JPH05111864A - レンズの芯取加工機 - Google Patents

レンズの芯取加工機

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JPH05111864A
JPH05111864A JP3277992A JP27799291A JPH05111864A JP H05111864 A JPH05111864 A JP H05111864A JP 3277992 A JP3277992 A JP 3277992A JP 27799291 A JP27799291 A JP 27799291A JP H05111864 A JPH05111864 A JP H05111864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
slide table
weight
chucking
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP3277992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Nagao
修一 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP3277992A priority Critical patent/JPH05111864A/ja
Publication of JPH05111864A publication Critical patent/JPH05111864A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズのチャッキング力を一定にすることが
できると共に、レンズに応じてチャッキング力を変える
ことができるレンズの芯取加工機を提供する。 【構成】 一対のチャッキング装置14、16のうち一
方のチャッキング装置14を、スライドテーブル30の
端面31にピン67が当接支持された天秤66によりス
ライド移動可能に設ける。即ち、レンズをチャッキング
する際には、天秤66の他端部に懸架された錘72の自
重で天秤66を回動し、天秤66の前記ピンで前記スラ
イドテーブル30を他方のチャッキング装置16方向に
押圧付勢してスライド移動させ、レンズをチャッキング
する。これにより、レンズを錘72の自重で、即ち一定
の力でチャッキングすることができる。また、レンズに
応じて錘72の重さを変えることにより、レンズのチャ
ッキング力を変えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズの芯取加工機に係
り、特に内視鏡挿入部の先端等に取付けられる極小径レ
ンズの芯取りを行うレンズの芯取加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレンズの芯取加工機は図
3に示すように、レンズ1をその先端部でチャッキング
する一対のチャック軸(以下、ベル軸という)2、3を
対向して配置し、そして各ベル軸2、3を複数枚の歯車
を介して駆動モータ4に連結している。前記ベル軸2、
3は転がり軸受5、5によって回転可能に支持されると
共に、ベル軸2がその周面に形成されたスプライン2a
によって歯車6に対しスライド移動自在に取付けられ
る。
【0003】そして、チャッキングされた前記レンズ1
の芯取りを行うには、前記駆動モータ4で各ベル軸2、
3を回転してレンズ1を回転させながら砥石7を回転さ
せ、この砥石7でレンズ1の周縁を研磨する。図中左側
のベル軸2は、その基端部にエアシリンダ8のロッド部
9が連結され、ロッド部9を伸縮することによりスライ
ド移動可能に設けられている。従って、レンズ1をチャ
ッキングする際には、先ず前記ロッド部9を収縮しベル
軸2を図中左方向にスライド移動させてレンズ1のチャ
ッキング位置から退避させる。次に、レンズ1の片方面
(図中右側面)をベル軸3の先端部に当接して回転さ
せ、ベル軸3の軸芯とレンズ1の光軸を一致させる。次
いで、この状態を保持し、ロッド部9を伸長してベル軸
2の先端部をレンズ1のもう片方面(図中左側面)に当
接させる。これによって、レンズ1はロッド部9に押さ
れたベル軸2と固定側のベル軸3との間でチャッキング
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンズの芯取加工機では、エアシリンダ8の内部摺動抵
抗が不均一なので、ロッド部9によるレンズ1のチャッ
キング力が不均一になり、チャッキング力が弱いと芯取
り加工中にレンズ1が外れたり、チャッキング力が強い
とレンズ1が損傷したりするという欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、レンズのチャッキング力を一定にすることがで
きると共に、レンズに応じてチャッキング力を非常に微
小圧力から自在に変えることができるレンズの芯取加工
機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、対向して配置された一対のチャック軸のうち
一方のチャック軸をスライド移動可能に配置し、該一方
のチャック軸を他方のチャック軸方向に向けてスライド
移動させて一対のチャック軸の先端部でレンズをチャッ
キングし、一対のチャック軸を回転させてレンズを回転
させながらレンズの周縁を砥石で研磨することによりレ
ンズの芯取りを行うレンズの芯取加工機に於いて、前記
一方のチャック軸が取付けられると共に、一方のチャッ
ク軸のスライド方向に沿ってリニア方向のエアベアリン
グで支持されたスライドテーブルと、中央部に回動支点
が設けられ、その一端部が前記スライドテーブルに当接
支持されると共に他端部に錘が懸架され、該錘の自重で
回動することにより前記一端部でスライドテーブルを前
記他方のチャック軸方向に押圧付勢してスライド移動さ
せる付勢手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、レンズをチャッキングする際
には、付勢手段の他端部に懸架された錘の自重で付勢手
段を回動し、付勢手段の一端部でエアスライドテーブル
を他方のチャック軸方向に押圧付勢してスライド移動さ
せ、レンズを一対のチャック軸でチャッキングする。こ
れにより、レンズを錘の自重で、即ち一定の力でチャッ
キングすることができる。また、レンズに応じて錘の重
さを変えることにより、レンズのチャッキング力を変え
ることができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るレンズの
芯取加工機の好ましい実施例について詳説する。図1は
本発明に係るレンズの芯取加工機10の実施例を示す正
面図が示され、図2には図1に於ける平面図が示されて
いる。前記レンズの芯取加工機10は、基台12上に一
対のチャッキング装置14、16と、研磨装置18とが
設けられて構成される。前記一対のチャッキング装置1
4、16は、その端部に取付けられたベル軸20、22
の先端部で図示しないレンズをチャッキングする為に対
向して設置される。また、前記研磨装置18には、チャ
ッキングされた前記レンズの周縁を研磨する砥石24が
回転可能に取付けられている。
【0009】前記チャッキング装置14は、前記基台1
2上に固定されたガイドテーブル28上にスライドテー
ブル30がスライド移動自在に支持され、このスライド
テーブル30はガイドテーブル28にリニア方向のエア
ベアリングを介して支持されている。前記スライドテー
ブル30上には駆動モータ32が設置され、この駆動モ
ータ32にはカップリング34を介して前述したベル軸
20が連結される。尚、このベル軸20はラジアル方向
のエアベアリング36によって回転可能に支持されてい
る。
【0010】前記カップリング34にはプーリ38が固
着され、このプーリ38はベルト40を介して図2に示
すエンコーダ42のプーリ44に連結される。また、エ
ンコーダ42は図中点線で示すケーブル46を介して前
述したベル軸22を回転させるステッピングモータ48
に接続される。従って、ベル軸22は、エンコーダ42
からの信号により駆動モータ32と同回転になるように
制御されたステッピングモータ48によって、ベル軸2
0と同回転数で回転するように制御される。
【0011】また、前記スライドテーブル30の側面に
は図1で示す逆L字形状のアーム50が固着され、この
アームの下部に形成された開口部52にエアシリンダ5
4のロッド56が装着されている。従って、ロッド56
を図示した位置から伸長することにより、スライドテー
ブル30をガイドテーブル28に沿ってチャッキング装
置16方向にスライド移動させることができる。
【0012】前記ロッド部56の先端部で前記アーム5
0の両側には、一対のストッパ58、60が間隔Tをも
って固着される。また、一対のマイクロメータ62、6
4が前記エアシリンダ54に対向して配置されている。
前記マイクロメータ62は、ロッド部56のストッパ6
0に対向して配置され、ロッド部56が伸長した際にス
トッパ60がマイクロメータ62の先端に当接すること
によりロッド部56の伸長量が制限される。また、前記
マイクロメータ64は、アーム50に対向して配置さ
れ、ロッド部56が伸長した際にアーム60がマイクロ
メータ64の先端に当接することによりロッド部56の
伸長量が制限される。尚、ストッパ60からマイクロメ
ータ62の先端までの距離、及びストッパ60からマイ
クロメータ64の先端までの距離は等しく、そしてこの
距離は、ロッド部56が収縮した状態にあるチャッキン
グ装置14のベル軸20の先端部からチャッキング装置
16のベル軸22の先端部までの距離よりも若干短くな
るように、前記マイクロメータ62、64で調整されて
いる。
【0013】更に、スライドテーブル30の図中左端面
31には、図2に示す天秤66の一端部に取付けられた
ピン67が当接支持される。この天秤66は、その支点
68を中心に基台12上で回動可能に支持され、また天
秤66の他端部には錘72(図1に示す)がワイヤ70
を介して懸架されている。従って、天秤66は錘72の
重量で図2中時計方向回りに回転するように一定の力で
付勢されている。
【0014】一方、チャッキング装置16はレール74
上に支持アーム76が所定の位置で固定され、この支持
アーム76上に前述したステッピングモータ48が設け
られている。前記ステッピングモータ48には図1中点
線で示すカップリング78を介してベル軸22が連結さ
れる。尚、このベル軸22は、ベル軸20と同様にラジ
アル方向のエアベアリング80によって回転可能に支持
されている。
【0015】また、前記研磨装置18は、チャッキング
装置14のスライド移動方向に対して直交する方向にス
ライド移動可能に設けられる。研磨装置18の砥石軸8
2は中空軸で形成されると共に、砥石軸82の表面に中
空部と連通した図示しないエア噴出孔が形成される。前
記中空部には図示しないエア供給ポンプが連結される。
前記砥石軸82は、前記エア供給ポンプから前記中空部
に供給されたエア圧力で回転する。これにより、砥石軸
82の先端部に固着された砥石24が回転する。
【0016】次に、前記の如く構成されたレンズの芯取
加工機10の作用について説明する。先ず、一対のチャ
ッキング装置14、16でレンズをチャッキングする作
業について説明する。先ず、図1、図2に示した位置で
スライドテーブル30を、エアシリンダ54のロッド部
56を伸長してガイドテーブル28に沿ってチャッキン
グ装置16方向に移動する。即ち、ロッド部56のスト
ッパ60がマイクロメータ62の先端部に当接する位置
までスライド移動させる。次に、スライドテーブル30
を反対方向に手動でスライド移動させる。スライドテー
ブル30は、天秤66の付勢力に抗してストッパ58と
ストッパ60との間隔Tの距離分だけ反対方向に移動す
ることができる。そして、この時にベル軸20とベル軸
22との間に隙間が生じるので、この隙間に芯取り加工
するレンズを挿入し、レンズの片方面をベル軸22の先
端部に当接する。そして、スライドテーブル30を天秤
66の付勢力でチャッキング装置16方向に徐々にスラ
イド移動させ、ベル軸20の先端部をレンズのもう片方
面に当接する。これにより、レンズを錘72の自重で、
即ち一定の力でチャッキングすることができる。
【0017】次に、レンズの芯取り行うには、ベル軸2
0を駆動モータ32で、ベル軸22をステッピングモー
タ48でそれぞれ回転させて、レンズを回転させながら
砥石24を回転させてレンズの周縁を研磨する。これに
より、本実施例ではレンズを一定の力でチャッキングす
ることができるので、芯取り加工中に於けるレンズの外
れ、及び損傷を防止することができる。また、レンズに
応じて前記錘72の重さを変えることにより、チャッキ
ング力を変えることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
の芯取加工機によれば、付勢手段の他端部に懸架された
錘の自重で付勢手段を回動し、付勢手段の一端部でスラ
イドテーブルを他方のチャック軸方向に押圧付勢してス
ライド移動させ、レンズを一対のチャック軸でチャッキ
ングするようにしたので、レンズを錘の自重で、即ち一
定の力でチャッキングすることができる。また、レンズ
に応じて錘の重さを変えることにより、レンズのチャッ
キング力を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズの芯取加工機の実施例を示
す正面図
【図2】図1に於ける平面図
【図3】従来のレンズの芯取加工機の実施例を示す説明
【符号の説明】
10…レンズの芯取加工機 12…基台 14、16…チャッキング装置 18…研磨装置 20、22…ベル軸 28…ガイドテーブル 30…スライドテーブル 32…駆動モータ 48…ステッピングモータ 66…天秤 72…錘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された一対のチャック軸の
    うち一方のチャック軸をスライド移動可能に配置し、該
    一方のチャック軸を他方のチャック軸方向に向けてスラ
    イド移動させて一対のチャック軸の先端部でレンズをチ
    ャッキングし、一対のチャック軸を回転させてレンズを
    回転させながらレンズの周縁を砥石で研磨することによ
    りレンズの芯取りを行うレンズの芯取加工機に於いて、 前記一方のチャック軸が取付けられると共に、一方のチ
    ャック軸のスライド方向に沿ってリニア方向のエアベア
    リングで支持されたスライドテーブルと、 中央部に回動支点が設けられ、その一端部が前記スライ
    ドテーブルに当接支持されると共に他端部に錘が懸架さ
    れ、該錘の自重で回動することにより前記一端部でスラ
    イドテーブルを前記他方のチャック軸方向に押圧付勢し
    てスライド移動させる付勢手段と、 を備えたことを特徴とするレンズの芯取加工機。
JP3277992A 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機 Pending JPH05111864A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3277992A JPH05111864A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機

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JP3277992A JPH05111864A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機

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Publication Number Publication Date
JPH05111864A true JPH05111864A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17591118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3277992A Pending JPH05111864A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機

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JP (1) JPH05111864A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6328630B1 (en) * 1998-10-05 2001-12-11 Hoya Corporation Eyeglass lens end face machining method
CN109277892A (zh) * 2018-11-28 2019-01-29 东北石油大学 一种微小岩芯样品夹持打磨装置及其同轴打磨方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6328630B1 (en) * 1998-10-05 2001-12-11 Hoya Corporation Eyeglass lens end face machining method
CN109277892A (zh) * 2018-11-28 2019-01-29 东北石油大学 一种微小岩芯样品夹持打磨装置及其同轴打磨方法
CN109277892B (zh) * 2018-11-28 2023-10-03 东北石油大学 一种微小岩芯样品夹持打磨装置及其同轴打磨方法

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