JPH0511475B2

JPH0511475B2 -

Info

Publication number: JPH0511475B2
Application number: JP60199037A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Oosawa
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1985-09-09
Filing date: 1985-09-09
Publication date: 1993-02-15
Also published as: JPS6259485A

Description

【発明の詳細な説明】＜技術分野＞本発明は、テレビジヨン映像信号に重畳された
文字放送信号を抜き取り、抜き取つた文字放送信
号に基づく文字情報データを表示メモリに格納
し、その出力をCRTに文字放送画面として表示
する文字放送受信機に関する。

＜従来技術＞文字放送番組の表示形態には、CRTの表示画
面全体に文字放送画面を表示するものと、文字放
送画面と通常のテレビジヨン放送画面とを２重映
して表示するいわゆるスーパーインポーズ表示の
ものとがある。前者の場合は、文字放送画面が表
示されている間はテレビジヨン放送画面が表示で
きないので、テレビジヨン放送番組の進行を見逃
すことがあり番組を十分に楽しむことができな
い。後者の場合は、テレビジヨン放送画面と文字
放送画面とが同時に表示されるので前者のような
欠点はないものの、従来の文字放送受信機では、
テレビジヨン放送画面と文字放送画面とが２重映
しで表示されるために双方の画面が見ずらくなる
という問題がある。

＜発明の目的＞本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもの
であつて、文字放送画面を本来の表示サイズより
も縮小して表示し、残りの部分にテレビジヨン放
送画面を同時に表示できるようにして、文字放送
画面とテレビジヨン放送画面とが共に見易くな
り、かつ並行して両番組を楽しむことができるよ
うにすることを目的とする。

＜発明の構成＞本発明は上述の目的を達成するため、複合映像
信号から抜き取られた文字放送信号を文字情報デ
ータとして格納する表示メモリとこの表示メモリ
に対する列アドレスを指定する列アドレスカウン
タ部と行アドレスを指定する行アドレスカウンタ
部とが設けられた文字放送受信機において、前記
列アドレスカウンタ部に対して、所定周波数のク
ロツクパルスを出力する基準発振器とこの基準発
振器のクロツクパルスを分周する分周器とをこれ
らの出力を切り換えるクロツクパルス切換回路を
介して接続する一方、行アドレスカウンタ部は、
前記表示メモリに対する読み出し行アドレスの最
下位ビツトを、通常表示モードの場合には水平同
期信号に同期してレベル反転して切り替え指定
し、縮小表示モードの場合には各フイールド走査
ごとにレベル反転して切り替え指定する最下位ビ
ツト指定手段と、水平同期信号に同期したクロツ
クパルスをカウントして前記最下位ビツトよりも
上位桁のビツトを指定するカウンタとを備えてい
るものである。

＜実施例＞以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。

第１図は本発明の実施例に係る文字放送受信機
のブロツク図である。同図において、符号１は文
字放送受信機の全体を示し、２は文字放送信号が
重畳されたテレビジヨン信号を受信するアンテ
ナ、４はアンテナ２で受信されたテレビジヨン信
号を選局するチユーナ、６はチユーナ４で選局さ
れたテレビジヨン信号を増幅、検波して複合映像
信号を取り出す映像増幅回路、８は複合映像信号
からテレビジヨン映像信号を分離する映像信号処
理部、１０は複合映像信号から同期信号を分離す
る同期信号処理部、１２は映像信号処理部８で得
られたテレビジヨン映像信号と後述の表示メモリ
２２から読み出された文字放送情報データとを切
り換える映像切換回路、１４は映像出力回路、１
６は偏向コイル、１８はCRTである。

チユーナ４で選局されたテレビジヨン信号は映
像増幅回路６で増幅、検波されて複合映像信号が
取り出される。映像信号処理部８は複合映像信号
からテレビジヨン映像信号を分離し、このテレビ
ジヨン映像信号が映像切換回路１２の一方の個別
接点１２ｂから共通接点１２ａを介して映像出力
回路１４に加えられて増幅された後、CRT１８
に出力される。また、同期信号処理部１０は、複
合映像信号から同期信号を分離し、この同期信号
がCRT１８の偏向コイル１６に水平、垂直駆動
信号として与えられる。

２０は複合映像信号からこれに重畳されている
文字放送信号を抜き取り、抜き取つた文字放送信
号を文字表示信号に変換する文字信号処理部、２
２は文字放送信号処理部２０から出力される文字
表示信号を文字情報データとして格納する表示メ
モリ、２４，２６は表示メモリ２２に格納された
文字情報データの行、列の読み出しカウンタをそ
れぞれ指定する行アドレスカウンタ部と列アドレ
スカウンタ部、２８は表示メモリ２２に対する文
字情報データの書き込み、あるいは読み出しの際
にアドレス指定信号を切り換える第１切換回路で
ある。

文字放送信号処理部２０は複合映像信号から文
字放送信号を抜き取り、抜き取つた文字放送信号
を文字表示信号に変換した後、表示メモリ２２に
送出する。その際、文字放送信号処理部２０から
は、第１切換回路２８を介して表示メモリ２２に
アドレス指定信号が与えられるので、アドレス指
定された位置に文字表示信号が文字情報データと
して格納される。そして、表示メモリ２２からの
文字情報データの読み出しの際には、第１切換回
路の共通接点２８ａが他方の個別接点２８ｃに接
続され、行、列アドレスカウンタ部２４，２６か
ら出力されるアドレス指定信号が表示メモリ２２
に与えられる。アドレス指定して読み出された文
字情報データは、映像切換回路１２の他方の個別
接点１２ｃから共通接点１２ａを介して映像出力
回路１４に加わる。

３０は所定周波数（本例ではCRT１８の全画
面表示幅に対応する周波数₁の２倍の周波数₂＝
2₁）クロツクパルスを出力する基準発振器、３
２はこの基準発振器３０のクロツクパルスを1/2
分周する分周器、３４は基準発振器３０と分周器
３２の出力を切り換えるクロツクパルス切換回路
であり、このクロツクパルス切換回路３４の切り
換え動作は後述のシステム制御部４０からの制御
信号Scによつて制御される。

３６は文字放送画面をCRT１８の全画面に表
示するか縮小して表示するかを選択する場合に操
作される選択スイツチ、３８は後述のシステム制
御部４０から制御信号Scが出力されている場合
に同期信号処理部１０からの垂直同期信号Ｖに応
答して交互にレベルが反転するフイールド走査判
別信号Sbを出力するフイールド判別部である。
そして、フイールド判別部３８から出力されるフ
イールド走査判別信号Sbが行アドレスカウンタ
部２６に加えられる。

４０は列アドレスカウンタ部２４、行アドレス
カウンタ部２６、映像切換回路１２、クロツクパ
ルス切換回路３４およびフイールド判別部３８の
各部の動作を制御するシステム制御部である。そ
して、システム制御部４０は、同期信号処理部１
０から出力される水平同期信号Ｈに応答してクロ
ツクパルスSaを出力し、このクロツクパルスSa
が列アドレスカウンタ部２６に与えられる。

第２図は行アドレスカウンタ部２６の詳細ブロ
ツク図である。この行アドレスカウンタ部２６
は、表示メモリ２２に対する読み出し行アドレス
の最下位ビツトを、通常表示モードの場合には水
平同期信号に同期してレベル反転して切り替え指
定し、縮小表示モードの場合には各フイールド走
査ごとにレベル反転して切り替え指定する最下位
ビツト指定手段４２と、水平同期信号Ｈに同期し
たクロツクパルスSaをカウントして前記最下位
ビツトA₀よりも上位桁のビツトA₁〜Anを指定す
るカウンタ４４とを備える。そして、本例の場
合、最下位ビツト指定手段４２は、上記クロツク
パルスSaを1/2分周する分周器４６、クロツクパ
ルスSaと分周器４０の各出力を切り換える第２
切換回路４８および分周器４６の出力フイールド
判別信号Sbとをともに入力するオア回路５０か
ら構成される。５２はシステム制御部４０から出
力されるクロツクパルスSaの入力端子、５４は
フイールド判別部３８から出力されるフイールド
判別信号Sbの入力端子、５６はシステム制御部
４０から出力される制御信号Scの入力端子であ
る。そして、システム制御部４０から与えられる
上記制御信号Scによつて分周器４６と第２切換
回路４８の動作が制御される。

次に、上記の構成を有する文字放送受信機１に
ついて、文字放送画面をCRT１８の画面に表示
する場合の動作を第３図および第４図を参照して
説明する。

文字放送画面表示の際には、第１切換回路２８
の共通接点２８ａが他方の個別接点２８ｃに接続
される。次に、第３図ａに示すように、文字放送
画面をCRT１８の画面全体に表示する場合には、
選択スイツチ３６をオフにすると、システム制御
部４０はこれに応答してクロツクパルス切換回路
３４、行アドレスカウンタ部２６およびフイール
ド判別部３８にそれぞれ制御信号Scを出力する。
これにより、クロツクパルス切換回路３４の共通
接点３４ａが一方の個別接点３４ｂに、また、行
アドレスカウンタ部２６の第２切換回路４８の共
通接点４８ａが一方の個別接点４８ｂに接続さ
れ、分周器４６が動作可能状態になり、また、フ
イールド判別部３８は動作が停止される。このた
め、フイールド判別部３８からのフイールド判別
信号Sb出力は常にローレベルとなる。

次に、システム制御部４０は、同期信号処理部
１０から与えられる水平同期信号Ｈに応答して列
アドレスカウンタ２４のカウントを一度クリアす
る。続いて、基準発振器３０から出力されたクロ
ツクパルスがクロツクパルスは分周器３２でその
周波数₂が1/2に分周され、分周されたクロツク
パルスがクロツクパルス切換回路３４を介して列
アドレスカウンタ部２４に与えられる。列アドレ
スカウンタ部２４は、分周されたクロツクパルス
が加わるたびにカウントアツプして表示メモリ２
２の列アドレスを指定する。この場合、分周器３
２で分周されたクロツクパルスの周波数₁は、
CRT１８の全画面表示幅と対応するので、表示
メモリ２２からの文字情報データの列方向の読み
出し速度はCRT１８の全表示画面の水平方向寸
法と一致する。

一方、システム制御部４０から水平同期信号Ｈ
に同期して出力されるクロツクパルスSaは、行
アドレスカウンタ部２６の分周器４６で分周さ
れ、分周された出力がオア回路５０の一方の入力
端子に与えられるとともに、第２切換回路４８を
介してカウンタ４４に加わえられる。この時、オ
ア回路５０の他方の入力端子に与えられているフ
イールド判別信号Sbは常にローレベルであるの
で、分周器４６からの出力が表示メモリ２２に対
する行アドレスの最下位ビツトA₀を示すアドレ
ス指定信号となる。また、カウンタ４４は、分周
器４６からのクロツクパルスが加わるたびにカウ
ントアツプし、その出力が表示メモリ２２に対し
て最下位ビツトA₀よりも上位桁のビツトA₁〜An
を指定するアドレス指定信号となる。

第４図は表示メモリ２２に対する行アドレスカ
ウンタ部２６の行アドレス指定とフイールド走査
との関係を示す説明図である。同図ａは、全画面
表示の場合であり、図中番号１〜１３に対応する
実線がある一つのフイールド走査の場合の表示を
示し、番号１′〜１３′に対応する破線が次のフイ
ールド走査の場合の表示を示している。

上記のように、表示メモリ２２に対する行アド
レス指定は、最下位ビツトA₀が水平同期信号Ｈ
に同期したクロツクパルスSaに基づいて発生す
る信号であり、分周器４６の出力に同期してレベ
ル反転を繰り返す。また、それよりも上位ビツト
A₁〜Anは、水平走査線２本ごとにカウントアツ
プする。したがつて、ある一つのフイールド走査
で番号１〜１３の順で行アドレスが順次指定され
ると、次のフイールド走査では番号１′〜１３′の
順で行アドレスが順次指定される。この場合、前
のフイールド走査の場合と次のフイールド走査の
場合とのアドレス指定の順番は全く同じであるの
で、同一内容の文字情報データが表示メモリ２２
から読み出されることになる。

こうして、CRT１８の画面全体に文字放送画
面が表示されることになる。

次に、第３図ｂに示すように、文字放送画面を
縮小して表示し、残りの部分にテレビジヨン放送
画面を表示する場合には、選択スイツチ３６をオ
ンにする。選択スイツチ３６がオンされると、シ
ステム制御部４０はこれに応答して制御信号Sc
をクロツクパルス切換回路３４、行アドレスカウ
ンタ部２６およびフイールド判別部３８にそれぞ
れ出力する。これにより、クロツクパルス切換回
路３４の共通接点３４ａが他方の個別接点３４ｃ
に、また、行アドレスカウンタ部２６の第２切換
回路４８の共通接点４８ａが他方の個別接点４８
ｃに接続されるとともに、分周器４６の動作が停
止される。また、フイールド判別部３８は動作可
能状態となる。

したがつて、システム制御部４０は、同期信号
処理部１０から与えられる水平同期信号Ｈに応答
して列アドレスカウンタ２４のカウントを一度ク
リアし、続いて基準発振器３０からのクロツクパ
ルスがクロツクパルス切換回路３４を介して列ア
ドレスカウンタ２４に加わる。基準発振器３０の
クロツクパルスの周波数₂は、全画面表示の場合
の２倍の周波数に設定されているので、表示メモ
リ２２からは文字情報データが全画面表示の場合
に比べると行方向に半分の時間で読み出される。
このため、文字放送の表示画面の水平方向の表示
寸法は全画面表示の場合の1/2になる。

一方、フイールド判別部３８からは同期信号処
理部１０からの垂直同期信号Ｖに応答してレベル
反転を繰り返すフイールド走査判別信号Sbが出
力される。このフイールド判別信号Sbは、行ア
ドレスカウンタ部２６のオア回路５０の一方の入
力端子に加えられる。この時、オア回路５０の他
方の入力端子は常にローレベルであるので、フイ
ールド判別信号Sbが表示メモリ２２に対する行
アドレスの最下位ビツトA₀を示すアドレス指定
信号となる。このため、最下位ビツトA₀は、あ
る一つのフイールドでハイレベルであれば、次の
フイールドではローレベルであるというようにフ
イールド走査ごとにレベルが反転する。また、シ
ステム制御部４０から水平同期信号Ｈに同期して
出力されるクロツクパルスSaは、第２切換回路
４８を介してカウンタ４４に与えられる。したが
つて、カウンタ４４はクロツクパルスSaが加わ
るたびにカウントアツプし、その出力が表示メモ
リ２２に対して最下位ビツトA₀よりも上位桁の
ビツトA₁〜Anを指定するアドレス指定信号とな
る。その結果、行アドレスカウンタ部２６全体と
しては、１行アドレス置きにカウントアツプ動作
を行なうことになる。

第４図ｂは、縮小画面表示の場合であり、図中
番号１〜７に対応する実線がある一つのフイール
ド走査の場合の表示を示し、番号１′〜６′に対応
する破線が次のフイールド走査の場合の表示を示
している。

上記のように、行アドレスカウンタ部２６は一
行アドレス置きにカウントアツプする結果、ある
一つのフイールドでは表示メモリ２２に格納され
ている文字情報データの半分が読み出され、次の
フイールドで残りの文字情報データが読み出され
る。

したがつて、文字放送の表示画面の垂直方向の
表示寸法は1/2となり、前述のように水平方向も
同時に1/2に圧縮されるので、文字放送画面全体
が1/4に縮小して表示される。そして、表示メモ
リ２２から文字情報データが読み出された後はシ
ステム制御部４０によつて映像切換回路１２の共
通接点１２ａが一方の個別接点１２ｂに接続され
るので、CRT１８の表示画面の残りの部分にテ
レビジヨン放送画面が表示されることになる。

なお、この実施例では文字放送画面を縮小して
表示する場合の表示寸法を水平方向、垂直方向と
もに1/2になるように基準発振器３０の周波数や
カウンタ４４を設定しているが、これに限定され
るものではなく、文字放送画面の圧縮幅を数段に
変化させるようにすることも可能である。

＜発明の効果＞以上のように本発明によれば、文字放送画面を
本来の表示サイズよりも縮小して表示し、残りの
部分にテレビジヨン放送画面を同時に表示できる
ようにしたので、文字放送画面とテレビジヨン放
送画面とが共に見易くなるとともに、文字放送番
組を見る間にテレビジヨン放送番組を見逃すとい
つたこともなくなるので双方の番組を楽しむこと
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は
文字放送受信機のブロツク図、第２図は文字放送
受信機の行アドレスカウンタの詳細ブロツク図、
第３図は文字放送の表示画像の説明図、第４図は
表示メモリに対するアドレス指定とフイールド走
査との関係を示す説明図である。１……文字放送受信機、２２……表示メモリ、
２４……列アドレスカウンタ部、２６……行アド
レスカウンタ部、３０……基準発振器、３２……
分周器、３４……クロツクパルス切換回路、４２
……最下位ビツト指定手段、４４……カウンタ。

Claims

【特許請求の範囲】１複合映像信号から抜き取られた文字放送信号
を文字情報データとして格納する表示メモリとこ
の表示メモリに対する列アドレスを指定する列ア
ドレスカウンタ部と行アドレスを指定する行アド
レスカウンタ部とが設けられた文字放送受信機に
おいて、前記列アドレスカウンタ部に対して、所定周波
数のクロツクパルスを出力する基準発振器とこの
基準発振器のクロツクパルスを分周する分周器と
をこれらの出力を切り換えるクロツクパルス切換
回路を介して接続する一方、行アドレスカウンタ部は、前記表示メモリに対
する読み出し行アドレスの最下位ビツトを、通常
表示モードの場合には水平同期信号に同期してレ
ベル反転して切り替え指定し、縮小表示モードの
場合には各フイールド走査ごとにレベル反転して
切り替え指定する最下位ビツト指定手段と、水平
同期信号に同期したクロツクパルスをカウントし
て前記最下位ビツトよりも上位桁のビツトを指定
するカウンタとを備えることを特徴とする文字放
送受信機。