JPS6038411Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は化粧用コンパクトに係る。

近時、パフ使用に際して、該パフを水に濡らして使用す
るようにしたコンパクトがあるが、このように使用する
パフを、従来同様化粧品上に載置するどミ化粧品の湿度
が大となる悪影響があるほか、上蓋開放の都度空気に曝
すこととなるためパフが乾燥し易く、又パフが汚れ易い
欠点があった。

該欠点除去のために本出願人は化粧品収納部下方にパフ
収納室を設けてパフを収納させ、上蓋開閉によりパフ収
納室のパフ出入口が開閉されるよう構成した化粧用コン
パクトを出願（実願昭５６−６３８３６号実開昭５７−
１７６８０８号公報参照）したが、本案は該出願に係る
コンパクトを更に改良し、上記パフ収納室内を常に清潔
に保つことが容易であるよう設けたものである。

以下図面について説明すると、１は下蓋、２は上面に化
粧品収納用凹部３を有する中蓋、４は上蓋で、これ等冬
着は冬着は各後縁部において、下蓋に対して中蓋が、又
下蓋および中蓋に対して上蓋が、それぞれ開閉自在に枢
着させたものである。

下蓋と中蓋との間にはパフ収納室５を形成させる。

下蓋の底板１ａ両側からは側壁１ｂ、１ｂが起立させて
あり、該側壁内面に中蓋の蓋板２ａ両側から垂下させた
垂下壁２ｂ、２ｂが着脱自在に嵌合できるようにしであ
る。

下蓋および中蓋の前面には側壁および垂下壁を設けず、
パフ収納室前面は開口させてパフ出入口６としである。

但し該パフ出入口は下蓋および中蓋の各後縁部を除く任
意の側面に設けてよい。

下蓋に対する上蓋の開閉に際して、上記パフ出入口を開
閉板部７を上蓋の側縁に付設させる。

該開閉板部の下端縁中間部には係合子８付きの係合片９
が付設させてあり、上蓋閉塞時に、下蓋底板１ａの前端
中間部に付設された係合子１０と係合するよう設けであ
る。

底板前端の右側部と開閉板部７の下端左縁とには、指掛
は片１１．１２が付設させてあり、その一方に反力をと
って他方を押上げ、又は押下げすることで下蓋に対して
上蓋４を開くことが出来る。

１３は上蓋裏面に付設させた鏡、１４はパフ収納室内に
収納されたパフである。

本案は上記構成とするもので、下蓋と中蓋との間にパフ
収納室を設けてパフ１４を収納するようにしたから、パ
フを濡らした場合にパフの乾燥を防ぎ、一定の湿度を持
たせることが出来、化粧品収納凹部は中蓋上面に設けて
あってパフ収納室上方に位置することとなるため、化粧
品の湿度が過大となることもなく、下蓋および中蓋の各
後縁部を除く任意の一方側面を開口させてパフ出入口６
を形成させ、下蓋に対する上蓋開閉に際してそのパフ出
入口を開閉する開閉板部７を上蓋側縁に付設させたから
、パフ出入口の締め忘れがなく、又下蓋に対して中蓋２
は開閉自在で、これ等下蓋と中蓋との間にパフ収納室が
形成させであるから、パフ収納室内が汚れても中蓋を開
くことでその室内の汚れを除去することが容易であり、
従って又パフを常に清潔に保つことが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案コンパクトを開いた状態で示す斜視図であ
る。 １・・・・・・下蓋、２・・・・・・中蓋、４・・・・
・・上蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下蓋１と、化粧品収納用凹部３を上面に有する中蓋２と
   、上蓋４とを、下蓋に対して中蓋が、又下蓋および中蓋
   に対して上蓋が、それぞれ開閉自在に、冬着の後縁部に
   おいて枢着させたコンパクトにおいて、下蓋と中蓋との
   間にパフ収納室５を形成させると共に、下蓋および中蓋
   の各後縁部を除く任意の一方側面を開口させてパフ出入
   口６を形成させ、下蓋に対する上蓋開閉に際してそのパ
   フ出入口を開閉する開閉板部７を上蓋の側縁に付設させ
   、上記パフ収納室内にパフ１４を収納させたことを特徴
   とする化粧用コンパクト。