JPH05116186A - バランス調整式金型 - Google Patents

バランス調整式金型

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JPH05116186A
JPH05116186A JP28268091A JP28268091A JPH05116186A JP H05116186 A JPH05116186 A JP H05116186A JP 28268091 A JP28268091 A JP 28268091A JP 28268091 A JP28268091 A JP 28268091A JP H05116186 A JPH05116186 A JP H05116186A
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hole
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rotation
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Hirotsugu Sato
洋次 佐藤
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
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    • B29L2031/087Propellers

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形金型に、製品の重量バランス調整を
簡易に行える機構を設けて回転体の重量バランス調整を
簡便に行えるようにする。 【構成】 下型2の凸部7には、その表面に開口8を有
する凹部9が形成されており、この凹部9内にバランス
調整プレート10が移動可能に収容されている。バラン
ス調整プレート10は、ネジ14を締付けることにより
凹部9内に固定され、ネジ14を緩めることにより凹部
9内で移動可能となる。バランス調整プレート10に立
設された位置決めピン11は、ボス部31にインサート
される取付け板33の中心孔35に挿通されるものであ
り、製品30の回転中心の位置を決めるものである。 【作用及び効果】 試作した製品30に重量の偏りがあ
る場合には、バランス調整プレート10の位置を移動さ
せて、位置決めピン11を重心位置へ位置決めする。こ
の作業は、極めて簡易に行える。そして、この金型で製
品30を成形すれば、製品30の回転中心は重心に一致
し、安定した回転が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂成形により製造
される回転体のバランス調整を行う装置を設けたバラン
ス調整式金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジン冷却ファンに
は、合成樹脂の射出成形によって製造されたものがあ
る。この樹脂成形による冷却ファンは、そのブレード部
の肉厚が不均一であると重心位置が回転中心からずれる
ため、回転時のバランスが悪くなり、回転負荷の増大や
不規則な空気流が発生することによる騒音の発生等の不
具合を生じる。
【0003】このため、従来、冷却ファン製造用の金型
に、成形品の樹脂量を部分的に増減させるためのバラン
スピンを複数設けたものが提供されている(米国特許4
107257号)。これは、ボス部を形成する部位に複
数のネジ孔を設け、このネジ孔内に螺入したネジの没入
量を変えることにより、このネジの没入した部分に流入
する樹脂量を変えることによって、成形品の重心位置を
調節するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例にあっては、ネジの数が多いため調整作業に時間が
掛かるものであった。また、前記ネジの没入量を変える
と成形品の樹脂量が部分的に増減するため成形品全体の
重量が変化して、設計上の重量と異なる重量の製品が製
造されることとなり、かつ消費する樹脂量も設計上の消
費量とは異なることとなり、また、樹脂の射出量の調整
作業が必要となる等の不都合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、回転中心を決める孔が形成された取付け
板をボス部にインサートしてなる回転体を製造するため
の合成樹脂射出成形用の金型において、ボス部内周形状
を形成するように上型及び下型のそれぞれに互いに対向
して形成され、上型と下型を接合したときに前記取付け
板を挟持する一対の凸部と、該凸部の一方の表面に開口
するように形成された凹部と、該凹部内に移動可能に収
容され、前記取付け板の孔に挿通される位置決めピンが
立設されたバランス調整プレートと、該バランス調整プ
レートを凹部内に固定するとともに固定の解除が可能な
固定部材とを具備することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記固定部材によるバランス調整プレートの固
定を解除した状態では、バランス調整プレートを凹部内
で移動できる。このバランス調整プレートを移動させる
ことによって位置決めピンの位置が移動するため、回転
体の回転中心の位置を移動させることができる。従っ
て、回転中心が回転体の重心位置に来るようにバランス
調整プレートを移動した後、固定部材によってバランス
調整プレートを凹部内に固定する。そして、このように
中心孔位置を調整した金型で回転体を成形することによ
って、バランス調整された回転体の成形品が得られる。
【0007】
【実施例】本発明に係るバランス調整金型の一実施例の
構成を図1及び図2に示す。本実施例の金型は、図1に
示すように、可動ダイプレート(図示略)に取付けられ
た上型1と、固定ダイプレート3に固定された下型2と
から構成されている。この金型によって製造される樹脂
成形回転体は、図3に示すような自動車用の冷却ファン
30である。
【0008】この冷却ファン30は、合成樹脂製円環状
のボス部31と、このボス部31の外周面に放射状に複
数突出形成された合成樹脂製のブレード部32と、ボス
部31の内周面にインサートされた金属製円板状の取付
け板33とから構成されている。この取付け板33の中
心には回転軸(図示略)が挿通される中心孔35が形成
され、この中心孔35の周囲には、取付け板33を回転
軸に固定されたカップリング(図示略)にネジ止めする
ためのネジ孔34が複数形成されている。
【0009】図1に戻って、上型1と下型2には、ボス
部31及びブレード部32の部分を成形する型面4,5
が形成されている。この型面4,5の中央には、ボス部
31の内周面を成形するための円柱状の凸部6,7が設
けられている。この凸部6,7は、上型1と下型2とが
接合されたときに、インサート部材である取付け板33
を両面から挟持するように、互いに対向して配置されて
いる。
【0010】下型2の凸部7には、その表面に開口8を
有する凹部9が形成されている。開口8は、図2に示す
ような正方形状であり、凹部9は、この開口8よりも大
きい正方形状に形成されている。この凹部9内には、開
口8よりも大きく、凹部9よりも小さい正方形の平板状
に形成されたバランス調整プレート10が横移動可能に
収容されている。
【0011】このバランス調整プレート10の中央に
は、取付け板33の中心孔35に挿入される位置決めピ
ン11が垂直に立設されている。この位置決めピン11
の外径は中心孔35と略等しく、位置決めピン11が中
心孔35に挿入されると、取付け板33の横方向の移動
が制止される。上型1の凸部5の中心には、上型1と下
型2とを接合したときに、位置決めピン11を収容する
ための穴17が形成されている。この穴17の径は、位
置決めピン11の径よりも大きく、バランス調整プレー
ト10を最大に移動したときにも位置決めピン11を収
容できる径に設定されている。
【0012】バランス調整プレート10には、位置決め
ピン11の周囲に複数の貫通孔12が形成されている。
この貫通孔12は、図2に示すような正方形の孔であ
り、その一辺の長さはネジ14の外径よりも長い。そし
て、凹部9の底面には各貫通孔12の下方位置にネジ孔
13が形成されており、このネジ孔13にネジ14が螺
入されている。また、ネジ14は貫通孔12に遊嵌状態
で挿通されている。このネジ14のネジ頭15は、貫通
孔12の一辺の長さよりも大きい直径の円板状に形成さ
れている。このネジ頭15上面には摘子16が突設され
ており、この摘子16を指で摘んで回すことによってネ
ジ14を回転させることができる。
【0013】そして、このネジ14を締付けることによ
り、ネジ頭15と凹部9の底面との間にバランス調整プ
レート10が挟持され、バランス調整プレート10が凹
部9内に固定される。また、ネジ14を緩めることによ
ってバランス調整プレート10の固定が解除されて、バ
ランス調整プレート10を凹部9内で移動させることが
できる。バランス調整プレート10は凹部9よりも小さ
い正方形であり、貫通孔12もネジ14の外径よりも大
きいから、バランス調整プレート10を凹部9内におい
て前後左右に移動させることができる。
【0014】次に本実施例の金型の作用を説明する。先
ず、試作品を本実施例の金型を用いて製造する。この試
作品は、位置決めピン11が凸部7の中心に位置するよ
うにバランス調整プレート10を位置決めした状態で製
造したものである。従って、この試作品の中心孔35は
ボス部31の中心に位置する。そして、この試作品の重
量バランスを計測し、重心が偏心している場合には、そ
の偏心方向と偏心量を求める。偏心量はボス部31の中
心から一定半径の位置のモーメントから求める。
【0015】この試作品の偏心方向と偏心量を求めた後
に、位置決めピン11の位置を修正する。この位置決め
ピン11を移動させることによって冷却ファン30の回
転中心である中央孔35が移動する。従って、この中央
孔35が冷却ファン30の重心となるように位置決めピ
ン11の位置を修正する。ここで、図3に示すように中
央孔35の中心軸P1 を図中左方向へΔPずれた位置P
2へ移動させると、冷却ファン30の全重量Mと中心軸
P1 の移動量ΔPとの積(M・ΔP)が、重量バランス
の変化量となるから、この重量バランスの変化量と前記
偏心量に基づいて中心孔35を偏心方向へどれだけ移動
させれば良いかを計算する。
【0016】位置決めピン11の位置修正は次の手順に
よって行う。先ず、上型1と下型2とを離間させた状態
で、ネジ14を緩めてバランス調整プレート10の固定
を解除する。次に、バランス調整プレート10を凹部9
内で横方向に移動させて、前記の計算によって求めた位
置決めピン11の移動方向と移動量に従って位置決めピ
ン11の位置を決める。位置決めピン11の位置を決め
た後にネジ14を締付けてバランス調整プレート10を
固定する。
【0017】このように、位置決めピン11の位置を修
正した凸部7上に位置決めピン11を中心孔35に挿通
させて取付け板33を載置し、上型1と下型2を接合す
る。そして、樹脂の射出を行って冷却ファン30を成形
する。こうして成形された冷却ファン30は、位置決め
ピン11の位置修正によって中心孔35が重心に位置し
ている。従って、以後この位置決めピン11の位置を修
正した後の金型を用いて冷却ファン30を製造すること
によって、全て中心孔35が重心位置にあるものが製造
できる。
【0018】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のでは無く、例えば前記開口8と凹部9とバランス調整
プレート10とが円形のものであっても良い。また、バ
ランス調整プレート10を凹部9内に固定するための固
定部材はネジ14に限らず、例えばバランス調整プレー
ト10の外周と凹部9内周との間に挿入するスペーサ等
の他の固定部材であっても良い。
【0019】また、本発明は前記実施例のような自動車
の冷却ファン30の成形用金型に限らず、他の樹脂射出
成形によって製造される回転体であって、回転中心を決
める孔が形成された取付け板がインサートされるもので
あれば、同様にして適用できることは言うまでも無い。
さらに、前記回転中心を決める孔は、前記実施例におけ
る中心孔35のような回転中心となる孔に限らず、ネジ
孔34のように回転中心の周囲に形成された孔であって
も良い。例えば、バランス調整プレート10にネジ孔3
4に挿通される位置決めピンを立設した構成とすること
によって、同様の作用を呈する金型を提供できる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
上型と下型を接合したときにインサート部材である取付
け板を挟持する一対の凸部の一方に、当該金型で成形さ
れる回転体の回転中心を決める孔に挿通される位置決め
ピンを立設したバランス調整プレートを移動可能に設け
たことによって、このバランス調整プレートを移動させ
ることにより、成形された回転体の回転中心の位置を修
正することができる。従って、回転中心が回転体の重心
位置に来るようにバランス調整プレートを移動した後、
固定部材によってバランス調整プレートを凹部内に固定
し、この金型で回転体を成形することによって、重量バ
ランスが調整された回転体の成形品が得られる。よっ
て、本発明の金型によって成形された回転体は、重心位
置が回転中心に一致するため、回転時のバランスが良く
なり、回転負荷の増大や不規則な空気流が発生すること
による騒音の発生等の不具合が生じることが無い。
【0021】また、本発明にあっては、位置決めピンを
微小距離移動させるのみで重心位置を大きく移動させる
ことができるため、実際の偏心修正のための位置決めピ
ンの移動距離は極めて微細で済み、製造された回転体を
回転軸に取付けた際に、回転体の収容スペースからはみ
出すことが無い。さらに、位置決めピンの位置修正作業
は極めて簡易であり、また、インサート部材である取付
け板の位置を移動するだけであるから使用樹脂量及び製
品重量は変化せず、従来例のように樹脂の射出量を変更
する必要も無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバランス調整式金型の
一部分の断面図である。
【図2】同実施例における下型の凸部の平面図である。
【図3】同実施例の金型により成形された回転体の斜視
図である。
【符号の説明】
1…上型 2…下型 4,5…型面 6,7…凸
部 8…開口 9…凹部 10…バランス調整プレート 11…位置
決めピン 12…貫通孔 13…ネジ孔 14…ネジ 30
…冷却ファン 31…ボス部 32…ブレード部 33…取付け板
35…中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:08 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心を決める孔が形成された取付け
    板をボス部にインサートしてなる回転体を製造するため
    の合成樹脂射出成形用の金型において、 ボス部内周形状を形成するように上型及び下型のそれぞ
    れに互いに対向して形成され、上型と下型を接合したと
    きに前記取付け板を挟持する一対の凸部と、 該凸部の一方の表面に開口するように形成された凹部
    と、 該凹部内に移動可能に収容され、前記取付け板の孔に挿
    通される位置決めピンが立設されたバランス調整プレー
    トと、 該バランス調整プレートを凹部内に固定するとともに固
    定の解除が可能な固定部材とを具備することを特徴とす
    るバランス調整式金型。
JP28268091A 1991-10-29 1991-10-29 バランス調整式金型 Expired - Lifetime JP3031645B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1083035A2 (en) * 1999-09-10 2001-03-14 Calsonic Kansei Corporation Molding device for molding rotator and method for molding same
KR100588078B1 (ko) * 2005-04-29 2006-06-08 주식회사 성도 냉각탑용 팬 밸런싱 검사장치
EP2078600A1 (de) * 2008-01-11 2009-07-15 Gebr. Schwarz GmbH Vorrichtung und Verfahren zum Herstellen eines Rotationskörpers im Gussverfahren

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