JPH0511356Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511356Y2 JPH0511356Y2 JP1987034284U JP3428487U JPH0511356Y2 JP H0511356 Y2 JPH0511356 Y2 JP H0511356Y2 JP 1987034284 U JP1987034284 U JP 1987034284U JP 3428487 U JP3428487 U JP 3428487U JP H0511356 Y2 JPH0511356 Y2 JP H0511356Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool valve
- regulator
- regulator piston
- piston
- arm
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 23
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 11
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Servomotors (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は可変ポンプの吐出量を制御するサーボ
レギユレータの改良に関する。
レギユレータの改良に関する。
(従来の技術)
可変ポンプの吐出量を制御するためのサーボレ
ギユレータとして、本出願人により実願昭61−
124919号が提案されている。
ギユレータとして、本出願人により実願昭61−
124919号が提案されている。
可変ポンプの吐出量及び吐出方向は斜板の角度
を調整することにより自由に制御でき、そして斜
板はレギユレータピストンに連動して角度が調整
されるようになつている。
を調整することにより自由に制御でき、そして斜
板はレギユレータピストンに連動して角度が調整
されるようになつている。
レギユレータピストンは内部に収装したスプー
ルバルブを移動させることにより、左右のシリン
ダ室に対する圧油の供給が制御され、油圧的に駆
動される。
ルバルブを移動させることにより、左右のシリン
ダ室に対する圧油の供給が制御され、油圧的に駆
動される。
そして前記出願においては、スプールバルブを
移動させるために、操作レバーの動きをコイルス
プリングを介してスプールバルブに連係するアー
ムに伝達している。
移動させるために、操作レバーの動きをコイルス
プリングを介してスプールバルブに連係するアー
ムに伝達している。
コイルスプリングはアーム軸に巻き回してあ
り、操作レバーを操作することによりコイルスプ
リングがたわみ、このスプリング力によりアーム
が回動してスプールバルブを変位させるのであ
る。可変ポンプの吐出量に応じて駆動モータを介
して産業車両(例えばロードローラ)の走行を制
御する場合、発進時に運転者は操作レバーを車速
と無関係に急激に操作する場合が多い。操作レバ
ーの急操作によりポンプ吐出量が急激に変化する
と、車両は急発進したり急停止し、はなはだ危険
である。
り、操作レバーを操作することによりコイルスプ
リングがたわみ、このスプリング力によりアーム
が回動してスプールバルブを変位させるのであ
る。可変ポンプの吐出量に応じて駆動モータを介
して産業車両(例えばロードローラ)の走行を制
御する場合、発進時に運転者は操作レバーを車速
と無関係に急激に操作する場合が多い。操作レバ
ーの急操作によりポンプ吐出量が急激に変化する
と、車両は急発進したり急停止し、はなはだ危険
である。
操作レバーの運動をコイルスプリングを介して
スプールバルブに伝達すると、操作レバーの急操
作にもかかわらず、スプールバルブが緩やかに切
り換わり、車両の加減速が円滑に行なわれる。
スプールバルブに伝達すると、操作レバーの急操
作にもかかわらず、スプールバルブが緩やかに切
り換わり、車両の加減速が円滑に行なわれる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところでこのサーボレギユレータではコイルス
プリングの付勢力によつてスプールバルブは中立
状態に保持される。
プリングの付勢力によつてスプールバルブは中立
状態に保持される。
しかしこのようにコイルスプリングの捩り力に
よりスプールバルブを中立状態に保持する場合、
スプールバルブの初期位置調整が面倒で、現物に
合わせたコイルスプリングの修正が必要となるこ
とが多い。
よりスプールバルブを中立状態に保持する場合、
スプールバルブの初期位置調整が面倒で、現物に
合わせたコイルスプリングの修正が必要となるこ
とが多い。
また、コイルスプリングはアーム軸に巻き回し
てあるので、操作レバーを回動させる際にアーム
軸に作用する反力でアーム軸に偏荷重が働き、軸
受との間の摩擦トルクが発生して、スプールバル
ブの変位量がコイルスプリングのバネ力に正しく
対応しなくなることがある。
てあるので、操作レバーを回動させる際にアーム
軸に作用する反力でアーム軸に偏荷重が働き、軸
受との間の摩擦トルクが発生して、スプールバル
ブの変位量がコイルスプリングのバネ力に正しく
対応しなくなることがある。
本考案はこのような問題を解決することを目的
とする。
とする。
(問題点を解決するための手段)
そこで本考案は、ポンプの斜板に連動するレギ
ユレータピストンにスプールバルブを摺動自在に
設け、レギユレータピストンの左右のシリンダ室
にスプールバルブの切換量に応じて圧油を送り込
みレギユレータピストンを移動させるようにした
サーボレギユレータにおいて、操作レバーに連動
してスプールバルブを駆動するアームを設け、か
つこのスプールバルブに形成した左右の環状溝を
介して前記シリンダ室に連通するレギユレータピ
ストンに設けたオリフイス付の各作動通路を高圧
または低圧通路と切換連通すると共に、この環状
溝の溝幅をバルブ中立点からの最大切換ストロー
ク量よりも大きく設定し、前記レギユレータピス
トンにアームが所定量以上回動したときに突当た
る当接部を設ける一方、スプールバルブの端部に
該スプールバルブを中立状態に保持する中立スプ
リングを調整自在に連結した。
ユレータピストンにスプールバルブを摺動自在に
設け、レギユレータピストンの左右のシリンダ室
にスプールバルブの切換量に応じて圧油を送り込
みレギユレータピストンを移動させるようにした
サーボレギユレータにおいて、操作レバーに連動
してスプールバルブを駆動するアームを設け、か
つこのスプールバルブに形成した左右の環状溝を
介して前記シリンダ室に連通するレギユレータピ
ストンに設けたオリフイス付の各作動通路を高圧
または低圧通路と切換連通すると共に、この環状
溝の溝幅をバルブ中立点からの最大切換ストロー
ク量よりも大きく設定し、前記レギユレータピス
トンにアームが所定量以上回動したときに突当た
る当接部を設ける一方、スプールバルブの端部に
該スプールバルブを中立状態に保持する中立スプ
リングを調整自在に連結した。
(作用)
したがつて、スプールバルブを中立スプリング
に抗して中立状態から左右に変位させると、レギ
ユレータピストンの左右のシリンダ室に圧油が導
入れさ、レギユレータピストンが油圧的に駆動さ
れ、これにより可変ポンプの吐出量並びに吐出方
向が制御される。
に抗して中立状態から左右に変位させると、レギ
ユレータピストンの左右のシリンダ室に圧油が導
入れさ、レギユレータピストンが油圧的に駆動さ
れ、これにより可変ポンプの吐出量並びに吐出方
向が制御される。
この場合、操作レバーを急操作してスプールバ
ルブが大きく変位しても、環状溝は同一切換状態
を維持し、圧油はオリフイスを経由して左右のシ
リンダ室に導入されるので、レギユレータピスト
ンの移動速度がオリフイスにより規制される。こ
のため、操作レバーの急操作にもかかわらず、緩
やかな加減速が得られる。
ルブが大きく変位しても、環状溝は同一切換状態
を維持し、圧油はオリフイスを経由して左右のシ
リンダ室に導入されるので、レギユレータピスト
ンの移動速度がオリフイスにより規制される。こ
のため、操作レバーの急操作にもかかわらず、緩
やかな加減速が得られる。
スプールバルブとレギユレータピストンの摺動
部分にゴミ詰まり等が生じても、アームを当接部
に突当てることにより、スプールバルブ及びレギ
ユレータピストンを強制的に駆動することができ
る。
部分にゴミ詰まり等が生じても、アームを当接部
に突当てることにより、スプールバルブ及びレギ
ユレータピストンを強制的に駆動することができ
る。
(実施例)
本考案の実施例について第1図、第2図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
ボデイ1の内部にはレギユレータピストン2が
摺動自由に収装され、その左右にシリンダ室3と
4が画成される。
摺動自由に収装され、その左右にシリンダ室3と
4が画成される。
レギユレータピストン2は可変ポンプ5の斜板
(図示せず)と連動しており、左右への変位量に
応じてポンプ吐出方向と吐出量が変化する。
(図示せず)と連動しており、左右への変位量に
応じてポンプ吐出方向と吐出量が変化する。
レギユレータピストン2の内部には同軸的にス
プールバルブ6が摺動自由に収装される。
プールバルブ6が摺動自由に収装される。
スプールバルブ6はその切換により前記シリン
ダ室3と4に対して選択的に圧油を導入し、レギ
ユレータピストン2を油圧的に駆動する。
ダ室3と4に対して選択的に圧油を導入し、レギ
ユレータピストン2を油圧的に駆動する。
レギユレータピストン2の途中には開口部7が
形成され、この開口部7にスプールバルブ6が露
出する部分において、アーム8のピン9がスプー
ルバルブ6に係止し、アーム8がアーム軸10を
中心に左右に回動することによりスプールバルブ
6を変位させる。
形成され、この開口部7にスプールバルブ6が露
出する部分において、アーム8のピン9がスプー
ルバルブ6に係止し、アーム8がアーム軸10を
中心に左右に回動することによりスプールバルブ
6を変位させる。
アーム軸10にはボデイ1の外部で操作レバー
11が取付けられ、この操作レバー11を回動操
作することによりアーム8が回動する。
11が取付けられ、この操作レバー11を回動操
作することによりアーム8が回動する。
またアーム8は操作レバー11のストロークエ
ンド付近でレギユレータピストン2の開口部7の
両内壁の当接部12A,12Bと係止し、レギユ
レータピストン2を強制的に駆動可能となつてい
る。
ンド付近でレギユレータピストン2の開口部7の
両内壁の当接部12A,12Bと係止し、レギユ
レータピストン2を強制的に駆動可能となつてい
る。
前記レギユレータピストン2の内部にはポンプ
吐出油の一部が導かれる高圧通路15が形成され
ると共に、左右のシリンダ室3と4に接続する作
動通路16と17が形成される。
吐出油の一部が導かれる高圧通路15が形成され
ると共に、左右のシリンダ室3と4に接続する作
動通路16と17が形成される。
高圧通路15はボデイ1に形成したポンプポー
ト18とポケツト19を介して常時連通し、圧油
が導びかれる。
ト18とポケツト19を介して常時連通し、圧油
が導びかれる。
また作動通路16,17の途中にはそれぞれオ
リフイス16A,17Aが形成される。
リフイス16A,17Aが形成される。
これら各通路15〜17の一端は前記スプール
バルブ6を収装するスプール孔20に開口してい
る。また、同様に前記開口部7(リザ−バ側)に
連通する低圧通路21と22が各作動通路16と
17の外側に位置して設けられる。
バルブ6を収装するスプール孔20に開口してい
る。また、同様に前記開口部7(リザ−バ側)に
連通する低圧通路21と22が各作動通路16と
17の外側に位置して設けられる。
スプールバルブ6の周囲には環状溝23と24
が形成してあり、これら環状溝23,24を介し
て左右の作動通路16と17が高圧通路15と低
圧通路21,22に選択的に連通する。
が形成してあり、これら環状溝23,24を介し
て左右の作動通路16と17が高圧通路15と低
圧通路21,22に選択的に連通する。
例えばスプールバルブ6が図中右方に変位する
と、左方の環状溝23により高圧通路15が作動
通路16と連通し、左方のシリンダ室3に圧油を
導入する一方、右方の環状溝24により低圧通路
22が作動通路17と連通してシリンダ室4が低
圧となり、これによりレギユレータピストン2が
右方へと移動するのである。
と、左方の環状溝23により高圧通路15が作動
通路16と連通し、左方のシリンダ室3に圧油を
導入する一方、右方の環状溝24により低圧通路
22が作動通路17と連通してシリンダ室4が低
圧となり、これによりレギユレータピストン2が
右方へと移動するのである。
なお、前記環状溝23,24の有効溝幅は前記
アーム8の最大ストローク量以上に形成され、ス
プールバルブ6が最大に切換わつたときでも作動
通路16,17を高圧または低圧通路に対してそ
の切換状態を維持する。
アーム8の最大ストローク量以上に形成され、ス
プールバルブ6が最大に切換わつたときでも作動
通路16,17を高圧または低圧通路に対してそ
の切換状態を維持する。
次ぎにスプールバルブ6の右端部はボデイ1に
嵌合したキヤツプ26を摺動自由に貫通してスプ
リング室27に臨む。
嵌合したキヤツプ26を摺動自由に貫通してスプ
リング室27に臨む。
スプールバルブ6の端部に取付けたロツド28
に螺合するナツト29によりストツパ30が係止
され、このストツパ30とロツド28の基端側に
係止するスプリングホルダ31との間に中立スプ
リング35が介装される。
に螺合するナツト29によりストツパ30が係止
され、このストツパ30とロツド28の基端側に
係止するスプリングホルダ31との間に中立スプ
リング35が介装される。
スプリングホルダ31の位置はキヤツプ26に
螺合したスリーブ32のフランジ33により規制
され、またストツパ30の位置はスリーブ32に
螺合したプラグ34により規制される。
螺合したスリーブ32のフランジ33により規制
され、またストツパ30の位置はスリーブ32に
螺合したプラグ34により規制される。
したがつてスリーブ32とキヤツプ26の螺合
位置により、中立スプリング35の初期圧縮量
と、バランス位置を自由に調整することができ、
これによりスプールバルブ6の中立位置を簡単に
微調整することができる。
位置により、中立スプリング35の初期圧縮量
と、バランス位置を自由に調整することができ、
これによりスプールバルブ6の中立位置を簡単に
微調整することができる。
以上のように構成され、次ぎに作用について説
明する。
明する。
レギユレータピストン2は可変ポンプ5の斜板
と連係し、レギユレータピストン2の変位量と変
位方向によつて可逆的に吐出量が変化する。
と連係し、レギユレータピストン2の変位量と変
位方向によつて可逆的に吐出量が変化する。
操作レバー11を図中時計方向に回動操作する
と、アーム8を介してスプールバルブ6が中立ス
プリング35を圧縮しながら右方へと変位する。
と、アーム8を介してスプールバルブ6が中立ス
プリング35を圧縮しながら右方へと変位する。
ポンプポート18からの圧油が導かれる高圧通
路15は、環状溝23を介して作動通路16と連
通し、シリンダ室3に圧油を導入する。また同時
に他方のシリンダ室4は作動通路17、環状溝2
4、低圧通路22を介してリザーバ側に解放され
る。
路15は、環状溝23を介して作動通路16と連
通し、シリンダ室3に圧油を導入する。また同時
に他方のシリンダ室4は作動通路17、環状溝2
4、低圧通路22を介してリザーバ側に解放され
る。
このため、レギユレータピストン2が右方へと
移動を開始し、この移動速度はポンプポート18
から導入される作動油の圧力と、作動通路16,
17のオリフイス16Aと17Aの開口面積によ
つて決まる。
移動を開始し、この移動速度はポンプポート18
から導入される作動油の圧力と、作動通路16,
17のオリフイス16Aと17Aの開口面積によ
つて決まる。
したがつて、操作レバー11を急操作してスプ
ールバルブ6が急激に切換つても、レギユレータ
ピストン2の最大移動速度はオリフイス16A,
17Aで規制された所定の速度となり、可変ポン
プ5の吐出量が急増することはない。
ールバルブ6が急激に切換つても、レギユレータ
ピストン2の最大移動速度はオリフイス16A,
17Aで規制された所定の速度となり、可変ポン
プ5の吐出量が急増することはない。
スプールバルブ6の変位量に一致するまでレギ
ユレータピストン2が移動すると、高圧通路15
と低圧通路21,22に対する作動通路16と1
7の位置関係が中立状態に復帰し、レギユレータ
ピストン2はその位置に停止する。
ユレータピストン2が移動すると、高圧通路15
と低圧通路21,22に対する作動通路16と1
7の位置関係が中立状態に復帰し、レギユレータ
ピストン2はその位置に停止する。
このレギユレータピストン2の位置によつて可
変ポンプ5の吐出量が決まる。
変ポンプ5の吐出量が決まる。
操作レバー11を反時計方向に回動操作する
と、中立スプリング35をストツパ30を介して
圧縮しながら、スプールバルブ6は中立状態から
反対へと変位する。
と、中立スプリング35をストツパ30を介して
圧縮しながら、スプールバルブ6は中立状態から
反対へと変位する。
作動油の流れは前記とは全く逆になり、レギユ
レータピストン2が反対方向に変位し、可変ポン
プ5は吐出方向が逆になる。
レータピストン2が反対方向に変位し、可変ポン
プ5は吐出方向が逆になる。
このようにしていずれの方向に対しても可変ポ
ンプ5の流量が操作レバー11の操作角度に対応
して制御されるのである。
ンプ5の流量が操作レバー11の操作角度に対応
して制御されるのである。
ところで、スプールバルブ6とレギユレータピ
ストン2との摺動部に微細なゴミ等がかみこんだ
りして動きが悪くなつたり、あるいはレギユレー
タピストン2の摺動が円滑に行なわれなくなつた
ときでも、操作レバー11を限界付近まで回動す
ることにより、アーム8が直接的にレギユレータ
ピストン2の当接部12Aまたは12Bに突き当
たり、機械的にレギユレータピストン2を駆動す
るので、外部からの操作力で強制動作させること
ができ、トラブル時にも十分な安全対策が確保さ
れる。
ストン2との摺動部に微細なゴミ等がかみこんだ
りして動きが悪くなつたり、あるいはレギユレー
タピストン2の摺動が円滑に行なわれなくなつた
ときでも、操作レバー11を限界付近まで回動す
ることにより、アーム8が直接的にレギユレータ
ピストン2の当接部12Aまたは12Bに突き当
たり、機械的にレギユレータピストン2を駆動す
るので、外部からの操作力で強制動作させること
ができ、トラブル時にも十分な安全対策が確保さ
れる。
また、中立スプリング35の初期荷重あるいは
バランス位置は、スリーブ32とキヤツプ34等
の螺合位置を調整することにより、自由にセツト
することができ、したがつてスプールバルブ6の
中立調整も簡単かつ正確に行える。
バランス位置は、スリーブ32とキヤツプ34等
の螺合位置を調整することにより、自由にセツト
することができ、したがつてスプールバルブ6の
中立調整も簡単かつ正確に行える。
(考案の効果)
以上のように本考案によれば、スプールバルブ
に形成した環状溝の溝幅をスプールバルブが最大
に切換わつたときでも、作動通路を高圧または低
圧通路に対して切換状態を維持するように形成す
ると共に、オリフイスを介して作動油をシリンダ
室に導入するようにしたので、操作レバーにスプ
ールバルブを直接的に連動させても、操作レバー
の操作速度に対するレギユレータピストンの移動
速度を独立して制御することができ、可変ポンプ
の吐出量の急変を防止する一方、スプールバルブ
はスプール端部に連結した調整自在な中立スプリ
ングにより中立位置に保持されるので、スプリン
グ力の変動がなく、中立位置に正確にセツトしや
すく、また、ゴミ詰まりなどのトラブル時にも操
作レバーに連結するアームにより強制的にスプー
ルバルブ並びにレギユレータピストンを駆動する
ことができるので、一時的にせよ制御不能に陥る
こともない。
に形成した環状溝の溝幅をスプールバルブが最大
に切換わつたときでも、作動通路を高圧または低
圧通路に対して切換状態を維持するように形成す
ると共に、オリフイスを介して作動油をシリンダ
室に導入するようにしたので、操作レバーにスプ
ールバルブを直接的に連動させても、操作レバー
の操作速度に対するレギユレータピストンの移動
速度を独立して制御することができ、可変ポンプ
の吐出量の急変を防止する一方、スプールバルブ
はスプール端部に連結した調整自在な中立スプリ
ングにより中立位置に保持されるので、スプリン
グ力の変動がなく、中立位置に正確にセツトしや
すく、また、ゴミ詰まりなどのトラブル時にも操
作レバーに連結するアームにより強制的にスプー
ルバルブ並びにレギユレータピストンを駆動する
ことができるので、一時的にせよ制御不能に陥る
こともない。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
はその一部を示す断面図である。 2……レギユレータピストン、3,4……シリ
ンダ室、5……可変ポンプ、6……スプールバル
ブ、8……アーム、11……操作レバー、12
A,12B……当接部、28……ロツド、30…
…ストツパ、31……スプリングホルダ、32…
…スリーブ、34……キヤツプ、35……中立ス
プリング。
はその一部を示す断面図である。 2……レギユレータピストン、3,4……シリ
ンダ室、5……可変ポンプ、6……スプールバル
ブ、8……アーム、11……操作レバー、12
A,12B……当接部、28……ロツド、30…
…ストツパ、31……スプリングホルダ、32…
…スリーブ、34……キヤツプ、35……中立ス
プリング。
Claims (1)
- ポンプの斜板に連動するレギユレータピストン
にスプールバルブを摺動自在に設け、レギユレー
タピストンの左右のシリンダ室にスプールバルブ
の切換量に応じて圧油を送り込みレギユレータピ
ストンを移動させるようにした可変ポンプのサー
ボレギユレータにおいて、操作レバーに連動して
スプールバルブを駆動するアームを設け、かつこ
のスプールバルブに形成した左右の環状溝を介し
て前記シリンダ室に連通するレギユレータピスト
ンに設けたオリフイス付の各作動通路を高圧また
は低圧通路と切換連通すると共に、この環状溝の
溝幅をバルブ中立点からの最大切換ストローク量
よりも大きく設定し、前記レギユレータピストン
にアームが所定量以上回動したときに突当たる当
接部を設ける一方、スプールバルブの端部に該ス
プールバルブを中立状態に保持する中立スプリン
グを調整自在に連結したことを特徴とする可変ポ
ンプのサーボレギユレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987034284U JPH0511356Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987034284U JPH0511356Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63141881U JPS63141881U (ja) | 1988-09-19 |
JPH0511356Y2 true JPH0511356Y2 (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=30842684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987034284U Expired - Lifetime JPH0511356Y2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511356Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4585336B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2010-11-24 | ヤンマー株式会社 | 油圧式無段変速装置の操作機構 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS446589Y1 (ja) * | 1965-07-26 | 1969-03-11 | ||
JPS507412U (ja) * | 1973-05-19 | 1975-01-25 |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP1987034284U patent/JPH0511356Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS446589Y1 (ja) * | 1965-07-26 | 1969-03-11 | ||
JPS507412U (ja) * | 1973-05-19 | 1975-01-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63141881U (ja) | 1988-09-19 |
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