JPH0511552Y2 - - Google Patents

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JPH0511552Y2
JPH0511552Y2 JP11940885U JP11940885U JPH0511552Y2 JP H0511552 Y2 JPH0511552 Y2 JP H0511552Y2 JP 11940885 U JP11940885 U JP 11940885U JP 11940885 U JP11940885 U JP 11940885U JP H0511552 Y2 JPH0511552 Y2 JP H0511552Y2
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zoom lens
lens system
magnification
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reference position
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ズームレンズ系を駆動モータにより
移動させて変倍を行い、かつ等倍のレンズ位置が
ズームレンズ系の有効移動範囲の中間にないもの
であつて、さらに光学系収容部を持ち上げて詰ま
つた用紙の排除などを行える収容部開閉式の変倍
複写機に関するものである。
従来の技術 従来の複写機では、ズームレンズ系の移動範囲
の端部又は等倍位置を基準位置として、ズームレ
ンズ系の現在位置が正確にわからないときに、そ
の基準位置へいつたんズームレンズ系を移動させ
た後にズームレンズ系を所望の位置へ移動させて
いた。
このズームレンズ系の現在位置が正確に判らな
いのは、たとえば次のようなときである。
(1) 電源がOFFからONになつたとき (2) 詰まつた用紙を排除するため光学系収容部を
開閉したとき(特に収容部を閉めるときの振動
によつて、ズームレンズ系の位置がずれること
がある。) なお、基準位置を等倍位置としているものは、
実開昭57−150845号公報で開示されている。
考案が解決しようとする問題点 ところが、複写機の操作性向上という要求か
ら、所定倍率へのズームレンズ系の移動時間の短
縮、とくに最長時間を短縮することがとくに最近
強く望まれている。
そこで、その点を明らかにするために、基準位
置がズームレンズ系の移動範囲の端部とされる従
来の複写機を説明する。
第9図に示すように、他端にズームレンズ系1
が位置している場合において、光学系収容部が開
閉された時には、いつたん反対側の基準位置2へ
ズームレンズ系1を移動させた後、再度、元の位
置3(指定倍率位置)に戻すようにしている。
光学系収容部は、複写の途中に詰まつた紙を取
り除くために開閉することが大半であり、いずれ
の位置に存在しようとも、必ず指定倍率位置(た
とえば拡大位置3にあつたズームレンズ系1は基
準位置2へいつたん移動させた後に拡大位置3に
移動するようにしているのである。
このときには、第9図の矢印で示すようにズー
ムレンズ系1の移動距離が長いことから、操作者
に長い待ち時間を与えることとなる。
また、第10図に示すように基準位置が等倍位
置4とされる複写機では、等倍での位置4がズー
ムレンズ系1の移動範囲の中間位置5にないもの
がある。この場合、ズームレンズ系1の元の位置
がたとえば縮小位置6であるとすると、この縮小
位置6から等倍位置4までの距離が長い。このた
め、光学系収容部を開閉したときに、第9図で示
した従来例と同様に、矢印で示すようにズームレ
ンズ系1の移動距離が長くなり操作者の待ち時間
が長くなる。
このように、第9図と第10図に示した従来の
複写機では、いずれの形式であつても、ズームレ
ンズ系の移動可能範囲以上の距離を矢印で示すよ
うに移動しなければ、基準位置でリセツトして再
度指定倍率に再セツトできないのである。
ところで、ズームレンズ系の等倍位置4がレン
ズ有効移動範囲の中間位置5にないのは次の1,
2の場合である。
1 最大最小変倍値が逆数関係となつているが、
非対称で構成されるズームレンズ系を用いる場
合 (例)複写物側から凹凸の順で配置されるズー
ムレンズ系。なお、非対称ズームレンズ系を
用いるのは次の理由による。
(i) 収容スペースの問題から主点位置を前後
にずれすため (ii) ズーム機構が簡略化でき、対称的に移動
させる必要がない。
2 対称であるズームレンズ系を用いるが最大最
小変倍値が逆数関係にない場合 考案の目的 この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、光学系収容部の開閉の後に行な
われるズームレンズ系の復帰に要する最長時間を
短縮できる変倍複写機を提供することを目的とし
ている。
考案の要旨 したがつて、この考案は移動可能なズームレン
ズ系を含んでいてそのズームレンズ系の有効移動
範囲の中間位置が等倍率の位置となつていない変
倍の光学系と、上記光学系を収容する収容部とを
有し、指定された倍率で複写を行うとともに、上
記収容部が開閉する形式の変倍複写機において、
上記ズームレンズ系の有効移動範囲の中間位置に
設定された基準位置と、指定された倍率を記憶す
る記憶部と、上記収容部の開閉を検出する開閉検
出部と、上記ズームレンズ系が上記基準位置のど
ちら側にあるかを検知する検知部と、上記開閉検
出部から上記収容部が開状態から閉状態となつた
ことを示す信号を受けとつたときに上記検知部の
出力に応じて上記ズームレンズ系を上記基準位置
まで移動させ、その後上記記憶部で記憶されてい
る指定倍率となるように上記ズームレンズ系を移
動させる制御部を備えていることを特徴とする変
倍複写機を要旨としている。
問題点を解決するための手段 ズームレンズ系16の有効移動範囲の中間位置
Pc(つまり有効移動範囲を等しく二分する位置)
が等倍率の位置Peとなつておらず、ズームレン
ズ系16の光学系21を収容部12に収容し、ト
ラブル等の際にその収容部12を開閉できる形式
になつている。
収容部12の開閉は開閉検出スイツチ25によ
り検知できる。指定の複写倍率は制御部26内に
ある記憶部に記憶できる。
検知体39はズームレンズ16系の移動と連動
しており、検知部40の受光素子42と発光素子
41の間に挿入できる。
検知体39は、ズームレンズ系16が基準位置
POを境いに一方側(最小領域側)にあるときは
検知部40に挿入し、他方側(最大領域側)にあ
るときは検知部40に挿入しないようになつてい
る。
制御部26は、収容部12が開状態から閉状態
になつた信号を開閉検出スイツチ25が受けたと
き、検知部40のON,OFF出力に応じてズーム
レンズ系16を基準位置POまでいつたん移動さ
せたのち、記憶部に記憶された指定倍率となるよ
うにズームレンズ系16を移動させることができ
る。
作 用 ズームレンズ系16が基準位置POより拡大領
域あるいは縮小領域側のどの位置にあつても、収
容部12を開閉後必ずズームレンズ系16は基準
位置POにいつたん復帰してから指定倍率に正確
に再セツトされる。このとき、ズームレンズ系1
6の移動距離は、ズームレンズ系16の有効移動
範囲を越えることなく、したがつて再セツトまで
の最長時間が短い。
実施例 次に、この考案を図示の実施例により説明す
る。
第1図と第2図に示す実施例の変倍複写機10
は、基台11と光学系収容部12を有している。
この光学系の収容部12はヒンジ13を介して開
閉可能に基台11に取付けてある。
収容部12は、主に変倍複写機10の内部に用
紙14が詰まつたときなどに開けて、手で用紙1
4を取り出して紙づまりを解消することができ
る。収容部12は、ドラム15、ズームレンズ系
16、ミラー17〜20などからなる光学系21
を有している。
また、収容部12の上面には、原稿面22があ
る。収容部12の上部には、複写スイツチ23と
ズームレンズ16の変倍スイツチ24が設けてあ
る。さらに、基台11には、収容部12の開閉検
出部である開閉検出スイツチ25がある。このス
イツチ25は第6図で示すように、収容部12が
閉じられると、ONになり、収容部12が開かれ
ると、スプリングにより付勢されてOFFとなる。
このスイツチ25は、あとで述べる制御部26と
電源電圧+Vccの間にある。
次に、ズームレンズ系16とその変倍駆動装置
を説明する。
第3図は、ズームレンズ系16の移動状態を示
しており、図中lはズームレンズ系16の有効移
動範囲を示している。ここで、この有効移動範囲
とは、最大拡大時のズームレンズ系16の位置
Pmaと、最小縮小時のズームレンズ系16の位
置Pmiとの間の範囲をいう。
ズームレンズ系16は、破線で示すように凸レ
ンズ群26と凹レンズ群27を有する非対称の構
成であり、これらは、ケース28,29にそれぞ
れ収められている。
ケース29は支柱30を介してレール31に沿
つて走行移動可能となつている。支柱30にはく
字形のレバー32が支点軸33を介して回転可能
に取付けられている。このレバー32の上端は、
ケース28のピン34に連結してある。このピン
34はケース29に形成された長穴35に沿つて
移動できる。レバー32の下端にはカムピン36
があり、このカムピン36は山形のカム37の上
面に摺動できるようになつている。このカム37
はレール31に沿つて設けてある。なお、レバー
32の下端部と支柱30の下端部との間には、カ
ムピン36をカム37に付勢するためのスプリン
グ38がある。
したがつて、レバー32がカム37に沿つて上
下動することで、ケース28はケース29に対し
て相対的に移動でき、凸レンズ群26は凹レンズ
群27に対して遠ざかつたり近よつたりでき、主
点位置が変化する。
第3図において、ズームレンズ系16は、最大
拡大(倍率N1)時には位置Pmaにある。さらに、
ズームレンズ系16は、破線で示すように最小縮
小(倍率1/N1)時には位置Pmiにある。さら
に、ズームレンズ系16は、基準位置セツト時に
は、破線で示すように基準位置(中間位置)PO
にある。又、さらに、ズームレンズ系16が等倍
位置Peにある時は、簡単化のために図示してな
いがカムピン36がカム37のピーク位置37a
にある。
ところで、ケース29の上部には検知体39が
レール31と平行に取付けてある。この検知体3
9の長さは、ズームレンズ系16の有効移動範囲
lの半分より少し長い程度に設定してある。
また、有効移動範囲lの中間位置Pcには検知
部40がある。この検知部40は、第4図と第6
図に示すように発光素子41と受光素子42とが
空〓43を隔てて向い合つている。この発光素子
41と受光素子42は、検知素子を構成し、この
検知素子と上記検知体39は検知部を構成してい
る。たとえば発光素子41としては発光ダイオー
ド(LED)を採用でき、受光素子42としては
ダーリントン接続のフオトトランジスタが採用で
きるが、これらに限られない。
話を検知体39にもどすと、第3図に示すよう
に検知体39はズームレンズ系16が中間位置す
なわち基準位置POにある時にその先端39aが
上記検知部40の空〓43に入り発光素子41の
光を遮断して検出部40の出力をOFFにできる
ようになつている。さらに、検知体39は、ズー
ムレンズ系16が基準位置POから最小縮小位置
Pmiに移動した状態においても検出部40の出力
をOFFに保持できるように配置してある。
第4図は、ズームレンズ系16が最小縮小位置
Pmiにある状態のときの検知体39と検知部40
の位置関係を示している。すなわち、検知体39
の後端39bは、検知部40の空〓43により出
ている。
ところで、ズームレンズ系16の各位置Pma、
Pe、PO、Pmiと検知部40の検知信号のON、
OFFの関係を第5図で示す。
原稿面22と像面44との間に配置されたズー
ムレンズ系16は、第1図と第6図に示す変倍ス
イツチ24の拡大ボタン24a、縮小ボタン24
b、等倍ボタン24cを押すことで光軸に沿つて
移動し、原稿面22と像面44との距離を変える
ことなく変倍された像を像面44に結像できる。
ズームレンズ系16が最大拡大位置Pmaから
等倍位置Peを経て基準位置POに至るまでの間、
検知体39は検知部40に挿入されず検知部40
はON状態となる。
また、ズームレンズ系16が基準位置POから
最小縮小位置Pmiに至るまでは、検出体39が検
知部40に挿入されて、検知部40はOFF状態
となる。
次に、第6図を参照してステツピングモータ4
5の駆動回路を説明する。このステツピングモー
タ45は、図示せぬ連結機構を介してズームレン
ズ系16を移動させるためのものである。
すでに述べた検知部40の発光素子41と受光
素子42は、抵抗46,47を介して電源電圧+
Vccとグランド間に接続されている。また、受光
素子42のコレクターエミツタ間にはノイズ対策
用コンデンサ48がある。
受光素子42のコレクタ側と制御部26との間
にはバツフア49がある。制御部26には、変倍
スイツチ24、ステツピングモータ45および前
記収容部12の開閉検出スイツチ25が接続され
ている。
変倍スイツチ24の拡大ボタン24a、縮小ボ
タン24bおよび等倍ボタン24cは、押すこと
により制御部26内の記憶部に対して拡大、縮
小、等倍のいずれかの指定倍率を記憶させること
ができる。
この制御部26は、開閉検出スイツチ25から
収容部12が開状態から閉状態となつたことを示
す信号、すなわち同スイツチ25がOFFからON
状態になると、検知部40の出力状態により、ズ
ームレンズ系16の現在位置が基準位置POを境
にして拡大領域側にあるのか縮小領域側にあるの
かを判断する。
すなわち、ズームレンズ系16が拡大領域側に
あれば、第5図で示すように光を受光素子42が
受けて検知部40はONになり、受光素子42の
コレクタ電位はほぼグランドレベルとなりバツフ
ア49の出力は論理“1”になつて、この論理
“1”が制御部26に入る。
一方、ズームレンズ系16が縮小領域側にあれ
ば、逆に検知部40はOFFとなり、受光素子4
2のコレクタ電位はほぼ+Vccと同じになつてバ
ツフア49の出力は論理“0”となる。
このようにしてズームレンズ系16の現在位置
が拡大領域側か縮小領域側にあるかが判ると、制
御部26はステツピングモータ45を駆動して、
ズームレンズ系16を第3図で示すA方向あるい
はB方向に移動させていつたん基準位置POまで
移す。
さらに制御部26は、その後に制御部26内の
記憶部で記憶されている指定倍率となるようにス
テツピングモータ45をさらに回転させて、ズー
ムレンズ系16を基準位置POからA方向あるい
はB方向に移動させて指定倍率(拡大あるいは縮
小または等倍)の位置まで移動させる機能を有す
る。
次に、第7図と第8図のフローチヤートに基い
て、第1図〜第6図を参照しながら変倍複写機1
0の動作を順に説明する。なお、図中にあるS−
1ないしS−9は一連の動作ステツプを示してい
る。
S−0〜S−1ステツプ 図示しない電源スイツチをONしてズームレン
ズ系16の初期セツトをする。この時点ではズー
ムレンズ系16の位置が判らず、ズームレンズ系
16の倍率が不明である。そこで、第9図のS−
8ステツプと同様の操作により基準位置リセツト
をしてズームレンズ系16を等倍位置Pe(第5図
参照)にセツトする。
すなわち、第1図に示すようにS−1ステツプ
では収容部12を閉めた状態であるので、S−7
ステツプで示すように開閉検出スイツチ25の信
号がONである。
そこで、第3図と第5図を参照して説明する
と、ズームレンズ系16が基準位置POを境にし
て等倍および拡大領域側にある場合、検知部40
には検知体39が挿入されておらず検知部40の
検知信号はONである。したがつて、第8図のS
−8ステツプで示すのと同時にズームレンズ系1
6は矢印一方向に移動する。ズームレンズ系16
は、検知体39の先端39aが検知部40の検知
信号がOFFになるでA方向に移動する。
さらに、検知信号がOFFとなつた時点からさ
らにズームレンズ系16は矢印A方向に所定距離
たとえば数mm程度移動する。これは、検知部40
の検知信号が、検知体39の走査方向(Aあるい
はB方向)によつてズームレンズ系16の位置ず
れを生じるために取られる処置である。すなわ
ち、ズームレンズ系16を、基準位置POに正確
に設定するためにこの例では、ズームレンズ系1
6を最終的に常に矢印B方向に沿つて基準位置
POへ向けて移動させながら基準位置POにズーム
レンズ系系16を位置させるのである。そのため
に少し、ズームレンズ系16を基準位置POより
オーバーランさせるのである。
次に、ズームレンズ系16を第3図の矢印B方
向に検知部40の検知信号がONとなるまで移動
させて、ズームレンズ系16を基準位置(倍率)
にリセツトする。
その後ズームレンズ系16をさらにB方向へ移
動して、第5図に示すように等倍位置Peにズー
ムレンズ系16を再セツトする。
一方、第3図と第5図を参照して説明すると、
S−1ステツプにおいて、ズームレンズ系16が
基準位置POを境にして縮小領域側にある場合、
検知部40には検知体39が挿入されており、検
知部40の検知信号はOFFである。したがつて、
第8図のS−8ステツプのS−8−1ステツプで
示すのと同様に、ズームレンズ系16を矢印B方
向へ移動する。この移動は検知信号がONとなる
まで行われ、ズームレンズ系16を基準位置(倍
率)にリセツトする。
そして、ズームレンズ系16をさらにB方向へ
移動して第5図に示す等倍位置Peに再セツトす
る。
S−2−S−5ステツプ 上述のように、ズームレンズ系16が等倍位置
Peに初期セツトされたら、第1図の複写スイツ
チ23を押して複写信号を入力する(S−2ステ
ツプ)と、S−5ステツプとして示すように、複
写が開始する。
一方、複写信号の入力がないときは、S−3で
示すように、倍率指定、すなわち拡大、等倍、縮
小のいずれかの信号入力があるかどうかを確かめ
る。この各信号は、制御部26の記憶部から出さ
れる。
指定倍率信号の入力があれば、ズームレンズ系
16はその指定倍率、たとえば拡大倍率にセツト
され、信号入力がないとS−2ステツプに戻る。
指定倍率がセツトされると、S−2ステツプに戻
り、複写信号が入力されれば、たとえば拡大の複
写ができる(S−5ステツプ)これは、縮小の複
写の場合も同様である。
S−6ステツプ−終了まで S−5ステツプにおいて複写中に何のトラブル
もなく、収容部12が開閉されなければ、S−
6,S−9ステツプに移り、複写が続行される。
一方、S−5ステツプにおいて複写時にたとえ
ば用紙づまりが発生して収容部12を開ける必要
がある場合を考える。
収容部12を第2図のように持ち上げると、開
閉検出スイツチ25がONからOFFになる(S−
6ステツプ)。そして、第2図で示すように詰ま
つた用紙14を取り出して再び収容部12が閉じ
られると、開閉検出スイツチ25はONになる
(S−7ステツプ)。なお、この収容部12を閉じ
るときには少なからず衝撃が加わり、ズームレン
ズ系16の位置が移動する可能性があり、ズーム
レンズ系16の位置が不確定となる。
そこで、S−8ステツプ(第8図)で示すよう
に複写倍率を再設定する。詳細には、この再設定
は第8図に示すような手順で行なえる。
第3図、第5図および第8図を参照して説明す
ると、ズームレンズ系16が基準位置POを境に
して等倍および拡大領域側にある場合、検知部4
0には検知体39が挿入されておらず、検知部4
0の検知信号はONである。したがつて、ズーム
レンズ系16は矢印A方向に移動する。ズームレ
ンズ系16は、検知体39の先端39aが検知部
40に挿入されて検知部40の検知信号がOFF
になるまで矢印A方向に移動する。
さらに、検知信号がOFFとなつた時点から、
前述の理由に基いてさらにズームレンズ系16は
矢印A方向に所定距離移動して基準位置POより
オーバランさせる。
次に、ズームレンズ系16を第3図矢印B方向
に検知部40の検知信号がONとなるまで移動さ
せてズームレンズ系16を基準位置(倍率)にリ
セツトする。検知信号がONとなつたら、ズーム
レンズ系16をさらにB方向へ移動して第5図に
示すように制御部26の記憶部に記憶された元の
指定倍率、たとえば最大拡大倍率にズームレンズ
系16を再セツトする。なお、等倍位置にズーム
レンズ系16を再セツトするのも、同じ要領で行
える。
一方、ズームレンズ16が基準位置POを境に
して縮小領域側にある場合、検知部40には検知
体39が挿入されており、検知部40の検知信号
はOFFである。したがつて、第8図のS−8−
1ステツプで示すようにズームレンズ系はB方向
へ移動する。この移動は検知信号がONとなるま
で行われ、ズームレンズ系16を基準位置(倍
率)にリセツトする。
そして、ズームレンズ系16を矢印A方向へ移
動して制御部26の記憶部に記憶されたもとの指
定記憶倍率たとえば最小縮小倍率に再セツトす
る。
このようにして再設定された後は、第7図に示
すように複写続行を操作者が希望すればS−9ス
テツプからS−2ステツプにもどり、すでに示し
たように複写が行える。また、複写続行を希望し
ない場合には、電源スイツチをOFFにして終了
する。
このように、収容部12を開閉したのちは、た
とえば第11図に示すように、いつたんズームレ
ンズ系16の有効移動範囲の中間位置である基準
位置POにズームレンズ系16を位置させて基準
倍率にリセツトしてから、再度元の指定倍率(拡
大、縮小、等倍)に再セツトできる。
なお、この考案の変倍複写機は上述した実施例
に限定されない。たとえば、ズームレンズ系は非
対称構成だけでなく対称構成で最大、最小変倍値
が逆数関係にないものを用いてもよい。
考案の効果 本考案によれば、どのような状態すなわち、基
準位置より等倍および拡大領域側あるいは縮小領
域側にであつても、ズームレンズが基準位置に移
動でき、基準倍率のリセツトを行う際のズームレ
ンズの総移動距離は、ズームレンズの有効移動範
囲、すなわち最大拡大時のズームレンズ位置と最
小縮小時のズームレンズの位置の距離を越えるこ
とはない。したがつて光学系収容部の開閉後に行
われるズームレンズの復帰に要する最長時間を短
く出来、操作者を長い時間待たせることなく、指
定倍率の再セツトが行える。本考案によれば、総
移動距離の最大値がレンズ有効移動範囲の長さよ
り小さくなるため、操作者が待たされる時間の最
大値(平均値ではない)が短くなる、という効果
がえられるのである。その結果、待たされる時間
の長さの値のばらつきを小さくできるので、操作
者が不安に陥らせることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の変倍複写機の外観を示す正面
図、第2図は光学系収容部が開けられた状態を示
す同変倍複写機の正面図、第3図はズームレンズ
変倍駆動装置を示す図、第4図は検知部と検出体
との関係を示す図、第5図は検知部の検知信号と
ズームレンズ系の位置関係を示す図、第6図はズ
ームレンズ系移動用のステツピングモータ駆動回
路を示す回路図、第7図は本考案の変倍複写機の
動作を示すフローチヤート、第8図は第7図のS
−8ステツプの詳細を示すフローチヤート、第9
図と第10図は従来の複写機の不具合を説明する
ための図、第11図は本考案におけるズームレン
ズ系の移動例を示す図である。 10……変倍複写機、12……光学系の収容
部、16……ズームレンズ系、21……光学系、
25……開閉検出スイツチ(開閉検出部)、26
……制御部、39……検知体、40……検知部、
Pc……中間位置、Po……基準位置、Pma……最
大拡大時の位置、Pmi……最小縮小時の位置、l
……ズームレンズの有効移動範囲。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 移動可能なズームレンズ系を含んでいてそのズ
    ームレンズ系の有効移動範囲の中間位置が等倍率
    の位置となつていない変倍の光学系と、上記光学
    系を収容する収容部とを有し、指定された倍率で
    複写を行うとともに、上記収容部が開閉する形式
    の変倍複写機において、 上記ズームレンズ系の有効移動範囲の中間位置
    に設定された基準位置と、 指定された倍率を記憶する記憶部と、 上記収容部の開閉を検出する開閉検出部と、 上記ズームレンズ系が上記基準位置のどちら側
    にあるかを検知する検知部と、 上記開閉検出部から上記収容部が開状態から閉
    状態となつたことを示す信号を受けとつたときに
    上記検知部の出力に応じて上記ズームレンズ系を
    上記基準位置まで移動させ、その後上記記憶部で
    記憶されている指定倍率となるように上記ズーム
    レンズ系を移動させる制御部と、 を備えていることを特徴とする変倍複写機。
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