Ｂ１を利用して希望する個所
に取付けることができる。

Ｅ 底部２Ｆに、ごみ排出用の長穴状の開口部２
Ｈが開設されているから、ケース本体内にごみ
が溜つた場合排出できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は蓋を閉めた前面方向からみた斜視図、
第２図は前面方向からみた蓋を開けた状態の斜視
図、第３図は背面方向からみた蓋を開けた状態の
斜視図、第４図は他の実施例の前面方向からみた
蓋を開けた状態の斜視図、第５図は他の実施例の
背面方向からみた蓋を開けた状態の斜視図であ
る。 １……トイレツトペーパーストツカー、２……
ケース本体、３……蓋。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 下記の要件を有するケース本体２と、蓋３と
   から構成されていることを特徴とするトイレツ
   トペーパーストツカー。 イ ケース本体２は前後壁２Ａ，２Ｂと左右壁
   ２Ｃ，２Ｄをもつて構成された縦角筒状体２
   Ｅの下面に底部２Ｆが張設され、右壁２Ｄの
   中心部には縦溝状の開口部２Ｇが開設され、
   この底部２Ｆには、ごみ排出用の長穴状の開
   口部２Ｈが開設されていること。 ロ 蓋３は縦角筒状体２Ｅの上面開口部に開閉
   自在に取付けられていると共に、この蓋３の
   右方縁には右壁２Ｄの縦溝状の開口部２Ｇに
   対応するように横向きＵ字状の切り欠き３Ｂ
   が開設されていること。 ２ 開口部２Ｇは左壁あるいは、左右の壁の双方
   に開設すると共に、Ｕ字状の切り欠き３Ｂにつ
   いては、開口部２Ｇが左方にあるときは蓋３の
   左方縁に開設し、また、開口部２Ｇが左右双方
   にあるときは蓋３の左右双方の縁に開設されて
   いる請求項１記載のトイレツトペーパーストツ
   カー。