JPH0511180B2 - - Google Patents

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JPH0511180B2
JPH0511180B2 JP61298470A JP29847086A JPH0511180B2 JP H0511180 B2 JPH0511180 B2 JP H0511180B2 JP 61298470 A JP61298470 A JP 61298470A JP 29847086 A JP29847086 A JP 29847086A JP H0511180 B2 JPH0511180 B2 JP H0511180B2
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JP
Japan
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repair
aerated concrete
repair material
lightweight
lightweight aerated
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61298470A
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English (en)
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JPS63151762A (ja
Inventor
Takahisa Hatsutori
Kyomitsu Eto
Toshe Myamoto
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Clion Co Ltd
Original Assignee
Onoda ALC Co Ltd
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Publication date
Application filed by Onoda ALC Co Ltd filed Critical Onoda ALC Co Ltd
Priority to JP29847086A priority Critical patent/JPS63151762A/ja
Publication of JPS63151762A publication Critical patent/JPS63151762A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は表面が凹凸状に形成された軽量気泡コ
ンクリートの表面欠損部(以下、欠損部と称す
る)を修復するための軽量気泡コンクリートの補
修方法に関する。
(従来の技術) 軽量気泡コンクリートは、内部に無数の気泡を
有して軽量性及び断熱性等に優れるため、近年例
えば建築物の外装材として多用させている。とこ
ろが反面、この軽量気泡コンクリート板は、輸送
時や施工時に衝撃を受けるとその多孔性のために
角部や稜部等に欠損が発生することがあたつた。
建築物の外装材として使用される従来の軽量気泡
コンクリート板は表面が平滑に形成されていたた
め、欠損部が生じてもそこに例えばモルタル系の
補修材を充填してその表面をナイフ等で平滑に削
れば比較的容易に補修が可能である。
しかしながら、近年、軽量気泡コンクリート板
の表面に例えば多数の小鋼球を吹付けて表面を浸
蝕させることにより、表面に自然な凹凸模様を形
成したものが供されている。この種の軽量気泡コ
ンクリート板に欠損部が生じたときに従来の補修
方法を適用すれば、本来の表面は凹凸状であるの
に補修部分は平滑になつてしまうため、見栄えを
著しく損うことになる。このため、この種の軽量
気泡コンクリート板にあつては、表面欠損の補修
が困難とされ、大きな欠損が生じたものは廃棄処
分にされていたのが実情であつた。
(発明が解決しようとする問題点) 以上述べたように、表面が凹凸状に形成された
軽量気泡コンクリートでは、従来、有効な補修方
法がなかつたため、その確立が強く要望されてい
たのである。
そこで、本発明の目的は、凹凸状表面を有する
軽量気泡コンクリートであつても、見栄えを損う
ことなく欠損部を修復できる軽量気泡コンクリー
トの補修方法を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は前記の目的を達成するために、多数の
硬質粒体を投射することによつて表面が凹凸状に
形成された軽量気泡コンクリートの欠損部を補修
する方法において、前記欠損部にそれを補修する
ための補修材を充填するとともに、前記軽量気泡
コンクリートの凹凸状表面形状を予め型取りして
得た型材を前記補修材の上に宛がつて前記欠損部
に充填された補修材の表面が他の表面とほぼ同一
になるように面合わせをした後、前記補修材を硬
化させ、次いで前記型材を除去するという手段を
採用する。なおここで「ほぼ」なる語は、補修材
の表面と他の表面との間に視認できる程度の段差
が存在しないという意味において使用する。
(作用) 多数の硬質粒体を投射して得られた軽量気泡コ
ンクリートはマクロ的にもミクロ的にも不揃いな
凹凸面を有する。この様な軽量気泡コンクリート
の一部に欠損部が発生すると、この欠損部にそれ
を補修する補修材を充填して、充填材を硬化させ
るのであるが、硬化した補修材の表面は前記軽量
気泡コンクリートの表面に比較するとミクロ的に
は平滑であるので、マクロ的にも不揃いな凹凸面
を形成させるため特定の型材を欠損部において硬
化する前の補修材に宛てがうとともに、前記欠損
部に充填された補修材の表面が他の表面とほぼ同
一になるよう画合わせをする。
前記型材は予め軽量気泡コンクリートの凹凸状
表面形状を型取りして得たものである。
補修材が硬化したら、型材を除去すると、軽量
気泡コンクリートの表面形状をミクロ的にもマク
ロ的にも不揃いな補修面が非補修面を倣い取つて
現出される。
(実施例) 以下、本発明の第1実施例につき第1図を参照
して説明する。
第1図に示す軽量気泡コンクリート板1は、例
えば建築物の外装材として使用されるもので、そ
の表面は自然な凹凸状に形成されている。これは
例えば、周知方法により形成・切断した軽量気泡
コンクリート板に多数の硬質粒体を投射して表面
を浸蝕することにより凹凸状に形成したものであ
る。斯かる軽量気泡コンクリート板1は輸送時或
は施工時等に大きな衝撃を受けると表面が欠損し
て欠損部が生ずることがあり、この欠損部が軽量
気泡コンクリート板1の稜部に生じた例を第1図
において符号「2」にて示してある。このような
欠損部2は次のようにして補修する。
まず、軽量気泡コンクリート板1の本来の凹凸
表面上に例えば矩形の仕切り枠を載置し、その仕
切り枠内に型取り材料(例えば信越化学工業株式
会社製の型取り用RTVゴム)を流し込んで軽量
気泡コンクリート板1の表面凹凸を型取つた型材
3を製作する。この型材3は軽量気泡コンクリー
ト板1の表面凹凸に相応する凹凸表面を有するこ
とになる。そして、この型材3を、第1図Bに示
すように、軽量気泡コンクリート板1の表面に欠
損部2を覆うようにして宛がつた後、欠損部2内
に側方から補修材4を充填するとともに、その充
填材4の表面が他の表面と同一になるように面合
わせをする。この補修材4は例えばモルタル系補
修材である小野田エー・エル・シー株式会社製の
モルホワイト(商品名)に硬化促進剤及び微量の
アルミ粉末を添加したものが好適するが、これに
限られるものではない。また、上記硬化促進剤と
しては、か焼ミヨウバン石30〜70重量%、消石灰
20〜70重量%、亜硝酸塩3〜10重量%及び型無
水石コウ又は半水石コウ1〜3重量%を混合して
なるものが好適し、その添加量は温度に応じて3
〜20重量%とすることが望ましい。尚、この硬化
促進剤については、本出願人の出願に係る特願昭
61−204282号に詳述してある。
この後、第1図Cに示すように、欠損部2の側
面を宛板5にて閉鎖すると共に、型板3を図示し
ないクランプ装置により加圧してクランプしてお
く。これにより、補修材4は型材3が宛がわれた
状態で硬化するから、十分に硬化したところで型
材3及び宛材5を除去すれば、第1図Dに示すよ
うに、欠損部2に充填された補修材4の表面が軽
量気泡コンクリート板1の表面凹凸と同様な凹凸
表面となつて欠損部2が修復される。これにて、
大きな欠損が発生した軽量気泡コンクリート板1
であつても、欠損部を容易に修復して廃棄処分に
することなく利用できるものである。しかも、特
に本実施例のように硬化促進剤を添加した補修材
4を使用すれば、補修材4の凝結始発時間を最短
3分程度、凝結終結時間を最短20分程度とするこ
とができるから、補修に要する作業時間を著しく
短縮することができ、施工能率や作業コストの点
で利点が大きい。
第2図は本発明の第2実施例を示すもので、軽
量気泡コンクリート板1の中央寄りに生じた欠損
部7を補修する場合に適用される。斯かる欠損部
7を補修するには、まず欠損部7に補修材4を埋
め込み、その後、前記第1実施例と同様にして形
成した型材3を上から宛がつて図示しないクラン
プ装置により加圧する。これにより、補修材4が
型材3に宛がわれた状態で硬化するから、補修材
4の硬化後に型材3を取り外せば、補修材4の表
面が軽量気泡コンクリート板1と同等な凹凸表面
となつて欠損部7の補修が完了する。従つて、こ
の第2実施例によつても第1実施例と同様な効果
を得ることができる。
尚、特に上記各実施例では、型材3を軽量気泡
コンクリート板1の表面から型取りして作成した
から、補修材4の表面は軽量気泡コンクリート板
1の本来の自然な凹凸表面と同一な凹凸状となつ
て本来の表面部分と修復部分との区別が全くなく
なる。更には、上記実施例では型材3を型取りゴ
ムにより形成して弾力性を有するようにしたか
ら、型材3のクランプ時に軽量気泡コンクリート
板1表面への密着性に優れ、また型材3の除去作
業が容易になるが、本発明は必ずしもこれに限ら
れず、硬質の型材であつても所期の目的は十分に
達成できるものである。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
に限定されるものではなく、例えば、軽量気泡コ
ンクリートの凹凸状表面形状を型材で型取りする
場合、補修せんとする軽量気泡コンクリートその
ものの表面を型取りする方法以外に、その軽量気
泡コンクリートの場合と同じように、多数の硬質
粒体を投射して表面を凹凸状にして得た同種の、
かつ他の軽量気泡コンクリートの表面形状を型取
りする方法を採用する等、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変更して実施することができ
る。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、表面
が凹凸状に形成された軽量気泡コンクリートに欠
損が生じても、欠損部分を本来の凹凸状表面に近
似した状態に修復することができるので、大きな
表面欠損が発生しても軽量気泡コンクリートを廃
棄処分にせずとも済むようになるという優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を工程順に示す断
面図、第2図は本発明の第2実施例を示す断面図
である。 図面中、1は軽量気泡コンクリート板、2,7
は欠損部、3は型材、4は補修材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数の硬質粒体を投射することによつて表面
    が凹凸状に形成された軽量気泡コンクリートの表
    面欠損部を補修する方法において、前記欠損部に
    それを補修するための補修材を充填するととも
    に、前記軽量気泡コンクリートの凹凸状表面形状
    を予め型取りして得た型材を前記補修材の上に宛
    がつて、前記表面欠損部の補修材の表面が他の表
    面とほぼ同一になるように面合わせをした後、前
    記補修材を硬化させ、次いで前記型材を除去する
    ことを特徴とする軽量気泡コンクリートの補修方
    法。
JP29847086A 1986-12-15 1986-12-15 軽量気泡コンクリ−トの補修方法 Granted JPS63151762A (ja)

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