JPH0510919Y2 - - Google Patents

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JPH0510919Y2
JPH0510919Y2 JP4855389U JP4855389U JPH0510919Y2 JP H0510919 Y2 JPH0510919 Y2 JP H0510919Y2 JP 4855389 U JP4855389 U JP 4855389U JP 4855389 U JP4855389 U JP 4855389U JP H0510919 Y2 JPH0510919 Y2 JP H0510919Y2
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test tube
gripping
test
gripping claws
chuck
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば血清等の被試験液体を入れた
試験管を把持するための試験管用チヤツク機構の
改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、医療や化学の分野で使用される試験管を
把持する試験管用チヤツク機構は、一般に一対の
把持爪による把持固定動作によつて試験管を把持
する如く構成されたものとなつている。上記従来
の試験管用チヤツク機構には次のような欠点があ
つた。
(1) 一対の把持爪が試験管を挟みつける方向は、
左右の二方向からのみであるため、この方向と
直角な前後方向に遊びが生ずることがある。こ
のために鉛直方向に支持されるべき試験管の長
軸にグラツキを生じ易く、把持状態が不安定と
なる。つまり被試験液を入れた試験管の鉛直保
持性が保証されない。
(2) 把持爪の内側に形成されている試験管の径に
対応した凹曲面部に対し、合致しない外径をも
つ試験管を把持する場合、把持爪の凹曲面と試
験管外周面とが点接触となりがちで、把持の確
実性に欠ける。場合によつては、試験管が把持
されているチヤツク部から抜け落ちてしまう事
故を生じる危険性がある。
(3) 把持の確実性を高めるべく、把持爪による把
持力を増強すると、ガラス製の試験管がチヤツ
ク部から受ける応力により破損する場合もあり
得、安全性の面で問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように従来技術には、次のような改善さ
れるべき点がある。(1)試験管の鉛直保持性に欠け
る。(2)外径の異なる試験管に対する適合性に欠
け、適用範囲が限定される。(3)破損し易い試験管
を取り扱う場合においては、チヤツク部からの応
力で破損事故等が発生し易い。
そこで本考案の目的は、試験管を所要姿勢に安
定かつ確実に把持することができ、外径の異なる
試験管にも適用でき、加えて試験管を破損事故を
起こさずに安全に把持することが可能な試験管用
チヤツク機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決し目的達成するために、次のよ
うな手段を講じた。
互いに対向して開閉自在に設けられた一対の把
持爪を、たとえば空気圧駆動機構によつて閉駆動
することにより試験管を把持させるようにしたも
のにおいて、把持された試験管の後方に、その試
験管の周面に当接してその試験管の把持姿勢を固
定化する当接部材を設けた。
[作用] このような手段を講じたことにより、次のよう
な作用が生じる。
(1) チヤツク機構の主たる機能である左右からの
把持動作をする把持爪に加え、前後の遊びを取
り除くように試験管の周面に対して当接し、試
験管の把持姿勢を固定化する当接部材を設けた
ので、試験管を所要の姿勢に安定かつ確実に把
持することが可能となる。
(2) 一対の把持爪と当接部材との三方向から試験
管の周面が支持されるので、把持機能の安定性
が得られる。したがつて、把持爪の内側に加工
された試験管把持用の凹面部に対して試験管の
外周面が合致せずに、試験管が点接触にて把持
されるような場合でも、安定で確実な把持が可
能となる。したがつて適用範囲が広がる。
(3) 当接部材を設けたことにより、試験管に対す
る把持力が総合的に上昇することになる。した
がつて、把持爪による把持力を格別増強させな
くとも必要な把持力が確保されるので、たとえ
試験管が破損し易いものであつても、試験管を
破損させずに安全に把持することが可能とな
る。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であ
り、空気圧駆動式の試験管用チヤツク機構を試験
管移設機構に取り付けた場合を示した図である。
図において、1は回動および上下動可能な移設
部シヤフトであり、その端部にジヨイント2を介
して支持アーム3が水平に取付けられている。こ
の水平アーム3の先端には試験管用チヤツク機構
10が取り付けられている。
第2図a,bは上記試験管用チヤツク機構10
の構造を示す平面図および一部切断して示す側面
図である。以下、第1図および第2図a,bを参
照して上記チヤツク機構10について説明する。
このチヤツク機構10は前記支持アーム3の先端
に結合しているアームジヨイント11の先端部に
取り付けたチヤツクベース12と、このチヤツク
ベース12に各基端部を支点ボルト13,14で
それぞれ軸支された一対の把持爪21,22と、
上記チヤツクベース12における前部の中央部位
に固定された当接部材23とで構成されている。
前記把持爪21,22は、互いに対向して配設
され、かつ開閉自在な状態に設けられている。そ
して圧搾空気により開閉操作されることにより、
試験管30を把持し得るものとなつている。ま
た、前記把持爪21,22の内側の試験管30の
外周面に当接する部分には、試験管30の周面形
状に適合可能な曲率をもつ凹面部が形成してあ
り、かつこの曲面部に沿つて薄い弾性体24,2
5が緩衝材として貼り付けてある。前記当接部材
23は、たとえばゴムあるいは発泡性樹脂等の弾
性体にてほぼ直方体状に形成されており、その長
軸と平行な前端面が試験管30の周面に対し試験
管長軸方向に沿つて面接触状態で当接する如く、
所定曲率の凹面部となつている。
次に上記のように構成された本実施例における
チヤツク機構10の作用を第3図以下の図面を参
照して説明する。
(1) 本実施例では、チヤツク機構10の主たる機
能である左右からの把持動作をする把持爪2
1,22に加え、前後の遊びを取り除くように
試験管30の周面に対して当接し、試験管30
の把持姿勢をたとえば第3図に示すように鉛直
軸Yに固定化する当接部材23を設けている。
したがつて第4図に示すように試験管30の長
軸が前後にθなる角度で傾くことが規制され
る。かくして、試験管30を所要の姿勢に安定
かつ確実に把持することが可能となる。
(2) また本実施例では、一対の把持爪21,22
と当接部材23との三方向から試験管30の周
面が支持されるので、把持機能の安定性が得ら
れる。したがつて第6図に示した把持爪21,
22の内側に加工された試験管把持用の凹面部
に対して試験管30の外周面が合致せずに、試
験管30が点接触にて把持されるような場合で
も、安定で確実な把持が可能となる。したがつ
て適用範囲が広がる。
(3) また本実施例においては、当接部材23を設
けたことにより、試験管30に対する把持力が
総合的に上昇することになる。したがつて、把
持爪21,22による把持力を格別増強させな
くとも必要な把持力が確保されるので、たとえ
試験管30が破損し易いものであつても、試験
管30を破損させずに安全に把持することが可
能となる。
(4) さらに当接部材23が試験管30の長軸方向
に沿つて延長されていることにより、試験管3
0の長軸のブレが減少するので、その分左右の
把持爪21,22の長軸方向の幅寸法を小さく
しても初期の把持性が損なわれない。したがつ
て結果としてチヤツク部全体の小形軽量化が実
現可能となる。
なお、本考案は上述した一実施例に限定される
ものではない。たとえば、前記実施例は把持爪2
1,22の開閉動作の形態が回動によるものへ本
考案を適用した例を示したが、平行移動によるも
のへ適用することも可能である。このほか、本考
案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
あるのは勿論である。
[考案の効果] 本考案によれば、一対の把持爪によつて把持さ
れた試験管の後方周面に当接して、上記試験管の
把持姿勢を固定化する当接部材を設けたので、試
験管を所要姿勢に安定かつ確実に把持することが
でき、外径の異なる試験管にも適用でき、加えて
試験管を破損事故を起こさずに安全に把持するこ
とが可能な試験管用チヤツク機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図a,bは同実施例の試験管用チヤツク機構の平
面図および一部切断して示す側面図、第3図〜第
6図は同実施例の作用説明図である。 10……試験管用チヤツク機構、11……アー
ムジヨイント、12……チヤツクベース、13,
14……支点ボルト、21,22……把持爪、2
3……当接部材、24,25……弾性体、30…
…試験管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向しかつ開閉自在に設けられた一対の
    把持爪と、この一対の把持爪を閉駆動することに
    より上記把持爪に試験管を把持させる手段と、上
    記手段により把持された試験管の後方において、
    上記試験管の周面に当接し上記試験管の把持姿勢
    を固定化する当接部材とを具備したことを特徴と
    する試験管用チヤツク機構。
JP4855389U 1989-04-25 1989-04-25 Expired - Lifetime JPH0510919Y2 (ja)

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JPH02142628U JPH02142628U (ja) 1990-12-04
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EP3270166A1 (de) * 2016-07-11 2018-01-17 Siemens Healthcare Diagnostics Products GmbH Greifvorrichtung zum transport von flüssigkeitsbehältern in einem automatischen analysegerät

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JPH02142628U (ja) 1990-12-04

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