JPH0511366A - 原稿サイズ検出装置 - Google Patents

原稿サイズ検出装置

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JPH0511366A
JPH0511366A JP3164248A JP16424891A JPH0511366A JP H0511366 A JPH0511366 A JP H0511366A JP 3164248 A JP3164248 A JP 3164248A JP 16424891 A JP16424891 A JP 16424891A JP H0511366 A JPH0511366 A JP H0511366A
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JP
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light
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JP3164248A
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English (en)
Inventor
Ichiro Bessho
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿サイズ検出装置に関し、誤検出を防止で
きるようにした原稿サイズ検出装置を提供することを目
的とする。 【構成】原稿台ガラス101の下方に出退するアーム4
01に原稿検出センサ407〜410を設け、所定の基
準時とその後の所定の時に基準反射面411に対する原
稿検出センサの受光素子407bの受光量を検出し、基
準時の受光量と同等になるように原稿検出センサの発光
素子の発光量を調整するように構成する。また、実機に
組み込んだ後、原稿検出位置にアーム401を出して原
稿なし状態で発光素子407bの発光量を最大値から段
階的に減少させながら受光素子407bの出力が反転す
る初期センサ光量調整信号と、原稿あり状態で発光素子
の発光量を最小値から段階的に増大させながら受光素子
407bの出力が反転する初期センサ光量調整信号とを
検出し、両初期センサ光量調整信号の間でセンサ光量調
整信号を確定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式複写機、フ
ァクシミリ送受信機、イメージリーダ等に設けられる原
稿サイズ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機等において、原稿台
ガラスの下方の原稿検出位置と、原稿台ガラスの横側下
方の退避位置とにわたって移動可能に設けたアームと、
該アームに支持された原稿検出センサとを備え、原稿検
出センサが発光素子と受光素子とを有する原稿サイズ検
出装置が設けられている。
【0003】この原稿サイズ検出装置は、次のようにし
て原稿センサを模擬的環境で初期調整をした後、実機に
組み込まれる。即ち、原稿台ガラスとアームとの位置関
係が原稿検出位置に対応するような模擬的な環境を作
り、原稿台ガラスに反射率が異なる2種類の基準チャー
トを順に載せ、反射率の高い方(原稿台ガラス上に原稿
が置かれた状態に対応し、例えば、OD値0.64)の
基準チャートに対して原稿センサの出力が「L」とな
り、反射率の低い方(原稿台ガラス上に原稿が置かれて
いない状態に対応し、例えば、OD値1.04)の基準
チャートに対して原稿センサの出力が「H」となるよう
に発光素子に流れる電流をボリウムで調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、初期調整
を模擬的に行う場合には、実機への組付け寸法誤差や、
基準チャートからの反射を原稿無し時の原稿カバーから
の反射に置き換えるなどの実使用条件とは違うことによ
る調整誤差が生じ、誤検出につながることがある。
【0005】このような誤差を無くすためには、実機に
原稿サイズ検出装置を組み込んだ後にボリウムで発光素
子に流れる電流を調整する方法がある。しかし、この方
法は非常に工数がかかるので実用的ではなく、採用でき
ない。更に、原稿センサの経時変化や汚れに対する調整
は行われていないので、これらに起因する誤検出の発生
を防止することはできない。
【0006】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、これらの誤検出を防止するため、センサ発光
量の自動的な初期調整及び再調整を可能にした原稿サイ
ズ検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、原稿検出位置と、退避位置とにわたって移動可能に
設けたアームと、該アームに支持された原稿検出センサ
とを備え、原稿検出センサが発光素子と受光素子とを有
する原稿サイズ検出装置において、上記退避位置の上方
に設けた所定の反射率を有する基準反射面と、所定の基
準時に退避位置に位置する原稿検出センサの受光素子に
基準反射面から受光される受光量を記憶する記憶手段
と、基準時から後の所定の時に退避位置に位置する原稿
検出センサの受光素子に上記基準反射面から受光され
る、その時点の受光量と記憶手段に記憶された基準時の
受光量とを比較し、現在の受光量が基準時の受光量と同
等になるように発光素子の発光量を調整する発光量調整
手段とを設けたことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の本発明は、原稿検
出位置と、退避位置とにわたって移動可能に設けたアー
ムと、該アームに支持された原稿検出センサとを備え、
原稿検出センサが発光素子と受光素子とを有する原稿サ
イズ検出装置において、実機に組み込まれた後、原稿な
し状態で発光素子の発光量を最大値から段階的に減少さ
せる一方、原稿あり状態で発光素子の発光量を最小値か
ら段階的に増大させる発光量調整手段と、原稿なし状態
で受光素子の出力が反転する初期センサ光量調整信号と
原稿あり状態で受光素子の出力が反転する初期センサ光
量調整信号とを検出するセンサ光量調整信号初期値検出
手段と、検出された両初期センサ光量調整信号の間でセ
ンサ光量調整信号を確定するセンサ光量調整信号確定手
段とを設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明においては、基準反射
面に対する基準時の受光素子の受光量と現在の受光量と
が比較され、その時点の受光量が基準時の受光量と同等
になるように発光素子の発光量が調整されて、原稿セン
サの経時変化や汚れによる検出誤差が補正されることに
なる。
【0010】また、請求項2に記載の本発明において
は、実機に原稿サイズ検出装置を組み込んでから、原稿
なし状態で発光素子の発光量を最大値から段階的に減少
させながら受光素子の出力が反転する初期センサ光量調
整信号が検出され、また、原稿あり状態で発光素子の発
光量を最小値から段階的に増大させながら、原稿あり状
態で受光素子の出力が反転する初期センサ光量調整信号
が検出され、検出された両初期センサ光量調整信号の間
でセンサ光量調整信号が確定されるので、実機組立後に
自動的に原稿サイズ検出装置の初期調整が行われること
になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の一実施例に係る原稿サイズ検出装
置が組み込まれた複写機の縦断正面図であり、この複写
機100は、原稿台ガラス101の上に載置された原稿
を露光ランプ102でスキャンし、原稿からの反射光を
光学系103を介して感光体ドラム104に露光させる
ようにしている。
【0012】感光体ドラム104は図上、反時計回り方
向に回転し、その表面の各点に帯電チャージャ105に
よって所定の電荷を与えられた後、露光され、静電潜像
を形成される。この後、現像器106から供給されるト
ナーが静電潜像に吸着され、トナー画像が形成される。
トナー画像は転写チャージャ107によって感光体ドラ
ム104の表面からシートに転写され、感光体ドラム1
04に残留する残留トナーはクリーニング装置108に
よって除去される。また、感光体104に残留する電荷
は除電ランプ109によって除去される。
【0013】シートは、複写機100の左側部に設けた
手差しテーブル110、上段給紙カセット111あるい
は下段給紙カセット112から供給され、タイミングロ
ーラ113によって感光体ドラム104の回転に同期し
て感光体ドラム104と転写チャージャ107との間の
転写領域に送り出される。転写領域でトナー画像を転写
されたシートは分離チャージャ114によって感光体ド
ラム104から分離され、搬送ベルト115によって定
着装置116に送られる。定着装置116でトナー像を
加熱定着されたシートは排出ローラ117によって複写
機100の右側部に設けた排紙トレイ118に排出され
る。
【0014】原稿台ガラス101及びこれに載置された
原稿は原稿押さえカバー119、あるいは、図示しない
自動原稿供給装置(ADF)によって覆われる。図2に
示すように、原稿押えカバー119はヒンジ125を介
して複写機100の機枠120に揺動可能に支持され、
その開き角度が所定の基準角度、例えば30°以上であ
るか否かを検出するスイッチKSWが機枠120の後上
部に設けられる。
【0015】このスイッチKSWは、原稿押えカバー1
19の開き角度が30°未満である場合にはオフとな
り、原稿押えカバー119の開き角度が30°以上であ
る場合にはオンとなる。また、図2に示すように、機枠
120の前上部には、この押えカバー119が閉じられ
たことを検出するためのリードスイッチOSWが設けら
れ、押えカバー119(あるいはADF)の前縁部には
このリードスイッチOSWに対応するマグネット122
が埋設されている。このリードスイッチOSWは、原稿
押さえカバー119が閉じられた時にはオンになり、原
稿押さえカバー119が開かれるとオフになる。また、
ADFが装着される場合には、ADFを原稿台ガラス1
01に被せた時にオンになり、ADFの制御が複写機1
00の制御に関連付けられるようになる。
【0016】図3に示すように、上記原稿台ガラス10
1及び複写機100の上面外装板121の下方で、露光
ランプ102が水平移動する高さとほぼ同じ高さに原稿
サイズ検出装置400のアーム401が配置され、この
アーム401は、その基端部が原稿台ガラス101の原
稿合わせの基準端A側で複写機100の機枠119に固
定された縦軸の支持ピン402に回転自在に外嵌され、
平面視で原稿台ガラス101から外れた退避位置(イ)
と、原稿台ガラス101の下方に斜めに突き出る原稿検
出位置(ロ)との間を往復揺動できるように設けてあ
る。また、図3及び図4に示すように、このアーム40
1は、ソレノイド403によってベルクランク404及
びリンク405を介して退避位置(イ)から原稿検出位
置(ロ)に駆動されるとともに、この駆動力が取り除か
れた時にバネ406によって退避位置(イ)に自動復帰
するようにしてある。ここでは、バネ406がアーム4
01の上側で上記支持ピン402の外側に巻き付けたコ
イルバネで構成されているが、これに代えてぜんまいバ
ネを用いてもよい。
【0017】通常の複写時におけるソレノイド403へ
の通電は後述するCPU501により制御され、原稿押
さえカバー119が30°以上開かれた時にオンされ、
原稿押さえカバー119が閉じられた時にオフされる。
なお、ソレノイド403によってアーム401を原稿検
出位置(ロ)から退避位置(イ)に駆動し、バネ406
によって原稿検出位置(ロ)にアーム401を自動復帰
させるように構成することも可能であるが、本実施例の
ようにバネ406によってアーム401を退避位置
(イ)に自動復帰させるように構成する方が、ソレノイ
ド403の断線故障時にアーム401が複写の邪魔にな
らない退避位置(イ)に戻されるので有利である。
【0018】また、ソレノイド403がアーム401を
原稿検出位置(ロ)を超えて移動しないように、図3に
示すように、アーム401の基端部を原稿検出位置
(ロ)で受け止めるストッパ407が設けられ、更に、
アーム401が退避位置(イ)に位置することを検出す
るスイッチTSWが設けられる。図3及び図4に示すよ
うに、このアーム401には4個の原稿センサ407〜
410がアーム401の長手方向に適当な間隔を置いて
固定され、図3に示すように、アーム401の退避位置
(イ)の上側の機枠120の下面には、各原稿センサ4
07〜410に対応して各基準チャート411が設けら
れる。この機枠120の下方には原稿台ガラス101を
受け止める支持枠123が設けられ、この支持枠123
には、図6に示すように各原稿センサ407〜410か
ら対応する基準チャート411に照射される光と基準チ
ャート411から各原稿センサ407〜410に反射さ
れる光とを妨げないように、各原稿センサ407〜41
0に対応する位置に開口部124が形成される。
【0019】上記各原稿センサ407〜410は同じ構
成を備えているので、最もアーム401の基端部に近い
原稿センサ407を例にとって図5及び図6に基づいて
説明する。原稿センサ407は、斜めに光を発射する発
光素子407aと、上からの光を受光する受光素子40
7bとを備え、アーム401が原稿検出位置(ロ)にあ
る場合において原稿台ガラス101の上に原稿Dがない
場合には発光素子407aから発射された光線が原稿台
ガラス101を透過した後、図5の仮想線で示すように
斜め上方に進むので、受光素子407bには光がほとん
ど入射せず、受光素子407bの出力Voutは「H」
となる。また、原稿台ガラス101の上に原稿Dがある
場合には、発光素子407aから発射された光線が原稿
台ガラス101を透過した後、原稿Dで乱反射され、図
5の細線で示すようにその一部分が再び原稿台ガラス1
01を透過して受光素子407bに入射し、受光素子4
07bの出力Voutは「L」となる。更に、アーム4
01が退避位置(イ)にある場合には、図6に示すよう
に、発光素子407aから支持枠123の開口部124
を通過した光が基準チャート411で乱反射し、再び開
口部124を通過して受光素子407bに受光される。
【0020】図7に示すように、原稿センサ407の発
光素子407aと受光素子407bとは同期回路407
cで同期して作動させることにより(ダイナミック作
動)、発光素子407a以外から発せられた光に受光素
子407bが感応することを防止している。また、上記
発光素子407aの発光量は、後述するCPU501か
らのセンサ光量調整信号Vrを電圧/電流変換回路30
7dで電圧/電流変換し、発光素子407aに流れる電
流値を増減して調整できるようにしている。更に、受光
素子407bからは、同期回路407cを介して出力さ
れる「H」あるいは「L」のセンサ出力Voutの他
に、基準チャート411の乱反射光を受光するときに直
接出力される基準チャート受光量レベル信号Veが出力
されるようにしてある。
【0021】次に、図8に基づき複写機100の制御回
路500について説明する。複写機100の制御回路の
中枢となるCPU501の入力ポート群には、図2に概
略的に示す操作パネル600の各種キー、原稿押えカバ
ー119(あるいは、ADF)が閉じられたことを検出
するリードスイッチOSW、原稿押えカバー119が3
0°以上開かれたことを検出するスイッチKSW、アー
ム401が退避位置(イ)にあることを検出するスイッ
チTSW等のスイッチ類と、各原稿センサ407〜41
0等のセンサ類が接続される。また、CPU501に
は、内部タイマ502、累積枚数カウンタ503、メモ
リ504が接続される。更に、CPU501の出力ポー
ト群には、各原稿センサ407〜410にセンサ光量調
整信号Vrを出力するD/A変換回路505、メインモ
ータM1、その他のモータM2,M3、ソレノイド40
3等の駆動源及び用紙搬送系に設けたクラッチCL等の
伝動装置を制御するメカニカルコントロール部506、
光学系の露光ランプ出力等を制御する光学系制御部50
7、操作パネル600に設けた各種表示部等が接続され
る。なお、CPU501は各原稿センサ407〜410
から出力される「H」または「L」レベル信号からなる
各センサ出力Voutと受光素子の受光量の増減に対応
して増減する電圧信号からなる各基準チャート受光量レ
ベル信号Veとをそれぞれ別の入力ポートに入力するよ
うにしている。
【0022】更に、上記CPU501の入力ポート群に
は、機内に設けられ、原稿サイズ検出センサ発光量の初
期設定モードを開始させる原稿サイズ検出センサ発光量
初期設定モードキー609と、機内に設けられ、原稿サ
イズ検出センサ発光量の初期値を確定するセンサ発光量
初期値確定キー610が接続される。上記CPU501
は次のようなメインルーチンに従って複写機100を制
御するように構成される。すなわち、図9に示すよう
に、電源の投入によってメインルーチンが開始される
と、先ず、初期設定(S1)が行われ、次に複写機10
0の制御のサイクルタイムを設定する内部タイマ502
のセット(S2)が行われ、その次に、操作パネル60
0の各種キー、リードスイッチOSW、スイッチKS
W、スイッチTSW等のスイッチ類、センサ類等の信号
を入力する入力処理ルーチン(S3)が行われる。この
後、原稿サイズ検出センサ発光量設定ルーチン(S
4)、原稿サイズ検出センサ発光量補正ルーチン(S
5)、原稿サイズ検出ルーチン(S6)、異常検出ルー
チン(S7)、コピー処理ルーチン(S8)、その他の
処理ルーチン(S9)が順に行われ、更にこの後に内部
タイマ502が終了していることを確認してから(S1
0)、内部タイマ502のセット(S2)以降の手順が
繰り返される。
【0023】上記入力処理ルーチン(S3)では、図1
0に示すように、まず、原稿サイズ検出センサ発光量初
期設定モードキー609のオンエッジの有無が判定され
る(S31)。原稿サイズ検出センサ発光量初期設定モ
ードキー609のオンエッジが有る場合には原稿サイズ
検出センサ発光量初期設定モードが実行されることを表
すフラグKを「1」にセットし(S32)、センサ発光
量初期値確定キー610のオンエッジの有無を判定する
(S33)。ここで、センサ発光量初期値確定キー61
0のオンエッジがある場合には、センサ初期発光量の初
期値を確定する手順を行うことを表すフラグLを「1」
にセットし(S34)、その他の入力処理(S35)を
実行してからメインルーチンに戻る。原稿サイズ検出セ
ンサ発光量初期設定モードキー609のオンエッジの有
無の判定(S31)において原稿サイズ検出センサ発光
量初期設定モードキー609のオンエッジが無い場合
は、原稿サイズ検出センサ発光量の初期設定が行われな
いので、フラグKやフラグLを「1」にセットすること
なく、そのままその他の入力処理(S35)を実行して
からメインルーチンに戻り、また、センサ発光量初期値
確定キー610のオンエッジの有無の判定(S33)に
おいて、センサ発光量初期値確定キー610のオンエッ
ジがない場合には、原稿サイズ検出センサ発光量の初期
設定が行われている途中であるので、フラグLを「1」
にセットすることなく、その他の入力処理(S35)を
実行してからメインルーチンに戻る。
【0024】上記原稿サイズ検出センサ発光量設定ルー
チン(S4)は、図11に示すように、原稿サイズ検出
センサ発光量初期設定モードが実行されることを表すフ
ラグKが「1」か否かを判定し(S401)、「0」の
場合にはこのルーチンを更に進めることなくメインルー
チンに戻る。すなわち、このルーチンは、例えば工場の
生産ライン上、ユーザへの納入時等に、原稿サイズ検出
センサ発光量初期設定モードキー609が押されて、フ
ラグKが「1」になっていることを条件にして進めら
れ、原稿サイズ検出装置400のアーム401を原稿検
出位置(ロ)に移動させ(S402)、原稿押えカバー
119を30°開く(S403)。原稿押えカバー11
9は例えばオペレータが開いてもよく、また、生産ライ
ン上の自動装置で開いてもよい。この後、スイッチKS
Wがオンであることを確認することにより原稿押さえカ
バー119が30°開かれていることを確認してから
(S404)、例えば操作パネル600の露光表示LE
Dを点灯させてオペレータが確認できるようにする(S
405)。この後、CPU501からD/A変換回路5
05を介して出力するセンサ光量調整信号Vrを最大値
から1ステップずつ小さく設定し(S406)、センサ
出力Voutが「L」から「H」に切り替わることが確
認されるまで(S407)、原稿押えカバー119の開
き角度設定以降の手順(S403〜S407)が繰り返
される。センサ出力Voutが「L」から「H」に切り
替わったことが確認されると(S407)、自動的にそ
の時のセンサ光量調整信号Vrが初期センサ光量調整信
号Vr1としてメモリ504に記録し(S408)、操
作パネル600の露光表示LEDを消灯させる(S40
9)。
【0025】次にオペレータが原稿台ガラス101にO
D値0.64の基準チャートをセットし、原稿押えカバ
ー119を閉じる(S410)。OSWがオンになるこ
とを確認することにより原稿押えカバー119が閉じら
れたことが確認されると(S411)、センサ光量調整
信号Vrを最小値から1ステップずつ大きく設定する
(S412)。センサ光量調整信号Vrの設定変更(S
412)は、センサ出力Voutが「H」から「L」に
切り替わることが確認されるまで繰り返され(S41
3)、センサ出力Voutが「H」から「L」に切り替
わることが確認されると(S413)、その時のセンサ
光量調整信号Vrを初期センサ光量調整信号Vr2とし
てメモリ504に記録する(S414)。
【0026】この後、センサ初期発光量を確定する手順
を行うことを代表するフラグLが「1」にセットされて
いるか否かを判定し(S415)、「0」であればセン
サ初期発光量を確定する手順を行わずにメインルーチン
に戻る。フラグLが「1」であれば、記録された2つの
初期センサ光量調整信号Vr1,Vr2をメモリ504
から読出、これらの平均値を演算してセンサ光量調整信
号Vrを確定し、メモリ504に記録する(S41
6)。
【0027】なお、このように2つの初期センサ光量調
整信号Vr1,Vr2を求めてその平均値をセンサ光量
調整信号Vrとして確定するのは、誤検出を防止するた
めである。すなわち、図12に示すように、OD値0.
64以下の原稿チャートで「L」、すなわち、原稿あり
の信号を出力するとともに原稿カバー30°開で
「H」、すなわち、原稿無しの信号を出力する原稿セン
サ407〜410の発光量は上記2つの初期センサ光量
調整信号Vr1,Vr2の範囲内に限られる。また、こ
の範囲内でも2つの初期センサ光量調整信号Vr1,V
r2の近傍ではごく些細な条件の変化によって検出結果
に誤りが生じるおそれがある。このような誤検出は、2
つの初期センサ光量調整信号Vr1,Vr2の平均値を
採用することによってもっとも生じ難くなり、最適のセ
ンサ光量調整信号Vrが得られることになる。
【0028】上記のようにして最適の初期センサ光量調
整信号Vrが確定されると、アーム401が退避位置
(イ)に戻され(S417)、原稿センサ407〜41
0の同期回路407cをスタテック作動にして発光素子
407aが連続的に発光する状態にし(S419)、基
準チャート411から乱反射した光の一部分を受光素子
307bに受光し、それを基準チャート初期受光レベル
信号Ve0としてメモリ504に記憶させる(S42
0)。この基準チャート初期受光レベル信号Ve0は後
の原稿サイズ検出センサ発光量補正ルーチン(S5)で
センサ発光量の補正の基準として利用される。
【0029】この後、フラグK及びフラグLを「0」に
リセットしてから(S421)メインルーチンに戻る。
また、前記原稿サイズ検出センサ発光量補正ルーチン
(S5)においては、図13に示すように、まず、1枚
コピーするごとにカウント数がインクリメントされる累
積枚数カウンタ503のカウント数から1000枚コピ
ーしたか否かが判定される(S51)。1000枚コピ
ーしたことが確認されると、コピーが終了していること
を確認した上で(S52)、コピーが禁止される(S5
3)。
【0030】この後、基準チャート411からの乱反射
を受光し、受光量レベル信号Ve’としてメモリ504
に記憶させ(S54)、この受光量レベル信号Ve’が
基準チャート初期受光レベル信号Ve0よりも小さいか
否かを判定し(S55)、小さい場合にはセンサ発光量
を1ステップ大きくするようにセンサ光量調整信号Vr
を設定する(S56)。このセンサ光量調整信号Vrの
設定変更は受光量レベル信号Ve’が基準チャート初期
受光レベル信号Ve0以上になることが確認されるまで
繰り返され(S54〜S56)、センサ光量調整信号V
rの設定変更は受光量レベル信号Ve’が基準チャート
初期受光レベル信号Ve0以上になることが確認される
と(S55)、センサ光量調整信号Vrを確定し、メモ
リ504に記憶させる(S57)。この後、コピー禁止
を解除してから(S58)メインルーチンに戻る。
【0031】なお、累積枚数カウンタ503は1000
カウントをした後、例えばコビー禁止の解除(S58)
と同時にリセットされ、従って、1000枚コピーする
ごとに原稿サイズ検出センサ発光量補正ルーチン(S
5)に従ってセンサ光量調整信号Vrが補正されること
になる。上記の原稿サイズ検出装置400によれば、実
機に組み付けてから、上記原稿サイズ検出センサ発光量
設定ルーチン(S4)に従って、原稿押えカバー119
を30°開いた時の初期センサ光量調整信号Vr1と、
OD値0.64の基準チャートを原稿台ガラス101に
載せた時の初期センサ光量調整信号Vr2とを自動的に
求め、更に、この2つの初期センサ光量調整信号Vr
1,Vr2から最適のセンサ光量調整信号Vrを求める
ことができる。すなわち、実機に原稿サイズ検出装置4
00を組み込んでから自動的に初期調整が行われること
になり、少ない工数で初期調整が行える上、原稿サイズ
検出装置400の実機への組付け寸法誤差や、基準チャ
ートからの反射を原稿無し時の原稿カバーからの反射に
置き換えるなどの実使用条件とは違うことによる調整誤
差を防止することができる。
【0032】また、上記の原稿サイズ検出装置400に
よれば、1000枚コピーするごとにセンサ光量調整信
号Vrが補正されて、原稿センサの経時変化や汚れに対
する調整が行われるので、これらに起因する誤検出の発
生を防止できる。なお、上記の説明では、説明を簡単に
するため、原稿サイズ検出センサ発光量設定ルーチン
(S4)及び原稿サイズ検出センサ発光量補正ルーチン
(S5)において原稿センサ407〜410のうちの何
れか1個のものについてセンサ光量調整信号Vrとその
調整を行う手順として説明しているが、実際には各原稿
センサ407〜410のセンサ光量調整信号Vrとその
調整が行われる。
【0033】また、上記の実施例では、原稿センサ40
7〜410の調整が1000枚コピーするごとに実行さ
れるように構成してあるが、コピー枚数を基準にせず
に、使用期間、積算消費電力量等を基準にして原稿セン
サ407〜410の調整の時期を決定することはなんら
妨げはなく、また、複写機100のウォームアップ時に
基準反射面411によるセンサ光量の調整を行うように
してもよい。
【0034】更に、上記原稿サイズ検出装置はADFを
備えた複写機等に適用することもできる。この場合に
は、ADFの原稿搬送ベルトを黒くするか、または感光
体ドラムは感光するが原稿センサ407〜410は検出
しない波長の光を反射するようにすればよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の本発明
によれば、定期的に、あるいは、随時に、基準反射面に
対する基準時の受光素子の受光量と現在の受光量とが比
較され、現在の受光量が基準時の受光量と同等になるよ
うに発光素子の発光量が調整されて、原稿センサの経時
変化や汚れによる検出誤差が補正されるので、原稿セン
サの経時変化や汚れによる誤検出を防止することができ
る。
【0036】また、請求項2に記載の本発明によれば、
実機に原稿サイズ検出装置を組み込んでから、原稿なし
状態で発光素子の発光量を最大値から段階的に減少させ
ながら受光素子の出力が反転する初期センサ光量調整信
号が検出され、また、原稿あり状態で発光素子の発光量
を最小値から段階的に増大させながら、原稿あり状態で
受光素子の出力が反転する初期センサ光量調整信号が検
出され、検出された両初期センサ光量調整信号の間でセ
ンサ光量調整信号が確定されるので、実機組立後に自動
的に原稿サイズ検出装置の初期調整が行われることにな
る。その結果、組付け寸法誤差や、基準チャートからの
反射を原稿無し時の原稿カバーからの反射に置き換える
などの実使用条件とは違うことによる調整誤差を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る原稿サイズ検出装置が
組み込まれた複写機の縦断正面図である。
【図2】その複写機の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る原稿サイズ検出装置の
機械機構部の平面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る原稿サイズ検出装置の
機械機構部の斜視図である。
【図5】原稿センサの原稿検出の原理説明図である。
【図6】退避位置における原稿センサの動作原理説明図
である。
【図7】原稿センサの内部回路を示すブロック図であ
る。
【図8】上記複写機の制御回路のブロック図である。
【図9】上記複写機の制御プログラムのメインルーチン
のフロー図である。
【図10】上記複写機の制御プログラムの入力処理ルー
チンのフロー図である。
【図11】上記複写機の制御プログラムの原稿サイズ検
出センサ発光量設定ルーチンのフロー図である。
【図12】原稿サイズ検出センサ発光量の設定原理を示
すセンサ出力特性図である。
【図13】上記複写機の制御プログラムの原稿サイズ検
出センサ発光量補正ルーチンのフロー図である。
【符号の説明】
100 複写機 101 原稿台ガラス 401 アーム 407 原稿検出センサ 407a 発光素子 407b 受光素子 408 原稿検出センサ 409 原稿検出センサ 410 原稿検出センサ 411 基準反射面 501 CPU 504 メモリ (イ) 退避位置 (ロ) 原稿検出位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿検出位置と、退避位置とにわたって
    移動可能に設けたアームと、該アームに支持された原稿
    検出センサとを備え、原稿検出センサが発光素子と受光
    素子とを有する原稿サイズ検出装置において、上記退避
    位置の上方に設けた所定の反射率を有する基準反射面
    と、所定の基準時に退避位置に位置する原稿検出センサ
    の受光素子に基準反射面から受光される受光量を記憶す
    る記憶手段と、基準時から後の所定の時に退避位置に位
    置する原稿検出センサの受光素子に上記基準反射面から
    受光される、その時点の受光量と記憶手段に記憶された
    基準時の受光量とを比較し、現在の受光量が基準時の受
    光量と同等になるように発光素子の発光量を調整する発
    光量調整手段とを設けたことを特徴とする原稿サイズ検
    出装置。
  2. 【請求項2】 原稿検出位置と、退避位置とにわたって
    移動可能に設けたアームと、該アームに支持された原稿
    検出センサとを備え、原稿検出センサが発光素子と受光
    素子とを有する原稿サイズ検出装置において、実機に組
    み込まれた後、原稿なし状態で発光素子の発光量を最大
    値から段階的に減少させる一方、原稿あり状態で発光素
    子の発光量を最小値から段階的に増大させる発光量調整
    手段と、原稿なし状態で受光素子の出力が反転する初期
    センサ光量調整信号と原稿あり状態で受光素子の出力が
    反転する初期センサ光量調整信号とを検出するセンサ光
    量調整信号初期値検出手段と、検出された両初期センサ
    光量調整信号の間でセンサ光量調整信号を確定するセン
    サ光量調整信号確定手段とを設けたことを特徴とする原
    稿サイズ検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251304A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 原稿サイズ検知装置、原稿読取装置及び画像形成装置
JP2012070029A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Sharp Corp 原稿サイズ検知装置、原稿読取装置、及び画像形成装置

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