JPH0510888U - メカニカル継ぎ手用管 - Google Patents

メカニカル継ぎ手用管

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JPH0510888U
JPH0510888U JP6594391U JP6594391U JPH0510888U JP H0510888 U JPH0510888 U JP H0510888U JP 6594391 U JP6594391 U JP 6594391U JP 6594391 U JP6594391 U JP 6594391U JP H0510888 U JPH0510888 U JP H0510888U
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JP
Japan
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joint
pipe
pipes
protrusions
cap nut
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Withdrawn
Application number
JP6594391U
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English (en)
Inventor
茂 森川
嘉晃 島田
要 松田
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 袋ナット等の接続具の外側に露出する突起又
は凹溝をパイプの管端部に形成することにより、配管作
業の確認を容易にすることを目的とする。 【構成】 継ぎ手30の内側段部に固着されたリング状
のパッキン32をパイプ10,20の管端で押し付ける
ように、パイプ10,20の先端外周面11,21を継
ぎ手30の内部に差し込む。そして、突起12,22と
13,23との間にある袋ナット40を、継ぎ手30の
ネジ山33に締め付ける。袋ナット40の内側角部が突
起12,22に押し付けられ、気密性,水密性に優れた
接続部が得られる。他方、突起13,23が袋ナット4
0の外側に位置するため、突起13,23の有無を外部
から容易に観察することができる。 【効果】 突起13,23の検知によって、正規のパイ
プ10,20が配管接続に使用されていることが判る。
そのため、ストレートなパイプを使用した誤配管が容易
に検出され、溝漏れ,ガス漏れ等の事故が未然に防止さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配管用メカニカル継ぎ手に使用され、正規な接続が行われたか否か を容易に確認することができるメカニカル継ぎ手用管に関する。
【0002】
【従来の技術】
配管工事等でパイプを接続する場合には、両者の間に継ぎ手を介在させ、この 継ぎ手を介し両方のパイプを接続している。このとき、継ぎ手からパイプが離脱 しないように、継ぎ手と管端との接続部に袋ナットを取り付ける場合もある。
【0003】 たとえば、図1に示した方式では、パイプ10とパイプ20とを継ぎ手30で 接続するとき、継ぎ手30の内面31にパイプ10,20の先端外周面11,2 1が嵌り込むように、継ぎ手30の内径をパイプ10,20の端部外径より若干 大きくしている。そして、継ぎ手30の内面に嵌め込まれたリング状のパッキン 32を介して継ぎ手30の内周面にパイプ10,20の先端外周面11,21を 押し付け、継ぎ手30の外周面に刻設されたネジ山33に袋ナット40をねじ込 んでいる。
【0004】 このとき、パイプ10,20の端部近傍には、円周方向に延びた突起12,2 2が予め形成されており、この部分の外径を袋ナット40の内径よりも大きくし ている。したがって、袋ナット40を継ぎ手30に締め付けた状態では、継ぎ手 30の端面と袋ナット40の内側端面との間に突起12,22が位置し、継ぎ手 30からパイプ10,20が離脱することが防止される。
【0005】 また、所定の締付け力でパイプ10,20を継ぎ手30に取り付けたか否かを 表示するため、パイプ10,20と継ぎ手30との間に着色層51が形成された ワッシャ50を介在させる場合もある。着色層51は、可圧縮性の材料で作られ ており、締付け力が大きくなると押し潰される。その結果、着色層51が見えな くなり、良好な締付け力で配管接続が行われたことが判る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
パイプ10,20の端部に形成した突起12,22は、気密性,水密性等を保 持するためのストッパーとしても働く。しかし、配管接続後は、袋ナット40で 覆われてしまう。そのため、突起12,22を形成したパイプ10,20を使用 した正規の配管作業が行われたか否かを、外部からの観察により確認することが できない。
【0007】 仮に、突起12,22を形成していないストレートなパイプを使用した配管作 業が行われているとすると、水漏れ,ガス漏れ等の重大な事故を引き起こしかね ない。このような問題をなくし、所定のパイプを使用した配管作業が行われたか 否かを、外部からの観察で容易に確認することが要求されている。この確認の手 段として、パイプ10,20の一部周面にペイント等の識別マークを付けること が行われている。しかし、そのために余分な作業が必要となるばかりでなく、ペ イントの使用により作業環境が悪化する。
【0008】 本考案は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、袋ナット等の 接続具の外側に露出する突起又は凹溝をパイプの管端部に形成することにより、 配管作業の確認を容易にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案のメカニカル継ぎ手用管は、その目的を達成するため、配管接続状態で 袋ナット等の接続具の内側に位置し、管端部の円周方向全長にわたる第1の突起 又は凹溝と、接続具の外側の目視観察可能な箇所に位置し、第1の突起又は凹溝 よりも内側で管端部の円周方向に延びた第2の突起又は凹溝とを備えていること を特徴とする。
【0010】
【実施例】 以下、図面を参照しながら、実施例によって本考案を具体的に説明する。 本実施例のメカニカル継ぎ手用管は、図2に示すように、パイプ10,20の 端部に、図1と同様な突起12,22を形成すると共に、突起12,22よりも 内側の位置で円周方向に延びる第2の突起13,23を形成している。これら突 起13,23は、バルジ加工等によって突起12,22と同時に成形される。
【0011】 袋ナット40を管端に嵌め合わせた状態で突起12,13及び22,23を形 成するとき、これら突起12,13及び22,23がストッパーとして働き、管 端から袋ナット40が脱落することが防止される。この点で、突起13,23が 形成されている箇所のパイプ10,20の外径を、袋ナット40の内径よりも若 干大きくすることが好ましい。
【0012】 突起12,22は、パイプ10,20の管端を継ぎ手30に差し込み、継ぎ手 30のネジ山33に袋ナット40を締付けたとき、袋ナット40の内側角部が突 起12,22に押し付けられるような位置に形成される。他方、突起13,23 は、袋ナット40を継ぎ手30に締付けた状態で、袋ナット40の外側端面との 間に若干の隙間が設けられるような位置に形成される。また、突起12,22と 突起13,23との間の距離は、袋ナット40の軸方向厚みよりも大きく設定す る。これにより、袋ナット40は、突起12,22と突起13,23との間でパ イプ10,20の周面を自由に摺動する。
【0013】 次いで、これら突起12,22及び13,23が形成されたパイプ10,20 を接続する作業を説明する。
【0014】 継ぎ手30の内側段部にはリング状のパッキン32が嵌め込まれており、パイ プ10,20の管端でパッキン32を押し付けるように、パイプ10,20の先 端外周面11,21を継ぎ手30の内部に差し込む。そして、突起12,22と 13,23との間にある袋ナット40を、継ぎ手30のネジ山33にねじ込む。 このとき、継ぎ手30の端面と袋ナット40の端面との間に、着色層51を備え たワッシャ50を介在させることができる。
【0015】 袋ナット40の締付けが進行するに従って着色層51が押し潰される。着色層 51が観察されなくなったとき、所定の締付け力でパイプ10,20が継ぎ手3 0に取り付けられたことが判る。この状態では、袋ナット40の内側角部が突起 12,22に押し付けられているので、気密性,水密性に優れた接続部が得られ る。他方、突起13,23は、袋ナット40の外側に位置するため、突起13, 23の有無を外部から容易に観察することができる。この突起13,23の検知 によって、正規のパイプ10,20が配管接続に使用されていることが判る。
【0016】 第2の突起13,23は、このように正規のパイプ10,20が使用されたか 否かを判別するものであるため、パイプ10,20の円周方向全長にわたり形成 したもの、或いは円周方向にとびとびに形成したものの何れであっても良い。た だし、パイプ10,20の端部近傍に袋ナット40を保持する上から、突起13 ,23形成位置でのパイプ10,20の外径を袋ナット40の内径よりも若干大 きくすることが好ましい。
【0017】 また、突起13,23に代えて、図3に示すように凹溝14,24をパイプ1 0,20の所定位置に形成しても良い。なお、図3は、袋ナットを使用せず、比 較的長い継ぎ手30でパイプ10,20を接続する構造を示す。この場合、継ぎ 手30の内面とパイプ10,20の外周面との間に介在したパッキン34によっ て、パイプ10,20を継ぎ手30に固定する。また、パイプ10,20と継ぎ 手30との間の気密性或いは水密性は、管端側の凹溝15,25に挿入したステ ンレス鋼製の食込みリング35によって保たれる。この場合にも、継ぎ手30の 外側に凹溝14,24が位置するため、正規のパイプ10,20が使用されたか 否かを、外部観察により容易に判別することができる。
【0018】 これら凹溝14,24及び15,25は、ビーディング等によって、パイプ1 0,20の管端に同時に形成することができる。
【0019】 以上の例においては、突起12,22及び13,23或いは凹溝14,24及 び15,25を形成した場合を説明した。しかし、本考案は、これに拘束される ことなく、第2の突起又は凹溝が接続具の外側に位置する限り、何れか一方を突 起とし、他方を凹溝とすることも可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の継ぎ手用管を使用するとき、第2の突起又は 凹溝が袋ナット等の外側に位置した状態での配管作業が行われる。そのため、配 管作業完了後に、第2の突起又は凹溝を外部から観察することによって、正規の 配管用パイプが使用されたか否かを容易に判別することができる。その結果、た とえばストレートなパイプを使用した誤配管等に起因した水漏れ,ガス漏れ等の 事故を未然に防ぐことが可能となる。しかも、配管作業自体が従来と同様な手順 で行われ、信頼性に優れた管継ぎ手が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の配管の継ぎ手構造を示す。
【図2】 本考案の実施例における配管の継ぎ手構造を
示す。
【図3】 他の実施例における配管の継ぎ手構造を示
す。
【符号の説明】
10,20 パイプ 11,21 先端外
周面 12,22 突起(第1の突起) 13,23 突起
(第2の突起) 14,24 凹溝(第1の凹溝) 15,25 凹溝
(第2の凹溝) 30 継ぎ手 40 袋ナット

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 配管接続状態で接続具の内側に位置し、
    管端部の円周方向全長にわたる第1の突起又は凹溝と、
    前記接続具の外側の目視観察可能な箇所に位置し、前記
    第1の突起又は凹溝よりも内側で前記管端部の円周方向
    に延びた第2の突起又は凹溝とを備えていることを特徴
    とするメカニカル継ぎ手用管。
JP6594391U 1991-07-25 1991-07-25 メカニカル継ぎ手用管 Withdrawn JPH0510888U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6594391U JPH0510888U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 メカニカル継ぎ手用管

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JP6594391U JPH0510888U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 メカニカル継ぎ手用管

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JPH0510888U true JPH0510888U (ja) 1993-02-12

Family

ID=13301560

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JP6594391U Withdrawn JPH0510888U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 メカニカル継ぎ手用管

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JP (1) JPH0510888U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156086A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Hitachi Metals Ltd 分岐用継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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