JPS6036179Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、化粧用コンパクトに係る。

近来、この種の夏用化粧に、パフを水に濡らし、これに
化粧料を付着させて顔面に塗着するものがある。

しかし、化粧後に、濡れたパフをそのままコンパクト内
に収納すると、パフの含水分が化粧料をひどく濡らした
り、それにより変質や変色させたりする等の問題がある
。

本案は、断る問題を解決しようとするものであり、また
、その使用を便利にしようとするものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図示のものは、前面開口のケース１に薄型のコンパクト
本体２を出入自在に内装し、コンパクト本体２は、化粧
料３収容の身２１の後部に蓋２２の後部を枢着すると共
に、該枢着部２３にＭ２２を開く方向へ弾発するスプリ
ング２４を装着し、また、蓋２２の上面をパフ受皿２５
に形威し、該パフ受皿上にスポンジ状のパフ４を収容し
たものである。

更に詳細には、ケース１及びコンパクト本体２は、角型
に形成し、ケース１には、前面だけでなく下面をも開口
させ、両側壁１１．１１の下部内面に蟻溝１２．１２を
横設し、コンパクト本体２の身１の両側面２６．２６に
、その蟻溝１２，１２に摺動自在に嵌合の蟻２７．２７
を設け、蓋２２の前端に逆り字状に起立する受皿前壁２
８を突設し、コンパクト本体２をカバー１へ挿入した際
に、該受皿前壁２８縁部がカバー上縁に突き当るように
している。

なお、身２１に収容した化粧料４は、ドラム４１に充填
したものである。

直に収容してもよいことは勿論である。

而して、化粧の際には、ケース１からコンパクト本体２
を引き出すと、該コンパクト本体の蓋２２従ってパフ受
皿２５がスプリング２４の弾力で上昇し、パフ４が押し
上げられる。

そこで、そのパフ４を手に取り、コンパクト本体２を更
にケース１から引き抜くと、蓋２２がスプリング２４で
十分に開く。

そうしたなら、パフ４を水に濡らし、これに化粧料４を
付着させて顔面へ塗着する。

その後は、以上の逆操作により元の状態に戻す。

なお、カバー１に適宜に通気孔を設けると、濡れたパフ
を速かに自然乾燥させることができる。

本案によれば、濡れたパフが化粧料と隔離され、パフの
含水分が化粧料を濡らすことがなく、これにより化粧料
に変質や変色等を生じさせることがない。

また、カバー１からコンパクト本体２を引き出すだけで
容易にパフを取り出せ、且つ、Ｍ２２を自動的に開かせ
ることができ、使用上頗る便利である。

構造並ひに製作が簡単で安価に提供できることと相俟っ
て実用上極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例で、第１図は、正面図、第２図は、縦
断側面図、第３図は、使用状態における縦断側面図であ
る。 １・・・・・・カバー ２・・・・・・コンパクト本体
、３・・・・・・化粧料、４・・・・・・パフ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面開口のケース１に薄型のコンパクト本体２を出入自
   在に内装し、コンパクト本体２は、化粧料３収容の身２
   １の後部に蓋２２の後部を枢着すると共に、該枢着部２
   ３に蓋２２を開く方向へ弾発するスプリング２４を装着
   し、また、蓋２２の上面をパフ受皿２５に形成し、該パ
   フ受皿上にパフ４を収容したことを特徴とする化粧用コ
   ンパクト。