JPH05117745A - 建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法 - Google Patents

建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法

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JPH05117745A
JPH05117745A JP27560491A JP27560491A JPH05117745A JP H05117745 A JPH05117745 A JP H05117745A JP 27560491 A JP27560491 A JP 27560491A JP 27560491 A JP27560491 A JP 27560491A JP H05117745 A JPH05117745 A JP H05117745A
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steel
less
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strength
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Kazuhiko Yano
和彦 矢野
Shoji Tone
正二 登根
Kiyoshi Iwai
清 岩井
Yoshiyuki Nakatani
義幸 中谷
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 600℃で常温耐力の 2/3以上を有する建築用
耐候性鋼材を製造する。 【構成】 C:0.03〜0.08%、 Si:0.05〜0.60%、 Mn:0.
50〜1.50%、P:0.02%以下、S:0.005 %以下、 Cu:0.30
〜0.60%、Ni:0.005〜0.40%、 Cr:0.45〜1.00%、 Mo:
0.05〜0.15%、Nb:0.005〜0.040 %、Ti:0.005〜0.030
%含有し、必要により V:0.005〜0.080 %、 Ca:0.0005
〜0.0050%のうちから1種または2種含有し、かつ、Mo
+Nb+ V+Ti≦0.15%、Ceq:0.40%以下である鋼片を10
50〜1200℃の温度域に加熱し、1000℃以下での圧下率を
50%以上とし、 850〜900 ℃の温度範囲で圧延を終了し
た後、Ar3変態点以上の温度から、 3〜20℃/秒の冷却
速度で 400〜550 ℃の温度範囲まで加速冷却する。 Ceq= C+Si/24 +Mn/6+ Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
(%)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の主要部材であ
る柱や梁を建築物の外にだした「外部鉄骨架構」に使用
される鋼材の製造方法に関し、詳しくは、耐候性に優
れ、十分な高温強度と優れた溶接性を有する建築構造用
490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築構造物では、火災時に鉄骨が高温に
さらされると強度が下がり、建築物としての耐力が低下
するため、建築基準法により鉄骨の耐火被覆施工が義務
づけられている。
【0003】従来の建築構造用490N/mm2級鋼材では、 3
50℃を超えると火災時に構造部材に要求される長期耐力
(常温耐力の 2/3)の217N/mm2を下回るため、鉄骨の温
度が350℃を超えないように工事費、工期などの面から
は足かせとなる耐火被覆を施している。
【0004】しかし、最近追加された「新耐火設計法」
では、 600℃における耐力が常温耐力の 2/3以上を有す
る高温耐力の優れた鋼材(耐火鋼材)を使用すれば、耐
火被覆の簡略あるいは省略が認められるようになってい
る。特に、建築物を「外部鉄骨架構」とした場合、鋼材
は火災時に窓等からの火炎の吹き出しによる温度上昇し
か受けないため、鋼材温度が 600℃以下となり無被覆に
できる可能性が極めて高く、耐候性を有した耐火鋼材の
必要性が高まっている。
【0005】また、 600℃での耐力が常温耐力の 2/3以
上を満足する建築用鋼材として、特開平 3−6322号公報
が提案されているが、この鋼材は耐候性を有する耐火鋼
材を目的としたものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】「外部鉄骨架構」に使
用される鋼材としては、JIS G 3114に規定される溶接構
造用耐候性鋼材があるが、この鋼材は 600℃での耐力が
常温耐力の 2/3(217N/mm2)を満足しない。現在、高温
耐力の優れた鋼材としては、ボイラ・圧力容器用として
広く使用されているCr−Mo鋼材がある。この鋼材は、 6
00℃での耐力は217N/mm2以上を有するが、 Ceqが高いた
めに、溶接性および大入熱溶接継手靱性が悪く、溶接施
工上難点がある。また、このCr−Mo鋼材は、ボイラ・圧
力容器用のため、耐候性を有していない。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、耐候性および高温耐力確保に有効な元
素を添加し、さらに Ceqを規制して、制御圧延、加速冷
却を行うことによって、十分な高温耐力と耐候性を有
し、しかも、従来の溶接構造用耐候性鋼材と同様の設計
・施工が可能な母材特性、溶接性および溶接継手靱性の
優れた建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の建築用
鋼材における上記の問題点に鑑み、前述の先行発明とは
異なった観点から、本発明者らが鋭意研究を行なった結
果、化学成分を限定し、制御圧延および加速冷却を適用
することにより、 Ceqを大幅に低減でき、溶接性と溶接
継手靱性の優れた耐候性を有する490N/mm2級耐火鋼材の
製造が可能であるという知見を得て完成されたものであ
る。
【0009】すなわち、制御圧延法あるいは焼きならし
法による耐候性を有する490N/mm2級鋼材ではフェライト
とパーライトが主体の混合組織であるのに対し、Mo、Nb
を添加した本発明鋼材では、制御圧延直後から加速冷却
を行うことによりベイナイトが主体の組織となる。これ
が高温耐力を大幅に上昇させる主因であることを明らか
にし、低 Ceqの490N/mm2級耐火鋼材の製造を可能とし
た。
【0010】本発明の第1発明は、C:0.03〜0.08%、 S
i:0.05〜0.60%、 Mn:0.50〜1.50%、P:0.02%以下、S:
0.005 %以下、 Cu:0.30〜0.60%、Ni:0.005〜0.40%、
Cr:0.45 〜1.00%、 Mo:0.05〜0.15%、Nb:0.005〜0.04
0 %、Ti:0.005〜0.030 %を含有し、かつ、Mo+Nb+Ti
≦0.15%とし、残部がFeおよび不可避的不純物からな
り、さらに、下記式で規定される Ceqの値が0.40%以下
である鋼片を1050〜1200℃の温度域に加熱し、1000℃以
下での圧下率を50%以上とし、 850〜900 ℃の温度範囲
で圧延を終了した後、Ar3変態点以上の温度から、 3〜
20℃/秒の冷却速度で 400〜550 ℃の温度範囲まで加速
冷却する建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方
法である。 Ceq= C+Si/24 +Mn/6+ Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
(%)
【0011】第2発明は、さらに V:0.005〜0.080 %、
Ca:0.0005〜0.0050%のうちから1種または2種を含有
し、かつ、Mo+Nb+ V+Ti≦0.15%とする請求項1記載
の建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法であ
る。
【0012】
【作用】以下に、本発明をさらに詳細に説明する。ま
ず、本発明の化学成分の限定理由について説明する。C
は、強度上昇に寄与する元素であるが、0.03%未満では
強度を確保することは困難であり、また、0.08%を超え
て多量に添加すると溶接性および靱性を劣化させる。し
たがって、 Cの添加量は0.03〜0.08%の範囲とする。
【0013】Siは、脱酸のために必須の元素であるが、
0.05%未満ではその効果が少なく、また、0.60%を超え
て添加すると溶接性を劣化させる。このため、Siの添加
量は0.05〜0.60%の範囲とする。
【0014】Mnは、鋼の強度および靱性を確保するため
に必要な元素であるが、0.50%未満ではこのような効果
は少なく、また、1.50%を超えて多量に添加すると溶接
性および靱性を劣化させる。したがって、Mnの添加量は
0.50〜1.50%の範囲とする。
【0015】P は、 0.020%を超えて添加すると、ミク
ロ偏析により溶接性および靱性を劣化させる。したがっ
て、 Pの添加量は0.020 %以下とする。
【0016】S は、 0.005%を超えて添加すると、粗大
なA系介在物を形成しやすくなり、靱性を劣化させる。
したがって、 Sの添加量は0.005 %以下とする。
【0017】Cuは、耐候性に有効な元素であり、また析
出強化による強度上昇に寄与する元素であるが、0.30%
未満ではこのような効果は少なく、また、0.60%を超え
て添加すると、熱間加工割れが発生しやすい。したがっ
て、Cuの添加量は0.30〜0.60%の範囲とする。
【0018】Crは、Cuと同様、耐候性および高温強度の
上昇に有効な元素であるが、0.45%未満ではこのような
効果は少なく、また、1.00%を超えて多量に添加すると
溶接性および溶接継手靱性が劣化する。したがって、Cr
の添加量は0.45〜1.00%の範囲とする。
【0019】Niは、強度と靱性の向上および含Cu鋼の熱
間加工割れ発生防止に有効な元素であるが、0.05%未満
ではこのような効果は少なく、また、0.40%を超えて添
加してもこのような効果は飽和し、経済的にも無駄であ
る。したがって、Niの添加量は0.05〜0.40%の範囲とす
る。
【0020】Moは、高温強度を確保するために不可欠の
元素であり、 600℃における耐力を大幅に上昇させる。
しかしながら、0.05%未満ではこのような効果は少な
く、また、0.15%を超えて添加すると溶接性および溶接
継手靱性が劣化する。したがって、Moの添加量は0.05〜
0.15%の範囲とする。
【0021】Nbは、析出強化および変態強化による高温
強度の上昇と、細粒化による靱性の向上が図れる元素で
あるが、 0.005%未満ではこのような効果は少なく、ま
た、0.040%を超えて過多に添加すると溶接継手靱性が
劣化する。したがって、Nbの添加量は 0.005〜0.040%
の範囲とする。
【0022】Tiは、溶接熱影響部のオーステナイト粒の
粗大化を抑制するとともに、微細フェライトの生成促進
により、溶接継手靱性の向上に有効な元素である。しか
し、0.005%未満ではかかる効果は少なく、また、0.030
%を超えて添加すると溶接性が劣化する。したがって、
Tiの添加量は 0.005〜0.030 %の範囲とする。
【0023】なお、本発明における第2発明では、上記
の元素の他に必要に応じて、 VおよびCaのうちから1種
または2種を添加することができる。
【0024】V は、析出強化により強度上昇に有効な元
素であるが、 0.005%未満ではこのような効果はほとん
ど期待出来ず、また、 0.080%を超えて過多に添加する
と溶接性が劣化する。したがって、 Vの添加量は 0.005
〜0.080 %の範囲とする。
【0025】Caは、微量で板厚方向の特性を改善する元
素であるが、0.0005%未満ではこのような効果は少な
く、また、0.0050%を超えて添加するとこのような効果
は飽和するとともに、大型介在物が発生して超音波欠陥
を生じやすくなる。このため、Caの添加量は0.0005〜0.
0050%の範囲とする。
【0026】さらに、第1発明および第2発明とも、溶
接部の低温割れおよび大入熱溶接時の熱影響部(HA
Z)の靱性の劣化を防止するために、Mo、Nb、 V、Tiの
個々の添加範囲を限定する一方、その総量を0.15%と
し、かつ炭素当量(Ceq )を0.40%以下に限定する。
【0027】つぎに、本発明における製造条件の限定理
由について説明する。加熱温度については、高温強度の
確保に必要なNbおよびMoを鋼中に固溶させるために、下
限を1050℃とし、一方、Cu添加による熱間圧延中での加
工割れを防止するために、上限を1200℃とする。
【0028】また、1000℃以下での圧下率は靱性の確保
に有効な細粒オーステナイトを得るために50%以上が必
要である。
【0029】さらに、圧延終了温度は 850℃未満の場
合、フェライトの細粒化により、降伏比が高くなり、耐
震性の面から建築構造用鋼材に要求される80%以下の降
伏比を得ることができない。一方、圧延終了温度が 900
℃を超えると、オーステナイトが粗粒となるため、母材
靱性が劣化する。したがって、圧延終了温度は 850〜90
0 ℃の範囲とする。
【0030】上記条件による熱間圧延終了後、加速冷却
を行なうが、高温耐力を向上させるベイナイト量を増加
させるには冷却開始までの時間が短く、冷却開始が高温
ほど望ましい。特に冷却開始温度がAr3変態点より低く
なると、フェライトが生成し、冷却による高温強度の上
昇効果が小さくなるため、冷却開始温度の下限はAr3
態点とする。また、冷却速度は20℃/秒を超える強冷却
を行うと、強度が規格上限を超え、一方、 3℃/秒より
も遅い冷却速度では強度上昇効果が小さくなる。したが
って、冷却速度は 3〜20℃/秒の範囲とする。
【0031】さらに、冷却停止温度は 400〜550 ℃に限
定する。これは 400℃未満では島状マルテンサイトが生
成し、母材靱性が著しく劣化するためであり、また、 5
50℃を超えると、強度上昇効果が小さくなるためであ
る。
【0032】以上の製造方法を用いることにより、従
来、Ceq が高いために溶接性および大入熱溶接継手靱性
が悪く、溶接施工上難点があるCr−Mo鋼に替えて、溶接
性と溶接継手靱性の優れた耐候性を有する490N/mm2級耐
火鋼材の製造が可能であ。
【0033】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれにより限定されるものではない。供試鋼板は表1
に示す化学成分を有する鋼片を表2に示す加熱・圧延条
件および冷却条件にしたがって、板厚25mmに仕上げたも
のである。これらの鋼板から試験片を採取し、常温引張
試験、シャルピ衝撃試験、600℃の高温引張試験、最高
硬さ試験および再現熱サイクルシャルピ試験を行った。
その結果を表3に示す。なお、再現熱サイクルの条件は
加熱温度を1350℃とし、 800から500 ℃までの冷却時間
を 220秒とした。また、最高硬さ試験はJIS Z 3101に準
じて行った。
【0034】表1に本発明鋼A〜Dおよび比較鋼E〜G
の化学成分を、表2に加熱・圧延条件および冷却条件
を、表3に引張特性、衝撃特性、高温特性、大入熱HA
Z靱性および溶接性をそれぞれ示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】表3から明らかなように、本発明鋼A〜D
は、いずれも 600℃における耐力が217N/mm2以上と優れ
た高温耐力を有し、常温の引張特性は490N/mm2級の規格
値を(降伏点または耐力:315N/mm2 以上、引張強さ:490
〜610N/mm2、降伏比:80 %以下)をもちろん満足してい
る。かつ、再現熱サイクルシャルピ試験における吸収エ
ネルギ vE20は 100J以上であり、大入熱HAZ靱性も
良好である。さらに、最高硬さもHV350 未満であり、良
好な溶接性を有している。また、シャルピ試験における
母材の破面遷移温度も−40℃以下と良好である。
【0039】一方、比較鋼Eは、C およびCeq が本発明
の範囲から高めに外れているため、常温での引張強さが
高く、母材靱性、大入熱HAZ靱性および溶接性が悪
い。比較鋼Fは、MoおよびMo+Nb+ V+Tiが本発明の範
囲から高めに外れているため、大入熱HAZ靱性および
母材靱性ともに悪い。比較鋼GはMoおよびV が添加され
ていないため、 600℃における耐力が低い。
【0040】また、比較鋼A1〜A4は、表1に示す本
発明鋼Aの鋼片を本発明の製造条件範囲外で製造したも
のであるが、比較鋼A1は圧延終了温度が本発明の範囲
から高めに外れているため、オーステナイトが粗粒とな
り母材靱性が悪い。比較鋼A2は加速冷却を行っていな
い(圧延まま)ため、フェライト−パーライト主体の組
織となり、常温強度および高温耐力とも低い。比較鋼A
3は冷却開始温度Ar3変態点以下のため、ベイナイトの
生成が少なく、常温強度および高温耐力が低い。さらに
比較鋼A4は冷却速度が本発明の範囲から高めに外れて
いるため、常温での引張強さが490N/mm2級鋼材の規格上
限値(610N/mm2)を超え、かつ母材靱性も悪い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる建
築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法は、耐候
性および高温耐力確保に有効な元素を添加し、さらに C
eqを規制して、制御圧延、加速冷却を行うことによっ
て、十分な高温耐力と耐候性を有し、溶接性および溶接
継手靱性の優れた建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材
を製造するものであって、本発明によれば、耐候性を有
し、 600℃における十分な耐力と良好な溶接性、溶接継
手靱性とを兼ね備え、かつ、降伏比の低い鋼材を製造す
ることが可能である。このため、従来必要とされていた
耐火被覆の省略が可能な建築物の「外部鉄骨架構」への
適用が可能であるとともに、さらに、溶接施工および耐
震性の点からも、構造物の安全性を高めることができる
という優れた効果を有するものであり、産業上極めて有
用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.03〜0.08%、 Si:0.05〜0.60%、 M
    n:0.50〜1.50%、P:0.02%以下、S:0.005 %以下、 Cu:
    0.30〜0.60%、Ni:0.005〜0.40%、Cr:0.45〜1.00%、
    Mo:0.05〜0.15%、Nb:0.005〜0.040 %、Ti:0.005〜0.0
    30 %を含有し、かつ、Mo+Nb+Ti≦0.15%とし、残部
    がFeおよび不可避的不純物からなり、さらに、下記式で
    規定される Ceqの値が0.40%以下である鋼片を1050〜12
    00℃の温度域に加熱し、1000℃以下での圧下率を50%以
    上とし、 850〜900 ℃の温度範囲で圧延を終了した後、
    Ar3変態点以上の温度から、 3〜20℃/秒の冷却速度で
    400〜550 ℃の温度範囲まで加速冷却することを特徴と
    す建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法。 Ceq= C+Si/24 +Mn/6+ Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
    (%)
  2. 【請求項2】 さらに V:0.005〜0.080 %、 Ca:0.0005
    〜0.0050%のうちから1種または2種を含有し、かつ、
    Mo+Nb+ V+Ti≦0.15%とする請求項1記載の建築構造
    用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法。
JP27560491A 1991-10-23 1991-10-23 建築構造用490N/mm2級耐候性耐火鋼材の製造方法 Withdrawn JPH05117745A (ja)

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