JPH05114026A - 画像合成装置 - Google Patents

画像合成装置

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JPH05114026A
JPH05114026A JP3302337A JP30233791A JPH05114026A JP H05114026 A JPH05114026 A JP H05114026A JP 3302337 A JP3302337 A JP 3302337A JP 30233791 A JP30233791 A JP 30233791A JP H05114026 A JPH05114026 A JP H05114026A
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JP
Japan
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image
image data
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memory
magnification
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JP3302337A
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English (en)
Inventor
Isao Yazaki
勇夫 矢▲崎▼
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この装置は、主画像データ中の指定された領
域に、拡大あるいは縮小された副画像データの指定され
た表示範囲を填め込み合成画像を得る。この場合に、画
像メモリ走査開始点指定部13は、倍率指定レジスタ1
1と主画像中領域指定レジスタ5と副画像表示範囲指定
レジスタ12の出力を受け入れ、減算器、加算器、シフ
タ等を用いて走査開始点を演算する。 【効果】 フレームメモリ1と画像メモリ3を、同一タ
イミングのアドレス信号を用いてアクセスし、その出力
を選択しながら画像合成を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレームメモリに格納さ
れた主画像データの一部に画像メモリに格納された副画
像データを合成する画像合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ションなど各種の計算機システムにおいて、ディスプレ
イ上での画像合成が広く行われている。図2に従来の画
像合成装置ブロック図を示す。図の装置はフレームメモ
リ1と画像メモリ3とを備えている。フレームメモリ1
には最終的に表示部6のディスプレイに表示される主画
像データが格納されている。また、画像メモリ3には主
画像データと合成されるべき副画像データが格納され
る。この副画像データは外部装置2から入力する。フレ
ームメモリ1の出力と画像メモリ3の出力とは、切換部
4に入力し、何れか一方の出力データが選択されて表示
部6に向け出力される構成とされている。表示部6は、
カソードレイチューブ(CRT)などからなる表示装置
により構成される。この表示部6には、上記主画像デー
タと副画像データの合成された合成画像データが表示さ
れる。
【0003】ここで、この装置は、主画像データ中の指
定された領域に副画像データの指定された表示範囲の画
像を填め込み表示する。主画像中領域指定レジスタ5
は、主画像データ中の指定された領域に対応するアドレ
ス信号に従って、切換部4の選択動作を制御する。ま
た、この装置は、切換部4に主画像データおよび副画像
データを送り込む際に、フレームメモリ1と画像メモリ
3とを同一タイミングのアドレス信号によってアクセス
できるように、画像メモリ走査開始点指定レジスタ7を
設けている。この役割を次の図3を用いて説明する。
【0004】図3は従来の画像合成法説明図(1)であ
る。まず、図3に示すデータは、フレームメモリに格
納された主画像データを示す。そして、その内側の枠に
囲まれた部分が、主画像データ中の指定された領域Rで
ある。この主画像データが、フレームメモリ中でX方向
に主走査され、Y方向に副走査されるとした場合、領域
Rの走査開始点は(Xb,Yb)となる。一方、画像メ
モリはフレームメモリと同一の容量を持つ。そして、こ
こに主画像データと同様の1フレーム分の副画像データ
が格納される。図3のに示す副画像データにおいて、
主画像データの領域Rに表示されるべき表示範囲Pは、
図の枠に囲まれた部分である。この副画像データをX方
向に主走査し、Y方向に副走査した場合、その走査開始
点は(Xa,Ya)となる。
【0005】ここで、図2に示す切換部4に、主画像デ
ータおよび副画像データを入力する際、フレームメモリ
1と画像メモリ3を同一タイミングのアドレス信号によ
りアクセスする。このために、副画像データの走査開始
点を図3のA点からB点に移す。即ち、主画像データは
図3に示すデータの左上部分から走査を開始し、に
示す副画像データはB点から走査を開始する。このよう
にすれば、図3のおよびに示すように、同一タイミ
ングのアドレス信号でアクセスした場合に、主画像デー
タ中の指定された領域Rをアクセスする際、ちょうど副
画像データの表示範囲Pのアクセスが開始される。従っ
て、この領域Rを検出した段階で主画像データの代わり
に副画像データを図2に示す表示部6に送るよう選択を
切り換えれば、領域Rに表示範囲Pの副画像データが填
め込まれた合成画像データが得られる。
【0006】これが図2に示す装置の動作原理である。
なお、この場合に、副画像データを格納した画像メモリ
3の走査開始点を移動すべく、図3に示すようにXa−
XbとYa−Ybの演算を行う。そしてその結果を図2
に示す画像メモリ走査開始点指定レジスタ7に格納す
る。なお、図3に示した例は、XaがXbよりも大き
く、YaがYbよりも大きい場合である。しかしなが
ら、例えばXaがXbよりも小さく、YaがYbよりも
小さい場合にはその取り扱いが異なる。
【0007】図4にこのような場合の従来の画像合成法
説明図(2)を示す。図4のに示す主画像データに
は、先に示した例と同様に指定された領域Rが表されて
いる。また、に示す副画像データにはその表示範囲P
が示されている。この例では、Xa、Xb、Ya、Yb
の大きさが図3に示す場合と反対になっているため、図
4に示す主画像データのアクセスと同一タイミングの
アドレス信号を用いて副画像データをアクセスした場合
に、図4とに示すように領域Rと表示範囲Pが一致
するためには、図4に示す通り、走査開始点をA点か
らB点に移す必要がある。このような方法により、走査
開始点は見かけ上図4のに示すように、副画像データ
の左上隅よりもさらに左上のC点に移る。これにより、
図3に示した場合と同様の結果が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来装置は、ちょうどフレームメモリに格納された主
画像データと画像メモリの格納された副画像データが、
それぞれ例えば1フレーム分により構成され、同一タイ
ミングのアドレス信号を用いてデータの読み出しを行
い、切換部4に向け出力するものであった。しかしなが
ら、例えば主画像データ中の指定された領域に副画像デ
ータ中の指定された表示範囲の拡大あるいは縮小された
画像を填め込み、合成画像データとするような要求もあ
る。このような場合、上記のような構成の回路のみでは
適切な画像合成を行うことができない。また、この主の
画像合成は、プロセッサの側で演算処理によるアドレス
信号の発生によって行うこともできるが、プロセッサの
負担を軽減するためには上記のような比較的簡単なハー
ドウエアによる合成処理が好ましい。本発明は、以上の
点に着目してなされたもので、副画像データを拡大し、
あるいは縮小して、主画像データの中の指定された領域
に合成することのできる画像合成装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一発明は、主
画像データを格納するフレームメモリと、前記主画像デ
ータ中の指定された領域に合成される画像を含む副画像
データを前記フレームメモリと対応するアドレスに格納
する画像メモリと、この画像メモリから読み出した前記
副画像データを指定された倍率に縮小する倍率変換部
と、主画像データ中の指定された領域の表示座標と、倍
率変換後の副画像データの指定された表示範囲の表示座
標と、指定された倍率とから、画像メモリ走査開始点を
指定する画像メモリ走査開始点指定部とを備え、この画
像メモリ走査開始点指定部は、倍率変換後の副画像デー
タの指定された表示範囲の表示座標から、主画像中の指
定された領域の表示座標を引く減算器と、この減算器の
出力を前記倍率に相当するビット数だけシフトするシフ
タとを備えたことを特徴とする画像合成装置に関する。
【0010】本発明の第二発明は、主画像データを格納
するフレームメモリと、前記主画像データ中の指定され
た領域に合成される画像を含む副画像データを前記フレ
ームメモリと対応するアドレスに格納する画像メモリ
と、この画像メモリから読み出した前記副画像データを
指定された倍率に拡大する倍率変換部と、主画像データ
中の指定された領域の表示座標と、倍率変換後の副画像
データの指定された表示範囲の表示座標と、指定された
倍率とから、画像メモリ走査開始点を指定する画像メモ
リ走査開始点指定部とを備え、この画像メモリ走査開始
点指定部は、主画像中の指定された領域の表示座標を受
け入れ、前記倍率に相当するビット数だけシフトするシ
フタと、このシフタの出力を、倍率変換後の副画像デー
タの指定された表示範囲の表示座標から引く減算器と、
主画像中の幅に対応するデータを受け入れ、前記倍率に
相当するビット数だけシフトするシフタと、このシフタ
の出力側に設けたゲートと、倍率変換後の副画像データ
の指定された表示範囲の表示座標が、主画像中の指定さ
れた領域の表示座標より小さい場合に前記ゲートを開く
よう制御する比較器と、前記減算器の出力と前記ゲート
の出力とを加算する加算器とを備えたことを特徴とする
画像合成装置に関する。
【0011】
【作用】この装置は、主画像データ中の指定された領域
に、拡大あるいは縮小された副画像データの指定された
表示範囲を填め込み合成画像を得る。この場合に、画像
メモリ走査開始点指定部は、倍率指定レジスタと主画像
中領域指定レジスタと副画像表示範囲指定レジスタの出
力を受け入れ、減算器、加算器、シフタ等を用いて走査
開始点を演算する。これにより、フレームメモリと画像
メモリを、同一のアドレス信号を用いてアクセスし、そ
の出力を選択しながら画像合成を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の画像合成装置実施例を示す概略
ブロック図である。図の装置にはフレームメモリ1およ
び画像メモリ3が設けられている。このフレームメモリ
1には主画像データが格納され、画像メモリ3には副画
像データが格納される。なお、この画像メモリ3に格納
する副画像データは、例えば図2に示したものと同様
に、外部装置において生成され転送されるものとする。
フレームメモリ1の出力は切換部4に入力する。また、
画像メモリ3の出力は倍率変換部10を介して切換部4
に入力する。切換部4の構成はすでに図2で説明した切
換部と同様である。また、切換部4の選択したデータを
表示する表示部6の構成も図2に示した従来装置と同様
である。
【0013】切換部4には、主画像データ中で、副画像
データに含まれる所定のデータを填め込む領域を指定す
るために、主画像中領域指定レジスタ5が設けられてい
る。また、本発明の装置は、画像メモリ3に格納された
副画像データを拡大あるいは縮小した後、主画像データ
と合成する。この拡大あるいは縮小倍率を指定するため
に、倍率指定レジスタ11が設けられている。さらに、
図2で説明したと同様の要領で走査開始点を定める画像
メモリ走査開始点指定部13が設けられている。
【0014】この画像メモリ走査開始点指定部13は、
従来のように単に加減算処理された後の走査開始点デー
タを格納するレジスタのみから構成されるものではな
い。即ち、倍率指定レジスタ11と主画像中領域指定レ
ジスタ5と副画像表示範囲指定レジスタ12の出力を受
け入れて、所定の演算処理をする回路から構成される。
なお、副画像表示範囲指定レジスタ12は、副画像デー
タ中の主画像データに合成されるべき表示範囲を示す座
標を格納するレジスタである。また、倍率変換部10
は、副画像データを受け入れ、間引きあるいは間挿によ
って画像データをX方向、あるいはY方向に拡大縮小す
る、画像処理技術上よく知られた回路から構成される。
【0015】図5に縮小時の倍率変換部動作説明図を示
す。図に示すように、画像メモリ3に格納された副画像
データがX方向に主走査され、Y方向に副走査されるも
のとする。この場合のX方向の幅をDとした場合に、例
えばこの幅を2分の1あるいは4分の1あるいは8分の
1に縮小すると、図に示すようなデータ構成となる。即
ち、この時画像メモリ3に格納されたX方向左端からa
の距離にあるA点は、2分の1縮小時は左端から2分の
a、4分の1縮小の場合には左端から4分のa、8分の
1縮小の場合には左端から8分のaの距離に位置する。
【0016】図6に画像メモリ走査開始点指定部動作説
明図(1)を示す。この図を用いて、図5に示したよう
な画像データの縮小を行った場合の、図1に示す画像メ
モリ走査開始点指定部13の演算処理動作を説明する。
図6に示した主画像データは図1のフレームメモリ1
に格納されている。ここにすでに図3などを用いて説明
したように、主画像データ中に、合成のための指定され
た領域Rが設定されている。一方、図6の画像メモリ
の中の副画像データにも合成のための表示範囲Pが設定
されている。なお、ここでは便宜上、副画像データのX
方向の縮小のみを取り扱う。即ち、Y方向の縮小につい
てはX方向の縮小と同様であるため、説明簡略化のた
め、以下すべてX方向の縮小とX方向の座標のみを表示
して説明を進める。
【0017】図6の主画像データ中の領域Rは、左端
からbの位置より走査が開始される。一方、図6の副
画像データの表示範囲Pは、左端からaを2m乗倍した
位置から走査が開始される。ここで、画像メモリに格納
された副画像データを2のm乗分の1に縮小した場合、
図6のに示したように、幅が2のm乗分の1のデータ
が得られる。この場合、表示範囲Pはちょうどの主画
像データの領域Rと一致する形状となる。また、のデ
ータにおける表示領域PのX方向の走査開始点は左端か
らaの位置になる。このようなのデータとのデータ
について同一タイミングのアドレス信号でアクセスを行
い、領域Rに表示範囲Pを表示しようとすると、先に図
3などを用いて説明した要領で、aからbを差し引いた
位置が走査開始点となる。これを図6に示す。
【0018】しかしながら、実際にアクセスを行う対象
は図6に示す縮小前の画像メモリである。従って、実
際の画像メモリをアクセスする座標を決定するために次
のような演算を行う。即ち、図6に示すように、縮小
後の副画像データの走査開始点がcを2のm乗分の1倍
した点であるとすると、これはa−bに等しい。従っ
て、これからcを求めると、図6のに示すように、走
査開始点の座標はa−bに2のm乗倍を乗じた値とな
る。即ち、上記cの値を画像メモリのX方向の走査開始
点とすれば、図1に示す倍率変換部10によって、副画
像データが2のm乗分の1に縮小された場合に、ちょう
ど同一タイミングのアドレス信号を使用し、領域Rに表
示範囲Pを填め込む合成画像を得ることができる。
【0019】図7は画像メモリ走査開始点指定部動作説
明図(2)である。図6と図7の関係は、すでに従来技
術において説明した図3と図4の関係に等しい。即ち、
図7に示すように、フレームメモリに格納された主画
像データ中の指定された領域Rが比較的右端に近い部分
にあり、その走査開始点bが、aを2のm乗分の1倍し
たに示す副画像データの走査開始点よりも大きい場合
には、図7に示すように、主走査幅Dからb−aを差
し引いた点が見かけ上の走査開始点となる。この関係は
すでに図4において説明したと同様である。この場合に
実際の画像メモリの走査開始点を求めるために、図6で
説明したと同様の演算処理を行う。これが図7に示し
たものである。即ち、cを2のm乗分の1で除したもの
と、主走査幅Dからb−aを差し引いた値とを等しく置
き、これをcについて整理する。その結果は図6のに
おいて説明したと同様となる。即ち、図7に示すよう
に、画像メモリの走査開始点はa−bに2のm乗倍を乗
じた値となる。
【0020】上記のように、図1に示した画像メモリ3
に副画像データを格納し、これを倍率変換部10におい
て縮小し、切換部4においてフレームメモリ1の出力と
合成する場合には、画像メモリ走査開始点指定部13で
の演算処理を、図6、図7で説明した通りに行えばよい
ことがわかる。図8に縮小用の画像メモリ走査開始点指
定部ブロック図を示す。画像メモリ走査開始点指定部1
3は、この図のようなブロック構成とすることができ
る。
【0021】図の回路は、副画像表示範囲指定レジスタ
12と、主画像中領域指定レジスタ5の出力を受け入
れ、前者から後者を差し引く減算器21と、この減算器
21の出力を受け入れ、倍率指定レジスタ11により指
定されたビット数だけデータをシフトさせるシフタ22
から構成される。副画像表示範囲指定レジスタ12に
は、先に図6および図7で説明した副画像データの表示
範囲の走査開始点となるaの値が入力する。また、主画
像中領域指定レジスタ5には、主画像データの領域の走
査開始点を示すbの値が入力する。また、倍率指定レジ
スタ11には、縮小倍率であるmの値が入力する。減算
器21は、即ちa−bの演算を行い、シフタ22は、減
算器21の出力をmビットシフトさせる。これによっ
て、a−bを2のm乗倍することができる。その結果、
先に説明した画像メモリの走査開始点であるcが出力さ
れる。
【0022】Y軸についてもX軸と同様で、このような
走査開始点を画像メモリ走査開始点指定部13が指定
し、フレームメモリ1をアクセスするためのアドレスに
この走査開始点アドレスを加算する。その結果、フレー
ムメモリ1と画像メモリ3を同一タイミングのアドレス
信号を用いてアクセスし、主画像データ中の指定された
領域に副画像データの指定された表示範囲の縮小画像を
填め込み、合成画像を得ることができる。
【0023】図9に拡大時の倍率変換部動作説明図を示
す。図1に示す倍率変換部10が、副画像データを拡大
して切換部4に出力する場合には次のような動作とな
る。即ち、図9に示す画像メモリ3中の主画像データ
は、その主走査幅をDとした場合に、2倍に拡大すれば
2D、4倍に拡大すれば4Dとなる。この時画像メモリ
3中の左端から主走査方向にaの位置にあるA点は、そ
れぞれ左端から2a、4aの点に位置することになる。
X方向に2のm乗倍した場合にも同様である。このよう
な拡大された副画像データを主画像データの指定された
領域に填め込む場合には、その走査開始点は次のように
して求められる。
【0024】図10は画像メモリ走査開始点指定部動作
説明図(3)である。このフレームメモリに格納された
主画像データには、図のように指定された領域Rが設
定されている。そのX方向の走査開始点は左端からbの
距離にある。一方、画像メモリ中に格納された副画像デ
ータには図に示すように表示範囲Pが設定され、その
走査開始点は左端からaの位置にある。この副画像デー
タを例えば2のm乗倍した場合には、図に示すように
表示範囲Pの幅も2のm乗倍となり、その走査開始点は
左端からaを2のm乗倍した位置にくる。この時、主画
像データ中の指定された領域Rに副画像データの表示範
囲Pがちょうど填まり合う形状となる。この時、図10
のに示すデータとに示すデータを重ね合わせ、領域
Rと表示範囲Pが重なり合うようにした場合、図のよ
うにその画像メモリ座標系の走査開始点はaを2のm乗
倍したものからbを差し引いた値となる。
【0025】しかしながら、これはすでに図6で説明し
た通り実際の画像メモリをアクセスする座標ではない。
実際の画像メモリの走査開始点をcと置き、mとaとc
の関係を求めると図10のに示すような関係となる。
従って、図に示すように、cについて整理し実際の画
像メモリ上の走査開始点座標を求めると、aからbの2
のm乗分の1を差し引いた値となる。
【0026】図11は画像メモリ動作開始点指定部動作
説明図(4)を示す。図10と図11の関係はちょうど
図6と図7の関係に等しい。即ち、図11に示すよう
に、フレームメモリに格納された主画像データ中の指定
された領域Rがフレームの右端に近く位置する場合、そ
の領域Rの走査開始点bが画像メモリに格納された副画
像データの表示範囲の走査開始点aよりも大きい場合、
この方法による。図11はに示した副画像データの
幅を2のm乗倍したものである。これらの関係は図10
で説明したと同様である。そして、図11において領
域Rと表示範囲Pとを重ね合わせて走査開始点を求め
る。この場合、図11に示すようにcを2のm乗倍し
たものと上記走査開始点とが等しくなる。これをcにつ
いて整理すると、図11に示す要領で画像メモリ上の
走査開始点座標が求められる。これは画像メモリの主走
査幅Dを2のm乗分の1した値に図10で求めた値を加
算したものとなる。以上のように、図1に示す倍率変換
部10において、副画像データを2のm乗倍した場合に
は、aとbの大きさの関係によって異なる演算処理によ
り走査開始点を求めることになる。このような演算処理
を実現するためには次のような回路が必要となる。図1
2に拡大用の画像メモリ走査開始点指定部ブロック図を
示す。この図には、図8で説明したと同様の副画像表示
範囲指定レジスタ12と、主画像中領域指定レジスタ5
と、倍率指定レジスタ11の出力を受け入れる回路が設
けられている。
【0028】即ち、副画像表示範囲指定レジスタ12の
出力は、減算器26と比較器25に入力する。また、主
画像中領域指定レジスタ5の出力は、シフタ23と比較
器25に入力する。さらに、倍率指定レジスタ11の出
力は、シフタ23およびシフタ24のシフト量制御端子
に入力する。さらに、シフタ24には主走査幅Dが入力
する。一方、シフタ23の出力は減算器26に入力す
る。また、ゲート27にはシフタ24の出力が入力し、
比較器25の出力によってゲートが開閉制御される構成
とされている。また、減算器26とゲート27の出力は
加算器28に入力し、両者が加算された結果画像メモリ
走査開始点が演算される構成とされている。副画像表示
範囲指定レジスタ12に入力するデータ、主画像中領域
指定レジスタ5に入力するデータ、および倍率指定レジ
スタ11に入力するデータは図8において説明したと同
様のデータである。
【0029】ここで、シフタ23は倍率指定レジスタ1
1の指定する倍率mに従ってbをmビットシフトする。
これによってbの2のm乗分の1が演算される。この結
果が減算器26に入力しaから差し引かれる。そして、
減算器26の出力が加算器28に出力される。ゲート2
7の出力がない場合には、加算器28の出力は減算器2
6の出力そのままとなる。これは図10の状態における
画像メモリ上の走査開始点座標と一致する。
【0030】即ち、副画像表示範囲指定レジスタ12の
出力するaと、主画像中領域指定レジスタ5の出力する
bとを比較器25で比較して、aがbよりも大きい場合
にはゲート27は閉じたままとなり、これが図10に示
す状態となる。一方、bがaよりも大きい場合には、比
較器25の出力によってゲート27が開かれる。その結
果、主走査幅Dがシフタ24によって2のm乗分の1倍
され、これがゲート27を介して加算器28に入力す
る。こうして図11に示した演算処理が加算器28にお
いて行われ、図11の状態の画像メモリ走査開始点が求
められる。本発明は以上の実施例に限定されない。上記
各回路の回路ブロックはそれぞれ同様の機能を持つ既知
の回路に置き換えて差し支えない。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明の画像合成装置は、
フレームメモリに格納された主画像データの指定された
領域に、画像メモリに格納された副画像データの指定さ
れた表示範囲の画像を填め込み、合成画像を得る場合
に、副画像データを縮小あるいは拡大した後に、その合
成を行うことができる。しかも、その合成処理はフレー
ムメモリと画像メモリを同一タイミングのアドレス信号
を用いてアクセスすればよく、複雑なアドレスの演算処
理を必要としない。従って、拡大縮小された画像の合成
処理をプロセッサに負担をかけることなく高速で実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像合成装置実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図2】従来の画像合成装置概略ブロック図である。
【図3】従来の画像合成法説明図(1)である。
【図4】従来の画像合成法説明図(2)である。
【図5】縮小時の倍率変換部動作説明図である。
【図6】画像メモリ走査開始点指定部動作説明図(1)
である。
【図7】画像メモリ走査開始点指定部動作説明図(2)
である。
【図8】縮小用の画像メモリ走査開始点指定部ブロック
図である。
【図9】拡大時の倍率変換部動作説明図である。
【図10】画像メモリ走査開始点指定部動作説明図
(3)である。
【図11】画像メモリ動作開始点指定部動作説明図
(4)である。
【図12】拡大用の画像メモリ走査開始点指定部ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 3 画像メモリ 4 切換部 5 主画像中領域指定レジスタ 6 表示部 11 倍率指定レジスタ 12 副画像表示範囲指定レジスタ 13 画像メモリ走査開始点指定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/265 7337−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主画像データを格納するフレームメモリ
    と、 前記主画像データ中の指定された領域に合成される画像
    を含む副画像データを前記フレームメモリと対応するア
    ドレスに格納する画像メモリと、 この画像メモリから読み出した前記副画像データを指定
    された倍率に縮小する倍率変換部と、 主画像データ中の指定された領域の表示座標と、倍率変
    換後の副画像データの指定された表示範囲の表示座標
    と、指定された倍率とから、画像メモリ走査開始点を指
    定する画像メモリ走査開始点指定部とを備え、 この画像メモリ走査開始点指定部は、 倍率変換後の副画像データの指定された表示範囲の表示
    座標から、主画像中の指定された領域の表示座標を引く
    減算器と、 この減算器の出力を前記倍率に相当するビット数だけシ
    フトするシフタとを備えたことを特徴とする画像合成装
    置。
  2. 【請求項2】 主画像データを格納するフレームメモリ
    と、 前記主画像データ中の指定された領域に合成される画像
    を含む副画像データを前記フレームメモリと対応するア
    ドレスに格納する画像メモリと、 この画像メモリから読み出した前記副画像データを指定
    された倍率に拡大する倍率変換部と、 主画像データ中の指定された領域の表示座標と、倍率変
    換後の副画像データの指定された表示範囲の表示座標
    と、指定された倍率とから、画像メモリ走査開始点を指
    定する画像メモリ走査開始点指定部とを備え、 この画像メモリ走査開始点指定部は、 主画像中の指定された領域の表示座標を受け入れ、前記
    倍率に相当するビット数だけシフトするシフタと、 このシフタの出力を、倍率変換後の副画像データの指定
    された表示範囲の表示座標から引く減算器と、 主画像の幅に対応するデータを受け入れ、前記倍率に相
    当するビット数だけシフトするシフタと、 このシフタの出力側に設けたゲートと、 倍率変換後の副画像データの指定された表示範囲の表示
    座標が、主画像中の指定された領域の表示座標より小さ
    い場合に前記ゲートを開くよう制御する比較器と、 前記減算器の出力と前記ゲートの出力とを加算する加算
    器とを備えたことを特徴とする画像合成装置。
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