JPH0741910Y2 - クロスフローファンのケーシング - Google Patents

クロスフローファンのケーシング

Info

Publication number
JPH0741910Y2
JPH0741910Y2 JP13243489U JP13243489U JPH0741910Y2 JP H0741910 Y2 JPH0741910 Y2 JP H0741910Y2 JP 13243489 U JP13243489 U JP 13243489U JP 13243489 U JP13243489 U JP 13243489U JP H0741910 Y2 JPH0741910 Y2 JP H0741910Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stabilizer
casing
protrusions
hook
side plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13243489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0371192U (ja
Inventor
善明 林
壮一郎 朝田
利信 坪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Industrial Co Ltd filed Critical Pacific Industrial Co Ltd
Priority to JP13243489U priority Critical patent/JPH0741910Y2/ja
Publication of JPH0371192U publication Critical patent/JPH0371192U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741910Y2 publication Critical patent/JPH0741910Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、最近サーキュレータ、空気清浄器等の空調機
用ファンとして多用されているクロスフローファンのケ
ーシング(以下、単にケーシングという。)に関し、特
にケーシング本体(1)とスタビライザ(5)とを各々
別体にて形成し、これを組み合わせてケーシングを構成
するようにしたものである。
[従来の技術] クロスフローファンは運転時の静粛性と巾広い均一な風
向分布が得られることから最近では、家庭用や車両用の
空気調和機に多用されている。
従来のケーシングは、本体とスタビライザを一体成形
(図示せず)するか、あるいは、第3図のZ−Zで示す
ように、ファンモーター取付部の回転中心を通る水平線
に沿ってケーシングを上下に二分割し、このクロスフロ
ーファン(12)とモータの中心線にて二分割したケーシ
ングにて挟持固定するという方法が用いられていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の一体型のケーシングにおいては、型抜き
の関係上、樹脂成形型を上・下・左・右にスライドさせ
なければならいから、型設計の制約条件が多く、結局型
構造が非常に複雑になって型費が高くなり、また、大形
の射出成形機を必要とするので設備費が高くなるという
問題があった。
また、ファンモーターの取付部分の中心線上を通る水平
線に沿って上下に二分割したケーシングにおいては、ケ
ーシングの側板の板厚が薄いために両者を位置決めする
ガイドを設けておくことができないから、溶着時に上方
のケーシングと下方のケーシングとが金型成形誤差や組
み合わせ誤差等に基づく前後方向や左右方向にズレ易
く、回転中心を同一軸上に位置させることが難しく、そ
のためクロスフローファン(12)とケーシングのリヤガ
イダ並びにスタビライザとのクリアランスがバラツキ、
設計通りの性能を発揮出来ないという問題があった。
また、通常クロスフローファンの性能は、第3図のεで
示すところの、クロスフローファン(12)の外径とスタ
ビライザ(5)とのクリアランス(以下、単にクリアラ
ンスという。)で決まり、このクリアランスεを小さく
すれば風量、静圧は向上するが、クロスフローファン
(12)の回転数Nと羽根枚数Zに起因する翼ピッチ音、
即ちいわゆるNZ音が増加して、騒音が高くなる。逆に、
このクリアランスεを大きくなると騒音は低くなるが風
量、静圧は低くなる。
従って、高圧志向のフアンにするか、あるいは低圧志向
のフアンにするかにより、前記のクリアランスを変更す
る必要がある。しかし、従来のものからクリアランスを
変更する場合には、従来の一体成形の構造のものでは、
金型全体を作りかえる必要があり、また、上下二分割構
造のものでも下側の金型を作りかえる必要があった。
本考案は以上の問題点を決定するために、ケーシング本
体とスタビライザを別体にて形成し、ケーシングを上下
に分割形成とすることによって、容易にスタビクリアラ
ンスの変更ができるようにしたクロスフローファンのケ
ーシングに係るものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案のクロスフローファンのケーシングは、左右に垂
直状に配置した側板(2a),(2b)の上部内面間を長尺
状のリヤガイダ(3)により一体的に連結してなるケー
シング本体(1)と、長尺状のスタビライザ(5)とが
別体として各々一部材により形成され、 前記左右の側板(2a),(2b)の各々の内壁面(4a),
(4b)のケーシング後部から見て下端後方部にはスタビ
ライザ(5)の左右の端部(5a)(5b)の上面に形状と
同一形状の鉤状肩部(6a),(6b)が対称的に設けら
れ、該鉤状肩部(6a),(6b)の各々内縁に薄板状の複
数個の突起部(7)が垂下状に設けられ、 前記ケーシング本体(1)のリヤガイダ(3)の中央部
の内面にも、複数個の支持ガイド(8)が垂下状に設け
られると共に、この支持ガイド(8)の先端部に位置決
め用のストッパー部(9)および突起部(10)が設けら
れ、 一方、前記スラビライザ(5)には、前記鉤状肩部(6
a),(6b)の各々内縁および支持ガイド(8)の先端
部に設けられた各々の突起部(7),(10)に対応する
位置に穴(11)が設けられ、 前記左右の側板(2a),(2b)の各々の内壁面(4a),
(4b)に形成された鉤状肩部(6a),(6b)内に、前記
スタビライザ(5)の左右の端部(5a)(5b)がはめ込
まれ、ケーシング本体(1)側の突起部(7),(10)
と、これと対応する位置に設けられたスタビライザ
(5)側の穴(11)とが嵌合され、前記両突起部
(7),(10)の先端部分がかしめ溶着又は接着にてケ
ーシング本体(1)とスタビライザ(5)が固着一体化
されたことを特長とするものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本考案のケーシングの構成を後方から見た状
態を示す外観斜視図であり、以下の説明においては後方
から見た状態において説明する。
ケーシング本体は、左右に垂下状に配置した側板(2
a),(2b)の上部内面間を長尺状のリヤガイダ(3)
により一体的に連結されたケーシング本体(1)と、該
ケーシング本体(1)にかしめ溶着または接着にて一体
化されるスタビライザ(5)とから成り立っている。
前記ケーシング本体(1)の左側の側板(2a)には、ク
ロスフローフアン(12)を横側から組み付ける為の穴
(13)と、モーターを組み付ける為のボス部(14)が側
板から左方に突出させて複数個設けられている。また、
右側の側板(2b)には、ファンを支持する為の軸受取付
部(15)が右方に突出させて側板と一体的に設けられて
いる。
また、前記左右の側板(2a),(2b)の内壁面(4a),
(4b)の下端後方部には、第2〜3図に示すように、ス
タビライザ(5)の左右の端部(5a)(5b)の上面の形
状と同一形状の鉤状肩部(6a),(6b)が対称的に設け
られており、該鉤状肩部(6a),(6b)の各々の内縁に
は、薄板状の突起部(7)が垂下状に複数個設けられて
いる。
前記ケーシング本体(1)のリヤガイダ(3)は、後述
するスタビライザ(5)と共にケーシングを構成し、風
に方向付けをするとともに風に圧力を与える働きをして
いる。そして、第1図と第5図に示すように、このリヤ
ガイダ(3)の中央部の内面には、ほぼ等間隔で複数個
の薄板状の支持ガイド(8)が垂下状に設けられてお
り、この支持ガイド(8)の先端部に位置決め用の段付
状のストッパー部(9)と突起部(10)とが設けられて
いる。
前記スタビライザ(5)は、前記ケーシング本体(1)
と別体にて作られたものであり、該スタビライザ(5)
は、左右の側板(2a),(2b)の内壁面(4a),(4b)
の下端前方部に設けられた鉤状肩部(6a),(6b)部間
に配置されるもので、その端部における断面形状は鉤状
肩部(6a),(6b)と一致させてある。そして、前記鉤
状肩部(6a),(6b)内縁と支持ガイド(8)の先端部
に設けられた各々の突起部(7),(10)に対応させて
複数個の穴(11)が設けられている。
前記ケーシング本体(1)とスタビライザ(5)の組み
付けは、左右の側板(2a),(2b)の鉤状肩部(6a),
(6b)内に、スタビライザ(5)の端部(5a)(5b)を
はめこみ、ケーシング本体(1)側の突起部(7),
(10)とスタビライザ(5)側の穴(11)とを嵌合させ
て両者を仮組した後、突起部の先端部分を溶着又は接着
にてケーシング本体(1)とスタビライザ(5)が固着
一体化されて行われ、スタビクリアランスεの値が正し
く保たれるようになっている。
[考案の効果] 本考案のクロスフローファンのケーシングは、ケーシン
グ本体とスタビライザを各々別部材にて形成し結合した
ものであるから、例えば、設計時と量産時(型物品)に
おける機内抵抗が異なって、風量、騒音等が所定性能を
満足しないような場合、あるいは各種空調機に組み込ま
れた時、仕向地別に性能を決定する熱交換器が異なり、
機内抵抗が異なる場合には、左右の側板(2a),(2b)
の鉤状肩部(6a),(6b)の形状を代えることなく、こ
の鉤状肩部の側板下端からの高さ(深さ)を少し上下方
向にずらすだけでクリアランスεの調整ができ、短期間
での設変対応が可能である。
また、従来のケーシング分割方式の場合に生じ易い芯ズ
レに対して、本考案のケーシングにおいては、側板が上
下分割型でなく、モーター取付部と軸受取付部が各々一
枚の両側板の中央に形成されているから、型によってそ
の精度が決まり、モーターと軸受を同一軸芯上に位置さ
せることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクロスフローファンのケーシングを後
方から見た外観傾斜図。第2図は本考案に係る左の側板
の鉤状肩部の拡大斜視図。第3図は第1図のケーシング
本体にスタビライザを嵌め込んだ状態のA−A拡大断面
図。第4図は第3図のC−C拡大断面図。第5図は第1
図のケーシング本体にスタビライザを嵌め込んだ状態の
B−B拡大断面図。 (1)…本体、(2a)(2b)…側板 (3)…リヤガイダ、(4a)(4b)…内壁面 (5)…スタビライザ、(6a)(6b)…鉤状肩部 (7)…突起部、(8)…支持ガイド (9)…ストッパー部、(10)…突起部 (11)…穴、(12)…クロスフローファン (13)…穴、(14)…ボス部、(15)…軸受取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に垂直状に配置した側板(2a),(2
    b)の上部内面間を長尺状のリヤガイダ(3)により一
    体的に連結してなるケーシング本体(1)と、長尺状の
    スタビライザ(5)とが別体として各々の一部材により
    形成され、 前記左右の側板(2a),(2b)の各々内壁面(4a),
    (4b)のケーシング後部から見て下端後方部にはスタビ
    ライザ(5)の左右の端部(5a)(5b)の上面の形状と
    同一形状の鉤状肩部(6a),(6b)が対称的に設けら
    れ、該鉤状肩部(6a),(6b)の各々内縁に薄板状の複
    数個の突起部(7)が垂下状に設けられ、 前記ケーシング本体(1)のリヤガイダ(3)の中央部
    の内面にも、複数個の支持ガイド(8)が垂下状に設け
    られると共に、この支持ガイド(8)の先端部に位置決
    め用のストッパー部(9)および突起部(10)が設けら
    れ、 一方、前記スタビライザ(5)には、前記鉤状肩部(6
    a),(6b)の各々内縁および支持ガイド(8)の先端
    部に設けられた各々の突起部(7),(10)に対応する
    位置に穴(11)が設けられ、 前記左右の側板(2a),(2b)の各々の内壁面(4a),
    (4b)に形成された鉤状肩部(6a),(6b)内に、前記
    スタビライザ(5)の左右の端部(5a)(5b)がはめ込
    まれ、ケーシング本体(1)側の突起部(7),(10)
    と、これと対応する位置に設けられたスタビライザ
    (5)側の穴(11)とが嵌合され、前記両突起部
    (7),(10)の先端部分がかしめ溶着又は接着にてケ
    ーシング本体(1)とスタビライザ(5)が固着一体化
    されたことを特長とするクロスフローファンのケーシン
    グ。
JP13243489U 1989-11-14 1989-11-14 クロスフローファンのケーシング Expired - Fee Related JPH0741910Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13243489U JPH0741910Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 クロスフローファンのケーシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13243489U JPH0741910Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 クロスフローファンのケーシング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0371192U JPH0371192U (ja) 1991-07-18
JPH0741910Y2 true JPH0741910Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31679892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13243489U Expired - Fee Related JPH0741910Y2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 クロスフローファンのケーシング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741910Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0371192U (ja) 1991-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109812873B (zh) 柜式空调室内机
US6202737B1 (en) Heat exchanger assembly for motor vehicle
US20210003143A1 (en) Centrifugal impeller and centrifugal fan comprising the same
US20040253101A1 (en) Composite air handling blower housing and method of assembly
US9988096B2 (en) Grill assembly and method of assembly thereof
JPH0741910Y2 (ja) クロスフローファンのケーシング
US6229090B1 (en) Wire harness fixing structure in an instrument panel
JPH03141900A (ja) 送風機用ファン
JP3030665B2 (ja) 空調用吹出口装置の二重射出成形方法
JP3122701B2 (ja) ターボファンとその製造方法
US6672416B1 (en) Device for fixing a piece of equipment, in particular a heat exchanger, on a motor vehicle structural element
JPS6138347A (ja) 給気グリル
JP5131075B2 (ja) 空調装置
EP1103398B1 (en) Heat exchange unit for vehicles
CN210717832U (zh) 风道结构和空调室内机
JPH0718726B2 (ja) 内燃機関用空気流量計及びその製造方法
CN220577006U (zh) 一种用于汽车空调的护板卡子
JPH0528429Y2 (ja)
JP2000088273A (ja) 空気調和装置
CN217358553U (zh) 一种编码器的固定座、光电编码器、固定组件及电机
JPH10264640A (ja) 凹溝付き空調ダクト
JPH09220927A (ja) 車両用風向調整装置
JPH056089Y2 (ja)
JPH0420742A (ja) ベンチレータのルーバ組付方法
JPH04370393A (ja) 横流ファン

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees