JPH05111326A - きのこの栽培方法 - Google Patents
きのこの栽培方法Info
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- JPH05111326A JPH05111326A JP3169250A JP16925091A JPH05111326A JP H05111326 A JPH05111326 A JP H05111326A JP 3169250 A JP3169250 A JP 3169250A JP 16925091 A JP16925091 A JP 16925091A JP H05111326 A JPH05111326 A JP H05111326A
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- Japan
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- mushroom
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 きのこのおがくず栽培において、省力化した
作業によっておがくず培地にきのこ種菌を均一に接種
し、栽培期間の短縮、収穫の歩留まりを向上させること
を目的とする。 【構成】 きのこの育成に必要な栄養物をきのこ菌糸に
害のない合成樹脂に結着させて得た棒状成形物に、きの
こ菌糸を培養させて棒状種菌1を得、この棒状種菌1を
栽培びん9などの栽培容器に詰めたおがくず培地11に
挿入してきのこの栽培を図るものである。
作業によっておがくず培地にきのこ種菌を均一に接種
し、栽培期間の短縮、収穫の歩留まりを向上させること
を目的とする。 【構成】 きのこの育成に必要な栄養物をきのこ菌糸に
害のない合成樹脂に結着させて得た棒状成形物に、きの
こ菌糸を培養させて棒状種菌1を得、この棒状種菌1を
栽培びん9などの栽培容器に詰めたおがくず培地11に
挿入してきのこの栽培を図るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、おがくずを培地とし
たきのこの栽培方法に関するものである。
たきのこの栽培方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】おがくずを培地としてきのこを栽培する
方法は、これを大別して広口のびんに詰めたおがくず培
地で栽培するびん栽培(ヒラタケ、エノキタケ、タモギ
タケ、オオヒラタケ、ブナハリタケ、マンネンタケ、ヌ
メリツバタケ、トキイロヒラタケ、ブナシメジ等)、ポ
リエチレンやポリプロピレン等の袋に入れたおがくず培
地で栽培する袋栽培(ヒラタケ、キクラゲ、タモギタ
ケ、マイタケ、トキイロヒラタケ等)及び木箱等に入れ
たおがくず培地で栽培する箱栽培(ナメコ等)がある。
方法は、これを大別して広口のびんに詰めたおがくず培
地で栽培するびん栽培(ヒラタケ、エノキタケ、タモギ
タケ、オオヒラタケ、ブナハリタケ、マンネンタケ、ヌ
メリツバタケ、トキイロヒラタケ、ブナシメジ等)、ポ
リエチレンやポリプロピレン等の袋に入れたおがくず培
地で栽培する袋栽培(ヒラタケ、キクラゲ、タモギタ
ケ、マイタケ、トキイロヒラタケ等)及び木箱等に入れ
たおがくず培地で栽培する箱栽培(ナメコ等)がある。
【0003】一般に、これらのおがくず栽培によるきの
この栽培は、おがくずと米糠(或いはふすま)とに水を
加え、殺菌して得た培地に、丸棒などで垂直な孔を明け
て接種孔を形成し、この接種孔に純粋培養したおがくず
種菌を細かく砕いて落とし込み、培地の上面にも薄くふ
りかけるようにして接種し、所定の温度、湿度と適度の
通気性を保持して培養するものである。培地表面に菌糸
が蔓延したならば、きのこの種類(ヒラタケ、エノキタ
ケ等)によっては、きのこの発生を促すために菌床の表
面を削り取って新しく生長した菌床表面を露出させるい
わゆる「菌かき」を実施して所定の温度と湿度の下でき
のこの生育を図るものである。
この栽培は、おがくずと米糠(或いはふすま)とに水を
加え、殺菌して得た培地に、丸棒などで垂直な孔を明け
て接種孔を形成し、この接種孔に純粋培養したおがくず
種菌を細かく砕いて落とし込み、培地の上面にも薄くふ
りかけるようにして接種し、所定の温度、湿度と適度の
通気性を保持して培養するものである。培地表面に菌糸
が蔓延したならば、きのこの種類(ヒラタケ、エノキタ
ケ等)によっては、きのこの発生を促すために菌床の表
面を削り取って新しく生長した菌床表面を露出させるい
わゆる「菌かき」を実施して所定の温度と湿度の下でき
のこの生育を図るものである。
【0004】一方、シイタケの栽培の多くはほだ木を使
用した原木栽培に依存しているが、この原木栽培以外に
たとえば、特開昭56−99726号に記載されている
ように、容器内に充填したおがくず培地に椎茸菌を接種
して培養により塊状となった培養基を容器から取出し、
この塊状の培養基を人工ホダ木として椎茸を栽培する方
法、特開昭53−62653号に記載されているよう
に、おがくず培地を糊等で固めて作った椎茸栽培用ホダ
に形成した凹穴に椎茸種菌を接種して栽培するしいたけ
の栽培方法、及び特開昭57−105113号に見られ
るように、子実体が突き破って出ることができる程度の
樹皮状のシートの内部におがくず培地を入れ、その内部
に配置した網筒内に種菌を加えて栽培するしいたけ等の
きのこの栽培方法等が知られている。これらの方法も、
培地に形成した接種孔などに砕いたおがくず種菌を挿入
して接種する点で前記のおがくず栽培と事実上差のない
ものである。
用した原木栽培に依存しているが、この原木栽培以外に
たとえば、特開昭56−99726号に記載されている
ように、容器内に充填したおがくず培地に椎茸菌を接種
して培養により塊状となった培養基を容器から取出し、
この塊状の培養基を人工ホダ木として椎茸を栽培する方
法、特開昭53−62653号に記載されているよう
に、おがくず培地を糊等で固めて作った椎茸栽培用ホダ
に形成した凹穴に椎茸種菌を接種して栽培するしいたけ
の栽培方法、及び特開昭57−105113号に見られ
るように、子実体が突き破って出ることができる程度の
樹皮状のシートの内部におがくず培地を入れ、その内部
に配置した網筒内に種菌を加えて栽培するしいたけ等の
きのこの栽培方法等が知られている。これらの方法も、
培地に形成した接種孔などに砕いたおがくず種菌を挿入
して接種する点で前記のおがくず栽培と事実上差のない
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】おがくず栽培におい
て、培地に設けた接種孔におがくず種菌を落とし込む従
来の栽培方法は、接種したおがくず種菌に粗密が生じ易
く、作業者の手腕によって均一な接種が行われない場合
が多々ある。したがって、きのこの菌糸の均一な伸長が
行なわれずにきのこの発生時期の不揃い等によって、全
体として栽培期間が長くなり、収穫の歩留まりが悪くな
るという問題がある。
て、培地に設けた接種孔におがくず種菌を落とし込む従
来の栽培方法は、接種したおがくず種菌に粗密が生じ易
く、作業者の手腕によって均一な接種が行われない場合
が多々ある。したがって、きのこの菌糸の均一な伸長が
行なわれずにきのこの発生時期の不揃い等によって、全
体として栽培期間が長くなり、収穫の歩留まりが悪くな
るという問題がある。
【0006】また、接種作業には接種孔の孔明け、接種
孔へのおがくず種菌の接種および接種棒等の接種器具の
殺菌など多くの煩瑣な作業が不可欠である。これら作業
は単調な繰り返し作業でありながら、熟練と多くの注意
力を要し、作業者に過大な労力を強いるもので、これら
がおがくず栽培におけるきのこの量産化の大きな隘路に
なっているものである。
孔へのおがくず種菌の接種および接種棒等の接種器具の
殺菌など多くの煩瑣な作業が不可欠である。これら作業
は単調な繰り返し作業でありながら、熟練と多くの注意
力を要し、作業者に過大な労力を強いるもので、これら
がおがくず栽培におけるきのこの量産化の大きな隘路に
なっているものである。
【0007】この発明はかゝるおがくず栽培における問
題に鑑み、均一な接種によって栽培期間を短縮し、収穫
の歩留まりを向上させると共に、熟練を要せず、作業者
の労力を大幅に軽減させることができる新規なきのこの
栽培方法を提供することを目的とするものである。
題に鑑み、均一な接種によって栽培期間を短縮し、収穫
の歩留まりを向上させると共に、熟練を要せず、作業者
の労力を大幅に軽減させることができる新規なきのこの
栽培方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明のきのこの栽培方法の一つは、きのこ菌糸
の繁殖に害のない合成樹脂におがくずや米糠等のきのこ
の育成に必要な栄養物を添加した原料を加熱成型して棒
状成型物とし、得た棒状成型物を吸水させたのち培養袋
内に入れてきのこ菌を培養して棒状種菌となし、この棒
状種菌をおがくず培地に挿入してきのこ菌を培地に接種
し、以後常法に準拠しておがくず栽培を行うことを特徴
とするものである。
め、この発明のきのこの栽培方法の一つは、きのこ菌糸
の繁殖に害のない合成樹脂におがくずや米糠等のきのこ
の育成に必要な栄養物を添加した原料を加熱成型して棒
状成型物とし、得た棒状成型物を吸水させたのち培養袋
内に入れてきのこ菌を培養して棒状種菌となし、この棒
状種菌をおがくず培地に挿入してきのこ菌を培地に接種
し、以後常法に準拠しておがくず栽培を行うことを特徴
とするものである。
【0009】他の一つのきのこの栽培方法は、きのこ菌
糸の繁殖に害のない合成樹脂におがくずや米糠等のきの
この育成に必要な栄養物を添加した原料を加熱成型して
棒状成型物とし、得た棒状成型物を吸水させたのち培養
袋内に入れてきのこ菌を培養して棒状種菌となし、この
棒状種菌をおがくずを充填した容器内の中心部に突き刺
して垂直状態を保持したのち、容器の開口部を通気性を
保持した状態で閉止し、以後常法に準拠しておがくず栽
培を行うことを特徴とするものである。
糸の繁殖に害のない合成樹脂におがくずや米糠等のきの
この育成に必要な栄養物を添加した原料を加熱成型して
棒状成型物とし、得た棒状成型物を吸水させたのち培養
袋内に入れてきのこ菌を培養して棒状種菌となし、この
棒状種菌をおがくずを充填した容器内の中心部に突き刺
して垂直状態を保持したのち、容器の開口部を通気性を
保持した状態で閉止し、以後常法に準拠しておがくず栽
培を行うことを特徴とするものである。
【0010】この発明のきのこの栽培方法は、図1に示
すようなきのこ菌糸2を蔓延された棒状種菌1を使用し
てきのこを栽培せんとするものである。この棒状種菌1
は、きのこ菌糸の増殖に害のない粉末又は液状の合成樹
脂に、おがくず、米糠、ふすま、トウモロコシ糠、石
膏、その他のきのこ菌糸の伸長増殖を助長する細粉状の
栄養物を添加して原料とし、これを加熱成型して棒状成
型物3とし、得た棒状成型物3を吸水させたのち、培養
袋6内においてきのこ菌糸を培養させて得るものであ
る。前記のおがくずは、ブナ、ナラ、サクラ、クヌギ、
カシ等の細粉状のものを使用することができる。
すようなきのこ菌糸2を蔓延された棒状種菌1を使用し
てきのこを栽培せんとするものである。この棒状種菌1
は、きのこ菌糸の増殖に害のない粉末又は液状の合成樹
脂に、おがくず、米糠、ふすま、トウモロコシ糠、石
膏、その他のきのこ菌糸の伸長増殖を助長する細粉状の
栄養物を添加して原料とし、これを加熱成型して棒状成
型物3とし、得た棒状成型物3を吸水させたのち、培養
袋6内においてきのこ菌糸を培養させて得るものであ
る。前記のおがくずは、ブナ、ナラ、サクラ、クヌギ、
カシ等の細粉状のものを使用することができる。
【0011】これら栄養物を結着させるための合成樹脂
は、きのこの発生を阻害しないもので、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂の他、ポリプロピレン、高密度ポリエチ
レン、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂も使用すること
ができる。かゝる合成樹脂は、栄養物全量に対して5〜
20重量%の範囲で配合することが好ましく、中でも8
〜20重量%の範囲がより好ましい。この配合量が過少
であると、栄養物の結着が悪いために得られた棒状種菌
が脆弱となり、過剰になると菌糸の活着や増殖が悪くな
る傾向を示すので、前記の範囲が適当である。
は、きのこの発生を阻害しないもので、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂の他、ポリプロピレン、高密度ポリエチ
レン、塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂も使用すること
ができる。かゝる合成樹脂は、栄養物全量に対して5〜
20重量%の範囲で配合することが好ましく、中でも8
〜20重量%の範囲がより好ましい。この配合量が過少
であると、栄養物の結着が悪いために得られた棒状種菌
が脆弱となり、過剰になると菌糸の活着や増殖が悪くな
る傾向を示すので、前記の範囲が適当である。
【0012】かゝる棒状成型物3は、図2に示すように
閉じ合わせによって内部に複数本(好ましくは15本〜
20本程度)の棒状成型物3をその長手方向に沿って平
行に連設した板状成型物4として成形することができる
キャビティを有する上下の金型5a,5bを使用し、こ
の金型5a,5bのキャビティ内に前記栄養物と結着材
である合成樹脂との混合物を入れて加熱成型によって多
数の棒状成型物3が平行に連接された板状成型物4を得
ることが好ましい。
閉じ合わせによって内部に複数本(好ましくは15本〜
20本程度)の棒状成型物3をその長手方向に沿って平
行に連設した板状成型物4として成形することができる
キャビティを有する上下の金型5a,5bを使用し、こ
の金型5a,5bのキャビティ内に前記栄養物と結着材
である合成樹脂との混合物を入れて加熱成型によって多
数の棒状成型物3が平行に連接された板状成型物4を得
ることが好ましい。
【0013】この板状成型物4は、これを各棒状成型物
3の連接部分から切り離すことによって一挙に複数本の
棒状成型物3を得ることができ、かゝる棒状成型物3に
きのこ菌を培養してきのこの菌糸が蔓延した棒状種菌1
を得ることができる。なお、板状成型物4は、これをそ
れぞれ棒状成型物に分離することなく、板状のまゝでき
のこ菌を培養し、きのこの菌糸が蔓延した板状成型物を
棒状に分離して複数本の棒状種菌1とすることもでき
る。前記棒状成型物3の寸法には特に制限はないが、通
常、直径が10〜20mmの範囲のものであることが望
ましく、その長さはのこくず培地に対する挿入深さによ
って適宜選定されるが、通常は70〜100mmであ
る。
3の連接部分から切り離すことによって一挙に複数本の
棒状成型物3を得ることができ、かゝる棒状成型物3に
きのこ菌を培養してきのこの菌糸が蔓延した棒状種菌1
を得ることができる。なお、板状成型物4は、これをそ
れぞれ棒状成型物に分離することなく、板状のまゝでき
のこ菌を培養し、きのこの菌糸が蔓延した板状成型物を
棒状に分離して複数本の棒状種菌1とすることもでき
る。前記棒状成型物3の寸法には特に制限はないが、通
常、直径が10〜20mmの範囲のものであることが望
ましく、その長さはのこくず培地に対する挿入深さによ
って適宜選定されるが、通常は70〜100mmであ
る。
【0014】前記棒状成型物3または板状成型物4に対
するきのこ菌の培養は、これらを水に浸して水分の含有
率が約30〜60%となるように吸水させ、この含水し
た棒状成型物3又は板状成型物4の多数を、図3に示す
ように開口部7に近い部分に不織布などの通気性材料か
らなる除菌フィルターを取付けた通気孔8を有するポリ
プロピレン製またはポリエチレン製の培養袋6に充填
し、培養袋6ごと殺菌した後、液状のきのこ菌糸を添加
して開口部7を閉鎖し、培養室内において、常法にした
がってきのこ菌の活着、菌糸の生成繁殖等の所定の培養
操作を行ってきのこ種菌の培養を行うことが望ましい。
培養袋6から取り出した菌糸の活着蔓延した成型物のう
ち、棒状成型物3はそのまゝ棒状種菌1としてきのこの
栽培に供するが、板状成型物4はこれを棒状に分離して
棒状種菌1としてきのこの栽培に供する。
するきのこ菌の培養は、これらを水に浸して水分の含有
率が約30〜60%となるように吸水させ、この含水し
た棒状成型物3又は板状成型物4の多数を、図3に示す
ように開口部7に近い部分に不織布などの通気性材料か
らなる除菌フィルターを取付けた通気孔8を有するポリ
プロピレン製またはポリエチレン製の培養袋6に充填
し、培養袋6ごと殺菌した後、液状のきのこ菌糸を添加
して開口部7を閉鎖し、培養室内において、常法にした
がってきのこ菌の活着、菌糸の生成繁殖等の所定の培養
操作を行ってきのこ種菌の培養を行うことが望ましい。
培養袋6から取り出した菌糸の活着蔓延した成型物のう
ち、棒状成型物3はそのまゝ棒状種菌1としてきのこの
栽培に供するが、板状成型物4はこれを棒状に分離して
棒状種菌1としてきのこの栽培に供する。
【0015】この棒状種菌1を使用したおがくず栽培に
おけるびん栽培、袋栽培及び箱栽培のそれぞれの典型的
な接種方法について以下のとおり説明する。前記各栽培
に使用するおがくず培地は、おがくずと米糠(又はふす
ま)とをほゞ3:1(重量比)の割合で配合し、水を加
えてよく混合し、含水率65%程度の培地を作る。びん
栽培においては、図4に示すようにガラス製若しくは合
成樹脂製の広口の栽培びん9の口部10の近くまでおが
くず培地11を充填し、表面を均した後、おがくず培地
11の中央に表面から底部に向けて棒状種菌1を垂直に
突き刺したのち、口部10を通気性を有する蓋12で閉
鎖する。
おけるびん栽培、袋栽培及び箱栽培のそれぞれの典型的
な接種方法について以下のとおり説明する。前記各栽培
に使用するおがくず培地は、おがくずと米糠(又はふす
ま)とをほゞ3:1(重量比)の割合で配合し、水を加
えてよく混合し、含水率65%程度の培地を作る。びん
栽培においては、図4に示すようにガラス製若しくは合
成樹脂製の広口の栽培びん9の口部10の近くまでおが
くず培地11を充填し、表面を均した後、おがくず培地
11の中央に表面から底部に向けて棒状種菌1を垂直に
突き刺したのち、口部10を通気性を有する蓋12で閉
鎖する。
【0016】図5は栽培袋を使用したきのこの栽培の一
実施例を示すもので、びん栽培とほゞ同様にしてポリエ
チレンまたはポリプロピレン製のフィルムで作られた栽
培袋13内におがくず培地15を充填し、表面を均した
後、口部14から培地15内に棒状種菌1を垂直に差し
込んだのち、通気性を保持した状態で口部14を絞って
閉鎖する。
実施例を示すもので、びん栽培とほゞ同様にしてポリエ
チレンまたはポリプロピレン製のフィルムで作られた栽
培袋13内におがくず培地15を充填し、表面を均した
後、口部14から培地15内に棒状種菌1を垂直に差し
込んだのち、通気性を保持した状態で口部14を絞って
閉鎖する。
【0017】箱栽培においては、図6に示すように、ト
ロ箱などを用いた栽培箱16の内底面にポリエチレン又
はポリプロピレンのフィルム17を敷き、該フィルム1
7の両端部を栽培箱16の外側に出してその中におがく
ず培地18を詰め、表面をならした後、このおがくず培
地18に所定の間隔で複数の棒状種菌1を差し込んだの
ち、上面をフィルム17で2枚重ねになるように覆って
培地全体を包む。
ロ箱などを用いた栽培箱16の内底面にポリエチレン又
はポリプロピレンのフィルム17を敷き、該フィルム1
7の両端部を栽培箱16の外側に出してその中におがく
ず培地18を詰め、表面をならした後、このおがくず培
地18に所定の間隔で複数の棒状種菌1を差し込んだの
ち、上面をフィルム17で2枚重ねになるように覆って
培地全体を包む。
【0018】これらの接種方法において、それぞれのお
がくず培地は、各容器に充填する前に殺菌しておくか、
又は容器に充填後の接種前に容器と共に蒸気殺菌する。
なお、これらの接種は、棒状種菌を単に培地中に挿入す
るのみで、従来の方法のように培地表面におがくず種菌
を振り撒く必要はない。接種後は、適宜の通気性条件下
で所定の温度と湿度を保って雑菌の侵入を防ぎつゝきの
こ菌の培養を図り、きのこの種類によっては、菌糸が培
地の全体に蔓延すれば、必要に応じて菌床の表面を削り
取って新しく生長した菌床表面を露出させるいわゆる菌
かきを行ってきのこの発生を促し、順調な生育を図る。
がくず培地は、各容器に充填する前に殺菌しておくか、
又は容器に充填後の接種前に容器と共に蒸気殺菌する。
なお、これらの接種は、棒状種菌を単に培地中に挿入す
るのみで、従来の方法のように培地表面におがくず種菌
を振り撒く必要はない。接種後は、適宜の通気性条件下
で所定の温度と湿度を保って雑菌の侵入を防ぎつゝきの
こ菌の培養を図り、きのこの種類によっては、菌糸が培
地の全体に蔓延すれば、必要に応じて菌床の表面を削り
取って新しく生長した菌床表面を露出させるいわゆる菌
かきを行ってきのこの発生を促し、順調な生育を図る。
【0019】これらの栽培方法のうち、びん栽培に適し
たきのことしては、ヒラタケ、エノキタケ、タモギタ
ケ、オオヒラタケ、ブナハリタケ、マンネンタケ、トキ
イロヒラタケ、ブナシメジ等である。袋栽培に適したき
のこは、ヒラタケ、キクラゲ、タモギタケ、マイタケ、
トキイロヒラタケ等であり、箱栽培に適当なきのこは、
ナメコ等である。また、シイタケのおがくず栽培は、前
記の棒状種菌を用いて栽培びん又は栽培袋或いは栽培箱
などの培養容器に充填したオガクズ培地に接種し、その
後は前記の特開昭56−99726号などに記載された
方法に準拠して容器内にシイタケ菌の菌糸塊を生成さ
せ、この菌糸塊を容器から取出して菌糸塊表面に褐色の
表面層を形成させて人工のほだ木となし、このほだ木の
表面からしいたけを発生させる手法を採用することがで
きる。
たきのことしては、ヒラタケ、エノキタケ、タモギタ
ケ、オオヒラタケ、ブナハリタケ、マンネンタケ、トキ
イロヒラタケ、ブナシメジ等である。袋栽培に適したき
のこは、ヒラタケ、キクラゲ、タモギタケ、マイタケ、
トキイロヒラタケ等であり、箱栽培に適当なきのこは、
ナメコ等である。また、シイタケのおがくず栽培は、前
記の棒状種菌を用いて栽培びん又は栽培袋或いは栽培箱
などの培養容器に充填したオガクズ培地に接種し、その
後は前記の特開昭56−99726号などに記載された
方法に準拠して容器内にシイタケ菌の菌糸塊を生成さ
せ、この菌糸塊を容器から取出して菌糸塊表面に褐色の
表面層を形成させて人工のほだ木となし、このほだ木の
表面からしいたけを発生させる手法を採用することがで
きる。
【0020】
【作用】この発明のきのこの栽培方法は、従来の粉状の
おがくず種菌に代えて固形化した棒状種菌を使用してき
のこのおがくず栽培を行うもので、おがくずや米糠等の
きのこの育成に必要な栄養物を、きのこ菌糸の繁殖に害
のない合成樹脂で結着して棒状成型物とし、この棒状成
型物にきのこ菌を培養して菌糸が活着、蔓延した棒状種
菌を得、この棒状種菌をおがくず培地に挿入して接種す
るものである。この棒状種菌は、棒状成型物に培養によ
ってきのこ菌がまんべんなく蔓延しているため、棒状種
菌を培地中に差し込んだ場合、このまんべんなく蔓延し
たきのこの菌糸は粗密のない状態で一様に培地に接種さ
れる。きのこ菌糸は、垂直な棒状種菌に対して横方向に
一斉に伸びて短期間に培地全体に蔓延し、これによって
きのこの発生時期が均一となって殆ど一斉にきのこを発
生させることができ、その伸長度合も均整化される結
果、栽培期間の短縮化と収穫の歩留まりの向上を図るこ
とができる。
おがくず種菌に代えて固形化した棒状種菌を使用してき
のこのおがくず栽培を行うもので、おがくずや米糠等の
きのこの育成に必要な栄養物を、きのこ菌糸の繁殖に害
のない合成樹脂で結着して棒状成型物とし、この棒状成
型物にきのこ菌を培養して菌糸が活着、蔓延した棒状種
菌を得、この棒状種菌をおがくず培地に挿入して接種す
るものである。この棒状種菌は、棒状成型物に培養によ
ってきのこ菌がまんべんなく蔓延しているため、棒状種
菌を培地中に差し込んだ場合、このまんべんなく蔓延し
たきのこの菌糸は粗密のない状態で一様に培地に接種さ
れる。きのこ菌糸は、垂直な棒状種菌に対して横方向に
一斉に伸びて短期間に培地全体に蔓延し、これによって
きのこの発生時期が均一となって殆ど一斉にきのこを発
生させることができ、その伸長度合も均整化される結
果、栽培期間の短縮化と収穫の歩留まりの向上を図るこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例及び比較例によりこの発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
【0022】実施例1 落葉広葉樹であるナラのおがくず65重量%に、米糠1
2重量%および石膏8重量%を混合撹拌し、これに粉末
状のエポキシ樹脂15重量%を混ぜて加熱成型して、分
離することによって直径が10mm×長さ80mmの棒
状成型物の多数を得ることができる板状成型物を得た。
この板状成型物の複数を、ポリプロピレン製の培養袋に
収納して培養袋ごと殺菌し、ついで内部に液状のひらた
け菌を接種し、封をして温度24℃、湿度70%(R
H)に保って培養期間約20日間でヒラタケ菌を培養さ
せ、このヒラタケ菌の蔓延した板状成型物を分離して多
数の棒状種菌を得た。一方、おがくず:ふすまの混合比
(重量比)を65:35として混合した培地原料に水を
加えて含水率65%のおがくず培地を調製し、このおが
くず培地を容量900ccの半透明ポリプロピレン製広
口びんからなる栽培びんに充填した。このおがくず培地
を栽培びんと共に蒸気殺菌した後、培地の表面中央より
前記の棒状種菌をびんの底部に向けて垂直に挿入して接
種し、直ちにびんの口を閉鎖した。温度10〜20℃の
条件下でおがくず培地にヒラタケ菌を蔓延せしめ、発生
に適した時期を見計らって培地上部を薄く掻き取る菌か
き作業を実施し、温度及び湿度の管理を行ってヒラタケ
の子実体を発生させ、生育を図った。
2重量%および石膏8重量%を混合撹拌し、これに粉末
状のエポキシ樹脂15重量%を混ぜて加熱成型して、分
離することによって直径が10mm×長さ80mmの棒
状成型物の多数を得ることができる板状成型物を得た。
この板状成型物の複数を、ポリプロピレン製の培養袋に
収納して培養袋ごと殺菌し、ついで内部に液状のひらた
け菌を接種し、封をして温度24℃、湿度70%(R
H)に保って培養期間約20日間でヒラタケ菌を培養さ
せ、このヒラタケ菌の蔓延した板状成型物を分離して多
数の棒状種菌を得た。一方、おがくず:ふすまの混合比
(重量比)を65:35として混合した培地原料に水を
加えて含水率65%のおがくず培地を調製し、このおが
くず培地を容量900ccの半透明ポリプロピレン製広
口びんからなる栽培びんに充填した。このおがくず培地
を栽培びんと共に蒸気殺菌した後、培地の表面中央より
前記の棒状種菌をびんの底部に向けて垂直に挿入して接
種し、直ちにびんの口を閉鎖した。温度10〜20℃の
条件下でおがくず培地にヒラタケ菌を蔓延せしめ、発生
に適した時期を見計らって培地上部を薄く掻き取る菌か
き作業を実施し、温度及び湿度の管理を行ってヒラタケ
の子実体を発生させ、生育を図った。
【0023】比較例1 エポキシ樹脂を使用せず、おがくずと米糠との組成比を
実施例1と同じに調製したおがくず種菌原料を使用し、
これにヒラタケ菌を培養しておがくず種菌を得た。一
方、実施例1と同様のおがくず培地を充填した栽培びん
を殺菌し、その培地中央に接種孔を明け、この接種孔に
前記のおがくず種菌を落し込んで接種する共に、培地の
上面にもこのおがくず種菌を薄く振り撒き口部を閉鎖
し、以後、実施例1と同じ条件下でヒラタケの栽培を実
施した。
実施例1と同じに調製したおがくず種菌原料を使用し、
これにヒラタケ菌を培養しておがくず種菌を得た。一
方、実施例1と同様のおがくず培地を充填した栽培びん
を殺菌し、その培地中央に接種孔を明け、この接種孔に
前記のおがくず種菌を落し込んで接種する共に、培地の
上面にもこのおがくず種菌を薄く振り撒き口部を閉鎖
し、以後、実施例1と同じ条件下でヒラタケの栽培を実
施した。
【0024】前記の実施例1と比較例1のヒラタケ栽培
の結果を表1に示す。なお、これらの供試本数はそれぞ
れ24本であり、表中の各項目は以下の事柄を意味する
ものである。 蔓延日数;接種したきのこの菌糸がおがくず培地の全体
に蔓延するまでの日数の最大と最少の日数を指す。 培養日数;きのこ菌をおがくず培地に接種し、菌糸が蔓
延してきのこが発生するに適した状態に至までの期間の
平均値で、前記蔓延日数もこの中に包含される。 発生期間;きのこが発生し始めてから発生し終わるまで
の期間の最少と最大の期間をいう。 発生量 ;各栽培びんに発生したヒラタケの最少発生量
と最大発生量をいう。
の結果を表1に示す。なお、これらの供試本数はそれぞ
れ24本であり、表中の各項目は以下の事柄を意味する
ものである。 蔓延日数;接種したきのこの菌糸がおがくず培地の全体
に蔓延するまでの日数の最大と最少の日数を指す。 培養日数;きのこ菌をおがくず培地に接種し、菌糸が蔓
延してきのこが発生するに適した状態に至までの期間の
平均値で、前記蔓延日数もこの中に包含される。 発生期間;きのこが発生し始めてから発生し終わるまで
の期間の最少と最大の期間をいう。 発生量 ;各栽培びんに発生したヒラタケの最少発生量
と最大発生量をいう。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】この発明のきのこの栽培方法は、おがく
ず培地を使用した従来のびん栽培、袋栽培及び箱栽培か
らなるおがくず栽培において、おがくずや米糠等のきの
この育成に必要な栄養物を、きのこ菌糸の繁殖に害のな
い合成樹脂で結着して成形し、この成型物にきのこ菌を
培養させて棒状種菌となし、この棒状種菌をおがくず培
地に挿入して接種してきのこの栽培を行うもので、この
棒状種菌をおがくず培地に単に差し込むのみで容易に接
種することができるものである。
ず培地を使用した従来のびん栽培、袋栽培及び箱栽培か
らなるおがくず栽培において、おがくずや米糠等のきの
この育成に必要な栄養物を、きのこ菌糸の繁殖に害のな
い合成樹脂で結着して成形し、この成型物にきのこ菌を
培養させて棒状種菌となし、この棒状種菌をおがくず培
地に挿入して接種してきのこの栽培を行うもので、この
棒状種菌をおがくず培地に単に差し込むのみで容易に接
種することができるものである。
【0027】この発明の方法によれば、培養によって万
遍なくきのこ菌糸が蔓延した棒状種菌を培地中に差し込
むのみできのこ菌の接種が一様に行われ、菌糸が短期間
に培地全体に蔓延して短期間の栽培で収穫の歩留まりを
顕著に向上させることができる。
遍なくきのこ菌糸が蔓延した棒状種菌を培地中に差し込
むのみできのこ菌の接種が一様に行われ、菌糸が短期間
に培地全体に蔓延して短期間の栽培で収穫の歩留まりを
顕著に向上させることができる。
【0028】また、この発明の方法は、おがくず培地に
接種孔を形成し、これに粉末状のおがくず種菌を落とし
込み、培地表面にもこの粉末状のおがくず種菌を振り撒
くという従来の煩瑣な手段を必要としないため、作業の
大幅な省力化を図ることができ、きのこ栽培の合理化に
寄与することができるものである。
接種孔を形成し、これに粉末状のおがくず種菌を落とし
込み、培地表面にもこの粉末状のおがくず種菌を振り撒
くという従来の煩瑣な手段を必要としないため、作業の
大幅な省力化を図ることができ、きのこ栽培の合理化に
寄与することができるものである。
【図1】この発明に使用する棒状種菌の斜視図である。
【図2】棒状種菌の形成のための板状成型物の成形例を
示す一部を破断して示した斜視図である。
示す一部を破断して示した斜視図である。
【図3】成型物にきのこ菌を培養する方法の一例を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図4】この発明におけるびん栽培の一例を示した縦断
面図である。
面図である。
【図5】この発明における袋栽培の一例を示した縦断面
図である。
図である。
【図6】この発明における箱栽培の一例を示した一部を
破断して示した斜視図である。
破断して示した斜視図である。
1 棒状種菌 2 きのこ菌糸 3 棒状成型物 4 板状成型物 5a 金型 5b 金型 6 培養袋 7 開口部 8 通気孔 9 栽培びん 11 おがくず培地 12 蓋 13 栽培袋 15 おがくず培地 16 栽培箱 17 フィルム 18 おがくず培地
Claims (3)
- 【請求項1】 きのこ菌糸の繁殖に害のない合成樹脂に
おがくずや米糠等のきのこの育成に必要な栄養物を添加
した原料を加熱成型して棒状成型物とし、得た棒状成型
物を吸水させたのち培養袋内に入れてきのこ菌を培養し
て棒状種菌となし、この棒状種菌をおがくず培地に挿入
してきのこ菌を培地に接種し、以後常法に準拠しておが
くず栽培を行うことを特徴とするきのこの栽培方法。 - 【請求項2】 きのこ菌糸の繁殖に害のない合成樹脂に
おがくずや米糠等のきのこの育成に必要な栄養物を添加
した原料を加熱成型して棒状成型物とし、得た棒状成型
物を吸水させたのち培養袋内に入れてきのこ菌を培養し
て棒状種菌となし、この棒状種菌をおがくずを充填した
容器内の中心部に突き刺して垂直状態を保持したのち、
容器の開口部を通気性を保持した状態で閉止し、以後常
法に準拠しておがくず栽培を行うことを特徴とするきの
この栽培方法。 - 【請求項3】 前記おがくずを充填した容器は、上部に
口部を有するガラスびんまたはプラスチックびんもしく
はプラスチック製袋であることを特徴とする請求項2に
記載のきのこの栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169250A JPH05111326A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | きのこの栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169250A JPH05111326A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | きのこの栽培方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111326A true JPH05111326A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=15883031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3169250A Pending JPH05111326A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | きのこの栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111326A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102617240A (zh) * | 2012-04-10 | 2012-08-01 | 绥化学院 | 一种新型食用菌培养基及其制备方法 |
JP2012205589A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-25 | Takara Bio Inc | きのこの菌床栽培方法 |
CN111721662A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-09-29 | 北京农业智能装备技术研究中心 | 菌棒含水量测量方法及菌棒含水量测量系统 |
CN112493055A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-03-16 | 湖南平安三农科技有限公司 | 一种食用菌培养基料菌包及其生产工艺 |
CN112970557A (zh) * | 2021-04-09 | 2021-06-18 | 丽水市瑞芝食用菌科技有限公司 | 一种成型菌渣基质块 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP3169250A patent/JPH05111326A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012205589A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-25 | Takara Bio Inc | きのこの菌床栽培方法 |
CN102617240A (zh) * | 2012-04-10 | 2012-08-01 | 绥化学院 | 一种新型食用菌培养基及其制备方法 |
CN111721662A (zh) * | 2020-05-20 | 2020-09-29 | 北京农业智能装备技术研究中心 | 菌棒含水量测量方法及菌棒含水量测量系统 |
CN111721662B (zh) * | 2020-05-20 | 2022-09-16 | 北京农业智能装备技术研究中心 | 菌棒含水量测量方法及菌棒含水量测量系统 |
CN112493055A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-03-16 | 湖南平安三农科技有限公司 | 一种食用菌培养基料菌包及其生产工艺 |
CN112493055B (zh) * | 2021-01-15 | 2023-10-03 | 湖南平安三农科技有限公司 | 一种食用菌培养基料菌包及其生产工艺 |
CN112970557A (zh) * | 2021-04-09 | 2021-06-18 | 丽水市瑞芝食用菌科技有限公司 | 一种成型菌渣基质块 |
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