JPH0510926U - シヤツタ装置 - Google Patents
シヤツタ装置Info
- Publication number
- JPH0510926U JPH0510926U JP5818791U JP5818791U JPH0510926U JP H0510926 U JPH0510926 U JP H0510926U JP 5818791 U JP5818791 U JP 5818791U JP 5818791 U JP5818791 U JP 5818791U JP H0510926 U JPH0510926 U JP H0510926U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operating body
- shutter plate
- auxiliary
- main
- shutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、シャッタ板の開放が妨げられるよ
うなことがあっても、シャッタ駆動機構のモータが異常
発熱することを防止できると共に各部が破損することも
なくし得るようにしている。 【構成】 シャッタ板12は主ばね部材14により主操
作体13を介して閉鎖保持され、主操作体13とこれの
下部に軸支された補助操作体15とは、それらの係合関
係が補助ばね部材16により保持されている。モータを
有したシャッタ駆動機構は補助操作体15に引下げ力を
及ぼすものであり、補助ばね部材16による前記補助操
作体15と主操作体13との係合保持力は、前記主ばね
部材14によるシャッタ板12閉鎖保持力より大きくな
るように設定している。
うなことがあっても、シャッタ駆動機構のモータが異常
発熱することを防止できると共に各部が破損することも
なくし得るようにしている。 【構成】 シャッタ板12は主ばね部材14により主操
作体13を介して閉鎖保持され、主操作体13とこれの
下部に軸支された補助操作体15とは、それらの係合関
係が補助ばね部材16により保持されている。モータを
有したシャッタ駆動機構は補助操作体15に引下げ力を
及ぼすものであり、補助ばね部材16による前記補助操
作体15と主操作体13との係合保持力は、前記主ばね
部材14によるシャッタ板12閉鎖保持力より大きくな
るように設定している。
Description
【0001】
本考案は、モータの回転に基づきシャッタ板を開閉するようにしたシャッタ装 置に関する。
【0002】
従来、シャッタ装置には、モータの回転に基づきシャッタ板を開閉するように したものがある。このものの一例を図5に示している。外枠1は、図示しない室 壁外面に該室壁の換気口に対応して設置されており、この外枠1の室外側開口部 には複数のシャッタ板2が上下に並んでそれぞれ回動可能に設けられている。各 シャッタ2の基端部は、操作体3に回動可能に連結されており、この操作体3が 下方向へ移動することによって各シャッタ板2が開放し、その開放状態から操作 体3が上方向へ移動することによって各シャッタ板2が閉鎖するようになってい る。
【0003】 この操作体3と外枠1との間には、ばね4が架設されており、このばね4によ って操作体3を上方向へ付勢するようにしている。外枠1の内下部にはシャッタ 駆動機構5が設けられており、このシャッタ駆動機構5は内部にモータおよびプ ラスチック製ギアによるギア機構並びに一方向クラッチを有し、ギア機構の出力 軸からはワイヤ6が導出され、そしてこのワイヤ6の導出端部は前記操作体3の 下部に連結されている。
【0004】 このシャッタ駆動機構5は図示しない操作紐によって内部スイッチが操作され ると、モータが回転駆動され、ギア機構を介してワイヤ6が引き下げられる。こ の結果、操作体3が引き下げられ、もって各シャッタ板2が開放する。なおこの 場合、シャッタ駆動機構5内部の一方向クラッチにより、この開放状態がロック されている。
【0005】 そして、このシャッタ板開放状態から操作紐を再度引くと、上記一方向クラッ チが解除されてばね4により操作体3が引き上げられてシャッタ2が閉鎖状態と なる。
【0006】
しかしながら、上記従来の場合、シャッタ板2の閉鎖状態から、シャッタ板2 を開放しようとしたときに、シャッタ板2に外部からなにか異物が当接している とか、あるいはシャッタ板2に外部から強い外風が作用しているといったことが 原因で、シャッタ板2の開放(回動)が妨げられて、操作体3が移動不能状態に 陥ると、シャッタ駆動機構5のモータに異常荷重がかかると共に、各部(ギアお よび軸支部分等)に強い力がかかり、モータがロックして異常発熱を惹起すると 共に、ギアとか軸支部等の各部が破損するおそれがある。
【0007】 そこで、本考案の目的は、シャッタ板の開放が妨げられるようなことがあって も、シャッタ駆動機構のモータが異常発熱することを防止できると共に各部が破 損することもなくし得るシャッタ装置を提供するある。
【0008】
本考案のシャッタ装置は、外枠の開口部を開閉し得るように設けられたシャッ タ板と、このシャッタ板と連動するように設けられ下方向への移動により該シャ ッタ板を開放させ上方向への移動により該シャッタ板を閉鎖させると共に下部に ストッパを有する主操作体と、この主操作体の下部と前記外枠の上部との間に架 設され該主操作体を上方向へ付勢して前記シャッタ板を閉鎖状態に保持する主ば ね部材と、前記主操作体の下部に軸支され所定角度位置から上方向への回動が前 記ストッパにより阻止された補助操作体と、この補助操作体と前記主操作体の上 部との間に架設され該補助操作体を上方へ付勢して前記ストッパに係合保持させ る補助ばね部材と、モータを有し該モータの回転に基づき前記補助操作体を下方 向へ移動させるシャッタ駆動機構とを備え、前記補助ばね部材による前記補助操 作体の前記ストッパへの係合保持力を前記主ばね部材によるシャッタ板閉鎖保持 力より大きくなるように設定して成るところに特徴を有する。
【0009】
シャッタ駆動機構のモータが回転駆動されると、補助操作体が下方向に移動さ れるように力を受ける。この場合、補助操作体は補助ばね部材により、主操作体 のストッパに対して係合した状態に保持されており、そして、この係合状態が保 持されたまま、主操作体は主ばね部材に上方向へ付勢されている。
【0010】 しかして、前記補助ばね部材によるストッパへの前記補助操作体の係合保持力 を、前記主ばね部材によるシャッタ板閉鎖保持力より大きくなるように設定して いるから、補助操作体と主操作体とは係合状態のまま降下し、もってシャッタ板 が開放する。
【0011】 ところで、シャッタ板を開放しようとしたときに、シャッタ板に外部からなに か異物が当接しているとかあるいはシャッタ板に外部から強い外風が作用してい るといったことが原因で、主操作体が移動不能状態に陥った場合、補助操作体が 主操作体に回動可能に設けられていることから、主操作体が移動しなくてもこの 補助操作体が補助ばね部材のばね力に抗して下方向へ回動される。従って、シャ ッタ板の開放が妨げられるようなことがあっても、シャッタ駆動機構のモータが 異常発熱することを防止できると共に各部が破損することもなくし得る。
【0012】
以下、本考案の一実施例につき図1ないし図4を参照しながら説明する。図1 において、外枠11は、図示しない室壁外面に該室壁の換気口に対応して取り付 けられており、この外枠11の室外側開口部には複数のシャッタ板12が上下に 並んでそれぞれ軸12aを介して回動可能に設けられている。各シャッタ12の 基端部は、主操作体13に軸13bを介して回動可能に連結されており、この主 操作体13が下方向へ移動することによって各シャッタ板12が開放し、その開 放状態から主操作体13が上方向へ移動することによって各シャッタ板12が閉 鎖するようになっている。そして、この主操作体13の下部にはストッパ13a (図2参照)が形成されている。
【0013】 この主操作体13の下部(ストッパ13a)と前記外枠11の上部との間には 、引張りコイルばねから成る主ばね部材14が架設されており、この主ばね部材 14は主操作体13を上方へ付勢している。また、主操作体13の下部には補助 操作体15が回動可能に軸15bにより軸支されており、この補助操作体15に は、受部15aが形成されている。そして、この補助操作体15は、その受部1 5aが前記ストッパ13aに係合することにより図1に示す角度位置状態から上 方への回動が阻止されるようになっている。
【0014】 補助操作体15と前記主操作体13の上部との間には引張りコイルばねから成 る補助ばね部材16が架設されており、この補助ばね部材16は、前記補助操作 体15を上方へ付勢して前記ストッパ15aに係合保持させるようになっている 。前記外枠11の下部にはシャッタ駆動機構17が設けられており、これは、内 部にスイッチ、モータ、プラスチック製ギアによるギア機構および一方向クラッ チ等を有して構成されている。
【0015】 ギア機構の出力軸からはワイヤ18が導出され、そしてこのワイヤ18の導出 端部は前記補助操作体15の下部に連結されている。このシャッタ駆動機構17 は図示しない操作紐によって内部スイッチが操作されると、モータが回転駆動さ れ、ギア機構を介してワイヤ18が引き下げられ、もって補助操作体15を引き 下げるようになっている。
【0016】 上記構成の作用について述べる。図1のシャッタ板12の閉鎖状態においては 、補助操作体15は補助ばね部材16により、主操作体13のストッパ13aに 対して係合した状態に保持され、そして、この係合状態が保持されたまま、主操 作体13は主ばね部材14に上方向へ付勢されている。この状態から、操作紐を 引き操作すると、シャッタ駆動機構17内部のスイッチがオンしてモータが回転 駆動され、ギア機構を介してワイヤ18が引き下げられる。ここで、前記補助ば ね部材16によるストッパ13aへの前記補助操作体15の係合保持力が前記主 ばね部材14によるシャッタ板12閉鎖保持力より大きくなるように設定してい るから、補助操作体15と主操作体13とは係合状態のまま降下し、もってシャ ッタ板12が開放する。
【0017】 この場合、シャッタ板12が開放するタイミングで内部スイッチがオフするよ うになっており、そしてシャッタ駆動機構17内部の一方向クラッチにより、こ の開放状態がロックされる(図3参照)。
【0018】 そして、このシャッタ板12開放状態から操作紐を再度引くと、上記一方向ク ラッチが解除されて主ばね部材14により主操作体13および補助操作体15が 引き上げられてシャッタ12が閉鎖状態となる(図1参照)。
【0019】 ところで、シャッタ板12を開放しようとしたときに、シャッタ板12に外部 からなにか異物が当接しているとかあるいはシャッタ板に外部から強い外風が作 用しているといったことが原因で、主操作体が移動不能状態に陥った場合(図4 参照)、ワイヤ18が引き下げられると、補助操作体15が主操作体13に回動 可能に設けられていることから、主操作体13が移動しなくてもこの補助操作体 15が補助ばね部材16のばね力に抗して下方向へ回動される。従って、シャッ タ板12の開放が妨げられるようなことがあっても、シャッタ駆動機構18のモ ータが異常発熱することを防止できると共に、プラスチック製のギアが欠損する こともなければ、軸支部等が破損することもない。
【0020】
本考案は以上の説明から明らかなように、外枠の開口部を開閉し得るように設 けられたシャッタ板と、このシャッタ板と連動するように設けられ下方向への移 動により該シャッタ板を開放させ上方向への移動により該シャッタ板を閉鎖させ ると共に下部にストッパを有する主操作体と、この主操作体の下部と前記外枠の 上部との間に架設され該主操作体を上方向へ付勢して前記シャッタ板を閉鎖状態 に保持する主ばね部材と、前記主操作体の下部に軸支され所定角度位置から上方 向への回動が前記ストッパにより阻止された補助操作体と、この補助操作体と前 記主操作体の上部との間に架設され該補助操作体を上方へ付勢して前記ストッパ に係合保持させる補助ばね部材と、モータを有し該モータの回転に基づき前記補 助操作体を下方向へ移動させるシャッタ駆動機構とを備え、前記補助ばね部材に よる前記補助操作体の前記ストッパへの係合保持力を前記主ばね部材によるシャ ッタ板閉鎖保持力より大きくなるように設定して成るものであり、これにて、シ ャッタ板の開放が妨げられるようなことがあっても、シャッタ駆動機構のモータ が異常発熱することを防止できると共に各部が破損することもなくし得るという 優れた効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】ストッパ部分の斜視図
【図3】シャッタ板開放状態での縦断側面図
【図4】シャッタ板の開放が妨げられた状態での縦断側
面図
面図
【図5】従来例を示す縦断側面図
11は外枠、12はシャッタ板、13は主操作体、13
aはストッパ、14は主ばね部材、15は補助操作体、
16は補助ばね部材、17はシャッタ駆動機構を示す。
aはストッパ、14は主ばね部材、15は補助操作体、
16は補助ばね部材、17はシャッタ駆動機構を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外枠の開口部を開閉し得るように設けら
れたシャッタ板と、このシャッタ板と連動するように設
けられ下方向への移動により該シャッタ板を開放させ上
方向への移動により該シャッタ板を閉鎖させると共に下
部にストッパを有する主操作体と、この主操作体の下部
と前記外枠の上部との間に架設され該主操作体を上方向
へ付勢して前記シャッタ板を閉鎖状態に保持する主ばね
部材と、前記主操作体の下部に軸支され所定角度位置か
ら上方向への回動が前記ストッパにより阻止された補助
操作体と、この補助操作体と前記主操作体の上部との間
に架設され該補助操作体を上方へ付勢して前記ストッパ
に係合保持させる補助ばね部材と、モータを有し該モー
タの回転に基づき前記補助操作体を下方向へ移動させる
シャッタ駆動機構とを備え、前記補助ばね部材による前
記補助操作体の前記ストッパへの係合保持力を前記主ば
ね部材によるシャッタ板閉鎖保持力より大きくなるよう
に設定して成るシャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5818791U JPH0510926U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | シヤツタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5818791U JPH0510926U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | シヤツタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510926U true JPH0510926U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13077018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5818791U Pending JPH0510926U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | シヤツタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510926U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012141116A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Panasonic Corp | 換気用電動式シャッター開閉機構 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP5818791U patent/JPH0510926U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012141116A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Panasonic Corp | 換気用電動式シャッター開閉機構 |
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