JPH06297544A - 情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法 - Google Patents
情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法Info
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- JPH06297544A JPH06297544A JP5084740A JP8474093A JPH06297544A JP H06297544 A JPH06297544 A JP H06297544A JP 5084740 A JP5084740 A JP 5084740A JP 8474093 A JP8474093 A JP 8474093A JP H06297544 A JPH06297544 A JP H06297544A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗工ムラの発生を防止し、基板シートのプリ
フォーマット形成面に有機色素を含有する記録層を均一
に塗布することができ、量産に優れた情報記録媒体用基
板の連続シートの製造方法を提供する。 【構成】 基板材料となる熱可塑性合成シートを一対の
成型ロールにより凹凸状の信号を前記シートに形成する
工程においてシートに形成されるフレキシブルスタンパ
ーのローラーへの取付け固定部分による凹凸転写部分
を、加熱、加圧することにより平滑化する情報記録媒体
用基板の連続シートの製造方法。
フォーマット形成面に有機色素を含有する記録層を均一
に塗布することができ、量産に優れた情報記録媒体用基
板の連続シートの製造方法を提供する。 【構成】 基板材料となる熱可塑性合成シートを一対の
成型ロールにより凹凸状の信号を前記シートに形成する
工程においてシートに形成されるフレキシブルスタンパ
ーのローラーへの取付け固定部分による凹凸転写部分
を、加熱、加圧することにより平滑化する情報記録媒体
用基板の連続シートの製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光によって情報の記録
再生を行なう光記録媒体の製造方法に関するもので、更
に詳しくはフレキシブルスタンパーをローラーに固定し
たロール状スタンパーのスタンパー固定部分により形成
される凹凸転写部分を加熱加圧により平滑化することに
より有機色素を含有する記録層を塗工ムラを発生させる
ことなく製造可能な情報記録媒体用基板の連続シートの
製造方法に関するものである。
再生を行なう光記録媒体の製造方法に関するもので、更
に詳しくはフレキシブルスタンパーをローラーに固定し
たロール状スタンパーのスタンパー固定部分により形成
される凹凸転写部分を加熱加圧により平滑化することに
より有機色素を含有する記録層を塗工ムラを発生させる
ことなく製造可能な情報記録媒体用基板の連続シートの
製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に光ディスクや光カード等の光記録
媒体に用いる基板には記録・再生用レーザービームの案
内溝やスタートピット，ストップピット等のプリフォー
マットが形成されている。
媒体に用いる基板には記録・再生用レーザービームの案
内溝やスタートピット，ストップピット等のプリフォー
マットが形成されている。
【０００３】このような凹凸プリフォーマットを有する
光記録媒体用基板の製造方法としては従来、射出成形や
紫外線硬化型樹脂を用いた２Ｐ法，熱硬化性樹脂を用い
た注型成形法等がある。
光記録媒体用基板の製造方法としては従来、射出成形や
紫外線硬化型樹脂を用いた２Ｐ法，熱硬化性樹脂を用い
た注型成形法等がある。
【０００４】しかし上述した様な従来の製造方法は光記
録媒体用基板の大量生産には適さない。又記録層の形成
は真空蒸着やスパッターを用いた被膜形成か塗布型の記
録媒体ではスピナーが用いられる。又保護部材の形成に
は保護部材の貼合せや保護膜のコートが用いられてき
た。要求される記録媒体に応じて、これ等の技術が選択
的に用いられてきた。
録媒体用基板の大量生産には適さない。又記録層の形成
は真空蒸着やスパッターを用いた被膜形成か塗布型の記
録媒体ではスピナーが用いられる。又保護部材の形成に
は保護部材の貼合せや保護膜のコートが用いられてき
た。要求される記録媒体に応じて、これ等の技術が選択
的に用いられてきた。
【０００５】しかしながら、上記の様な従来の工程毎の
個別の技術選択では、工程に一貫性が無い為、工程間を
つなぐ為にストッカーを設け、またしばしばこのストッ
カーで長時間の滞留が必要となるため、生産性が悪いと
同時に塵埃付着や汚染による信頼性の低下を招くような
欠点があった。
個別の技術選択では、工程に一貫性が無い為、工程間を
つなぐ為にストッカーを設け、またしばしばこのストッ
カーで長時間の滞留が必要となるため、生産性が悪いと
同時に塵埃付着や汚染による信頼性の低下を招くような
欠点があった。
【０００６】特に従来、最も良く行なわれているインジ
ェクションによる基板成形は一枚一枚をインジェクショ
ンにより成形しているため、以後の工程でも一枚一枚処
理する必要がある。例えば記録層の形成では無機記録媒
体の場合は一枚毎スパッター装置又は蒸着装置の試料台
に取付け、記録被膜が形成されると一枚毎取はずしスト
ッカーに納める。塗布型の有機記録媒体でもスピナーを
用い一枚ずつ処理を繰り返すことが必要で工程が繁雑で
あると同時に長くなる。このことは微小な塵埃の付着で
もその信頼性に影響する光記録では極めて不利となる。
この対策として従来極めてクリーン度の高いクリーンル
ームによる製造と塵埃を導入し易い、人による手作業を
避けオートハンド等による自動化を行なってきたが、こ
れ等は装置コストが上昇する欠点を有していた。
ェクションによる基板成形は一枚一枚をインジェクショ
ンにより成形しているため、以後の工程でも一枚一枚処
理する必要がある。例えば記録層の形成では無機記録媒
体の場合は一枚毎スパッター装置又は蒸着装置の試料台
に取付け、記録被膜が形成されると一枚毎取はずしスト
ッカーに納める。塗布型の有機記録媒体でもスピナーを
用い一枚ずつ処理を繰り返すことが必要で工程が繁雑で
あると同時に長くなる。このことは微小な塵埃の付着で
もその信頼性に影響する光記録では極めて不利となる。
この対策として従来極めてクリーン度の高いクリーンル
ームによる製造と塵埃を導入し易い、人による手作業を
避けオートハンド等による自動化を行なってきたが、こ
れ等は装置コストが上昇する欠点を有していた。
【０００７】一方、記録媒体用基板を高速で大量に成形
する方法として連続押出し成形によるローラーグルーピ
ング法がある。これは熱可塑性樹脂を押出し機により加
熱・溶融してＴダイのリップからほぼ均一な厚さで押出
し、第１のロールとスタンパーロール間のギャップには
さみ、トラッキング溝やアドレス等のプリフォーマット
凹凸パターンを樹脂表面に転写して光ディスク、光カー
ド、光テープ等の光記録媒体用基板を連続的に成形する
方法である。
する方法として連続押出し成形によるローラーグルーピ
ング法がある。これは熱可塑性樹脂を押出し機により加
熱・溶融してＴダイのリップからほぼ均一な厚さで押出
し、第１のロールとスタンパーロール間のギャップには
さみ、トラッキング溝やアドレス等のプリフォーマット
凹凸パターンを樹脂表面に転写して光ディスク、光カー
ド、光テープ等の光記録媒体用基板を連続的に成形する
方法である。
【０００８】
【発明が解決しようとしている課題】然るにロールグル
ーピング法においてロール状スタンパーは図１に示され
るようにローラーとフレキシブルスタンパーの間に断熱
層を介在させ、メカニカル固定法で固定されている。こ
の構成ではフレキシブルスタンパー３のローラーへの取
付け固定部分（固定具４の部分）のみ温度が高くなり、
そのために図６の従来のローラーグルービング成型装置
の模式的断面図に示されるように、情報記録媒体用基板
シートにフレキシブルスタンパー３のローラーへの取付
け固定部分だけ熱影響により凹凸１５となって形成され
ていた。
ーピング法においてロール状スタンパーは図１に示され
るようにローラーとフレキシブルスタンパーの間に断熱
層を介在させ、メカニカル固定法で固定されている。こ
の構成ではフレキシブルスタンパー３のローラーへの取
付け固定部分（固定具４の部分）のみ温度が高くなり、
そのために図６の従来のローラーグルービング成型装置
の模式的断面図に示されるように、情報記録媒体用基板
シートにフレキシブルスタンパー３のローラーへの取付
け固定部分だけ熱影響により凹凸１５となって形成され
ていた。
【０００９】その為に情報記録媒体用基板シートのプリ
フォーマット形成面に有機色素を含有する記録層を連続
で塗布する工程において、塗工ムラ（膜厚ムラ）が発生
するといった問題があった。
フォーマット形成面に有機色素を含有する記録層を連続
で塗布する工程において、塗工ムラ（膜厚ムラ）が発生
するといった問題があった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を改
善せんとするもので、その要旨はフレキシブルスタンパ
ーをローラーに固定したロール状スタンパーを用い、押
出し法により押出した基板材料となる熱可塑性合成樹脂
シートに凹凸状の信号を形成する工程において、フレキ
シブルスタンパーのローラーへの取付け固定部分により
形成される凹凸転写部を加熱加圧することにより平滑化
したことを特徴とする情報記録媒体用基板の連続シート
の製造法にある。
善せんとするもので、その要旨はフレキシブルスタンパ
ーをローラーに固定したロール状スタンパーを用い、押
出し法により押出した基板材料となる熱可塑性合成樹脂
シートに凹凸状の信号を形成する工程において、フレキ
シブルスタンパーのローラーへの取付け固定部分により
形成される凹凸転写部を加熱加圧することにより平滑化
したことを特徴とする情報記録媒体用基板の連続シート
の製造法にある。
【００１１】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【００１２】図２は本発明の一例を示す段差付きローラ
ーを用いた情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法
を示す模式図である。同図において、１１，は、ＰＣペ
レット等のペレット状樹脂を溶融しながら一定の速度で
押出すための押出し機、１０，は、押出し機から押出さ
れた溶融樹脂を成型形状に近づけるＴダイ、５は、Ｔダ
イから押出された溶融樹脂に、トラッキング用溝、情報
用ピット等の凹凸の微細パターンを転写するためのロー
ル状スタンパー、１２，は、情報記録媒体用基板の板厚
調整及び、鏡面を調整する為の鏡面ローラーであり、１
３，は、情報記録媒体用基板の反りを調整するための冷
却鏡面ローラー、１４，は、ロール状スタンパーと鏡面
ローラーの間に押出し機のＴダイから押出された溶融樹
脂を通し、小さな圧力で成型用ローラーの凹凸パターン
を転写することで得られる、情報記録媒体用基板の連続
シートである。
ーを用いた情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法
を示す模式図である。同図において、１１，は、ＰＣペ
レット等のペレット状樹脂を溶融しながら一定の速度で
押出すための押出し機、１０，は、押出し機から押出さ
れた溶融樹脂を成型形状に近づけるＴダイ、５は、Ｔダ
イから押出された溶融樹脂に、トラッキング用溝、情報
用ピット等の凹凸の微細パターンを転写するためのロー
ル状スタンパー、１２，は、情報記録媒体用基板の板厚
調整及び、鏡面を調整する為の鏡面ローラーであり、１
３，は、情報記録媒体用基板の反りを調整するための冷
却鏡面ローラー、１４，は、ロール状スタンパーと鏡面
ローラーの間に押出し機のＴダイから押出された溶融樹
脂を通し、小さな圧力で成型用ローラーの凹凸パターン
を転写することで得られる、情報記録媒体用基板の連続
シートである。
【００１３】１，は、情報記録媒体用基板の連続シート
に発生する、固定具の凹凸転写部分を平滑化するための
段差付き熱ローラーである。この例では段差付き熱ロー
ラー１は冷却鏡面ローラー１３上に連続シート１４を挟
持するように設けているが冷却ローラー１３と転写ロー
ル１７の間の適宜の位置に設けてもよい。熱ローラー１
３は段差のない熱ロールを上下移動させるようにしても
よく熱プレスを上下左右に移動させることにより加熱加
圧を行ってもよい。
に発生する、固定具の凹凸転写部分を平滑化するための
段差付き熱ローラーである。この例では段差付き熱ロー
ラー１は冷却鏡面ローラー１３上に連続シート１４を挟
持するように設けているが冷却ローラー１３と転写ロー
ル１７の間の適宜の位置に設けてもよい。熱ローラー１
３は段差のない熱ロールを上下移動させるようにしても
よく熱プレスを上下左右に移動させることにより加熱加
圧を行ってもよい。
【００１４】また加熱加圧に当ってはフレキシブルスタ
ンパーのローラーへの取付け固定具及びその近傍部分に
よって発生する凹凸転写部と加熱加圧装置による加熱加
圧が同期するようにセッティングを行うことが肝要であ
る。かくすることによりフレキシブルスタンパーのロー
ラーへの取付け固定具及びその近傍部分によって発生す
る凹凸転写部を確実に平滑化することができる。
ンパーのローラーへの取付け固定具及びその近傍部分に
よって発生する凹凸転写部と加熱加圧装置による加熱加
圧が同期するようにセッティングを行うことが肝要であ
る。かくすることによりフレキシブルスタンパーのロー
ラーへの取付け固定具及びその近傍部分によって発生す
る凹凸転写部を確実に平滑化することができる。
【００１５】加熱温度は基板材料の熱可塑性樹脂の種類
によっても異るが軟化温度以上、融点以下の温度で４〜
１０ｋｇ／ｃｍ2 で加圧する。なお、平滑化は前記凹凸
転写部分１５が平滑化され、凹凸転写面１５の凹凸が解
消されればよい。
によっても異るが軟化温度以上、融点以下の温度で４〜
１０ｋｇ／ｃｍ2 で加圧する。なお、平滑化は前記凹凸
転写部分１５が平滑化され、凹凸転写面１５の凹凸が解
消されればよい。
【００１６】２２は、情報記録媒体用基板の連続シート
を搬送するための搬送ベルト、１９は、搬送ベルトを駆
動させるための駆動用ロールである。搬送ベルトに近接
して転写ロール１７が配され、情報記録媒体用基板の連
続シートが搬送ベルトによって送られてきたときに転写
ロール上の塗布液が転写され、基板上に塗膜１８が形成
される。搬送ベルトを介して転写ロールと対応する位置
にはバックアップロール２１が設けられている。
を搬送するための搬送ベルト、１９は、搬送ベルトを駆
動させるための駆動用ロールである。搬送ベルトに近接
して転写ロール１７が配され、情報記録媒体用基板の連
続シートが搬送ベルトによって送られてきたときに転写
ロール上の塗布液が転写され、基板上に塗膜１８が形成
される。搬送ベルトを介して転写ロールと対応する位置
にはバックアップロール２１が設けられている。
【００１７】転写ロール１７が回転することにより、転
写ロールとドクターバー２４との間に形成される塗布液
の液溜り部２５から塗布液が転写ロール上に塗布され、
またそれが基板に塗布される。転写ロールが回転し、コ
ーティングが行われている間、塗布液は循環手段により
循環される。すなわち塗布液は供給管１６から液溜り部
２５に供給される。液溜り部の液面とほぼ同じ高さに排
出管２０が設けられており、ここから排出された塗布液
はタンクへ移送される。
写ロールとドクターバー２４との間に形成される塗布液
の液溜り部２５から塗布液が転写ロール上に塗布され、
またそれが基板に塗布される。転写ロールが回転し、コ
ーティングが行われている間、塗布液は循環手段により
循環される。すなわち塗布液は供給管１６から液溜り部
２５に供給される。液溜り部の液面とほぼ同じ高さに排
出管２０が設けられており、ここから排出された塗布液
はタンクへ移送される。
【００１８】以下、実施例を示し、本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【００１９】実施例１ ロール状スタンパー５を用い、図２に示すＲＧ装置によ
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５を冷却鏡面ローラー１３の上部で段差付
き熱ローラー１により加熱、加圧することにより情報記
録媒体用基板の連続シートを平滑化した。加熱温度は、
２５０℃〜２８０℃に設定し、加圧は５〜７ｋｇ／ｃｍ
2 の条件で平滑化を行なった。
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５を冷却鏡面ローラー１３の上部で段差付
き熱ローラー１により加熱、加圧することにより情報記
録媒体用基板の連続シートを平滑化した。加熱温度は、
２５０℃〜２８０℃に設定し、加圧は５〜７ｋｇ／ｃｍ
2 の条件で平滑化を行なった。
【００２０】段差付き熱ローラー１のローラー径はロー
ル状スタンパーと同径とし、段差付き熱ローラー１の凸
部と固定具の凹凸転写部分（図示せず）が同期する様に
セッティングを行なった。
ル状スタンパーと同径とし、段差付き熱ローラー１の凸
部と固定具の凹凸転写部分（図示せず）が同期する様に
セッティングを行なった。
【００２１】平滑化された情報記録媒体用基板の連続シ
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
【００２２】実施例２ ロール状スタンパー５を用い、図３に示すＲＧ装置によ
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５を冷却鏡面ローラー１３の上部で熱ロー
ラー６を用い、上下に移動しながら加熱、加圧すること
により情報記録媒体用基板の連続シートを平滑化した。
加熱温度は、２５０℃〜２８０℃に設定し、加圧は５〜
７ｋｇ／ｃｍ2 の条件で平滑化を行なった。
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５を冷却鏡面ローラー１３の上部で熱ロー
ラー６を用い、上下に移動しながら加熱、加圧すること
により情報記録媒体用基板の連続シートを平滑化した。
加熱温度は、２５０℃〜２８０℃に設定し、加圧は５〜
７ｋｇ／ｃｍ2 の条件で平滑化を行なった。
【００２３】平滑化された情報記録媒体用基板の連続シ
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
【００２４】実施例３ ロール状スタンパー５を用い、図４に示すＲＧ装置によ
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５をロール・コーターと冷却鏡面ローラー
１３間において熱ローラー６を上下に移動しながら加
熱、加圧することにより情報記録媒体用基板の連続シー
トを平滑化した。加熱温度は、２５０〜２８０℃に設定
し、加圧は５〜７ｋｇ／ｃｍ 2 の条件で平滑化を行なっ
た。
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５をロール・コーターと冷却鏡面ローラー
１３間において熱ローラー６を上下に移動しながら加
熱、加圧することにより情報記録媒体用基板の連続シー
トを平滑化した。加熱温度は、２５０〜２８０℃に設定
し、加圧は５〜７ｋｇ／ｃｍ 2 の条件で平滑化を行なっ
た。
【００２５】平滑化された情報記録媒体用基板の連続シ
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
【００２６】実施例４ ロール状スタンパー５を用い、図５に示すＲＧ装置によ
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５をロール・コーターと冷却鏡面ローラー
１３間において、熱プレス７を上下、左右に移動しなが
ら（ａ：で加圧・加熱、ｂ：加圧・加熱した状態で成型
スピードに応じ移動、Ｃ：加圧開放、ｄ：開放した状態
で固定具の凹凸転写部分１５まで移動）加熱、加圧する
ことにより情報記録媒体用基板の連続シートを平滑化し
た。加熱温度は、２５０〜２８０℃に設定し、加圧は５
〜７ｋｇ／ｃｍ2 の条件で平滑化を行なった。
りローラー・グルーブ成型を試みた。押出し機１１のＴ
ダイ１０からポリカーボネートの溶融樹脂を、２８０℃
〜３１０℃の樹脂温度で押出し、ロール状スタンパー５
と鏡面ローラー１２の間を通し、小さな圧力でロール状
スタンパー５の微細な凹凸パターンを転写した後、情報
記録媒体用基板の連続シートに形成された、固定具の凹
凸転写部分１５をロール・コーターと冷却鏡面ローラー
１３間において、熱プレス７を上下、左右に移動しなが
ら（ａ：で加圧・加熱、ｂ：加圧・加熱した状態で成型
スピードに応じ移動、Ｃ：加圧開放、ｄ：開放した状態
で固定具の凹凸転写部分１５まで移動）加熱、加圧する
ことにより情報記録媒体用基板の連続シートを平滑化し
た。加熱温度は、２５０〜２８０℃に設定し、加圧は５
〜７ｋｇ／ｃｍ2 の条件で平滑化を行なった。
【００２７】平滑化された情報記録媒体用基板の連続シ
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
ートのプリフォーマット形成面に、ロール・コーターで
有機色素を含有する記録層を連続で塗布した結果、均一
な記録層を形成することができた。
【００２８】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体用基板の連続シー
トの製造方法によれば、情報記録媒体用基板の連続シー
トに形成されるフレキシブルスタンパーのローラーへの
固定部分による凹凸転写部分を段差付き熱ローラー、熱
ローラー、又は熱プレスにより冷却鏡面ローラーの上
部、又はロール・コーターと冷却鏡面ローラー間におい
て平滑化することにより、情報記録媒体用基板シートの
プリフォーマット形成面に有機色素を含有する記録層を
均一に塗布することができた。
トの製造方法によれば、情報記録媒体用基板の連続シー
トに形成されるフレキシブルスタンパーのローラーへの
固定部分による凹凸転写部分を段差付き熱ローラー、熱
ローラー、又は熱プレスにより冷却鏡面ローラーの上
部、又はロール・コーターと冷却鏡面ローラー間におい
て平滑化することにより、情報記録媒体用基板シートの
プリフォーマット形成面に有機色素を含有する記録層を
均一に塗布することができた。
【００２９】よって、情報記録媒体用基板の連続生産を
良好に行なうことができ、量産性に優れ、安価な光記録
媒体の提供を可能とすることができる。
良好に行なうことができ、量産性に優れ、安価な光記録
媒体の提供を可能とすることができる。
【図１】本発明で使用されるロール状スタンパーの概略
断面図
断面図
【図２】本発明の段差付き熱ローラーを用いた情報記録
媒体用基板の連続シートの製造方法を示す模式図
媒体用基板の連続シートの製造方法を示す模式図
【図３】本発明の熱ローラーを用いた情報記録媒体用基
板の連続シートの製造法を示す模式図
板の連続シートの製造法を示す模式図
【図４】本発明の別の例を示す熱ローラーを用いた情報
記録媒体用基板の連続シートの製造法を示す模式図
記録媒体用基板の連続シートの製造法を示す模式図
【図５】本発明の別の例を示す熱プレスを用いた情報記
録媒体用基板の連続シートの製造法を示す模式図
録媒体用基板の連続シートの製造法を示す模式図
【図６】従来のローラーグルービング成型方法を示す模
式図
式図
１ 段差付き熱ローラー ２ 断熱層 ３ フレキシブルスタンパー ４ 固定具 ５ ロール状スタンパー ６ 熱ローラー ７ 熱プレス １０ Ｔダイ １１ 押出し機 １２ 鏡面ローラー １３ 冷却鏡面ローラー １４ 情報記録媒体用基板の連続シート １５ 凹凸転写部 １６ 供給管 １７ 転写ロール １８ 塗布膜 １９ 駆動用ロール ２０ 排出管 ２１ バックアップロール ２２ 搬送ベルト ２３ 液漏れ防止弁 ２４ ドクターバー ２５ 液溜り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 串田 直樹 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 フレキシブルスタンパーをローラーに固
定したロール状スタンパーを用い、押出し法により押出
した基板材料となる熱可塑性合成樹脂シートに凹凸状の
信号を形成する工程において、フレキシブルスタンパー
のローラーへの取付け固定部分により形成される凹凸転
写部を加熱加圧することにより平滑化したことを特徴と
する情報記録媒体用基板の連続シートの製造法。 - 【請求項２】 前記凹凸転写部を段差付き熱ローラーと
冷却鏡面ローラー間で加熱加圧することにより平滑化し
たことを特徴とする請求項１記載の情報記録媒体用基板
の連続シートの製造方法。 - 【請求項３】 前記凹凸転写部分を熱ローラーと冷却鏡
面ローラー間で熱ローラーを上下移動させることにより
加熱加圧を行ない平滑化したことを特徴とする請求項１
記載の情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法。 - 【請求項４】 前記凹凸の転写部分をロール・コーター
とローラー・グルービング成型装置の間で、２つの熱ロ
ーラーを上下移動させることにより、加熱、加圧を行な
い平滑化したことを特徴とする請求項１記載の情報記録
媒体用基板の連続シートの製造方法。 - 【請求項５】 前記凹凸の転写部をロール・コーターと
ローラー・グルービング成型装置間で、熱プレスを上
下、左右移動させることにより、加熱、加圧を行ない平
滑化したことを特徴とする請求項１記載の情報記録媒体
用基板の連続シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084740A JPH06297544A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084740A JPH06297544A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297544A true JPH06297544A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13839100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5084740A Pending JPH06297544A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 情報記録媒体用基板の連続シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06297544A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109249631A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 南京贝迪电子有限公司 | 一种无翘曲导光膜生产装置 |
| CN109249573A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 南京贝迪电子有限公司 | 一种新型无翘曲导光膜的生产设备 |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5084740A patent/JPH06297544A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109249631A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 南京贝迪电子有限公司 | 一种无翘曲导光膜生产装置 |
| CN109249573A (zh) * | 2017-07-14 | 2019-01-22 | 南京贝迪电子有限公司 | 一种新型无翘曲导光膜的生产设备 |
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