JPH05108616A

JPH05108616A - 文書処理装置

Info

Publication number: JPH05108616A
Application number: JP3264022A
Authority: JP
Inventors: Matsutaka Ito; 松孝伊東; Yoshizo Saito; 佳三斎藤
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1991-10-11
Filing date: 1991-10-11
Publication date: 1993-04-30

Abstract

(57)【要約】【目的】文書を作成中に、ある特定のキーを押すこと
によって、１つの文字、数字又は記号の種類を別の好み
のものに変更可能とする。【構成】文字、数字及び記号をグループ分けして記憶
した文字、数字及び記号メモリと、キーボードと、入力
メモリと、ＣＰＵを備え、ＣＰＵにより、入力メモリに
記憶された文字、数字及び記号の内の１つがキーボード
によって指示されたとき、指示された１つの文字、数字
又は記号と同じグループに属する文字、数字又は記号
を、文字、数字及び記号記憶手段から所定の順序で読出
し、キーボードによって指示された文字、数字又は記号
を、読出した文字、数字又は記号に所定の順序で順次変
更するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、日本語ワードプロセ
ッサや日本語による文書作成が可能なコンピュータなど
の文書処理装置に関し、特に、ある漢字を１文字を別の
異体字に変更することが可能な、いわゆる異体字変換機
能を有する文書処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の文書処理装置において、
異体字変換の機能を用いて漢字を変更する場合には、例
えば、異体字キーのような特定のキーを押すことによっ
て、ある漢字１文字を別の異体字に変更することができ
る。例を挙げれば、“桧”と“檜”、“沢”と“澤”な
どである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文書処理装置においては、アルファベットや数字、ある
いは記号が適切でないときには、異体字を持つ一部の漢
字の場合を除いては、そのアルファベットや数字、ある
いは記号を消去し、次いで好みのものを再度入力しなけ
ればならず、操作が煩雑であった。

【０００４】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、文書を作成中に、ある特定のキーを押すこ
とによって、１つの文字、数字又は記号の種類を別の好
みのものに変更することが可能な文書処置装置を提供す
るものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】図１はこの発明の構成を
示すブロック図であり、図に示すように、この発明は、
文字、数字及び記号を各々グループ分けして記憶し、各
グループ内の文字、数字又は記号を所定の順序に配置し
た文字、数字及び記号記憶手段１０１と、各種の文字、
数字及び記号を入力するとともに、文字、数字及び記号
の内の１つを指示する入力手段１０２と、入力手段１０
２から入力された文字、数字及び記号を記憶する入力情
報記憶手段１０３と、入力情報記憶手段１０３に記憶さ
れた文字、数字及び記号の内の１つが入力手段１０２に
よって指示されたとき、指示された１つの文字、数字又
は記号と同じグループに属する文字、数字又は記号を、
文字、数字及び記号記憶手段１０１から所定の順序で読
出す読出し手段１０４と、入力手段１０２によって指示
された文字、数字又は記号を、読出し手段１０４によっ
て読出された文字、数字又は記号に所定の順序で順次変
更する変更手段１０５と、を備えてなる文書処理装置で
ある。

【０００６】なお、この発明における文字、数字及び記
号記憶手段１０１としては、ＲＯＭのような内部メモリ
や、フロッピーディスク装置のような外部記憶装置が用
いられる。

【０００７】入力手段１０２としては、キーボード装置
やタブレット装置、あるいはポインティングデバイス、
タッチパネル等の入力装置が用いられる。

【０００８】読出し手段１０４及び変更手段１０５とし
ては、ＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ，Ｉ／Ｏポートからなる
マイクロコンピュータを用いるのが便利であり、入力情
報記憶手段１０３としては、通常、その中のＲＡＭが用
いられる。

【０００９】

【作用】この発明によれば、入力手段１０２から、各種
の文字、数字及び記号が入力されると、入力された文
字、数字及び記号は入力情報記憶手段１０３に記憶され
る。その後、入力手段１０２により、文字、数字及び記
号の内の１つが指示されると、読出し手段１０４によ
り、指示された１つの文字、数字又は記号と同じグルー
プに属する文字、数字又は記号が、文字、数字及び記号
記憶手段１０１から所定の順序で読出され、変更手段１
０５により、入力手段１０２によって指示された文字、
数字又は記号が、読出し手段１０４によって読出された
文字、数字又は記号に所定の順序で順次変更される。

【００１０】したがって、従来のような異体字だけでは
なく、文字、数字及び記号についても、同じ種類の別の
文字、数字及び記号に順次変更することができる。

【００１１】

【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、この発明はこれによって限定される
ものではない。

【００１２】図２はこの発明を日本語ワードプロセッサ
に適用した一実施例の構成を示すブロック図である。こ
の図において、１は仮名文字キーや数値キー、仮名漢字
変換キー、文字、数字及び記号を同じ種類の別の文字、
数字及び記号に変換するためのコード変換キー、ファン
クションキー等を備えたキーボードであり、このキーボ
ード１から、各種の文字、数字及び記号が入力されると
ともに、文字、数字及び記号の内の１つが指示される。

【００１３】２はＣＰＵからなる制御部、３は日本語ワ
ードプロセッサ本来の文書作成／編集のためのプログラ
ムと本発明の文字、数字及び記号変換のためのプログラ
ムが格納されたＲＯＭである。制御部２は、ＲＯＭ３に
書き込まれているこれらのプログラムにより、後述する
各種のデータ処理を行う。

【００１４】４はＲＯＭからなる仮名漢字変換用の辞書
である。５はＲＡＭからなる入力メモリであり、キーボ
ード１から入力された、文字、数字及び記号を含む仮名
文字列を記憶し、その仮名文字列から変換された漢字仮
名交じり文、つまり日本語ワードプロセッサ本来の文書
作成／編集により生成された文書データを記憶する。ま
た、キーボード１から指示された文字、数字及び記号の
内の１つを記憶する。

【００１５】６は各種の文字データを表示するＬＣＤ
（液晶ディスプレイ装置）である。このＬＣＤ６として
は勿論ＣＲＴディスプレイ装置やＥＬディスプレイ装置
等の他の表示装置を用いてもよい。

【００１６】７はＲＯＭからなる文字、数字及び記号メ
モリであり、文字、数字及び記号を各々グループ分けし
て記憶し、各グループ内の文字、数字又は記号を所定の
順序に配置している。

【００１７】制御部２は、入力メモリ５に記憶された文
字、数字及び記号の内の１つがキーボード１によって指
示されて、コード変換キーが押されたときには、指示さ
れた１つの文字、数字又は記号と同じグループに属する
文字、数字又は記号を文字、数字及び記号メモリ所定の
順序で読出し、キーボード１によって指示された文字、
数字又は記号を、その読出した文字、数字又は記号に所
定の順序で順次変更する。

【００１８】例えば、文字の場合であれば、“Ａ”と
“ａ”の間で変更を行う。また、市ケ谷の“ケ”であれ
ば、“ケ”と“ヶ”の間で変更を行う。数字の場合であ
れば、“０”と“〇（漢数字）”と“零”の間で変更を
行う。記号の場合、括弧であれば、‘，“，（，「，
『などの変更を行い、丸であれば、○，●，◎ など
の変更を行う。

【００１９】図３及び図４は文字、数字及び記号メモリ
の記憶内容の一例を示す説明図である。文字、数字及び
記号メモリ７には、これらの図に示すように、図３の
（ａ）、（ｂ）、図４の（ａ）、（ｂ）という順序で文
字、数字及び記号が記憶されており、同じ種類の記号ど
うし、同じ種類の数字どうし、同じ種類のアルファベッ
トどうし、同じ種類の仮名文字どうしが、ぞれぞれグル
ープ分けされて記憶されている。

【００２０】図５は文字、数字及び記号メモリ７の文字
の配置方向を示す説明図であり、図に示すように、図３
及び図４で示した文字、数字及び記号メモリ７内の各文
字、数字及び記号は、下方向と右方向にＪＩＳコード順
に位置されており、同じグループの文字、数字及び記号
については、右方向に順次巡回して読出されるようにな
っている。

【００２１】図６は文字、数字及び記号メモリのデータ
構造を示す説明図である。文字、数字及び記号メモリ７
内には、図６に示すように並んでいるデータが、通常１
文字２バイトで登録されている。但し、同じグループの
区切りを判別するために、グループの先頭文字の１５バ
イト目はONになっている。また、同じグループで異体字
のＪＩＳコード情報が前の文字と数値で＋１しか違わな
いときは前の文字（２バイト）の７ビット目をONとす
る。連続して３文字以上ある場合は、これが２文字単位
につけられている。このようにすれば、２バイトで２文
字分、表すことができる。

【００２２】次に、ＣＰＵ２の処理動作の内容を図７に
示すフローチャートに従い説明する。各種の文字、数字
及び記号を含む文字列が入力メモリ５に記憶されている
状態で、キーボード１のコード変換キーが押されると
（ステップ１１）、現在のカーソル上にある文字情報の
ＪＩＳコードを調べ（ステップ１２）、それに基づいて
文字、数字及び記号メモリ７を検索し、そのカーソル上
にある文字情報と同じものが、文字、数字及び記号メモ
リ７に記憶されているか否かを調べる（ステップ１
３）。

【００２３】ここで、同じものが記憶されている、つま
り該当コードがあれば（ステップ１４）、文字、数字及
び記号メモリ７内から、同じグループ内でカーソル上の
文字情報の次に記憶されている文字情報を読出し（ステ
ップ１５）、カーソル上の文字情報を読出した文字情報
に変更する（ステップ１６）。

【００２４】ステップ１１において、コード変換きーが
押されないときには、別の処理を行い、ステップ１４に
おいて、該当コードがない場合には、エラー処理を行
う。

【００２５】このようにして、文書を作成中に、コード
変換キーを押すことにより、１つの文字、数字又は記号
の種類を別の好みのものに変更することができる。

【００２６】

【発明の効果】この発明によれば、従来のように異体字
だけではなく、文字、数字及び記号についても、同じ種
類の別の文字、数字及び記号に順次変更することができ
るので、操作性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の構成を示すブロック図。

【図２】この発明を日本語ワードプロセッサに適用した
一実施例の構成を示すブロック図。

【図３】文字、数字及び記号メモリの記憶内容の一例を
示す説明図。

【図４】文字、数字及び記号メモリの記憶内容の一例を
示す説明図。

【図５】文字、数字及び記号メモリの文字の配置方向を
示す説明図。

【図６】文字、数字及び記号メモリのデータ構造を示す
説明図。

【図７】実施例の動作を示すフローチャート。

【符号の説明】

１キーボード２制御部３プログラムメモリ４仮名漢字変換用辞書５入力メモリ６表示装置７文字、数字及び記号メモリ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】文字、数字及び記号を各々グループ分け
して記憶し、各グループ内の文字、数字又は記号を所定
の順序に配置した文字、数字及び記号記憶手段と、各種の文字、数字及び記号を入力するとともに、文字、
数字及び記号の内の１つを指示する入力手段と、入力手段から入力された文字、数字及び記号を記憶する
入力情報記憶手段と、入力情報記憶手段に記憶された文字、数字及び記号の内
の１つが入力手段によって指示されたとき、指示された
１つの文字、数字又は記号と同じグループに属する文
字、数字又は記号を、文字、数字及び記号記憶手段から
所定の順序で読出す読出し手段と、入力手段によって指示された文字、数字又は記号を、読
出し手段によって読出された文字、数字又は記号に所定
の順序で順次変更する変更手段と、を備えてなる文書処
理装置。