JPH05113988A - 入出荷作業スケジユーリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、種々の状況変化に対応しながら入
出荷スケジュールを自動的に作成でき、これによって人
間系の負担を大幅に軽減化することにある。 【構成】 各配車に係わる入出荷作業の優先条件データ
を記憶する作業優先度情報記憶手段（２〜４）、在庫欠
品情報を記憶する在庫欠品情報記憶部６、出荷計画情報
を記憶する出荷計画情報記憶部７を設ける。そして、出
荷作業順位制御手段８では、前記記憶部の情報を用いて
出荷品目の欠品有無を判断し、欠品有りのとき当該出荷
作業の作業待ち情報に欠品フラグを設定し、欠品無しの
とき出荷作業の作業優先度情報の優先条件データと前回
までの作業待ち情報の優先条件データとを比較して作業
順位を決定し、一方、入荷作業順位制御手段では、同じ
く前記記憶部の情報を用いて入荷品目の中に欠品品目が
有るとき欠品フラグをもつ作業待ち情報の出荷作業の前
に当該配車の入荷作業を行うように順位を決定する

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、各種の製造業や販売業
の物流業務に利用される入出荷作業スケジューリング装
置に係わり、特に種々の状況変化に対応しながら入出荷
スケジュールを作成可能な入出荷作業スケジューリング
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、製造業などの物流業務では、工場
などで製造された各完成品を箱詰めまたは段ボール詰め
した後、これら箱詰めまたは段ボール詰めされた製品を
一時的に管轄地域内のセンターに集荷し、ここから箱詰
めまたは段ボール詰めされた製品が得意先運送会社等の
配車によって各ユーザへ配送されているが、このときセ
ンター側には物流管理用計算機が導入され、作業員の指
示の下に在庫管理や入出荷作業のコントロールを行って
いる。

【０００３】ところで、近年、顧客の都合による緊急出
荷、得意先運送会社への優先出荷、欠品品目の優先入荷
等が頻発し、物流業務における入出荷作業の作業順序に
対する改善，見直しの要望が強く求められてきている。

【０００４】しかし、現状では、以上のような要望が出
されているにも拘らず、入出荷トラックの受付け順に作
業指示を発行しているので、緊急性があっても通常扱い
の作業順番待ちとなり、先着トラックの作業が終了した
後に作業を開始する運用であり、しかも入出荷受付後に
人間系による判断を取り入れて作業順序をコントロール
しているのが実状である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような入出荷作業の運用の場合には、得意先に指定時間
までに製品を届けるといったサービスを提供することが
難しく、また入出荷量の変化や優先出荷に対する作業の
順番変更に際し、現場の作業員が作業状況，作業待ち状
況および在庫等の状況を適確に把握しながらコントロー
ルする必要があり、人間系の負担が非常に高く、しかも
煩雑で非能率的なものである。

【０００６】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、人間系の関与なしに入出荷量の変化、作業現場の状
況、顧客の都合等による要因の変化、さらには定期的な
変化等に柔軟、かつ、容易に対応しながら自動的に出荷
スケジュールまたは入出荷スケジュールを作成する出荷
または入出荷作業スケジューリング装置を提供すること
を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】先ず、請求項１に対応す
る発明は上記課題を解決するために、入力端末から入力
される各配車に係わる出荷作業の優先条件データを順次
登録しながら作業優先度情報を作成し記憶する作業優先
度情報作成手段の他、在庫欠品情報を記憶する在庫欠品
情報記憶部および前記配車の出荷受付け情報に基づいて
作成される出荷計画情報を記憶する出荷計画情報記憶部
を設け、前記配車の出荷受付け情報に基づいて動作し、
前記作業優先度情報，在庫欠品情報および出荷計画情報
を用いて出荷品目の欠品有無を判断し、欠品有りの場合
には当該出荷作業に係わる作業待ち情報に欠品フラグを
設定し、欠品無しの場合には前記作業優先度情報のうち
所要とする優先条件データを設定するとともに、当該出
荷作業に係わる優先条件データと既に前回までの出荷順
位決定済みの作業待ち情報の優先条件データとを比較し
て当該出荷作業の出荷順位を決定する出荷作業順位制御
手段を設けた出荷作業スケジューリング装置である。

【０００８】次に、請求項２に対応する発明は、請求項
１に対応する発明の構成に、さらに新たに配車の入荷受
付け情報に基づいて動作し、前記作業優先度情報および
在庫欠品情報を用いて前記入荷受付け情報の中の入荷品
目について欠品品目が有るか否かを判断し、欠品品目が
有るときには前記欠品フラグをもつ前記作業待ち情報の
出荷作業の前に当該入荷作業を行うように順位を決定す
る入荷作業順位制御手段を付加した入出荷作業スケジュ
ーリング装置である。

【０００９】

【作用】従って、請求項１に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、各配車の出荷受付け情報を
受付けると、出荷作業順位制御手段では、作業優先度情
報の優先条件データと既に前回までの登録済みの作業待
ち情報とを比較しながら自動的に出荷順位を決定するの
で人間系の負担を大幅に軽減化でき、また在庫欠品情報
および出荷計画情報から出荷品目の欠品有無を判断し、
欠品有りの場合には当該出荷作業に係わる作業待ち情報
に欠品フラグを設定するので、何れの配車の出荷作業の
ときに欠品が生じているか否かを容易に把握でき、か
つ、欠品品目が入荷されたとき当該欠品品目の入荷を急
ぐことが可能となる。

【００１０】次に、請求項２に対応する発明は、請求項
１に対応する発明と同様な作用の他、配車の入荷受付け
情報を受付けたとき、入荷作業順位制御手段では、前記
作業優先度情報および在庫欠品情報を用いて前記入荷受
付け情報の中の入荷品目について欠品品目が有るか否か
を判断し、欠品品目が有るときには前記欠品フラグをも
つ前記作業待ち情報の出荷作業の前に当該入荷作業を行
うように順位を決定するので、欠品の生じている出荷作
業を円滑に行うことができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本発明による入出荷作業スケジュー
リング装置の一実施例を示すブロック図である。

【００１２】同図において１は物流管理計算機であっ
て、この計算機１には入出荷作業の作業優先順位を決定
する種々の優先条件データを入力する作業優先度入力端
末２が接続され、ここから入力された優先条件データは
作業優先度登録手段３に送られる。この作業優先度登録
手段３は、作業優先度入力端末２から入力される優先条
件データを図２に示すエリア構成を持つ作業優先度情報
記憶部４の該当エリアに順次登録し作業優先度情報を作
成する。

【００１３】従って、作業優先度情報記憶部４には、図
２に示すように出荷の場合には「１」，入荷の場合には
「２」とする作業区分を設けた入出荷区分４ａ、運送会
社その他の会社などをコードで表した運送会社コード４
ｂ、各運送会社などの配車を特定する配車ＮＯ４ｃ、数
値の大きさに対応して優先条件を高く設定した優先度４
ｄ、優先作業時間４ｅ、欠品時優先有り時に「１」のフ
ラグ，欠品時優先無し時に「０」のフラグを立てる欠品
入荷有無４ｆ、欠品が生じたときにどの程度の必要性有
りか例えば「９９」を最大と考える欠品優先度４ｇなど
のエリアで構成されている。図中＊はどの運送会社、ど
の配車でも可能であることを示す。また、優先作業時間
とは、例えば 優先度「４」 ……… 優先作業時間６０分 優先度「３」 ……… 優先作業時間３０分

【００１４】の優先条件が設定されている場合、優先度
「３」の運送会社の配車が８：００に受付けを行い、そ
の後、優先度「４」の運送会社の配車が８：５０に受け
付けを行ったとすると、５０分の遅れが有るが、優先度
「４」の優先作業時間６０分以内であるので、優先度
「４」の運送会社の配車が優先されることを意味する。

【００１５】５は配車の例えば到着順序に基づいて必要
な入出荷作業受付け情報を入力する入出荷受付端末であ
って、この端末５は例えば作業優先度入力端末２と一体
のもの、或いは別体のものでもよい。６は在庫状況，つ
まり在庫欠品情報を記憶する在庫欠品情報記憶部であっ
て、例えば図３に示すように欠品の品目コード６ａと欠
品在庫量６ｂからなるエリアで構成されている。７は入
出荷受付端末５による配車の受付け順番に従って出荷計
画情報を記憶する出荷計画情報記憶部であって、例えば
図４に示すように配車ＮＯ７ａ、運送会社コード７ｂ、
出荷する品目のコード７ｃおよび出荷数量７ｄなどのエ
リアによって構成されている。また、この物流管理計算
機８には出荷作業順位制御手段８と入荷作業順位制御手
段９が設けられている。

【００１６】この出荷作業順位制御手段８は、入出荷受
付端末５からの作業受付け情報に基づいて出荷作業、入
荷作業の区別および作業順位の決定を行うものであっ
て、具体的には作業優先度情報記憶部４の作業優先度情
報（図２）、在庫欠品情報記憶部６の在庫欠品情報（図
３）、出荷計画情報記憶部７の出荷計画情報（図４）を
用いて、後記する図６に示すフローチャートに従って出
荷作業時の最適な作業順位を決定し作業待ち情報記憶部
１０に登録する機能をもっている。

【００１７】一方、入荷作業順位制御手段９は、欠品品
目の発生時に該当製品を積載する配車の入荷作業を優先
作業と決定するものであり、具体的には作業優先度情報
（図２）、在庫欠品情報記憶部６の在庫欠品情報（図
３）および作業待ち情報（図５）を用いて、後記する図
７に示すフローチャートに従って出荷作業に欠品品目が
発生しているとき、該当製品を積載する配車の入荷作業
を出荷作業に先立って入荷するような順位を決定して作
業待ち情報記憶部１０に登録する機能をもっている。

【００１８】従って、作業待ち情報記憶部１０は、例え
ば図５に示すように配車ＮＯ１０ａ、運送会社コード１
０ｂ、入出荷配車か出荷配車を表す入出荷区分１０ｃ、
配車が入出荷受付端末５に受付けられた受付時間１０
ｄ、優先度１０ｅ、欠品区分１０ｇなどのエリアで構成
され、配車の入出荷作業の作業順番に並ぶように記憶さ
れ、かつ、途中から優先度の高い入出荷作業が入ったと
きに順次作業順位が下位に順送りされるようになってい
る。

【００１９】１１は作業待ち情報出力手段であって、作
業待ち情報記憶部１０から順次作業待ち情報を読み出し
て作業待ち情報表示端末１２に出力する。この作業待ち
情報表示端末１２は前記作業優先度入力端末および入出
荷受付端末５と一体のもの或いは別体のものが用いられ
る。次に、以上のように構成された装置の動作に関し、
出荷作業順位制御と入荷作業順位制御とに分けて説明す
る。 （１） 出荷作業順位制御について。

【００２０】出荷作業順位制御手段８は、入出荷受付端
末５からの受付けタイミングにより起動され、図６に示
すフローチャートに従って実行される。すなわち、出荷
作業順位制御手段８では、入出荷受付端末５から入力さ
れる入出荷受付の内容から出荷受付けと判断すると（Ｓ
１）、作業優先情報（図２）を読み込み（Ｓ２）、さら
に出荷計画情報記憶部７および在庫欠品情報記憶部７か
らそれぞれ出荷計画情報（図４）および在庫欠品情報
（図３）を読み込んだ後（Ｓ３，Ｓ４）、特に出荷計画
情報の品目コード７ｃと在庫欠品情報の品目コード６ａ
とから受付けた出荷作業の出荷品目が欠品であるか否か
を判断する（Ｓ５）。

【００２１】ここで、出荷品目が欠品であると判断した
とき、出荷作業を欠品待ちとするために図５に示す作業
待ち情報の欠品区分１０ｇに欠品フラグを設定し（Ｓ
６）、一方、欠品でなければ作業優先度情報の優先度４
ｄを同じく図５に示す作業待ち情報の優先度に設定する
（Ｓ７）。

【００２２】しかる後、作業待ち情報記憶部１０に登録
するために、当該作業待ち情報記憶部１０から前回まで
作業待ち状態にある作業待ち情報を読み込み（Ｓ８）、
当該作業の受付時間から優先作業時間（図２の４ｅ）を
引いた時間（優先割り込み時間）を算出し、得られた時
間と他の作業待つ情報の受付時間１０ｄとの関係から出
荷順位を位置づける（Ｓ９）。そして、位置付けした順
位に既に作業が存在するか否かを判断し（Ｓ１０）、同
じ順位（優先度）の作業があれば作業順番を既に登録ず
みの作業の下位に設定し（Ｓ１１）、また同じでなけれ
ば決定した順位に設定した後、作業待ち情報記憶部１０
に登録する（Ｓ１２）。 （２） 入荷作業順位制御について。

【００２３】入荷作業順位制御手段９は、入出荷受付端
末５からのタイミングにより起動され、図７に示すフロ
ーチャートに従って実行される。すなわち、入荷作業順
位制御手段９では、入出荷受付端末５から入出荷受付の
内容から入荷受付けと判断すると（Ｓ２１）、作業優先
情報（図２）を読み込んだ後（Ｓ２２）、この作業優先
情報の欠品入荷有無４ｆに欠品時優先有りのフラグ
「１」が有るか否かを判断し（Ｓ２３）、欠品時優先有
りのフラグが設定されている場合には、在庫欠品情報記
憶部６の在庫欠品情報（図３）および作業待ち情報記憶
部１０の前回までの作業待ち情報（図５）をそれぞれ読
み込み（Ｓ２４，Ｓ２５）、入出荷受付端末５で受付け
た入荷品目が欠品品目に該当するか否かを判断する（Ｓ
２６）。

【００２４】この判断の結果、入荷品目が欠品品目でな
ければ、欠品優先指定なしと同様に作業優先情報（図
２）に基づいて作業順位の決定を行う（Ｓ２７）。一
方、入荷品目が欠品品目であると判断したときには、前
述のステップＳ６にて作業待ち情報（図５）の欠品区分
１０ｇに欠品フラグを立てて入荷待ちの状態あるか否か
を判断する（Ｓ２８）。ここで、入荷待ちの状態に有る
場合には、当該出荷作業の前に入荷作業を行えるように
作業順位を出荷待ち作業の前に設定する（Ｓ２９）。一
方、入荷待ちの状態になければ、作業優先情報（図２）
の優先度に基づいて作業順位の決定を行う（Ｓ３０）。

【００２５】そして、以上のようにして作業順位を決定
した後、作業待ち情報記憶部１０に登録する（Ｓ３
１）。従って、以上の出荷作業順位制御手段８および入
荷作業順位制御手段９のデータ処理によって入出荷の作
業順位が整然と決定され、作業待ち情報記憶部１０に保
管されるものである。

【００２６】そこで、作業待ち情報出力手段１１では、
出荷作業順位制御および入荷作業順位制御によって登録
された作業待ち情報を読み出して作業待ち情報表示端末
１２に表示すれば、作業員はその表示端末１２の作業待
ち情報の順位に従って入出荷作業を行えば、入出荷量の
変化、作業現場の状況、顧客の都合等による要因の変
化、さらには定期的な変化等に柔軟、かつ、容易に対応
しつつ入出荷スケジュールを作成でき、従来のようにサ
ービスが低下するといった問題を解決でき、しかも、人
間系の負担は入出荷受付端末５から所要とするデータを
入力するだけでよく、よって人間系の負担が非常に軽く
なり、入出荷作業を円滑、能率よく行うことができる。

【００２７】なお、上記実施例では、作業優先度情報記
憶部４、在庫欠品情報記憶部６、出荷計画情報記憶部７
および作業待ち情報記憶部１０にそれぞれ所要とするデ
ータエリアを設けたが、例えば配車単位でスケジューリ
ングを構築する場合には作業優先度情報その他の情報か
ら運送会社コードを不要にすることが可能であり、また
欠品優先度４ｇが必ずしも必要とするものでない。ま
た、在庫状況を考えずに入出荷の順位だけを決定する場
合には欠品在庫量６ｂや出荷数量７ｄも必ずしも必要と
しない。

【００２８】さらに、入荷作業順位制御手段９では、作
業優先度情報の欠品入荷有無４ｆを見た後、在庫欠品情
報および作業待ち情報を読み取って欠品品目の有無を判
断したが、逆のステップで処理してもよい。すなわち、
入荷品目が在庫欠品情報および作業待ち情報から欠品品
目と判断したとき、作業優先度情報の欠品入荷有無４ｆ
を見るようにしてもよい。その他、本発明はその要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。

【００３０】請求項１の発明では、自動的に出荷順位を
決定できるので人間系の負担を大幅に軽減化でき、また
何れの配車の出荷作業のときに欠品が生じているか否か
を容易に把握できる。

【００３１】次に、請求項２の発明は、入荷品目の中に
既に出荷作業時に欠品が生じる品目を有するとき、作業
待ち情報の出荷作業の前に入荷作業を入れることがで
き、これによって欠品品目における出荷作業を円滑に行
うことができる。

【００３２】従って、これら請求項１，２の発明によれ
ば、人間系の関与なしに入出荷量の変化、作業現場の状
況、顧客の都合等による要因の変化、さらには定期的な
変化等に柔軟、かつ、容易に対応しながら自動的に出荷
スケジュールまたは入出荷スケジュールを作成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係わる入出荷作業スケジューリング
装置の一実施例を示すブロック図。

【図２】 図１の作業優先度情報記憶部のエリア構成を
示す図。

【図３】 同じく図１の在庫欠品情報記憶部のエリア構
成を示す図。

【図４】 同じく図１の出荷計画情報記憶部のエリア構
成を示す図。

【図５】 同じく図１の作業待ち情報記憶部のエリア構
成を示す図。

【図６】 同じく図１の出荷作業順位制御手段の動作を
説明するフローチャート。

【図７】 同じく図１の入荷作業順位制御手段の動作を
説明するフローチャート。

【符号の説明】

１…物流管理計算機、２…作業優先度入力端末、３…作
業優先度登録手段、４…作業優先度情報記憶部、５…入
出荷受付端末、６…在庫欠品情報記憶部、７…出荷計画
情報記憶部、８…出荷作業順位制御手段、９…入荷作業
順位制御手段、１０…作業待ち情報記憶部、１１…作業
待ち情報出力手段、１２…作業待ち情報表示端末。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力端末から入力される各配車に係わる
   出荷作業の優先条件データを順次登録しながら作業優先
   度情報を作成し記憶する作業優先度情報作成手段と、在
   庫欠品情報を記憶する在庫欠品情報記憶部と、前記配車
   の出荷受付け情報に基づいて作成される出荷計画情報を
   記憶する出荷計画情報記憶部と、前記配車の出荷受付け
   情報に基づいて動作し、前記作業優先度情報，在庫欠品
   情報および出荷計画情報を用いて出荷品目の欠品有無を
   判断し、欠品有りの場合には当該出荷作業に係わる作業
   待ち情報に欠品フラグを設定し、一方、欠品無しの場合
   には前記作業優先度情報のうち所要とする優先条件デー
   タを設定するとともに、当該出荷作業に係わる優先条件
   データと既に前回までの出荷順位決定済みの作業待ち情
   報の優先条件データとを比較して当該出荷作業の出荷順
   位を決定する出荷作業順位制御手段とを備え、 この出荷作業順位制御手段によって決定された出荷順位
   に従って前記各配車の出荷作業を行うことを特徴とする
   出荷作業スケジューリング装置。
2. 【請求項２】 入力端末から入力される各配車に係わる
   入出荷作業の優先条件データを順次登録しながら作業優
   先度情報を作成し記憶する作業優先度情報作成手段と、
   在庫欠品情報を記憶する在庫欠品情報記憶部と、前記配
   車の入出荷受付け情報に基づいて作成される出荷計画情
   報を記憶する出荷計画情報記憶部と、前記配車の出荷受
   付け情報に基づいて動作し、前記作業優先度情報，在庫
   欠品情報および出荷計画情報を用いて出荷品目の欠品有
   無を判断し、欠品有りの場合には当該出荷作業に係わる
   作業待ち情報に欠品フラグを設定し、一方、欠品無しの
   場合には前記作業優先度情報のうち所要とする優先条件
   データを設定するとともに当該出荷作業に係わる優先条
   件データと既に前回までの出荷順位決定済みの作業待ち
   情報の優先条件データとを比較して当該出荷作業の出荷
   順位を決定する出荷作業順位制御手段と、前記配車の入
   荷受付け情報に基づいて動作し、前記作業優先度情報お
   よび在庫欠品情報を用いて前記入荷品目の中に欠品品目
   が有るか否かを判断し、欠品品目が有るときには前記欠
   品フラグをもつ前記作業待ち情報の出荷作業の前に当該
   配車の入荷作業を行うように順位を決定する入荷作業順
   位制御手段とを備え、 前記出荷作業順位制御手段および入荷作業順位制御手段
   によって決定された入出荷の作業待ち情報に従って前記
   各配車の入出荷作業を行うことを特徴とする入出荷作業
   スケジューリング装置。