JPH05106668A - キヤリパおよびデイスクブレーキ - Google Patents
キヤリパおよびデイスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH05106668A JPH05106668A JP3332983A JP33298391A JPH05106668A JP H05106668 A JPH05106668 A JP H05106668A JP 3332983 A JP3332983 A JP 3332983A JP 33298391 A JP33298391 A JP 33298391A JP H05106668 A JPH05106668 A JP H05106668A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper
- cylinder
- piston
- caliper body
- rotor
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリパボディの剛性を高め、かつキャリパ
ボディ内のピストンをロータ面に対して常に垂直方向に
配設する。 【構成】 キャリパボディ１と端板２とをボルト３で連
結し、シリンダ５をシリンダ孔１ｃと端板２とから形成
する。パッド７を接続したピストン８をシリンダ孔１ｃ
内に設け、ピストン８をロータ面４ａに対して常に垂直
になるように配設すると共に、該垂直方向に前進後退可
能である。ブレーキ制動時にパッド７がディスクロータ
４と一体的に摩擦係合する。
ボディ内のピストンをロータ面に対して常に垂直方向に
配設する。 【構成】 キャリパボディ１と端板２とをボルト３で連
結し、シリンダ５をシリンダ孔１ｃと端板２とから形成
する。パッド７を接続したピストン８をシリンダ孔１ｃ
内に設け、ピストン８をロータ面４ａに対して常に垂直
になるように配設すると共に、該垂直方向に前進後退可
能である。ブレーキ制動時にパッド７がディスクロータ
４と一体的に摩擦係合する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、対向型キャリパの改良
およひ該キャリパを備えた対向ピストン型のディスクブ
レーキに関するものである。
およひ該キャリパを備えた対向ピストン型のディスクブ
レーキに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】対向型キャリパとして、実公平３−１６
２５号公報、または特公昭４８−９１７８号公報ＦＩ
Ｇ．１に示すようなものがあり、実公平３−１６２５号
公報に示すキャリパは、ディスクロータの回転方向に沿
って半割りされたキャリパボディを一対のボルトで連結
したものであり、他方特公昭４８−９１７８号公報ＦＩ
Ｇ．１に示すキャリパは、キャリパボディが一体鋳造さ
れたものである。該両キャリパは、対向するシリンダを
有する一対の腕部とディスクロータの外周部を跨ぐブリ
ッジ部とからなり、該シリンダ内にはピストンが前進後
退可能に設けられると共に、該シリンダの油圧室はキャ
リパボディ内部に形成された油路またはキャリパ外部に
配設された油供給管を介してそれぞれ接続し、さらに該
油路の開口は配管を介してマスタシリンダに接続してい
る。
２５号公報、または特公昭４８−９１７８号公報ＦＩ
Ｇ．１に示すようなものがあり、実公平３−１６２５号
公報に示すキャリパは、ディスクロータの回転方向に沿
って半割りされたキャリパボディを一対のボルトで連結
したものであり、他方特公昭４８−９１７８号公報ＦＩ
Ｇ．１に示すキャリパは、キャリパボディが一体鋳造さ
れたものである。該両キャリパは、対向するシリンダを
有する一対の腕部とディスクロータの外周部を跨ぐブリ
ッジ部とからなり、該シリンダ内にはピストンが前進後
退可能に設けられると共に、該シリンダの油圧室はキャ
リパボディ内部に形成された油路またはキャリパ外部に
配設された油供給管を介してそれぞれ接続し、さらに該
油路の開口は配管を介してマスタシリンダに接続してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】半割りキャリパボディ
を一対のボルトで連結したキャリパは、ブレーキ制動時
の剛性が不十分であり、シリンダ内に圧油が供給される
と、該両キャリパボディの合せ面の縁部が開くことがあ
り、また一体鋳造されたキャリパボディは、シリンダを
ディスクロータのロータ面に対して垂直になるように加
工することが難しいので、ピストンがロータ面に対して
垂直方向に前進後退できないという問題点がある。そこ
で、本発明はかかる問題点を解消するためになされたも
ので、キャリパボディの剛性が高く、かつピストンがロ
ータ面に対して垂直方向に前進後退可能なキャリパおよ
び該キャリパを備えた対向ピストン型のディスクブレー
キを提供するものである。
を一対のボルトで連結したキャリパは、ブレーキ制動時
の剛性が不十分であり、シリンダ内に圧油が供給される
と、該両キャリパボディの合せ面の縁部が開くことがあ
り、また一体鋳造されたキャリパボディは、シリンダを
ディスクロータのロータ面に対して垂直になるように加
工することが難しいので、ピストンがロータ面に対して
垂直方向に前進後退できないという問題点がある。そこ
で、本発明はかかる問題点を解消するためになされたも
ので、キャリパボディの剛性が高く、かつピストンがロ
ータ面に対して垂直方向に前進後退可能なキャリパおよ
び該キャリパを備えた対向ピストン型のディスクブレー
キを提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向するシリ
ンダを有する一対の腕部とディスクロータの外周部を跨
ぐブリッジ部とからなるキャリパにおいて、貫通したシ
リンダ孔を有するキャリパボディと該シリンダ孔に係合
する端板とを備え、該シリンダが該シリンダ孔と該端板
とから形成されたことを特徴とするキャリパである。
ンダを有する一対の腕部とディスクロータの外周部を跨
ぐブリッジ部とからなるキャリパにおいて、貫通したシ
リンダ孔を有するキャリパボディと該シリンダ孔に係合
する端板とを備え、該シリンダが該シリンダ孔と該端板
とから形成されたことを特徴とするキャリパである。
【０００５】
【作用】シリンダ内のピストンは、ロータ面に対して常
に垂直方向に配設されると共に、該垂直方向に前進後退
可能であり、ブレーキ制動時にパッドがディスクロータ
と偏摩耗することなく一体的に摩擦係合する。
に垂直方向に配設されると共に、該垂直方向に前進後退
可能であり、ブレーキ制動時にパッドがディスクロータ
と偏摩耗することなく一体的に摩擦係合する。
【０００６】
【実施例】図１〜２に本発明のキャリパおよびディスク
ブレーキが示され、キャリパは、キャリパボディ１と端
板２とを備え、キャリパボディ１と端板２とがボルト３
によって連結され、キャリパボディ１は対向する一対の
腕部１ａとディスクロータ４の外周部を跨ぐブリッジ部
１ｂとならなり、該両腕部１ａには貫通したシリンダ孔
１ｃが対向して二対設けられると共に、ブリッジ部１ｂ
には天井開口６が設けられ、シリンダ５がシリンダ孔１
ｃと端板２とから形成され、シリンダ５はロータ面４ａ
に対して垂直になるように形成され、シリンダ５内には
パッド７を接続したピストン８が設けられ、ピストン８
はロータ面４ａに対して常に垂直方向に配設されると共
に、該垂直方向に前進後退可能であり、ブレーキ制動時
にパッド７がディスクロータ４と偏摩耗することなく一
体的に摩擦係合する。
ブレーキが示され、キャリパは、キャリパボディ１と端
板２とを備え、キャリパボディ１と端板２とがボルト３
によって連結され、キャリパボディ１は対向する一対の
腕部１ａとディスクロータ４の外周部を跨ぐブリッジ部
１ｂとならなり、該両腕部１ａには貫通したシリンダ孔
１ｃが対向して二対設けられると共に、ブリッジ部１ｂ
には天井開口６が設けられ、シリンダ５がシリンダ孔１
ｃと端板２とから形成され、シリンダ５はロータ面４ａ
に対して垂直になるように形成され、シリンダ５内には
パッド７を接続したピストン８が設けられ、ピストン８
はロータ面４ａに対して常に垂直方向に配設されると共
に、該垂直方向に前進後退可能であり、ブレーキ制動時
にパッド７がディスクロータ４と偏摩耗することなく一
体的に摩擦係合する。
【０００７】シリンダ５の油圧室９はキャリパボディ１
内に形成された油路（図示せず）またはキャリパボディ
１の外部に配設された油供給管（図示せず）を介してそ
れぞれ接続し、さらに該油路（図示せず）の開口は配管
（図示せず）を介してマスタシリンダ（図示せず）に接
続し、ブレーキ制動時に該油路（図示せず）または該油
供給管（図示せず）を経て油圧室９に圧油を供給する。
さらに、キャリパボディ１の一測にはブラケット１０が
設けられ、ブラケット１０を介して自動車車体固定され
る。
内に形成された油路（図示せず）またはキャリパボディ
１の外部に配設された油供給管（図示せず）を介してそ
れぞれ接続し、さらに該油路（図示せず）の開口は配管
（図示せず）を介してマスタシリンダ（図示せず）に接
続し、ブレーキ制動時に該油路（図示せず）または該油
供給管（図示せず）を経て油圧室９に圧油を供給する。
さらに、キャリパボディ１の一測にはブラケット１０が
設けられ、ブラケット１０を介して自動車車体固定され
る。
【０００８】ブレーキ制動時にピストン８が油圧によっ
て押圧されると、ピストン８がロータ面４ａに対して垂
直方向に前進（図１中ディスクロータ方向）してパッド
７がディスクロータ４と一体的に摩擦係合する。その
後、油圧が解除されと、ピストン８がロータ面４ａに対
して垂直方向に後退（図１中端板方向）する。
て押圧されると、ピストン８がロータ面４ａに対して垂
直方向に前進（図１中ディスクロータ方向）してパッド
７がディスクロータ４と一体的に摩擦係合する。その
後、油圧が解除されと、ピストン８がロータ面４ａに対
して垂直方向に後退（図１中端板方向）する。
【０００９】上記キャリパボディ１の加工に際して、シ
リンダ孔１ｃの加工工数が低減すると共に、端板２に記
号またはマーク等の該設が簡単であり、しかもキャリパ
ボディ１をアルミ合金から形成しても剛性が損われず、
軽量化が可能である。
リンダ孔１ｃの加工工数が低減すると共に、端板２に記
号またはマーク等の該設が簡単であり、しかもキャリパ
ボディ１をアルミ合金から形成しても剛性が損われず、
軽量化が可能である。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、キュリパボディの剛性
が高くなり、ピストンがロータ面に対して常に垂直方向
に配設されると共に、該垂直方向に前進後退可能である
から、パッドの偏摩耗や自励振動が防止され、ブレーキ
振動や鳴きが発生せず、安定した制動効果が得られる。
が高くなり、ピストンがロータ面に対して常に垂直方向
に配設されると共に、該垂直方向に前進後退可能である
から、パッドの偏摩耗や自励振動が防止され、ブレーキ
振動や鳴きが発生せず、安定した制動効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るディスクロータの平面図
【図２】本発明に係るディスクロータの正面図
１ キャリパボディ １ｃ シリンダ孔 ２ 端板 ５ シリンダ
Claims (2)
- 【請求項１】 対向するシリンダを有する一対の腕部と
ディスクロータの外周部を跨ぐブリッジ部とからなるキ
ャリパにおいて、貫通したシリンダ孔を有するキャリパ
ボディと該シリンダ孔に係合する端板とを備え、該シリ
ンダが該シリンダ孔と該端板とから形成されたことを特
徴とするキャリパ。 - 【請求項２】 請求項１記載のキャリパを備えたディス
クブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3332983A JPH05106668A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | キヤリパおよびデイスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3332983A JPH05106668A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | キヤリパおよびデイスクブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05106668A true JPH05106668A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=18261000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3332983A Pending JPH05106668A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | キヤリパおよびデイスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05106668A (ja) |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP3332983A patent/JPH05106668A/ja active Pending
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