JPH05106727A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH05106727A
JPH05106727A JP3267466A JP26746691A JPH05106727A JP H05106727 A JPH05106727 A JP H05106727A JP 3267466 A JP3267466 A JP 3267466A JP 26746691 A JP26746691 A JP 26746691A JP H05106727 A JPH05106727 A JP H05106727A
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actuator
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signal
vehicle
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Toshiharu Furukawa
俊治 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば高速走行中においてはアクチュエータ
フェールに基づくエンジン停止の制御を実行せず、もっ
てブレーキ操作が重くなる等の違和感を防止し、かつこ
のフェール時の安全性をより向上させる。 【構成】 アクチュエータ50のフェールが判定された
ときにレンジ制御部20からエンジン停止のための信号
が出力される自動変速機の制御装置において、前記アク
チュエータ50のフェール時においてこのアクチュエー
タ50のレンジ位置がドライブレンジで、運転者の指示
レンジがドライブレンジ以外で、車両が所定速度以下の
前進走行状態かもしくは後退走行状態であるときのみに
エンジン停止を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の走行レンジの
選択が電気的な制御によって実現される自動変速機の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、ドライブレンジや
リバースレンジあるいはニュートラルレンジなどの走行
レンジの切換えは、レンジ切換弁(マニュアルバルブ)
の切換えによって行われる。そしてこのレンジ切換弁は
一般に手動操作によって切換えられていたが、これを電
気的な制御で行う構成の自動変速機もすでに提案されて
いる。
【0003】本出願人においても、例えば特願平3−1
8248号の願書に添付された明細書及び図面に示され
ているような自動変速機の制御装置を提案している。こ
の装置は、電気的に駆動制御されるアクチュエータによ
り自動変速機のレンジ切換弁を切換えるように構成され
ている。そしてこのアクチュエータのフェール時には、
自動変速機の各走行レンジを設定するための摩擦係合装
置への制御油圧を遮断し、この自動変速機を強制的にニ
ュートラル状態にする中立制御手段を備えている。しか
もこの中立制御手段がフェールが検出されたときには、
フューエルカットによりエンジンを停止させるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記制御装置において
アクチュエータ及び前記中立制御手段が共にフェールを
起こした場合には、このアクチュエータがドライブ
(D)レンジでフェールし、かつ車両の走行状態が所定
速度以上の前進走行中であってもエンジンが停止され
る。このことはエンジン停止後のブレーキ操作あるいは
パワーステアリング操作が重くなり、運転者に違和感を
与えることとなって好ましくない。なお前記Dレンジと
は、3速レンジ、2速レンジ及びローレンジを含む前進
レンジである。
【0005】また車両の前進走行中において前記アクチ
ュエータ及び中立制御手段のフェールにより直ちにエン
ジンを停止するのは、必ずしも安全対策上で優れている
とは言えず、特に高速走行中においてはエンジンの駆動
を続けた方が安全である。ただし前記フェール時におい
て、車両が例えば低速走行あるいは停車状態にあり、か
つ運転者が意図的にDレンジ以外のパーキング(P)レ
ンジ、リバース(R)レンジあるいはニュートラル
(N)レンジを選択したときは、運転者は前進走行を中
止する意思をもっているのであるから、この場合はエン
ジンを停止させた方が安全対策上好ましい。
【0006】本発明の技術的課題は、アクチュエータの
フェール時においてこのアクチュエータのレンジ位置が
Dレンジで、運転者の指示レンジがDレンジ以外で、車
両が所定速度以下の前進走行状態(停車も含む)かもし
くは後退走行状態であるときのみにエンジン停止を実行
し、その他の条件下ではエンジン停止を実行しないこと
により、アクチュエータフェール時の安全性をより向上
させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における自動変速機の制御装置は次のように
構成されている。すなわち自動変速機のレンジ切換弁を
切換え駆動するアクチュエータと、レンジ選択スイッチ
の操作に基づく指示レンジの電気信号を受け、この信号
に応じた駆動信号を出力して前記アクチュエータを電気
的に駆動制御するレンジ制御部とを備え、このレンジ制
御部で前記アクチュエータのフェールが判定されたとき
にこのレンジ制御部からエンジン停止のための信号が出
力される自動変速機の制御装置において、前記アクチュ
エータのレンジ位置を検出してその検出信号を前記レン
ジ制御部に出力するアクチュエータ位置センサと、前記
レンジ切換弁のレンジ位置を検出してその検出信号を前
記レンジ制御部に出力するバルブ位置センサと、車両の
走行速度を検出してその検出信号を前記レンジ制御部に
出力する車速センサとを備え、前記レンジ制御部は前記
アクチュエータがフェールと判定されたときにおいて、
前記アクチュエータ位置センサの検出信号によるアクチ
ュエータのレンジ位置がドライブレンジで、前記指示レ
ンジがドライブレンジ以外で、前記車速センサ及びバル
ブ位置センサのそれぞれの検出信号に基づく車両の走行
状態が所定速度以下の前進走行状態か、もしくは後退走
行状態であるときにのみエンジン停止のための信号を出
力するように構成されている。
【0008】
【作用】この構成によれば、前記レンジ制御部において
アクチュエータのフェールが判定された場合には、前記
の各センサからレンジ制御部に出力されるそれぞれの検
出信号に基づき、次の条件(1)〜(3)が満たされた
ときにのみ前記レンジ制御部からエンジン停止のための
信号が出力される。
【0009】(1)前記アクチュエータのレンジ位置が
Dレンジにあること。 (2)運転者の指示レンジがDレンジ以外であること。 (3)車両の走行状態が低速前進走行(停車も含む)か
後退走行であること。
【0010】したがって前記条件(1)〜(3)が全て
満たされた場合、すなわちアクチュエータのフェール時
において、車両の走行状態が低速走行、停車あるいは後
退走行の状態にあり、かつ運転者がDレンジ以外のPレ
ンジ、RレンジあるいはNレンジを選択したときにの
み、エンジン停止が実行される。そして仮に前記条件
(1),(2)が満たされている場合でも、車両の走行
状態が高速前進走行であればエンジン停止のための信号
は発信されず、この場合は例えばレンジ切換えのための
制御を停止するなどの処置が実行される。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面にしたがって説
明する。
【0012】実施例1 図2に自動変速機の走行レンジを切換えるためのレンジ
切換弁30及びその駆動系の概要が斜視図で示されてい
る。このレンジ切換弁30はスプールバルブ形式であっ
て、自動変速機の制御のための基本油圧となるライン油
圧が供給されている。そしてこのレンジ切換弁30のス
プールを軸線方向に操作することで、その排出ポートが
切換えられて各走行レンジを設定するための摩擦係合装
置(図示しない)の係合及び解放が制御される。
【0013】図2に示されているコントロール軸32の
軸上には、ディテントレバー36が固定されている。こ
のディテントレバー36はコントロール軸32の軸心回
りの回転に連動して回動し、もって前記レンジ切換弁3
0のスプールをその軸線方向に移動させるように構成さ
れている。
【0014】前記ディテントレバー36は扇形状であ
り、その外周には複数個の凹凸部36aが形成されてい
る。これらの凹凸部36aのうちの一つの凹部に対し、
ディテントスプリング38の端部に設けられたローラ3
8aが選択的に係合するようになっている。これらの部
材によりコントロール軸32の回転位置、つまりレンジ
切換弁30の複数のレンジポジションを位置決めするデ
ィテント機構34が構成されている。
【0015】前記レンジ切換弁30を切換えるために、
電気的に駆動制御されるするアクチュエータ50として
は直流モータが使用されている。このアクチュエータ5
0の駆動軸52に形成されたウォーム54は、前記コン
トロール軸32の軸上に固定されたウォームホイール5
6に噛合っている。これによりコントロール軸32に対
しては、アクチュエータ50の駆動軸52の回転がその
ウォーム54と前記ウォームホイール56との噛合いに
より減速されて伝達される。
【0016】図1に電気制御の系統図が示されている。
この図面においてレンジ選択スイッチ10は、自動変速
機ATの走行レンジを選択するために運転者によるセレ
クトレバーの操作に対応して切換られるポジションスイ
ッチ、あるいは運転者が直接操作する操作スイッチなど
である。
【0017】図1においてレンジ制御部20(SBW制
御部)はマイクロコンピュータが使用され、自動変速機
ATの走行レンジ切換えのための各種ソフトウェア処理
に必要なプログラムを記憶させた読出し専用メモリー
(ROM)、このプログラムを実行する中央演算処理装
置(CPU)、プログラムに必要な変数を一時的に記憶
する書き込み可能メモリー(RAM)などを主体として
構成されている。
【0018】同じく図1に示されている自動変速制御部
(ECT制御部)22及びエンジン制御部(EFI制御
部)24についてもマイクロコンピュータが使用され、
この自動変速制御部22は周知のように自動変速機AT
の各変速段への自動切換えを車速やエンジン負荷に基づ
いて制御し、エンジン制御部24はエンジンEGの回転
数と吸入空気量とに基づいて燃料噴射弁(EFI)から
の燃料噴射量を制御する。
【0019】さらに図1には自動変速機ATの側におい
て前記アクチュエータ50のレンジ位置(駆動量)を検
出するアクチュエータ位置センサ40、前記レンジ切換
弁30のレンジ位置(スプールの動作量)を検出するバ
ルブ位置センサ42、及び車両の走行速度を検出する車
速センサ44がそれぞれ示されている。
【0020】前記レンジ制御部20には、前記レンジ選
択スイッチ10の操作によって出力される指示レンジ信
号a、前記アクチュエータ位置センサ40、バルブ位置
センサ42及び車速センサ44から出力されるそれぞれ
の検出信号b,c,dが共に入力される。またレンジ制
御部20からは、前記レンジ信号aに応じた駆動信号e
が前記アクチュエータ50の駆動回路58に対して出力
される。しかもこのレンジ制御部20において前記アク
チュエータ50のフェールが判定されたときには、この
レンジ制御部20から前記自動変速制御部22及びエン
ジン制御部24に対してフェール処理のための要求信号
f,gがそれぞれ出力される。
【0021】前記自動変速制御部22は前記要求信号f
に基づき、前記レンジ選択スイッチ10の操作による指
示レンジがRレンジであってもこれをキャンセルして強
制的にNレンジにする信号(R禁止信号)、あるいは条
件によってはレンジ切換えの制御を停止する信号を自動
変速機ATに出力する。一方、前記エンジン制御部24
は前記要求信号gに基づいてフューエルカットなどのエ
ンジン停止信号をエンジンEGに出力する。
【0022】なお前記自動変速機ATに対するR禁止、
レンジ切換え制御停止の各信号及びエンジンEGに対す
るエンジン停止のための信号は次の表1で示す条件で出
力される。
【0023】
【表1】
【0024】なお前記の表1に使用されている各種符号
のうち、レンジ(P,R,N)以外の符号は次の意味を
表している。 D ;3レンジ、2レンジ、Lレンジを含む前進レン
ジ。 − ;どのような状態でもよい。 S ;車両停車。 DH ;V>V0 の前進走行。 DL ;V≦V0 の前進走行。 CS ;制御停止。 ES ;エンジン停止。
【0025】前記レンジ制御部20においてアクチュエ
ータ50のフェール判定手段としては、例えば次に挙げ
る二つの手段のうちのいずれかを採用すればよい。 (イ)アクチュエータ50の駆動電流を監視し、過大な
電流が一定時間以上流れたときにフェールと判定する。 (ロ)アクチュエータ50を駆動制御するための前記駆
動信号eが出力されているにもかかわらず、前記アクチ
ュエータ位置センサ40からの検出信号bに基づいてア
クチュエータ50が駆動していないと認められたときに
フェールと判定する。
【0026】図3に前記レンジ制御部20におけるソフ
トウェア処理の内容がフローチャートで示されている。
この図面のステップS1において、前記のフェール判定
手段(イ)(ロ)のいずれかによりアクチュエータ50
がフェールしているか否かを判定する。この判定結果が
イエスの場合はステップS2に進み、ノーの場合は本実
施例の処理を終了して次の処理に移行する。前記ステッ
プS2においては前記アクチュエータ位置センサ40か
らの検出信号bに基づき、アクチュエータ50のフェー
ル後に決まったレンジ位置がRレンジであるか否かを判
断する。そしてこの判断結果がイエスの場合はステップ
S3に進み、ノーの場合はステップS7に進む。
【0027】前記ステップS3では、レンジ選択スイッ
チ10の操作による信号aに基づいて指示レンジがRレ
ンジか否かを判断する。この判断結果がノーの場合は、
ステップS4において前記自動変速機ATを強制的にN
レンジにするR禁止信号を前記自動変速制御部22から
出力させる。
【0028】またステップS3での判断結果がイエスの
場合はステップS5に進み、ここで前記バルブ位置セン
サ42からの検出信号cに基づいて車両が前進走行か否
かを判断する。この判断結果がイエスの場合は、さらに
ステップS6において前記車速センサ44からの検出信
号dによって求められた車速Vが所定の速度値V0 より
大きいか否かを判断する。
【0029】すなわち前記ステップS5,S6において
は車両の走行状態が判断され、車両が所定の速度値V0
を超えて高速走行している場合、前記ステップS6での
判断結果はイエスとなってステップS4に進む。このス
テップS4では前記の指示レンジがRレンジであっても
これをキャンセルし、すでに述べたように自動変速機A
Tを強制的にNレンジにするR禁止信号を前記自動変速
制御部22から出力させる。なお前記ステップS5,S
6におけるそれぞれの判断結果がノーの場合は、いずれ
もステップS13において自動変速機ATのレンジ切換
えの制御を停止させるための信号を前記自動変速制御部
22から出力させる。
【0030】前記ステップS2でノーと判断されてステ
ップS7に進んだときは、このステップS7においてア
クチュエータ50のフェール後に決まったレンジ位置が
Dレンジであるか否かを判断する。そしてこの判断結果
がイエスの場合はステップS8に進み、ノーの場合はス
テップS13に進んで前記と同様にレンジ切換えの制御
を停止させるための信号を前記自動変速制御部22から
出力させる。
【0031】ステップS8においては指示レンジがDレ
ンジであるか否かを判断する。この判断結果がイエスの
場合は前記ステップS13に進んで前記と同様の処理を
実行し、判断結果がノーの場合はステップS9に進む。
このステップS9では、車両が前進走行か否かを判断す
る。この判断結果がノーの場合はステップ10において
フューエルカットなどのエンジン停止信号を前記エンジ
ン制御部24から出力させる。
【0032】また前記ステップS9での判断結果がイエ
スの場合は、ステップS11に進んで車速Vが所定の速
度値V0 より大きいか否かを判断する。この判断結果が
ノーであれば前記のステップ10においてエンジン停止
信号をエンジン制御部24から出力させ、イエスの場合
はステップS12においてレンジ選択スイッチ10の指
示レンジ(Dレンジ以外のレンジ)をDレンジに戻す警
告を行った後、前記ステップS13でレンジ切換えの制
御を停止させるための信号を前記自動変速制御部22か
ら出力させる。
【0033】以上の処理により前記の表1で示す条件に
したがって自動変速機ATに対するR禁止、レンジ切換
え制御停止及びエンジンEGに対するエンジン停止の制
御が実行される。
【0034】実施例2 図4の制御システムにおいては、アクチュエータ50の
駆動電流を検出する検出器70からの電気信号がレンジ
制御部20に入力されるようになっている。すなわち本
実施例では、すでに説明したフェール判定手段としてア
クチュエータ50の駆動電流を監視する手段が採用され
ている。
【0035】また図4において運転者の前面に位置する
計器パネルには走行レンジ用のインジケータ60が設け
られている。そしてレンジ制御部20でアクチュエータ
50がフェールと判定されたときには、このレンジ制御
部20から前記インジケータ60へ信号hが出力され、
このインジケータ60において例えば現状の走行レンジ
を点滅表示する。またこれと並行してレンジ制御部20
からボイスナビケーション制御部62に信号iを出力す
ることにより、スピーカ64からフェールを警告する音
声を出してもよい。
【0036】図5にレンジ切換え時の時間Tに対するア
クチュエータ50の駆動電流Iの変化が示されている。
この図面で明らかなようにアクチュエータ50の起動時
には大きな電流が流れる。そしてアクチュエータ50が
ロック状態になったり、電気的にショートしたりすると
過大電流が流れ続けることとなる。そこで実線の特性A
で表されているように駆動電流Iが所定の電流値I0 を
超えている時間tが時間T0 より小さい場合を正常と
し、点線の特性Bで表されているように前記時間tが時
間T0 より大きく時間T1 より小さい場合をアクチュエ
ータ50やその電気系統の異常とし、一点鎖線の特性C
のように前記時間tが時間T1 以上の場合をアクチュエ
ータ50のフェールとする。
【0037】このようにアクチュエータ50の駆動電流
Iを監視し、図5の電流特性B,Cが検出されたら直ち
に制御を制限あるいは停止することで、過大な電流が長
時間流れ続けることによるアクチュエータ50の焼きつ
き、あるいはヒューズが切れるといった事態が回避され
る。またこの処理に加えて前記インジケータ60の点滅
あるいはスピーカ64からの音声により、運転者にアク
チュエータ50の異常やフェールを警告することで運転
者に対しても速やかな処置を促すことができる。
【0038】なお図4において実施例1の図1と同一も
しくは均等構成と考えられる部材には、図面に同一符号
を付して重複する説明は省略する。
【0039】
【発明の効果】このように本発明は、アクチュエータの
フェール時において、車両の走行状態が低速走行、停車
あるいは後退走行の状態にあり、かつ運転者がDレンジ
以外のPレンジ、RレンジあるいはNレンジを選択した
ときにのみエンジン停止を実行することにより、例えば
高速走行中のエンジン停止によりブレーキ操作あるいは
パワーステアリング操作が重くなって運転者に違和感を
与えるような事態が回避されるとともに、アクチュエー
タフェール時の安全性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の制御装置における制御系統を表した
概要図である。
【図2】自動変速機のレンジ切換弁及びその駆動系を表
した斜視図である。
【図3】レンジ制御部における処理の内容を表したフロ
ーチャートである。
【図4】実施例2の制御装置における制御系統を表した
概要図である。
【図5】アクチュエータの駆動電流の変化を表した特性
図である。
【符号の説明】
10 レンジ選択スイッチ 20 レンジ制御部 30 レンジ切換弁 40 アクチュエータ位置センサ 42 バルブ位置センサ 44 車速センサ 50 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のレンジ切換弁を切換え駆動
    するアクチュエータと、レンジ選択スイッチの操作に基
    づく指示レンジの電気信号を受け、この信号に応じた駆
    動信号を出力して前記アクチュエータを電気的に駆動制
    御するレンジ制御部とを備え、このレンジ制御部で前記
    アクチュエータのフェールが判定されたときに、このレ
    ンジ制御部からエンジン停止のための信号が出力される
    自動変速機の制御装置において、 前記アクチュエータのレンジ位置を検出してその検出信
    号を前記レンジ制御部に出力するアクチュエータ位置セ
    ンサと、前記レンジ切換弁のレンジ位置を検出してその
    検出信号を前記レンジ制御部に出力するバルブ位置セン
    サと、車両の走行速度を検出してその検出信号を前記レ
    ンジ制御部に出力する車速センサとを備え、前記レンジ
    制御部は前記アクチュエータがフェールと判定されたと
    きにおいて、前記アクチュエータ位置センサの検出信号
    によるアクチュエータのレンジ位置がドライブレンジ
    で、前記指示レンジがドライブレンジ以外で、前記車速
    センサ及びバルブ位置センサのそれぞれの検出信号に基
    づく車両の走行状態が所定速度以下の前進走行状態か、
    もしくは後退走行状態であるときにのみエンジン停止の
    ための信号を出力するように構成されている自動変速機
    の制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151302A (ja) * 2008-11-28 2010-07-08 Aisin Aw Co Ltd 動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010151302A (ja) * 2008-11-28 2010-07-08 Aisin Aw Co Ltd 動力伝達装置

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