JPH0511109Y2 - - Google Patents

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JPH0511109Y2
JPH0511109Y2 JP11477886U JP11477886U JPH0511109Y2 JP H0511109 Y2 JPH0511109 Y2 JP H0511109Y2 JP 11477886 U JP11477886 U JP 11477886U JP 11477886 U JP11477886 U JP 11477886U JP H0511109 Y2 JPH0511109 Y2 JP H0511109Y2
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JP
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radiator
outlet
fairing
motorcycle
engine
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動二輪車のフエアリング装置、特
に、旋回等で車体が傾斜(バンク)した時のラジ
エータ等の冷却性能の向上を図つたフエアリング
装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車のフエアリング装置は、周知のよう
に、エンジン等を覆つて空気抵抗を低減するが、
前面に走行風の導入口を、また、側面に導出口を
形成してラジエータおよびエンジン等に走行風を
導きこれらを冷却する。従来、この種のフエアリ
ング装置として、特開昭58−170678号公報あるい
は特開昭60−67280号公報に記載されたものが知
られている。例えば、後者の特開昭60−67280号
公報に記載されたフエアリング装置は、前面に走
行風の取入口が形成され、また、左右側壁にそれ
ぞれ一つの走行風の出入口が開設され、取入口か
ら導入した走行風でラジエータ等を冷却して出入
口から排出する。
(この考案が解決しようとする問題点) ところで、近年にあつては、冷却水冷却用のラ
ジエータを上下に分割配置して低重心化とともに
小型化を図つた自動二輪車が提案され、また、オ
イル冷却用のラジエータ(オイルクーラ)を冷却
水冷却用のラジエータに上下方向に並設して高性
能を図つた自動二輪車が提案されている。このよ
うな自動二輪車では、2つのラジエータへほぼ均
等に走行風を導き、これらラジエータの双方をと
もに効果的に冷却しなければならない。
しかしながら、前述した従来のフエアリング装
置にあつては、側面の出入口が1つで走行風の流
れが取入口と出入口との間で直線的となるため、
上述のような2つのラジエータを有する自動二輪
車に適用しても2つのラジエータの双方に十分な
走行風を導くことができず、これらラジエータを
均等かつ効果的に冷却することが困難であるとい
う問題点があつた。
この考案は、上述した問題点を鑑みてなされた
もので、上下に配設された2つのラジエータを効
果的に冷却することができ、さらに、フエアリン
グが路面に接近するバンク時にあいても下部ラジ
エータの充分な冷却性能が確保できる自動二輪車
のフエアリング装置を提供することを目的として
いる。
(問題点を解決するための手段) この考案は、エンジンの前方の上下にそれぞれ
上部ラジエータおよび下部ラジエータを配置する
とともに、これらエンジン、上部ラジエータおよ
び下部ラジエータの側方を前方から後方へ向かつ
て延出するフエアリングで覆い、該フエアリング
に前面に開口する走行風の導入口を形成した自動
二輪車のフエアリング装置において、前記フエア
リングの側面に、前記上部ラジエータの位置に対
応して開口する走行風の上部導出口を形成し、前
記フエアリングの側面の前記上部導出口の下方の
前記下部ラジエータの位置に対応して走行風の下
部導出口を形成し、前記下部導出口に連続して後
方に前記フエアリングの一部を車幅方向に内方に
屈曲させた導風板を後上傾するように設けた、こ
とを要旨とする。
(作用) この考案にかかる自動二輪車のフエアリング装
置によれば、導入口からフエアリング内へ導かれ
た走行風は上部導出口と下部導出口とへ向かつて
流れ、上部導出口へ向かう走行風が上部ラジエー
タを冷却し、また、下部導出口へ向かう走行風が
下部ラジエータを冷却する。このため、上部ラジ
エータおよび下部ラジエータをともに効果的に冷
却することができるようになる。
そして、下部導出口は、導出口直後の導風板が
後上方に向かい傾斜しているためバンク時にフエ
アリングが路面に接近しても該フエアリングと路
面との間の下部導出口から排出される走行風が通
過する空間は小さくなることは無く、下部導出口
から排出される走行風に対する抵抗が小さい。し
たがつて、バンク時に下部導出口から排出される
風量が減少することは無く、バンク時に下部ラジ
エータの冷却性能が低下することを防止できる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例にか
かる自動二輪車のフエアリング装置を表し、第1
図が自動二輪車の側面図、第2図がバンク時にお
ける自動二輪車の正面図である。
同図において、11は前方の端部にヘツドパイ
プ40が固着されたメインフレーム、12はメイ
ンフレーム11に前端が連結されて後方へ延出し
たリヤフオークであり、リヤフオーク12は後端
に図外の後輪が支持される。メインフレーム11
には、上方に燃焼タンク13が支持され、また、
燃料タンク13の略下方にハンバー等によつてエ
ンジン14が支持されている。このエンジン14
の前方には、それぞれ上下にエンジン冷却水冷却
用の上部ラジエータ15および下部ラジエータ1
6が配置されている。上部ラジエータ15はメイ
ンフレーム11に支持され、下部ラジエータ16
は上部ラジエータ15の下方で該上部ラジエータ
15にステー等を介し支持されている。
なお、17はフロントフオーク30(第2図参
照)で支持される前輪、18はエンジン14から
後方へ延出した排気管、19はシートレール等に
よつて支持されるシートである。
上記エンジン14、上部ラジエータ15および
下部ラジエータ16は、メインフレーム11の前
方から後方へ向かつて延出するフエアリング20
によつて前方および側方が覆われている。フエア
リング20には、前面に導入口21が形成され、
また、左右の両側面にそれぞれ上部導出口22、
下部導出口23および排気管用導出口24が形成
されている。上部導出出口22は上部ラジエータ
15に対応した位置に開口し、同様に、下部導出
口23は上部導出口22の下方で下部ラジエータ
16に対応した位置に開口し、また、排気管用導
出出口24は排気管18に対応した位置に開口し
ている。これら導出口22,23,24の後方に
は、フエアリング20の一部を車幅内方に屈曲さ
せて成る導風板25,26,27が形成されてい
る。
上記した下部導出口23の導風板26は、上記
したように車幅方向内方へ屈曲して形成されてる
が、導風板26は導出口23から排出される走行
風が後上方に流れるように第1図で示したように
後上傾斜して設けられている。
次に、この実施例の作用を説明する。
この自動二輪車のフエアリング装置にあつて
は、走行風は導入口21からフエアリング20内
へ導入され、一部が導出口22,23,24から
それぞれ導風板25,26,27により案内され
て排出される。そして、導入口21から上部導出
口22へ向かつて流れる走行風が主として上部ラ
ジエータ15を冷却し、導入口21から下部導出
口23へ向かつて流れる走行風が主として下部ラ
ジエータ16を冷却し、導入口21から排気管用
導出口24へ向かつて流れる走行風が主として排
気管を18を冷却する。したがつて、これら上部
ラジエータ15、下部ラジエータ16および排気
管18は全てが効果的に冷却される。
一方、バンク時においては、第2図に示すよう
に、フエアリング20の外側面が路面Gに接近し
て下部導出口23と路面Gとの間の距離が小さく
なる。しかしながら、下部導出口23の導風板2
6は、上記したように車幅方向内方へ屈曲して形
成され、導風板26は導出口23から排出される
走行風が後上方に流れるように後上傾して設けら
れているため、下部導出口23から排出された走
行風が通過可能な空間(第2図中の下部導出口2
2と路面Gとの間の正面投影面積)を充分に確保
することができる。すなわち、下部導出口23と
同一開口面積の略水平に開口する導出内を想定す
ると、この導出口は排出された走行風が通過可能
な空間として第2図中の斜線を付した面積の空間
Aが確保されるにすぎないが、この実施例の下部
導出口23にあつては、上記空間Aに加えてさら
に打点を付した面積の空間Bが確保され、その抵
抗が減少する。この結果、バンク時にあつても、
下部導出口23から排出される走行風すなわち下
部ラジエータ16を冷却する走行風の風量が減少
することは無く、下部ラジエータ16も上部ラジ
エータ15と同等に冷却される。
なお、上述した実施例では上部ラジエータ15
および下部ラジエータ16を冷却水を冷却するも
のとして説明したが、一方をオイルクーラとして
構成することも可能である。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案にかかる自
動二輪車のフエアリング装置によれば、エンジン
の前方に上下に配置された上部ラジエータと下部
ラジエータとの双方を効果的に冷却することがで
き、さらに、バンク時にあつても下部ラジエータ
を効果的に冷却することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例にか
かる自動二輪車のフエアリング装置を示し、第1
図が側面図、第2図が自動二輪車のバンク時の正
面図である。 14……エンジン、15……上部ラジエータ、
16……上部ラジエータ、20……フエアリン
グ、21……導入口、22……上部導出口、23
……下部導出口、26……導風板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの前方の上下にそれぞれ上部ラジエー
    タおよび下部ラジエータを配置するとともに、こ
    れらエンジン、上部ラジエータおよび下部ラジエ
    ータの側方を前方から後方に向かつて延出するフ
    エアリングで覆い、該フエアリングに前面に開口
    する走行風の導入口を形成した自動二輪車のフエ
    アリング装置において、 前記フエアリングの側面に、前記上部ラジエー
    タの位置に対応して開口する走行風の上部導出口
    を形成し、 前記フエアリングの側面の前記上部導出口の下
    方の前記下部ラジエータの位置に対応して走行風
    の下部導出口を形成し、 前記下部導出口に連続して後方に前記フエアリ
    ングの一部を車幅方向に内方に屈曲させた導風板
    を後上傾するように設けた、 ことを特徴とする自動二輪車のフエアリング装
    置。
JP11477886U 1986-07-25 1986-07-25 Expired - Lifetime JPH0511109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11477886U JPH0511109Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11477886U JPH0511109Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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Publication Number Publication Date
JPS6321190U JPS6321190U (ja) 1988-02-12
JPH0511109Y2 true JPH0511109Y2 (ja) 1993-03-18

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