JPH05108825A - 分岐方向候補検出処理方法 - Google Patents

分岐方向候補検出処理方法

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JPH05108825A
JPH05108825A JP3291917A JP29191791A JPH05108825A JP H05108825 A JPH05108825 A JP H05108825A JP 3291917 A JP3291917 A JP 3291917A JP 29191791 A JP29191791 A JP 29191791A JP H05108825 A JPH05108825 A JP H05108825A
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JP3291917A
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English (en)
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Yutaka Tanaka
豊 田中
Toshihito Takasaki
稔人 高崎
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/203Drawing of straight lines or curves

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理装置において、線画像デ−タを追跡
して線図形データとする半自動画像追跡処理における分
岐方向候補検出処理を効率よく、また、正確に行える分
岐方向候補検出処理方法を提供する。 【構成】 半自動画像追跡処理部を備え、追跡指示によ
り線画像を追跡処理する画像処理装置において、所定線
幅以下の線画像を追跡し、追跡する線画像の線幅が一時
的に広がる分岐点を検出した場合、輪郭上の1点を第1
追跡基点とし、当該第1追跡基点を輪郭上十分な距離移
動して、当該第1追跡基点に対し線画像の反対側の輪郭
上で最短距離にある第2追跡基点を求め、第1追跡基点
および第2追跡基点との間の中点方向を分岐方向候補と
して検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分岐方向候補検出処理
方法に関し、更に詳しくは、CAD(設計支援計算機)
装置等の画像処理装置において、対話形式でインタラク
ティブに線画像を追跡する際に分岐のある線画像に対し
て分岐方向候補の検出処理を効率よく正確に行うことが
可能な分岐方向候補検出処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙に描かれた図面を図形処理シス
テムへ入力する入力方法としては、まず、図面をイメ−
ジスキャナなどにより画像デ−タとして入力し、その画
像デ−タを図形処理システムで画面に表示した後、操作
者が画面上の画像デ−タを見ながら、ポインティングデ
バイス等を用いて手入力によりトレ−スして入力する方
法が一般的に行われる。
【0003】例えば、特開昭62−269276号公報
に記載の会話型図形入力方式は、図面をスキャナを用い
て一旦計算機にイメ−ジデ−タとして入力し、そのイメ
−ジデ−タと、中心線イメ−ジデ−タとをディスプレイ
画面に重畳して表示し、ディスプレイ上で図形上の必要
位置を座標指示器で指示することにより、図形をベクト
ルデ−タとして入力するようにした入力方式である。
【0004】このように、イメ−ジデ−タ(画像デ−
タ)をベクトルデ−タなどの図形デ−タに変換する場
合、例えば、画像の中心(中心線)の中心デ−タを求
め、連続する中心デ−タの中心線から必要な画像の特徴
点である端点,分岐点,角部点などのデ−タを選択指示
して入力している。この場合、特徴点の入力を行うた
め、表示画面上に中心デ−タと画像デ−タとを重ねて表
示し、オペレータが容易に特徴点を判別できるようにし
て、オペレータの入力指示により特徴点の入力を行う。
このため、表示画面が繁雑になって、オペレータが必要
デ−タの選択操作を能率よく行えない場合がある。
【0005】また、イメ−ジデ−タ(画像デ−タ)をベ
クトルデ−タなどの図形デ−タに変換する場合、細線化
処理を行うことなく、画像の輪郭データから線図形のデ
ータ画像を求める場合の例として、特開昭60−117
374号公報に記載されている「線図形の折線近似方
式」の提案がある。この提案の方式では、輪郭データか
ら線画像を線図形に変換する際に、先に画像データの全
てに対して輪郭データを求める必要がある。
【0006】また、上述のような画像処理装置の例とは
別の例として、画像データの画像点に対し追跡指示を与
えるなどして半自動で画像点を追跡し、特徴点を判定し
て、特徴点の図形デ−タが入力できるように、図形処理
装置に半自動画像追跡処理機能を備えているものが開発
されている。半自動画像追跡処理機能では、線画像を正
しく追跡するために、分岐点において分岐方向候補を適
切に求める機能が要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
画像処理装置の半自動画像追跡処理機能を用いて、画像
データの画像点に対し追跡指示を与えるなどして半自動
で、画像デ−タにおける線画像の追跡処理を行う場合、
例えば、地図の画像データに対して適用し、地図画像に
おいて線画像の追跡処理を行う場合、オペレータが図形
データに変換したい画像データは、道路,地形図などで
あり、記号,文字に対しては変換する必要がない。
【0008】追跡処理において、分岐点に達した場合、
どのような経路を進むかをオペレータに問い合せる半自
動画像追跡処理機能では、当該分岐点における追跡可能
方向を決定する必要がある。しかし、注目している分岐
点は一箇所であるにもかかわらず、前述のような「線図
形の折線近似方式」では、分岐方向を調ベるためだけに
も、前処理として全ての輪郭データを求める必要があ
り、無駄な作業時間を要することになる。
【0009】本発明の目的は、画像処理装置において、
線画像デ−タを追跡して線図形データとする半自動画像
追跡処理における分岐方向候補検出処理を効率よく、ま
た、正確に行える分岐方向候補検出処理方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の分岐方向候補検出処理方法は、画像データ
を格納する画像メモリと、図形データを格納するデータ
メモリと、画像データおよび図形データを表示する表示
装置と、追跡指示を行う入力装置と、画像データの線画
像を追跡する処理を行う半自動画像追跡処理部とを備
え、追跡指示により線画像を追跡処理する画像処理装置
において、所定線幅以下の線画像を追跡し、追跡する線
画像の線幅が一時的に広がる分岐点を検出した場合、輪
郭上の1点を第1追跡基点とし、当該第1追跡基点を輪
郭上十分な距離移動して、当該第1追跡基点に対し線画
像の反対側の輪郭上で最短距離にある第2追跡基点を求
め、第1追跡基点および第2追跡基点との間の中点方向
を分岐方向候補として検出することを特徴とする。
【0011】
【作用】これによれば、画像処理装置には半自動画像追
跡処理部が備えられ、半自動画像追跡処理部は、追跡対
象となる線画像を指定した追跡指示が入力されると、所
定線幅以下の線画像を追跡する。線画像の追跡を行い、
追跡する線画像の線幅が一時的に広がる分岐点を検出し
た場合、分岐方向候補検出処理を行う。この分岐方向候
補検出処理は、例えば、分岐処理部が処理を行い、当該
分岐点に対して分岐方向となる分岐方向候補を順次に検
出する処理を行い、分岐点において分岐する候補の方向
を表示して、オペレータからの次の追跡指示を待つ。
【0012】分岐方向候補検出処理では、輪郭上の1点
を第1追跡基点とし、当該第1追跡基点を輪郭上十分な
距離移動して、当該第1追跡基点に対し線画像の反対側
の輪郭上で最短距離にある第2追跡基点を求め、第1追
跡基点および第2追跡基点との間の中点方向を分岐方向
候補として検出する処理を行う。また、1つの分岐方向
候補を検出した後、前に求めた分岐方向候補の第2追跡
基点を、次に求める分岐方向候補に対する第1追跡基点
とし、当該第1追跡基点を輪郭上十分な距離移動した
後、当該第1追跡基点に対し線画像の反対側の輪郭上で
最短距離にある第2追跡基点を求め、第1追跡基点およ
び第2追跡基点との間の中点方向を次の分岐方向候補と
して、複数の分岐点候補を順次に検出する。
【0013】このようにして、順次に分岐方向候補を検
出するので、追跡してきた線画像の分岐方向を決定する
際に、画像全体に対しては何らの前処理を必要とせず、
分岐点が検出された線画像の輪郭の状態を調ベることに
より、分岐方向候補を求めることが可能となる。また、
線画像の追跡処理の途中で、この分岐方向候補検出処理
を行うことができるので、オペレータに対して追跡経路
の指示を仰ぐことができ、半自動画像追跡処理の本来の
機能を効率的に実現することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる画像
処理装置のシステム構成を示すブロック図である。画像
処理装置は、図1に示すように、各種のプログラム処理
を行う中央処理装置1,中央処理装置1での処理に必要
なプログラムを格納するプログラムメモリ2,画像メモ
リ3,データメモリ4,座標入力デバイス5,および画
面表示を行う表示装置6から構成されている。
【0015】プログラムメモリ2には、半自動画像追跡
プログラム11が格納されており、半自動画像追跡プロ
グラム11は、線画像の追跡処理を行う追跡処理部12
と、線画像を追跡している際に分岐点を検出した場合、
次に追跡すべき分岐方向候補を求める処理を行う分岐処
理部13と、追跡した結果を図形データに整形し変換す
る整形処理部14のサブプログラムを含んで構成されて
いる。また、画像メモリ3には、追跡の対象となる線画
像を含む画像データ15が格納され、データメモリ4に
は、追跡処理されてベクトルデータの図形データに変換
されたデジタイズ結果の図形データ16が格納される。
【0016】座標入力デバイス5にはマウスやトレース
ボールなどのポインティングデバイスが用いられ、表示
装置6の表示画面上におけるカーソル位置により、座標
値データが入力される。座標入力デバイス5は、また、
表示装置6の表示画面の画面出力と共に用いられて、オ
ペレータからの入力指示を対話形式で入力するための対
話入力デバイスとしても用いられる。
【0017】このように構成される画像処理装置におい
て、半自動画像追跡プログラム11の追跡処理部12
は、画像メモリ3の画像データ15の線画像に対して、
連続する黒画素列を追跡する追跡処理を行う。追跡処理
部12の線画像の追跡処理は、表示装置6の表示画面に
追跡対象となる画像データの線画像が表示され、座標入
力デバイス5により、追跡すべき線画像を指定した追跡
指示が入力されることにより、半自動で当該線画像の追
跡処理が開始される。
【0018】線画像の追跡処理は、例えば、追跡すべき
対象の線画像の両側の輪郭上の点を注目することによ
り、線画像の輪郭上の2点を同方向に移動させながら、
当該輪郭上の2点の中点を追跡点として登録していく。
追跡処理部12は、追跡しながら線画像の状況を判別
し、追跡する線画像の線幅が一時的に広がる分岐点を検
出した場合、すなわち、所定線幅以下の線画像を追跡し
ている途中において、追跡する線画像の線幅が一時的に
広がる分岐点を検出した場合、オペレータに対して進む
ベき追跡方向を問合せるために、分岐処理部13が分岐
方向候補を求める分岐方向候補検出処理を開始する。
【0019】分岐方向候補検出処理では、分岐点の近傍
の線画像に対して分岐方向候補の検出処理を行う。ま
ず、線画像の輪郭上の一点を第1追跡基点とし、当該第
1追跡基点を輪郭上に十分な距離移動した後に、当該第
1追跡基点の反対側の輪郭上に存在する当該第1追跡基
点に対する最短点を求め、これを第2追跡基点とする。
更に、当該第2追跡基点を輪郭上で十分な距離移動させ
て第3追跡基点として、再び当該第3追跡基点に対して
反対側の輪郭上に存在する第3追跡基点に対する最短点
を求め、これを第4追跡基点とする。そして、第1追跡
基点と第2追跡基点の組と、および第3追跡基点と第4
追跡基点の組との2組の輪郭上の点を求めた後、それぞ
れの組の中点を結ぶ方向を求めて分岐方向候補とする。
【0020】更に、追跡基点を移動設定して、同様な分
岐方向候補検出処理を行うことにより、順次に分岐方向
候補を検出する。すなわち、先に求めた分岐方向候補の
第2追跡基点を、次に求める分岐方向候補の第1追跡基
点として、同様な分岐方向候補検出処理を順次に行い、
次々と分岐方向候補を検出する処理を行う。このよう
に、線画像の分岐点における輪郭線の状況を調べること
により、画像に対して何らの前処理を必要とせずに分岐
方向を検出する。また、分岐点が検出された線画像に対
して、1つの分岐方向候補において2組の輪郭上点を求
めることにより正確な分岐方向候補が求められる。
【0021】この場合、2組の輪郭上の点の状況を判別
することにより、例えば、検出した分岐方向候補の方向
は線画像として追跡できないことも判定するので、半自
動で追跡処理を行う場合に、分岐方向を効率的に絞るこ
とができ、半自動画像追跡処理による対話型で線画像デ
ータを図形データに変換する場合に、良好な線画像追跡
処理を行うことができる。
【0022】図2は分岐線画像における分岐方向候補を
求める分岐処理部の処理フローを示すフローチャートで
あり、図3,図4,図5,図6,図7,図8,図9,図
10および図11は、分岐方向候補検出処理のそれぞれ
の動作を説明する図である。
【0023】ここでの図3は分岐方向候補検出処理にお
ける1組目の追跡基点(第1追跡基点)および最短点
(第2追跡基点)の設定の例を説明する図である。図4
は分岐線画像で凸部がノイズとみなされたため分岐方向
候補が求まらない場合の例を説明する図である。図5は
2組目の追跡基点および最短点を求めるための処理過程
を説明する図である。図6は2組目の追跡基点および最
短点設定の例を説明する図であり、図7は分岐線画像が
線とみなされないために分岐方向候補が求まらない場合
の例を説明する図である。図8は分岐方向候補を順次求
めるための処理過程を説明する図である。また、図9は
分岐方向候補検出処理の終了状態の例を説明する図であ
り、図10は当該分岐線画像に対して求められた分岐方
向候補を説明する図である。図11は分岐方向候補検出
を行う線画像に穴部がある場合の処理過程を説明する図
ある。
【0024】図2のフローチャートにしたがい、図3,
図4,図5,図6,図7,図8,図9,図10および図
11を参照して、線画像追跡処理における分岐方向候補
検出処理について説明する。表示装置6の表示画面に表
示された画像データ15の画像は、その表示内容が線画
像を含むものであり、この線画像を拡大したものが図3
に示す線画像30である。この線画像30に対して、半
自動画像追跡プログラム11の追跡処理部12が追跡処
理を行い、追跡方向31で所定線幅以下の線画像の中点
を順次に追跡して追跡点32として追跡している途中に
おいて、追跡する線画像の線幅が一時的に広がる分岐点
を検出した場合、オペレータに対して進むベき追跡方向
を問合せるために、分岐処理部13が分岐方向候補を求
める分岐方向候補検出処理を開始する。
【0025】分岐処理部13は、追跡してきた線画像に
対して追跡方向31に対する分岐方向を検出するため、
分岐点を検出した後、追跡してきた追跡方向31の逆方
向に所定距離だけ戻った追跡点32を分岐処理における
追跡基点と登録して、当該線画像30の分岐点の近傍画
像に対して分岐方向候補検出の処理を行う。まず、分岐
点に至った線画像の分岐方向候補検出の追跡のために、
図3に示すように、追跡してきた線画像30の輪郭上に
対の追跡基点L0,R0を設定して、図2のフローチャ
ートに示す処理を開始する。
【0026】まず、ステップ201において、追跡基点
L0より線画像の輪郭上を先の線画像追跡方向に所定の
十分な距離L1だけ移動した点BP(第1追跡基点)を
求める。次に、ステップ202において、点BPに対し
て線画像の反対側の輪郭上に点BPに対する最短点を求
め、これを点NP(第2追跡基点)とする。
【0027】次に、ステップ203において、点BPと
点NPとが同一点であるか否かを判定する。点BPと点
NPとが同一点と判定される場合は、図4に示すよう
に、点BPに対して線画像の反対側の輪郭上の最近点と
して求めた点NPが同一点となっており、分岐点候補検
出処理を行っている対象の線画像における分岐線は、例
えば、線画像30に凸部41が存在する状態(図4)と
なっており、分岐方向を判定している注目画像(凸部4
1)のその方向はノイズであり、追跡すベき線画像はな
いと判定されるので、ステップ204に進み、次の分岐
方向候補の検出処理を行うため、ステップ204におい
て点NPを点NP′とし、ステップ210に進む。
【0028】また、ステップ203の判定により、点B
Pと点NPとが同一点でなければ、次にステップ205
に進む。点BPと点NPとが同一点でない場合、追跡基
点L0と同じ輪郭上の点BPに対し、点NPは反対側の
輪郭上にあり、第2追跡基点として求められる。この場
合、ステップ205において、図5に示すように、点B
Pを線画像輪郭上に先に移動させた方向(ステップ20
1の処理における追跡基点の移動方向)とは逆方向に、
予じめ設定された十分な距離L2だけ移動させた点B
P′を求める。次に、ステップ206において、点NP
をその線画像輪郭上で移動させ、点BP′に対する最近
点NP′を求める。
【0029】次に、ステップ207において、再び点B
P′を線画像30の輪郭上で移動させて、先に求めた最
近点NP′に対する最近点BP″を求める。これによ
り、各追跡基点は、図6の示すような状態になり、点B
Pとそれに対する最短点NPとの組と、点BPを移動さ
せた点BP′に対する反対側輪郭上の最近点NP′とそ
れに対する最近点BP″との組が求められた状態とな
る。
【0030】次に、ステップ208において、先に求め
た点BPと点NPとの組、点BP″と点NP′との組に
対して、BPとNPとの距離と、BP″とNP′との距
離がそれぞれ求められ、予じめ定められている追跡線画
像幅εと比較される。この比較の判定結果により、それ
ぞれの組の距離が双方とも追跡線画像幅εにより小さい
場合には、ステップ209に進む。ステップ209で
は、点BP″と点NP′との中点から点BPと点NPと
の中点方向を当該分岐線画像の分岐方向候補42として
登録した後、次のステップ210に進む。この処理の結
果、線画像30に対して、図6に示すように、1つの分
岐方向候補42が求められて登録される。
【0031】また、ステップ208の比較判定結果によ
り、どちらか一方でも、その距離が追跡線画像幅εより
大きい場合には、例えば、線画像は、図7に示すような
状態となっており、注目線画像のその方向には追跡すべ
き線画像はないと判断できるので、この場合には、分岐
方向候補が検出されないとして、分岐方向候補の登録は
行なわず、次の分岐方向候補の検出処理を行うため、そ
のまま、次にステップ210に進む。
【0032】次に、同じ線画像に対して次の分岐方向の
候補を求めるため、次の検出処理のための追跡基点とし
て、前に求めた分岐方向候補の処理の際の追跡基点とし
て設定して処理を開始した追跡基点L0に対応する点と
して、点NP′を追跡基点として登録して同様な処理を
行う。このため、ステップ210においては、点NP′
から線画像輪郭上をあらかじめ定められた一定の距離L
1だけ進め、これを新たに点BP(第1追跡基点)とす
る。そして、同様にして、図8に示すように、点BPに
対して線画像の反対側の輪郭上に(点BPに対する)最
短点を求め、これを新たな点NP(第2追跡基点)とし
て、ここでの分岐方向候補検出処理を続行する。
【0033】このとき、前に求めた分岐方向候補が最終
の分岐方候補であるか否かを判定するため、次のステッ
プ211において、点NP′の移動中に、線画像の初期
の追跡基点R0を通過したか否かを判定する。点NP′
移動中に追跡基点R0を通過した場合は、次の検出処理
で求めようとする分岐方向候補が最初に追跡を行ってき
た線画像部分であるので、ここでの分岐方向候補の検出
処理は完了したとして一連の処理を終了する。
【0034】また、ステップ211の判定処理におい
て、点NP′移動中に追跡基点R0を通過したと判定で
きない場合は、次に求めようとする分岐方向候補が最初
に追跡を行ってきた線画像部分ではなく、線画像の別の
分岐方向の線画像部分であるので、ステップ202に戻
り、ステップ202からの処理を繰り返し行い、前述し
た処理と同様な処理を行い、次の分岐方向候補を検出す
る処理を行う。
【0035】このステップ211の判定処理を、線画像
上における追跡基点の移動プロセスで説明すると、図9
に示すようになる。すなわち、順次に分岐方向候補を検
出する処理を行い、次の分岐方向候補の検出処理を行う
ベく、前に求めた分岐方向候補の点NP′を次の追跡基
点として、点NP′から線画像輪郭上をあらかじめ定め
られた一定の距離L1だけ進めると、点NP′移動中に
追跡基点R0を通過してしまうので、この場合は、次に
求めようとする分岐方向候補が最初に追跡を行ってきた
線画像部分と判定でき、ここでの分岐方向候補検出処理
の一連の処理を終了する。
【0036】このようにして、順次に分岐方向候補検出
処理を行うことにより、追跡している線画像30に対し
て、図10に示すように、追跡してきた追跡方向31に
対して、分岐点において注目している各々の分岐線画像
候補43,44,45が求まる。これにより、半自動画
像追跡処理では、分岐点に達した場合において、オペレ
ータに対して追跡画像の分岐方向候補検出処理で求めた
分岐方向候補を順次表示することにより、オペレータか
ら追跡すべき分岐方向決定の指示を仰ぐことができる。
【0037】ところで、図11に示すように、線画像5
0において、穴部51が存在する場合に対しては、穴部
51が分岐方向候補を求める場合の処理を乱さないよう
にする処理を行う。この場合、分岐方向候補検出処理に
おいては、図11に示すように、追跡基点から移動した
点BP(第1追跡基点)に対し線画像の反対側の輪郭上
で最短距離にある点NP(第2追跡基点)を求める場合
に、点NPを当該輪郭上で一定方向に追跡線画像幅程度
移動して、最短距離にある点NPの最短点を求めた際、
点NPの最短点が先に求めたを当該最短点に再び戻って
くるとき、当該最短点NPに対しては画像穴部の指定を
行う。
【0038】この場合、点NPに対しては、点BPから
当該NP点の更に外側にある線画像の輪郭上まで点NP
を延長移動して、再度当該線画像の反対側の輪郭上で最
短距離にある点NP″を求め、この点NP″を上述に通
常の処理における点NPに置き換えて、処理を続行す
る。これにより、穴部51が存在する線画像50に対し
ても、上述の処理と同様な分岐方向候補検出処理を行
い、分岐方向候補の検出処理を行うことができる。この
ように、分岐方向候補検出処理によれば、ノイズや画像
の固まりに捕らわれることなく、正確な分岐方向候補を
検出することができる。
【0039】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能
であることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の分岐方
向候補検出処理方法によれば、画像処理装置において、
半自動画像追跡処理を行い、追跡してきた線画像の分岐
方向を決定する際に、画像全体に対しては何らの前処理
を必要とせず、分岐点が検出された線画像の輪郭の状態
を調ベることにより、ノイズや画像の固まりに捕らわれ
ることなく、正確な分岐方向候補を求めることが可能と
なる。また、線画像の追跡処理の途中で、この分岐方向
候補検出処理を行うことができるので、オペレータに対
して追跡経路の指示を仰ぐことができ、半自動画像追跡
処理の本来の機能を効率的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例にかかる画像処理装
置のシステム構成を示すブロック図、
【図2】図2は、分岐線画像における分岐方向候補を求
める分岐処理部の処理フローを示すフローチャート、
【図3】図3は分岐方向候補検出処理における1組目の
追跡基点(第1追跡基点)および最短点(第2追跡基
点)の設定の例を説明する図、
【図4】図4は分岐線画像で凸部がノイズとみなされた
ため分岐方向候補が求まらない場合の例を説明する図、
【図5】図5は2組目の追跡基点および最短点を求める
ための処理過程を説明する図、
【図6】図6は2組目の追跡基点および最短点設定の例
を説明する図、
【図7】図7は当該分岐線画像が線とみなされないため
に分岐方向候補が求まらない場合の例を説明する図、
【図8】図8は分岐方向候補を順次に求めるための処理
過程を説明する図、
【図9】図9は分岐方向候補検出処理の終了状態の例を
説明する図、
【図10】図10は分岐線画像に対して求められた複数
の分岐方向候補を説明する図、
【図11】図11は分岐方向候補検出を行う線画像に穴
部がある場合の処理過程を説明する図ある。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 プログラムメモリ 3 画像メモリ 4 データメモリ 5 座標入力デバイス 6 表示装置 11 半自動画像追跡プログラム 12 追跡処理部 13 分岐処理部 14 整形処理部 15 画像データ 16 図形データ 30 線画像 31 追跡方向 32 追跡点 42,43,44,45 分岐方向候補

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを格納する画像メモリと、図
    形データを格納するデータメモリと、画像データおよび
    図形データを表示する表示装置と、追跡指示を行う入力
    装置と、画像データの線画像を追跡する処理を行う半自
    動画像追跡処理部とを備え、追跡指示により線画像を追
    跡処理する画像処理装置において、所定線幅以下の線画
    像を追跡し、追跡する線画像の線幅が一時的に広がる分
    岐点を検出した場合、輪郭上の1点を第1追跡基点と
    し、当該第1追跡基点を輪郭上十分な距離移動して、当
    該第1追跡基点に対し線画像の反対側の輪郭上で最短距
    離にある第2追跡基点を求め、第1追跡基点および第2
    追跡基点との間の中点方向を分岐方向候補として検出す
    ることを特徴とする分岐方向候補検出処理方法。
  2. 【請求項2】 画像データを格納する画像メモリと、図
    形データを格納するデータメモリと、画像データおよび
    図形データを表示する表示装置と、追跡指示を行う入力
    装置と、画像データの線画像を追跡する処理を行う半自
    動画像追跡処理部とを備え、追跡指示により線画像を追
    跡処理する画像処理装置において、線画像を追跡する追
    跡処理は、線画像の両側の輪郭上の2点を追跡基点と
    し、当該追跡基点の2点を同方向に輪郭上を移動しなが
    ら、2つの追跡基点の相関関係を監視して、所定線幅以
    下の線画像を追跡して線画像の追跡処理を行い、2つの
    追跡基点の距離が所定値以上となる線画像の分岐点を検
    出した場合、2つの追跡基点の一方を第1追跡基点と
    し、当該第1追跡基点を輪郭上十分な距離移動して、当
    該第1追跡基点に対し線画像の反対側の輪郭上で最短距
    離にある第2追跡基点を求め、第1追跡基点および第2
    追跡基点との間の中点方向を分岐方向候補として検出す
    ることを特徴とする分岐方向候補検出処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の分岐方向候補検出処理
    方法において、輪郭上の第1追跡基点および第2追跡基
    点を十分に距離を移動させながら、2つの追跡基点間の
    距離が最短になる対を2組求め、各々の組の中点の間の
    方向を分岐方向候補として検出することを特徴とする分
    岐方向候補検出処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の分岐方向候補検出処理
    方法において、第1追跡基点の移動範囲に対して線画像
    の反対側の輪郭上で最短距離にある第2追跡基点が求ま
    らない場合、分岐方向候補検出処理では分岐方向候補の
    検出無を指示する旨のメッセージを出力することを特徴
    とする分岐方向候補検出処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の分岐方向候補検出処理
    方法において、1つの分岐方向候補を検出した後、前に
    求めた分岐方向候補の第2追跡基点を、次に求める分岐
    方向候補に対する第1追跡基点とし、当該第1追跡基点
    を輪郭上十分な距離移動した後、当該第1追跡基点に対
    し線画像の反対側の輪郭上で最短距離にある第2追跡基
    点を求め、第1追跡基点および第2追跡基点との間の中
    点方向を次の分岐方向候補として、複数の分岐点候補を
    順次に検出することを特徴とする分岐方向候補検出処理
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の分岐方向候補検出処理
    方法において、1つの分岐方向候補を検出した後、前に
    求めた分岐方向候補の第2追跡基点を、次に求める分岐
    方向候補に対する第1追跡基点とし、当該第1追跡基点
    を輪郭上十分な距離移動した後、当該第1追跡基点に対
    し線画像の反対側の輪郭上にある第2追跡基点を求め、
    輪郭上の第1追跡基点および第2追跡基点を十分に距離
    を移動させながら、2つの追跡基点間の距離が最短にな
    る対を2組求め、各々の組の中点の間の方向を次の分岐
    方向候補として検出し、複数の分岐点候補を順次に検出
    することを特徴とする分岐方向候補検出処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の分岐方
    向候補検出処理方法において、次の分岐方向候補を検出
    するために輪郭上に第1追跡基点を指定する際に、最初
    に分岐点に達した際に登録した輪郭上の追跡基点を第1
    追跡基点と指定した場合に当該分岐点の分岐方向候補を
    全て検出したと判断し、処理終了のメッセージを出力す
    ることを特徴とする分岐方向候補検出処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の分岐方向候補検出処理
    方法において、第1追跡基点に対し線画像の反対側の輪
    郭上で最短距離にある第2追跡基点を求める場合に、第
    1追跡基点と第2追跡基点の間の距離が予め設定されて
    いる追跡線画像の線幅より大きいときは、分岐方向候補
    は検出されない旨のメッセージを出力することを特徴と
    する分岐方向候補検出処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の分岐方向候補検出処理
    方法において、第1追跡基点に対し線画像の反対側の輪
    郭上で最短距離にある第2追跡基点を求める場合に、第
    2追跡基点を輪郭上で一定方向に追跡線画像幅程度移動
    して最短距離にある第2追跡基点の最短点を求めた際、
    第2追跡基点の最短点が先に求めた当該最短点に再び戻
    ってくるとき、当該最短点に対し画像穴部指定を行い、
    第2追跡基点を更に外側の輪郭上に移動し、再度当該線
    画像の反対側の輪郭上で最短距離にある第2追跡基点を
    求めることを特徴とする分岐方向候補検出処理方法。
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