JPH05110337A - マイクロ波発振器 - Google Patents
マイクロ波発振器Info
- Publication number
- JPH05110337A JPH05110337A JP26437991A JP26437991A JPH05110337A JP H05110337 A JPH05110337 A JP H05110337A JP 26437991 A JP26437991 A JP 26437991A JP 26437991 A JP26437991 A JP 26437991A JP H05110337 A JPH05110337 A JP H05110337A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- dielectric resonator
- piezoelectric actuator
- laminated piezoelectric
- dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】発振周波数の設定が容易な誘電体共振器を有す
るマイクロ波発振器を提供する。 【構成】てこ状の棒８の一方の端に積層圧電アクチュエ
ータ９を取り付け、もう一方の端に金属製又は誘電体製
の棒７を取り付け、これらの棒の先端を発振素子と誘電
体共振器４を収納した金属ケース１内にさし込むととも
にてこ状の棒８の支点と積層圧電アクチュエータ９の片
端を金属ケース１の外表面に固定し積層圧電アクチュエ
ータ９の電気的制御により発振周波数を設定する。
るマイクロ波発振器を提供する。 【構成】てこ状の棒８の一方の端に積層圧電アクチュエ
ータ９を取り付け、もう一方の端に金属製又は誘電体製
の棒７を取り付け、これらの棒の先端を発振素子と誘電
体共振器４を収納した金属ケース１内にさし込むととも
にてこ状の棒８の支点と積層圧電アクチュエータ９の片
端を金属ケース１の外表面に固定し積層圧電アクチュエ
ータ９の電気的制御により発振周波数を設定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波発振器に関
し、特に誘電体共振器で制御されるマイクロ波発振器に
関する。
し、特に誘電体共振器で制御されるマイクロ波発振器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のマイクロ波発振器は空洞共振器型
発振器が主流であったが、最近は構成が簡単で小型・軽
量という特徴を有する誘電体共振器を用いた発振器が広
く使用されている。図４は従来の誘電体共振器を用いた
発振器の構成図を示す。図４において、２１は金属ケー
ス、２２は誘電体基板、２３は発振素子を含む結合線
路、２４は誘電体共振器、２５は金属カバー、２６は同
調用ねじ、２７は固定用ナットである。
発振器が主流であったが、最近は構成が簡単で小型・軽
量という特徴を有する誘電体共振器を用いた発振器が広
く使用されている。図４は従来の誘電体共振器を用いた
発振器の構成図を示す。図４において、２１は金属ケー
ス、２２は誘電体基板、２３は発振素子を含む結合線
路、２４は誘電体共振器、２５は金属カバー、２６は同
調用ねじ、２７は固定用ナットである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の誘電体共振
器を使用したマイクロ波発振器では、発振周波数を設定
する場合に、まず所望発振周波数近傍になるように誘電
体共振器２４の形状を設定して金属ケース２１内に取り
付け、次に周波数設定用ねじ２６により発振周波数の設
定を行っていた。すなわち発振周波数はねじによる機械
的設定なので、周波数の微調整が困難で、正確に周波数
を合わせるには時間と工数を要するという欠点があっ
た。また、この形式の発振器を電圧制御型発振器として
周波数調整をする場合には、バラクタ・ダイオード等を
結合する線路等が必要となり、回路も複雑になるという
欠点もあった。
器を使用したマイクロ波発振器では、発振周波数を設定
する場合に、まず所望発振周波数近傍になるように誘電
体共振器２４の形状を設定して金属ケース２１内に取り
付け、次に周波数設定用ねじ２６により発振周波数の設
定を行っていた。すなわち発振周波数はねじによる機械
的設定なので、周波数の微調整が困難で、正確に周波数
を合わせるには時間と工数を要するという欠点があっ
た。また、この形式の発振器を電圧制御型発振器として
周波数調整をする場合には、バラクタ・ダイオード等を
結合する線路等が必要となり、回路も複雑になるという
欠点もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波発振
器は発振素子および誘電体共振器を金属ケースに収納し
たマイクロ波発振器において、前記誘電体共振器を収納
している前記金属ケースの上面又は側面より金属棒又は
誘電体製の棒を前記誘電体共振器の近傍までさし込みこ
の棒の金属ケース外の片端を前記金属ケース外表面に支
点部を固定したてこ状の棒の片端に固定し前記てこ状の
棒の支点部をはさんだ他の一方の端と金属ケース外表面
との間に積層圧電アクチュエータを設け、前記積層圧電
アクチュエータに電圧を印加することにより前記棒を変
位させ、前記発振素子および誘電体共振器による発振周
波数を調整する。
器は発振素子および誘電体共振器を金属ケースに収納し
たマイクロ波発振器において、前記誘電体共振器を収納
している前記金属ケースの上面又は側面より金属棒又は
誘電体製の棒を前記誘電体共振器の近傍までさし込みこ
の棒の金属ケース外の片端を前記金属ケース外表面に支
点部を固定したてこ状の棒の片端に固定し前記てこ状の
棒の支点部をはさんだ他の一方の端と金属ケース外表面
との間に積層圧電アクチュエータを設け、前記積層圧電
アクチュエータに電圧を印加することにより前記棒を変
位させ、前記発振素子および誘電体共振器による発振周
波数を調整する。
【０００５】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００６】図１は本発明の第１の実施例の要部の断面
図、図２は本発明の第２の実施例の要部の断面図、図３
は本実施例の発振器の等価回路を示す等価回路図であ
る。図１および図２において、１は金属ケース、２は誘
電体基板、３は発振素子を含んだ結合線路、４は誘電体
共振器、５は金属カバー、６はガイドリング、７は金属
棒又は誘電体棒、８はてこ状の棒、９は積層圧電アクチ
ュエータ、１０は積層圧電アクチュエータに電圧を供給
する直流安定化電源である。
図、図２は本発明の第２の実施例の要部の断面図、図３
は本実施例の発振器の等価回路を示す等価回路図であ
る。図１および図２において、１は金属ケース、２は誘
電体基板、３は発振素子を含んだ結合線路、４は誘電体
共振器、５は金属カバー、６はガイドリング、７は金属
棒又は誘電体棒、８はてこ状の棒、９は積層圧電アクチ
ュエータ、１０は積層圧電アクチュエータに電圧を供給
する直流安定化電源である。
【０００７】この第１の実施例の発振器の調整方法につ
いて図１，図３を参照して説明する。まず所望発振周波
数近傍になるように誘電体共振器４の形状を決定し、金
属ケース１の内部に取り付ける。ＦＥＴ等の発振素子１
１の負性抵抗により発振したをＦＥＴのゲート側に設け
た結合線路３と誘電体共振器４を磁界結合させ、発振周
波数の安定化を図り、出力整合線路１２を介して取り出
す。この発振周波数を決定する要素は、発振素子１１の
リアクタンス成分，誘電体共振器４の共振周波数，金属
カバー５と誘電体共振器４との間の距離及び金属ケース
１の形状などが決定要素に関係する。そこで図１に示す
ように、両端に作用点，中間部に支点を持つ、てこ状の
棒８の一方の作用点に積層圧電アクチュエータ９を取り
付け、もう一方の作用点にピンを介して金属棒又は誘電
体の棒７を取り付ける。この棒７の先端部を、発振素子
１１と誘電体共振器４を収納した金属ケース１と金属カ
バー５の上面又は側面に穴を設けてガイドリング６を介
してさし込むとともに、てこ状の棒８の支点部と積層圧
電アクチュエータ９のもう一方の端を金属ケース１又は
金属カバー５の外表面に固定する。このような構造にな
っているので、積層圧電アクチュエータ９に直流電圧を
印加すると印加電圧に比例して積層圧電アクチュエータ
９の長さが変わり、てこの原理に従って、棒７の先端部
の位置が変わる。この結果、棒７の先端が金属カバーよ
り誘電体共振器６の近傍にあるので、棒７の先端と誘電
体共振器４との間隔が変化し、周波数の設定が可能とな
る。
いて図１，図３を参照して説明する。まず所望発振周波
数近傍になるように誘電体共振器４の形状を決定し、金
属ケース１の内部に取り付ける。ＦＥＴ等の発振素子１
１の負性抵抗により発振したをＦＥＴのゲート側に設け
た結合線路３と誘電体共振器４を磁界結合させ、発振周
波数の安定化を図り、出力整合線路１２を介して取り出
す。この発振周波数を決定する要素は、発振素子１１の
リアクタンス成分，誘電体共振器４の共振周波数，金属
カバー５と誘電体共振器４との間の距離及び金属ケース
１の形状などが決定要素に関係する。そこで図１に示す
ように、両端に作用点，中間部に支点を持つ、てこ状の
棒８の一方の作用点に積層圧電アクチュエータ９を取り
付け、もう一方の作用点にピンを介して金属棒又は誘電
体の棒７を取り付ける。この棒７の先端部を、発振素子
１１と誘電体共振器４を収納した金属ケース１と金属カ
バー５の上面又は側面に穴を設けてガイドリング６を介
してさし込むとともに、てこ状の棒８の支点部と積層圧
電アクチュエータ９のもう一方の端を金属ケース１又は
金属カバー５の外表面に固定する。このような構造にな
っているので、積層圧電アクチュエータ９に直流電圧を
印加すると印加電圧に比例して積層圧電アクチュエータ
９の長さが変わり、てこの原理に従って、棒７の先端部
の位置が変わる。この結果、棒７の先端が金属カバーよ
り誘電体共振器６の近傍にあるので、棒７の先端と誘電
体共振器４との間隔が変化し、周波数の設定が可能とな
る。
【０００８】次に第２の実施例は図２に示すように、誘
電体共振器４と棒７との結合面を側面としているが、発
振周波数の調整方法は第１の実施例と同じである。ま
た、金属棒又は誘電体棒７とガイドリング６との間は空
間があるようになっているが、金属棒の場合は金属カバ
ーと同電位となるようにし、誘電体棒の場合は絶縁を
し、かつ、いずれの場合もスムーズに移動できる構造を
有している。このような調整方法を採用すれば、電源電
圧の設定のみで極めて容易に周波数の設定ができる。ま
た本実施例を電圧制御型発振器に適用する場合には、積
層圧電アクチュエータの印加電圧を変えるのみでよく構
造が極めて簡単であるという利点もある。また発振素子
は電界効果トランジスタの例で説明したが、バイポータ
トランジスタ，ガンダイオード，インパットダイオード
などを用いても同様に実現できる。また本実施例では、
作用点が両端にあるてこ状の棒の場合で説明したが支点
が片端にあるてこ状の棒を用いても同様な作用が得られ
る。
電体共振器４と棒７との結合面を側面としているが、発
振周波数の調整方法は第１の実施例と同じである。ま
た、金属棒又は誘電体棒７とガイドリング６との間は空
間があるようになっているが、金属棒の場合は金属カバ
ーと同電位となるようにし、誘電体棒の場合は絶縁を
し、かつ、いずれの場合もスムーズに移動できる構造を
有している。このような調整方法を採用すれば、電源電
圧の設定のみで極めて容易に周波数の設定ができる。ま
た本実施例を電圧制御型発振器に適用する場合には、積
層圧電アクチュエータの印加電圧を変えるのみでよく構
造が極めて簡単であるという利点もある。また発振素子
は電界効果トランジスタの例で説明したが、バイポータ
トランジスタ，ガンダイオード，インパットダイオード
などを用いても同様に実現できる。また本実施例では、
作用点が両端にあるてこ状の棒の場合で説明したが支点
が片端にあるてこ状の棒を用いても同様な作用が得られ
る。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、積
層圧電アクチュエータに電圧を印加するという電気的制
御で、てこ状の棒の片端に取り付けた金属棒又は誘電体
製の棒と誘電体共振器との間の間隔を簡単に変えること
ができるので、発振周波数の微調整工数が大幅に削減さ
れる効果がある。
層圧電アクチュエータに電圧を印加するという電気的制
御で、てこ状の棒の片端に取り付けた金属棒又は誘電体
製の棒と誘電体共振器との間の間隔を簡単に変えること
ができるので、発振周波数の微調整工数が大幅に削減さ
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例の要部断面図である。
【図２】本発明の第２の実施例の要部断面図である。
【図３】第１および第２の実施例に共通の等価回路図で
ある。
ある。
【図４】従来のマイクロ波発振器の要部断面図である。
１，２１ 金属ケース ２，２２ 誘電体基板 ３，２３ 結合線路 ４，２４ 誘電体共振器 ５，２５ 金属カバー ６ ガイドリング ７ 棒 ８ てこ状の棒 ９ 積層圧電アクチュエータ １０ 電源 １１ 発振素子 １２ 出力整合回路 １３ 等価結合回路 ２６ 同調ねじ ２７ ロックナット
Claims (2)
- 【請求項１】 発振素子および誘電体共振器を金属ケー
スに収納したマイクロ波発振器において、前記誘電体共
振器を収納している前記金属ケースの上面又は側面より
金属棒又は誘電体製の棒を前記誘電体共振器の近傍まで
さし込みこの棒の金属ケース外の片端を前記金属ケース
外表面に支点部を固定したてこ状の棒の片端に固定し前
記てこ状の棒の支点部をはさんだ他の一方の端と金属ケ
ース外表面との間に積層圧電アクチュエータを設け、前
記積層圧電アクチュエータに電圧を印加することにより
前記棒を変位させ、前記発振素子および誘電体共振器に
よる発振周波数を調整することを特徴とするマイクロ波
発振器。 - 【請求項２】 前記積層圧電アクチュエータの取り付け
位置が前記てこ状の棒の一端を支点部とし、前記支点部
と前記棒の他端との間に配置されていることを特徴とす
る請求項１記載のマイクロ波発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26437991A JPH05110337A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | マイクロ波発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26437991A JPH05110337A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | マイクロ波発振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05110337A true JPH05110337A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17402338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26437991A Pending JPH05110337A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | マイクロ波発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05110337A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002082580A1 (en) * | 2001-04-03 | 2002-10-17 | South Bank University Enterprises Ltd | Tuneable dielectric resonator |
| EP1429457A2 (de) * | 2002-12-10 | 2004-06-16 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Vorrichtung zur Frequenzabstimmung eines Hohlraumresonators oder dielektrischen Resonators |
| JP2008512659A (ja) * | 2004-09-09 | 2008-04-24 | アスティックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 空気バネにおける高精度レベル測定のためのマイクロ波センサ |
| JP2009111981A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-05-21 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多重モード誘電体共振器およびその調整方法 |
| JP2009194571A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多重モード誘電体共振器およびその調整方法 |
| US8410873B2 (en) | 2007-09-19 | 2013-04-02 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric resonator having a dielectric resonant element with two oppositely located notches for EH mode coupling |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP26437991A patent/JPH05110337A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002082580A1 (en) * | 2001-04-03 | 2002-10-17 | South Bank University Enterprises Ltd | Tuneable dielectric resonator |
| EP1429457A2 (de) * | 2002-12-10 | 2004-06-16 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Vorrichtung zur Frequenzabstimmung eines Hohlraumresonators oder dielektrischen Resonators |
| EP1429457A3 (de) * | 2002-12-10 | 2008-11-05 | Forschungszentrum Jülich Gmbh | Vorrichtung zur Frequenzabstimmung eines Hohlraumresonators oder dielektrischen Resonators |
| JP2008512659A (ja) * | 2004-09-09 | 2008-04-24 | アスティックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 空気バネにおける高精度レベル測定のためのマイクロ波センサ |
| US8410873B2 (en) | 2007-09-19 | 2013-04-02 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric resonator having a dielectric resonant element with two oppositely located notches for EH mode coupling |
| JP2009111981A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-05-21 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多重モード誘電体共振器およびその調整方法 |
| JP2009194571A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 多重モード誘電体共振器およびその調整方法 |
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