JPH0512442A - 線画像追跡方法 - Google Patents

線画像追跡方法

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JPH0512442A
JPH0512442A JP3161652A JP16165291A JPH0512442A JP H0512442 A JPH0512442 A JP H0512442A JP 3161652 A JP3161652 A JP 3161652A JP 16165291 A JP16165291 A JP 16165291A JP H0512442 A JPH0512442 A JP H0512442A
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JP3161652A
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Yutaka Tanaka
豊 田中
Toshihito Takasaki
稔人 高崎
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/203Drawing of straight lines or curves

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半自動画像追跡機能を有する画像処理装置に
おいて、効果的に線画像を追跡して図形デ−タを得る。 【構成】 画像デ−タを格納する画像メモリと、図形デ
−タを格納するデータメモリと、画像デ−タおよび図形
デ−タを表示する表示装置と、追跡指示を行う入力装置
と、画像デ−タの線画像を追跡する処理を行う半自動画
像追跡処理部とを備え、追跡指示により線画像を追跡処
理する画像処理装置において、線画像に対してその両側
の輪郭上の2点を追跡基点Li,Riとし、この2つの
追跡基点を輪郭上を同時に同方向に移動しながら、2つ
の追跡基点の相関関係を監視し、ノイズを吸収して所定
線幅以下の風画像を追跡する。追跡しながら端点,分岐
点を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線画像追跡方法に関
し、特に、CAD(設計支援計算機)装置等の画像処理
装置において、対話形式でインタラクティブに線画像を
追跡する際に有効となる線画像追跡方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、紙に描かれた図面を図形処理シス
テムへ入力する入力方法としては、まず、図面をイメ−
ジスキャナなどにより画像デ−タとして入力し、その画
像デ−タを図形処理システムで画面に表示した後、操作
者が画面上の画像デ−タを見ながら、ポインティングデ
バイス等を用いて手入力によりトレ−スして入力する方
法が一般的に行われる。
【0003】例えば、特開昭62−269276号公報
に記載の会話型図形入力方式は、図面をスキャナを用い
て一旦計算機にイメ−ジデ−タとして入力し、そのイメ
−ジデ−タと、中心線イメ−ジデ−タとをディスプレイ
画面に重畳表示し、ディスプレイ上で図形上の必要位置
を座標指示器で指示することにより、図形をベクトルデ
−タとして入力するようにした入力方式である。
【0004】このように、例えば、イメ−ジデ−タ(画
像デ−タ)をベクトルデ−タなどの図形デ−タに変換す
る場合、画像の中心(中心線)の中心デ−タを求め、連
続する中心デ−タの中心線から必要な画像の特徴点であ
る端点,分岐点,角部点などのデ−タを選択指示して入
力している。この場合、特徴点の入力を行うため、表示
画面上に中心デ−タと画像デ−タとを重ねて表示し、オ
ペレータが容易に特徴点を判別できるようにして、オペ
レータの入力指示により特徴点の入力を行う。このた
め、表示画面が繁雑になって、オペレータが必要デ−タ
の選択操作を能率よく行えない。
【0005】また、イメ−ジデ−タ(画像デ−タ)をベ
クトルデ−タなどの図形デ−タに変換する場合、細線化
処理を行うことなく、画像の輪郭データから線図形のデ
ータ画像を求める場合の例として、特開昭60−117
374号公報に記載されている「線図形の折線近似方
式」の提案がある。この提案例では、輪郭データから線
画像を線図形に変換する際には、先に画像データの全て
に対して輪郭データを求める必要がある。
【0006】また、これとは別に画像処理装置におい
て、画像点を半自動的に追跡して、特徴点を判定して、
特徴点の図形デ−タが入力できるように、図形処理装置
に半自動画像追跡処理機能を備えているものが開発され
ている。このような画像処理装置の半自動画像追跡処理
機能を用いて、半自動的に線画像を線図形に変換する際
には、前述の線図形の折線近似方式のように、輪郭デー
タから線画像を線図形に変換すると、前処理として図面
全体の輪郭データを求める必要が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
画像処理装置の半自動画像追跡処理機能を用いて、半自
動で画像デ−タにおける線画像の追跡処理を行う場合、
例えば、地図の画像データに対して適用すると、オペレ
ータが図形データに変換したい画像データは、道路,地
形図などであり、記号,文字に対しては変換する必要が
ない。
【0008】追跡処理において、どのような経路を進む
かをオペレータに問い合せる半自動画像追跡方式では、
常に注目している場所は一箇所で済むにもかかわらず、
前述のような線図形の折線近似方式では、前処理として
全ての輪郭データを求める必要があり、無駄な時間を要
することになる。
【0009】本発明の目的は、画像処理装置において、
線画像デ−タを追跡して線図形データとする半自動画像
追跡処理における追跡処理を効率よく行う線画像追跡方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の線画像追跡方法は、画像デ−タを格納する
画像メモリと、図形デ−タを格納するデータメモリと、
画像デ−タおよび図形デ−タを表示する表示装置と、追
跡指示を行う入力装置と、画像デ−タの線画像を追跡す
る処理を行う半自動画像追跡処理部とを備え、追跡指示
により線画像を追跡処理する画像処理装置において、線
画像に対してその両側の輪郭上の2点を追跡基点とし、
当該追跡基点の2点を同時に同方向に輪郭上を移動しな
がら、2つの追跡基点の相関関係を監視し、所定線幅以
下の線画像を追跡することを特徴とする。
【0011】
【作用】これによれば、画像処理装置に半自動画像追跡
処理部が備えられ、半自動画像追跡処理部は、追跡対象
となる追跡画像を指定した追跡指示が入力されると、線
画像に対してその両側の輪郭上の2点を追跡基点とし、
当該追跡基点の2点を同時に同方向に輪郭上を移動しな
がら、2つの追跡基点の相関関係を監視し、所定線幅以
下の線画像を追跡する。
【0012】追跡基点は、画像データの追跡対象となる
線画像の線画素の近傍を処理開始点として指示し、処理
開始点から線画像の輪郭上の画素変化点を検索し、線画
像の輪郭上の画素変化点から画像データの線画像の両輪
郭上の追跡基点を判定して設定する。そして、2つの追
跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追跡基点の相関
関係を判定し、両追跡基点の中点を線画像追跡点として
登録する。
【0013】この場合、線画像を追跡する際に、2つの
追跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追跡基点の相
関関係を判定し、2つの追跡基点が交差する場合には、
交差する点を端点として登録する。また、追跡しながら
2つの追跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡基点の
間の距離が所定値より大きくなった場合、輪郭上の追跡
を一時停止し、一方の追跡基点を停止点を中心として所
定範囲の間を移動させる。この時、2つの追跡基点の間
の距離が所定値より大きくならない場合には、そのま
ま、2つの追跡基点の移動を継続する。これにより、線
幅が変動する画像ノイズに対して、これを吸収して線画
像の追跡処理を継続することができる。
【0014】また、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しな
がら、2つの追跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡
基点の間の距離が所定値より大きくなった場合におい
て、輪郭上の追跡を一時停止し、一方の追跡基点を停止
点を中心として所定範囲の間を移動させた時に、2つの
追跡基点の間の距離が所定値より大きくなる場合には、
前記線画像追跡点を分岐点として登録する。これによ
り、追跡しながら分岐点を判断することができる。
【0015】また、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しな
がら、2つの追跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡
基点が交差する場合、交差する点を端点として登録し、
更に当該端点を中心に所定の辺の長さを有する方形の検
索ウィンドウを設定し、当該検索ウィンドウ内に別に線
画像が存在する場合には、当該別の線画像に対して新た
に2つの追跡基点を設定し、新たに設定した2つの追跡
基点を前の追跡基点と継続させて、輪郭上での追跡を継
続する。これにより、追跡する線画像に切れがある場合
にも、線画像の追跡を継続することができる。
【0016】このように、追跡処理により線画像の追跡
を行う際、画像全体に対しては何らの前処理を必要とせ
ず、追跡を行いながら線画像の状態を監視して、それぞ
れの追跡処理に対して適切な対応処理を行うため、効率
的な追跡処理が可能となる。また、追跡しながら、端点
および分岐点を判断できるため、オペレータに対しては
追跡経路の決定を仰ぐことができ、半自動画像追跡処理
の本来の機能を効率的に実現することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる画像
処理装置のシステム構成を示すブロック図である。この
画像処理装置は、各種のプログラム処理を行う中央処理
装置1,中央処理装置1での処理に必要なプログラムを
格納するプログラムメモリ2,画像メモリ3,データメ
モリ4,座標入力デバイス5,および画面表示を行う表
示装置6から構成されている。
【0018】プログラムメモリ2には、半自動画像追跡
プログラム11が格納されており、半自動画像追跡プロ
グラム11は、線画像の追跡処理を行う追跡処理部12
と、追跡した結果を図形データに整形し変換する整形処
理部13のサブプログラムを含んで構成されている。ま
た、画像メモリ3には、追跡の対象となる線画像を含む
画像データ14が格納され、データメモリ4には、追跡
処理されてベクトルデータの図形データに変換されたデ
ジタイズ結果の図形データ15が格納される。
【0019】座標入力デバイス5にはマウスやトレース
ボールなどのポインティングデバイスが用いられ、表示
装置6の表示画面上におけるカーソル位置により、座標
値データが入力される。座標入力デバイス5は、また、
表示装置6の表示画面の画面出力と共に用いられ、オペ
レータからの入力指示を対話形式で入力するための対話
入力デバイスとしても用いられる。
【0020】このように構成される画像処理装置におい
て、半自動画像追跡プログラム11の追跡処理部12
は、画像メモリ3の画像データ14の線画像に対して、
連続する黒画素列を追跡する追跡処理を行う。追跡処理
部12の線画像の追跡処理は、表示装置6の表示画面に
追跡対象となる画像データの線画像が表示され、座標入
力デバイス5により、追跡画像を指定した追跡指示が入
力されることにより、半自動で当該線画像の追跡処理が
開始される。線画像の追跡処理は、対象線画像の両側の
輪郭上の点を注目することにより、この輪郭上の2点を
同方向に移動させながら、当該2点の中点を追跡点とし
て、登録していく。
【0021】この際、ある決められた線幅以下の線画像
を多少の画像ノイズは吸収しながら追跡していく。ま
た、当該2点の相関関係を監視することにより、追跡し
ている線画像に対して端点,分岐点を判断することがで
き、対処をオペレータに対して問合せることが可能とな
り、半自動画像追跡方式による対話型線画像変換システ
ムにおいて、良好な線画像追跡を行うことができる。更
に、線画像追跡方法によれば、分断された線画像もその
切れ間を飛び越しながら追跡することが可能となる。
【0022】図2は、線画像追跡処理の処理フローを示
すフローチャートであり、また、図3,図4,図5,お
よび図6は、線画像追跡処理の動作を説明する図であ
る。図3は線画像追跡処理における追跡基点および線画
像追跡点の設定の例を説明する図であり、図4は線画像
追跡処理における端点の処理を説明する図である。図5
は線画像追跡処理における分岐点の判定処理例を説明す
る図である。また、図6は線画像追跡処理における追跡
線画像の線幅判定の処理を説明する図である。
【0023】図2のフローチャートに従って、図3,図
4,図5,および図6を参照して、線画像追跡処理につ
いて説明する。表示装置6の表示画面に表示された画像
データ14の画像は、その表示内容が線画像を含むもの
であり、この線画像を拡大したものが図3に示す線画像
31である。この線画像に対して、線画像追跡処理を行
う。この場合には、まず、ステップ201に従い、その
線画像31の近傍点Pを指定する。指定された点Pから
近傍にある線画像の両側の輪郭上の点L0,点R0を求
め、これらの2点を追跡基点とする。
【0024】次に、ステップ202において、追跡基点
L0とR0との間の距離が先に定めた追跡対象線画像線
幅εよりも大きいときは、現在注目している画像は線画
像でないと見なして、処理を中断する。追跡基点L0と
R0との間の距離が追跡対象線画像線幅εよりも小さい
場合は、ステップ203に進み、追跡基点L0とR0と
の中点C0を線画像追跡点として、データメモリ4にお
ける図形データ15として登録する。そして、ステップ
204において、カウンタ変数iに1を設定する。
【0025】次に、ステップ205において、線画像の
輪郭上の追跡基点Li−1,Ri−1を輪郭上の同一方
向にある一定距離lだけ移動した追跡基点Li,Riを
求める。この処理は、例えば、図3において、追跡基点
L0,R0を同時に輪郭上を同一方向に移動することに
より行い、この追跡基点L0,R0の移動により得られ
た次の追跡基点がL1,R1である。そして、次のステ
ップ206において、先の追跡基点Li−1,Ri−1
の移動中において交差したか否かを調ベる。交差した場
合は、ステップ207に進んで、交差点Ciを線画像追
跡点として登録した後、ステップ208により、Ciを
端点と見なし、追跡処理を中断の後、端点処理へと移行
する。端点の処理では、例えば、図4に示すように、追
跡処理が行なわれ順次に登録されてきた線画像追跡点C
i−2,Ci−1が、線画像追跡点Ciとなって、線画
像追跡点Ciが追跡基点Li−1とRi−1の移動中の
交差点となる。この交差点の線画像追跡点Ciが端点と
見なされる。
【0026】一方、ステップ206において、追跡基点
Li−1とRi−1の移動中に当該追跡基点が交差しな
い場合は、ステップ209の処理に進む。ステップ20
9において、追跡基点LiとRiの距離が追跡対象画像
線幅εより大きいときは、ステップ210に進み、図6
に示すように、追跡基点Riを輪郭上を所定の間隔で進
行方向および逆進行方向に振ることにより、補正追跡基
点Ri′を得る。次のステップ211では、追跡基点L
iと補正追跡基点Ri′と間の距離を追跡対象線画像線
幅εと比較し、追跡対象線画像線幅εの方が大きい場合
には、次のステップ212に進み、ステップ210の処
理と同様にして、追跡基点Liを輪郭上を所定の間隔で
振ることにより、補正追跡基点Li′を得る。そして、
次のステップ213で、補正追跡基点Li′と追跡基点
Riと間の距離を追跡対象線画像線幅εと比較し、追跡
対象画像線幅εの方が大きいときは、ステップ214に
進む。この場合には、図5に示すように、線画像追跡点
Ci−1を分岐点として登録し、追跡処理を中断後、分
岐点処理へと移行する。この分岐点処理では、例えば、
図5(A)に示めされるように、追跡対象となっている
線画像が画像の固まりであるか、または図5(B)に示
すような分岐点に到達しているか否かを判定して、それ
ぞれに対応した処理を行う。
【0027】ステップ211またはステップ213にお
いて、追跡基点と補正追跡基点の距離が追跡対象線画像
線幅εより小さいときは、そのまま線画像の追跡処理を
行えば良いので、ステップ215に進む。そして、ステ
ップ215において、追跡基点LiとRiとの中点を線
画像追跡点Ciとして登録する。
【0028】ここでのステップ210およびステップ2
12の処理は、線画像の輪郭上にノイズが多少あったと
しても、図6に示すように、一方の追跡基点Riを輪郭
上を所定の間隔で進行方向および逆進行方向に振ること
により、補正追跡基点Ri′を得て、それをリカバリー
し追跡を続けることを可能とする処理である。一方の追
跡基点Riを進行方向および逆進行方向に振ることによ
り補正追跡基点Ri′が得られない場合には、他方の追
跡基点Liに対して同様な処理を行い、線画像の輪郭上
にノイズが多少あったとしても、それをリカバリーし追
跡を続けることができる。
【0029】また、ステップ209において、追跡基点
Li,Riの距離が追跡対象線画像線幅εよりも小さい
ときもステップ215へと進む。ステップ215では、
追跡基点LiとRiの中点を線画像追跡点Ciとして登
録し、ステップ216において、カウンタ変数iをイン
クリメントした後に、ステップ205へ戻る。このよう
な処理の繰り返しにより線画像を順次追跡していくこと
が可能となる。図3におけるC0,C1,C2,…,が
線画像追跡点となる。
【0030】以上に、説明したように、図2のフローチ
ャートの処理に従えば、線画像をノイズを吸収しながら
追跡していくことが可能であり、また、同時に、端点,
分岐点をも判断することができる。
【0031】また、図2のフローチャートでは、指定点
Pに対して、一方向しか追跡していないが、図7の説明
図に示すように、線画像追跡が端点等に達して終了した
場合には、それまで登録してきた線画像追跡点の順序を
逆転することにより、最終点の続きとして反対側の追跡
も可能となる。これにより、最終的には指定点Pの近傍
の線画像全体を追跡した追跡データを得ることができ
る。
【0032】図8は、画像の切れを飛び越えながら追跡
していく線画像追跡処理フローを示すフローチャートで
ある。また、図9は画像の切れを飛び越えながら追跡し
ていく線画像追跡処理の動作を説明する図である。図8
のフローチャートに従って、図9を参照しつつ、画像の
切れを飛び越えながら追跡していく線画像追跡処理につ
いて説明する。
【0033】先の図2のフローチャートのステップ20
8において、端点として判定されたCiに対し、ステッ
プ81に従い、一辺がSwの飛び移り先検索ウィンドウ
93を設定する。ステップ82において、飛び移り先検
索ウィンドウ93内に今追跡してきた線画像以外の線画
像があるかどうかを調ベる。線画像がない場合は処理を
終了する。線画像がある場合には、ステップ83におい
て、その線画像の輪郭上に追跡基点LiとRiを求め
る。図9において、現追跡対象線画像91に対して検出
された端点がCi−1であり、Ci−1からの飛び移り
先として検出された飛び移り先対象線画像92上の追跡
基点がLi,Riである。ステップ84において、得ら
れた追跡基点Li,Riに対して、図2のフローチャー
トで示すような線画像追跡処理を行う。また、ステップ
85において、追跡最終点が端点であるときは、ステッ
プ81に戻り、そうでないときには処理を終了する。
【0034】このような本実施例にかかる線画像追跡方
法によれば、途中で切れのある線画像をも効率よく追跡
していくことが可能となる。また、このように線画像を
追跡しながら、線画像の特徴点として、追跡線画像の端
点,追跡線画像の分岐点,追跡線画像のループを判定す
ることができる。
【0035】また、ここでの線画像の追跡処理では、所
定の線幅以内の線画像を線と見なして線図形データとす
るが、所定線幅より大きい線画像は線と見なさず、切断
されている線画像のギャップを飛び越して追跡する。ま
た、追跡対象とする線画像についてのみ処理を進めてい
くことができる。
【0036】このため、線画像の追跡処理では、従来の
ように、前処理を必要とせず、線画像の輪郭上のノイズ
を吸収しながら線画像を追跡し続けることができ、線画
像の中の孔(画像抜け)に影響されず、線画像を追跡し
続けることができる。また、このような線画像を追跡す
るについても、特殊なハードウェアを必要とすることな
く、半自動で通常の画像追跡を行う場合にも、線画像に
対する追跡処理は効率よく行うことができる。
【0037】以上、本発明を実施例にもとづき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、画像処理装置において、追跡処理により線画像の追
跡を行う際、画像全体に対しては何らの前処理を必要と
せず、追跡を行いながら線画像の状態を監視して、それ
ぞれの追跡処理に対して適切な対応処理を行うため、効
率的な追跡処理が可能となる。また、追跡しながら、端
点および分岐点を判断できるため、オペレータに対して
は追跡経路の決定を仰ぐことができ、半自動画像追跡処
理の本来の機能を効率的に実行させることができ、画像
処理を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかる画像処理装置
のシステム構成を示すブロック図、
【図2】図2は線画像追跡処理の処理フローを示すフロ
ーチャート、
【図3】図3は線画像追跡処理における追跡基点および
線画像追跡点の設定の例を説明する図、
【図4】図4は線画像追跡処理における端点の処理を説
明する図、
【図5】図5(A)および図5(B)は線画像追跡処理
における分岐点の判定処理の例を説明する図、
【図6】図6は線画像追跡処理における追跡線画像の線
幅判定の処理を説明する図、
【図7】図7は線画像追跡処理における反転追跡の処理
例を示す説明図、
【図8】図8は画像の切れを飛び越えながら追跡してい
く線画像追跡処理の処理フローの一例を示すフローチャ
ート、
【図9】図9は画像の切れを飛び越えながら追跡してい
く線画像追跡処理の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…中央処理装置、2…プログラムメモリ、3…画像メ
モリ、4…データメモリ、5…座標入力デバイス、6…
表示装置、11…半自動画像追跡プログラム、12…追
跡処理部、13…整形処理部、14…画像データ、15
…図形データ、31…線画像、91…現追跡対象線画
像、92…飛び移り先対象線画像。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像デ−タを格納する画像メモリと、図
    形デ−タを格納するデータメモリと、画像デ−タおよび
    図形デ−タを表示する表示装置と、追跡指示を行う入力
    装置と、画像デ−タの線画像を追跡する処理を行う半自
    動画像追跡処理部とを備え、追跡指示により線画像を追
    跡処理する画像処理装置において、線画像に対してその
    両側の輪郭上の2点を追跡基点とし、当該追跡基点の2
    点を同時に同方向に輪郭上を移動しながら、2つの追跡
    基点の相関関係を監視し、所定線幅以下の線画像を追跡
    することを特徴とする線画像追跡方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の線画像追跡方法におい
    て、追跡基点は、画像データの追跡対象となる線画像の
    線画素の近傍を処理開始点として指示し、処理開始点か
    ら線画像の輪郭上の画素変化点を検索し、線画像の輪郭
    上の画素変化点から画像データの線画像の両輪郭上の追
    跡基点を判定して設定することを特徴とする線画像追跡
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の線画像追跡方法におい
    て、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追
    跡基点の相関関係を判定し、両追跡基点の中点を線画像
    追跡点として登録することを特徴とする線画像追跡方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の線画像追跡方法におい
    て、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追
    跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡基点が交差する
    場合、交差する点を端点として登録することを特徴とす
    る線画像追跡方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の線画像追跡方法におい
    て、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追
    跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡基点の間の距離
    が所定値より大きくなった場合、輪郭上の追跡を一時停
    止し、一方の追跡基点を停止点を中心として所定範囲の
    間を移動させた時に、2つの追跡基点の間の距離が所定
    値より大きくならない場合には、そのまま、2つの追跡
    基点の移動を継続することを特徴とする線画像追跡方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の線画像追跡方法におい
    て、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追
    跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡基点の間の距離
    が所定値より大きくなった場合、輪郭上の追跡を一時停
    止し、一方の追跡基点を停止点を中心として所定範囲の
    間を移動させた時に、2つの追跡基点の間の距離が所定
    値より大きくなる場合には、線画像追跡点を分岐点とし
    て登録することを特徴とする線画像追跡方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の線画像追跡方法におい
    て、2つの追跡基点を輪郭上で追跡しながら、2つの追
    跡基点の相関関係を判定し、2つの追跡基点が交差する
    場合、交差する点を端点として登録し、更に、当該端点
    を中心に所定の辺の長さを有する方形の検索ウィンドウ
    を設定し、当該検索ウィンドウ内に別に線画像が存在す
    る場合には、当該別の線画像に対して新たに2つの追跡
    基点を設定し、新たに設定した2つの追跡基点を前の追
    跡基点と継続させて、輪郭上での追跡を継続することを
    特徴とする線画像追跡方法。
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