JP2592392Y2 - ジョイント部材 - Google Patents

ジョイント部材

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JP2592392Y2
JP2592392Y2 JP1993046719U JP4671993U JP2592392Y2 JP 2592392 Y2 JP2592392 Y2 JP 2592392Y2 JP 1993046719 U JP1993046719 U JP 1993046719U JP 4671993 U JP4671993 U JP 4671993U JP 2592392 Y2 JP2592392 Y2 JP 2592392Y2
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JP
Japan
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ring
ball joint
holding groove
storage portion
joint
Prior art date
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JP1993046719U
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JPH0732222U (ja
Inventor
亨 三本松
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2部材を回動自在に連
結するジョイント部材に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、ハッチバックタイプ
の車両のボンネット60は、ダンパーステー12でボデ
イ50に開閉自在に支持されている。このダンパーステ
ー12の一端は、ジョイント部材62を介してボデイ5
0へ回動自在に連結されている。
【0003】このジョイント部材62は、図6に示すよ
うに、ダンパーステー12のロッド14が連結されるホ
ルダー64と、ボデイ50に固定されるボールジョイン
ト20を備えている。このホルダー64には、ボールジ
ョイント20が収納される円筒状の収納部66が貫通し
ている。この収納部66の内周面には、3方からボール
ジョイント20を保持するために湾曲して球面空間を構
成するリブ68が突設されている。
【0004】このリブ68の下部には、収納部66より
内径の小さいリング保持溝70が形成され、このリング
保持溝70には、切欠72A(図7参照)が形成された
リング72が保持されている。
【0005】収納部66の上方の開口部からは、キャッ
プ74が挿入され、このキャップ74の脚体76の先端
とリング保持溝70との間に、リング72の逃げ空間7
8が形成されている。
【0006】これによって、リング72へボールジョイ
ント20が挿入されると、リング72が押されて逃げ空
間78へ移動し、脚体76の先端に当たった状態で拡径
してボールジョイント20を収納部66へ挿入可能とす
る。次に、ボールジョイント20がリング72を通過す
ると、リング72は形状復元して縮径し、再び、リング
保持溝70に移動して、収納部66からボールジョイン
ト20が抜け出さないように保持している。
【0007】ところで、ホルダー64とボールジョイン
ト20は組付作業を容易にするために、別体で工場へ搬
送されるのであるが、図6及び図7に示すように、ホル
ダー64を搬送するときに、振動等によってリング72
がリブ68へ乗り上げた状態で引っ掛かり、リング72
が拡径ができず、ボールジョイント20を収納部66へ
挿入できないという不都合を生じていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実を考
慮し、リングを常にリング保持溝に保持し、ボールジョ
イントの挿入時にリングの拡径機能を確保できるジョイ
ント部材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係るジョイント
部材は、第1部材に固定されたボールジョイントと、第
2部材に固定され前記ボールジョイントを回動可能に収
容する収容部が貫通されたホルダーと、前記収納部の一
方の開口部に形成され、前記収納部より内径の小さいリ
ング保持溝と、前記リング保持溝へ配設され拡径可能に
切欠が形成されたリングと、前記収納部の他方の開口部
から嵌め込まれ前記リング保持溝に保持された前記リン
グを押さえ、前記ボールジョイントがリングに挿入され
る際、収納部側へのリングの移動を許容する弾性手段が
設けられたキャップと、を有することを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】本考案では、ボールジョイントが、第1部材に
固定され、ホルダーが第2部材に固定される。
【0011】ホルダーには収納部が貫通しており、ボー
ルジョイントが回動可能に収容される。ボールジョイン
トが挿入される収納部の開口部には、収納部より内径が
小さいリング保持溝が形成されている。このリング保持
溝には、拡径可能に切欠が形成されたリングが保持され
ており、収納部に嵌め込まれたキャップに設けられた弾
性手段によって押さえられている。
【0012】このため、搬送途中の振動等によって、リ
ングがリング保持溝から抜け出し、傾いた状態で収納部
へ乗り上げるということがない。
【0013】このリングへボールジョイントが挿入され
ると、弾性手段は収納部側へ撓み、リングがリング保持
溝から収納部側へ移動する。これによって、リングは拡
径し、ボールジョイントがリングを通過して収納部へ収
納される。ボールジョイントが通過すると、リングは形
状復元して縮径し、弾性手段の弾性力で再びリング保持
溝へ押し付けられ、収納部からのボールジョイントの抜
け出しを阻止する。
【0014】
【実施例】図1及び図2に示すように、本実施例に係る
ジョイント部材10は、ダンパーステー12(図4参
照)のロッド14が連結されたホルダー16と、このホ
ルダー16を貫通する円筒状の収納部18と、この収納
部18に回動自在に収納されるボールジョイント20を
備えている。
【0015】収納部18の上部の開口には、環状に段部
22が形成されている。この段部22には、キャップ2
4の頭部26の外周部に沿って形成された環状溝28が
嵌合するようになっている。頭部26からは、円筒体を
長さ方向に3つのスリット30で分割して形成され断面
形が円弧状の脚体32が3本延出されている。この脚体
32の先端部には、幅方向に沿って切抜かれた切抜き部
34が形成され、切抜き残された部分が、切抜き部34
側へ弾性変形可能な弾性片36とされている。この弾性
片36の自由端部には、突起38が下方へ突設されてお
り、弾性片36の撓み作用によって、突起38は切抜き
部34側へ移動可能となっている。
【0016】一方、収納部18の内周面には、収納部1
8の中心に向かって突設したリブ40が形成されてい
る。このリブ40は3方に形成され、収納部18にキャ
ップ24が嵌め込まれたときに、スリット30に嵌合す
るようになっている。また、リブ40は、段部22から
収納部18内へ延設され、上部から下端部に渡って湾曲
面40Aが形成されており、後述するボールジョイント
20のボール42を収納する球面空間を構成している。
【0017】このリブ40の下端部には、収納部18よ
り内径の小さいリング保持溝44が形成され、このリン
グ保持溝44には、切欠46Aが形成されたリング46
が保持されるようになっている。
【0018】このリング46は、収納部18にキャップ
24が嵌め込まれた状態で、弾性片36の自由端に設け
られた突起38で、リング保持溝44へ押えられてい
る。
【0019】ボールジョイント20は、図3に示すよう
に、ナット46を備えたねじ体48と、ねじ体48の先
端に設けられたボール42と、で構成されている。この
ボール42の先端部は、ねじ体48の軸線と直交する平
面でカットされ、フラット部42Aが形成されている。
ボール42は、3つのリブ40の湾曲面40Aによって
保持される大きさされ、また、最大径はリング46の内
径より小さく、さらに、リング46が収納部18側へ移
動し拡径した状態でリング46を通過可能な大きさとさ
れている。
【0020】また、ねじ体48は、ボデイ50に溶着さ
れたウエルドナット52と螺合して、ボデイ50に固定
されるようになっている。
【0021】次に、本実施例に係るジョイント部材の取
付手順と作用を説明する。先ず、ねじ体48をウエルド
ナット52に螺合させて締着し、ボールジョイント20
をボデイ50に固定する。
【0022】また、ホルダー16のリング保持溝44
に、リング46を配設し、収納部18へキャップ24を
嵌め込む。これによって、リング46は、弾性片36の
突起38でリング保持溝44へ押し付けられているの
で、ホルダー16の搬送途中に振動等によって、リング
46がリング保持溝44から抜け出し、傾いた状態でリ
ブ40へ乗り上げるという事態は生じない。
【0023】次に、ホルダー16に設けられたねじ孔5
4へダンパーステー12のロッド14をねじ込む。ここ
で、図2に示すように、ボールジョイント20のボール
42をリング46に挿入すると、リング46に押されて
弾性片36が切抜き部34側へ撓み、リング46がリン
グ保持溝44から収納部18へ移動する。これによっ
て、リング46は拡径し、ボール42がリング46を通
過して収納部18内に設けられたリブ40の湾曲面40
Aに収納される。ボール42が通過すると、リング46
は形状復元して縮径し、弾性片36の弾性力で再びリン
グ保持溝44へ押し付けられ、収納部18からのボール
42の抜け出しを阻止する。
【0024】なお、本実施例では、ダンパーステー12
をボデイ50へ回動自在に連結する例を説明したが、当
然のことながら、使用箇所は限定されない。
【0025】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、リングを
常にリング保持溝に保持でき、ボールジョイントの挿入
時にリングの拡径機能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るジョイント部材の分解斜視図であ
る。
【図2】本考案に係るジョイント部材のボールジョイン
トの挿入途中の状態を示した断面図である。
【図3】本考案に係るジョイント部材のボールジョイン
トの挿入後の状態を示した断面図である。
【図4】ジョイント部材がダンパーステーに取付けられ
た状態を示す斜視図である。
【図5】従来のジョイント部材のボールジョイントが挿
入される前の状態を示した断面図である。
【図6】従来のジョイント部材のリングが傾いた状態を
示した断面図である。
【図7】従来のジョイント部材のリングが傾いた状態を
示した平面図である。
【符号の説明】
16 ホルダー 20 ボールジョイント 24 キャップ 36 弾性片(弾性手段) 38 突起(弾性手段) 44 リング保持溝 46 リング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材に固定されたボールジョイント
    と、第2部材に固定され前記ボールジョイントを回動可
    能に収容する収容部が貫通されたホルダーと、前記収納
    部の一方の開口部に形成され、前記収納部より内径の小
    さいリング保持溝と、前記リング保持溝へ配設され拡径
    可能に切欠が形成されたリングと、前記収納部の他方の
    開口部から嵌め込まれ前記リング保持溝に保持された前
    記リングを押さえ、前記ボールジョイントがリングに挿
    入される際、収納部側へのリングの移動を許容する弾性
    手段が設けられたキャップと、を有することを特徴とす
    るジョイント部材。
JP1993046719U 1993-08-27 1993-08-27 ジョイント部材 Expired - Lifetime JP2592392Y2 (ja)

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JP1993046719U JP2592392Y2 (ja) 1993-08-27 1993-08-27 ジョイント部材

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JPH0732222U JPH0732222U (ja) 1995-06-16
JP2592392Y2 true JP2592392Y2 (ja) 1999-03-17

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