JPH05105568A - 発酵乾燥装置 - Google Patents

発酵乾燥装置

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JPH05105568A
JPH05105568A JP3296497A JP29649791A JPH05105568A JP H05105568 A JPH05105568 A JP H05105568A JP 3296497 A JP3296497 A JP 3296497A JP 29649791 A JP29649791 A JP 29649791A JP H05105568 A JPH05105568 A JP H05105568A
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drying drum
drying
drum
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 発酵乾燥ドラム2と、発酵乾燥ドラム2を横
軸回りに回転駆動するギアモータ6と、発酵乾燥ドラム
2内に熱風を供給するバーナ8と、発酵乾燥ドラム2か
ら排気する排気ダクト9とを有する。発酵乾燥処理時に
は、発酵乾燥ドラム2内に、水分調節された有機性廃棄
物と土壌菌を投入して、発酵乾燥ドラム2を回転駆動す
ると共に、発酵乾燥ドラム内に熱風を供給し、有機性廃
棄物の発酵及び乾燥を行う。 【効果】 発酵乾燥処理時に、攪拌混合を良好に行える
と共に、処理を短時間で行え、しかも、装置を簡易にで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ゴミ等の有機性廃棄
物の高速発酵及び乾燥処理を行って肥料化又は飼料化す
る発酵乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ等の有機性廃棄物の高速発
酵及び乾燥処理を行う装置では、例えば加熱装置及び攪
拌装置を備えた槽が少なくとも2層以上直列に配置され
ており、各槽に有機性廃棄物が順次移送されて、発酵乾
燥処理が行なわれ、処理物が排出されていた(このよう
な装置の一例が特開平1−145388号公報に開示さ
れている。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、発酵処理槽が2層以上必要となって装置が複雑
になると共に、有機性廃棄物の処理時間が、2〜3日を
要するという問題があった。本発明の目的は、簡易な構
造であって、極めて短時間で発酵乾燥処理を行うことが
できる発酵乾燥装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするところは、有機性廃棄物及び土
壌菌が投入されて、横軸回りに回転駆動されると共に、
給気口及び排気口を備える発酵乾燥ドラムと、給気口か
ら発酵乾燥ドラム内へ熱風を供給する熱風供給装置とを
有する点にある。尚、発酵乾燥ドラム内面に、有機性廃
棄物及び土壌菌を攪拌混合する羽根が備えられることも
ある。又、給気口及び排気口が発酵乾燥ドラムの回転軸
心よりも上位とされることもある。更に、発酵乾燥ドラ
ムの軸心方向両端部に給気口及び排気口が備えられると
共に、発酵乾燥ドラムの軸心方向両端部が、軸心方向外
方に向かうテーパー状のテーパー部とされることもあ
る。又、発酵乾燥ドラムの軸心方向一端部内に排気ダク
トが挿入され、排気ダクトの挿入部分に、下向きに開口
する排気口が形成されることもある。
【0005】
【作用】発酵乾燥処理を行う場合には、発酵乾燥ドラム
内に、水分調節された処理物と土壌菌を投入する。この
状態で、発酵乾燥ドラムを回転駆動すると共に、熱風供
給装置から熱風を発酵乾燥ドラム内に供給する。これに
より、発酵乾燥ドラム内に投入された処理物及び土壌菌
は、発酵乾燥ドラムの回転により、発酵乾燥ドラムの内
面と連れ回って、全体的に反転させられながら、攪拌、
混合される。
【0006】又、熱風供給装置から供給される熱風によ
り、発酵乾燥ドラム内の温度は急速に上昇し、これによ
り、処理物が加熱されると共に、処理物が乾燥され、こ
れによって、発酵処理が進行し、処理物は準完熟状態と
なる。この準完熟処理された中間処理物は、更に、熱風
供給装置からの熱風により、乾燥処理が行われ、乾燥す
ると、黒褐色、細粉状の完成処理物、即ち腐食土化した
肥料又は飼料となる。上記のように乾燥すると、熱風供
給装置による発酵乾燥ドラム内への熱風の供給が停止さ
れて、発酵乾燥ドラム内の温度が低下し、乾燥した完成
処理物は、放冷される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1及び図2等に示すように、発酵乾燥装置は、
架台1と、発酵乾燥ドラム2と、左右一対の支持装置3
と、蓋体4,5と、ギアモータ6と、検出スイッチ7
と、バーナ8と、排気ダクト9と、カバー10,11
と、台車12等から成る。架台1は、左右方向に横設さ
れた前後一対の横フレーム14と、各横フレーム14の
左右両端部から下設された4本の脚部15と、両横フレ
ーム14の左右両端部を夫々連結する左右一対宛の連結
フレーム16と、架台1の左右両端部で各一対の連結フ
レーム16の前後方向中央部上面を夫々連結する連結板
17,18とから成る。
【0008】図3乃至図5に示すように、発酵乾燥ドラ
ム2は、架台1の上方で左右方向に横設されて、回転駆
動されるもので、本体20と、着脱蓋21から成る。本
体20は、その軸心方向中央部を構成し且つ軸心方向に
関して一定径とされた円筒状の円筒部23と、本体20
の軸心方向両端部側を構成し且つ軸心方向外側方に向か
ってテーパー状とされたテーパー部24,25と、各テ
ーパー部24,25の外端部に付設されたリング部2
6,27とから構成されている。円筒部23の内面に
は、周方向に面状を呈し且つ軸心方向に配置された山形
材の羽根28が周方向等間隔に3枚配設されている。円
筒部23の軸心方向中央部には、開口部29が形成され
て、この開口部29が着脱蓋21により着脱自在に施蓋
されている。各リング部26,27の内端部には、他の
部分より大径とされた大径部30,31が形成されると
共に、左側リング部26の外端部には、従動スプロケッ
ト32が外嵌固定されている。
【0009】図6に示すように、各支持装置3は、発酵
乾燥ドラム2を回転自在に支持するもので、各連結板1
7,18に固定されるブラケット34と、ブラケット3
4の前後両端部に左右方向の支軸35により回転自在に
支持される前後一対の鍔付きローラ36とからなり、各
ローラ36が発酵乾燥ドラム2の各大径部30,31を
転動自在に支持している。
【0010】各蓋体4,5は、円盤状とされると共に、
外周縁部が軸心方向内方に突出しており、発酵乾燥ドラ
ム2の各リング部26,27に外嵌されて、発酵乾燥ド
ラム2の両端開口を施蓋している。左側蓋体4は左側連
結板17にブラケット38を介して支持されている。図
7及び図8に示すように、左側蓋体4には、その軸心よ
りも上方に位置する円筒体39が左右方向に挿着される
と共に、この蓋体4における円筒体39の前後両側に
は、通気口40が形成されている。左側蓋体4の上端内
側面には、円筒体39の上方に位置し且つ上方に突出す
る円弧状のカバー41が軸心方向内方に突設されて、円
筒体39よりも軸心方向内方に突出している。右側蓋体
5の軸心よりも上部には、挿入口42が形成されてい
る。
【0011】ギアモータ6は、発酵乾燥ドラム2を回転
駆動するもので、左側に一対ある連結フレーム16の内
の外側のものの後部にモータサドル44を介して備えら
れている。ギアモータ6からは、内側方に出力軸45が
突設されて、この出力軸45に駆動スプロケット46が
固設され、このスプロケット46が従動スプロケット3
2とチェーン47を介して連動連結されている。検出ス
イッチ7は、近接タイプとされており、発酵乾燥ドラム
2の回転位置を検出し、ギアモータ6を制御して、発酵
乾燥ドラム2の開口部29を周方向に関して任意の位置
で停止させるもので、図9に示すように、左側蓋体4の
外周部の外側面にブラケット49を介して着脱自在に取
付けられており、従動スプロケット32に取付けられた
ボルト50を検出する。
【0012】バーナ8は、発酵乾燥ドラム2内に熱風を
供給する熱風供給装置として例示されるもので、左側蓋
体4に装着されて、その熱風吹出筒51が円筒体39に
挿通されて、先端の給気口52が軸心方向内方に開口し
ている。尚、熱風吹出筒51は、カバー41よりも軸心
方向内方に突出していない。排気ダクト9は、簡易集塵
式とされて、発酵乾燥ドラム2内から排気するためのも
ので、立設された角筒状の本体54と、本体54の上部
内側面から内側方に突設され且つ本体54と連通する挿
入部55等から成る。本体54は右側連結板18に取付
けられると共に、その内側面に右側蓋体5が取付けられ
ている。本体54の下端部には、粉塵等を取り出すため
の取出口56が形成されて、この取出口56にキャップ
57が着脱自在に施蓋されている。又、本体54の上端
部には排気筒58が連設されている。挿入部55は右側
蓋体5の挿入口42から内部に挿入されており、その先
端部の下面には、発酵乾燥ドラム2内から排気するため
の排気口59が下向きに開口しており、排気口59は発
酵乾燥ドラム2の回転軸心よりも上位とされている。
【0013】各カバー10,11は、架台1の横フレー
ム14に着脱自在に取付けられており、左側カバー10
は、ギアモータ6、バーナ8、駆動スプロケット、従動
スプロケット32及びチェーン等を覆被し、右側カバー
11は排気ダクト9等を覆被する。台車12は、上方及
び右側方に開口するもので、架台1に内有状とされて、
発酵乾燥ドラム2の下方に位置する。
【0014】次に、上記のように構成された発酵乾燥装
置の運転動作を説明する。発酵乾燥処理を行う有機物と
しては、例えば、頭、骨付魚のアラや残飯等を使用し、
これらの含水率は65〜75%程度である。このような
有機物に含水率10%程度の乾燥おから又はおがくずを
水分調整材として加え、水分率40〜60%の範囲に調
整して処理物を形成する。又、併用される土壌菌は、到
適活動範囲が温度60〜75℃、水分率50%前後のも
のが選定され、例えば、市販のMU菌(長野県松本市大
字入山辺8961内城農法研究所製)が好適である。
【0015】発酵乾燥装置により処理を行う場合には、
まず、発酵乾燥ドラム2を開口部29を上側とした状態
で停止させると共に、着脱蓋21を取り外しておき、水
分調節された処理物と土壌菌を、重量比で、1対1/1
0000の割合で配合して、発酵乾燥ドラム2内にその
開口部29から投入する。この場合において、通気口4
0、給気口52及び排気口59が発酵乾燥ドラム2の回
転軸心よりも上位とされているので、発酵乾燥ドラム2
内に、処理物を、良好な攪拌混合が可能な軸心位置まで
投入でき、作業能率を向上できる。次に、ギアモータ6
を駆動して、発酵乾燥ドラム2を回転駆動すると共に、
バーナ8から熱風を発酵乾燥ドラム2内に供給する。
【0016】これにより、発酵乾燥ドラム2内に投入さ
れた処理物及び土壌菌は、発酵乾燥ドラム2の回転によ
り、発酵乾燥ドラム2の内面と連れ回って、全体的に反
転させられながら、攪拌、混合される。これを、発酵乾
燥槽内に、回転駆動される攪拌混合用スクリューが備え
られている一例と比較した場合に、上記一例では、攪拌
混合が部分的にとどまるのに対し、本発明では、攪拌混
合を全体的に行え、攪拌混合を上記一例よりも良好に行
える。又、本発明では、発酵乾燥ドラム2内に大きな処
理物を投入した場合でも、処理物がスクリュー等に絡ん
で、攪拌混合が不能になったりすることがないと共に、
スクリュー等に絡んだ処理物を取り除く処理を行ったり
する必要もない。更に、発酵乾燥ドラム2内に誤って異
物が投入された場合でも、スクリュー等が破損、損傷す
ることもない。
【0017】又、上記の場合において、発酵乾燥ドラム
2内面に、有機性廃棄物及び土壌菌を攪拌混合する羽根
が備えられているので、攪拌混合を更に良好に行える。
又、バーナ8から供給される250〜350℃の熱風に
より、発酵乾燥ドラム2内の温度は急速に上昇し、これ
により、ドラム2内の上層部は300〜350℃に達す
る。これにより、処理物の温度は、運転開始後、約20
分で約60℃に加熱され、又、処理物の水分率は投入時
より2〜3%低下する。この場合、発酵乾燥ドラム2全
体が高温となって、この発酵乾燥ドラム2内面と処理物
が連れ回るので、処理物の乾燥がより一層良好に行われ
る。
【0018】又、上記の場合において、発酵乾燥ドラム
2の軸心方向両端部が、軸心方向中央部に向かうテーパ
ー状のテーパー部24,25とされているので、テーパ
ー部24,25上の処理物は発酵乾燥ドラム2の回転に
伴い、軸心方向中央部側に送られることとなり、処理物
の攪拌混合がより一層良好に行われると共に、処理物が
給気口52及び排気口59に行きにくく、処理物により
給気口52及び排気口59が閉塞されにくい。特に、給
気口52の上方に、給気口52よりも軸心方向内側方に
突出するカバー41があるので、給気口52に処理物が
行きにくく、給気口52が詰まりにくいと共に、カバー
41は、上方に突出する円弧状とされているので、カバ
ー41上に処理物が乗っても、容易に落ちる。
【0019】又、発酵乾燥ドラム2の軸心方向一端部内
に挿入部55が挿入され、挿入部55の挿入部分に、発
酵乾燥ドラム2内に下向きに開口する排気口59が形成
されているので、更に、排気口59が詰まりにくいと共
に、排気口59が軸心方向内方に開口していないので、
給気口52から発酵乾燥ドラム2内に供給された熱風が
排気口59から直接出にくく、熱効率を向上できる。と
ころで、上記のような発酵乾燥ドラム2の回転駆動と、
バーナ4からの発酵乾燥ドラム2内への熱風の供給によ
り、発酵処理が進行し、処理物は連続して熱風を受けて
更に加熱されると共に、発酵処理速度が高進する。この
状態で約30分間経過すると、処理物の温度は約75℃
となり、水分率は投入時より5〜7%低下し、ここで処
理物は準完熟状態となる。
【0020】この準完熟処理された中間処理物は、更に
バーナ8からの熱風により、乾燥処理が行われる。この
乾燥処理を約30分行うと、処理物の温度は約85℃に
上昇し、水分率は10%以下に低下して、黒褐色、細粉
状の完成処理物、即ち腐食土化した肥料又は飼料とな
る。上記のようにして、有機性廃棄物は、発酵乾燥ドラ
ム2内で土壌菌の作用と熱風とにより発酵及び乾燥が促
進され、投入から約1時間半で黒褐色、細粉状の完成処
理物、即ち腐食土化した肥料又は飼料とされる。即ち、
高温の熱風を発酵乾燥ドラム2内に供給することによ
り、土壌菌の最適活動温度域に極めて短時間に加熱でき
ると共に、有機性廃棄物の高温処理が行えるので、発酵
処理時間を著しく短縮することができ、しかも、1個の
発酵乾燥ドラム2で発酵処理に連続して乾燥処理が行
え、構造が簡易である。
【0021】そして、上記のように乾燥すると、バーナ
8による発酵乾燥ドラム2内への熱風の供給が停止さ
れ、通気口40からの外部の空気により、発酵乾燥ドラ
ム2内の温度が低下して、乾燥した完成処理物は、放冷
される。完成処理物の温度が低下すれば、一旦、ギアモ
ータ6の駆動を停止して、着脱蓋21を取外し、開口部
29を開放する。この状態で、発酵乾燥ドラム2の下方
に台車12を配置して、ギアモータ6により、発酵乾燥
ドラム2を回転駆動する。これにより、発酵乾燥ドラム
2の回転に伴い、その内部の完成処理物は開口部29か
ら順次台車12内に落下する。
【0022】尚、上記の間において、発酵乾燥ドラム2
内の蒸発水分及び、乾燥してドラム2内に浮遊する粉塵
は排気ダクト9の挿入部55の排気口59を介して本体
54に入り、粉塵は本体54の下方に溜まり、ガス成分
は挿入部55を介して外部に排出される。尚、本体54
の下部に溜まった粉塵は、キャップ57を取り外すこと
により、取出口56から容易に取出すことができる。
尚、発酵乾燥ドラム2のリング部26,27と蓋体4,
5間には、隙間があるが、この隙間には、完成処理物が
詰まって、シールされるので、2回目の処理からは、上
記隙間から有機性廃棄物が漏れ出たりすることはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高温の熱風を発酵乾燥ドラム内に供給することにより、
土壌菌の最適活動温度域に極めて短時間に加熱できると
共に、有機性廃棄物の高温処理が行えるので、発酵処理
時間を著しく短縮することができ、しかも、1個の発酵
乾燥ドラムで発酵処理に連続して乾燥処理が行え、構造
が簡易である。特に、発酵乾燥ドラム自体を回転するこ
とにより、発酵乾燥ドラム内の処理物を攪拌混合するよ
うにしているので、発酵乾燥ドラム内に投入された処理
物及び土壌菌は、発酵乾燥ドラムの回転により、発酵乾
燥ドラムの内面と連れ回って、全体的に反転させられな
がら、攪拌、混合されることとなる。
【0024】従って、発酵乾燥槽内に、回転駆動される
攪拌混合用スクリューが備えられている一例と比較した
場合に、上記一例では、攪拌混合が部分的にとどまるの
に対し、本発明では、攪拌混合を全体的に行え、攪拌混
合を上記一例よりも良好に行える。又、本発明では、発
酵乾燥ドラム内に大きな処理物を投入した場合でも、処
理物がスクリュー等に絡んで、攪拌混合が不能になった
りすることがないと共に、スクリュー等に絡んだ処理物
を取り除く処理を行ったりする必要もない。更に、発酵
乾燥ドラム内に誤って異物が投入された場合でも、スク
リュー等が破損、損傷することもない。
【0025】又、発酵乾燥ドラム全体が高温となって、
この発酵乾燥ドラム内面と処理物が連れ回るので、処理
物の乾燥が良好に行われる。又、請求項2のように、発
酵乾燥ドラム内面に、有機性廃棄物及び土壌菌を攪拌混
合する羽根を備えれば、処理物の攪拌混合を更に良好に
行える。更に、請求項3のように、給気口及び排気口を
発酵乾燥ドラムの回転軸心よりも上位とすれば、発酵乾
燥ドラム内に、処理物を、良好な攪拌混合が可能な軸心
位置まで投入でき、作業能率を向上できる。
【0026】又、請求項4のように、発酵乾燥ドラムの
軸心方向両端部に給気口及び排気口を備えると共に、発
酵乾燥ドラムの軸心方向両端部を、軸心方向外方に向か
うテーパー状のテーパー部とすれば、テーパー部上の処
理物は発酵乾燥ドラムの回転に伴い、軸心方向中央部側
に送られることとなり、処理物の攪拌混合がより一層良
好に行われると共に、処理物が給気口及び排気口に行き
にくく、処理物により給気口及び排気口が閉塞されにく
い。更に、請求項5のように、発酵乾燥ドラムの軸心方
向一端部内に排気ダクトを挿入し、排気ダクトの挿入部
分に、下向きに開口する排気口を形成すれば、更に、排
気口が詰まりにくいと共に、排気口が軸心方向内方に開
口していないので、給気口から発酵乾燥ドラム内に供給
された熱風が排気口から直接出にくく、熱効率を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体正面図である。
【図2】同全体側面図である。
【図3】同正面断面図である。
【図4】図1のA−A線矢視断面図である。
【図5】図3のB−B線矢視断面図である。
【図6】図4のC−C線矢視断面図である。
【図7】図3のD−D線矢視断面図である。
【図8】図7のE−E線矢視断面図である。
【図9】図4のF−F線矢視断面図である。
【符号の説明】
2…発酵乾燥ドラム、8…バーナ(熱風供給装置)、5
2…給気口、59…排気口、9…排気ダクト、24,2
5…テーパー部、28…羽根。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機性廃棄物及び土壌菌が投入されて、横
    軸回りに回転駆動されると共に、給気口及び排気口を備
    える発酵乾燥ドラムと、 給気口から発酵乾燥ドラム内へ熱風を供給する熱風供給
    装置とを有することを特徴とする発酵乾燥装置。
  2. 【請求項2】発酵乾燥ドラム内面に、有機性廃棄物及び
    土壌菌を攪拌混合する羽根が備えられた請求項1記載の
    発酵乾燥装置。
  3. 【請求項3】給気口及び排気口が発酵乾燥ドラムの回転
    軸心よりも上位とされた請求項1又は2記載の発酵乾燥
    装置。
  4. 【請求項4】発酵乾燥ドラムの軸心方向両端部に給気口
    及び排気口が備えられると共に、発酵乾燥ドラムの軸心
    方向両端部が、軸心方向外方に向かうテーパー状のテー
    パー部とされた請求項1乃至3の何れかに記載の発酵乾
    燥装置。
  5. 【請求項5】発酵乾燥ドラムの軸心方向一端部内に排気
    ダクトが挿入され、排気ダクトの挿入部分に、下向きに
    開口する排気口が形成された請求項1乃至4の何れかに
    記載の発酵乾燥装置。
JP3296497A 1991-10-15 1991-10-15 有機性廃棄物の処理装置 Expired - Lifetime JPH0774112B2 (ja)

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