JPH0510579A - ダクト式空調システム - Google Patents

ダクト式空調システム

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Publication number
JPH0510579A
JPH0510579A JP22627791A JP22627791A JPH0510579A JP H0510579 A JPH0510579 A JP H0510579A JP 22627791 A JP22627791 A JP 22627791A JP 22627791 A JP22627791 A JP 22627791A JP H0510579 A JPH0510579 A JP H0510579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
room
conditioning
duct
ducts
Prior art date
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Pending
Application number
JP22627791A
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English (en)
Inventor
Naoya Tada
直弥 多田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0510579A publication Critical patent/JPH0510579A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内機の吹出し口からの温風(又は冷風)に
よる人体への悪影響を防止するようにしたダクト式空調
システムを提供する。 【構成】 空気調和機4からの風を空調室1内に向け、
上下方向に離隔して空気流通口21,22を開口したダ
クト31,32のいずれか一方から室内に給気するよう
に構成し,暖房時には上のダクト31の空気流通口21
から温風を穏やかに吹き込むことによって、暖かい空気
層全体が天井面側から徐々に押し下げられるように移動
し、また冷房時には下のダクト32の空気流通口22か
ら冷風を穏やかに吹込むことによって、床面側から冷え
た空気層全体が徐々に上方向に押上げられるように移動
して快適な空調が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばスプリット式
空気調和機の室内機により、部屋等を空調するのに好適
なダクト式空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、空調を必要とする
部屋内に室内機を取付け、接続された室外機との間で、
冷房あるいは暖房運転を行い空調していた。
【0003】通常の空調では、実際の室内温度Tと設定
された空調室内温度Tsとの温度差に対応するように、
冷房強度及び暖房強度が設定されているから、早く設定
温度(Ts)に移行させるため、送風速度はその温度差
に対応して変化させるようにしている。そのため、冷房
時はより低い温度の冷風が、また暖房時はより高い温度
の温風が室内機の吹出し口から吹出すように構成されて
いる。
【0004】しかし、実際の生活環境下では、しばしば
体験するように、室内機からの強い冷風や温風は人体に
はむしろ不快感を与え、健康上も良くないので、例えば
ついたて(衝立)で風を遮ったり、場所を変えたり、種
々工夫をせざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調では、室内
機の吹出し口からは、温度のより高い(又はより低い)
温風(又は冷風)が強く吹出すので、人体への悪影響が
大であり、改善が要望されていた。
【0006】この発明は、暖房時又は冷房時で吹出す方
向を変えることによって、上記従来の欠点を解消したダ
クト式空調システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるダクト式
空調システムは、空調室内に向け開口し、上下方向に離
隔して設けられた2つの空気流通口と、これらの空気流
通口に夫々連結されたダクトと、これらの各ダクトと空
気吸入口および空気流出口が夫々連通するよう分岐ダク
トにより連結された空気調和機と、この上下ダクトのい
ずれか一方に空調された空気を供給し、他方のダクトか
ら室内空気を吸入するよう通路の切換えを行う手段とを
具備することを特徴と擦るものであり、また空調室内に
向け開口し、上下方向に離隔して設けられた2つの空気
流通口と、これらの空気流通口に夫々連結されたダクト
と、これらの各ダクトと空気吸入口および空気流出口が
夫々連通するよう分岐ダクトにより連結された空気調和
機と、この上下ダクトのいずれか一方に空調された空気
を供給し、他方のダクトから室内空気を吸入するよう通
路の切換えを行う手段と、この空気調和機から空調され
た空気が供給されるダクトの選択を前記空調室の室内温
度と設定された空調室内温度との差に対応して行う制御
部とを具備することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】空調室内の温度分布は、通常状態では下(床)
から上(天井)方向に向かって順次暖かくなるように空
気層が形成されている。
【0009】この発明は、室内の温度分布が上下方向で
相違することに着目してなされたもので、空気調和機か
らの風を空調室内に向け、上下方向に離隔して開口した
ダクトのいずれか一方から室内に給気するように構成し
たものである。
【0010】第1の発明では、上のダクトから暖房用温
風を穏やかに吹き込むことによって、暖かい空気層全体
を天井面側から徐々に押し下げられるように移動させ、
また下のダクトから冷房用冷風を穏やかに吹込むことに
よって、床面側から冷えた空気層全体を徐々に上方向に
押上げられるように移動させる。
【0011】また、第2の発明では、空調室の室内温度
と設定された空調室内温度との差によってダクトの選択
を行う制御部を設け、温度差が大きいときには下のダク
トから暖房用温風を強く吹き込むことによって室内を循
環させ、また上のダクトから冷房用冷風を強く吹込むこ
とによって室内を循環させて短時間で温度差を小さくす
る。そして温度差が小さいときには上のダクトから暖房
用温風を穏やかに吹き込むことによって、暖かい空気層
全体を天井面側から徐々に押し下げられるように移動さ
せ、また下のダクトから冷房用冷風を穏やかに吹込むこ
とによって、床面側から冷えた空気層全体を徐々に上方
向に押上げられるように移動させる。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるダクト式空調システム
の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】先ず、第1の実施例を図1及び図2により
説明する。図1は冷房運転時の断面構成図であり、図2
は暖房運転時の断面構成図である。即ち、空調室1内に
向け開口し上下方向に離隔して空気流通口21,22が
設けられている。この空気流通口21,22には夫々ダ
クト31,32が連結され、各ダクト31,32は室内
機41,室外機42からなる空気調和機4の空気吸入口
41a,及び空気吹出し口41bに連なるように、分岐
配管51,52に接続されているなお、分岐配管51,
52には、空気調和機4の冷暖房運転切替え操作に対応
して、空調室1への送風及び空調室1からの排気を切替
え供給できるように、ダンパ51a,52aが組込まれ
ている。
【0014】従って、いま冷房運転を考えた場合、図1
でダンパ51a,52aの切替え操作が行われて、図示
矢印Y1 方向に冷風が穏やかに、例えば0.2m/s程
度の速度で送り出されるとすると、空調室1内の温度分
布は一点鎖線で等温線を例示するように冷えた空気層が
床面側から次第に上方に押し上げられ、上の空気流通口
21から排出される。従って、従来のように冷房時吹出
し口(空気流通口22)に近い人が強い冷風にさらされ
るような不具合はなくなる。
【0015】また、暖房運転時は、図2に示すように、
ダンパ51a,52aの切替え操作に伴い、図示矢印Y
2 方向に温風が冷房運転時と同様に、例えば0.2m/
s程度の速度で穏やかに送り込まれるから、空調室1内
の暖かい温度分布層は天井面側から次第に下方に押し下
げられ、下の開口(空気流通口22)から排出されるの
で、健康的で快適な暖房空調が行われる。
【0016】以上のように、この実施例のダクト式空調
システムは室内の空気層をみだすことなく層全体を上下
方向に穏やかに移動させつつ温度調整できるから、空気
調和機の運転時の消費電力や騒音も少なく、一般の住宅
は勿論のこと、図書館や美術館等の空調、更には貯蔵庫
等にも最適である。
【0017】次に、第2の実施例を図3乃至図7により
説明する。図3及び図4は冷房運転時の断面構成図であ
り、図5及び図6は暖房運転時の断面構成図であり、図
7はフローチャートである。即ち、空調室1内には温度
センサ6が配置されていて、その検知結果は制御部7に
出力されるようになっている。制御部7においては、冷
房運転あるいは暖房運転のいずれか選択された運転のモ
ードと、温度センサ6によって測定された室内温度Tと
設定された空調室内温度Tsとの温度差に基づいて、室
内機41の空気吹出し口41bから吹き出される送風強
さの調節と、分岐配管51,52に組込まれたダンパ5
1b,52bの切替えの操作が図7に示すように制御さ
れるようになっている。
【0018】従って、冷房運転を考えた場合、先ず温度
センサ6で測定された空調室1内の室内温度T1 が高
く、設定された空調室内温度Tscと室内温度T1 との
差が大きいときには、制御部7によって分岐配管51,
52に組込まれたダンパ51b,52bが図3に示すよ
うに切り替えられ、室内機41の空気吹出し口41bか
ら送風強さが強風に調節された図示矢印X1 方向の冷風
が、上側の空気流通口21から空調室1内に速い風速で
送り込まれ、また空調室1内の空気は下側の空気流通口
22から空気吸入口41aを経て室内機に41に戻され
る。これによって空調室1内に冷風が強制的に循環さ
れ、空調室1内の室内温度T1 と設定された空調室内温
度Tscとの温度差が比較的短時間で小さくなるように
なる。
【0019】そして温度差が1〜2度以下となり、室内
温度T1 と設定された空調室内温度Tscとの温度差が
小さく、略等しくなると、制御部7によって図4に示す
ようにダンパ51b,52bの切替え操作が行われ、ま
た送風強さが超微風に調節されて図示矢印Y1 方向に冷
風が下側の空気流通口22から空調室1内に穏やかに、
例えば0.2m/s程度の速度で送り出される。これに
よって空調室1内の温度分布は一点鎖線で等温線を例示
するように冷えた空気層が床面側から次第に上方に押し
上げられ、上の空気流通口21から排出されるようにな
る。
【0020】また、暖房運転を考えた場合、先ず温度セ
ンサ6で測定された空調室1内の室内温度T2 が低く、
設定された空調室内温度Tshと室内温度T2 との差が
大きいときには、制御部7によって分岐配管51,52
に組込まれたダンパ51b,52bが図5に示すように
切り替えられ、また送風強さが強風に調節されて図示矢
印X2 方向の温風が下側の空気流通口22から空調室1
内に速い風速で送り込まれる。これによって空調室1内
に温風が強制的に循環され、空調室1内の室内温度T2
と設定された空調室内温度Tshとの温度差が比較的短
時間で小さくなるようになる。
【0021】そして温度差が1〜2度以下となり、室内
温度T2 と設定された空調室内温度Tshとの温度差が
小さく、略等しくなると、制御部7によって図6に示す
ようにダンパ51b,52bの切替え操作が行われ、ま
た送風強さが超微風に調節されて図示矢印Y2 方向に温
風が上側の空気流通口21から空調室1内に穏やかに、
例えば0.2m/s程度の速度で送り込まれるから、空
調室1内の暖かい温度分布層は天井面側から次第に下方
に押し下げられ、下の空気流通口22から排出されるよ
うになる。
【0022】従って、空調室1内の室内温度Tと設定さ
れた空調室内温度Tsとの間に大きな温度差がある場合
には、強制的に冷風又は温風を空調室1内に循環させ、
短時間で温度差を小さくし、その後に穏やかに冷風又は
温風を送り込むことで快適な空気調和が実現する。
【0023】以上のように、この実施例においては大き
な温度差に基づく不快状態を早急に解消できるとともに
第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0024】尚、この発明は上記の各実施例のみに限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更
して実施し得るものである。
【0025】
【発明の効果】この発明によるダクト式空調システム
は、上下方向のダクトを選択的に使用できかつ穏やかな
送風により、快適な空調が行われるから実用に際し顕著
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における冷房運転時を
示す断面構成図である。
【図2】この発明の第1の実施例における暖房運転時を
示す断面構成図である。
【図3】この発明の第2の実施例における冷房運転時
(強風運転)を示す断面構成図である。
【図4】この発明の第2の実施例における冷房運転時
(超微風運転)を示す断面構成図である。
【図5】この発明の第2の実施例における暖房運転時
(強風運転)を示す断面構成図である。
【図6】この発明の第2の実施例における暖房運転時
(超微風運転)を示す断面構成図である。
【図7】この発明の第2の実施例に係わるフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…空調室 21,22…空気流通口 31,32…ダクト 4…空気調和機 51a,52a…ダンパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調室内に向け開口し、上下方向に離隔
    して設けられた2つの空気流通口と、これらの空気流通
    口に夫々連結されたダクトと、これらの各ダクトと空気
    吸入口および空気流出口が夫々連通するよう分岐ダクト
    により連結された空気調和機と、この上下ダクトのいず
    れか一方に空調された空気を供給し、他方のダクトから
    室内空気を吸入するよう通路の切換えを行う手段とを具
    備することを特徴としたダクト式空調システム。
  2. 【請求項2】 空調室内に向け開口し、上下方向に離隔
    して設けられた2つの空気流通口と、これらの空気流通
    口に夫々連結されたダクトと、これらの各ダクトと空気
    吸入口および空気流出口が夫々連通するよう分岐ダクト
    により連結された空気調和機と、この上下ダクトのいず
    れか一方に空調された空気を供給し、他方のダクトから
    室内空気を吸入するよう通路の切換えを行う手段と、こ
    の空気調和機から空調された空気が供給されるダクトの
    選択を前記空調室の室内温度と設定された空調室内温度
    との差に対応して行う制御部とを具備することを特徴と
    したダクト式空調システム。
JP22627791A 1990-11-26 1991-09-06 ダクト式空調システム Pending JPH0510579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22627791A JPH0510579A (ja) 1990-11-26 1991-09-06 ダクト式空調システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-321512 1990-11-26
JP32151290 1990-11-26
JP22627791A JPH0510579A (ja) 1990-11-26 1991-09-06 ダクト式空調システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510579A true JPH0510579A (ja) 1993-01-19

Family

ID=26527095

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22627791A Pending JPH0510579A (ja) 1990-11-26 1991-09-06 ダクト式空調システム

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JP (1) JPH0510579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8607822B2 (en) 2008-09-22 2013-12-17 X-Changer, Llc. Heating and air conditioning system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8607822B2 (en) 2008-09-22 2013-12-17 X-Changer, Llc. Heating and air conditioning system

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