JPH05116837A - ウエハー表面保護テープ剥し装置 - Google Patents

ウエハー表面保護テープ剥し装置

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JPH05116837A
JPH05116837A JP30427291A JP30427291A JPH05116837A JP H05116837 A JPH05116837 A JP H05116837A JP 30427291 A JP30427291 A JP 30427291A JP 30427291 A JP30427291 A JP 30427291A JP H05116837 A JPH05116837 A JP H05116837A
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JP
Japan
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wafer
tape
porous ceramics
suction
pore diameter
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Pending
Application number
JP30427291A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ashida
隆博 芦田
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Takatori Corp
Original Assignee
Takatori Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ウエハーを全面吸着させること
ができ、これにより、ウエハーの変形等による損傷を防
止すると共に、保護テープの剥離を容易にできる吸着テ
ーブルを備えたウエハー表面保護テープ剥し装置を提供
することにある。 【構成】 表面10aに保護テープ13が仮接着された
ウエハー10を載置する吸着テーブル16を、気孔率3
2〜55%、気孔径50〜100μmの多孔質セラミッ
クス18により構成したウエハー表面保護テープ剥し装
置であり、上記多孔質セラミックス18は、ウエハー中
央部に対応する中央領域M1の気孔径が100μm、ウ
エハー周辺部に対応する周辺領域M2の気孔径が50μ
mに選ばれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハーの裏
面研摩工程後の表面保護テープ剥しを、剥しテープと吸
着テーブルとを用いて行なう表面保護テープ剥離装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、IC基板となる半導体ウエハ
ーの表面に保護テープを被着し、ウエハーの裏面をバッ
クグラインド加工した後に、該表面保護テープを剥して
いる。この表面保護テープ剥し装置の一例を図6に示
す。
【0003】図6において、表面1aに保護テープ2が
仮接着されたウエハー1を吸着テーブル3に載置し、こ
の吸着テーブル3の複数の吸引孔4,4,…にコンプレ
ッサ(図示せず)に連通する吸引管5を連結し、該コン
プレッサのエア吸引力により上記ウエハー1の裏面1b
を吸着テーブル3に吸着保持させる。一方、剥しテープ
供給ロール6から順次供給される剥しテープ7を中間ロ
ール6aから貼付けロール8に導き、この貼付けロール
8によって剥しテープ7を保護テープ2に押し付けて接
着し、次にこの貼付けロール8自体を仮想線で示す方向
に後退移動させた後、巻き上げロール(図示せず)を駆
動せしめて剥しテープ7をガイドロール9を介して巻き
上げることにより、保護テープ2をウエハー表面1aか
ら剥しテープ7側に転移させ、ウエハー表面1aから保
護テープ2を剥離する。そして剥離された保護テープ2
は剥しテープ7に接着したまま巻上げロールに巻き上げ
られて回収されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ウエハーを吸着保持する吸着テーブル3は、複数のエア
吸引孔4,4,…による部分的な吸着であるため、最近
の薄型ウエハーの吸着には適さない。つまり、300〜
500μm程度の厚みのあるウエハーであれば、強制的
な部分吸着であっても変形せず、ウエハーの損傷や保護
テープ2の剥離が困難になることはないが、例えば10
0μm程度の薄いウエハーを強制的に部分吸着すると、
図7に示すようにエア吸引孔4,4間にエア部分a1,
a2,a3,…が生じ、ウエハーの吸着が不均一とな
る。このため、凹凸の歪が生じ、ウエハー1の吸着が不
能になり、保護テープ2の剥離が困難となる。しかも、
部分的な強制吸着により、ウエハー1に割れを生じるお
それもある。
【0005】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、ウエハーを全面吸着させることが
でき、これによりウエハーの変形等による損傷を防止
し、且つ保護テープを容易に剥離することができるウエ
ハー表面保護テープ剥し装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、表面に保護
テープが仮接着されたウエハーを吸着テーブルに載置
し、該吸着テーブルに連結したエアコンプレッサのエア
吸引力により上記ウエハーの裏面を吸着テーブルに吸着
保持すると共に、供給部から順次供給される剥しテープ
を該保護テープに接着させて、保護テープをウエハー表
面から剥しテープ側に転移するように構成されたウエハ
ー表面保護テープ剥し装置において、上記吸着テーブル
を気孔率32〜55%,気孔径50〜100μmの多孔
質セラミックスにより形成したものである。
【0007】また、上記多孔質セラミックスは、ウエハ
ー中央部に対応する中央領域の気孔率が100μm、ウ
エハー周辺部に対応する周辺領域の気孔率が50μmで
あるのが好ましい。
【0008】
【作用】この発明によれば、ウエハーを保持する吸着テ
ーブルを所定の気孔率と気孔径を有する多孔質セラミッ
クスで構成するようにしたので、ウエハーが吸着テーブ
ルに全面吸着させることとなり、従って、厚みのあるウ
エハーは勿論のこと、薄いウエハーの吸着においても、
ウエハーと多孔質セラミックス間にエアが残留せず、均
一な吸着が得られる。これにより、ウエハーの変形等に
よる損傷を防止できると共に、保護テープの剥離も容易
となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1はウエハー表面保護テープ剥し装置の
概略構成を示し、同図において、11,12はウエハー
用キャリアで、一方のキャリア11にはバックグライン
ド加工を終えたウエハー10が多段に積み重ねられ、表
面には保護テープ13がそれぞれ仮接着されている。1
4はオリフラ合わせ部、15はテープ剥し部で、後述す
る多孔質セラミックスから成る全面吸着テーブル16と
剥しテープ供給機構20Aとを備えている。
【0011】この剥しテープ供給機構20Aは、従来例
(図6)で示した構造と同一であり、剥しテープ20を
供給するロール21、中間ロール21a、貼付けロール
23、ガイドロール24及びテープ回収用巻上げロール
25とで構成されている。
【0012】この発明に係る吸着テーブル16は、図2
(平面図)及び図3(A−A線断面図)に示すように、
盆状の支持枠17に多孔質セラミックス18が装着され
てなる。
【0013】上記支持枠17は例えば金属製で、同心円
状の環状壁17a,17b,17cを有し、各環状壁1
7a,17b,17c間に第1乃至第3の多孔質セラミ
ックス18a,18b,18cが個別に嵌込まれてい
る。中央の多孔質セラミックス18aは気孔径が平均1
00μm、周辺の多孔質セラミックス18b,18cは
気孔径が平均50μmであり、全面吸着されるウエハー
10(又は10a,10b)の中央部分の吸着力が周辺
部分の吸着力よりも大きくなるように設定されている。
【0014】また、上記多孔質セラミックス18a〜1
8cの各表面は研摩加工により平滑面とされ、その大き
さは例えば5インチのウエハー10,6インチのウエハ
ー10a,8インチのウエハー10bに対応した径を有
しており、それぞれの下部は、図3に示すエア吸引孔1
9a,19b,19cを介してエアコンプレッサ(図示
せず)に連通している。尚、50はピン孔で、吸着解除
時にウエハーを多孔質セラミックス18の表面からピン
を用いて強制的に離反させるものである。
【0015】上記ウエハー10の中央部分に対応する多
孔質セラミックス18a(図3の中央領域M1に該当)
の製造過程を説明する。まず、骨材として、粒径が #
0;180〜250μmの球形のムライト(珪酸アルミ
ニウムの構造形態の1つ)を80重量%、結合剤として
珪酸アルミニウム(SiO2 系65重量%,Al23
系35重量%程度)を15重量%、さらに糊剤等副資
材、湿潤剤として水、メタノールを5重量%からなる原
料を、プラネタリーミキサーにて混合し、30kg/c
2 でプレス成型し、さらに90℃で10時間乾燥した
後、34〜35時間(最高温度1280℃で2時間)焼
成し、約30時間程度かけて徐冷して焼成品を得る。焼
成後の組織は、48〜50体積%の骨材と7〜8体積%
の結合剤からなり、その気孔率は32〜55%、好まし
くは42〜45%、密度1.8〜1.9g/cm3 、気
孔径 #60:100μmである。
【0016】また、ウエハー10の周辺部に対応する多
孔質セラミックス18b,18c(図3の周辺領域M2
に該当)の製造においては、骨材としてのムライトの粒
径を#100;100〜150μmとする。これにより
焼成後の組織は #100;50μmとなる。
【0017】上記構成によれば、図2に示すように気孔
径50〜100μmの多孔質セラミックス18a,18
b,18cにより吸着テーブル16を構成したので、ウ
エハー10,10a,10bの全面吸着が可能となる。
【0018】また、気孔径の大きい多孔質セラミックス
18aを中央領域M1に、気孔径の小さい多孔質セラミ
ックス18b,18cを周辺領域M2に配置したので、
エア吸着力がウエハー10(10a,10b)の中央部
分で大きく、周辺部では小さくなる。従って、ウエハー
10は従来のような波形にならず、図4に示すようにフ
ラットな形状を維持できる。しかも、全面吸着により、
ウエハー10と多孔質セラミックス18a,18b,1
8cとの間にエアが残留しないので、均一な吸着が実現
され、その結果、厚みの薄いウエハーの場合でも、保護
テープ13の剥離が容易となる。しかもウエハー10の
歪等による割損を生じることがなく、仮りにひび割れの
あるウエハーを吸着する場合でもそれ以上損傷させるお
それがない。
【0019】上記実施例では、気孔径の異なる多孔質セ
ラミックス18a,18b,18cを用いたけれど、図
5に示すように、気孔径が同一の多孔質セラミックス1
8’のみを用いて吸着テーブル16を構成してもよい。
【0020】また、図2に示すピン孔50を省略する構
成であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定の気孔率及び気孔径の多孔質セラミックスを用
いてウエハーを全面吸着させるようにしたから、ウエハ
ーの厚みが薄い場合であっても、ウエハーがフラット形
状に維持され、保護テープを剥しテープによって容易に
ウエハー表面から剥すことができると共に、ウエハーの
歪をなくして損傷防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る多孔質セラミックス製の吸着テ
ーブルを用いたウエハー表面保護テープ剥し過程を示す
斜視図。
【図2】図1の吸着テーブルの平面図。
【図3】図2の切断線A−Aに沿う縦断面図。
【図4】ウエハーの全面吸着状態を示す縦断面図。
【図5】この発明の他の実施例を示す縦断面図。
【図6】従来のウエハー表面保護テープ剥し過程を示す
側面断面図。
【図7】従来のウエハーの部分吸着状態を示す縦断面
図。
【符号の説明】
10 ウエハー 13 保護テープ 16 吸着テーブル 18(18a,18b,18c) 多孔質セラミックス 20 剥しテープ M1 中央領域 M2 周辺領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に保護テープが仮接着されたウエハ
    ーを吸着テーブルに載置し、該吸着テーブルに連結した
    エアコンプレッサのエア吸引力により上記ウエハーの裏
    面を吸着テーブルに吸着保持すると共に、供給部から順
    次供給される剥しテープを該保護テープに接着させて、
    保護テープをウエハー表面から剥しテープ側に転移する
    ように構成されたウエハー表面保護テープ剥し装置にお
    いて、上記吸着テーブルが、気孔率32〜55%,気孔
    径50〜100μmの多孔質セラミックスにより構成さ
    れていることを特徴とするウエハー表面保護テープ剥し
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多孔質セラミックスは、
    ウエハー中央部に対応する中央領域の気孔径が100μ
    m、ウエハー周辺部に対応する周辺領域の気孔径が50
    μmに選ばれていることを特徴とするウエハー表面保護
    テープ剥し装置。
JP30427291A 1991-10-22 1991-10-22 ウエハー表面保護テープ剥し装置 Pending JPH05116837A (ja)

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