JPH05106574A - 回転圧縮機 - Google Patents

回転圧縮機

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Publication number
JPH05106574A
JPH05106574A JP26947791A JP26947791A JPH05106574A JP H05106574 A JPH05106574 A JP H05106574A JP 26947791 A JP26947791 A JP 26947791A JP 26947791 A JP26947791 A JP 26947791A JP H05106574 A JPH05106574 A JP H05106574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
discharge port
rotary
passage area
rotary compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26947791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takahashi
正憲 高橋
Ryutaro Nonaka
隆太郎 野中
Atsuo Hikobe
篤夫 彦部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP26947791A priority Critical patent/JPH05106574A/ja
Publication of JPH05106574A publication Critical patent/JPH05106574A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出ポートにおける冷媒の圧力損失を低減す
る。 【構成】 回転圧縮要素3はシリンダ7と、このシリン
ダ内を回転するローラ9と、シリンダの開口を封じる枠
体10,11と、これらの枠体に取付けられるカップマ
フラ12,13とで構成される。各枠体には夫々独立し
た吐出ポート14,15が総通路面積の半分に形成され
ている。 【効果】 シリンダ内で圧縮された冷媒をスムーズに吐
出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はEER(冷凍能力/入
力)を向上させる回転圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般の回転圧縮機は一個のシリンダ
に対して一個の吐出ポートを設け、シリンダ内で圧縮さ
れた冷媒を片側の吐出ポートから吐出させるようにして
いた。また、この吐出ポートの大きさは生産性や部品の
共通化等を考慮して異なる出力のものでも同じ径のもの
を採用していた(例えば実公平1−17667号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吐出ポ
ートの大きさは回転圧縮機の圧縮効率に深く関わってお
り、出力によっては、圧縮損失の影響を大きく受け、E
ERの低下を招く要因となっていた。
【0004】この発明は上記の問題を解決するもので、
吐出ポートにおける圧縮損失を一定に抑えるようにする
回転圧縮機を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器と、
この容器内に収納される回転圧縮要素とを備え、この回
転圧縮要素をシリンダと、このシリンダの内壁に沿って
回転されるローラと、シリンダの両側の開口を封じる枠
体と、これらの枠体に夫々取付けられるカップマフラと
で構成し、前記枠体に夫々のカップマフラ内と、シリン
ダ及びローラで形成される圧縮空間とを連通する独立し
た吐出ポートを設け、圧縮空間の最大容積に対する吐出
ポートの総通路面積の比を100:3〜4とし、夫々独
立した吐出ポートの通路面積を総通路面積の半分にした
ものである。
【0006】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
シリンダとローラとで形成される圧縮空間の最大容積に
対する吐出ポートの総通路面積の比を100:3〜4と
して夫々独立した吐出ポートの通路面積を総通路面積の
半分にし、シリンダ内で圧縮された冷媒をスムーズに吐
出ポートから分流して吐出させ、圧力損失を低減するよ
うにしたものである。
【0007】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示す回転圧縮
機の縦断面図である。
【0009】1は密閉容器で、この容器内には上側に電
動要素2が、下側に回転圧縮要素3が夫々収納されてい
る。電動要素2は固定子4と、この固定子の内側に配置
された回転子5と、この回転子の中央に挿入された回転
軸6とで構成されている。
【0010】回転圧縮要素3はシリンダ7と、このシリ
ンダの内壁に沿って回転軸6の偏心部8によって回転さ
せられるローラ9と、シリンダ7の開口を封じる上枠体
10及び下枠体11と、これらの枠体に取付けられカッ
プマフラ12,13とで構成されている。上枠体10に
はシリンダ7内とカップマフラ12内とを連通する吐出
ポート14が、下枠体11にはシリンダ7内とカップマ
フラ13内とを連通する吐出ポート15が設けられてい
る。16,17は吐出ポート14,15を開閉する吐出
弁である。上枠体10のカップマフラ12内と下枠体1
1のカップマフラ13内とは上枠体10、シリンダ7及
び下枠体11を貫通する複数の連絡孔18で連通されて
いる。カップマフラ12には密閉容器1内に開口する複
数の吐出口19が設けられている。20は密閉容器1の
上壁に取付けられた吐出管である。
【0011】このように構成された回転圧縮機におい
て、シリンダ7内に流入した冷媒はローラ9の回転によ
って圧縮され、吐出弁16,17を開放して吐出ポート
14,15から夫々のカップマフラ12,13内に吐出
される。そして、下側のカップマフラ13内の冷媒は複
数の連絡孔18を通って上側のカップ状マフラ12内に
流入し、このカップマフラ内に直接吐出された冷媒と一
緒に吐出口19から密閉容器1内に吐出される。この密
閉容器内に吐出された冷媒は電動要素2の固定子4と回
転子5との間を通って吐出管20から密閉容器1外に吐
出される。
【0012】吐出ポート14,15は上枠体10及び下
枠体11に夫々独立して形成し、シリンダ7内で圧縮さ
れた冷媒をカップマフラ12,13内に分けて吐出する
ことにより、シリンダ7内で圧縮される方向と直交して
吐出される冷媒の通路抵抗を減少させられ、冷凍効率を
向上できるようにしている。
【0013】また、図2は特定のシリンダ容積に対して
吐出ポートの径を変えたときの冷凍能力(B/H)と圧
縮損失(W)との関係を示すものであり、冷凍能力と圧
縮損失との両方を考慮したときに吐出ポートの径を9.
4mmにするとよいことが分かる。
【0014】ここで、吐出ポートを1個にした圧縮機と
吐出ポートを上下に2個にした圧縮機との性能評価を行
った試験結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1は、シリンダの排除容積を共通の22
cc/revにし、吐出ポートの径を9.4mmとして
吐出ポートを1個設けたものと、この1個の吐出ポート
の通路面積の半分に2分割した2個の吐出ポートを有す
る圧縮機の実験結果を表すものであり、シリンダ容積に
対する吐出ポートの面積比を100:3.15としたも
のである。 この結果、表1から吐出ポートを2分割し
た方が冷凍能力の低下に比べて入力の低減が大きく、E
ERが向上していることが分かるが、その理由はシリン
ダ内の圧縮冷媒が無理なく吐出ポートから外部に吐出さ
れて圧力損失の低下を抑えられるからと考えられる。
【0017】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、密閉容
器と、この容器内に収納される回転圧縮要素とを備え、
この回転圧縮要素をシリンダと、このシリンダの内壁に
沿って回転されるローラと、シリンダの両側の開口を封
じる枠体と、これらの枠体に夫々取付けられるカップマ
フラとで構成し、前記枠体に夫々のカップマフラ内と、
シリンダ及びローラで形成される圧縮空間とを連通する
独立した吐出ポートを設け、圧縮空間の最大容積に対す
る吐出ポートの総通路面積の比を100:3〜4とし、
夫々独立した吐出ポートの通路面積を総通路面積の半分
にしたので、シリンダ内で圧縮された冷媒を吐出ポート
からスムーズに吐出することによって、この吐出ポート
での冷媒の圧力損失を小さくでき、入力の低減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転圧縮機の断面図
である。
【図2】吐出ポート径に対する冷凍能力と圧縮損失との
関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 3 回転圧縮要素 7 シリンダ 9 ローラ 10,11 枠体 12,13 カップマフラ 14,15 吐出ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、この容器内に収納される回
    転圧縮要素とを備え、この回転圧縮要素はシリンダと、
    このシリンダの内壁に沿って回転されるローラと、シリ
    ンダの両側の開口を封じる枠体と、これらの枠体に夫々
    取付けられるカップマフラとで構成され、前記枠体には
    夫々のカップマフラ内と、シリンダ及びローラで形成さ
    れる圧縮空間とを連通する独立した吐出ポートが設けら
    れている回転圧縮機において、前記圧縮空間の最大容積
    に対して吐出ポートの総通路面積の比を100:3〜4
    とし、夫々独立した吐出ポートの通路面積を総通路面積
    の半分にしたことを特徴とする回転圧縮機。
JP26947791A 1991-10-17 1991-10-17 回転圧縮機 Pending JPH05106574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26947791A JPH05106574A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 回転圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26947791A JPH05106574A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 回転圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05106574A true JPH05106574A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17472990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26947791A Pending JPH05106574A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 回転圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05106574A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198319A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Toshiba Kyaria Kk 密閉型回転式圧縮機、及び冷凍サイクル装置
KR101462929B1 (ko) * 2008-04-29 2014-11-19 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기

Cited By (2)

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JP2007198319A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Toshiba Kyaria Kk 密閉型回転式圧縮機、及び冷凍サイクル装置
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