JPH05111865A - レンズの芯取加工機 - Google Patents

レンズの芯取加工機

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Publication number
JPH05111865A
JPH05111865A JP27799391A JP27799391A JPH05111865A JP H05111865 A JPH05111865 A JP H05111865A JP 27799391 A JP27799391 A JP 27799391A JP 27799391 A JP27799391 A JP 27799391A JP H05111865 A JPH05111865 A JP H05111865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
shaft
bell
chuck
stepping motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP27799391A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Nagao
修一 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP27799391A priority Critical patent/JPH05111865A/ja
Publication of JPH05111865A publication Critical patent/JPH05111865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベル軸20、22の回転差を無くしてレン
ズの加工品質を向上させることができるレンズの芯取加
工機を提供する。 【構成】 対向して配置された一対のチャッキング装
置14、16のうち一方のチャッキング装置14のベル
軸20に駆動モータ32を連結し、また、他方のチャッ
キング装置16のベル軸22にステッピングモータ76
を連結する。そして、駆動モータ32から入力される一
方のベル軸20の回転数を示す信号をパルス信号に変換
してこのパルス信号を前記ステッピングモータ76に出
力し、ステッピングモータ76で回転される他方のベル
軸22の回転数を前記一方のベル軸20の回転数と同期
するように制御するエンコーダ42を設ける。これによ
り、各ベル軸20、22の回転差を無くすことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズの芯取加工機に係
り、特に内視鏡挿入部の先端等に取付けられる極小径レ
ンズの芯取りを行うレンズの芯取加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレンズの芯取加工機は図
3に示すように、レンズ1をその先端部でチャッキング
する一対のチャック軸(以下、ベル軸という)2、3を
対向して配置し、そして各ベル軸2、3を複数枚の歯車
を介して1台の駆動モータ4に連結している。前記ベル
軸2、3は、転がり軸受5、5によって回転可能に支持
されると共に、ベル軸2がその周面に形成されたスプラ
イン2aによって歯車6に対しスライド移動可能に取付
けられる。
【0003】そして、チャッキングされた前記レンズ1
の芯取りを行うには、前記駆動モータ4で各ベル軸2、
3を回転してレンズを回転させながら砥石7を回転さ
せ、この砥石7でレンズ1の周縁を研磨する。図中左側
のベル軸2は、その基端部にエアシリンダ8のロッド部
9が連結され、ロッド部9を伸縮することによりスライ
ド移動可能に設けられている。従って、レンズ1をチャ
ッキングする際には、先ず前記ロッド部9を収縮しベル
軸2を図中左方向にスライド移動させてレンズ1のチャ
ッキング位置から退避させる。次に、レンズ1の片方面
(図中右側面)をベル軸3の先端部に当接して回転さ
せ、ベル軸3の軸芯とレンズ1の光軸を一致させる。次
いで、この状態を保持し、ロッド部9を伸長してベル軸
2の先端部をレンズ1のもう片方面(図中左側面)に当
接させる。これによって、レンズ1はロッド部9に押さ
れたベル軸2と固定側のベル軸3との間でチャッキング
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンズの芯取加工機では、1台の駆動モータ4でベル軸
2、3を回転させなければならない為に設けられた複数
枚の歯車によるバックラッシの差でベル軸2、3に回転
差が生じ、これにより芯取り加工中のレンズ1に傷、ピ
リ、欠け等が発生するという欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、チャック軸の回転差を無くしてレンズの加工品
質を向上させることができるレンズの芯取加工機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、対向して配置された一対のチャック軸の先端
部でレンズをチャッキングし、一対のチャック軸を回転
させてレンズを回転させながらレンズの周縁を砥石で研
磨することによりレンズの芯取りを行うレンズの芯取加
工機に於いて、前記一対のチャック軸のうち一方のチャ
ック軸に回転を伝達する駆動モータと、前記一対のチャ
ック軸のうち他方のチャック軸に回転を伝達するステッ
ピングモータと、駆動モータから入力される一方のチャ
ック軸の回転数を示す信号をパルス信号に変換してこの
パルス信号を前記ステッピングモータに出力し、ステッ
ピングモータで回転される他方のチャック軸の回転数を
前記一方のチャック軸の回転数と同期するように制御す
るエンコーダ装置と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、ステッピングモータで回転さ
れる他方のチャック軸の回転数が、駆動モータで回転さ
れる一方のチャック軸の回転数と同期するようにエンコ
ーダ装置でステッピングモータを制御する。これによ
り、各チャック軸の回転差を無くすことができる。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るレンズの
芯取加工機の好ましい実施例について詳説する。図1は
本発明に係るレンズの芯取加工機10の実施例を示す正
面図が示され、図2には図1に於ける平面図が示されて
いる。前記レンズの芯取加工機10は、基台12上に一
対のチャッキング装置14、16と、研磨装置18とが
設けられて構成される。前記一対のチャッキング装置1
4、16は、その端部に取付けられたベル軸20、22
の先端部で図示しないレンズをチャッキングする為に対
向して設置される。また、前記研磨装置18には、チャ
ッキングされた前記レンズの周縁を研磨する砥石24が
回転可能に取付けられている。
【0009】前記チャッキング装置14は、前記基台1
2上に固定されたガイドテーブル28上にスライドテー
ブル30がスライド移動自在に支持され、このスライド
テーブル30はガイドテーブル28にリニア方向のエア
ベアリングを介して支持されている。前記スライドテー
ブル30上には駆動モータ32が設置され、この駆動モ
ータ32にはカップリング34を介して前述したベル軸
20が連結される。尚、このベル軸20はラジアル方向
のエアベアリング36によって回転可能に支持されてい
る。
【0010】前記カップリング34にはプーリ38が固
着され、このプーリ38はベルト40を介して図2に示
すエンコーダ42のプーリ44に連結される。また、エ
ンコーダ42は図中点線で示すケーブル46を介して前
述したベル軸22を回転させるステッピングモータ48
に接続される。従って、ベル軸22は、エンコーダ42
からの信号により駆動モータ32と同回転になるように
制御されたステッピングモータ48によって、ベル軸2
0と同回転数で回転するように制御される。
【0011】また、前記支持台30の側面には図1で示
す逆L字形状のアーム50が固着され、このアームの下
部に形成された開口部52にエアシリンダ54のロッド
56が装着されている。従って、ロッド56を図示した
位置から伸長することにより、支持台30をエアスライ
ドテーブル28に沿ってチャッキング装置16方向にス
ライド移動させることができる。
【0012】前記ロッド部56の先端部で前記アーム5
0の両側には、一対のストッパ58、60が間隔Tをも
って固着される。また、一対のマイクロメータ62、6
4が前記エアシリンダ54に対向して配置されている。
前記マイクロメータ62は、ロッド部56のストッパ6
0に対向して配置され、ロッド部56が伸長した際にス
トッパ60がマイクロメータ62の先端に当接すること
によりロッド部56の伸長量が制限される。また、前記
マイクロメータ64は、アーム50に対向して配置さ
れ、ロッド部56が伸長した際にアーム60がマイクロ
メータ64の先端に当接することによりロッド部56の
伸長量が制限される。尚、ストッパ60からマイクロメ
ータ62の先端までの距離、及びストッパ60からマイ
クロメータ64の先端までの距離は等しく、そしてこの
距離は、ロッド部56が収縮した状態にあるチャッキン
グ装置14のベル軸20の先端部からチャッキング装置
16のベル軸22の先端部までの距離よりも若干短くな
るように、前記マイクロメータ62、64で調整されて
いる。
【0013】更に、スライドテーブル30の図中左端面
31には、図2に示す天秤66の一端部に取付けられた
ピン67が当接支持される。この天秤66は、その支点
68を中心として基台12上で回動可能に支持され、ま
た天秤66の他端部には錘72(図1に示す)がワイヤ
70を介して懸架されている。従って、天秤66は錘7
2の重量で図2中時計方向回りに回転するように一定の
力で付勢されている。これにより、スライドテーブル3
0は、天秤66のピン67によってチャッキング装置1
6方向に常に一定の力で押圧されている。
【0014】一方、チャッキング装置16はレール74
上に支持アーム76が所定の位置で固定され、この支持
アーム76上に前述したステッピングモータ48が設け
られている。前記ステッピングモータ48には図1中点
線で示すカップリング78を介してベル軸22が連結さ
れる。尚、このベル軸22は、ベル軸20と同様にラジ
アル方向のエアベアリング80によって回転可能に支持
されている。
【0015】また、前記研磨装置18は、チャッキング
装置14のスライド移動方向に対して直交する方向にス
ライド移動可能に設けられる。研磨装置18の砥石軸8
2は中空軸で形成されると共に、砥石軸82の表面に中
空部と連通した図示しないエア噴出孔が形成される。前
記中空部には図示しないエア供給ポンプが連結される。
前記砥石軸82は、前記エア供給ポンプから前記中空部
に供給されたエア圧力で回転する。これにより、砥石軸
82の先端部に固着された砥石24が回転する。
【0016】次に、前記の如く構成されたレンズの芯取
加工機10の作用について説明する。先ず、一対のチャ
ッキング装置14、16でレンズをチャッキングする作
業について説明する。先ず、図1、図2に示した位置に
あるスライドテーブル30をエアシリンダ54のロッド
部56を伸長してガイドテーブル28に沿ってチャッキ
ング装置16方向に移動する。即ち、ロッド部56のス
トッパ60がマイクロメータ62の先端部に当接する位
置までスライド移動させる。次に、スライドテーブル3
0を反対方向に手動でスライド移動させる。スライドテ
ーブル30は、天秤66の付勢力に抗してストッパ58
とストッパ60との間隔Tの距離分だけ反対方向に移動
することができる。そして、この時にベル軸20とベル
軸22との間に隙間が生じるので、この隙間に芯取り加
工するレンズを挿入し、レンズの片方面をベル軸22の
先端部に当接する。そして、スライドテーブル30を天
秤66の付勢力でチャッキング装置16方向に徐々にス
ライド移動させ、ベル軸20の先端部をレンズのもう片
方面に当接する。これにより、レンズを一定のチャッキ
ング力でチャッキングすることができる。
【0017】次に、レンズの芯取り行うには、ベル軸2
0を駆動モータ32で、ベル軸22をステッピングモー
タ48でそれぞれ回転させて、レンズを回転させながら
砥石24を回転させてレンズの周縁を研磨する。この
時、エンコーダ42によってベル軸22の回転がベル軸
20の回転と同期するようにステッピングモータ76を
制御しているので、ベル軸20、22の回転差を無くす
ことができる。
【0018】これにより、本実施例ではベル軸20、2
2の回転差を無くすことができるので、芯取り加工中の
レンズに傷、ピリ、欠けが発生しない。従って、レンズ
の加工品質を向上させることできる。尚、本実施例で
は、チャッキング装置14側に駆動モータ32を取付
け、チャッキング装置16側にステッピングモータ76
を取付けるようにしたが、駆動モータ32とステッピン
グモータ76を逆に取付けても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
の芯取加工機によれば、ステッピングモータで回転され
る他方のチャック軸の回転数が、駆動モータで回転され
る一方のチャック軸の回転数と同期するようにエンコー
ダ装置でステッピングモータを制御し、各チャック軸の
回転差を無くしたので、レンズの加工品質を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズの芯取加工機の実施例を示
す正面図
【図2】図1に於ける平面図
【図3】従来のレンズの芯取加工機の実施例を示す説明
【符号の説明】
10…レンズの芯取加工機 12…基台 14、16…チャッキング装置 18…研磨装置 20、22…ベル軸 28…ガイドテーブル 30…スライドテーブル 32…駆動モータ 36、80…エアベアリング 42…エンコーダ 48…ステッピングモータ 66…天秤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された一対のチャック軸の
    先端部でレンズをチャッキングし、一対のチャック軸を
    回転させてレンズを回転させながらレンズの周縁を砥石
    で研磨することによりレンズの芯取りを行うレンズの芯
    取加工機に於いて、 前記一対のチャック軸のうち一方のチャック軸に回転を
    伝達する駆動モータと、 前記一対のチャック軸のうち他方のチャック軸に回転を
    伝達するステッピングモータと、 駆動モータから入力される一方のチャック軸の回転数を
    示す信号をパルス信号に変換してこのパルス信号を前記
    ステッピングモータに出力し、ステッピングモータで回
    転される他方のチャック軸の回転数を前記一方のチャッ
    ク軸の回転数と同期するように制御するエンコーダ装置
    と、 を備えたことを特徴とするレンズの芯取加工機。
JP27799391A 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機 Pending JPH05111865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27799391A JPH05111865A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27799391A JPH05111865A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05111865A true JPH05111865A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17591133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27799391A Pending JPH05111865A (ja) 1991-10-24 1991-10-24 レンズの芯取加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05111865A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333684A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ加工装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333684A (ja) * 1998-05-29 1999-12-07 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ加工装置

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