JPH05115906A - 差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法 - Google Patents

差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法

Info

Publication number
JPH05115906A
JPH05115906A JP3308382A JP30838291A JPH05115906A JP H05115906 A JPH05115906 A JP H05115906A JP 3308382 A JP3308382 A JP 3308382A JP 30838291 A JP30838291 A JP 30838291A JP H05115906 A JPH05115906 A JP H05115906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
load
difference load
meandering
surface roughness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3308382A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Shima
哲郎 志摩
Hideyuki Nikaido
英幸 二階堂
Makoto Shitomi
誠 侍留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP3308382A priority Critical patent/JPH05115906A/ja
Publication of JPH05115906A publication Critical patent/JPH05115906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] ミルのロ−ル交換時期の決定方法の提供。 [構成] 仕上げ前段ロ−ルミルで発生する差荷重を測
定し、サイドガイドのクリアランス等に基づく差荷重部
を除いて面荒れに基づく差荷重を推定し、この差荷重に
よりロ−ル交換時期を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差荷重によるワ−クロ−
ル面荒れ検出方法に係り、詳しくは、圧延時にロ−ル交
換の目安となる差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方
法に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワ−クロ−ル交換時期の判定
は、センサによる検出方法若しくはオペレ−タの判断に
よる目視方法等により行なわれている。このとき前者の
センサによって検出する方法としては距離センサによっ
てセンサからロ−ル表面までの距離を測定してロ−ル面
の凹凸を検出し、検出値が所定の許容値を超える時期に
よってロ−ル交換時期を把握する、という方法がある。
【0003】しかし、この距離センサ等を用いてロ−ル
表面の凹凸を検出するという方法では、水やスケ−ルに
よって正確な測定が行なえないという問題や、センサ自
体が水やスケ−ル等の環境によって故障に至るという問
題があった(例えば、特開昭62−227511号公報
参照)。
【0004】また、後者のオペレ−タが圧延中の板の
色、曲がり具合を見ることによりロ−ル交換時期を判断
するという方法では、個人差や、下側ロ−ルが面荒れを
起こした場合、オペレ−タから見えないという問題があ
り、加えて面荒れの程度をオンライン中に定量的に表わ
せないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決することを目的とし、圧延中に面荒れによって発生す
る差荷重で面荒れの状態を判断し、ロ−ル交換時期の判
定を行なうようにした差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ
検出方法を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は熱間
圧延仕上ミルにおいて発生するロ−ル面荒れの状態を、
板が曲りや蛇行によってオフセンタしていない時の圧延
差荷重によって把握し、この差荷重の値が所定の許容値
を超えた時にロ−ル交換を行なうことを特徴とし、ま
た、熱間圧延仕上ミルにおいて発生するロ−ル面荒れの
状態をミル間に設けた蛇行センサの蛇行量から蛇行によ
って発生する差荷重を求め、実測差荷重との差から面荒
れによって発生する差荷重を求め、この差荷重の値が所
定の許容値を超えた時にロ−ル交換を行なうことを特徴
とする。
【0007】以下、本発明の手段たる構成ならびに作用
について詳しく説明する。
【0008】
【作用】熱間圧延仕上ミル前段では圧延荷重が高いため
に、ロ−ル表面に形成された酸化膜がはがれ落ちる「面
荒れ」が良く発生する。面荒れを起こすと製品の精度が
悪くなるだけでなく曲りを発生するため通板が困難とな
る。そこで、曲りをによって発生する圧延差荷重を測定
し、所定のある許容値を超えた時にロ−ル交換を行な
う。この方法によってセンサ等を新たに設置することな
くロ−ル表面の状態を把握し、ロ−ル交換時期のタイミ
ングを計ることができる。また、面荒れを定量的に表わ
すことも可能となる。
【0009】ロ−ル面荒れが発生すると、局部的にロ−
ル径が変化し、また、ロ−ル表面の摩擦係数も変化する
ため板に曲りが発生する。板が曲がるとミル芯に対して
オフセンタを起こしたり、曲がろうとする板がスタンド
間張力によって拘束されてウェッジの発生を招くことに
よって左右荷重差(差荷重)が出る。通常(面荒れ無
し)の圧延で仕上前段ミルに差荷重が発生することは無
く、前後端の非定常部を除いて曲りが発生するようなこ
とも無いため、定常部(板のミドル部)圧延時に差荷重
が発生した場合はほぼロ−ルの面荒れに起因するもので
ある。そこで、差荷重と面荒れ、曲りの相関をとること
により面荒れを定量的に把握し、差荷重での基準値を設
定するようにした。
【0010】本発明によれば仕上前段ミルの差荷重を測
定して面荒れの進行状況を把握し、差荷重での基準値を
超える直前でロ−ルを交換するようにしたから、ロ−ル
面荒れによって製品や下流のミルに悪影響が及ぶことを
防止できるようになった。
【0011】図1は本発明法を実施する際に用いられる
装置の配置を示す説明図である。図1に示すロ−ドセル
1によって測定されたワ−クロ−ル2の差荷重やサイド
ガイド3の設定値、板厚(t)、板間(b)、圧下率等
を変数とした差荷重許容値(Pdfth)の式Pdft
h=f(t、b、r、Pdf、……)によって算出され
た許容値と、実測差荷重によってロ−ル交換時期を判定
する。この場合、発生する差荷重は、板がサイドガイド
(S/G)とのクリアランス分だけ蛇行することによっ
て発生する差荷重も含まれるので、ミル間に蛇行センサ
を設け、このセンサからの情報で板の蛇行による差荷重
を求め、実測値からその分差引いた面荒れによる差荷重
を許容値との比較によって判定する。
【0012】以下実施例をあげて本発明を説明する。
【0013】
【実施例】図2ならびに図3は仕上ミル(F1〜F7)
における圧延差荷重の測定チャ−トの一部(F1〜F4
ミル)を示し、図2はロ−ル交換直後のものであり、図
3は圧延開始後37本目のものである。図2では前段F
1〜F4ミルの差荷重は安定しているが、圧延開始後2
5本目前後から差荷重のチャ−トが乱れ始めて37本目
では例えば図3に示すようにF2、F4の各ミルの測定
チャ−トが大きく乱れている。この後、38本目圧延終
了後F2ミルのロ−ルを交換したところ、30本目位か
ら頻発していた絞り込みもなくなり、前段で曲りや蛇行
が観察されることもほとんどなくなった。この後何度か
面荒れの状態と発生する差荷重との相関を取ることを繰
返して、ロ−ル面荒れの許容値を差荷重の値で求めた。
【0014】前段スタンドで許容値を超えるような差荷
重が発生した場合(但し、板の先・後端、レベリング不
良時等は除く)、ただちにロ−ル交換を行なうようにし
た。その結果を図4に示す。なお、図4は、コイラ前の
幅計によって計測した板後端曲り量のグラフの一例を示
す。比較のために図4と同様の方法によって計測した従
来例の板後端曲り量のグラフの一例を図5に示す。本発
明法によってロ−ル交換時期を判定するようにしてから
は、コイラの前での大曲りで約60%、絞り込みに関し
ては40〜45%減少した。
【0015】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明は熱
間圧延仕上ミルにおいて発生するロ−ル面荒れの状態
を、板が曲りや蛇行によってオフセンタしていない時の
圧延差荷重によって把握し、この差荷重の値が所定の許
容値を超えた時にロ−ル交換を行なうことを特徴とし、
また、熱間圧延仕上ミルにおいて発生するロ−ル面荒れ
の状態をミル間に設けた蛇行センサの蛇行量から蛇行に
よって発生する差荷重を求め、実測差荷重との差から面
荒れによって発生する差荷重を求め、この差荷重の値が
所定の許容値を超えた時にロ−ル交換を行なうことを特
徴とする。
【0016】本発明によれば、仕上前段ワ−クロ−ルの
面荒れをセンサ等を用いずに、差荷重によって定量的に
把握するようにしたため、適正なタイミングでロ−ル交
換を行なうことができるようになった。また、このよう
にすることによってロ−ル面荒れが下流ミルに及ぼす影
響が少なくなり、絞り込みが減少するという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する際に用いられる装置の配置を
示す説明図である。
【図2】面荒れによる仕上差荷重の変化を示すグラフで
ある。
【図3】面荒れによる仕上差荷重の変化を示すグラフで
ある。
【図4】本発明法によるコイラ前の板後端曲り量を示す
グラフである。
【図5】従来法によるコイラ前の板後端曲り量を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 ロ−ドセル 2 ワ−クロ−ル 3 サイドガイド 4 プロコン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延仕上ミルにおいて発生するロ−
    ル面荒れの状態を、板が曲りや蛇行によってオフセンタ
    していない時の圧延差荷重によって把握し、この差荷重
    の値が所定の許容値を超えた時にロ−ル交換を行なうこ
    とを特徴とする差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方
    法。
  2. 【請求項2】 熱間圧延仕上ミルにおいて発生するロ−
    ル面荒れの状態をミル間に設けた蛇行センサの蛇行量か
    ら蛇行によって発生する差荷重を求め、実測差荷重との
    差から面荒れによって発生する差荷重を求め、この差荷
    重の値が所定の許容値を超えた時にロ−ル交換を行なう
    ことを特徴とする差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出
    方法。
JP3308382A 1991-10-28 1991-10-28 差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法 Pending JPH05115906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308382A JPH05115906A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308382A JPH05115906A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05115906A true JPH05115906A (ja) 1993-05-14

Family

ID=17980401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3308382A Pending JPH05115906A (ja) 1991-10-28 1991-10-28 差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05115906A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243944B1 (ja) * 2021-11-02 2023-03-22 Jfeスチール株式会社 圧延ロールの適合判定方法、金属帯の圧延方法及び冷延鋼板の製造方法
WO2023079850A1 (ja) * 2021-11-02 2023-05-11 Jfeスチール株式会社 圧延ロールの適合判定方法、金属帯の圧延方法及び冷延鋼板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243944B1 (ja) * 2021-11-02 2023-03-22 Jfeスチール株式会社 圧延ロールの適合判定方法、金属帯の圧延方法及び冷延鋼板の製造方法
WO2023079850A1 (ja) * 2021-11-02 2023-05-11 Jfeスチール株式会社 圧延ロールの適合判定方法、金属帯の圧延方法及び冷延鋼板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005118840A (ja) 冷間圧延における板形状制御方法
JP4267609B2 (ja) 金属板材の圧延方法および圧延装置
JPH05115906A (ja) 差荷重によるワ−クロ−ル面荒れ検出方法
JP3067879B2 (ja) ストリップ圧延における形状制御方法
WO2020213542A1 (ja) 被圧延材の蛇行制御方法
JP2009034730A (ja) タンデム圧延機の張力制御装置
JP4210481B2 (ja) タンデム圧延機の張力制御装置
KR100780423B1 (ko) 열간 사상압연기의 장력연산 제어장치 및 그 제어방법
JPH1110215A (ja) 熱間圧延材のウエッジ制御方法
JP2968647B2 (ja) 熱間圧延における板幅制御法
JP4351598B2 (ja) 鋼板の伸び率計測装置および伸び率計測方法
JP2002210512A (ja) 板圧延における圧下位置設定方法
JP3284948B2 (ja) ストリップの蛇行制御方法
JP2825428B2 (ja) 圧延機における板クラウン制御方法
JPH07164034A (ja) 圧延板の形状制御方法
JP2820360B2 (ja) 圧延反り予測・制御装置
JP3443974B2 (ja) ロール間隙設定方法
JP2763490B2 (ja) 圧延機のスタンド間張力制御方法
JP2005186085A (ja) 冷間連続圧延機の走間板厚変更制御装置
JPH026707A (ja) ロール摩耗クラウン分布の検出方法
JPH01107913A (ja) 張力検出方法
JP2002028710A (ja) 連続圧延方法
JP2003117604A (ja) 圧延金属帯のキャンバ形状測定方法、キャンバ形状測定装置及び圧延装置
JPH0289513A (ja) 金属板の圧延方法
JP2020157323A (ja) 圧延装置及び制御方法