JP2862290B2 - 光記録媒体用基板シートの製造方法及び光記録媒体の製造方法 - Google Patents

光記録媒体用基板シートの製造方法及び光記録媒体の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光によって情報の記録再生を行う光記録媒体
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に光デイスクや光カード等の光記録媒体に用いる
基板には記録・再生用レーザービームの案内溝やスター
トピツト,ストツプピツト等のプリフオーマツトが形成
されている。
このような凹凸プリフオーマツトを有する光記録媒体
用基板の製造方法としては従来、射出成形や紫外線硬化
型樹脂を用いた2P法,熱硬化性樹脂を用いた注型成形法
等がある。
しかし上述した様な従来の製造方法は光記録媒体用基
板の大量生産には適さない。又記録層の形成は真空蒸着
やスパツターを用いた被膜形成か装布型の記録媒体では
スピナーが用いられる。又保護部材の形成には保護部材
の貼合せや保護膜のコートが用いられてきた。要求され
る記録媒体に応じて、これ等の技術が選択的に用いられ
てきた。
しかしながら、上記の様な従来の工程毎の個別の技術
選択では、工程に一貫性が無い為、工程間をつなぐ為に
ストツカーを設け、またしばしばこのストツカーで長時
間の滞留が必要となるため、生産性が悪いと同時に塵埃
付着や汚染による信頼性の低下を招くような欠点があっ
た。
特に従来最も良く行なわれているインジエクシヨンに
よる基板成形は一枚々々をインジエクシヨンにより成形
しているため、以後の工程でも一枚一枚処理する必要が
ある。例えば記録層の形成では無機記録媒体の場合は一
枚毎スパツター装置又は蒸着装置の試料台に取付け、記
録被膜が形成されると一枚毎取はずしストツカーに納め
る。装布型の有機記録媒体でもスピナーを用い一枚ずつ
処理を繰り返すことが必要で工程が繁雑であると同時に
長くなる。このことは微小な塵埃の付着でもその信頼性
に影響する光記録では極めて不利となる。この対策とし
て従来極めてクリーン度の高いクリーンルームによる製
造と塵埃を導入し易い、人による手作業を避けオートハ
ンド等による自動化を行なってきたが、これ等は装置コ
ストが上昇する欠点を有していた。
一方、従来の連続的な光記録媒体の製造方法として特
公昭63−31847号報にはベースフイルムに紫外線硬化型
樹脂層を設け、スタンパーでプリフオーマツトを転写し
硬化させてフレキシブルデイスクを連続的に製造する方
法が開示されている。
しかし、この方法ではベースフイルムはロール状に巻
き取られておりこれが装置内へ供給されるがベースフイ
ルムの製造・巻き取りの際に、ベースフイルム面にゴミ
が付着し易く、製造したデイスクの内部に塵埃が混入す
るといった問題があった。またベースフイルム表面の塵
埃を除去するためには例えば溶媒洗浄等が必要となり、
溶媒洗浄の工程や乾燥工程が必須となり工程が複雑とな
ると共にコストが高くなるという不利益がある。
また、特開昭62−71040号公報には合成高分子の長尺
フイルム基板上に放射線硬化性樹脂を塗布し、これに露
光又は電子線照射を行い、現像後、有機色素を主体とす
る光記録層を連続的に形成し、光記録媒体を連続的に成
形する方法が開示されているが、この方法は現像が必要
なためその工程が複雑となり、また現像後有機色素記録
層を形成した場合、現像液が記録層の形成に悪影響を与
えるおそれもある。
具体的には現像液が記録層形成面例えば溝間などに残
っていた場合、そこに記録層を装布するとその部分で塗
工液の濃度が変化し、記録層の膜厚の制御が困難となっ
たり、溶解した放射線硬化樹脂が記録層の有機色素を劣
化させたりするおそれがある。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
本発明はこの様な従来の問題点に鑑みなされたもので
あり量産性に優れ低コストで且つ信頼性を有する光デイ
スクや光カード等の光記録媒体を得ることができる光記
録媒体用基板シートの製造方法及び光記録媒体の製造方
法を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
T−ダイから樹脂を熔融押出しして形成した樹脂シー
トを、該樹脂シートが硬化する前にプリフォーマットロ
ーラ及び該プリフォーマットローラの第1の側に隣接し
て配置したローラとで挟圧する工程;及び 挟圧された該樹脂シートを該プリフォーマットローラ
の円弧周面に密着させ、次いで該プリフォーマットロー
ラの第2の側に配置した第3ローラに引き取らせる工
程;を有する光記録媒体用基板シートの製造方法におい
て、 ・該プロフォーマットローラの周速をω、該第3のロ
ーラの周速をωとしたときに、ω4が下記の関係
を満たす様に該プリフォーマットローラ及び該第3のロ
ーラの回転速度を調整し、 1<ω4≦1.004 ・該T−ダイの温度は、該樹脂のガラス転移温度(Tg)
+110℃〜Tg+200℃の範囲とし、 ・該樹脂シートが該プリフォーマットローラと該ローラ
とで挟圧される挟圧点と該T−ダイとの間の距離を20cm
以下とし、 ・該樹脂シートを0.3〜10m/分で搬送せしめることを特
徴とするものである。
また本発明の光記録媒体の製造方法は、T−ダイから
樹脂を熔融押出しして形成した樹脂シートを、該樹脂シ
ートが硬化する前にプリフォーマットローラ及び該プリ
フォーマットローラの第1の側に隣接して配置したロー
ラとで挟圧し、次いで該樹脂シートを該プリフォーマッ
トローラの円弧周面に密着させ、更に該プリフォーマッ
トローラの第2の側に配置した第3ローラに引き取らせ
て、一方の表面にプリフォーマットが転写された光記録
媒体用基板シートを製造する工程;と 該光記録媒体用基板シートのプリフォーマット形成面に
記録層を形成する工程;とを有する光記録媒体の製造方
法において、 ・該プリフォーマットローラの周速をω、該第3のロ
ーラの周速をωとしたときに、ω4が下記の関係
を満たすように該プリフォーマットローラ及び該第3ロ
ーラの回転速度を調整し、 1<ω4≦1.004 ・該T−ダイの温度を該樹脂のガラス転移温度(Tg)+
110℃〜Tg+200℃の範囲とし、 ・該樹脂シートが該プリフォーマットローラと該ローラ
とで挟圧される挟圧点と該T−ダイとの間の距離を20cm
以下とし、 ・該樹脂シートを0.3〜10m/分で搬送し、また ・該記録層の形成を該樹脂シートの表面が50℃以下とな
った後に行なうことを特徴とするものである。
即ち、従来技術と異なり樹脂シートの形成と同時に直
接樹脂シートにプリフオーマツトや鏡面を転写すること
で放射線硬化樹脂の装布工程や露光後の現像工程が不要
となり、更に次の有機色素を含む記録層の形成において
も現像液による記録層への悪影響もなく、少ない工程で
光記録媒体を得ることができるものである。
次に図を用いて本発明を説明する。
第1図は本発明に係る光記録媒体の製造方法の一実施
態様の模式的な断面図である。
第1図に於いて、溶融押出し機1で基板の材料となる
樹脂を溶融し押出して光記録媒体用基板となる樹脂シー
ト2を形成し、この樹脂シート2をロール状スタンパー
4と鏡面ロール3で挾圧し(挾圧点31)樹脂シートの一
方の面にプリフオーマツトを他方の面に鏡面を転写する
と共にそのシート厚を均一にする。次いでグラビアロー
ル6と押圧ロール7で記録層の材料8をプリフオーマツ
トの形成された面に塗布して記録層9を形成している。
本発明に於て、先ず押出し成形機1に投入された樹脂
ペレツトは押出し成形機1のバレルの中で加熱溶融され
押出し成形機内のスクリユーによって加圧されT−ダイ
12によってシート状に賦形される。T−ダイは樹脂シー
トがロール状スタンパー4鏡面ロール3の間に押出され
るように配置されるのが、プリフオーマツトを正確に転
写でき好ましい。
次いでT−ダイから押出される樹脂シートはロール状
スタンパー4と鏡面ロール3に挾圧されてプリフオーマ
ツトが転写される。このとき樹脂シート2は極めて溶融
状態に近いことが好ましい。即ちスタンパーの凹凸の中
に樹脂が十分に圧入されるため微細なパターンが正確に
転写されるからである。そのため、T−ダイの温度は樹
脂が焦げつかない範囲でなるべく高温に加熱しておくこ
とが好ましく樹脂のガラス転移温度(以後Tgと略)+11
0℃〜Tg+200℃特にTg+130℃〜Tg+190℃が好ましい。
例えばポリカーボネート樹脂の場合260℃〜340℃特に28
0℃〜330℃更に290℃〜320℃に加熱するのが好ましい。
更にT−ダイとロール状スタンパーの間で樹脂シートが
冷却された場合プリフオーマツトが十分転写されず複屈
折が生じ易くなる為T−ダイとプリフオーマツトローラ
ー4及び1番目の鏡面ローラー3との挾圧点との距離は
20cm以下、特に15cm以下更には10cm以下が好ましく、又
その間の周辺雰囲気の温度は60℃以上であることが望ま
しい。
また樹脂シートを挾圧点に正確に押出されるようにT
−ダイの鉛直下方に挾圧点がくる第2図に示すような垂
直押出しの構成をとることが好ましい。これは樹脂が溶
融状態に近いため水平押出しよりも垂直押出しの方がよ
り正確に挾圧点に押出すことができるためである。とこ
ろで本発明に於てプリフオーマツトの転写精度は少なく
とも60%以上、通常70%以上特に80%以上更には90%以
上が好ましい。
次にロール状スタンパー4及び鏡面ロール3,5の温度
は樹脂シートの押出し成形に於て一般的な温度即ち100
℃〜150℃が用いられる。
又、本発明の光記録媒体用基板となる樹脂シートの厚
さは、ロール状スタンパー4と鏡面ローラー3,5の間隔
を変えることで種々変えることができるが、樹脂シート
内部に歪みが殆ど見られず、又ロール状スタンパーの凹
凸プリフオーマツトの転写性が良いという点で樹脂シー
トの厚さを0.2mm〜2.0mm、特に0.4mm〜1.5mmとするのが
好ましい。更にこのシートの厚さを決定するローラー3,
4,5は記録再生エラーの原因となるシートの厚みムラを
防ぐためできる限り平行である様に設定される。具体的
には、ローラーの各々の軸のなす角度をθとした場合ta
nθ=5×10-3以下、特に1×10-3以下であることが好
ましい。
更に樹脂シートの複屈折は基板側から記録・再生用の
エネルギービームを入射させる場合に大きな障害とな
る。従って、樹脂シートの複屈折率は記録及び/又は再
生用の光の波長に於てシングルパスで50nm以下、特に30
nm以下更には20nm以下更に好ましくは15nm以下に抑える
のが好ましい。
次いで上記の様にして得られるプリフオーマツトを有
する樹脂シートに光によつて情報の記録及び/又は再生
が可能な記録層を塗布形成する。樹脂シートに記録層を
塗布する場合、樹脂シートの平面度は少なくとも10mm以
下通常5mm以下特に3mm以下、更には1mm以下とするのが
好ましい。
面精度10mmを越えた場合記録層の膜厚が不均一となり
易い。特に有機色素の場合には樹脂シートの凹部に塗布
液が溜り易い。また有機色素薄膜はその膜厚によって反
射率が変化するため平面度が悪い場合、記録層の反射率
が一定とならずS/Nの劣化記録再生エラーの原因とな
る。
但し本発明に於て光記録媒体の反射率むらは少なくと
も40%以下通常30%以下特に20%以下更には10%以下が
好ましい。
ところで樹脂シートの複屈折を低減し又平面度を向上
させるためには樹脂シートの押出し量を正確に制御し又
プリフオーマツトを附形中に樹脂シートに張力をかけず
且つたるませない様にすることが好ましく、樹脂シート
に張力を加えず且つたるませない様にするにはロール状
スタンパー4を3番目の鏡面ロール5の回転速度を調整
することによって行なうことができる。
各ロールの回転速度(周速度)の速度比ω4は1.
0<ω4≦1.004特に1.001≦ω4≦1.003更には
1.001≦ω4≦1.0025が好ましい。
ω4が1以下の場合樹脂シートに張力が加わり複
屈折が生じ又プリフオーマツトの転写も不十分となる。
一方ω4が1.004よりも大きい場合複屈折は生じに
くいが樹脂シートの平面度が劣化し又プリフオーマツト
ロール上での樹脂シートの滑りが生じ易くなりプリフオ
ーマツトの転写精度が低下する。
次に樹脂シートの搬送速度は樹脂シートがプリフオー
マツトの賦形前に硬化せず又プリフオーマツトの転写が
不均一とならない速度が好ましい。一方連続して行なわ
れる樹脂シートへの記録層の塗布に際して樹脂シートの
搬送速度は常に均一な厚さに記録層が形成される速度が
好ましい。この点で樹脂シートの搬送速度はプリフオー
マツトの転写が正確に行なわれ且つ記録層が均一に形成
される速度として具体的には0.3m/分〜10m/分特に0.5m/
分〜5m/分更には1m/分〜4m/分が好ましい。
ところで記録層の塗布方法としてはロールコート,グ
ラビアコート,カーテンコート,スプレーコート,デイ
ツプコート,バーコート,ブレードコート等の方法が用
いられる。
ここで形成される記録層の厚さは500Å〜5000Åの範
囲が好ましい。記録層の塗布後通常溶媒の乾燥工程が設
けられるが、本発明の光記録媒体の製造方法においては
プリフオーマツトの転写された樹脂シートのプリフオー
マツト号が固定された後で常温に冷える前に記録層材料
の溶液を塗布した場合、記録層の乾燥工程を省略又は簡
略化でき工程全体をより簡略化できる。
但しこの場合でも押出してプリフオーマツトを賦形し
た樹脂シートの表面が50℃以下特に40℃以下となった後
に記録層を塗布することが好ましい。即ち樹脂シートの
表面温度が高い場合記録層の塗布液の溶剤によって基板
表面にクラツクが生じるおそれがあるからである。
次に、基板材料として用いる樹脂としては熱可塑性樹
脂であり、記録・再生用の光に対して透過率の高いもの
が好ましく、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ビニル系樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリオレフイン樹脂、セルロース誘導体などが挙げ
られる。
記録層に用いる有機色素は使用する光の波長付近、例
えば、再生光のエネルギビームの波長が650nm以上、特
に700〜900nmである場合には、記録部であるピツト等に
於ける反射率と未記録部のそれとの差が大きいものが好
ましく、また記録する為には上記の波長域に吸収のある
事が必要である。また、エネルギービームの照射によっ
て反射率の変化が生ずるのに必要とされるエネルギーが
小さいほうが好ましい。更に再生光のエネルギービーム
によって未記録部(ピツト等)および未記録部の反射率
が変化し難いものが好ましい。
例えば、アントラキノン誘導体(特にインダスレン骨
格を有する物)、ジオキサジン化合物及びその誘導体、
トリフエノジチアジン化合物、フエナンスレン誘導体、
シアニン化合物、メロシアニン化合物、ピリリウム系化
合物、キサンテン系化合物、トリフエニルメタン系化合
物、クロコニウム系色素、アゾ色素、クロコン類、アジ
ン類、インジゴイド類、ポリメチン系色素、アズレン
類、スクアリウム誘導体、硫化染料及び金属のジチオラ
ート錯体等を挙げる事が出来る。
またこれらの色素に対し安定化剤を混合したものでも
よい。この安定化剤としては各種金属キレート化合物、
特にZn,Cu,Ni,Cr,Co,Mn,Pd,Zrを中心金属とする多座配
位子、例えばN4,N2O2,N2S2S4,O2S2,O4等の四座配位子等
又はそれらの組合わせから成るものの他、各種の芳香族
アミン類やジアミン類、含窒素芳香族及びそのオニウム
塩、例えばアミニウム塩、ジイモニウム塩、ピリジニウ
ム塩、イミダゾリニウム塩、キノリウム塩等が挙げられ
る。更に含酸素芳香族の塩であるピリリウム塩等も用い
られる。又これらの安定化剤を複数組み合せて使用する
こともできる。
上記の種々の安定化剤は前記の有機色素と用いる溶媒
の相溶性を考慮して選択する。又安定化剤の有機色素に
対する添加量は1wt%〜50wt%が好ましく、特に10wt%
〜30wt%が感度の低下が少なく且つ安定化剤としての効
果も高い。
上記の有機色素及び安定化剤等を溶解するのに用いら
れる溶媒としては樹脂シートの侵さないものがよく、例
えばジアセトンアルコール、セロソルブ、1−メトキシ
−2−プロパノール等や上記のものにハロゲン系の溶媒
を少量加えた混合溶媒を用いることもできる。
この様にして製造されたシート状の光記録媒体は次い
で切断や打抜きによって個々の光デイスクや光カード等
に形成される。
ところで、本発明に於て記録層の成形に続いて該記録
層の形成面に保護部材を形成する工程、及び記録層及び
保護部材を有する光記録媒体シートを個別の記録媒体に
切断する工程を連続的に設けることは、光記録媒体への
塵埃の侵入をほぼ完全に抑えることができ、より一層信
頼性の高い光記録媒体を得ることができるという点で特
に有効である。
第3図を用いて、本発明の他の実施態様について説明
する。
第3図に於て押出し成形機1で樹脂ペレツトを溶融
し、T−ダイ12で樹脂をシート状に押出し、ロール状ス
タンパー4と鏡面ロール3,5でプリフォーマットを形成
し、次いで記録層を形成してシート状の光記録媒体を製
造する部分までは第1図と同様である。記録層の形成に
続いてシート状記録媒体はトンネル乾燥炉10を通して溶
媒を除去し、続いて保護部材9を形成する。保護部材の
形成方法としては例えば、(1)記録層上に直接保護基
板もしくはフイルムを貼合せる方法、(2)記録層形成
面に直接保護膜を形成する方法、(3)記録層形成面上
に空気層を設けて保護部材を貼る方法等がある。
本実施態様に於ては、ロール状フイーダー22から保護
シート9を送り、圧着ローラー23と24により保護部材を
シート状の光記録媒体と貼り合わせている。
これは前述(1)の直接貼り合せ又は(3)の空気層
を介する貼合せに適用できる。例えば、(3)の貼合せ
用保護基板は、シート状の光記録媒体の記録領域外にシ
ート状光記録媒体との接触部が設けられ、貼合せ時点で
記録領域上に所定の空気層が保持されるよう、あらかじ
め保護部材側が凹凸加工されている。これは、別途保護
シート面を真空成形によって凹凸加工した部材をフープ
状に巻いておいたものが用いられる。又凹凸加工を保護
部材に行わずビーズ入り接着剤をシート状光記録媒体の
記録領域外に供給して平板状の保護部材シートを貼り合
せても記録領域に空気層を有する保護部材の付いたシー
ト状光記録媒体を得られる。
一方貼合せは接着剤を用いた接着、粘着テープによる
接着に加え超音波ウエルダーや熱プレスにより基板と保
護部材を直接溶着してもよい。
次いで、保護部材を設けたシート状の光記録媒体は21
の切断機によって個別の光記録媒体15に分離される。分
離された光記録媒体15は搬送ベルト14によって送られ
る。また光記録媒体を切断した後の残材12はドラム13に
巻き取られる。切断は油圧プレスを用いたオス/メス型
の打抜き、またはレーザー切断等が用いられる。
本発明に於ては樹脂シートを連続のまま加工するので
切断工程に至るまでは該樹脂シートそのものが移動する
為比較的簡単なロールによる送りのみで搬送が行われ
る。
樹脂シートと保護部材の貼合せは或いは光記録媒体の
打抜きの工程に於て位置合せを自動的に行う為の機構は
必要に応じて設けられる。即ち保護部材で空気層を設け
るものでは記録領域外で貼合せを行う為、プリフオーマ
ツトが形成されている位置を検出し、保護部材の凹凸加
工部が対応位置になるよう、左右の位置移動や前後の送
り調整を行うのが好ましい。
打抜き工程では光記録媒体の場合、特に精度が要求さ
れる為例えば基板の内周又は外周の検出の為にレーザー
スポツトの反射光を検出したり、CCDで基板上のグルー
ブ又は別に設けたマーカーの読み取りで位置信号を検出
し、打ち抜き用プレスの移動を行うなどの、打抜き手段
と打抜き位置の位置合せ機構を設けることが好ましい。
これ等の位置合せを必要な自由度で行う為記録層の形
成以降はシートはある程度の“たるみ”を持たせて送ら
れるのが好ましい。又第3図のように塗布面がシートの
下側に設けられるものでは、塗布面への塵埃の付着の防
止に有利であるが、搬送用ローラ20は記録面となる塗布
面と接しないようシート端部で保持するローラを使用す
るのが好ましい。
ところで第3図に示された工程中で最後に行われる光
記録媒体の切断は充分短時間で行うことが可能であるが
上述した切断用のマーカー等を用いた場合に於ても切断
時には切断精度向上のため樹脂シートが停止しているの
が好ましい。一方樹脂シートの溶融押出し、凹凸プリフ
オーマツトの形成及び記録層の形成時には樹脂シートの
厚さの不均一、樹脂シート内の歪みの発生、凹凸プリフ
オーマツトの転写不良及び記録層の塗りムラ等の欠陥を
防ぐために樹脂シートの形成及び搬送は一定の速度で行
われるのが好ましい。
そこで本発明に於ては、連続したシートで送られる工
程と、樹脂シートを停止させて行う切断工程を連続的に
行うために切断工程の前に樹脂シートをたるませる機構
を設けるのが好ましい。
第3図において19はたるみ機構であってローラー20の
位置をばねによって上下させることにより切断工程の間
欠送りと樹脂押し出し工程から保護部材の積層工程まで
の連続搬送とを接続して両工程を連続的に行うことがで
きる。
更に第1図に示した工程に加え凹凸プリフオーマツト
を形成した樹脂シートの帯電による塵埃付着を防止する
ために適宜徐電及び塵埃除去の工程を挿入してもよく、
又必要個所例えば樹脂シートの溶融押出し部から保護部
材の形成工程までをクリーントンネルで覆うことは塵埃
付着を防止するという点で好ましい。
実用上はこれ等の工程中、もしくは工程終了後ラベル
貼りやロツト番号の印刷、ケースへの収納等を任意に付
加することが可能である。又各種の検査工程及び検査結
果に基くフイールドバック等も必要に応じて設けられ
る。例えば光学的検査として複屈折や媒体塗布膜の透過
率、反射率、キズやゴミ混入の欠陥検査、シート厚み、
形成された溝の良否を判定するための測定、及びデイス
クカードとしての性能上の評価等を工程の途中又は後に
設けることができる。
なお、本発明の光記録媒体の製造方法において凹凸プ
リフオーマツトパターンの付いたロール状スタンパーは
従来の光記録媒体用基板の製造に用いられるニツケルス
タンパーを鏡面研磨したローラーに貼り付けたり、ロー
ラー基材に直接或いはローラー基材にパターン形成層を
設けた後、そこにフオトリソ技術を用いて凹凸プリフオ
ーマツトパターンを形成して作成することができる。
また本発明のプリフオートマツトローラー4に形成さ
れるプリフオートマツトのパターンとは具体的には例え
ば幅0.5μm〜2μm、ピツチ1.0μm〜5μm,深さ200
Å〜5000Å程度のスパイラルや同心円或いは平行の光デ
イスクや光カード用トラツキンググルーブや幅2μm〜
5μmピツチ8μm〜15μm程度、深さ200Å〜5000Å
程度のスパイラルや同心円或いは平行な光デイスクや光
カード用トラツキンググルーブに対応するパターンであ
る。
実施例 次に本発明を実施例を用いて更に詳細に説明する。
実施例1 本発明の光記録媒体の製造装置として第1図に示す装
置を用いた。
基盤材料となる樹脂ペレツトとしてポリカーボネート
(数平均分子量35000)(商品名パンライトL−1250,PA
NLITE;帝人化成(株)製)を用いた。
T−ダイ12の温度は295℃と押出し幅は200mmでロール
状スタンパ4、鏡面ロール3.5の直径は300mm,長さ400mm
としてロール状スタンパ4と鏡面ロール3及び4と鏡面
ロール5の間隔は1.20mmとした。ローラー4、及び3の
回転速度ω4は等しくし、ローラー4の回転速度
(ω)とローラー5の回転速度(ω)の比ω4
=1.004とした。
ロール状スタンパー4としては第5図に示すように半
径r2=64mm、及びr1=29mmの円で囲まれたドーナツ状の
領域にピツチ1.6μm幅1.0μm深さ1000Åのスパイラル
状のトラツク溝を転写するためのプリフオーマツトパタ
ーンを有する平板状スタンパーを接着剤で貼り付けたも
のを用いた。このスタンパーはNi電鋳で作成した。又、
T−ダイとロール状スタンパー4及び鏡面ロール3の挟
圧点の距離は7.5cmとし、樹脂シートの搬送は、2m/min
で行った。この様にして製造したプリフオーマツト及び
鏡面の転写された樹脂シートのプリフオーマツトの転写
精度,複屈折,平面度について測定した。
その結果は表−1に示す。
次に記録層塗工液としてポリメチン系色素(商品名IR
−820;日本化薬(株)製)をジアセトンアルコールに溶
解させて3wt%溶液としたものを用いて、樹脂シートの
プリフオーマツト形成面全面に、乾燥膜厚が1000Åとな
る様にグラビアコーターで塗布した。記録層塗布時の樹
脂シートの表面温度は40℃であった。
塗膜乾燥後 次いで、このシート状の光記録媒体を内径15mmφ,外
径130mmφのドーナツ状に切断して光デイスクを製造し
た。1時間この条件で製造を行い1200枚の光デイスクを
得た。この様にして製造したデイスクの記録層の反射率
ムラを測定した。その結果は表−1に示す。
実施例2〜5 実施例1の条件を下記に示す値に変えた他は、実施例
1と同様にして光デイスクを製造した。
以上実施例2〜5で得られた光デイスクの転写精度,
複屈折,表面精度について測定し、その結果を表−1に
示す。
実施例6 実施例1と同様の樹脂シートへのプリフオーマツトの
形成及び記録層の形成工程に次いで、第3図に記録層の
乾燥工程として30℃に加温された0.2μmのエアーフイ
ルターを通した乾燥空気をシートの流れと反対方向より
3mのトンネル内に層流を生じるように1m/min〜5m/min程
度で流し乾燥させてシート状の光記録媒体を作成した。
次いで、第6図に示すように保護部材9として0.2mm
のポリカーボネート樹脂シートに高さ0.4mmの凸部41を
真空成型し、前記シート状光記録媒体と、その記録領域
外で接するよう位置合わせを行い、保護部材表面にコー
トされた接着剤9′によって記録領域外で貼合せを行っ
た。切断はトラツク用案内溝をレーザーによって読み取
って位置合せを行って、プレスのオス,メス型で打抜い
た。打抜き速度は、12個/mで行った。切断工程は保護層
貼合わせまでを2m/minの連続移動で行ってきたがここで
は間欠動作となる。
この切断は充分短時間で行うことが可能であるが、シ
ートの送りが連続でないため、保護部材形成と切断の間
にはこの送りが可能なようシートを“たるませる”機構
を設けた。
実施例7 光カードの製造装置として、第4図に示す装置を用い
た。基板材料となる樹脂ペレツトとして、数平均分子量
35000のポリカーボネート(商品名パンライトL−125
0);帝人化成(株)製)を用いた。
T−ダイの温度は310℃、押出し幅は200mmで、又、ロ
ール状スタンパー4及び鏡面ロール3.5の直径は300mm長
さ400mm各々の回転速度ω43はω4=1,ω4
=1.002とした。ロール状スタンパー4は、縦300m
m,横200mmの長方形の領域にその長手方向に平行に、ピ
ツチ12μm幅3μm深さ2700Åのトラツク溝を転写する
為プリフオーマツトパターンを有する、厚さ0.1mmのNi
製のスタンパーをロール状スランパー基材に接着剤で貼
付けて作成した。
T−ダイと、ロール状スタンパー4及び鏡面ロール3
による挟圧点までの距離は、8cmとし樹脂シートの搬送
は、4m/minで行った。この様にして製造したプリフオー
マツト及び鏡面の転写された樹脂シートのプリフオーマ
ツトの転写精度,複屈折,表面精度について測定した。
その結果は表−2に示す。
次に記録層塗工液として、ポリメチン系色素(商品名
IR−820;日本化薬(株)製)を、ジアセトンアルコール
に溶解させて3wt%溶液としたものを用いて、樹脂シー
トのプリフオーマツト形成面全面に、乾燥膜厚が1000Å
となる様にグラビアコーターで塗布した。記録層塗布時
の樹脂シートの表面温度は35℃であった。
塗膜乾燥後 次いで、このシート状の光記録媒体の記録層上にロー
ル22に巻かれた厚さ0.3mmのホツトメルト型接着剤付ポ
リカーボネート樹脂シート9の保護部材を積層して110
℃に加熱した圧着ローラ23,24で熱圧着して保護部材を
貼り合せた。
続いて、打ち抜き手段21で縦85mm横54mmの長方形に切
断して光カードを製造した。こうして得た光カードの反
射率ムラを測定した。その結果を表−2に示す。
参考例1〜7 実施例1の各条件を下記に示す値とした他は実施例1
と同様にして光デイスクを製造した。
以上参考例1〜7で得られた光デイスクの基盤用樹脂
シートの転写精度,複屈折,表面精度を、又、光ディス
クについて反射率ムラについて測定し、その結果を表−
3に示す。
但し、各々のデータの測定方法は以下の通りである。
・転写精度 転写精度とは、プリフオーマツトの転写された樹脂シ
ートの幅方向に任意の10点の断面を走査型電子顕微鏡で
観測してプリフオーマツトの深さを測定した時の平均値
とスタンパーのプリフオーマツトの高さの比率を示し
た。
・複屈折 波長830mm,スポット径1mmφのレーザー光で、シング
ルパスでの値を測定した。測定にはポーラリメータ(商
品名SP224型;神港精機(株)製)を用いた。
・平面度 記録層を塗布せずに光デイスク又は光カードの所定の
大きさに、切断した樹脂シートを平坦な定盤に置いたと
きの、高低差の最大値を示した。
・反射率ムラ 記録層を形成して、切断した光記録媒体の反射率を分
光光度計(大塚電子(製))[波長830nmスポツト径1m
m]で測定した時に下式で表される値A 〔発明の効果〕 以上説明した様に本発明によれば、樹脂シートの形成
から凹凸プリフオーマツトの附形、更に記録層の表面ま
でを簡単な構成で連続一貫工程で光記録媒体を製造でき
る為量産性に優れ、低コストの光記録媒体の製造方法を
提供することができる。また凹凸プリフオーマツトの形
成に湿式処理を有さず、現像液による記録層への悪影響
もない。更に、樹脂シート中に複屈折性等光学的異方性
が少なくエラーレートの少さい優れた光記録媒体を得る
ことができる。
更に本発明は樹脂シートへのプリフオーマツトの形成
工程と記録層の塗布工程の間に樹脂シートの複屈折の除
去工程や表面の平滑化の工程等が不要となり、より簡単
な構成で、精度の良い光記録媒体を連続的に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施態様を表わす模式的断面図
である。 第2図及び第3図は保護部材形成工程及び切断工程まで
を連続的に有する本発明の他の実施態様を表わす模式的
断面図である。 第4図はプリフオーツト形成領域を表わす平面図であ
る。 第5図は保護部材の貼り合せ工程の一実施態様を表わす
模式的断面図である。 1……押出し成形機 2……樹脂シート 3,5……鏡面ロール 4……ロール状スタンパー 6……グラビアロール 7……押圧ロール 8……記録層塗工液 8′……記録層 9……保護部材 9′……接着材 10……トンネル乾燥炉 11……ホツパー 12……ダイ 13……ドラム 14……搬送ベルト 15……光記録媒体 18,20……搬送ローラー 19……たるみ機構 21……切断機 22……保護部材のフイルダー 23,24……圧着ロール 25……プリフオーマツト形成領域 31……挟圧点 41……保護部材成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 三東 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−184814(JP,A) 特開 昭60−219028(JP,A) 特開 昭62−140817(JP,A) 特公 昭63−31847(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 59/00 - 59/04 B29D 17/00 G11B 7/26

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】T−ダイから樹脂を熔融押出しして形成し
    た樹脂シートを、該樹脂シートが硬化する前にプリフォ
    ーマットローラ及び該プリフォーマットローラの第1の
    側に隣接して配置したローラとで挟圧する工程;及び 挟圧された該樹脂シートを該プリフォーマットローラの
    円弧周面に密着させ、次いで該プリフォーマットローラ
    の第2の側に配置した第3ローラに引き取らせる工程;
    を有する光記録媒体用基板シートの製造方法において、 ・該プリフォーマットローラの周速をω、該第3のロ
    ーラの周速をωとしたときに、ω4が下記の関係
    を満たす様に該プリフォーマットローラ及び該第3ロー
    ラの回転速度を調整し、 1<ω4≦1.004 ・該T−ダイの温度は、該樹脂のガラス転移温度(Tg)
    +110℃〜Tg+200℃の範囲とし、 ・該樹脂シートが該プリフォーマットローラと該ローラ
    とで挟圧される挟圧点と該T−ダイとの間の距離を20cm
    以下とし、 ・該樹脂シートを0.3〜10m/分で搬送せしめることを特
    徴とする光記録媒体用基板シートの製造方法。
  2. 【請求項2】前記周速比が下記の関係を満たす請求項1
    の光記録媒体用基板シートの製造方法。 1.001≦ω4≦1.003
  3. 【請求項3】前記周速比が下記の関係を満たす請求項1
    の光記録媒体用基板シートの製造方法。 1.001≦ω4≦1.0025
  4. 【請求項4】T−ダイから樹脂を熔融押出しして形成し
    た樹脂シートを、該樹脂シートが硬化する前にプリフォ
    ーマットローラ及び該プリフォーマットローラの第1の
    側に隣接して配置したローラとで挟圧し、次いで該樹脂
    シートを該プリフォーマットローラの円弧周面に密着さ
    せ、更に該プリフォーマットローラの第2の側に配置し
    た第3ローラに引き取らせて、一方の表面にプリフォー
    マットが転写された光記録媒体用基板シートを製造する
    工程;と 該光記録媒体用基板シートのプリフォーマット形成面に
    記録層を形成する工程;とを有する光記録媒体の製造方
    法において、 ・該プリフォーマットローラの周速をω、該第3のロ
    ーラの周速をωとしたときに、ω4が下記の関係
    を満たすように該プリフォーマットローラ及び該第3の
    ローラの回転速度を調整し、 1<ω4≦1.004 ・該T−ダイの温度を該樹脂のガラス転移温度(Tg)+
    110℃〜Tg+200℃の範囲とし、 ・該樹脂シートが該プリフォーマットローラと該ローラ
    とで挟圧される挟圧点と該T−ダイとの間の距離を20cm
    以下とし、 ・該樹脂シートを0.3〜10m/分で搬送し、また ・該記録層の形成を該樹脂シートの表面が50℃以下とな
    った後に行なうことを特徴とする光記録媒体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記周速比が下記の関係を満たす請求項4
    の光記録媒体の製造方法。 1.001≦ω4≦1.003
  6. 【請求項6】前記周速比が下記の関係を満たす請求項5
    の光記録媒体の製造方法。 1.001≦ω4≦1.0025
  7. 【請求項7】有機色素を含有する液体を該基板シートの
    表面に塗布して該記録層を形成する請求項4の光記録媒
    体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記光記録媒体用基板シートのプリフォー
    マット形成面に記録層を形成する工程に続いて記録層の
    形成面に保護部材を積層する工程、及び該記録層及び該
    保護層が積層された該光記録媒体用基板シートを個別の
    記録媒体に切断する工程を連続的に有する請求項4の光
    記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】前記光記録媒体用基板シートを形成する工
    程、前記光記録媒体用基板シートに記録層を形成する工
    程及び前記記録層の形成面に保護部材を形成する工程ま
    では該樹脂シートを連続的に搬送し、前記個別の記録媒
    体に切断する工程は該樹脂シートを間欠的に搬送する請
    求項5の光記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】該T−ダイと前記挟圧点との距離を15cm
    以下とする請求項4の光記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】該T−ダイと前記挟圧点との距離を10cm
    以下とする請求項10の光記録媒体の製造方法。
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