JPS6036182Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は容器主体１と、該容器主体の上面を覆合する蓋体
２とを、各後縁部において蓋体の開閉が自在に枢着させ
ると共に、それ等両部材の各前部には、該同部材を互い
に係合する係合手段を付設させた化粧用コンパクトに係
る。

近時パフを水に濡らして化粧する化粧方法が行われてい
るが、化粧の後にパフをコンパクト内に入れるため、上
記コンパクトにあってはパフが生乾きとなり、該生乾き
状態が持続すると、パフに悪臭が付着することがあり、
又生乾きのま）だと再使用に際して手に持った感触が悪
い等の欠点があった。

本案は上記欠点を除去したもので、以下図面について説
明すると、１は容器主体、２は該容器主体上面を覆合さ
せた蓋体で、これ等両部材は両部材の後縁部において蓋
体の開閉が自在に枢着３させである。

又これ等両部材の前部には該両部材を互いに係合する係
合手段４が設けてあり、かつその係合を外すための指か
け部５，６が付設させである。

蓋体裏面には鏡７貼着するとよい。上記容器主体１内に
は、その内部を上下方向において二分する中間壁８を横
設させる。

該中間壁８は図示のように、底壁周縁から周壁９を起立
させた第１容器体１０の底壁下面に、別に設けた第２容
器体１１の周壁１２上端を嵌着させて形成するとよい。

該嵌着は着脱自在とすることも出来る。

中間壁の上方空間は化粧品充填室１３とし、中間壁の下
方空間はパフ収納室１４とする。

そのパフ収納室内には、弾性変形可能で吸水性ある、例
えばスポンジ等のパフ１５を収納させる。

又該パフを出入させるための出入口１６を、該パフ収納
室の底壁１７に穿設させる。

該出入口１６は、パフ１５をその弾性に抗して圧搾変形
させることでだけ、通り抜けさせることが可能な大きさ
とする。

パフ収納室の底壁は軟質合成樹脂で薄肉とし、弾性変形
可能にするとよい。

パフ収納状態で、パフ収納室の底壁下面にはシール１８
を貼布して出入口１６を閉塞することが出来る。

本案は上記構成とするもので、容器主体内を上下方向に
おいて二分する中間壁８を容器主体内に設け、その中間
壁下方空間をパフ収納室１４とし、該室の底壁に出入口
を穿設させ、又そのパフ収納室内にパフを収納させるか
ら、その出入口を設けたことでパフ収納室内は換気がよ
く、従って濡れたパフをその室内に収納させても、早く
乾燥させることが出来、又容器主体内上方の化粧品充填
室とパフ収納室との間には中間壁８があるからパフ収納
室内の湿気が化粧品収納室に悪影響を及ぼすこともなく
、上記出入口１６は、パフを該パフの弾性に抗して圧搾
変形させることで通り抜けさせることの可能な大きさと
したから、該パフの出入りに支障なく、かつパフが室内
から落ちるようなことがない。

構造も簡易であって廉価に作成することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案コンパクトの縦断面図、第２図はそのコン
パクトの容器本体の底面図である。 １・・・・・・容器主体、２・・・・・・蓋体、８・・
・・・・中間壁、１６・・・・・・パフ出入口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器主体１と、該容器主体の上面を覆合する蓋体２とを
   、各後縁部において蓋体の開閉が自在に枢着３させると
   共に、それ等両部材の各前部には、該両部材を互いに係
   合する係合手段４を付設させた化粧用コンパクトにおい
   て、上記容器主体内に、該容器主体内を上下方向におい
   て二分する中間壁８を横設させ、該中間壁の下方空間を
   パフ収納室１４、中間壁上方空間を化粧品充填室１３と
   なし、そのパフ収納室内には弾性変形可能な吸水性ある
   パフ１５を収納させると共に、該パフ収納室の底壁１７
   には、上記パフを弾性に抗して圧搾変形させることでだ
   け通り抜けさせることの可能な、パフ出入口１６を穿設
   させてなること、を特徴とする化粧用コンパクト。