JPH0742609Y2 - ユニバーサルレンチ - Google Patents

ユニバーサルレンチ

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JPH0742609Y2
JPH0742609Y2 JP1989111312U JP11131289U JPH0742609Y2 JP H0742609 Y2 JPH0742609 Y2 JP H0742609Y2 JP 1989111312 U JP1989111312 U JP 1989111312U JP 11131289 U JP11131289 U JP 11131289U JP H0742609 Y2 JPH0742609 Y2 JP H0742609Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
wrench body
wrench
joint pin
elastic means
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989111312U
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English (en)
Other versions
JPH0352073U (ja
Inventor
悌四郎 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、点火プラグの着脱等に用いて便利なユニバ
ーサルレンチに関する。
[従来の技術] 点火プラグ用レンチの一例として、実開昭61−61175号
公報に示されるものがある。このものでは、点火プラグ
の頭部と係合するレンチ本体と、ドライバなどからなる
シャフトとが別体になっている。また、これとは別に、
ジョイントピンを介してレンチ本体へシャフトを揺動自
在に取付けてなるユニバーサルレンチも知られている
(一例として、JISハンドブック工具1988年版、933ペー
ジ参照)。
[考案が解決しようとする課題] ところで、点火プラグの着脱時など、レンチ本体を比較
的狭くかつ深い空間内へ入れる必要がある場合には、シ
ャフトを比較的長くするとともにレンチ本体に対して折
り曲げることのできるユニバーサルレンチが便利であ
る。しかし、この形式のものは自由状態のとき、レンチ
本体がシャフト先端に常時揺動自在であって一定しない
ため、レンチ本体を点火プレグ等へ取付ける際、レンチ
本体とシャフトをずっと両手でもっていなければなら
ず、取扱いが面倒になることがある。
一方、実開昭52−21495号には、レンチ本体内にコイル
スプリングを収容し、この一端へシャフトの球状端部を
滑動自在に当接させることにより、シャフトとレンチ本
体を相対的に折り曲げたとき、コイルスプリングの反発
弾性でシャフトとレンチ本体の折り曲がり状態をそのま
ま保持できるものが示されている。
この場合、コイルスプリングの付勢方向はシャフトの軸
心線とは無関係に常時レンチ本体の中心線方向と一致す
るので、折れ曲がり状態を自由な角度で保持でき、片手
操作可能になる反面、レンチ本体を点火プラグ等へ向っ
て差し込む作業中に先端が何かに接触して必要以上に折
れ曲がると、一度、作業を中止してレンチ本体を抜き出
し、折れ曲がり角度を直してから再び、作業を開始しな
ければならず、面倒である。
そこで本考案の目的は、レンチ本体側を手放しして片手
操作できる、使い易いユニバーサルレンチの提供にあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るユニバーサルレ
ンチは、一端にソケット部を有するレンチ本体の他端
に、ジョイントピンを介してシャフトを取付けてなるも
のにおいて、前記シャフトと前記ジョイントピンとの間
に前記レンチ本体の長手方向へ所定の隙間を形成すると
ともに、レンチ本体とシャフトの端部相互を弾性手段を
介して連結し、この弾性手段によりシャフトとレンチ本
体が連結部で相対的に折れ曲がったとき、それぞれを略
一直線上に並ぶよう付勢することを特徴とする。
[考案の作用] シャフトとレンチ本体の端部相互が弾性手段によって連
結しているため、シャフトとレンチ本体が相対的に折れ
曲がると、弾性手段は追随して弾性変形し、その反発弾
性によって、シャフトとレンチ本体をそれぞれが略一直
線上に並ぶよう付勢し、折れ曲がり状態からの復元力を
与える。
その結果、作業する際に、フャフトを斜めにしてもレン
チ本体は折れ曲がらず、また、作業中にレンチ本体が何
かと接触して望まない角度に折り曲げられても、レンチ
本体を自由にすれば直ちに復元してシャフトとレンチ本
体が略一直線状になる。そこで、シャフトを斜めにして
レンチ本体側を比較的狭くかつ深いような空間内へ入れ
る場合、レンチ本体側を手放し状態にしても、この空間
内にある点火プラグ等の被操作部材へ正確かつ迅速に導
くことができる。その後、必要に応じてシャフトとレン
チ本体とを連結部で曲げる。このとき、シャフトとジョ
イントピンの間にレンチ本体の長手方向へ形成されてい
る所定の隙間が存在するため、シャフトはジョイントピ
ンの回り並びにジョイントピンの軸方向のいずれへも弾
性手段の弾力に抗しつつ折り曲げ可能になる。
[実施例] 第1図及び第2図に一実施例を示す。第1図はユニバー
サルレンチの外形及びその一部を切欠いて断面構造を示
し、1はレンチ本体、2はその先端に設けられ内側に6
角穴が形成されたソケット部、3はくびれ部、4はジョ
イントピン、5は6角断面のシャフトである。シャフト
5のジョイントピン4と交差する部分に形成されるシャ
フト穴5aはバカ穴状をなし、レンチ本体1の長手方向に
おいてジョイントピン4との間に所定の隙間6が形成さ
れている。シャフト5はジョイントピン4の回り並びに
ジョイントピン4の軸方向のいずれの方向へも弾性手段
の弾力に抗しつつ折り曲げ可能になっている。また、シ
ャフト5のレンチ本体1内側先端部には突起7が形成さ
れている。
レンチ本体1内には弾性手段8が収容され、本実施例の
弾性手段8は下部ゴム9と上部ゴム10との2部材からな
る。下部ゴム9は周囲をくびれ部3により固定され、レ
ンチ本体1に対して軸方向移動を規制されている。下部
ゴム9の軸心線に沿う部分には嵌合穴11が貫通形成され
ている。嵌合穴11の下部はテーパー状をなし、下方が広
がっている。
上部ゴム10は有底筒状をなし、中央部に下部ゴム9へ向
かって開口する空間12が形成され、かつ上側の底部中央
に設けられた係合穴13(第1図)に突起7が係合するこ
とにより、シャフト5をレンチ本体1と同心軸線上に保
持した状態で、シャフト5と上部ゴム10が連結されてい
る。この上部ゴム10(下部ゴム9)の弾性により、シャ
フト5の突起7側の端部はレンチ本体1から押し出され
る方向へ付勢されている。第2図中の符号14は点火プラ
グ、15は6角部、16は頂部である。
次に、本実施例の作用を説明する。自由状態では第1図
に示すように、下部ゴム9及び上部ゴム10の弾力によ
り、フャフト5はレンチ本体1の中心線Cの延長線上に
沿って直立状態に保持されている。この状態でシャフト
5側を持って傾け、かつレンチ本体1から手を放して
も、レンチ本体1が自重によりシャフト5に対して折れ
曲がるようなことがなく、シャフト5と同軸線上に直線
的に並んだ状態を維持する。
また、シャフト5とレンチ本体1が連結部で相対的に折
れ曲がるとき、下部ゴム9及び上部ゴム10は、追随して
弾性変形し、シャフト5及びレンチ本体1をそれぞれが
略一直線上に並ぶよう戻る方向へ付勢し、折れ曲がり状
態から戻るための復元力を与えることができる。
そこで、例えば第2図に示すように、点火プラグ14の頭
部にレンチ本体1を取付ける際、点火プラグ14の周囲が
手を入れにくいような狭く深い空間の場合、まず、シャ
フト5を点火プラグ14の軸線に対して傾け、レンチ本体
1側を手放しした状態で空間内へ差し込む。すると、レ
ンチ本体1はシャフト5と同軸線上にあるので、その位
置決めが正確になり、迅速に点火プラグ14の頭部に達し
て係合する。また、作業中にレンチ本体1が何かと接触
して望まない角度に折り曲げられても、レンチ本体1を
自由にすれば直ちに復元してシャフト5と略一直線状に
なる。ゆえに、自由状態のときシャフト5に対してレン
チ本体1が折れ曲がらないので、片手作業を可能とし、
作業性が良くなる。
次に、シャフト5をレンチ本体1に対してジョイントピ
ン4の軸方向へ角θ倒す。このとき、シャフト5のジョ
イント穴とジョイントピン4の間に隙間6が形成されて
いるので、シャフト5は揺動可能となり、上部ゴム10及
び下部ゴム9の弾力に抗してこれらを変形させるとこと
により、ジョイントピン4から折り曲げられ、レンチ本
体1は点火プラグ14の周囲に被さる。その結果、6角部
15はソケット部2と係合し、頂部16は嵌合穴11内へ嵌合
する。この状態でシャフト5を回転させると、一般的な
ユニバーサルレンチと同様に、レンチ本体1は自己の軸
心回りに回転するので、ソケット部2と6角部15が係合
する点火プラグ14も一体に回動可能になり、点火プラグ
14の着脱が行われる。
この作業後自由状態に戻ると、シャフト5は上部ゴム10
及び下部ゴム9の復元弾性により再びレンチ本体1の延
長線上に直立保持される。
第3図及び第4図は同一機能部分を同一符号で示した別
実施例であり、本例ではシャフト5をレンチ本体1内へ
収納可能にした点で異なっている。すなわち、弾性手段
8はレンチ本体1内を軸方向へ摺動可能に形成された単
一部材からなり、レンチ本体1の内径と略同等の外径を
なす先端摺動部17、中間細径部18並びに先端摺動部17と
同径の後端摺動部19が形成されている。
一方、レンチ本体1側には内方へ突出するくびれ部1a及
び1bが形成され、弾性手段8の移動に伴ってそれぞれが
先端摺接部17及び後端摺接部19へフリクションを与える
ようになっており、シャフト5を引き出したとき並びに
収納したときに一定の節度感を与えている。
また、ジョイントピン4とシャフト5との交差部にはシ
ャフト5の軸方向へ長く延びる長穴20が形成されている
(第4図)。この長穴20は前実施例の隙関6をさらに軸
方向へ拡大したものに相当している。また、突起7は前
実施例同様にして弾性手段8と係合している。
このユニバーサルレンチの非使用時には、シャフト5を
第3図における矢示方向へ押し込む。すると、長穴20の
存在により距離dだけ押し込まれ、同時に弾性手段8も
シャフト5に押されてレンチ本体1内をソケット部2側
へ距離dだけ移動し、その結果シャフト5は距離dだけ
実質的に短くなった状態になり、収納等の取扱いに便利
となる。なお、レンチ本体1の自由状態において、弾性
手段8によりシャフト5を直立保持させる点は前実施例
同様であり、特に本実施例のようなシャフト収納形式の
場合、収納をスムーズにできるので便利である。
[考案の効果] 本考案はユニバーサルジョイントにおいて、ジョイント
ピンとシャフトとの間にレンチ本体の長さ方向へ所定の
隙間を形成したので、自由状態のとき弾性手段によりシ
ャフトをレンチ本体の延長線上へ直立保持できるととも
に、作業時にはレンチ本体に対してシャフトを折り曲げ
ることができる。そのうえ、シャフトと弾性手段とを連
結したので、シャフトとレンチ本体が相対的に折れ曲が
るとき、弾性手段は追随して弾性変形し、シャフトとレ
ンチ本体を略一直線上に並ぶように折れ曲がり状態から
の復元力を与えることできる。ゆえに、レンチ本体を点
火プラグ等へ取付ける際、この部分から手と放したまま
で作業可能となり、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は一実施例に係り、第1図は一部切欠
いた側面図、第2図は使用状態を示す図である。第3図
及び第4図は別実施例を示し、第3図は第1図同様図、
第4図は要部の側面図である。 (符号の説明) 1……レンチ本体、2……ソケット部、4……ジョイン
トピン、5……シャフト、5a……シャフト穴、6……隙
間、8……弾性手段、20……長穴(隙間)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端にソケット部を有するレンチ本体の他
    端に、ジョイントピンを介してシャフトを取付けてなる
    ものにおいて、前記シャフトと前記ジョイントピンとの
    間に前記レンチ本体の長手方向へ所定の隙間を形成する
    とともに、レンチ本体とシャフトの端部相互を弾性手段
    を介して連結し、この弾性手段によりシャフトとレンチ
    本体が連結部で相対的に折れ曲がったとき、それぞれを
    略一直線上に並ぶよう付勢することを特徴とするユニバ
    ーサルレンチ。
JP1989111312U 1989-09-22 1989-09-22 ユニバーサルレンチ Expired - Lifetime JPH0742609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989111312U JPH0742609Y2 (ja) 1989-09-22 1989-09-22 ユニバーサルレンチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989111312U JPH0742609Y2 (ja) 1989-09-22 1989-09-22 ユニバーサルレンチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0352073U JPH0352073U (ja) 1991-05-21
JPH0742609Y2 true JPH0742609Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=31659799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989111312U Expired - Lifetime JPH0742609Y2 (ja) 1989-09-22 1989-09-22 ユニバーサルレンチ

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JP (1) JPH0742609Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221495U (ja) * 1975-08-02 1977-02-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0352073U (ja) 1991-05-21

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