JPH05108189A - コンピユータシステムにおける個人情報管理方式 - Google Patents

コンピユータシステムにおける個人情報管理方式

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JPH05108189A
JPH05108189A JP3299508A JP29950891A JPH05108189A JP H05108189 A JPH05108189 A JP H05108189A JP 3299508 A JP3299508 A JP 3299508A JP 29950891 A JP29950891 A JP 29950891A JP H05108189 A JPH05108189 A JP H05108189A
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JP3299508A
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Maki Seki
真樹 関
Takashi Takegahara
隆史 竹ケ原
Shinya Nakamura
真也 中村
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個人用の設定値やプログラム、および、各種
操作やエラー発生の履歴等を個人別に保存することので
きる個人情報管理方式を提供すること。 【構成】 コンピュータシステムに新規設定した設定値
やプログラムのみを利用者個人毎フロッピーディスク9
に保存保持すると共に、このディスク9をシステムにセ
ットして読込み動作を行わせることにより、キーボード
等による面倒な再入力操作を行わなくても個人用の設定
値やプログラムをシステムに再設定できるようにする。
また、個人毎のディスク9をシステムにセットして操作
を行うことにより、オペレータによる操作の種別やシス
テムの作動中に発生したエラーの履歴等をディスク9に
個人別に保存して異常発生の傾向等を容易に検出できる
ようにすると共に、作成過程または編集過程にあるプロ
グラムをディスク9に逐次出力して保存することによ
り、システムが途中でダウンしたような場合でもプログ
ラムのバックアップが保持されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
における個人情報管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおける設定値や
部分プログラム等にユーザの都合で変更を加えるカスタ
マイズ操作、例えば、CADシステムにおける表示スケ
ールや出力データの文字寸法の変更、および、自動プロ
グラミング装置におけるEIAフォーマットやISOフ
ォーマット等のコーディング様式の変更等の操作を行え
るようにしたコンピュータシステムが既に公知であり、
従来のコンピュータシステムでは、カスタマイズされた
設定値や部分プログラム等が全てコンピュータシステム
の内部記憶装置に保存されるようになっていた。また、
オペレータによるコンピュータシステムの操作やシステ
ム作動時のエラー発生を検出し、これらの現象を一貫し
た法則に基いて記憶・保存するコンピュータシステムと
いうものは存在しない。
【0003】コンピュータシステムにおけるプログラム
の作成や編集に関する作業は、揮発性RAM等からなる
一時記憶手段を用いた内部処理でデータを操作すること
によって行われるが、作成や編集過程にあるプログラム
および作成や編集の完了したプログラムは前述の一時記
憶手段に保存されるのみであり、作成や編集の完了した
段階でオペレータが所定のバックアップ操作を行わなけ
れば完成したプログラムを他の不揮発性記憶手段に保存
することはできず、また、通常のコンピュータシステム
が有する従来公知のソフトウェアでは、作成や編集過程
にあるプログラムのバックアップをとることは困難であ
り、可能であるとしても、作成編集過程にあるプログラ
ムを完成されたプログラムと見做して保存する以外にな
く、作成および編集作業を継続する妨げが生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来公知のコ
ンピュータシステムでは、コンピュータシステムのバー
ジョンアップに際して内部記憶装置の記憶内容に変更が
加えられた場合、特に、一旦記憶を消去して新バージョ
ンのオペレーションを更新記憶させたような場合では、
利用者がカスタマイズして記憶させておいた設定値やプ
ログラムの全てが失われ、バージョンアップの後に再び
設定操作を行わなければならなくなるという欠点があ
り、また、バージョンアップ等を実施しない場合でも、
同一のコンピュータシステムを複数の利用者が共同して
使用するような場合では、利用者が変わる毎にカスタマ
イズ設定を変更して内部記憶装置に記憶させなければな
らず、操作が煩わしくなるといった欠点がある。
【0005】また、従来のコンピュータシステムではオ
ペレータによる操作やシステム作動時のエラー発生に関
する履歴が保存されないので、異常発生に至る操作過程
を再現することが困難であり、異常原因の検出や除去に
トライ・アンド・エラーを繰返さなければならず、異常
の原因によっては、その検出や除去のために多大な時間
が費やされることとなり、また、異常発生に至る性向を
適確に把握することができないので、ユーザに対応した
オペレーションの開発等を円滑に進めることも難しい。
【0006】更に、プログラムの作成や編集の作業中に
電源が切断されたり重大なシステムエラーが発生したよ
うな場合には、一時記憶手段の記憶内容を維持したり、
また、一時記憶手段に記憶されたプログラムのバックア
ップをとったりすることが不能となって、作成や編集の
過程にあるプログラムや一時記憶手段に保存されている
プログラムの全てが失われてしまうようなこともある。
【0007】そこで、本発明の目的は、これら従来技術
の欠点を解消し、コンピュータシステムのバージョンア
ップに際して内部記憶装置の記憶内容の消去や変更が必
要とされたり、同一のコンピュータシステムを複数の利
用者が共同して使用するような場合であっても利用者個
人がカスタマイズした設定値や部分プログラムを保持し
てコンピュータシステムに簡単に再設定することがで
き、また、システムの異常発生に至る操作過程や異常発
生の性向を適確に把握することができ、プログラムの作
成や編集の作業中に電源が切断されたり重大なシステム
エラーが発生したような場合であっても、作成や編集の
過程にあるプログラムや完成されたプログラムのバック
アップを保持することのできるコンピュータシステムに
おける個人情報管理方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンピュー
タシステムにおける個人情報管理方式は、予め利用者個
人またはグループ毎の不揮発性外部記憶媒体を設けてお
き、前記外部記憶媒体をコンピュータシステムにセット
して設定値またはプログラムを新規設定することによ
り、該コンピュータシステムに新規設定された設定値お
よびプログラムのみを前記外部記憶媒体に保存すること
で、利用者個人がカスタマイズした設定値や部分プログ
ラムを保持できるようにした。また、前記外部記憶媒体
をコンピュータシステムにセットして読込み動作を行わ
せ、外部記憶媒体に保存された設定値およびプログラム
をコンピュータシステムに設定することにより、カスタ
マイズした設定値や部分プログラムの再設定操作を容易
化した。
【0009】また、利用者個人またはグループ毎に設け
られた不揮発性外部記憶媒体をコンピュータシステムに
セットしてコンピュータシステムの操作を行い、オペレ
ータの操作やコンピュータシステムで発生するエラーの
コードを前記外部記憶媒体に逐次保存することにより、
システムの異常発生に至る操作過程や異常発生の性向を
適確に把握できるようにした。更に、オペレータの操作
やエラーのコードを操作時刻やエラー発生時刻と共に記
憶したり、操作種別毎の操作回数やエラー種別毎のエラ
ー発生回数を前記外部記憶媒体に積算記憶することによ
り、システムの異常発生に至る操作過程や異常発生の性
向をより適確に把握できるようにした。
【0010】また、利用者個人またはグループ毎に設け
られた不揮発性外部記憶媒体をコンピュータシステムに
セットしてプログラムの作成または編集作業を行い、作
成または編集されたプログラムを前記外部記憶媒体に自
動的に出力して保存することにより、作成や編集の過程
にあるプログラムのバックアップを確実に保持できるよ
うにした。
【0011】
【作用】利用者個人またはグループ毎に設けられた不揮
発性外部記憶媒体をコンピュータシステムにセットして
設定値またはプログラムを新規設定すると、該コンピュ
ータシステムに新規設定された設定値およびプログラム
のみが前記外部記憶媒体に保存される。また、前記外部
記憶媒体をコンピュータシステムにセットして読込み動
作を行わせると、外部記憶媒体に保存された設定値およ
びプログラム、即ち、利用者によってカスタマイズされ
た設定がコンピュータシステムに自動的に設定される。
【0012】利用者個人またはグループ毎に設けられた
不揮発性外部記憶媒体をコンピュータシステムにセット
して操作を行うと、オペレータの操作やコンピュータシ
ステムで発生するエラーが検出され、オペレータの操作
やエラーコードが前記外部記憶媒体に逐次保存される。
更に、オペレータの操作やエラーコードと共に操作時刻
やエラー発生時刻が前記外部記憶媒体に記憶され、操作
種別毎の操作回数やエラー種別毎のエラー発生回数が前
記外部記憶媒体に積算記憶される。
【0013】また、利用者個人またはグループ毎に設け
られた不揮発性外部記憶媒体をコンピュータシステムに
セットしてプログラムの作成または編集作業を行うと、
作成または編集されたプログラムが逐次出力され、前記
外部記憶媒体に自動的に保存される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の個人情報管理方式を適用した一実
施例のコンピュータシステムである自動プログラミング
装置の要部を示すブロック図である。図1において、1
はマイクロプロセッサ(以下、CPUという)、7はC
PU1の制御プログラムを格納したROM、2は自動プ
ログラミング装置で用いられるシステムプログラムや各
種の設定値等を格納するハードディスク、3はデータの
一時記憶等に用いられるRAM、4はキーボード、5は
表示手段としてのCRT表示装置(以下、CRTとい
う)、8はディスクコントローラ、10はタブレット装
置、12は標準時刻に同期して作動する時計装置、11
は作成図面を出力するためのX−Yプロッタ、6はプリ
ンタであり、これらの各要素はバス13を介してCPU
1に接続されている。
【0015】タブレット装置10はメニュー表10aと
タブレットカーソル10bとを有し、メニュー表10a
上でタブレットカーソル10bを移動させて各種のメニ
ュー項目を選択することにより、ハードディスク2に格
納されたシステムプログラムのメニュー、例えば、「カ
スタマイズ設定」,「プログラムの作成」,「プログラ
ムの編集」,「プログラムの実行」等の項目を選択でき
るようになっており、また、キーボード4には履歴デー
タの出力を即時出力とするか、データ出力キーからの指
令に基いて出力するようにするかを選択するための選択
スイッチが設けられている。
【0016】また、ディスクコントローラ8にセットす
る外部記憶媒体としてのフロッピーディスク9は、該自
動プログラミング装置を共同で使用する利用者個人毎、
または、共同使用者の部分集合によって形成される利用
者グループ毎に個別に準備され、各フロッピーディスク
9における磁気データ記憶部には、図2に示されるよう
に、利用者の個人名やグループ名およびパスワード等を
記憶する設定領域と、カスタマイズされた設定値や部分
プログラムを記憶するカスタマイズデータ記憶領域、な
らびに、オペレータ操作に関する履歴を記憶する操作履
歴記憶領域とエラーの発生に関する履歴を記憶するエラ
ー履歴記憶領域、および、作成または編集過程にあるプ
ログラムを保存するバックアッププログラム記憶領域
と、その他の情報を任意に記憶することのできる空き領
域とが設けられている。この内、操作履歴記憶領域は、
オペレータ操作の種別と操作時刻とを一対一に対応させ
て順次記憶する操作履歴記憶領域Aと、操作種別毎の操
作回数を積算記憶する操作履歴記憶領域Bとから成り、
操作履歴記憶領域Bには、予め全ての操作種別の名称が
記憶されている。また、エラー履歴記憶領域は、発生し
たエラーのコードとエラー発生時刻とを一対一に対応さ
せて順次記憶するエラー履歴記憶領域Aと、エラー種別
毎のエラー発生回数を積算記憶するエラー履歴記憶領域
Bとから成り、エラー履歴記憶領域Bには、予め全ての
エラー種別の名称が記憶されている。
【0017】以下、フローチャートを参照して実施例に
おける個人情報管理方式について説明する。
【0018】図7および図8は「カスタマイズ設定」に
関する処理の概略を示すフローチャートであり、タブレ
ット装置10のタブレットカーソル10bにより「カス
タマイズ設定」のメニュー項目を選択することにより起
動される。
【0019】「カスタマイズ設定」のメニュー選択を検
出し、ROM7の制御プログラムによりハードディスク
2のシステムプログラムを選択してRAM3に記憶した
CPU1は、まず、ディスクコントローラ8に配備され
た挿入検出スイッチの状態を読み、該ディスクコントロ
ーラ8にフロッピーディスク9がセットされているか否
かを判別する(ステップA1)。そして、フロッピーデ
ィスク9がセットされていなければ、該カスタマイズ設
定処理で選択可能な各種の処理とキーボード4のテンキ
ーによる選択操作との対応関係とを示す図3のようなガ
イダンスをCRT5に表示する一方(ステップA8)、
既にフロッピーディスク9がセットされていれば、該フ
ロッピーディスク9のカスタマイズデータ記憶領域に保
存されている設定値や部分プログラム(以下、カスタマ
イズデータという)を読込んで、ハードディスク2に書
込まれているシステム標準の設定値や部分プログラム
(以下、システム標準データという)の内、今回読込ま
れたカスタマイズデータに対応するシステム標準データ
の値をフロッピーディスク9のカスタマイズデータに置
き換えて記憶した後(ステップA2)、テンキーによる
選択操作のガイダンスをCRT5に表示する(ステップ
A3)。
【0020】なお、予めフロッピーディスク9がセット
されている場合には、フロッピーディスク9のカスタマ
イズデータがステップA2の実行段階で既にシステム側
に設定されているので、“カスタマイズデータ入力”の
ガイダンスは表示せず、また、一旦フロッピーディスク
9から読込んだカスタマイズデータをこのままの状態で
ディスク9に格納しても意味がないので、“カスタマイ
ズデータ出力”に関するガイダンスも表示しない。
【0021】次いで、CPU1は、カスタマイズデータ
の新規設定を選択するためのテンキー「1」がオペレー
タによって操作されているか否か(ステップA4)、新
規設定された設定値や部分プログラム等のカスタマイズ
データをフロッピーディスク9に保存するためのテンキ
ー「3」が操作されているか否か(ステップA9)、フ
ロッピーディスク9に保存されているカスタマイズデー
タをシステムに設定するためのテンキー「4」が操作さ
れているか否か(ステップA14)、および、カスタマ
イズ設定処理を終了するためのテンキー「2」が操作さ
れているか否か(ステップA18)を判別するが、いず
れのテンキーも操作されていなければ、以下、CPU1
は、ステップA4,ステップA9,ステップA14,ス
テップA18の判別処理を繰返して実行し、いずれかの
テンキーの操作を待つ待機状態に入る。
【0022】そこで、ハードディスク2に予め書込まれ
ているシステム標準データに対して特定の利用者個人ま
たは特定の利用者グループに専用の修正を加える必要が
ある場合、即ち、いわゆるカスタマイズを実施する場合
と、一旦カスタマイズしてフロッピーディスク9に保存
したカスタマイズデータに再修正を加える必要がある場
合には、オペレータは、まず、テンキー「1」を操作し
て“新規設定”の処理項目を選択することとなる。
【0023】ステップA4の判別処理でテンキー「1」
の操作を検出したCPU1は、従来と同様のデータ設定
画面をCRT5に表示する。次いで、オペレータのキー
ボード操作によって修正すべきシステム標準データが順
次選択され、更に、これらのシステム標準データに対応
する新規の設定値や部分プログラムがオペレータによっ
てキーボード入力されると、入力された設定値や部分プ
ログラムをシステム標準データに対応して順次一時記憶
用のバッファに格納する(以上、ステップA5)。な
お、予めフロッピーディスク9のカスタマイズデータが
読込まれてシステム側に設定されている場合において
は、フロッピーディスク9のカスタマイズデータに対応
するシステム標準データの値が全てフロッピーディスク
9のカスタマイズデータに置き換わっているから、CR
T5のデータ設定画面にカスタマイズの候補として表示
されるシステム標準データの値も全てフロッピーディス
ク9のカスタマイズデータに置き換わることとなる。
【0024】次いで、オペレータの新規設定操作が完了
して設定終了キーが操作されたことが検出されると(ス
テップA6)、CPU1は、一時記憶用のバッファに格
納された新規設定データ、即ち、カスタマイズデータ
を、これに対応するシステム標準データに置き換えて記
憶すると共に、再び、ステップA8で用いたものと同様
のガイダンスをCRT4に表示して(ステップA7)、
カスタマイズデータの新規設定に関する処理を終了し、
再び、オペレータによるテンキー操作を待つ待機状態に
入る。フローッピーディスク9が未挿入の場合にはシス
テム標準データにカスタマイズが施されたことを意味
し、既にフロッピーディスク9が挿入されている場合に
はカスタマイズされていないシステム標準データまたは
フロッピーディスク9から読込まれたカスタマイズデー
タのいずれか、もしくは、その両方に対してカスタマイ
ズが実施されたことを意味する。いずれの場合において
もデータの値は更新されているから、フローッピーディ
スク9が挿入されている場合であっても“カスタマイズ
データ出力”に関するガイダンス表示が必要となる。一
時記憶用のバッファに格納されているデータは、全て、
現利用者個人によって新規設定されたカスタマイズデー
タである。
【0025】一方、新たにカスタマイズされたデータを
外部記憶媒体としてのフロッピーディスク9に格納する
場合、オペレータは、テンキー「3」を操作して“カス
タマイズデータ出力”の処理項目を選択することとな
る。
【0026】フローッピーディスク9が挿入されている
場合であっても挿入されていない場合であってもカスタ
マイズデータの新規設定は可能である。従って、ステッ
プA9の判別処理でテンキー「3」の操作を検出したC
PU1は、まず、ディスクコントローラ8にフロッピー
ディスク9がセットされているか否かを判別し(ステッ
プA10)、フロッピーディスク9がセットされていな
ければ、CRT5に“フロッピーディスクをセットして
ください”のメッセージを表示した後(ステップA1
1)、フロッピーディスク9の挿入を待つ待機状態に入
ることとなる。そして、ステップA10の判別処理でフ
ロッピーディスク9の挿入が確認されるとCPU1は一
時記憶用のバッファに格納されているカスタマイズデー
タの各々をデーィスクコントローラ8を介して出力し、
外部記憶媒体としてのフロッピーディスク9のカスタマ
イズデータ記憶領域における対応位置の各々にカスタマ
イズデータを記憶または更新記憶して(ステップA1
2)、一時記憶用のバッファをクリアし(ステップA1
3)、カスタマイズデータ出力に関する処理を終了し
て、再び、オペレータによるテンキー操作を待つ待機状
態に入る。従って、フロッピーディスク9には、現利用
者個人によって新規設定されたカスタマイズデータの全
てが記憶される。
【0027】また、フロッピーディスク9をセットしな
い状態でカステタマイズに関する処理を開始し、しかる
後、予めフロッピーディスク9に格納しておいたカスタ
マイズデータをシステムに設定する必要が生じたような
場合、オペレータはテンキー「4」を操作してフロッピ
ーディスク9のカスタマイズデータをシステム側に設定
することとなる。また、前述したように、フローッピー
ディスク9が挿入されている場合であっても挿入されて
いない場合であってもカスタマイズデータの新規設定は
可能であるが、フロッピーディスク9を挿入しないでカ
スタマイズデータの新規設定を行った場合にはフロッピ
ーディスク9のデータが参照されず、カスタマイズの候
補となるデータを選択するためのデータ設定画面にシス
テム標準データのみが表示されることとなるので、既に
カスタマイズされてフロッピーディスク9に保存されて
いるカスタマイズデータを重複して同じ内容に再設定す
るような無駄を生じる場合もあるため、カスタマイズデ
ータの新規設定はフロッピーデ9をセットしてから行う
ことが望ましい。このような場合も、テンキー「4」を
操作してフロッピーディスク9のカスタマイズデータを
システム側に設定することとなる。
【0028】ステップA14の判別処理でテンキー
「4」の操作を検出したCPU1は、ディスクコントロ
ーラ8にフロッピーディスク9がセットされているか否
かを判別し(ステップA15)、フロッピーディスク9
がセットされていなければ、CRT5に“フロッピーデ
ィスクをセットしてください”のメッセージを表示した
後(ステップA16)、フロッピーディスク9の挿入を
待機し、ステップA10の判別処理でフロッピーディス
ク9の挿入を確認して、該フロッピーディスク9のカス
タマイズデータ記憶領域からカスタマイズデータを読込
み、ステップA2と同様の処理を実施してカスタマイズ
データをシステム側に設定することとなる(ステップA
17)。カスタマイズデータの設定を終了したCPU1
は、再び、オペレータによるテンキー操作を待つ待機状
態に入る。
【0029】そして、カスタマイズ設定に関する所望の
操作を終了したオペレータがテンキー「2」を操作する
と、CPU1はステップA18の処理でこれを検出し、
一時記憶用のバッファをクリアした後(ステップA1
9)、カスタマイズ設定に関する全ての処理を終了す
る。自動プログラミング装置による作業を実施するため
一時的にシステム標準データをカスタマイズしたような
場合、必ずしも新規設定したカスタマイズデータを保存
する必要はなく、ステップA4〜ステップA7に至る新
規設定操作のみを行って、ステップA9〜ステップA1
3の保存処理を行わずに作業を終了する場合もあるが、
ステップA5で一時記憶用のバッファに格納されたカス
タマイズデータは、テンキー「2」の操作に基くカスタ
マイズ設定作業の終了を以てクリアされる。従って、1
つの自動プログラミング装置を複数の利用者または複数
のグループで共用するような場合であっても、特定の利
用者または特定のグループに対して設定されたフロッピ
ーディスク9に他の利用者や他のグループのカスタマイ
ズデータが誤って保存されることはない。また、ステッ
プA1とステップA2の処理をシステムの立上げの段階
で行わせるようにすれば、予めフロッピーディスク9が
セットされている場合に、いちいちカスタマイズ設定に
関する処理を選択しなくても、フロッピーディスク9の
カスタマイズデータをシステム側に読込んで設定するこ
とができる。
【0030】以上に述べたように、特定の利用者または
特定のグループによってカスタマイズされたデータは、
利用者またはグループに専用のフロッピーディスク9に
常に不揮発保存されているから、システムのバージョン
アップ等に際して内部記憶装置の記憶内容に変更が加え
られたり消去された場合であっても利用者またはグルー
プがカスタマイズしたデータが確実に保存され、また、
同一の自動プログラミング装置を複数の利用者やグルー
プが共同して使用するような場合であっても、フロッピ
ーディスク9をセットして該ディスク9のカスタマイズ
データを簡単なキー操作でシステムに設定するだけで、
特定の利用者個人またはグループに最適の設定状態で自
動プログラミング装置を利用することができる。
【0031】また、図9〜図11は自動プログラミング
装置の作動中に所定周期ごと繰返し実行される「履歴保
存表示処理」の概略を示すフローチャートである。
【0032】CPU1は、所定周期毎の処理で、データ
表示待機フラグFがセットされたか否か(ステップB
1)、オペレータによってキーボード4の参照キーが操
作されたか否か(ステップB2)、オペレータによる各
種キー操作やタブレット装置10の操作が実行されたか
否か、および、自動プログラミング装置のエラー検出機
能が作動したか否か(以上、ステップB14)を検出し
ており、いずれの判別結果も偽であれば、以下、所定周
期毎に前記の判別処理を繰返し実行する。データ表示待
機フラグFは初期状態で未設定となっているから、オペ
レータによる操作やエラー検出機能の作動が検出されな
い限り、ステップB1,ステップB2,ステップB14
の判別処理のみが繰返し実行されることとなる。
【0033】そして、オペレータがキーボード4やタブ
レット装置10を操作すると、CPU1はステップB1
4の判別処理でこれを検出し、今回検出した操作の種別
と時計装置12の現在時刻とを対応させて一時記憶用の
バッファに順次追加記憶すると共に、操作種別の名称に
対応する積算カウンタの値を1インクリメントし(ステ
ップB15)、キーボード4の選択スイッチが即時出力
に設定されているか否かを判別する(ステップB1
6)。即時出力の側に設定されていれば、更に、ディス
クコントローラ8にフロッピーディスク9がセットされ
ているか否かを判別し(ステップB20)、フロッピー
ディスク9がセットされていれば、一時記憶用のバッフ
ァに記憶された今回検出分の操作種別および時刻をディ
スクコントローラ8を介して出力し、フロッピーディス
ク9の操作履歴記憶領域Aに追加記憶すると共に、この
操作種別の名称に対応する操作履歴記憶領域Bに記憶さ
れた積算値の値を1インクリメントして(ステップB2
1,図4参照)、ステップB23の判別処理に移行す
る。また、フロッピーディスク9がセットされていない
場合には、CRT5に“フロッピーがセットされていま
せん”の警告メッセージを表示した後(ステップB2
2)、ステップB23の判別処理に移行することとな
る。
【0034】一方、ステップB16の判別結果が偽とな
った場合、即ち、キーボード4の選択スイッチが即時出
力に設定されていない場合においては、ステップB16
の判別処理実行後、更に、キーボード4のデータ出力キ
ーの操作が記憶されているか否かを判別し(ステップB
17)、データ出力キーの操作が記憶されていれば、一
時記憶用のバッファに時系列で積算的に追加記憶されて
いる操作種別の名称の全てと各操作種別の各々に対応し
て該一時記憶用バッファに記憶された時刻を一括してフ
ロッピーディスク9の操作履歴記憶領域Aおよびハード
ディスク2に追加記憶すると共に、操作種別毎の積算カ
ウンタの値を、各操作種別の名称に対応する操作履歴記
憶領域Bの積算値の値、および、各操作種別の名称に対
応するハードディスク2の積算値記憶メモリの値に加算
した後(ステップB18,図4参照)、一時記憶用のバ
ッファおよび積算カウンタの値をクリアして(ステップ
B19)、ステップB23の判別処理に移行する。ま
た、データ出力キーの操作が記憶されていなければ、ス
テップB18およびB19の処理を非実行としてステッ
プB23の判別処理に移行することとなる。
【0035】自動プログラミング装置のエラー検出機能
の作動を検出した場合もこれと同様であって、CPU1
はステップB14の判別処理でエラーの発生を検出し、
今回検出したエラーのコードと時計装置12の現在時刻
とを対応させて一時記憶用のバッファに順次追加記憶す
ると共に、エラーコードに対応する積算カウンタの値を
1インクリメントし(ステップB15)、キーボード4
の選択スイッチが即時出力に設定されているか否かを判
別する(ステップB16)。即時出力の側に設定されて
いれば、更に、ディスクコントローラ8にフロッピーデ
ィスク9がセットされているか否かを判別し(ステップ
B20)、フロッピーディスク9がセットされていれ
ば、一時記憶用のバッファに記憶された今回検出分のエ
ラーコードおよび時刻をディスクコントローラ8を介し
て出力し、フロッピーディスク9のエラー履歴記憶領域
Aに追加記憶すると共に、このエラーコードに対応する
エラー履歴記憶領域Bに記憶された積算値の値を1イン
クリメントして(ステップB21,図5参照)、ステッ
プB23の判別処理に移行する。また、フロッピーディ
スク9がセットされていない場合には、CRT5に“フ
ロッピーがセットされていません”の警告メッセージを
表示した後(ステップB22)、ステップB23の判別
処理に移行することとなる。
【0036】一方、ステップB16の判別結果が偽とな
った場合、即ち、キーボード4の選択スイッチが即時出
力に設定されていない場合においては、ステップB16
の判別処理実行後、更に、キーボード4のデータ出力キ
ーの操作が記憶されているか否かを判別し(ステップB
17)、データ出力キーの操作が記憶されていれば、一
時記憶用のバッファに時系列で積算的に追加記憶されて
いるエラーコードの全てと各エラーコードの各々に対応
して該一時記憶用バッファに記憶された時刻を一括して
フロッピーディスク9のエラー履歴記憶領域Aおよびハ
ードディスク2に追加記憶すると共に、エラーコード毎
の積算カウンタの値を、各エラーコードに対応するエラ
ー履歴記憶領域Bの積算値の値、および、各エラーコー
ドに対応するハードディスク2の積算値記憶メモリの値
に加算した後(ステップB18,図5参照)、一時記憶
用のバッファおよび積算カウンタの値をクリアして(ス
テップB19)、ステップB23の判別処理に移行す
る。また、データ出力キーの操作が記憶されていなけれ
ば、ステップB18およびB19の処理を非実行として
ステップB23の判別処理に移行することとなる。
【0037】ステップB23に移行したCPU1は、今
周期におけるステップB14の判別処理で検出したオペ
レータの操作が全体作業に関する終了処理を実行するた
めのものであるか否かを判別し、全体作業の終了を意味
するものであれば、一時記憶用のバッファに時系列で積
算的に追加記憶されている操作種別およびエラーコード
の全てと各操作種別およびエラーコードの各々に対応し
て該一時記憶用バッファに記憶された時刻を一括してハ
ードディスク2に追加記憶すると共に、操作種別および
エラーコード毎の積算カウンタの値を、各操作種別およ
びエラーコードに対応するハードディスク2の積算値記
憶メモリの値に加算した後(ステップB24)、一時記
憶用のバッファおよび積算カウンタの値をクリアし(ス
テップB25)、ログアウトに関する処理を実行して
(ステップB26)、全ての処理を終了する。
【0038】従って、キーボード4の選択スイッチが即
時出力に設定されている場合においては、今回の処理で
検出された操作種別やエラーコードが時計装置12の現
在時刻に対応して利用者個人またはグループ毎のフロッ
ピーディスク9の操作履歴記憶領域Aやエラー履歴記憶
領域Bに直ちに書込まれ、同時に、この操作種別やエラ
ーコードの名称に対応して操作履歴記憶領域Bやエラー
履歴記憶領域Bに記憶されている操作回数やエラー発生
回数の積算値の値が1インクリメントされる一方(ステ
ップB21)、システムの起動からログアウトまでの間
に検出された操作種別やエラーコードとその検出時刻の
全てが一時記憶用のバッファに時系列で記憶され、か
つ、操作種別およびエラーコード毎の積算カウンタの値
がオペレータの操作やエラー発生の検出毎に逐次インク
リメントされ(ステップB15)、オペレータが最終的
なログアウト操作を実行した段階で、システムの起動か
らログアウトまでの間に検出された操作種別やエラーコ
ードとその検出時刻の全てと操作種別およびエラーコー
ド毎の積算カウンタの値とが一括してハードディスク2
に追加記憶されることとなる。
【0039】一方、キーボード4の選択スイッチが即時
出力に設定されていない場合においては、システムの起
動からログアウトまでの間に検出された操作種別やエラ
ーコードとその検出時刻の全てが一時記憶用のバッファ
に時系列で記憶され、かつ、操作種別およびエラーコー
ド毎の積算カウンタの値がオペレータの操作やエラー発
生の検出毎に逐次インクリメントされるのみで(ステッ
プB15)、オペレータがデータ出力キーを操作しない
限り、フロッピーディスク9へのデータ出力は行われな
い。オペレータによるデータ出力キーの操作が検出され
ると(ステップB17)、システムの起動からログアウ
トまでの間に検出された操作種別やエラーコードとその
検出時刻の全てと操作種別およびエラーコード毎の積算
カウンタの値とが一括して出力され、フロッピーディス
ク9とハードディスク2に追加および積算記憶されると
共に(ステップB18)、一時記憶の用バッファと各積
算カウンタの値がクリアされる(ステップB19)。ま
た、データ出力キーを操作した後、継続してシステムの
操作を行った場合には、この間に検出された操作種別や
エラーコードとその検出時刻の全てが一時記憶用のバッ
ファに新たに記憶され、かつ、操作種別およびエラーコ
ード毎の積算カウンタの値がオペレータの操作やエラー
発生の検出毎に再び初期値から逐次インクリメントされ
(ステップB15)、オペレータが最終的なログアウト
操作を実行した段階で、データ出力を行ってからログア
ウトに至るまでの間に検出された操作種別やエラーコー
ドとその検出時刻の全てと操作種別およびエラーコード
毎の積算カウンタの値とが一括してハードディスク2に
追加記憶される(ステップB24)。
【0040】また、自動プログラミング装置の作動中に
キーボード4の参照キーを操作すると、ステップB1,
ステップB2,ステップB14の判別処理を繰返し実行
しているCPU1はステップB2の判別処理でこの操作
を検出し、CRT5の表示画面にシステムデータや個人
データを参照するためるのガイダンスを表示して(ステ
ップB3)、データ表示待機フラグFをセットする(ス
テップB4)。データ表示待機フラグFがセットされる
結果、次周期以降におけるステップB1の判別結果は常
に真となり、CPU1は、ステップB1,ステップB
5,ステップB8の判別処理を繰返し実行して、システ
ムデータの表示を要求するキー「1」の操作、もしく
は、個人データの表示を要求するキー「2」の操作を待
つ待機状態に入る。
【0041】オペレータがキー「1」を操作した場合、
CPU1はステップB5の判別処理でこの操作を検出
し、ハードディスク2に記憶された操作やエラー発生の
履歴、即ち、利用者が誰であるかに関わらずオペレータ
操作の種別と操作時刻とを対応させて順次記憶し、各操
作種別毎の操作回数を記憶したハードディスク2の操作
履歴データと、システム作動中に発生したエラーのコー
ドとエラー発生時刻とを対応させて順次記憶し、各エラ
ーコード毎の発生回数を記憶したハードディスク2のエ
ラー履歴データとを読込んでCRT5の表示画面に表示
し(ステップB6)、データ表示待機フラグFをリセッ
トする(ステップB7)。
【0042】一方、オペレータがキー「2」を操作した
場合には、CPU1はステップB8の判別処理でこの操
作を検出し、まず、ディスクコントローラ8にフロッピ
ーディスク9がセットされているかを判別する(ステッ
プB9)。そして、フロッピーディスク9がセットされ
ていない場合には、CRT5に“フロッピーディスクを
セットしてください”のメッセージを表示した後(ステ
ップB13)、再びキー操作を待つ待機状態に入る。フ
ロッピーディスク9をセットしたオペレータが再びキー
「2」を操作すると、CPU1はステップB8の判別処
理でこれを検出し、ステップB9の判別処理実行後、挿
入されたフロッピーディスク9の操作履歴記憶領域A,
B(図4参照)とエラー履歴記憶領域A,B(図5参
照)から、特定の使用者個人またはグループに関してオ
ペレータ操作の種別と操作時刻とを対応させて記憶する
と共に各操作種別毎の操作回数を記憶した操作履歴デー
タと、特定の使用者個人またはグループに関してシステ
ム作動中に発生したエラーのコードとエラー発生時刻と
を対応させて記憶すると共に各エラーコード毎の発生回
数を記憶したエラー履歴データとを読込んで(ステップ
B10)、各データをCRT5の表示画面に表示し(ス
テップB11)、データ表示待機フラグFをリセットす
る(ステップB12)。
【0043】データ表示待機フラグFがリセットされる
結果、次周期以降の処理では、再びステップB1,ステ
ップB2,ステップB14の判別処理が開始され、シス
テムの操作やエラーの発生が検出される毎に前記と同様
にしてステップB15以降の処理が実行されることとな
る。
【0044】なお、プログラムの一部を変更して操作履
歴データとエラー履歴データとを個別に表示させたり、
また、操作の種別と操作時刻とを対応させて記憶したデ
ータと各操作種別毎の操作回数を記憶したデータとを個
別に表示させたり、エラーの種別とエラー発生時刻とを
対応させて記憶したデータと各エラーコード毎のエラー
発生回数を記憶したデータとを個別に表示させたりする
ことも容易である。実施例の場合は、操作履歴データと
エラー履歴データとを同時に表示するようにしているの
で、操作時刻とエラー発生時刻との関係から、エラーの
種別とこのエラーを発生させた操作との対応関係を容易
に特定することができる。
【0045】図10はタブレット装置10によりプログ
ラムの新規作成作業や編集作業に関するシステムプログ
ラムを選択したときに実施される作成編集モードの処理
の概略を示すフローチャートである。CPU1は、プロ
グラムの新規作成や編集に関する処理を1工程実施する
毎、例えば、1ステートメント分の処理を実行する毎
に、作成または編集したプログラムをRAM3に記憶す
ると共に(ステップC1)、ディスクコントローラ8に
フロッピーディスク9がセットされているか否かを判別
し(ステップC2)、フロッピーディスク9がセットさ
れていれば、ステップC1で作成または編集されたプロ
グラムをフロッピーディスク9のバックアッププログラ
ム記憶領域に順次保存し(ステップC3,図6参照)、
以下、新規作成や編集に関する作業が終了するまでの間
(ステップC5)、上述と同様の操作を繰返し実行し
て、1工程の処理を実施する毎にこのプログラムをフロ
ッピーディスク9に記憶し、保存してゆく。また、ステ
ップC2の判別結果が偽となった場合、即ち、フロッピ
ーディスク9がセットされていない場合には、CRT5
のプログラム作成画面または編集画面の片隅に“フロッ
ピーがセットされていません”等のメッセージを表示し
てオペレータにフロッピー9の挿入を促すこととなる。
【0046】作成または編集されたプログラムが、その
場で逐次出力されて外部記憶媒体であるフロッピーディ
スク9に自動的に保存されるので、プログラムの作成や
編集の作業中に電源が切断されたり重大なシステムエラ
ーが発生したような場合であっても、プログラムのバッ
クアップがフロッピーディスク9内に確実に保存され
る。従って、システムがダウンしたような場合であって
も、再びシステムを立上げて、システムがダウンするま
でに作成または編集されたプログラムをフロッピーディ
スク9からシステム側に読込むことにより、プログラム
の作成や編集および修正作業を継続して行うことができ
る。プログラムの作成や編集の1工程毎にプログラムを
出力する代わりに、プログラムの作成や編集の工程を全
て終了してから今回の処理で作成または編集されたプロ
グラムを一括してフロッピーディスク9に保存するよう
にしてもよい。
【0047】また、前述の各実施例において、キーボー
ド4等を介してパスワードや個人名等を入力してフロッ
ピーディスク9の設定領域に記憶されたパスワードや個
人名と比較し、両者が一致した場合にのみフロッピーデ
ィスク9への書込みやフロッピーディスク9からの読込
み操作を許可するようにし、フロッピーディスク9に記
憶されたカスタマイズ設定値やプログラムおよび操作履
歴やエラー履歴等の参照をプロテクトしたり、また、誤
って他の利用者やグループのデータが入力されたりする
のを防止したりすることもできる。更に、パスワードや
個人名等の確認されたフロッピーディスク9がセットさ
れていないと処理操作を受付けないようにすることも可
能である。フロッピーディスク9に代えてICカード等
の外部記憶媒体を用いることもできる。
【0048】
【発明の効果】本発明のコンピュータシステムにおける
個人情報管理方式によれば、コンピュータシステムに新
規設定された設定値およびプログラムのみが利用者個人
またはグループ毎に設けられた不揮発性の外部記憶媒体
に保存されるので、システムのバージョンアップに際し
て内部記憶装置の記憶内容に変更が加えられたり記憶が
消去されたような場合であっても、利用者がカスタマイ
ズして記憶させておいた設定値やプログラムが確実に維
持され、バージョンアップの後に再びキーボード等で再
設定操作を行うような面倒がなく、また、同一のコンピ
ュータシステムを複数の利用者が共同して使用するよう
な場合でも、利用者個人の外部記憶媒体をコンピュータ
システムにセットして読込み動作を行わせるだけで個人
特有の設定値やプログラムをコンピュータシステムに自
動設定できるので、利用者が変わる毎にカスタマイズ設
定を変更するといった煩わしさがない。
【0049】また、オペレータによる操作やコンピュー
タシステム作動時のエラー発生に関する履歴が外部記憶
媒体に保存されるので、操作履歴やエラー履歴を参照し
て異常発生に至る過程を再現することが容易となり、異
常原因の検出や除去を短時間で行うことができ、しか
も、異常発生に至る性向を把握することが容易となるの
で、利用者やグループに適応したオペレーションの開発
等を円滑に進めることができる。
【0050】更に、利用者個人またはグループ毎の外部
記憶媒体をコンピュータシステムにセットしてプログラ
ムの作成または編集作業を行うことにより、新たに作成
または編集されたプログラムが外部記憶媒体に自動的に
保存されるので、プログラムの作成や編集の作業中に電
源が切断されたり重大なシステムエラーが発生したよう
な場合であってもプログラムのバックアップを確実に保
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方式を適用した一実施例のコンピュー
タシステムの要部を示すブロック図
【図2】同実施例における外部記憶媒体の記憶領域を示
す概念図
【図3】同実施例におけるCRT表示装置の表示画面の
一例を示す図
【図4】同実施例の外部記憶媒体における操作履歴記憶
領域の記憶例を示す図
【図5】外部記憶媒体におけるエラー履歴記憶領域の記
憶例を示す図
【図6】外部記憶媒体におけるバックアッププログラム
記憶領域の記憶例を示す図
【図7】同実施例のコンピュータシステムによるカスタ
マイズ設定処理の概略を示すフローチャート
【図8】カスタマイズ設定処理の概略を示すフローチャ
ートの続き
【図9】同実施例のコンピュータシステムによる履歴保
存表示処理の概略を示すフローチャート
【図10】履歴保存表示処理の概略を示すフローチャー
トの続き
【図11】履歴保存表示処理の概略を示すフローチャー
トの続き
【図12】同実施例のコンピュータシステムがプログラ
ムの作成および編集時に実施する処理の概略を示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ(CPU) 2 ハードディスク 3 RAM 5 CRT表示装置 7 ROM 8 ディスクコントローラ 9 不揮発性外部記憶媒体としてのフロッピーディスク 12 時計装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め利用者個人またはグループ毎の不揮
    発性外部記憶媒体を設けておき、前記外部記憶媒体をコ
    ンピュータシステムにセットして設定値またはプログラ
    ムを新規設定すると、該コンピュータシステムに新規設
    定された設定値およびプログラムのみを前記外部記憶媒
    体に保存するようにしたことを特徴とするコンピュータ
    システムにおける個人情報管理方式。
  2. 【請求項2】 前記外部記憶媒体をコンピュータシステ
    ムにセットして読込み動作を行わせることにより、外部
    記憶媒体に保存された設定値およびプログラムをコンピ
    ュータシステムに設定できるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のコンピュータシステムにおける個人情
    報管理方式。
  3. 【請求項3】 予め利用者個人またはグループ毎の不揮
    発性外部記憶媒体を設けておき、前記外部記憶媒体をコ
    ンピュータシステムにセットしてコンピュータシステム
    の操作を行うことにより、オペレータの操作を前記外部
    記憶媒体に逐次保存するようにしたことを特徴とするコ
    ンピュータシステムにおける個人情報管理方式。
  4. 【請求項4】 前記外部記憶媒体をコンピュータシステ
    ムにセットしてコンピュータシステムの操作を行うこと
    により、オペレータの操作を操作時刻と共に前記外部記
    憶媒体に逐次保存するようにしたことを特徴とする請求
    項3記載のコンピュータシステムにおける個人情報管理
    方式。
  5. 【請求項5】 前記外部記憶媒体をコンピュータシステ
    ムにセットしてコンピュータシステムの操作を行うこと
    により、オペレータの操作を前記外部記憶媒体に逐次保
    存すると共に、操作種別毎の操作回数を前記外部記憶媒
    体に積算記憶するようにしたことを特徴とする請求項3
    または請求項4記載のコンピュータシステムにおける個
    人情報管理方式。
  6. 【請求項6】 予め利用者個人またはグループ毎の不揮
    発性外部記憶媒体を設けておき、前記外部記憶媒体をコ
    ンピュータシステムにセットしてコンピュータシステム
    を作動させることにより、コンピュータシステムで発生
    するエラーを検出し、エラーコードを前記外部記憶媒体
    に逐次保存するようにしたことを特徴とするコンピュー
    タシステムにおける個人情報管理方式。
  7. 【請求項7】 前記外部記憶媒体をコンピュータシステ
    ムにセットしてコンピュータシステムを作動させること
    により、コンピュータシステムで発生するエラーを検出
    し、エラーコードと共にエラー発生時刻を前記外部記憶
    媒体に逐次保存するようにしたことを特徴とする請求項
    6記載のコンピュータシステムにおける個人情報管理方
    式。
  8. 【請求項8】 前記外部記憶媒体をコンピュータシステ
    ムにセットしてコンピュータシステムを作動させること
    により、コンピュータシステムで発生するエラーを検出
    し、エラーコードを前記外部記憶媒体に逐次保存すると
    共に、エラー種別毎のエラー発生回数を前記外部記憶媒
    体に積算記憶するようにしたことを特徴とする請求項6
    または7記載のコンピュータシステムにおける個人情報
    管理方式。
  9. 【請求項9】 予め利用者個人またはグループ毎の不揮
    発性外部記憶媒体を設けておき、前記外部記憶媒体をコ
    ンピュータシステムにセットしてプログラムの作成また
    は編集作業を行うことにより、作成または編集されたプ
    ログラムを前記外部記憶媒体に自動的に出力して保存す
    るようにしたことを特徴とするコンピュータシステムに
    おける個人情報管理方式。
JP3299508A 1991-10-21 1991-10-21 コンピユータシステムにおける個人情報管理方式 Pending JPH05108189A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284679A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Fujitsu Ltd リソース利用ログ取得プログラム
JP2006302121A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Hitachi Ltd 情報処理装置、ストレージ装置及び情報処理装置の制御方法
US7178167B1 (en) 1999-09-08 2007-02-13 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Method for preventing unauthorized access to information equipment

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7178167B1 (en) 1999-09-08 2007-02-13 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Method for preventing unauthorized access to information equipment
JP2005284679A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Fujitsu Ltd リソース利用ログ取得プログラム
JP2006302121A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Hitachi Ltd 情報処理装置、ストレージ装置及び情報処理装置の制御方法

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