JPH05114174A - 光デイスク基板製造装置 - Google Patents

光デイスク基板製造装置

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JPH05114174A
JPH05114174A JP30114791A JP30114791A JPH05114174A JP H05114174 A JPH05114174 A JP H05114174A JP 30114791 A JP30114791 A JP 30114791A JP 30114791 A JP30114791 A JP 30114791A JP H05114174 A JPH05114174 A JP H05114174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamper
curable resin
ultraviolet curable
temperature
optical disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP30114791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Mitani
智洋 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP30114791A priority Critical patent/JPH05114174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタンパと支持板の間の間隙に充填させる紫
外線硬化樹脂が常に一定速度で前記間隙を広がることが
でき、従って、加圧時間が固定化でき、紫外線硬化樹脂
の厚さを連続転写においても一定に保つことのできる光
ディスク製造装置を提供する。 【構成】 スタンパ1の温度は、サーミスタ5、温度調
整器6によって温度調整流路7を流れる流体の温度を調
整することによって行う。本発明は、更にスタンパ1上
に積層する前の紫外線硬化樹脂3の樹脂温度を、保温材
シート11の温度をコントロールして微量吐出ディスペ
ンサー10で行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、光ディスク製造装置、より詳細
には、紫外線硬化樹脂を用いて、所定の凹凸形状を有す
るスタンパ上の情報を紫外線硬化樹脂上に写しとって光
ディスク基板とする、いわゆる、2P工法による光ディ
スク基板製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】図2は、従来の光ディスク製造方法の一例
を説明するための図で、まず、(a)図に示すように、
案内溝や情報の形状に対応した凹凸を有するスタンパ2
1の上に、紫外線硬化樹脂22を流し、この上に透明な
ディスク形状の支持板23を位置決めして設置し、更
に、加圧用平坦ガラス24をその上にのせ、紫外線硬化
樹脂22を層厚さが所定の厚さとなるよう、加圧用平坦
ガラス24の上から下方向に加圧し、次いで、加圧用平
坦ガラス24と支持板23とを通して紫外線を照射し
て、紫外線硬化樹脂22を硬化させ、次いで支持板23
をスタンパ21より剥離させることにより、(b)図に
示すように、紫外線硬化樹脂22上にスタンパ21上の
案内溝や情報を転写した光ディスク基板30を得てい
る。これを2P工法と呼ぶ。
【0003】本出願人は、上記2P工法における連続転
写時に紫外線連続照射によって上昇するスタンパ温度を
一定化させるシステムについて提案し、それによって、
紫外線硬化樹脂をスタンパと支持板の間の間隙に充填さ
せる加圧時間を、連続転写を行っても一定に安定化でき
るようにした。しかし、前記提案内容だけでは、紫外線
硬化樹脂の温度が、例えば製造装置等からの発熱によっ
て変化した場合、樹脂の粘度が変化し、スタンパと支持
板の間の間隙に充填され紫外線硬化樹脂の広がり速度が
連続転写において不安定となり、前記加圧時間が安定化
できない恐れがある。
【0004】加圧時間が不安定であると、スタンパと支
持板の間の間隙に広げられる紫外線硬化樹脂層の厚さが
所定通りできにくくなり、スタンパと支持板の間に完全
に紫外線硬化樹脂が広がらなかったり、逆に広がり過ぎ
てスタンパと支持板の間を紫外線硬化樹脂がはみ出し
て、硬化後バリとなってしまったりする。・樹脂の広が
りが未完全だと、スタンパの凹凸形状全域が完全転写さ
れない光ディスク基板となる。・樹脂が広がり過ぎて、
はみ出しによって起こるバリは、支持板側に付いたり、
スタンパ側に残ったりする。支持板側の場合、後工程に
おいて、バリ処理を行う際に、バリの折れによる基板表
面のキズ発生や基板表面へのバリ付着が生じ易くエラー
発生につながる。又、スタンパ側の場合、次の転写工程
においてバリの上に支持板が乗ってしまうため紫外線硬
化樹脂を所定の厚さに保つことが難しい。
【0005】上述のように、2P工法における連続転写
においては、製造装置等からの発熱によってスタンパ上
に積層する前の紫外線硬化樹脂の温度が変化して、紫外
線硬化樹脂をスタンパと支持板の間の間隙に充填させる
加圧時間が不安定になる恐れがある。加圧時間が安定化
しないと紫外線硬化樹脂を所定の厚さに連続転写におい
て、一定に保つことが難しくなる。
【0006】
【目的】本発明は、上述のごとき従来技術の欠点を解決
するためになされたもので、特に、スタンパと支持板の
間の間隙に充填させる紫外線硬化樹脂が常に一定速度で
前記間隙を広がることができ、従って、加圧時間が固定
化でき、紫外線硬化樹脂の厚さを連続転写においても一
定に保つことのできる光ディスク製造装置を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0007】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、所定の
凹凸形状を有するスタンパの上に紫外線硬化樹脂と中心
孔を持つ支持板とを順次積層し、前記支持板の上に加圧
用平坦ガラスを当接せしめ、該加圧用平坦ガラスを下方
向に加圧して前記紫外線硬化樹脂を所定の厚さにした
後、この紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させて
前記スタンパとの凹凸形状を該紫外線硬化樹脂に転写す
る光ディスク基板の製造装置であって、前記スタンパを
温調し、該スタンパを一定温に保つことのできる光ディ
スク基板製造装置において、前記スタンパ上に積層する
前の紫外線硬化樹脂の樹脂温度を制御する制御手段を有
し、該制御手段が前記スタンパ温調と連動して前記スタ
ンパ上に積層する前の紫外線硬化樹脂の樹脂温度を一定
化させ、該紫外線硬化樹脂の粘度を一定化させるように
したことを特徴としたものであり、更には、(2)前記
紫外線硬化樹脂の樹脂温度のコントロールをスタンパ上
に塗布する直前の微量吐出ディスペンサーごと行うこ
と、或いは、(3)前記紫外線硬化樹脂温度の制御とス
タンパの温調とが連動していることを特徴としたもので
ある。以下、本発明の実施例に基いて説明する。
【0008】図1は、本発明における光ディスク製造装
置の一実施例を説明するための要部概略構成図で、図
中、1はスタンパ、2はスタンパ受け台、3は紫外線硬
化樹脂、4はシャフト、5はサーミスタ、6は温度調整
機、7は温度調整流路、8はサーモコントローラ、9は
ドライバー、10は微量吐出用ディスペンサー、11は
保温材シートで、スタンパ1を受けるスタンパ受け台2
は、スタンパ1の近接部にサーミスタ5、及びスタンパ
1の温度をコントロールするための温調流路7を備えて
いる。温調流路7にはサーミスタ5で得られたスタンパ
1の温度を一定に保つべくサーモコントローラ8を介し
て温調機6より決められた温度をもった循環水が流れて
いる。
【0009】この時、サーミスタ5で得られたスタンパ
1の温度結果からサーモコントローラ8からドライバ9
を介して保温材シート11で、スタンパ1上に積層する
前の紫外線硬化樹脂3の樹脂温度をコントロールするた
めに、紫外線硬化樹脂3を積層する手段である微量吐出
ディスペンサー10ごと温度コントロールするようにし
ている。そこで、スタンパ1の設定温度と紫外線硬化樹
脂3の樹脂温度を同温度として設定する。このあと、ス
タンパ1の上に紫外線硬化樹脂3を同心円状に微量吐出
ディスペンサー10で流し込み、その上に図示しないデ
ィスク形状の支持板と加圧用平坦ガラスとを順次積み重
ねて設置し、加圧板を介してシリンダ又はネジ式の機構
を備えた加圧機で下方向に加圧を行ない、紫外線硬化樹
脂3をスタンパ1と支持板(図示しない)との間で押し
広げ、この時の紫外線硬化樹脂3の広がり方はスタンパ
1、紫外線硬化樹脂3の温度が同一であるため、常に一
定のものとなる。樹脂温度が一定となれば粘度が一定と
なり、樹脂の広がる速さが一定となる。よって、加圧時
間が一定化するので紫外線硬化樹脂の厚さも一定のもの
となる。
【0010】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、スタンパの温度とスタンパ上に積層する前の紫外線
硬化樹脂の温度を同一化させる制御を行うことで量産に
おける連続転写において、紫外線硬化樹脂の粘度が一定
化することから、紫外線硬化樹脂をスタンパと支持板の
間の間隙に充填して広げる加圧工程の時間が一定化し、
よって、紫外線硬化樹脂の厚さが一定化した歩留りの良
い光ディスクを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光ディスク製造装置の一実施例
を説明するための要部概略構成図である。
【図2】 従来の光ディスク製造方法の一例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…スタンパ、2…スタンパ受け台、3…紫外線硬化樹
脂、4…シャフト、5…サーミスタ、6…温度調整機、
7…温度調整流路、8…サーモコントローラ、9…ドラ
イバー、10…微量吐出用ディスペンサー、11…保温
材シート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の凹凸形状を有するスタンパの上に
    紫外線硬化樹脂と支持板とを順次積層し、前記支持板の
    上に加圧用平坦ガラスを当接せしめて該加圧用平坦ガラ
    スを加圧して前記紫外線硬化樹脂を所定の厚さにした
    後、この紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させて
    前記スタンパ上の凹凸形状を該紫外線硬化樹脂に転写す
    る光ディスク基板の製造装置であって、前記スタンパを
    温調して一定温に保つことのできる光ディスク基板製造
    装置において、前記スタンパ上に積層する前の紫外線硬
    化樹脂の樹脂温度をコントロールすることのできる制御
    手段を有することを特徴とする光ディスク基板製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記紫外線硬化樹脂の樹脂温度のコント
    ロールをスタンパ上に塗布する直前の微量吐出ディスペ
    ンサーごと行うことを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク基板製造装置。
  3. 【請求項3】 前記紫外線硬化樹脂温度の制御とスタン
    パの温調とが連動していることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光ディスク基板製造装置。
JP30114791A 1991-10-21 1991-10-21 光デイスク基板製造装置 Pending JPH05114174A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999043481A1 (en) * 1998-02-27 1999-09-02 Odme International B.V. Method and device for heat treatment of a disc
US6605179B1 (en) * 1998-08-26 2003-08-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for bonding optical disk substrate
JP2008168447A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Toshiba Mach Co Ltd 転写装置および転写方法
JP2008542081A (ja) * 2005-06-10 2008-11-27 オブデュキャット、アクチボラグ 中間スタンプによるパターン複製

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