JPH05112350A - シガレツト用のヒンジ蓋付きパツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パック部分（１２）とパック後面パネル（１
５）に蝶着される蓋（１３）とからなるヒンジ蓋付きパ
ックにおいては、蓋（１３）が正確な閉鎖位置を取るこ
とが困難である。特に、丸みのついた長手方向エッジ
（１０，１１）を具備するヒンジ蓋付きパックにこの傾
向が著しい。付加的な閉鎖力を創出するため、外を向く
変形部、特に、突出部（３８）が、カラ−（２６）の側
面パネル（２８，２９）の自由部分に形成される。 【構成】これらの突出部は、蓋側面パネル（１７）の内
面と増大した摩擦力で境を接し、結局、閉鎖力が創出さ
れる。カラ−側面パネル（２８，２９）の変形部は、長
手方向カラ−エッジ（３０，３１）が、自由端に向かっ
て発散するために生じる。その結果発生する材料の緊張
が、カラ−側面パネル（２８，２９）の変形である。さ
らに一層付加的な、または選択的な閉鎖助成手段は、カ
ラ−側面パネル（２８，２９）の領域に配置される直
立、または傾いた切り込み部（３９）に具備される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、（薄い）カ−ドボ−
ドから作られる、パック部分とパック部分と連続する回
動可能な蓋とからなり、カラ−前面パネルとカラ−側面
パネルを含む、特にシガレット集合体を収容するヒンジ
蓋付きパックに関し、前記カラ−は、パック部分に位置
してそこから部分的に突出し、この突出部分はパック部
分が閉じる位置にあるとき、蓋によって囲まれる。

【０００２】

【従来の技術】ヒンジ蓋パックは、シガレット用の包装
手段として広範に使用されている。

【０００３】このタイプのパックが持つ欠点の一つに、
パックが閉じた位置にあるとき、蓋が、その自由な閉鎖
エッジがパック部分の対応する閉鎖エッジと堺を接する
所望の正確な閉鎖位置を維持しないことが頻繁にある点
を挙げることができる。そればかりでなく、蓋とパック
の前側面の間に開いた隙間が形成される。このような現
象は丸みを帯びた、または正多角形状の長手方向エッジ
を有するヒンジ蓋付きパックに特に発生する。

【０００４】この欠点の治癒手段を提供するための閉鎖
助成手段は既に提案されている（ドイツ特許第３，０３
７，１０９号）。この先行技術は、カラ−の側面パネル
内に配置される内側を向く変形部分を教示する。ヒンジ
蓋付きパックが閉じたとき、これ等の変形部分は、蓋側
面パネルの内側の対応する変形部分と相互作用を行う。
ヒンジ蓋付きパックのためのこの既知の閉鎖助成手段
は、比較的製造が複雑で高価である。そればかりでな
く、ヒンジ蓋付きパックの望ましくない設計変更を引き
起こす。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、蓋のため
の改良された閉鎖助成手段を有するヒンジ蓋付きパック
を提案するという主題に基づく。特に、この閉鎖助成手
段は、容易に製造できなければならず、またパック自体
の目視できる変更をもたらすものであってはならない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的達成のため、こ
の発明のヒンジ蓋付きパックは、カラ−側面パネルの少
なくとも１つは、パック部分から突出する上方部分に外
側を向く変形部分を持つ点、および、閉鎖位置におい
て、蓋の側面パネルが、内面のある変形部分と大きな摩
擦接触で境を接する点に特徴を有する。

【０００７】この発明の閉鎖助成手段により、パック部
分から突出するカラ−部分は、カラ−側面パネルにおい
て外に向かって変形され、従来通りに設計された蓋側面
パネルの内面が、閉鎖位置において、大きな摩擦力でカ
ラ−側面パネルと境を接する。このことが、閉鎖、開放
のプロセスの障害となることはない。

【０００８】この発明によれば、カラ−側面パネルは、
カラ−が、パック部分の適当な位置に挿入された際に変
形が起きるように、カラ−の適当な設計手段によって、
外側を向く凸部というかたちで自動的に変形される。

【０００９】この発明の好ましい実施例によれば、長手
方向のカラ−エッジは、カラ−前面パネルの幅が上方、
すなわち、パック部分から突出する自由エッジに向かっ
て増大するように、カラ−前面パネルとカラ−側面パネ
ルの間で発散する態様で配置される。長手方向のカラ−
エッジの正常な位置に対する傾きは、垂直線に対し約２
度である。

【００１０】

【作用】このように設計した結果、カラ−は、（カラ−
前面パネルの）狭い部分を有するヒンジ蓋付きパックの
パック部分の内側にその座を占める。パック部分から突
出するカラ−の自由部分は、その拡がりが増加する。カ
ラ−がパック部分中の適当な位置において、パック部分
に配置されるとき、この長手方向カラ−エッジの幾何学
的形状は、カラ−側面パネルの上方部分に、パック部分
から突出する外側を向く凸部を自動的に創出する。カラ
−側面パネルの凸部が、そうでなければカラ−によって
規定を受ける輪郭を越えて突出するように寸法が規定さ
れるので、蓋が閉じられる過程および閉じられてからの
位置において、蓋の側面パネルは、それらの内面を、増
大する摩擦力でカラ−側面パネルでと対向して休止し、
かくして閉鎖力がさらに大きくなる。

【００１１】ヒンジ蓋付きパック、したがってカラ−
は、丸みを帯びた長手方向の（カラ−）エッジを有する
ように好ましく形成される。これらエッジの各々は平行
する溝の集合体によって規定される。この発明に関する
提案によれば、垂直方向の、または、長手方向のカラ−
エッジに追随する打ち抜き部分が、さらなる閉鎖助成手
段として作用し、カラ−側面パネルに配列される。この
変形部分ないし凸部が形成される結果、これらの打ち抜
き部分は、突出端を形成しこれらの突出端をまた閉鎖力
を増大する。

【００１２】この発明によるヒンジ蓋付きパックの他に
目立つ特徴は、蓋の前面パネルの設計である。この発明
によれば、この蓋の前面パネルは、単層のパネルであ
り、丸みを帯びた舌状体である。パックの前面パネルの
近傍には、蓋の前面パネルの端部（蓋頭部）エッジの輪
郭と対応するほぼ丸みを帯びたエッジ（パック頭部エッ
ジ）を有するブランクが提供される。このことは、帯状
体中におけるブランク材料の省材料的な配置を可能にす
る。

【００１３】

【実施例】図示の好ましい実施例は、その４つの直立す
る長手方向エッジ１０，１１が丸いヒンジ蓋付きパック
ある。ヒンジ蓋付きパックは、パック部分１２と枢動自
在に連続する蓋１３とからなる。図１は、後方へ折り曲
げられているために視野の外にある開放した蓋１３を有
するヒンジ蓋付きパックの正面図である。

【００１４】パック部分１２は、典型的にパック前面パ
ネル１４，パック後面パネル１５および底部１６からな
る。パック側面パネル１７は、部分的に重なる側面タブ
１８，１９から形成される。

【００１５】したがって、蓋１３は、蓋前面パネル２
０，蓋後面パネル２１および端部パネル２２からなる。
蓋側面パネル２３は、重なる蓋側面タブ２４から形成さ
れる。

【００１６】丸みを帯びた長手方向エッジ１０，１１は
平行な溝２５の数によって規定される。これらの溝２５
は、ブランクの全長（図３）にわたって延在する。すな
わち、長手方向エッジ１０，１１の丸みに対応する部分
である蓋１３の近傍にも、延在する。

【００１７】ヒンジ蓋付きパックは、この場合、別体の
ブランク（図４）から形成されるカラ−２６とカラ−前
面パネル２７およびカラ−側面パネル２８，２９を具備
する。カラ−２６はまた、パック部分１２および蓋１３
の長手方向エッジ１０，１１と対応する丸みを帯びたカ
ラ−エッジ３０，３１を具備する。

【００１８】カラ−２６は、カラ−の半分３２がパック
部分１２から突出するようにパック部分１２に挿入され
る。少なくとも、カラ−前面パネル２７は、パック前面
パネル１４の内面に接着によって連結される。パック部
分から突出するカラ−部分３２は、ヒンジ蓋付きパック
が閉じた位置にあるとき蓋によって囲まれる。

【００１９】閉鎖位置では、一方において、パック部分
１２の閉鎖エッジが、他方において蓋１３が、互いに境
を接する。これらのエッジは、一方においてパックの側
面パネル１７の領域に位置するパック部分１２の傾いた
側面エッジ３３であり、他方において、蓋側面パネル２
３の領域に位置する対向エッジ３４である。前記エッジ
は、傾斜しており、パックの側面に向かって勾配がつい
ている。パックの後面の領域では、エッジは、パックの
後面パネル１５を蓋の後面パネル２１と連結する枢動ヒ
ンジ３５に通じる。

【００２０】パックの前面では、水平面で境を接するエ
ッジ（側面エッジ３３と対向エッジ３４）は、パックの
前面パネル１４の範囲を定める前面エッジ３６のかたち
で、また、蓋の前面パネル２０の領域に位置する蓋の前
面エッジ３７のかたちで延在する。

【００２１】カラ−２６は、パック部分１２の中でパッ
ク部分１２から突出するカラ−部分３２が、カラ−側面
パネル２８および／または２９の領域における外側を向
く変形部分を有するように配置される。この場合は、こ
の変形部分は、断面が曲がった突出部３８のかたちを取
る。その結果、カラ−２６の横断寸法は、自由な上方端
（図１）に向かうにつれて増加する。突出部３８の寸法
は、その一部がパック部分１２の輪郭をわずかに越えて
水平に突出するように規定される。

【００２２】蓋１３が閉じつつあるとき、主として蓋１
３が閉じた位置にあるとき、蓋の側面パネル２３の内面
は、突出部３８の領域において、増加する圧力と摩擦力
でカラ−臆面パネル２８，２９と接触する。突出部３８
の形とカラ−材料の性質の結果として、突出部３８は、
この過程で、蓋側面パネル２３の圧力により内側へ変形
を受ける。このように、有意に増加した閉鎖力によっ
て、閉鎖エッジ３３，３６および３６，３７が互いにぴ
ったり境を接することとなる蓋１３に作用する。同時
に、このパックは非常に扱いやすい。

【００２３】以上に説明した、この模範的な実施例のカ
ラ−側面パネル２８，２９の変形部分は、カラ−２６そ
れ自体の設計の結果である。カラ−前面パネル２７は、
長手方向カラ−エッジ３０，３１が上方に発散する態様
で伸びるので、頂部に向かって増大する幅を有する。こ
のことは、自動的に変形すなわち突出部３８を生じるパ
ック部分１２の外側のカラ−側面パネル２８，２９の領
域で緊張を引き起こす。カラ−前面パネル２７の幅は、
パック部分１２の入り口の領域で、その幅がパック部分
１２の内面の寸法（パック前面パネル１４の幅）と対応
するように選択されてよい。長手方向のカラ−エッジ３
０，３１の、長手方向エッジ１０，１１に対する傾き
は、どちらの場合も２度である。

【００２４】以上説明した、長手方向カラ−エッジ３
０，３１の傾いた位置は、丸みを帯びた長手方向エッジ
を有する実施例においても採用することができる。丸み
を帯びた長手方向カラ−エッジ３０，３１の領域にある
溝２５は、平行に伸びる。それらは、図示するように、
カラ−の長手方向エッジ３０，３１と同様頂部に向かっ
て発散してもよい。しかしながら、製造上の技術的理由
のため、溝２５の集合体が互いに平行なら、その方がよ
い。

【００２５】図示の模範例は、蓋１３に作用する増加し
た閉鎖力を創出するための他の追加的な手段を含む。こ
の目的で、カラ−側面パネル２８，２９は、突出部２８
の領域に直立した切り込み部３９を備える。この実施例
では、この切り込み部３９は、カラ−２６のの上方エッ
ジ、特に溝２５の集合体の位置に、隣接して配置され
る。このように、切り込み部３９には、わずかな傾きな
いし勾配が付される。切り込み部３９は、上方の自由端
からわずかな距離を残して終わっており、このことは切
り込み部が閉じていることを意味する。

【００２６】パック内でカラ−側面パネル２８，２９に
突出部が形成される結果、切り込み部３９は開く。この
ことは、蓋側面パネル２３の内面における摩擦力したが
って閉鎖力ををいっそう高める付加的に突出する保持エ
ッジ４０を創出する。突出部３８の領域では、切り込み
部３９は、蓋１３が閉鎖位置に到達したときに、突出す
る保持エッジ４０が、蓋側面パネル２３に「釣針が引っ
掛かる効果」（barb- like effect)を生じるように配置
される。したがって、保持エッジ４０は、パックの前面
に向く。

【００２７】以上説明した閉鎖助成とは関係なく、ヒン
ジ蓋付きパック用のブランク、すなわちヒンジ蓋付きパ
ックそのものは、特別な態様で設計される。特に、図３
から明らかなように、蓋前面エッジ３７は、特別に、す
なわち、曲がって、さらに一層特別には円弧の一部の形
態で設計される。蓋側面パネル２３の領域では、前記曲
がり部の両端部は、直線状のエッジ、特に対向エッジ３
４と隣接する。蓋の端部にある図３のブランクを規定す
る全体の輪郭は、それゆえ、曲がった中央領域（蓋前面
エッジ３７）および、これに隣接する直線状の脚（対向
エッジ３４）からなる。

【００２８】反対側において、ブランクは、同様に設計
される。パックの前面パネル１４の上方端を形成する前
面エッジ３６もまた、（凹状に）曲がって設計され、特
に蓋前面エッジ３７と整合する。曲がり部と隣り合う蓋
側面パネル１７の側面エッジ３３もまた、蓋の輪郭と一
致して直線状に延在する。

【００２９】このようにして設計されたブランクは、省
材料的な態様で製造することができる。何となれば、材
料の帯状体またはウエッブ中において、ブランクは、既
に説明したエッジ３３，３４；３６，３７の領域で互い
に境を接しているからである。隣り合うブランクは、こ
の領域において、単なる打ち抜きまたは分離切断による
分離を必要とするだけであり、何ら材料を浪費すること
がない。

【００３０】完成したパックの蓋の前面パネル２０は、
単層である。このことは、このようなパックに通常存在
する内蓋が存在しないことを意味する。そればかりか、
閉鎖エッジの丸みを帯びた実施例は、丸みを帯びた長手
方向エッジ１０，１１と整合する。

【００３１】長方形の長手方向エッジまたは正多角形状
ないし曲がった長手方向エッジを有するヒンジ蓋付きパ
ックも類似の手法で形成することができる。

【００３２】

【発明の効果】この発明の閉鎖助成手段により、パック
部分から突出するカラ−部分は、カラ−側面パネルにお
いて外に向かって変形され、従来通りに設計された蓋側
面パネルの内面が、閉鎖位置において、大きな摩擦力で
カラ−側面パネルと境を接する。このことが、閉鎖、開
放のプロセスの障害となることはない。

【００３３】この発明によれば、カラ−側面パネルは、
カラ−が、パック部分の適当な位置に挿入された際に変
形が起きるように、カラ−の適当な設計手段によって、
外側を向く凸部というかたちで自動的に変形される。

【図面の簡単な説明】

【図１】開放位置にあるヒンジ蓋パックの正面図。

【図２】図１のヒンジ蓋付きパックの細部、特にその上
方端部を拡大して示す平面図。

【図３】図１のヒンジ蓋付きパックのためのブランクの
展開図。

【図４】カラ−用ブランクの展開図。

【図５】ヒンジ蓋付きパックの一部を構成するように折
り畳まれた図４のカラ−の正面図。

【符号の説明】

１２…パック部分，１３…蓋，２３…蓋側面パネル，２
６…カラ−，２７…カラ−前面パネル，２８，２９…カ
ラ−側面パネル，３２…カラ−部分，

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カラ−（２６）は、パック部分（１２）
   中に配置されてパック部分から一部が突出し、 パック部分（１２）から突出するカラ−（２６）の部分
   （カラ−部分３２）は、蓋が閉じた位置にあるとき蓋
   （１３）によって囲まれ、 カラ−側面パネル（２８，２９）の少なくとも１つが、
   パック部分（１２）から突出する上方部分（カラ−部分
   ３２）中に、外側を向く変形部分を有する点、 および、閉鎖位置において、蓋側面パネル（２３）が、
   増大する摩擦接触で側面パネル（２８，２９）の内面と
   境を接する点に特徴を有する、 パック部分（１２）と、パック部分に枢動自在に付属す
   る蓋（１３）からなり、カラ−前面パネル（２７）を備
   えるカラ−（２６）と、カラ−側面パネル（２８，２
   ９）とを含む、特に、シガレット集合体を収容するため
   の（薄い）カ−ドボ−ドから作られるヒンジ蓋付きパッ
   ク。
2. 【請求項２】 カラ−側面パネル（２８，２９）の領域
   において、外側を向く変形部分が、断面形状が、曲がっ
   た輪郭を有する突出部分（３８）のかたちで存在する請
   求項１記載のヒンジ蓋付きパック。
3. 【請求項３】 一方において、カラ−前面パネル（２
   ７）と、他方において、カラ−側面パネル（２８，２
   ９）の間に形成される長手方向カラ−エッジ（３０，３
   １）が、カラ−（２６）がパック部分（１２）のパック
   側面パネルによって規定される寸法を越えて、（曲がっ
   た）カラ−側面パネル（２８，２９）とともに水平に突
   出するように、パック部分（１２）から突出する前記カ
   ラ−（２６）の自由端に向かう方向に発散する態様で延
   在する請求項２記載のヒンジ蓋付きパック。
4. 【請求項４】 各長手方向カラ−エッジ（３０，３１）
   が、複数の溝（２５）によって規定され、丸みが付さ
   れ、そして長手方向のを規定する複数の溝（２５）がそ
   れぞれ、互いに平行に延在する請求項３記載のヒンジ蓋
   付きパック。
5. 【請求項５】 長手方向カラ−エッジ（３０，３１）
   が、有効なカラ−前面パネル（２７）が、パック部分
   （１２）の外側の領域において、特に、カラ−（２６）
   の上方自由端に割り当てられる領域において、パック部
   分（１２）のパック側面パネル（１７）によって規定さ
   れるパック部分（１２）の内側の寸法より大きな幅を持
   つようにパック部分（１２）の長手方向エッジ（１０，
   １１）に対して約２度の角度で発散する請求項３記載の
   ヒンジ蓋付きパック。
6. 【請求項６】 カラ−側面パネル（２８，２９）の少な
   くとも１つが、変形部分の領域、特に、突出部（３８）
   の領域において、変形部またはカラ−側面パネル（２
   ８，２９）の突出部（３８）が存在する結果として突出
   する保持エッジ（４０）を形成するために、実質的に直
   立する切り込み部（３９）を具備し、この切り込み部
   が、蓋側面パネル（２３）の内面に対して摩擦を増大す
   る請求項１および他の請求項記載のヒンジ蓋付きパッ
   ク。
7. 【請求項７】 蓋前面パネル（２０）が単層パネルに設
   計され、パック部分（１２）と対面する（下方）領域に
   おいて丸みを帯びた舌状をなし、それによって丸みのつ
   いた自由端（蓋前面エッジ３７）を形成する点に特徴を
   有する、 パック部分（１２）と、パック部分に枢動自在に付属す
   る蓋（１３）からなり、カラ−前面パネル（２７）を備
   えるカラ−（２６）と、カラ−側面パネル（２８，２
   ９）と、 パック部分（１２）中に配置されて、パック部分から一
   部が突出するカラ−（２６）と、 蓋が閉じた位置にあるとき蓋（１３）によって囲まれ
   る、パック部分（１２）から突出するカラ−（２６）の
   部分（カラ−部分３２）と、 パック部分（１２）と蓋（１３）との間に形成されて閉
   鎖エッジとパック側面パネル（１７）の領域において傾
   いた態様で延在し、パック前面に向かって勾配のついた
   閉鎖エッジとを含む、特に、シガレット集合体を収容す
   るための（薄い）カ−ドボ−ドから作られるヒンジ蓋付
   きパック。
8. 【請求項８】 傾きに関して、曲がった蓋の前面エッジ
   （３７）が、蓋側面パネルの領域（対向エッジ３４の延
   長部）において、蓋の閉鎖エッジの延長部を形成する請
   求項７記載のヒンジ蓋付きパック。
9. 【請求項９】 パック前面パネル（１４）の自由端およ
   び隣接側面タブ（１９）が、ブランクが、材料を浪費す
   ることなく、この領域で分離可能であるような蓋側面タ
   ブを含めて、蓋前面パネル（２０）の端部の輪郭と一致
   して設計される請求項７または８記載のヒンジ蓋付きパ
   ック。