JPH11146144A - スキャナ駆動制御装置 - Google Patents

スキャナ駆動制御装置

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JPH11146144A
JPH11146144A JP9308296A JP30829697A JPH11146144A JP H11146144 A JPH11146144 A JP H11146144A JP 9308296 A JP9308296 A JP 9308296A JP 30829697 A JP30829697 A JP 30829697A JP H11146144 A JPH11146144 A JP H11146144A
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JP
Japan
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scanner
drive control
control device
acceleration
return
Prior art date
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Application number
JP9308296A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Soeda
良久 添田
Keiichi Sanada
恵一 真田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナの移動距離及び画像形成装置本体の
振動量に応じて、スキャナリターン時の制御加速度を変
更することで、画像形成装置本体の振動を低減させる。 【解決手段】 原稿画像を露光走査するスキャナをモー
タにより往復移動させるスキャナ駆動制御装置におい
て、スキャナの移動距離を転写紙サイズ及び複写倍率に
基づいて変更するが、スキャナを含む画像形成装置本体
の振動量を検出手段により検出し、スキャナの移動距離
に応じて振動量が最小となるように加速度変更手段によ
りスキャナリターン時のリターン加速度a3 ,a4 を変
更することで、画像形成装置本体の振動が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトガラス
上に載置された原稿画像を露光走査するスキャナをモー
タにより往復移動させる複写機等の画像形成装置におけ
るスキャナ駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機などの画像形成装置で
は、コンタクトガラス上に載置された原稿画像に対して
スキャナ中の光源から露光光を照射しながらスキャナを
走査移動させることにより、原稿画像対応の反射光を取
り込み、結像系を介して感光体上に結像させることによ
り潜像形成が行われる(アナログ系)。或いは、結像系
を介してCCDラインセンサ等に結像させることにより
光電変換されて画像読取りが行われる(デジタル系)。
【0003】図12にアナログ系のスキャナを用いた複
写機の概略構成を示す。原稿1を載置するコンタクトガ
ラス2の下方には、原稿1を露光走査してドラム状の感
光体3に結像して潜像を形成するスキャナ4が設けられ
ている。このスキャナ4は、原稿1を露光する光源5と
第1ミラー6とが一体に取付けられた第1走行体7と、
第2,3ミラー8,9が一体に取付けられた第2走行体
10と、第3ミラー9の光路上に設けられた結像レンズ
11と、結像レンズ11を透過した光を感光体3上に向
けて適宜反射させる第4,5,6ミラー12,13,1
4とにより構成されている。15は防塵を兼ねる保護ガ
ラスである。特に、第1,2走行体7,10がスキャナ
4の主体をなす。
【0004】ここに、第1走行体7は、一定速度Vでコ
ンタクトガラス2上の原稿1に沿って図中、左側から右
側に向けて移動しながら点灯している光源5により原稿
1をスリット状に露光する。原稿1からの反射光は第1
ミラー6によって第2ミラー8側に反射される。第2ミ
ラー8で反射された反射光は第3ミラー9によって水平
方向に折り返し反射される。折り返された反射光は、結
像レンズ11、第4,5,6ミラー12,13,14を
経て感光体3上の所定の結像位置に結像される。これに
より、静電潜像が形成される。
【0005】このような動作において、第1走行体7が
一定速度Vで原稿1に沿って移動するのに対して、第2
走行体10は同期しながらV/2なる一定速度で同一方
向に移動することにより、原稿1面から感光体3面まで
の光路長が常に一定に保たれる。そして、第1,2走行
体7,10に同期させて感光体3を回転させることによ
り、原稿画像に対応する光像が静電潜像として感光体3
上に形成される。ここに、第1,2走行体7,10はモ
ータ(図12には図示せず)によって駆動され、1回の
原稿読取走査が終了すると元のホームポジションに復帰
して待機するようにリターン動作をする。
【0006】このような原稿1の露光走査を行うため
に、高速複写機のスキャナ駆動制御においては、一般
に、DCサーボモータを用いてスキャナ4(第1,2走
行体7,10)を正逆方向に駆動させる構成とされてい
る。図13に、このようなスキャナ4用のDCサーボモ
ータによるモータ16に対するサーボ制御装置の一例を
示す。このモータ16を回転駆動させるモータドライバ
を構成するH型ブリッジ回路17が設けられている。こ
のH型ブリッジ回路17は、4個のMOS・FETによ
るトランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 とモータ16と
をH型に接続したものである。即ち、トランジスタQ
1 ,Q3 の接続点とトランジスタQ2 ,Q4 の接続点と
の間にモータ16が接続され、4個のトランジスタQ
1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 には各々ダイオードD1 ,D2
3 ,D4 が並列、かつ、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q
3 ,Q4 に流れる電流とは逆向きに電流を流す極性で接
続されている。さらに、トランジスタQ1 ,Q3 間には
トランジスタQ1 からトランジスタQ3 に向かって順方
向にダイオードD5 が介在され、同様に、トランジスタ
2,Q4 間にはトランジスタQ2 からトランジスタQ4
に向かって順方向にダイオードD7 が介在されてい
る。また、H型ブリッジ回路17と接地との間には、モ
ータ電流検出用抵抗R1 が接続されており、接地からモ
ータ16とダイオードD5 との接続点に向かって順方向
にダイオードD6が接続され、同様に、接地からモータ
16とダイオードD7 との接続点に向かって順方向にダ
イオードD8が接続されている。モータ電流検出用抵抗
1 によって検出されるモータ電流に対応した電圧は、
IC構成のアンプ18を介してIC構成の差動アンプ1
9に入力される。
【0007】一方、マイコン20は、予め設定されたモ
ータ速度とエンコーダ21により検出されたモータ16
の速度との偏差により制御目標値と電流値とを算出し、
D/A変換により制御目標値である電流値をデジタル信
号からアナログ信号に変換して差動アンプ19の速度制
御値とする。差動アンプ19はこの速度制御値と検出さ
れたモータ電流値との差を演算し、その差を三角波を利
用してIC構成の比較器22でPWM信号に変換し、こ
のPWM信号のデューティ比に対応してモータ16を駆
動させることで速度制御を行うようにしている。なお、
23はエンコーダ21からのエンコーダ信号を分周して
モータ速度情報をマイコン20のカウンタに割込み入力
させる分周回路、24はエンコーダ信号に基づき回転方
向検出信号をマイコン20に出力するフリップフロップ
である。
【0008】図示例においては、モータ16の回転方向
の指示はマイコン20の出力ポートP0,P1により選
択される。図14の速度プロフィールに示すように、正
回転方向の指示はスキャナ立上げから原稿読取終了時、
及び、スキャナリターン減速時の反転ブレーキからスキ
ャナ停止まで、逆転方向指示は原稿読取終了時の反転ブ
レーキからリターン加速及びリターン等速走行の終了ま
でと予め設定されている。即ち、モータ16に流す電流
の向きを予め決めておき、その方向でPWM信号により
電流を加減して原稿画像読取時及びスキャナリターン時
の速度制御を行うようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなスキャナの
サーボ制御装置により、第1,2走行体7,10の速度
及び加速度は予め設定された一定の値となるように制御
される。
【0010】ところが、高速複写機にあっては、その複
写速度を上げるために、スキャナリターン時の速度及び
加速度が原稿画像読取時の速度及び加速度に対して大き
くなる。この影響で複写機の振動も大きくなってしま
う。この結果、異音が発生したり、振動によるスキャナ
速度の不安定さに起因して停止位置にばらつきを生じた
りする。
【0011】そこで、本発明は、スキャナの移動距離及
び画像形成装置本体の振動量に応じて、スキャナリター
ン時の制御加速度を変更することで、画像形成装置本体
の振動を低減させ得るスキャナ駆動制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、本発明は、スキャナの移動距離及び
画像形成装置本体の振動量に応じて、スキャナリターン
時の制御速度を変更することで、画像形成装置本体の振
動を低減させ得るスキャナ駆動制御装置を提供すること
を目的とする。
【0013】また、本発明は、スキャナの移動距離及び
画像形成装置本体の振動量に応じて、原稿画像読取時の
スキャナの制御加速度を変更することで、画像形成装置
本体の振動を低減させ得るスキャナ駆動制御装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿画像を露光走査するスキャナをモータにより往復移
動させるスキャナ駆動制御装置において、前記スキャナ
の移動距離を転写紙サイズ及び複写倍率に基づいて変更
する距離変更手段と、前記スキャナを含む画像形成装置
本体の振動量を検出する検出手段と、前記スキャナの移
動距離に応じてスキャナリターン時のリターン加速度を
変更する加速度変更手段とを備える。従って、スキャナ
リターン時のリターン加速度に応じた画像形成装置本体
の振動量を検出できる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
キャナ駆動制御装置において、検出手段により検出され
た振動量を表示する表示手段を備える。従って、検出さ
れた振動量を外部から認識できる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載のス
キャナ駆動制御装置において、検出手段により検出され
た振動量を表示する操作表示部と、この操作表示部にお
いてリターン加速度を設定する加速度設定手段とを備え
る。従って、画像形成装置の設置条件等によって、予め
決められたスキャナの移動距離に対応したスキャナリタ
ーン時の加速度が不適切な場合には、再度、スキャナリ
ターン時のリターン加速度を設定できる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載のス
キャナ駆動制御装置において、規定の画像形成速度で画
像形成動作中のスキャナ停止時間を測定する時間測定手
段を備える。従って、スキャナ停止時間を測定すること
で、規定の画像形成速度に対するスキャナ動作の余裕度
を検出できる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載のス
キャナ駆動制御装置において、時間測定手段により測定
されたスキャナ停止時間を表示する時間表示手段を備え
る。従って、測定されたスキャナ停止時間を外部から認
識できる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3記載のス
キャナ駆動制御装置において、加速度設定手段により設
定されたリターン加速度を記憶する記憶手段を備える。
従って、設定したリターン加速度を記憶手段に記憶させ
ることで、画像形成装置の電源をオン・オフさせた後
も、設定した値を有効とすることができる。
【0020】請求項7記載の発明は、原稿画像を露光走
査するスキャナをモータにより往復移動させるスキャナ
駆動制御装置において、前記スキャナの移動距離を転写
紙サイズ及び複写倍率に基づいて変更する距離変更手段
と、前記スキャナを含む画像形成装置本体の振動量を検
出する検出手段と、前記スキャナの移動距離に応じてス
キャナリターン時のリターン速度を変更する速度変更手
段とを備える。従って、スキャナリターン時のリターン
速度に応じた画像形成装置本体の振動量を検出できる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載のス
キャナ駆動制御装置において、検出手段により検出され
た振動量を表示する表示手段を備える。従って、検出さ
れた振動量を外部から認識できる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項7記載のス
キャナ駆動制御装置において、検出手段により検出され
た振動量を表示する操作表示部と、この操作表示部にお
いてリターン速度を設定する速度設定手段とを備える。
従って、画像形成装置の設置条件等によって、予め決め
られたスキャナの移動距離に対応したスキャナリターン
時の速度が不適切な場合には、再度、スキャナリターン
時のリターン速度を設定できる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
スキャナ駆動制御装置において、規定の画像形成速度で
画像形成動作中のスキャナ停止時間を測定する時間測定
手段を備える。従って、スキャナ停止時間を測定するこ
とで、規定の画像形成速度に対するスキャナ動作の余裕
度を検出できる。
【0024】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のスキャナ駆動制御装置において、時間測定手段により
測定されたスキャナ停止時間を表示する時間表示手段を
備える。従って、測定されたスキャナ停止時間を外部か
ら認識できる。
【0025】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
スキャナ駆動制御装置において、加速度設定手段により
設定されたリターン速度を記憶する記憶手段を備える。
従って、設定したリターン速度を記憶手段に記憶させる
ことで、画像形成装置の電源をオン・オフさせた後も、
設定した値を有効とすることができる。
【0026】請求項13記載の発明は、原稿画像を露光
走査するスキャナをモータにより往復移動させるスキャ
ナ駆動制御装置において、前記スキャナの移動距離を転
写紙サイズ及び複写倍率に基づいて変更する距離変更手
段と、前記スキャナを含む画像形成装置本体の振動量を
検出する検出手段と、前記スキャナの移動距離に応じて
原稿画像読取時のスキャナの加速度を変更する加速度変
更手段とを備える。従って、原稿画像読取時のスキャナ
の加速度に応じた画像形成装置本体の振動量を検出でき
る。
【0027】請求項14記載の発明は、請求項13記載
のスキャナ駆動制御装置において、検出手段により検出
された振動量を表示する表示手段を備える。従って、検
出された振動量を外部から認識できる。
【0028】請求項15記載の発明は、請求項13記載
のスキャナ駆動制御装置において、検出手段により検出
された振動量を表示する操作表示部と、この操作表示部
においてスキャナ加速度を設定する加速度設定手段とを
備える。従って、画像形成装置の設置条件等によって、
予め決められたスキャナの移動距離に対応した原稿画像
読取時の加速度が不適切な場合には、再度、スキャナの
加速度を設定できる。
【0029】請求項16記載の発明は、請求項15記載
のスキャナ駆動制御装置において、規定の画像形成速度
で画像形成動作中のスキャナ停止時間を測定する時間測
定手段を備える。従って、スキャナ停止時間を測定する
ことで、規定の画像形成速度に対するスキャナ動作の余
裕度を検出できる。
【0030】請求項17記載の発明は、請求項16記載
のスキャナ駆動制御装置において、時間測定手段により
測定されたスキャナ停止時間を表示する時間表示手段を
備える。従って、測定されたスキャナ停止時間を外部か
ら認識できる。
【0031】請求項18記載の発明は、請求項15記載
のスキャナ駆動制御装置において、加速度設定手段によ
り設定されたスキャナ加速度を記憶する記憶手段を備え
る。従って、設定したスキャナの加速度を記憶手段に記
憶させることで、画像形成装置の電源をオン・オフさせ
た後も、設定した値を有効とすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。図12ないし図14で
示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も
省略する(以降の各実施の形態でも同様とする)。
【0033】本実施の形態のDCサーボモータによるモ
ータ16に対するサーボ制御装置では、構成的には、図
2に示すように、マイコン20に対して記憶手段として
機能するIC構成のSRAM等の不揮発性のメモリ31
が接続されている。また、複写機本体(画像形成装置本
体)の一部に取付けられてその振動量を検出する検出手
段としての加速度ピックアップ32が設けられ、アンプ
33を介してマイコン20のA/D変換入力ポートに接
続されている。
【0034】このような構成において、本実施の形態の
場合も、基本的には、図1に示すような速度プロフィー
ルで動作するように原稿画像読取時及びスキャナリター
ン時のモータ16を制御する。図1中、原稿画像読取時
のモータ16の速度をVscan,リターン速度をVreturn
として示している。また、a1 は原稿画像読取時のスキ
ャナ加速度、a2 は原稿画像読取終了後、スキャナ減速
時の加速度、a3 はスキャナリターン加速時のリターン
加速度、a4 はスキャナリターン減速時のリターン加速
度を示している。ここに、スキャナ4(第1走行体7)
の移動距離は、転写紙サイズ及び複写倍率に基づいて距
離変更手段の機能により変更設定される。
【0035】即ち、複写機の操作表示部(図示せず)の
コピースタートキーが押下され、スキャナモータスター
ト信号が検出されると、マイコン20ではモータ16の
スタートタイミングを設定し、一定時間経過後に、モー
タ16をスタートさせる(スキャナスタート)。この
時、本実施の形態では、コピー開始時に選択された転写
紙及び複写倍率で決定される、スキャナ4(第1走行体
7)の移動距離に応じて、スキャナリターン時のリター
ン加速度を変更するように構成されている。
【0036】図3はコピー開始時のリターン加速度a
3 ,a4 を決定する処理を示すフローチャートである。
ここでは、一例として、スキャン長50mm毎にスキャ
ナリターン速度を変更する処理例として説明する。従っ
て、コピースタート後、転写紙サイズ及び複写倍率に基
づき第1走行体7のスキャン長(移動距離)を算出し、
そのスキャン長が400mmより長ければa3 =a3(r
1),a4 =a4(r1)として決定し、スキャン長が4
00mm以下で350mmより長ければa3 =a3(r
2),a4 =a4(r2)として決定し、スキャン長が3
50mm以下で300mmより長ければa3 =a3(r
3),a4 =a4(r3)として決定し、スキャン長が3
00mm以下で250mmより長ければa3 =a3(r
4),a4 =a4(r4)として決定し、スキャン長が2
50mm以下で200mmより長ければa3 =a3(r
5),a4 =a4(r5)として決定し、スキャン長が2
00mm以下で150mmより長ければa3 =a3(r
6),a4 =a4(r6)として決定し、スキャン長が1
50mm以下で100mmより長ければa3 =a3(r
7),a4=a4(r7)として決定し、スキャン長が1
00mm以下であればa3 =a3(r8),a4 =a4(r
8)として決定する。
【0037】或いは、転写紙の定形サイズ毎に、複写倍
率100%のときのみ、リターン加速度a3 ,a4 を、
図4に示すフローチャートの如く変更するようにしても
よい。これは、通常、1枚の原稿1から複数枚のコピー
を取る場合、複写倍率を100%とする場合が多く、複
写機の振動は、複数枚のコピーを取るときの方が大きい
ことから、実使用上は差し支えないと考えられるためで
ある。このとき、スキャン長に対応してリターン加速度
3 ,a4 を変更する。即ち、転写紙サイズがDLTサ
イズ以下でB4縦サイズより大きくて、複写倍率が10
0%であれば、a3 =a3(r11),a4 =a4(r1
1)として決定し、100%でなければ変更しない。以
下、同様に、転写紙サイズがB4縦サイズ以下でA4縦
サイズより大きくて、複写倍率が100%であれば、a
3 =a3(r12),a4 =a4(r12)として決定し、
転写紙サイズがA4縦サイズ以下でLT横サイズより大
きくて、複写倍率が100%であれば、a3 =a3(r1
3),a4 =a4(r13)として決定し、転写紙サイズ
がLT横サイズ以下でB5横サイズより大きくて、複写
倍率が100%であれば、a3 =a3(r14),a4
4(r14)として決定し、転写紙サイズがB5横サイ
ズ以下でA5横サイズより大きくて、複写倍率が100
%であれば、a3 =a3(r15),a4 =a4(r15)
として決定し、転写紙サイズがA5横サイズ以下で、複
写倍率が100%であれば、a3 =a3(r16),a4
=a4(r16)として決定する。何れの場合も、複写倍
率が100%でない場合には、変更しない。
【0038】これらの図3又は図4に示すような処理が
加速度変更手段の機能として実行される。何れにして
も、リターン加速度a3 ,a4 は、規定された複写速度
(画像形成速度)を満足する範囲内で複写機の振動を加
速度ピックアップ32に基づき測定し、振動が最小とな
るように予め設定された値である。制御加速度が変更さ
れると、その変更に伴い制御定数を変更設定し、実際に
モータ16をスタートさせる。そして、マイコン20
は、予め設定されたモータ速度とエンコーダ21により
検出されたモータ16の速度との偏差により制御目標値
と電流値とを算出し、D/A変換により制御目標値であ
る電流値をデジタル信号からアナログ信号に変換して差
動アンプ19の速度制御値とする。差動アンプ19はこ
の速度制御値と検出されたモータ電流値との差を演算
し、その差を三角波を利用してIC構成の比較器22で
PWM信号に変換し、このPWM信号のデューティ比に
対応してモータ16を駆動させることで速度制御を行
う。
【0039】通常動作時には、上記のように、スキャナ
4(第1走行体7)の移動距離に応じて、リターン加速
度a3 ,a4 を変更するが、本実施の形態では、操作表
示部で設定可能な振動量調整モードを有している。振動
量調整モードに設定された状態でコピー動作を行うと、
複写機本体に設けられた加速度ピックアップ32の出力
がアンプ33を介してマイコン20のA/D変換入力ポ
ートに入力され、複写機本体の振動量が検出される。検
出された振動量は、操作表示部における振動量調整モー
ド用の画面(図示せず)において表示される。ここに、
表示手段の機能が実行される。これに対応して、表示さ
れた振動量を見ながら、スキャナリターン加速度を設定
するためのリターン加速度設定部(図示せず)が加速度
設定手段として操作表示部に設けられている。さらに、
規定の複写速度でコピー動作のスキャナ4(第1走行体
7)の停止時間を測定する時間測定時間を有しており、
測定されたスキャナ停止時間は振動量とともに操作表示
部における振動量調整モード用の画面(図示せず)にお
いて表示される。ここに、時間表示手段の機能が実行さ
れる。このような状況下で、規定の複写速度を満たす範
囲内で、スキャナリターン加速度a3 ,a4 の変更設定
が可能とされている。リターン加速度設定部により設定
されたスキャナリターン加速度a3 ,a4 の値は、不揮
発性のメモリ31に記憶される。
【0040】図5は、振動量調整モードにおいて、スキ
ャナリターン加速度a3 ,a4 が変更された場合に、変
更されたスキャナリターン加速度a3 ,a4 の値をメモ
リ31に格納する処理を示すフローチャートである。
【0041】よって、複写機の電源スイッチをオン・オ
フさせても、設定したスキャナリターン加速度a3 ,a
4 の値を維持することができる。
【0042】本発明の第二の実施の形態を図6ないし図
8に基づいて説明する。本実施の形態の場合も、基本的
には、図1に示すような速度プロフィールで動作するよ
うに原稿画像読取時及びスキャナリターン時のモータ1
6を制御する。
【0043】即ち、複写機の操作表示部(図示せず)の
コピースタートキーが押下され、スキャナモータスター
ト信号が検出されると、マイコン20ではモータ16の
スタートタイミングを設定し、一定時間経過後に、モー
タ16をスタートさせる(スキャナスタート)。この
時、本実施の形態では、コピー開始時に選択された転写
紙及び複写倍率で決定される、スキャナ4(第1走行体
7)の移動距離に応じて、スキャナリターン時のリター
ン速度を変更するように構成されている。
【0044】図6はコピー開始時のリターン速度Vretu
rnを決定する処理を示すフローチャートである。ここで
は、一例として、スキャン長50mm毎にスキャナリタ
ーン速度を変更する処理例として説明する。従って、コ
ピースタート後、転写紙サイズ及び複写倍率に基づき第
1走行体7のスキャン長(移動距離)を算出し、そのス
キャン長が400mmより長ければリターン速度Vretu
rn=Vr1として決定し、スキャン長が400mm以下で
350mmより長ければリターン速度Vreturn=Vr2と
して決定し、スキャン長が350mm以下で300mm
より長ければリターン速度Vreturn=Vr3として決定
し、スキャン長が300mm以下で250mmより長け
ればリターン速度Vreturn=Vr4として決定し、スキャ
ン長が250mm以下で200mmより長ければリター
ン速度Vreturn=Vr5として決定し、スキャン長が20
0mm以下で150mmより長ければリターン速度Vre
turn=Vr6として決定し、スキャン長が150mm以下
で100mmより長ければリターン速度Vreturn=Vr7
として決定し、スキャン長が100mm以下であればリ
ターン速度Vreturn=Vr8として決定する。
【0045】或いは、転写紙の定形サイズ毎に、複写倍
率100%のときのみ、リターン速度Vreturnを、図7
に示すフローチャートの如く変更するようにしてもよ
い。これは、通常、1枚の原稿1から複数枚のコピーを
取る場合、複写倍率を100%とする場合が多く、複写
機の振動は、複数枚のコピーを取るときの方が大きいこ
とから、実使用上は差し支えないと考えられるためであ
る。このとき、スキャン長に対応してリターン速度Vre
turnを変更する。即ち、転写紙サイズがDLTサイズ以
下でB4縦サイズより大きくて、複写倍率が100%で
あれば、リターン速度Vreturn=Vr11 として決定し、
100%でなければ変更しない。以下、同様に、転写紙
サイズがB4縦サイズ以下でA4縦サイズより大きく
て、複写倍率が100%であれば、リターン速度Vretu
rn=Vr12 として決定し、転写紙サイズがA4縦サイズ
以下でLT横サイズより大きくて、複写倍率が100%
であれば、リターン速度Vreturn=Vr13 として決定
し、転写紙サイズがLT横サイズ以下でB5横サイズよ
り大きくて、複写倍率が100%であれば、リターン速
度Vreturn=Vr14 として決定し、転写紙サイズがB5
横サイズ以下でA5横サイズより大きくて、複写倍率が
100%であれば、リターン速度Vreturn=Vr15とし
て決定し、転写紙サイズがA5横サイズ以下で、複写倍
率が100%であれば、リターン速度Vreturn=Vr16
として決定する。何れの場合も、複写倍率が100%で
ない場合には、変更しない。
【0046】これらの図7又は図8に示すような処理が
速度変更手段の機能として実行される。何れにしても、
リターン速度Vreturnは、規定された複写速度(画像形
成速度)を満足する範囲内で複写機の振動を加速度ピッ
クアップ32に基づき測定し、振動が最小となるように
予め設定された値である。制御速度が変更されると、そ
の変更に伴い制御定数を変更設定し、実際にモータ16
をスタートさせる。そして、マイコン20は、予め設定
されたモータ速度とエンコーダ21により検出されたモ
ータ16の速度との偏差により制御目標値と電流値とを
算出し、D/A変換により制御目標値である電流値をデ
ジタル信号からアナログ信号に変換して差動アンプ19
の速度制御値とする。差動アンプ19はこの速度制御値
と検出されたモータ電流値との差を演算し、その差を三
角波を利用してIC構成の比較器22でPWM信号に変
換し、このPWM信号のデューティ比に対応してモータ
16を駆動させることで速度制御を行う。
【0047】通常動作時には、上記のように、スキャナ
4(第1走行体7)の移動距離に応じて、リターン速度
Vreturnを変更するが、本実施の形態では、操作表示部
で設定可能な振動量調整モードを有している。振動量調
整モードに設定された状態でコピー動作を行うと、複写
機本体に設けられた加速度ピックアップ32の出力がア
ンプ33を介してマイコン20のA/D変換入力ポート
に入力され、複写機本体の振動量が検出される。検出さ
れた振動量は、操作表示部における振動量調整モード用
の画面(図示せず)において表示される。ここに、表示
手段の機能が実行される。これに対応して、表示された
振動量を見ながら、スキャナリターン速度を設定するた
めのリターン速度設定部(図示せず)が速度設定手段と
して操作表示部に設けられている。さらに、規定の複写
速度でコピー動作のスキャナ4(第1走行体7)の停止
時間を測定する時間測定時間を有しており、測定された
スキャナ停止時間は振動量とともに操作表示部における
振動量調整モード用の画面(図示せず)において表示さ
れる。ここに、時間表示手段の機能が実行される。この
ような状況下で、規定の複写速度を満たす範囲内で、ス
キャナリターン速度Vreturnの変更設定が可能とされて
いる。リターン速度設定部により設定されたスキャナリ
ターン速度Vreturnの値は、不揮発性のメモリ31に記
憶される。
【0048】図8は、振動量調整モードにおいて、スキ
ャナリターン速度Vreturnが変更された場合に、変更さ
れたスキャナリターン速度Vreturnの値をメモリ31に
格納する処理を示すフローチャートである。
【0049】よって、複写機の電源スイッチをオン・オ
フさせても、設定したスキャナリターン速度Vreturnの
値を維持することができる。
【0050】本発明の第三の実施の形態を図9ないし図
11に基づいて説明する。本実施の形態の場合も、基本
的には、図1に示すような速度プロフィールで動作する
ように原稿画像読取時及びスキャナリターン時のモータ
16を制御する。
【0051】即ち、複写機の操作表示部(図示せず)の
コピースタートキーが押下され、スキャナモータスター
ト信号が検出されると、マイコン20ではモータ16の
スタートタイミングを設定し、一定時間経過後に、モー
タ16をスタートさせる(スキャナスタート)。この
時、本実施の形態では、コピー開始時に選択された転写
紙及び複写倍率で決定される、スキャナ4(第1走行体
7)の移動距離に応じて、原稿画像読取時のスキャナ加
速度a1 ,a2 を変更するように構成されている。
【0052】図9はコピー開始時のスキャナ加速度a
1 ,a2 を決定する処理を示すフローチャートである。
ここでは、一例として、スキャン長50mm毎にスキャ
ナリターン速度を変更する処理例として説明する。従っ
て、コピースタート後、転写紙サイズ及び複写倍率に基
づき第1走行体7のスキャン長(移動距離)を算出し、
そのスキャン長が400mmより長ければa1 =a1(r
1),a2 =a2(r1)として決定し、スキャン長が4
00mm以下で350mmより長ければa1 =a1(r
2),a2 =a2(r2)として決定し、スキャン長が3
50mm以下で300mmより長ければa1 =a1(r
3),a2 =a2(r3)として決定し、スキャン長が3
00mm以下で250mmより長ければa1 =a1(r
4),a2 =a2(r4)として決定し、スキャン長が2
50mm以下で200mmより長ければa1 =a1(r
5),a2 =a2(r5)として決定し、スキャン長が2
00mm以下で150mmより長ければa1 =a1(r
6),a2 =a2(r6)として決定し、スキャン長が1
50mm以下で100mmより長ければa1 =a1(r
7),a2=a2(r7)として決定し、スキャン長が1
00mm以下であればa1 =a1(r8),a2 =a2(r
8)として決定する。
【0053】或いは、転写紙の定形サイズ毎に、複写倍
率100%のときのみ、スキャナ加速度a1 ,a2 を、
図10に示すフローチャートの如く変更するようにして
もよい。これは、通常、1枚の原稿1から複数枚のコピ
ーを取る場合、複写倍率を100%とする場合が多く、
複写機の振動は、複数枚のコピーを取るときの方が大き
いことから、実使用上は差し支えないと考えられるため
である。このとき、スキャン長に対応してスキャナ加速
度a1 ,a2 を変更する。即ち、転写紙サイズがDLT
サイズ以下でB4縦サイズより大きくて、複写倍率が1
00%であれば、a1 =a1(r11),a2 =a2(r1
1)として決定し、100%でなければ変更しない。以
下、同様に、転写紙サイズがB4縦サイズ以下でA4縦
サイズより大きくて、複写倍率が100%であれば、a
1 =a1(r12),a2 =a2(r12)として決定し、
転写紙サイズがA4縦サイズ以下でLT横サイズより大
きくて、複写倍率が100%であれば、a1 =a1(r1
3),a2 =a2(r13)として決定し、転写紙サイズ
がLT横サイズ以下でB5横サイズより大きくて、複写
倍率が100%であれば、a1 =a1(r14),a2
2(r14)として決定し、転写紙サイズがB5横サイ
以下でA5横サイズより大きくて、複写倍率が100%
であれば、a1 =a1(r15),a2 =a2(r15)と
して決定し、転写紙サイズがA5横サイズ以下で、複写
倍率が100%であれば、a1 =a1(r16),a2
2(r16)として決定する。何れの場合も、複写倍率
が100%でない場合には、変更しない。
【0054】これらの図9又は図10に示すような処理
が加速度変更手段の機能として実行される。何れにして
も、スキャナ加速度a1 ,a2 は、規定された複写速度
(画像形成速度)を満足する範囲内で複写機の振動を加
速度ピックアップ32に基づき測定し、振動が最小とな
るように予め設定された値である。制御加速度が変更さ
れると、その変更に伴い制御定数を変更設定し、実際に
モータ16をスタートさせる。そして、マイコン20
は、予め設定されたモータ速度とエンコーダ21により
検出されたモータ16の速度との偏差により制御目標値
と電流値とを算出し、D/A変換により制御目標値であ
る電流値をデジタル信号からアナログ信号に変換して差
動アンプ19の速度制御値とする。差動アンプ19はこ
の速度制御値と検出されたモータ電流値との差を演算
し、その差を三角波を利用してIC構成の比較器22で
PWM信号に変換し、このPWM信号のデューティ比に
対応してモータ16を駆動させることで速度制御を行
う。
【0055】通常動作時には、上記のように、スキャナ
4(第1走行体7)の移動距離に応じて、スキャナ加速
度a1 ,a2 を変更するが、本実施の形態では、操作表
示部で設定可能な振動量調整モードを有している。振動
量調整モードに設定された状態でコピー動作を行うと、
複写機本体に設けられた加速度ピックアップ32の出力
がアンプ33を介してマイコン20のA/D変換入力ポ
ートに入力され、複写機本体の振動量が検出される。検
出された振動量は、操作表示部における振動量調整モー
ド用の画面(図示せず)において表示される。ここに、
表示手段の機能が実行される。これに対応して、表示さ
れた振動量を見ながら、原稿画像読取時のスキャナ加速
度を設定するためのスキャナ加速度設定部(図示せず)
が加速度設定手段として操作表示部に設けられている。
さらに、規定の複写速度でコピー動作のスキャナ4(第
1走行体7)の停止時間を測定する時間測定時間を有し
ており、測定されたスキャナ停止時間は振動量とともに
操作表示部における振動量調整モード用の画面(図示せ
ず)において表示される。ここに、時間表示手段の機能
が実行される。このような状況下で、規定の複写速度を
満たす範囲内で、スキャナ加速度a1 ,a2 の変更設定
が可能とされている。スキャナ加速度設定部により設定
されたスキャナ加速度a1 ,a2 の値は、不揮発性のメ
モリ31に記憶される。
【0056】図11は、振動量調整モードにおいて、ス
キャナ加速度a1 ,a2 が変更された場合に、変更され
たスキャナ加速度a1 ,a2 の値をメモリ31に格納す
る処理を示すフローチャートである。
【0057】よって、複写機の電源スイッチをオン・オ
フさせても、設定した原稿画像読取時のスキャナ加速度
1 ,a2 の値を維持することができる。
【0058】なお、これらの実施の形態では、スキャナ
4の駆動用モータ16としてDCサーボモータを用い、
対応するサーボ制御回路を用いたが、必ずしもDCサー
ボモータに限られないものである。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スキャナ
リターン時のリターン加速度に応じた画像形成装置本体
の振動量を検出できる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、検出された
振動量を外部から認識できる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、画像形成装
置の設置条件等によって、予め決められたスキャナの移
動距離に対応したスキャナリターン時の加速度が不適切
な場合には、再度、スキャナリターン時のリターン加速
度を設定できる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、スキャナ停
止時間を測定することで、規定の画像形成速度に対する
スキャナ動作の余裕度を検出できる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、測定された
スキャナ停止時間を外部から認識できる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、設定したリ
ターン加速度を記憶手段に記憶させることで、画像形成
装置の電源をオン・オフさせた後も、設定した値を有効
とすることができる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、スキャナリ
ターン時のリターン速度に応じた画像形成装置本体の振
動量を検出できる。
【0066】請求項8記載の発明によれば、検出された
振動量を外部から認識できる。
【0067】請求項9記載の発明によれば、画像形成装
置の設置条件等によって、予め決められたスキャナの移
動距離に対応したスキャナリターン時の速度が不適切な
場合には、再度、スキャナリターン時のリターン速度を
設定できる。
【0068】請求項10記載の発明によれば、スキャナ
停止時間を測定することで、規定の画像形成速度に対す
るスキャナ動作の余裕度を検出できる。
【0069】請求項11記載の発明によれば、測定され
たスキャナ停止時間を外部から認識できる。
【0070】請求項12記載の発明によれば、設定した
リターン速度を記憶手段に記憶させることで、画像形成
装置の電源をオン・オフさせた後も、設定した値を有効
とすることができる。
【0071】請求項13記載の発明によれば、原稿画像
読取時のスキャナの加速度に応じた画像形成装置本体の
振動量を検出できる。
【0072】請求項14記載の発明によれば、検出され
た振動量を外部から認識できる。
【0073】請求項15記載の発明によれば、画像形成
装置の設置条件等によって、予め決められたスキャナの
移動距離に対応した原稿画像読取時の加速度が不適切な
場合には、再度、スキャナの加速度を設定できる。
【0074】請求項16記載の発明によれば、スキャナ
停止時間を測定することで、規定の画像形成速度に対す
るスキャナ動作の余裕度を検出できる。
【0075】請求項17記載の発明によれば、測定され
たスキャナ停止時間を外部から認識できる。
【0076】請求項18記載の発明によれば、設定した
スキャナの加速度を記憶手段に記憶させることで、画像
形成装置の電源をオン・オフさせた後も、設定した値を
有効とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の速度プロフィール
を示すタイムチャートである。
【図2】モータのサーボ制御装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】スキャナリターン加速度の決定処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】スキャナリターン加速度の決定処理の他例を示
すフローチャートである。
【図5】メモリへの格納処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第二の実施の形態のスキャナリターン
速度の決定処理を示すフローチャートである。
【図7】スキャナリターン速度の決定処理の他例を示す
フローチャートである。
【図8】メモリへの格納処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第三の実施の形態の原稿画像読取時の
スキャナ加速度の決定処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】スキャナ加速度の決定処理の他例を示すフロ
ーチャートである。
【図11】メモリへの格納処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】従来例のスキャナ付近を主体に示す複写機の
概略構成図である。
【図13】そのモータのサーボ制御装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図14】その速度プロフィールを示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
4 スキャナ 16 モータ 32 検出手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を露光走査するスキャナをモー
    タにより往復移動させるスキャナ駆動制御装置におい
    て、 前記スキャナの移動距離を転写紙サイズ及び複写倍率に
    基づいて変更する距離変更手段と、前記スキャナを含む
    画像形成装置本体の振動量を検出する検出手段と、前記
    スキャナの移動距離に応じてスキャナリターン時のリタ
    ーン加速度を変更する加速度変更手段とを備えることを
    特徴とするスキャナ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 検出手段により検出された振動量を表示
    する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    スキャナ駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 検出手段により検出された振動量を表示
    する操作表示部と、この操作表示部においてリターン加
    速度を設定する加速度設定手段とを備えることを特徴と
    する請求項1記載のスキャナ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 規定の画像形成速度で画像形成動作中の
    スキャナ停止時間を測定する時間測定手段を備えること
    を特徴とする請求項3記載のスキャナ駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 時間測定手段により測定されたスキャナ
    停止時間を表示する時間表示手段を備えることを特徴と
    する請求項4記載のスキャナ駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 加速度設定手段により設定されたリター
    ン加速度を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする
    請求項3記載のスキャナ駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像を露光走査するスキャナをモー
    タにより往復移動させるスキャナ駆動制御装置におい
    て、 前記スキャナの移動距離を転写紙サイズ及び複写倍率に
    基づいて変更する距離変更手段と、前記スキャナを含む
    画像形成装置本体の振動量を検出する検出手段と、前記
    スキャナの移動距離に応じてスキャナリターン時のリタ
    ーン速度を変更する速度変更手段とを備えることを特徴
    とするスキャナ駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 検出手段により検出された振動量を表示
    する表示手段を備えることを特徴とする請求項7記載の
    スキャナ駆動制御装置。
  9. 【請求項9】 検出手段により検出された振動量を表示
    する操作表示部と、この操作表示部においてリターン速
    度を設定する速度設定手段とを備えることを特徴とする
    請求項7記載のスキャナ駆動制御装置。
  10. 【請求項10】 規定の画像形成速度で画像形成動作中
    のスキャナ停止時間を測定する時間測定手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項9記載のスキャナ駆動制御装置。
  11. 【請求項11】 時間測定手段により測定されたスキャ
    ナ停止時間を表示する時間表示手段を備えることを特徴
    とする請求項10記載のスキャナ駆動制御装置。
  12. 【請求項12】 速度設定手段により設定されたリター
    ン速度を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請
    求項9記載のスキャナ駆動制御装置。
  13. 【請求項13】 原稿画像を露光走査するスキャナをモ
    ータにより往復移動させるスキャナ駆動制御装置におい
    て、 前記スキャナの移動距離を転写紙サイズ及び複写倍率に
    基づいて変更する距離変更手段と、前記スキャナを含む
    画像形成装置本体の振動量を検出する検出手段と、前記
    スキャナの移動距離に応じて原稿画像読取時のスキャナ
    の加速度を変更する加速度変更手段とを備えることを特
    徴とするスキャナ駆動制御装置。
  14. 【請求項14】 検出手段により検出された振動量を表
    示する表示手段を備えることを特徴とする請求項13記
    載のスキャナ駆動制御装置。
  15. 【請求項15】 検出手段により検出された振動量を表
    示する操作表示部と、この操作表示部においてスキャナ
    加速度を設定する加速度設定手段とを備えることを特徴
    とする請求項13記載のスキャナ駆動制御装置。
  16. 【請求項16】 規定の画像形成速度で画像形成動作中
    のスキャナ停止時間を測定する時間測定手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項15記載のスキャナ駆動制御装
    置。
  17. 【請求項17】 時間測定手段により測定されたスキャ
    ナ停止時間を表示する時間表示手段を備えることを特徴
    とする請求項16記載のスキャナ駆動制御装置。
  18. 【請求項18】 加速度設定手段により設定されたスキ
    ャナ加速度を記憶する記憶手段を備えることを特徴とす
    る請求項15記載のスキャナ駆動制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331933A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Asahi Breweries Ltd ラベル操作装置
JP2008118249A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Seiko Epson Corp 画像読取装置および画像読取形成装置
US7826105B2 (en) 2005-09-15 2010-11-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, and method for controlling return speed of image reading unit therefore

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