JPH05110443A - デイジタル伝送用復号器 - Google Patents

デイジタル伝送用復号器

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JPH05110443A
JPH05110443A JP29251791A JP29251791A JPH05110443A JP H05110443 A JPH05110443 A JP H05110443A JP 29251791 A JP29251791 A JP 29251791A JP 29251791 A JP29251791 A JP 29251791A JP H05110443 A JPH05110443 A JP H05110443A
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JP
Japan
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signal
nrz
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error
pulse
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JP29251791A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takano
憲一 高野
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遅延回路数の大幅削減と遅延時間の短縮によ
り、復号器全体の小型化、低コスト化、消費電力の低減
化及び汎用性の向上を達成するとともに、発生し得る各
種多様の誤りを完全かつ確実に検出する。 【構成】 クリア信号生成部2、第一信号変換部3、第
二信号変換部4、NRZ信号出力部5、誤り検出部6及
びバイオレーション検出部7を備え、第一信号変換部3
によりCMI符号Saの「11」符号をNRZ信号の
「1」データに変換して第一NRZ中間信号Ssを生成
するとともに、第二信号変換部4によりCMI符号Sa
の「00」符号及び「10」誤り符号をNRZ信号の
「1」データに変換して第二NRZ中間信号Stを生成
し、これに基づいてNRZ信号Sj、誤りパルス信号S
x及びバイオレーションパルス信号Svを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有線通信におけるCMI
符号伝送方式を用いたディジタル伝送用復号器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、有線通信の技術分野において
は、ディジタル信号をそのまま伝送するベースバンド伝
送方式が用いられている。また、ベースバンド伝送方式
としては、NRZ信号をCMI(Coded・Mark
・Inversion)符号に変換して伝送を行うCM
I符号伝送方式が知られている。この伝送方式はNRZ
信号の「1」を「11」又は「00」に交互に変換する
とともに、「0」を「01」に変換するものであり、
「1」又は「0」符号の連続を防止できるため、回路構
成が比較的簡略化されるとともに、符号則のチェックに
より伝送路誤りを容易に監視できるなどの利点がある。
【0003】図8にはCMI符号をNRZ信号に復号化
する従来の復号器の回路を示す。なお、図9は図8中各
部の信号波形のタイミングチャートである。
【0004】図8に示す復号器50において、受信した
CMI符号Sa(図9(A))及びインバータ51によ
り反転させた反転CMI符号Sd(図9(D))は、信
号変換部52に付与される。信号変換部52は二つのN
OR回路53、54、T/2(Tは符号化前における送
信データのパルス幅)の遅延時間が設定された二つの遅
延回路55、56及びOR回路57からなり、CMI符
号Sa及び同符号Saを遅延回路55によりT/2だけ
遅延させた遅延CMI符号Sb(図9(B))は、それ
ぞれNOR回路53の入力ポートに付与され、また、反
転CMI符号Sd及び同符号Sdを遅延回路56により
T/2だけ遅延させた遅延反転CMI符号Se(図9
(E))は、それぞれNOR回路54の入力ポートに付
与される。これにより、NOR回路53の出力ポートに
は図9(C)に示す第一処理信号Scを得るとともに、
NOR回路54の出力ポートには図9(F)に示す第二
処理信号Sfを得る。そして、各処理信号ScとSfは
OR回路57により加えられ、NRZ変換信号Si(図
9(I))に変換されるとともに、フリップフロップ5
8のD(入力)ポートに付与される。また、フリップフ
ロップ58のCKポートにはクロック信号Sg(図9
(G))を遅延回路59によりT/4遅延させ、かつ反
転させた遅延クロック信号Sh(図9(H))が付与さ
れる。この結果、フリップフロップ58のQ(出力)ポ
ートには図9(J)に示す100%ディーティ比に変換
された目的のNRZ信号Sjを得る。
【0005】一方、CMI符号Saにはフレーム位置を
示すバイオレーションパルスPv…(図9(A)点線部
分)が挿入されており、このバイオレーションパルスP
v…はバイオレーション検出部60により検出される。
即ち、バイオレーション検出部60には前記各処理信号
Sc、Sfが付与されるため、同検出部60は処理信号
Sc、Sfの双方を同時にモニタし、直前のパルスに対
して同相のパルスが存在した場合に、バイオレーション
信号Svmとして検出する。そして、検出されたバイオ
レーション信号Svm(図9(K))は、フリップフロ
ップ61に付与され、この出力ポートからは前記フリッ
プフロップ58から出力するNRZ信号Sjに同期する
バイオレーションパルス信号(CRV信号)Sv(図9
(L))を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の復号器50は次のような問題点があった。
【0007】第一に、NRZ信号の周波数(伝送速度)
は、現在、80Kb/s、2Mb/s、6Mb/s等に
仕様化されているが、従来の復号器50はCMI符号を
T/2遅延させる二つの遅延回路55、56と、クロッ
ク信号をT/4遅延させて最終段のフリップフロップ5
8、61に付与する遅延回路59を必要とする。したが
って、伝送速度が低速度になるほど、遅延時間量も大き
くなり、ハードウェア規模の増大を来すなど、復号器全
体の大型化、高コスト化及び消費電力の増加を招く。
【0008】第二に、遅延回路55、56及び59は伝
送速度に対して固有の遅延時間を設定する必要があるた
め、伝送速度が異なる場合には遅延時間の変更を要する
など、汎用性に欠ける。
【0009】第三に、誤り監視はバイオレーション検出
部60が兼用するため、本来の「11」(又は「0
0」)符号が「00」(又は「11」)符号となる誤り
は検出できるものの、「11」符号或いは「00」符号
が「10」符号となる誤りに対しては検出することが困
難であり、誤り監視機能としては不十分である。
【0010】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、遅延回路の数量を大幅に削
減し、かつ遅延時間を短く設定することにより、復号器
全体の小型化、低コスト化、消費電力の低減化及び汎用
性の向上を達成するとともに、発生し得る各種多様の誤
りを完全かつ確実に検出できるディジタル伝送用復号器
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
伝送用復号器1は、図1に示すように、クリア信号生成
部2、第一信号変換部3、第二信号変換部4、NRZ信
号出力部5、誤り検出部6、バイオレーション検出部7
を備える。
【0012】クリア信号生成部2は受信したCMI符号
SaとこのCMI符号Saを遅延させた遅延CMI符号
から、CMI符号Saにおけるパルスの立上がりに対応
した第一クリア信号Spと、パルスの立下がりに対応し
た第二クリア信号Sqを生成する機能を備える。また、
第一信号変換部3は第一クリア信号Spとクロック信号
Sgを用いて、CMI符号Saにおける「11」符号を
NRZ信号の「1」データに変換して第一NRZ中間信
号Ssを生成する機能を備えるとともに、第二信号変換
部4はクロック信号Sgを用いて、CMI符号Saにお
ける「00」符号及び「10」誤り符号をNRZ信号の
「1」データに変換して第二NRZ中間信号Stを生成
する機能を備える。さらにまた、NRZ信号出力部5は
第一NRZ中間信号Ssと第二NRZ中間信号Stを加
えてNRZ信号Sjを生成する機能を備える。
【0013】一方、誤り検出部6は第二クリア信号S
q、第二NRZ中間信号St及びクロック信号Sgを用
いて、「10」誤り符号に対応した誤りパルス信号Sx
を検出するとともに、誤りパルス信号Sxを含まない第
三NRZ中間信号Syを生成する機能を備える。この場
合、誤り検出部6の具体的構成としては、第二クリア信
号Sqとクロック信号Sgを用いて誤りパルス信号Sx
を検出可能に構成するとともに、第二NRZ中間信号S
tから誤りパルス信号Sxを取除いて第三NRZ中間信
号Syを生成可能に構成できる。また、誤り検出部6の
他の具体的構成としては、第二NRZ中間信号St、第
二クリア信号Sq及びクロック信号Sgを用いて誤りパ
ルス信号Sxを含まない第三NRZ中間信号Syを生成
可能に構成するとともに、第二NRZ中間信号Stから
第三NRZ中間信号をSyを取除いて誤りパルス信号S
xを検出可能に構成できる。他方、バイオレーション検
出部7は第一NRZ中間信号Ssと第三NRZ中間信号
Syからバイオレーションパルス信号Svを生成する。
【0014】
【作用】本発明に係る復号器1によれば、受信したCM
I符号Sa(図3(A)、図4(A))はクリア信号生
成部2に入力する。クリア信号生成部2はCMI符号S
aを僅かに遅延させて遅延CMI符号を生成するととも
に、CMI符号Saと遅延CMI符号から、CMI符号
Saにおけるパルスの立上がりに対応した第一クリア信
号Sp(図3(C)、図4(C))と、パルスの立下が
りに対応した第二クリア信号Sq(図3(H)、図4
(H))を生成する。
【0015】また、CMI符号Sa、第一クリア信号S
p及びクロック信号Sg(図3(I)、図4(I))は
第一信号変換部3に付与される。第一信号変換部3は第
一クリア信号Spとクロック信号Sgを用いて、CMI
符号Saにおける「11」符号をNRZ信号の「1」デ
ータに変換して第一NRZ中間信号Ss(図3(E)、
図4(E))を生成し、この第一NRZ中間信号Ssは
NRZ信号出力部5及びバイオレーション検出部7に付
与される。さらにまた、CMI符号Sa及びクロック信
号Sgは第二信号変換部4に付与される。第二信号変換
部4はクロック信号Sgを用いて、CMI符号Saにお
ける「00」符号及び「10」誤り符号をNRZ信号の
「1」データに変換して第二NRZ中間信号St(図3
(G)、図4(G))を生成し、この第二NRZ中間信
号StはNRZ信号出力部5及びバイオレーション検出
部7に付与される。
【0016】そして、NRZ信号出力部5は入力する第
一NRZ中間信号Ssと第二NRZ中間信号Stを加え
ることにより、目的のNRZ信号Sj(図3(M)、図
4(M))を生成し、出力する。
【0017】一方、誤り検出部6は、例えば、第二クリ
ア信号Sqとクロック信号Sgを用いて、「10」誤り
符号に対応した誤りパルス信号Sxを生成する。この場
合、第二クリア信号Sqにおける「10」誤り符号に対
応するパルスのみがクロック信号Sgの立下がりに一致
するため、クロック信号Sgにより誤りパルス信号Sx
を検出できる。また、誤り検出部6は第二NRZ中間信
号Stから誤りパルス信号Sxを取除いた第三NRZ中
間信号Syを生成し、バイオレーション検出部7に付与
する。これにより、バイオレーション検出部7は第一N
RZ中間信号Ssと第三NRZ中間信号Syからバイオ
レーションパルス信号Sv(図3(N)、図4(N))
を検出する。この場合、バイオレーション検出部7は前
記中間信号SsとSyの双方を同時にモニタし、直前の
パルスに対して同相のパルスをバイオレーションパルス
信号Svとして検出する。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0019】まず、本発明に係るディジタル伝送用復号
器1の具体的構成例について、図2を参照して説明す
る。
【0020】2はクリア信号生成部であり、反転出力ポ
ートを有する遅延回路11、NAND回路12及びOR
回路13を有する。この場合、遅延回路11の遅延量は
僅かでよく、例えば、符号化される前における送信デー
タのパルス幅をTとした場合、T/8程度に設定する。
3は第一信号変換部であり、フリップフロップ14及び
クロック信号Sgを反転させるインバータ15により構
成する。4は第二信号変換部であり、フリップフロップ
16、クロック信号Sgを反転させるインバータ17及
びCMI符号Saを反転させるインバータ18により構
成する。5はNRZ信号出力部でありOR回路19によ
り構成する。6は誤り検出部であり、フリップフロップ
20、OR回路21及びEX−OR回路22により構成
する。7はバイオレーション検出部である。
【0021】次に、図2に示したディジタル伝送用復号
器1の動作について図3及び図4、さらに、図7を参照
して説明する。
【0022】まず、図3を参照して誤りのない場合につ
いて説明する。この場合、受信したCMI符号Sa(図
3(A))はクリア信号生成部2における遅延回路1
1、NAND回路12、OR回路13の入力ポートにそ
れぞれ付与される。これにより、遅延回路11の出力ポ
ートにはCMI符号Saを僅かに遅延させ、かつ反転さ
せた遅延CMI符号So(図3(B))を得る。そし
て、遅延CMI符号SoはNAND回路12の他方の入
力ポートに付与され、NAND回路12の出力ポートに
はCMI符号Saにおけるパルスの立上がりに対応した
第一クリア信号Sp(図3(C))を得るとともに、遅
延CMI符号SoはOR回路13の他方の入力ポートに
付与され、OR回路13の出力ポートにはCMI符号S
aにおけるパルスの立下がりに対応した第二クリア信号
Sq(図3(H))を得る。
【0023】一方、第一信号変換部3のフリップフロッ
プ14におけるD(入力)ポートには、CMI符号Sa
が、反転CRポートには第一クリア信号Spが、CKポ
ートにはクロック信号Sg(図3(I))をインバータ
15により反転させた反転クロック信号Sr(図3
(D))がそれぞれ付与される。これにより、フリップ
フロップ14のQ(出力)ポートには図3(E)に示す
第一NRZ中間信号Ssを得る。第一NRZ中間信号S
sは第一クリア信号Spとクロック信号Sg(Sr)を
用いて、CMI符号Saにおける「11」符号をNRZ
信号の「1」データに変換した信号である。なお、CM
I符号Saにおける「01」符号は、フリップフロップ
14において第一クリア信号Spによりクリアされる。
そして、第一NRZ中間信号SsはNRZ信号出力部5
におけるOR回路19の入力ポート及びバイオレーショ
ン検出部7の入力部に付与される。
【0024】また、第二信号変換部4のフリップフロッ
プ16におけるD(入力)ポートには、CMI符号Sa
をインバータ18により反転させた反転CMI符号Sn
(図3(F))が、CKポートにはクロック信号Sgを
インバータ17により反転させた反転クロック信号Sr
がそれぞれ付与される。これにより、フリップフロップ
16のQ(出力)ポートには、図3(G)に示す第二N
RZ中間信号Stを得る。第二NRZ中間信号Stはク
ロック信号Sg(Sr)を用いて、CMI符号Saにお
ける「00」符号及び「10」誤り符号をNRZ信号の
「1」データに変換した信号である。そして、第二NR
Z中間信号StはOR回路19の他方の入力ポートと誤
り検出部6におけるEX−OR回路22の入力ポートに
付与される。
【0025】この結果、NRZ信号出力部5におけるO
R回路19では、入力する第一NRZ中間信号Ssと第
二NRZ中間信号Stを加え、目的のNRZ信号Sj
(図3(M))を出力する。
【0026】他方、誤り検出部6におけるOR回路21
の入力ポートにはクロック信号Sgと第二クリア信号S
qが付与され、同回路21の出力はフリップフロップ2
0の反転PRポートに付与される。なお、フロップフロ
ップ20のCKポートには反転クロック信号Srが付与
されるとともに、DポートはグランドGに接地される。
よって、誤りがなければ、OR回路20の出力はなく
(図3(J))、フリップフロップ20のQ(出力)ポ
ートの出力、即ち、誤り検出部6の出力もない(図3
(K))。一方、フリップフロップ20のQポートの出
力は、EX−OR回路22の他方の入力ポートに付与さ
れる。これにより、EX−OR回路22の出力ポートに
は第二NRZ中間信号Stと同一信号である誤りパルス
信号を含まない第三NRZ中間信号Sy(図3(L))
が得られ、この第三NRZ中間信号Syはバイオレーシ
ョン検出部7の他方の入力部に付与される。そして、バ
イオレーション検出部7は前記中間信号SyとSsの双
方を同時にモニタし、直前のパルスに対して同相のパル
スが存在した場合に、バイオレーションパルス信号Sv
(図3(N))として検出し、出力する。なお、図3
中、点線で示すPvはCMI符号に挿入したバイオレー
ションパルスを示す。
【0027】次に、図4及び図7を参照して誤りのある
場合について説明する。
【0028】なお、誤り検出の原理は次の通りである。
図7はCMI符号Saの正常な「11」符号と「01」
符号における第一クリア信号Sp及び第二クリア信号S
qを示すとともに、誤りである「10」誤り符号におけ
る第一クリア信号Sp及び第二クリア信号Sqを示して
いる。図7から明らかなように、第二クリア信号Sqに
おけるパルスのうち、「10」誤り符号に対応するパル
スのみがクロック信号Sgの立下がりに一致する。した
がって、クロック信号Sg及び第二クリア信号Sqを用
いれば、誤り符号を検出できる。
【0029】図4におけるCMI符号Saのうち、「1
0」が誤り符号であり、E…で示す。また、図4におい
て、図3と同一の信号については同一符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0030】まず、「10」誤り符号は第二信号変換部
4において、NRZ信号の「1」データに変換される
(図4(G))。また、図7の原理により、OR回路2
1の出力ポートには第二クリア信号Sqとクロック信号
Sgにより検出される誤り符号に対応した誤りパルス抽
出信号Sw(図4(J))が出力する。誤りパルス抽出
信号Swはフリップフロップ20の反転PRポートに付
与されるため、フリップフロップ20のQポート、即
ち、誤り検出部6からは誤りパルス信号Sx(図4
(K))が出力する。なお、第二信号変換部4から出力
する第二NRZ中間信号Stには誤り符号に対応した
「1」データが含まれているため、第二NRZ中間信号
St及び誤りパルス信号SxをEX−OR回路22の各
入力ポートに付与すれば、同回路22の出力ポートには
誤りパルスSxを取除いた第三NRZ中間信号Syが得
られ、バイオレーション検出部7に付与される。また、
図4におけるCMI符号Saにおいて、Peは本来「0
0」に符号化されるにも拘わらず「11」となった誤り
符号である。この場合は従来同様にバイオレーション検
出部7において、誤りパルス信号Pveとして検出され
る。
【0031】次に、変更実施例について図5及び図6を
参照して説明する。なお、図5及び図6において、図2
及び図4と同一部分には同一符号を付し、その構成を明
確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
【0032】変更実施例は誤り検出部6の構成を変更し
たものであり、フリップフロップ31及びEX−OR回
路32により構成する。これにより、フリップフロップ
31のDポートには第二信号変換部4から第二NRZ中
間信号St(図6(B))が、CKポートにはクロック
信号Srが、反転CRポートには第二クリア信号Sq
(図6(C))がそれぞれ付与され、Qポートには誤り
パルス信号Sxが含まれない第三NRZ中間信号Sy
(図6(E))を得る。そして、同中間信号Syはバイ
オレーション検出部7に付与されるとともに、EX−O
R回路32の入力ポートに付与される。また、EX−O
R回路32の他方の入力ポートには第二NRZ中間信号
Stが付与され、EX−OR回路32の出力ポート、即
ち、誤り検出部6の出力には第二NRZ中間信号Stか
ら第三NRZ中間信号Syを取除いた信号である誤りパ
ルス信号Sx(図6(F))を得る。なお、NRZ信号
Sjとバイオレーションパルス信号Svは、図2〜図4
に示した前記実施例と同様に生成される。
【0033】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、CMI符号はNRZ信号の「0」データを「0
1」符号に符号化された場合を例示したが、「0」デー
タを「10」符号に符号化し、誤り符号として「01」
を検出する場合でも実施可能である。その他、細部の回
路構成等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任
意に変更できる。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明に係るディジタル伝
送用復号器はクリア信号生成部、第一信号変換部、第二
信号変換部、NRZ信号出力部、誤り検出部及びバイオ
レーション検出部を備え、第一信号変換部によりCMI
符号における「11」符号をNRZ信号の「1」データ
に変換して第一NRZ中間信号を生成するとともに、第
二信号変換部によりCMI符号における「00」符号及
び「10」誤り符号をNRZ信号の「1」データに変換
して第二NRZ中間信号を生成し、これに基づいてNR
Z信号、誤りパルス信号及びバイオレーションパルス信
号を検出又は生成するようにしたため、次のような顕著
な効果を奏する。
【0035】 使用する遅延回路の数量を大幅に削減
できると同時に、遅延時間を短く設定でき、復号器全体
の小型化、低コスト化、消費電力の低減化及び汎用性の
向上を達成できる。
【0036】 「11」符号又は「00」符号が「1
0」符号となる誤りに対しても検出できるなど、発生し
得る各種多様の誤りを完全かつ確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復号器の機能ブロック図、
【図2】同復号器の具体的回路図、
【図3】図2の回路中各部における誤りのない信号波形
のタイミングチャート、
【図4】図2の回路中各部における誤りのある信号波形
のタイミングチャート、
【図5】本発明の変更実施例に係る復号器の具体的回路
図、
【図6】図5の回路中各部における誤りのある信号波形
のタイミングチャート、
【図7】誤りの検出原理の説明図、
【図8】従来の技術に係る復号器の具体的回路図、
【図9】図8の回路中各部における信号波形のタイミン
グチャート、
【符号の説明】
1 復号器 2 クリア信号生成部 3 第一信号変換部 4 第二信号変換部 5 NRZ信号出力部 6 誤り検出部 7 バイオレーション検出部 Sa CMI符号 Sg クロック信号 Sp 第一クリア信号 Sq 第二クリア信号 Ss 第一NRZ中間信号 St 第二NRZ中間信号 Sy 第三NRZ中間信号 Sj NRZ信号 Sx 誤りパルス信号 Sv バイオレーションパルス信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の各部を備えるディジタル伝送用復号
    器。 (a)受信したCMI符号とこのCMI符号を遅延させ
    た遅延CMI符号から、CMI符号におけるパルスの立
    上がりに対応した第一クリア信号と、パルスの立下がり
    に対応した第二クリア信号を生成するクリア信号生成
    部、 (b)第一クリア信号とクロック信号を用いて、CMI
    符号における「11」符号をNRZ信号の「1」データ
    に変換して第一NRZ中間信号を生成する第一信号変換
    部、 (c)クロック信号を用いて、CMI符号における「0
    0」符号及び「10」誤り符号をNRZ信号の「1」デ
    ータに変換して第二NRZ中間信号を生成する第二信号
    変換部、 (d)第一NRZ中間信号と第二NRZ中間信号を加え
    てNRZ信号を生成するNRZ信号出力部、 (e)第二クリア信号、第二NRZ中間信号及びクロッ
    ク信号を用いて、「10」誤り符号に対応した誤りパル
    ス信号を検出するとともに、誤りパルス信号を含まない
    第三NRZ中間信号を生成する誤り検出部、 (f)第一NRZ中間信号と第三NRZ中間信号からバ
    イオレーションパルス信号を検出するバイオレーション
    検出部、
  2. 【請求項2】 誤り検出部は、第二クリア信号とクロッ
    ク信号を用いて誤りパルス信号を検出するとともに、第
    二NRZ中間信号から誤りパルス信号を取除いて第三N
    RZ中間信号を生成することを特徴とする請求項1記載
    のディジタル伝送用復号器。
  3. 【請求項3】 誤り検出部は、第二NRZ中間信号、第
    二クリア信号及びクロック信号を用いて誤りパルス信号
    を含まない第三NRZ中間信号を生成するとともに、第
    二NRZ中間信号から第三NRZ中間信号を取除いて誤
    りパルス信号を検出することを特徴とする請求項1記載
    のディジタル伝送用復号器。
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JP29251791A Pending JPH05110443A (ja) 1991-10-11 1991-10-11 デイジタル伝送用復号器

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JP (1) JPH05110443A (ja)

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